JPH0532037U - クーラユニツトにおける凝縮水排出装置 - Google Patents

クーラユニツトにおける凝縮水排出装置

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JPH0532037U
JPH0532037U JP8217491U JP8217491U JPH0532037U JP H0532037 U JPH0532037 U JP H0532037U JP 8217491 U JP8217491 U JP 8217491U JP 8217491 U JP8217491 U JP 8217491U JP H0532037 U JPH0532037 U JP H0532037U
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JP
Japan
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drain
condensed water
drain hose
cooler unit
discharge device
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Application number
JP8217491U
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English (en)
Inventor
徹 松崎
Original Assignee
カルソニツク株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 クーラユニットの車載時の作業性を向上し、
排水管とドレンホースとの接続状態の確認が容易とな
り、ドレンホースの開口端における排水のための開口面
積も大きくでき、凝縮水を容易に排水することができる
「クーラユニットにおける凝縮水排出装置」を提供する
ことを目的とする。 【構成】 排水管の先端に軸線に対して傾斜しかつ少な
くとも略下方に向って開口された開口端とし、この開口
端の鋭角先端部が入り込むように、前記ドレンホースの
端部位に、外方に突出する収容部を形成したもの。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、自動車用空気調和装置のクーラユニットから排出される凝縮水を車 室外に導くための凝縮水排出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、自動車の車室内を空気調和する自動車用空気調和装置は、車室外又は 車室内の空気を取込むインテークユニット、この取込んだ空気を冷却及び/又は 除湿を行なうクーラユニット、さらに暖房用のヒータユニットを有し、これらユ ニットは、連結された状態で、自動車の前席前方のインストルメントパネルの下 方において、車室とエンジンルームとを仕切るダッシュパネルに取付けられてい る。
【0003】 前記クーラユニット10は、図3に示すように、ケーシング11の内部に断熱 材Iを介してエバポレータ12が設けられている。このエバポレータ12では、 液管12a内を流通する冷媒と、液管12aあるいは伝熱フィン12bなどの間 を流通する空気との間で熱交換を行ない、この空気を冷却するようになっている が、このエバポレータ12中を流通する空気は冷却されるときに、その中に含ま れた水分が凝縮されてエバポレータ12の表面に付着し、エバポレータ12に沿 ってケーシング11の下方に流れ落ち、ケーシング11の底部の凝縮水排出装置 13より車室外に排出されるようになっている。
【0004】 この排出装置13は、ケーシング11の底部に形成されたドレン溜り13aと 一端がドレン溜り13aに連通され、他端が車室RとエンジンルームERとを仕 切るダッシュパネルDの通孔Oを挿通してエンジンルームERに向って突出され た排水管15と、排水管15の先端に連結されたドレンホース16とを有し、こ のドレンホース16とダッシュパネルDの通孔Oとの間にはグロメット17が設 けられている(例えば実開昭62−43812号公報参照)。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
このクーラユニット10を車両に取付けるには、インストルメントパネルの下 方において、ケーシング11をダッシュパネルD等に取付けるとともに排水管1 5をダッシュパネルDの通孔Oに挿通し、次に、エンジンルームER側に回り、 ダッシュパネルDの下部の排水管15の先端にドレンホース16を連結し、ドレ ンホース16とダッシュパネルDの通孔Oとの間の隙間をグロメット17により 閉塞するという作業を行なわなければならない。
【0006】 このため、クーラユニット10の取付作業場は、暗くて狭い所となり、しかも 、暗い中でダッシュパネルDの通孔Oを手探り的に捜し当て、ここに排水管15 を挿通しなければならず、その上、車種によってはクーラユニット1の組み付け 位置が微妙に異なるので、種々の車種が流れているラインにおいて、前記作業を 行なう場合には、一層大変な作業となる。一方、ドレンホース16の取付けは、 エンジンルームER内に身を乗り出して行なわなければならない。
【0007】 この結果、凝縮水排出装置13においては、ドレンホース16にねじれあるい はつぶれが発生したり、場合によっては、ドレンホース16の挿入し損ないとい う組み付けミスも発生しやすかった。また、従来の凝縮水排出装置13は、排水 管15の開口端15aがドレンホース16の内面に当接し、排水のための開口面 積が小さくなり、凝縮水が流れにくくなることもあった。
【0008】 このような事態が生じる可能性があっても、ドレンホース16と排水管15と の連結作業後に、排水管15とドレンホース16との連結状態を確認することは 面倒な作業となることから、従来の凝縮水排出装置にあっては容易に前記問題を 解決することができないというのが実状である。
【0009】 本考案は、上記課題に鑑みてなされたもので、クーラユニットの車載時の作業 性を向上し、排水管とドレンホースとの接続状態の確認が容易となり、ドレンホ ースの開口端における排水のための開口面積も大きくでき、凝縮水の排水性を向 上したクーラユニットにおける凝縮水排出装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
かかる目的を達成するために、本考案は、自動車用空気調和装置のクーラユニ ットに設けられた排水管をダッシュパネルに開設された通孔からエンジンルーム に向って突出し、この排水管から排出される凝縮水を、該排水管の先端に連結し たドレンホースによって車室外に排出するようにした凝縮水排出装置において、 前記排水管の先端に軸線に対して傾斜しかつ少なくとも略下方に向って開口され た開口端を形成し、この開口端の鋭角先端部が入り込むように、前記ドレンホー スに、外方に突出する収容部を形成したことを特徴とするクーラユニットにおけ る凝縮水排出装置である。
【0011】
【作用】
本考案によれば、排水管にドレンホースを挿入したとき、排水管先端の鋭角先 端部がドレンホースに形成された収容部に収容されることになるので、排水管に 対してドレンホースは位置決めされ、また開口端がドレンホースの内面に当接す ることがない。さらに、ドレンホースに形成された収容部が外方向に膨出してい るため、該先端収容部を触診して鋭角先端部が収容されたことを確認することに より、排水管が正確にドレーンホースに接続されたことが分るため、各車毎に異 なるクーラユニットの取付け位置のずれおよび作業性の悪さに起因するドレンホ ースのねじれ、つぶれあるいは排水管の接続ミス等の発生を確実に防止すること ができる。しかも、排水管先端の開口端が排水管の軸線に対して傾斜しているの で、排水のための開口面積が大きくなり、排水性も向上する。
【0012】
【実施例】
以下、本考案に係るクーラユニットにおける凝縮水排出装置について図面に基 づいて説明する。 図1は、本考案の一実施例を示すクーラユニットにおける凝縮水排出装置の組 付状態を説明するための要部拡大図、図2は、同凝縮水排出装置の組付完了状態 を示す概略断面図であり、図3に示す部材と共通する部材には同一符号を付して ある。
【0013】 図1において、クーラユニット10は、内部にエバポレータ12が装着され、 底部に凝縮水排出装置20が設けられている。この凝縮水排出装置20は、ケー シング11の底部に形成されたドレン溜り13aと、一端がドレン溜り13aに 連通され、他端がダッシュパネルDの通孔Oを挿通してエンジンルームERに向 って突出された排水管21と、排水管21の先端に連結されたドレンホース22 とを有し、このドレンホース22とダッシュパネルDの通孔Oとの間の隙間は、 ゴム等の弾性体からなるグロメット17により閉塞されている。
【0014】 排水管21は、ケーシング11の底部から斜め下方に向って突出され、その開 口端21aは、排水管21をその軸線に対して斜め、好ましくは水平に切断する ことにより下向きに開口するように形成されている。したがって、この開口端2 1aは下方に向って開かれ、大きな開口面積を有することになる。また、開口端 21aを形成するに当り軸線に対して傾斜して削落した結果、排水管3は、鋭角 の先端部21bを有することになる。
【0015】 一方、排水管21に接続されるドレンホース22は、合成樹脂あるいはゴム等 から構成され、その先端部は、前記排水管21の長さTより少し短い長さtの部 分から僅かに折曲され、この折曲部分に、前記排水管21の鋭角先端部21bが 収容される収容部22aが膨出成形されている。
【0016】 次に、実施例の作用を説明する。 クーラユニット10は、車両のダッシュパネルDに図示しないブラケット等に より取付けられるが、この場合、排水管21もダッシュパネルDに開設された通 孔Oを挿通し、エンジンルームERに向って突出された状態とする。
【0017】 次に、ダッシュパネルDよりエンジンルームERに向って突出された排水管2 1に対し、エンジンルームER側からドレンホース22を連結するが、その前に 、予めドレンホース22の端部にグロメット17を嵌挿しておく。そしてドレン ホース22を、図1の矢印A方向から排水管21に挿入し、ドレンホース22の 収容部22aに排水管21の鋭角先端部21bが収容されるまで挿入する。この 排水管21の鋭角先端部21bがドレンホース22の収容部22aに挿入された か否かの確認は、手Hによりドレンホース22の収容部22aを押圧するなどし て触診すれば容易に分る。仮に、ドレンホース22の収容部22aを押圧したと き、柔らかな場合には、この部分まで排水管21の鋭角先端部21bが収容され ていないことになり、固ければ、排水管21が確実に収容されていることが分る 。 この結果、ドレンホース22の装着方向および装着位置が正確になり、作業 性か向上し、ドレンホース22のねじれ、つぶれあるいは装着ミスは発生しない ことになる。
【0018】 このようにして排水管21に対しドレンホース22が確実に装着されると、排 水管21の開口端21aは、略全面が下方向に開口した状態で位置決めされるた め、開口端21aがドレンホース22内面によって塞がれることがなく、また、 開口端21aは、排水管21の軸に対して傾斜しているので、図1に一点鎖線L で示される従来の排水管と比較して開口面積が大となり、凝縮水の排水性が向上 することになる。
【0019】 本考案は、上述した実施例のみに限定されるものではなく、実用新案登録請求 の範囲の範囲内において種々改変することが可能である。例えば、前記排水管2 1は、開口端21aが下向きでかつ水平な端面を有するように形成されたもので あるが、開口端21aが略下向きとなるように軸線に対して傾斜しているもので あれば、必ずしも水平である必要はなく、開口面積が大きく排水性の良いもので 得られる。また、ドレンホースの収容部に対向する部分を外方に膨出すれば、前 記排水管21を大きく削落し、大きな開口面積を有する開口端21aとしても、 この開口端の面積を減少させることがなく、より排水性の良いものが得られるこ とになる。さらに、排水管の鋭角先端部の形状あるいはドレンホースの収容部の 形状は、特に限定されるものではなく、前述した半惰円形状のみでなく、矩形、 円形等であってもよい。
【0020】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案によれば、排水管は、開口端が軸線に対して傾斜 しているために、開口面積が大きくなり、排水性が向上する。また、この開口端 がドレンホースに挿入されかつその鋭角先端部がドレンホースに形成されて外方 に膨出する収容部に収容されて位置決めされるため、開口端がドレンホースの内 面に当接し、小さな開口面積となることはなく、収容部を触診して鋭角先端部が 収容されたことを確認することができ、排水管とドレーンホースとの接続状態が 分り、ドレンホースのねじれ、つぶれあるいは排水管の接続ミス等の発生を確実 に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】は、本考案の一実施例の組立状態を示す要部拡
大図、
【図2】は、同実施例の概略断面図、
【図3】は、従来例に係るクーラユニットにおける凝縮
水排出装置を示す概略断面図である。
【符号の説明】
10…クーラユニット、 21…排水管、
21a…排水管の開口端、 21b…排水管
の鋭角先端部、22…ドレンホース、 22a
…収容部、D…ダッシュパネル、 O…
通孔、ER…エンジンルーム、 R…車
室。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動車用空気調和装置のクーラユニット
    (10)に設けられた排水管(21)をダッシュパネル(D) に開
    設された通孔(O)からエンジンルーム(ER)に向って突出
    し、この排水管(21)から排出される凝縮水を、該排水管
    (21)の先端に連結したドレンホース(22)によって車室
    (R) 外に排出するようにした凝縮水排出装置において、 前記排水管(21)の先端に軸線に対して傾斜しかつ少なく
    とも略下方に向って開口された開口端(21a) を形成し、
    この開口端(21a) の鋭角先端部(21b) が入り込むよう
    に、前記ドレンホース(22)に、外方に突出する収容部(2
    2a) を形成したことを特徴とするクーラユニットにおけ
    る凝縮水排出装置。
JP8217491U 1991-10-11 1991-10-11 クーラユニツトにおける凝縮水排出装置 Pending JPH0532037U (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018164874A (ja) * 2017-03-28 2018-10-25 株式会社コロナ 中和装置およびこれを有する燃焼装置
WO2019064421A1 (ja) * 2017-09-28 2019-04-04 日産自動車株式会社 ドレンホース、及びドレンホースの接続方法

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