JPH05295712A - 橋梁の移動式防護工 - Google Patents

橋梁の移動式防護工

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JPH05295712A
JPH05295712A JP9524492A JP9524492A JPH05295712A JP H05295712 A JPH05295712 A JP H05295712A JP 9524492 A JP9524492 A JP 9524492A JP 9524492 A JP9524492 A JP 9524492A JP H05295712 A JPH05295712 A JP H05295712A
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JP
Japan
Prior art keywords
bridge
scaffolding
suspended
work
main girder
Prior art date
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Pending
Application number
JP9524492A
Other languages
English (en)
Inventor
Ichiro Yanagida
一郎 柳田
Yoshihiro Kusunoki
良弘 楠
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Mitsui Engineering and Shipbuilding Co Ltd
Original Assignee
Mitsui Engineering and Shipbuilding Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 高所作業における危険度を最少限にすると共
に、橋梁下に道路のある場合でも、交通規制に伴う費用
を省ける橋梁の移動式防護工を提供する。 【構成】 橋梁の主桁1に沿って予めレール25を取り
付けておき、そのレール25上を移動自在なローラ13
を上部に仕込んだ治具14を介しておやごパイプ15を
吊り下げて吊足場20を組立てた後、順次、引出し設置
することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、橋梁の主桁下部に吊足
場などを設置したり、解体する工事を安全に行なうため
の橋梁の移動式防護工に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の橋梁の吊足場は、人力で設置さ
れ、親網および安全帯を使用しての高所作業となり、万
一墜落した場合は、重大災害につながる作業である。ま
た、橋梁下に道路がある場合は、吊り足場の設置工のた
め、道路規制が必要となるが、交通量の多い道路を規制
する場合は、社会的影響が大きく、道路規制を行ない難
い場合もあり、問題が多い。
【0003】鋼製橋梁の吊り足場設置のための防護工
は、塗装作業、ハイテンボルト締付作業、或いは、二次
部材や付属物の取付けのため、必ず必要なものである
が、防護工設置および解体工事は高所での人力施工とな
り、危険度の大きい作業であることと、橋梁下に道路が
ある場合、その道路の交通規制を行なう必要がある。一
方、従来の橋梁の吊足場設置の防護工は、図5に示すよ
うに、橋梁の各主桁1に、それぞれ、図7又は図8のよ
うに、吊金具2をあらかじめ取り付けておき、これら吊
金具2の孔3からチェーン4でおやごパイプ5を吊り、
各おやごパイプ5上にころばし6を渡し、ころばし6の
上に足場板7を載置し、足場板7の両側端には手すり8
を設けると共に、その下部をネット9で覆っている。
【0004】しかしながら,上記の防護工の設置や解体
のための作業は、高所作業であるので危険を伴う。ま
た、これらの作業を道路の上部で行なう場合には、道路
規制が必要になる。また、上記防護工の設置や解体の作
業時の安全度を増すために、図6に示すように、主桁1
の下部フランジ1Aに垂下型のレール10をボルト締付
けなどで固定しておき、このレール10に支持されるロ
ーラ11を回動自在に仕込み、かつおやごパイプ5をチ
ェーン4などで吊り下げる治具12を設けるやもり工法
と称する防護工が知られている。
【0005】この場合の防護工はレール10上を移動可
能であるが、ローラ11を支持するレール10を撤去す
る必要があり、その作業のための高所作業や道路上の作
業が発生するという問題がある。
【0006】
【発明の解決しようとする課題】本発明は、従来の問題
点を解決するためになされたものであり、その目的は、
高所作業における危険度を最少限にすると共に、橋梁下
に道路のある場合でも、交通規制に伴う費用を省ける橋
梁の移動式防護工を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決する本
発明の橋梁の移動式防護工は、橋梁の主桁に沿って予め
レールを取り付けておき、そのレール上を移動自在なロ
ーラを上部に仕込んだ治具を介しておやごパイプを吊り
下げて吊足場を組立てた後、順次、引出し設置すること
を特徴とする。
【0008】
【作 用】上記の移動式防護工では、主桁の下フランジ
等に予めレールを溶接などにより取り付けておき、その
レールにおやごパイプを吊り下げる治具を移動自在に装
着して移動可能な吊足場を組立て、それを移動して設置
でき、防護工組立の工程が短縮すると共に、安全度が増
すものであり、その解体も設置の逆の手順で容易に行な
われる。
【0009】
【実施例】以下、図面により本発明の実施例を説明す
る。図1において、防護工を施す橋梁の主桁1の下フラ
ンジ1Aに沿って予めレール25が溶接などで取付けら
れている。このレール12上に、図2に示すローラ13
を上部に仕込んだアングル製の治具14を介しておやご
パイプ15を吊り下げており、このような複数のおやご
パイプ15の上にころばし16を橋梁の幅方向に架け渡
した後、足場板7を載置し、その足場板7の両側端には
手すり8を設けると共に、その下部をネット9で覆うこ
とにより所定長さの吊り足場が組立てられる。
【0010】このような組立作業の例を図3および図4
に示しているが、図3の例においては、両端を橋台17
に支持された橋梁の主桁1がまたぐ谷間18のあまり高
くない所で必要に応じて組立ステージ19を設け、この
組立ステージ19の上で、上記のように吊り足場20の
組立てを行なう。そこで、上記の組立られた吊り足場2
0を、他方の橋台17側に設けられたウインチ21など
で引出して必要とする位置に設置し、矢印Fの移動を順
次繰返しながら、橋梁の点検、補修などの作業を行なう
ものである。
【0011】また、図4の例は主桁1の下に道路22が
ある例で、この場合、道路22の邪魔にならない場所に
仮やぐらなどの組立ヤード23を設けて上記と同様に移
動式の吊り足場20を組立てるものである。なお、橋梁
の補修作業などが修了後には、上記と逆の手順を用いて
吊り足場20の解体をするものであるが、主桁1に沿っ
て取付けられるレール25は、主桁1の工場製作時に、
その下フランジ1Aなど適切な位置に溶接しておき、主
桁1と同様な塗装を行なうことを、その橋梁の設置者か
ら了解を取っておけば、防護工の都度レール25を取付
け、撤去する必要がなく、このようなレール25を主桁
1に標準的に取付けておくことは経済的である。
【0012】
【発明の効果】以上に説明した本発明の橋梁の移動式防
護工によれば、その橋梁の点検、塗装、補修作業時の吊
り足場などの保護工の設置、または解体時の安全度が増
すと共に、その工程を短縮できるという効果がある。特
に、橋梁の下に道路などのある場合には、その道路の交
通規制に伴う費用を省けて工事費用を縮少でき、しかも
この縮少の度合は橋梁工事が大規模になるほど顕著であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の移動式防護工の一実施を示す橋梁の主
桁の正断面図である。
【図2】図1の要部拡大の一部断面で示す正面図であ
る。
【図3】図1の移動式防護工による吊足場組立時の一例
を示す橋梁の側面図である。
【図4】図3と異なる他の例を示す橋梁の側面図であ
る。
【図5】従来の防護工の例を示す橋梁の主桁の正断面図
である。
【図6】図5の要部拡大の一部断面で示す正面図であ
る。
【図7】図5の吊金具の一例の側面図である。
【図8】図5の吊金具の他の例の側面図である。
【符号の説明】
1 主桁 7 足場板 9 ネット 13 ローラ 14 治具 15 おやごパイプ 16 ころばし 20 吊り足場 25 レール

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 橋梁の主桁に沿って予めレールを取り付
    けておき、そのレール上を移動自在なローラを上部に仕
    込んだ治具を介しておやごパイプを吊り下げて吊足場を
    組立てた後、順次、引出し設置することを特徴とする橋
    梁の移動式防護工。
JP9524492A 1992-04-15 1992-04-15 橋梁の移動式防護工 Pending JPH05295712A (ja)

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