JP3366084B2 - アームセットおよびそれを用いたハンガー掛け - Google Patents

アームセットおよびそれを用いたハンガー掛け

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JP3366084B2 JP28764593A JP28764593A JP3366084B2 JP 3366084 B2 JP3366084 B2 JP 3366084B2 JP 28764593 A JP28764593 A JP 28764593A JP 28764593 A JP28764593 A JP 28764593A JP 3366084 B2 JP3366084 B2 JP 3366084B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はハンガー掛けに関する。
さらに詳しくは、衣服を吊るしたハンガーを整列した状
態で複数本掛けておくためのハンガー掛け、およびそれ
に好適に用いられるアームセットに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のハンガー掛け(ドレスハンガー)
は、ベースの両端に立設した2本のパイプ製の支柱を有
し、それらの支柱の上端間に1本のパイプ製の横杆を渡
しかけて結合した構成を有する。また四角形状に組み立
てたベースの4隅にそれぞれ立設した4本の支柱の上端
に、2本の横杆を平行に配設した平行バータイプのハン
ガー掛けも知られている。さらに高さの異なる2本の支
柱の上端間に、1本のバーを斜めに渡しかけると共に、
前記バーの上面をノコ歯状に形成したハンガー掛けも提
案されている(家庭用品新聞、1993年9月1日号、
株式会社家庭日用品新聞社編集発行)。それらのハンガ
ー掛けは、保管や運搬に便利なように、通常は組み立て
式になっている。また組み立て時は設置スペースに合わ
せて高さや横幅を調節できるように、支柱や横杆を2重
のパイプにより伸縮可能に構成し、両パイプのスライド
をロックする手段を備えている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記従来のハンガー掛
けは、組み立て時に各部分の寸法を調節することができ
るが、一旦組み立てた後は調節が困難である。すなわち
左右の支柱同士、あるいはハンガーを吊る横杆とベース
の枠がそれぞれ平行に配置され、対になっているので、
一対の支柱あるいは横杆とベースの枠をそれぞれ同時に
調節する必要がある。そのため寸法を調節する場合は、
ほとんど分解および再組み立てに近い手間を要する。さ
らに従来のハンガー掛けは比較的大きいスペースを要
し、不要時に簡単に収納することができないので、狭い
居室での使い勝手がわるい。
【0004】本発明はかかる従来のハンガー掛けの問題
を解消し、さらに狭い居室であっても使い勝手がよいよ
うに、簡単に使用スペースを調節することができ、さら
に不要時に簡単に折りたたむことができるハンガー掛け
を提供することを技術課題とするものである。
【0005】
【0006】
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明のアームセット
は、支柱の外周に取り付け可能な筒部およびその筒部の
側方に突出する突出部を有するホルダーと、その基端が
前記突出部に対し、回動自在に、かつ長手方向に動くよ
うに支持されると共に、ハンガーを吊るための引っ掛け
部を有するアームと、そのアームを長手方向の一方向
(たとえば外側)に移動させたときにアームと係合し、
反対方向(たとえば中心側)に移動させたときにアーム
との係合を解除するように、前記突出部に設けられる係
止手段と、アームを常時前記一方向側に付勢するバネと
からなることを構成上の特徴としている。このようなア
ームセットにおいては、前記突出部が筒部に関して左右
対称に設けられているものが好ましく、さらに前記筒部
に、円形断面の支柱に対する自軸廻りの角度を調節する
手段を備えているものが好ましい。本発明のハンガー掛
けは、ベースと、そのベースに立設される支柱と、その
支柱の外周に設けられる前述したアームセットからなる
ことを特徴としている。また、前記アームセットの下方
に間隔をあけて、少なくとも一本の下部アームが設けら
れており、前記上部のアームセットと下部アームが、支
柱を中心として所定の水平角度で開いている構成にして
上下2段式のものが好ましい。その場合は前記上部のア
ームセットと下部アームの支柱を中心とする水平角度が
調節可能なものが好ましい。さらに、前記支柱が、ベー
スに取り付けられる下部支柱と、その下部支柱に対して
自軸周りの角度調節および高さ方向の位置調節可能に設
けられる上部支柱とからなり、前記下部アームが下部支
柱に取り付けられ、上部のアームセットが上部支柱に取
り付けられてなるものが好ましい。さらに、上記ベース
が十文字状の脚を有するものが好ましい。
【0008】
【0009】
【0010】
【作用】本発明のアームセット(請求項1)は、バネの
付勢力に抗してアームを押すと係止手段の係止が外れ
る。そしてその状態で適切な位置までアームを上下に回
動させ、手を離すとバネの付勢力で再び係止手段が係止
し、アームが適切な角度に係止される。そのためアーム
の角度調節がきわめて簡単である。本発明のハンガー掛
けは(請求項4)、前述したアームセットを使用してい
るため、アームの角度調節がきわめて簡単である。つま
り、衣服に応じて、長い衣服を支柱側に、短い衣服を外
側に吊るすようにすれば、全体のスペースを狭くしなが
ら多数の衣服を吊るすことができる。また、不要なアー
ムを折りたたみ、部屋のコーナー部、壁際、中央部な
ど、設置する場所ごとに適切な形態をとらせることがで
きる。また不要時はアームを折りたためるので、収納す
ることも簡単である。前記アームセットの下方に間隔を
あけて下部アームを設け、かつ上部のアームセットと下
部アームを互いに所定の角度で開いておくときは(請求
項5)、衣服の長さに応じて釣る場所を適切に選択する
ことにより、種々の衣服を整然と掛けておくことができ
る。さらに、本発明のハンガー掛けは支柱が1本である
ので、上下に分かれた2本のパイプで伸縮自在に構成す
る場合でも(請求項6)、その高さ調節が簡単である。
【0011】
【実施例】つぎに図面を参照しながら本発明のハンガー
掛けおよびアームセットの実施例を説明する。図1は本
発明のハンガー掛けの一実施例を示す全体斜視図、図2
および図3はそれぞれその正面図および平面図、図4は
本発明のアームセットの一実施例を示す一部切り欠き正
面図、図5は図4のV−V線断面図である。図1に示す
ハンガー掛け1は十文字状のベース2と、そのベース2
の上に立設された下部支柱3と、下部支柱3の上端に取
り付けられた下部ホルダー4とを有しており、その下部
ホルダー4の前後の突出部5、6には、それぞれ前後一
対の下部アーム7、8の基部がピン9により上下方向に
回動自在に、かつ所定の角度で係止されるように取り付
けられている。
【0012】さらに下部ホルダー4には、下部支柱3の
上部に延長するように上部支柱10が自軸まわりの角度
調節可能、かつ上下調節可能に取り付けられており、そ
の上部支柱10の上端に前記下部ホルダー4と同じ上部
ホルダー11が固定されている。上部ホルダー11の左
右の突出部12、13には、それぞれ前記下部アーム
7、8と同じ一対の上部アーム14、15がピン16に
より回動自在に、かつ上下角度調節自在に取り付けられ
ている。
【0013】それぞれのアーム7、8、14、15の上
面には、図4に詳細に示されるような上側が狭い幅で開
口する凹所からなる引っ掛け部17が複数個形成されて
いる。引っ掛け部17の底面中央部には突起18が設け
られている。その突起18は1個所の引っ掛け部17に
2本のハンガーを掛けた場合でも、両者間に適切な間隔
を保持するためのものであり、とくに図2のAに示すよ
うにアーム15を傾斜させたときに有効である。図2の
19は帽子などを載せるための金網などからなる載せ台
であり、20はキャスターである。また前記の場合はア
ーム7、8、14、15が水平状態から下方にかけて回
動自在であるが、水平から上方に回動自在にしてもよ
い。前記支柱3、10は丸い鋼パイプなどで製造しう
る。またベース2やホルダー4、11、さらにアーム
7、8、14、15は鋼板のプレス成型品あるいは合成
樹脂成型品を採用しうる。
【0014】上記のごとく構成されるハンガー掛け1
は、図1に示すように上部アーム14、15と下部アー
ム7、8とが上から見た状態で十文字状に交差するよう
に配置し(図3参照)、各アームにハンガーH1、H2
を整列状態で掛けて用いる。この場合、上部アーム1
4、15にコートなどの長い衣服を掛け、下部アーム
7、8にジャケットなどの短い衣服を掛けるようにすれ
ばスペースを有効に利用できる。さらに図3に示すよう
に、各アーム7、8、14、15を十文字状のベース2
の脚と一致するようにすれば、支柱3、10を中心とす
る両側のアームに掛けた衣類の重量(モーメント)のバ
ランスがわるい場合でも、ベースが充分に支えるので、
ひっくり返ったりすることがない。
【0015】上記ハンガー掛け1を部屋の隅などに配置
する場合は、上部アーム14、15のうち、たとえば左
側のアーム14を下向きに折りたたみ、下部アーム7、
8のうち、後側のアーム8を折りたたむようにする。そ
うすると部屋のコーナーに沿ってスペースをとらずに多
くの衣類を掛けておくことができる。他方、部屋の壁際
などに配置する場合は、上部支柱10を自軸廻りに回転
させて上部アーム14、15と下部アーム7、8とを互
いに平行に配置して用いる。さらに各アームを展開して
使用する場合でも、いくらか下方に傾斜させておけば、
使用スペースを一層少なくすることができる。
【0016】前記ホルダー4、11の各支柱3、10へ
の取りつけ方法およびホルダーの突出部に対するアーム
の連結方法、さらに各アームの角度調節機構はとくに限
定されるものではない。たとえばホルダー4、11は支
柱3、10に対してボルトなどで固定したり、2つ割り
にしたホルダーで支柱を抱かせて締めつけるなど、従来
公知の方法で固定しうる。またアームをホルダーに取り
つける場合、ラチェット機構を利用して有段階で角度調
節できるように連結することができる。しかし以下に説
明する本発明にかかわるアームセットを採用することに
より、部品の種類を少なくし、しかも組み立て易く、か
つ使い易いハンガー掛けをうることができる。
【0017】図4のアームセット20はホルダー21
と、そのホルダー21に取り付けられるアーム7とを有
する。ホルダー21はパイプ製の支柱10の周囲に嵌合
する円筒状の筒部22と、その筒部22の左右に拡がる
突出部23とを有する。突出部23は図5に示すよう
に、筒部22の中心を通る平面で分割されており、その
突出部23の一方の半体24は筒部22と一体成型され
ている。また他方の半体25は前記半体24に対して着
脱自在のカバーの形態を呈している。図4の符号26は
その半体25を取り付けるためのネジ用の孔である。
【0018】前記筒部22の上端および下端は、円周を
4分割するスリット27で分かれており、端面近辺はテ
ーパ外面28とされると共に、その根元部外周にはネジ
29が形成されている。そしてそのネジ29には前記テ
ーパ面28と嵌合するテーパ内面30を備えたロックナ
ット31が螺合されている。このものはロックナット3
1を締め込むと、筒部22の端部が支柱10などを締め
つけて固定する。
【0019】さらに図4のホルダー21では筒部22の
内周は、上半分22aでは上部支柱10を構成するパイ
プの外径に合わせられ、下半分22bは下部支柱(図1
の3)の外径に合わせられている。そして下部ホルダー
として用いるときは、下半分22bに下部支柱を挿入
し、上半分22aに上部支柱を挿入すると共に、上部支
柱を下部支柱に嵌合させた状態で上下のロックナット3
1により締めつけて固定する。なお場合により上下の支
柱を嵌合させず、下部ホルダーによって連結するように
してもよい。また上部ホルダーとして用いるときは、下
半分22bの内周に下部支柱と同寸法のスペーサ32を
挿入し、そのスペーサ32内に小径の上部支柱10を挿
入する。このようにスペーサ32を採用することより同
一のホルダー21を上部ホルダーと下部ホルダーとに兼
用することができる。
【0020】前記突出部23はほぼ1/4円の扇状を呈
しており、円弧部分33にはアーム7の根元部を貫通さ
せうる窓34が形成されている。そして図5に示すよう
に、2枚の半体24、25の間には、アーム7の根元部
が動くスペース34aが窓34と連続するように形成さ
れている。前記アーム7の根元部の端部には溝35が設
けられ、その溝35内に隙間35aを残すようにブロッ
ク36が摺動自在に挿入されている。そして溝35の内
底に形成された有底の穴37に圧縮コイルバネからなる
バネ38が収容され、ブロック36を外向きに付勢して
いる。なおブロック36の形状およびアーム7との嵌合
状態は、アーム7の長手方向の移動および回動を許すも
のであればとくに制限はない。そのため逆にブロックを
大きくし、そのブロック内にアーム7の根元部を摺動自
在に嵌入させるなど、他の形態もとりうる。
【0021】前記ブロック36は図5に示すように両方
の半体24、25間に貫通されるピン39により、突出
部23に対して回動自在に取り付けられている。なおピ
ン39はブロック36側または突出部23側のいずれに
固定するようにしてもよい。ブロック36およびバネ3
8は、組み立てた状態でアーム7を外向きに付勢する手
段を構成する。さらに図4に示すように、半体24、2
5の内面には円弧状の案内溝40と、その案内溝40か
ら外向きに放射状に連続する複数個の係止溝41とが形
成されている。そしてアーム7の対応する位置には、そ
れらの溝40、41内を移動するように係止ピン42が
嵌入固定されている(図5参照)。なお係止ピン42の
動く範囲は前記ブロック36と溝35の内底との隙間3
5aの寸法に合わせられており、それがアーム7の長手
方向の移動ストロークである。
【0022】上記のごとく構成される角度調節機構によ
れば、アーム7は常時外向き(矢印P)に付勢されてい
るので、係止ピン42を係止溝41に挿入した状態が維
持される。この状態でアーム7の先端側に重量負荷が加
わると、そのモーメントは係止ピン42とブロック36
の回動中心のピン39によって支えられる。アーム7の
角度を調節する場合、たとえば図4の実線で示す水平位
置から想像線で示す傾斜位置まで調節する場合は、まず
アーム7を回動中心側(矢印Q)の方向に押し、係止ピ
ン42を係止溝41から外す。その状態では係止ピン4
2が円弧状の案内溝40の位置にくるので、下向き(矢
印R)に回転させうる。そして適切な位置でアーム7を
離し、係止ピン42を再び係止溝41に挿入させる(矢
印P)。それによりアーム7のその角度が調節され、そ
の位置に係止される。アーム7を支柱10に沿わせて下
向きに折りたたむ場合、逆に水平方向に展開する場合も
上記と同じ操作でよい。なお係止溝の方向を逆にし、バ
ネとして引っ張りバネなどを用いることにより、アーム
を外側に引っ張ったときに係止を解除するようにしても
よい。
【0023】なお図4〜5に示す角度調節機構のよう
に、ブロック36の先端にバネ43で外向きに付勢した
ボール44を設け、これと対応する円弧状の内周面45
を備えた壁体46を突出部23(片方の半体24のみで
よい)の内面に設けると共に、前記内周面45に係止溝
41と対応する複数の係止凹部47を設けるようにして
もよい。このものはアーム7を回動させるとき、ボール
44が係止凹部47に嵌まる感触で係止ピン42と係止
溝41とが合う位置を知ることができるので、アームを
大きい角度で動かすときに便利である。上記の構造はア
ーム7、ブロック36、ボール44およびバネ38、4
4を突出部の半体24に組み込み、その後、他の半体2
5を被せて固定することにより簡単に組み立てることが
できる。
【0024】なお図4〜5の角度調節機構では、アーム
7をブロック36を介して回動自在および長手方向移動
自在に突出部23に取り付けているが、アーム7に長孔
を形成し、その長孔をピン39によって支持するなど、
他の回動および摺動自在の連結手段を採用することもで
きる。上記アームセット20は複数本の支柱を連結した
従来のハンガー掛け、あるい他の家具の支柱に対して取
り付けることもできる。前記アームセットの実施例で
は、ホルダーの筒部は2つ割りにしていない。これは筒
部に形成するネジやテーパー面に段差が生じないように
するためである。しかし成型精度を上げるなどにより、
段差の問題を解消すれば、それらの筒部と突出部を合わ
せて全体を2つ割りにし、支柱の前後から抱かせるよう
にすることもできる。その場合は既設の支柱などに対し
てさらに簡単に取り付けることができる。また前記のホ
ルダーは左右一対の突出部を有するが、突出部を片方の
み設けたホルダーを2〜4個上下に連続するようにして
上部アームあるいは下部アームとすることができる。そ
の場合は、上部アーム同士あるいは下部アーム同士の水
平方向の開き角度を調節することもできる。またアーム
は2段にするほか、3段以上にすることもできる。
【0025】
【発明の効果】本発明のアームセットは組み立て作業が
簡単であり、しかもアームの角度調節が簡単である。さ
らに従来のハンガー掛けの支柱あるいは他の家具の支柱
などに取り付けて使用することができる。本発明のハン
ガー掛けは、前述のアームセットを用いているため、前
述の作用効果を奏する。さらにアームを折りたたむこと
ができ、しかも支柱が1本であるので、収容が容易であ
る。また多数のアームを放射状又は上下2〜3段設けた
ハンガー掛けは、部屋の配置位置や設置スペースに応じ
て最も適した形態で使用しうる。さらに、アームは傾斜
できるため、スペースに応じて適切な大きさに調節しう
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のハンガー掛けの一実施例を示す全体斜
視図である。
【図2】図1のハンガー掛けの正面図である。
【図3】図1のハンガー掛けの平面図である。
【図4】本発明のアームセットの一実施例を示す一部切
り欠き正面図である。
【図5】図4のV−V線断面図である。
【符号の説明】 1 ハンガー掛け 2 ベース 3 下部支柱 4 ホルダー 7 下部アーム 8 下部アーム 10 上部支柱 11 上部ホルダー 14 上部アーム 15 上部アーム 17 引っ掛け部 20 アームセット 21 ホルダー 22 筒状部 23 突出部 38 バネ 41 係止溝 42 係止ピン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A47G 25/02 A47F 7/24

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 支柱の外周に取り付け可能な筒部および
    その筒部の側方に突出する突出部を有するホルダーと、 その基端が前記突出部に対し、回動自在に、かつ長手方
    向に動くように支持されると共に、ハンガーを吊るため
    の引っ掛け部を有するアームと、 そのアームを長手方向の一方向に移動させたときにアー
    ムと係合し、反対方向に移動させたときにアームとの係
    合を解除するように、前記突出部に設けられる係止手段
    と、 アームを常時前記一方向側に付勢するバネとからなるア
    ームセット。
  2. 【請求項2】 前記突出部が筒部に関して左右対称に設
    けられ、それぞれの突出部にアームが設けられている請
    求項1記載のアームセット。
  3. 【請求項3】 前記筒部に、円形断面の支柱に対する自
    軸周りの角度を調節する手段が設けられている請求項1
    記載のアームセット。
  4. 【請求項4】 ベースと、 そのベースに立設される支柱と、 その支柱の外周に設けられる請求項1記載のアームセッ
    トとからなるハンガー掛け。
  5. 【請求項5】 前記アームセットの下方に間隔をあけ
    て、少なくとも一本の下部アームが設けられており、前
    記上部のアームセットと下部アームが、支柱を中心とし
    て所定の水平角度で開いている請求項4記載のハンガー
    掛け。
  6. 【請求項6】 前記支柱が、ベースに取り付けられる下
    部支柱と、その下部支柱に対して自軸周りの角度調節お
    よび高さ方向の位置調節可能に設けられる上部支柱とか
    らなり、前記下部アームが下部支柱に取り付けられ、上
    部のアームセットが上部支柱に取り付けられてなる請求
    項5記載のハンガー掛け。
  7. 【請求項7】 前記ベースが十文字状の脚を有する請求
    項4記載のハンガー掛け。
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