JP2019049123A - 道路橋点検デッキ及び道路橋点検デッキの施工方法 - Google Patents

道路橋点検デッキ及び道路橋点検デッキの施工方法 Download PDF

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Abstract

【課題】構造安定性のある常設の道路橋点検デッキと、係る道路橋点検デッキの施工方法を提供すること。【解決手段】橋軸方向に並ぶ複数の橋脚P1,P2で支持されるとともに、橋軸直角方向に併設される複数の主桁B1,B1に取り付けられている複数の第一レール10,10と、それぞれの第一レール10を走行自在な複数の車輪21,21からなる車輪ユニット20と、車輪ユニット20にて支持される足場パネル30と、を備える第一移動式パネル体40と、を有した道路橋点検デッキ100であり、複数の足場パネル30が相互に当接し、主桁B1の下方において橋軸方向に並んで主桁B1を下方空間USから遮断し、少なくとも一方の橋脚P2側端部にある第一移動式パネル体40Aが、第一レール10、もしくは主桁B1,もしくは主桁B1同士を繋ぐ横桁B2の少なくともいずれか一方に固定されている。【選択図】図3

Description

本発明は、道路橋点検デッキ及び道路橋点検デッキの施工方法に関する。
全国で道路橋はおよそ70万橋存在し、道路トンネルはおよそ1万本存在しており、例えば道路橋に関して言えば、今後数年程度で、建設後50年を超える橋梁が4割以上になるとの試算結果もある。このような状況を踏まえ、平成25年に道路法の改正が行われるとともに、国土交通省にてインフラ長寿命化計画が策定されている。その中で、道路管理者がすべきことが明確に義務化され、道路法に基づく点検や診断の基準が規定されている。橋梁やトンネル等の点検に関しては、国が定める統一的な基準により、道路法第2条第1項に規定する道路における橋長2.0m以上の橋、高架の道路等(これらを「道路橋」という)を、5年に一度の頻度で、近接目視による全数監視の実施が義務付けられている。
道路橋は、橋軸方向に間隔を置いて配設された複数の橋脚もしくは橋台と、これら橋脚等に支持されて橋軸直角方向に併設された複数の主桁と、これら複数の主桁に支持された床版と、を有している。道路橋の点検では、床版の下面の状況(クラックの有無やクラックの幅及び長さ、遊離石灰等の有無等)や主桁の状況(錆、腐食の有無や程度等)が近接目視にて入念に行われる。5年に一度の点検は頻度が高いことから、点検毎に点検デッキを主桁下に仮設し、点検後に撤去することは、設置費および撤去費が嵩むことから得策でない。そのため、現在、道路公団各社は、道路橋の主桁下に点検デッキを常設デッキとして設置する方向に動いている。
作業足場の形成方法としては、桁裏面に吊り材を用いて複数のレールを併設させて吊り下げ、歩廊パネルの両端付近の嵌入部をレールの摺動溝に嵌入させ、歩廊パネルをレールに沿わせて摺動させながら、複数の歩廊パネルを連結手段にて連結して作業足場を形成する方法が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2007−186947号公報
しかしながら、特許文献1に記載の形成方法にて形成される作業足場は、その明確な記載はないものの、常設デッキとして形成されることが想定されていないものと考えられ、レールに対して歩廊パネルが固定されるか否かが不明であり、常設デッキとしての構造安定性に欠ける恐れがある。
本発明は上記課題に鑑みてなされたものであり、構造安定性のある常設の道路橋点検デッキと、係る道路橋点検デッキの施工方法を提供することを目的としている。
前記目的を達成すべく、本発明による道路橋点検デッキの一態様は、橋軸方向に並ぶ複数の橋脚で支持されるとともに、橋軸直角方向に併設される複数の主桁に取り付けられている複数の第一レールと、
それぞれの前記第一レールを走行自在な複数の車輪からなる車輪ユニットと、該車輪ユニットにて支持される足場パネルと、を備える第一移動式パネル体と、を有し、
複数の前記足場パネルが相互に当接し、前記主桁の下方において橋軸方向に並んで該主桁を下方空間から遮断し、
少なくとも一方の橋脚側端部にある前記第一移動式パネル体が、前記第一レール、もしくは前記主桁、もしくは前記複数の主桁同士を繋ぐ横桁、の少なくともいずれか一方に固定されていることを特徴とする。
本態様によれば、主桁に第一レールが取り付けられ、第一レール上にある車輪にて支持されている複数の足場パネルが相互に当接して道路橋点検デッキが形成され、さらにいずれか一方の橋脚側端部の第一移動式パネル体が、第一レールもしくは主桁もしくは横桁に固定されている。従って、構造安定性のある足場パネル上を、点検員が自由に移動して床版や主桁の近接目視点検を行うことができる。また、複数の足場パネルにて主桁を下方空間(足場パネルよりも下方の空間)から遮断していることにより、主桁や床版下面の耐食性や防食性を高めることができ、道路橋の耐久性を向上させることができる。また、複数の足場パネルにて主桁を下方空間から遮断することにより、道路橋における交通騒音を当該足場パネルにて遮蔽することができる。そのため、道路橋の下方空間が道路橋からの騒音規制区域等に含まれる場合に、足場パネルを防音パネルとしても供することができ、点検デッキ兼防音デッキとしての作用を奏することができる。なお、本明細書において「橋脚」とは、文字通りの橋脚の他、橋台も含んでいる。
また、本発明による道路橋点検デッキの他の態様は、双方の橋脚側の端部にある前記第一移動式パネル体が、前記第一レールに固定されていることを特徴とする。
本態様によれば、道路橋点検デッキを形成する双方の橋脚側の両端部にある第一移動式パネル体がともに第一レールに固定されていることにより、道路橋点検デッキの移動がより一層抑制され、安定して道路橋の橋脚間に常設することができる。
また、本発明による道路橋点検デッキの他の態様は、全ての前記第一移動式パネル体が、前記第一レールに固定されていることを特徴とする。
本態様によれば、道路橋点検デッキを形成する全ての第一移動式パネル体が第一レールに固定されていることにより、道路橋点検デッキの移動がより一層抑制され、安定して道路橋の橋脚間に常設することができる。
また、本発明による道路橋点検デッキの他の態様は、相互に当接する二つの前記足場パネルの端部同士が係合していることを特徴とする。
本態様によれば、隣接する足場パネルの端部同士が係合していることにより、道路橋点検デッキの構造安定性を一層高めることができるとともに、主桁と下方空間の遮断性を一層高めることができる。また、一方の橋脚側端部の第一移動式パネル体のみが第一レールに固定され、他の第一移動式パネル体が第一レールに固定されていない形態において、隣接する足場パネル同士が相互に係合していることから、橋脚側端部の第一移動式パネル体以外の残りの第一移動式パネル体は間接的に第一レールに固定されることになる。
また、本発明による道路橋点検デッキの他の態様は、相互に当接する二つの前記足場パネル同士が固定具にて固定されていることを特徴とする。
本態様によれば、隣接する足場パネルの端部同士が固定具にて固定されていることにより、道路橋点検デッキの構造安定性を一層高めることができる。この固定具としては、ボルトやクランプ等が挙げられる。なお、隣接する足場パネルの端部同士が係合した状態でさらに固定具にて固定されていることにより、道路橋点検デッキの構造安定性をより一層高めることができる。
また、本発明による道路橋点検デッキの他の態様は、橋軸直角方向の左右端にある前記主桁がそれぞれ第二レールをさらに有し、
それぞれの前記第二レールを走行自在な車輪と、該車輪で支持される側方パネルと、を備える第二移動式パネル体と、を有し、
複数の前記側方パネルが相互に当接し、前記主桁の外側において橋軸方向に並んで該主桁を外側の側方空間から遮断し、
少なくとも一方の橋脚側端部にある前記第二移動式パネル体が、前記第二レールに固定され、
前記足場パネル及び前記側方パネルが、前記複数の主桁を外部空間から遮断していることを特徴とする。
本態様によれば、道路橋を形成する複数の主桁が、下方の複数の足場パネルと、左右外側の複数の側方パネルとで包囲されていることにより、主桁や床版下面の耐食性や防食性をより一層高めることができ、道路橋における交通騒音の遮蔽性をより一層高めることができる。
また、本発明による道路橋点検デッキの他の態様は、前記橋脚と、橋脚側端部にある前記第一移動式パネル体との間にそれぞれ隙間があり、
前記橋脚と前記橋脚側端部の前記第一移動式パネル体とに跨って、前記隙間を閉塞する伸縮部材をさらに有していることを特徴とする。
本態様によれば、主桁が温度伸縮した場合でも、橋脚と第一移動式パネル体の間に跨る伸縮部材の伸縮作用にて主桁の温度伸縮に対応することができる。従って、例えば橋脚側端部の第一移動式パネル体を橋脚の天端等に固定した場合に、主桁が温度伸縮した際に第一移動式パネル体が対応できず、足場パネルが破損する等の問題は生じない。なお、例えば橋台に主桁が支持される形態では、橋台の天端に段差があることから、橋台と第一移動式パネル体の間の隙間に跨る伸縮部材の他に、橋台と第二移動式パネル体の間の隙間に跨る伸縮部材も取付けることができる。
また、本発明による道路橋点検デッキの他の態様は、橋軸直角方向に併設する複数の前記主桁同士を繋ぐ複数の横桁が橋軸方向に配設され、
前記横桁及び前記足場パネルにそれぞれワイヤ貫通部が取り付けられ、
二つの前記橋脚間に亘って延びる無端状のワイヤが、前記横桁及び前記足場パネルの有する複数の前記ワイヤ貫通部を貫通していることを特徴とする。
本態様によれば、横桁と足場パネル双方のワイヤ貫通部を無端状のワイヤが貫通していることにより、仮に一部の足場パネルが第一レールに固定されておらず、かつ、隣接する足場パネルとの係合状態が外れてしまった場合でも、足場パネルの落下を防止することができる。
また、本発明による道路橋点検デッキの施工方法の一態様は、橋軸方向に並ぶ複数の橋脚で支持されるとともに、橋軸直角方向に併設される複数の主桁のそれぞれに第一レールを取り付ける第一設置工程と、
複数の車輪と、該車輪から支持される足場パネルと、を備える第一移動式パネル体を、一方の橋脚側において、それぞれの前記車輪を対応する前記第一レールに移動自在に取り付け、他方の橋脚側に前記第一移動式パネル体を移送して前記第一レールに固定する第一固定工程と、
他の前記第一移動式パネル体を前記一方の橋脚側から前記他方の橋脚側に順次移送するとともに、隣接する前記足場パネル同士を隙間無く当接させて道路橋点検デッキを施工し、該足場パネルにて前記主桁を下方空間から遮断する第一施工工程と、を有することを特徴とする。
本態様によれば、主桁に取り付けられた第一レールに沿って車輪を移動させながら、足場パネルを順次移送して足場パネル同士を当接させていくことにより、道路橋点検デッキを効率的かつ安定的に施工することができる。足場パネルが送り出され、到達する側の他方の橋脚側の端部の第一移動式パネル体を第一レールに固定することにより、以後、順次移送される第一移動式パネル体は先行して移送された第一移動式パネル体に当接し、所定位置で位置決めされることになる。
また、本発明による道路橋点検デッキの施工方法の他の態様は、前記第一レールに対して最後に取り付けられる、前記一方の橋脚側の端部の前記第一移動式パネル体も該第一レールに固定することを特徴とする。
本態様によれば、道路橋点検デッキを形成する両橋脚側の端部にある第一移動式パネル体がともに第一レールに固定されることにより、各第一移動式パネル体の第一レールに対する移動がより一層抑制され、安定した道路橋点検デッキを道路橋の橋脚間に常設することができる。
また、本発明による道路橋点検デッキの施工方法の他の態様は、全ての前記第一移動式パネル体を、移送された位置において前記第一レールに固定することを特徴とする。
本態様によれば、全ての第一移動式パネル体を第一レールに固定することにより、第一レールに対する全ての第一移動式パネル体の移動がより一層抑制され、安定した道路橋点検デッキを道路橋の橋脚間に常設することができる。
また、本発明による道路橋点検デッキの施工方法の他の態様は、先行して移送されている前記足場パネルの端部に対し、次に移送される前記足場パネルの端部を係合させていくことを特徴とする。
本態様によれば、既に位置決めされている足場パネルの端部に対し、次に移送されてきた足場パネルの端部を係合させることにより、各足場パネルを相互に移動しない姿勢で位置決めすることができる。
また、本発明による道路橋点検デッキの施工方法の他の態様は、橋軸直角方向に併設する複数の前記主桁同士を繋ぐ複数の横桁が橋軸方向に配設されており、
前記横桁及び前記足場パネルにそれぞれワイヤ貫通部を取り付けておき、
ワイヤを前記ワイヤ貫通部に貫通させて、二つの前記橋脚間に亘って延びる無端状のワイヤを形成し、前記第一移動式パネル体の移送に際しては、前記ワイヤの途中位置に前記足場パネルを固定し、前記無端状のワイヤを牽引することにより前記第一移動式パネル体の移送を行うことを特徴とする。
本態様によれば、横桁及び足場パネルのワイヤ貫通部を貫通する無端状のワイヤを一方の橋脚側から牽引しながら、他方の橋脚側に第一移動式パネル体を移送することにより、第一移動式パネル体の移送を簡易に実行することができる。また、全ての第一移動式パネル体の移送が終了して道路橋点検デッキが施工された後、無端状のワイヤを残置しておくことにより、このワイヤが各足場パネルの脱落防止手段としての作用を奏することができる。
また、本発明による道路橋点検デッキの施工方法の他の態様は、橋軸直角方向の左右端にある前記主桁の外側において、第二レールを取り付ける第二設置工程をさらに有し、
車輪と、該車輪にて支持される側方パネルと、を備える第二移動式パネル体の該車輪を、一方の橋脚側において前記第二レールに移動自在に取り付け、他方の橋脚側に前記第二移動式パネル体を移送して前記第二レールに固定する第二固定工程と、
他の前記第二移動式パネル体を前記一方の橋脚側から前記他方の橋脚側に順次移送するとともに、隣接する前記側方パネル同士を隙間無く当接させ、前記足場パネル及び前記側方パネルにて前記複数の主桁を外部空間から遮断する第二施工工程と、を有することを特徴とする。
本態様によれば、例えば主桁のウェブの側面に取り付けられた第二レールに沿って車輪を移動させながら、車輪に支持された側方パネルを移送させ、順次移送される側方パネル同士を当接させることにより、第二移動式パネル体を効率的かつ安定的に施工することができる。また、複数の足場パネル及び側方パネルを主桁周りに施工することにより、主桁や床版下面の耐食性や防食性をより一層高めることができ、道路橋における交通騒音の遮蔽性をより一層高めることができる。
また、本発明による道路橋点検デッキの施工方法の他の態様は、双方の前記橋脚と、それぞれの橋脚側端部の前記第一移動式パネル体との間に隙間を持たせ、前記橋脚と橋脚側端部の前記第一移動式パネル体とに跨って前記隙間を閉塞する伸縮部材を取り付ける取付工程をさらに有することを特徴とする。
本態様によれば、主桁の温度伸縮に追随できる道路橋点検デッキを施工することができる。なお、例えば橋台に主桁が支持される形態では、取付工程において、橋台と第一移動式パネル体の間の隙間に跨る伸縮部材を取り付けることの他に、橋台と第二移動式パネル体の間の隙間に跨る別途の伸縮部材を取付けることができる。
また、本発明による道路橋点検デッキの施工方法の他の態様は、前記第一設置工程において、前記一方の橋脚の足元から天端まで鉛直方向に延びる第三レールを該橋脚の側面に取り付け、該鉛直方向に延びる第三レールと前記主桁に取り付けられている前記第一レールとを連続させ、
前記第一固定工程において、前記橋脚の足元から連続した前記第三レール及び前記第一レールに沿って前記足場パネルを前記他方の橋脚側に移送し、該他方の橋脚側にある端部の前記第一移動式パネル体を前記第一レールに固定し、
前記第一施工工程において、他の前記第一移動式パネル体を前記一方の橋脚の前記足元からから前記他方の橋脚側に順次移送することを特徴とする。
本態様によれば、足場パネルをクレーン等で橋脚の天端に搬送することなく、一方の橋脚の足元(地上)から第三レール及び第一レールに沿って足場パネルを順次移送しながら、道路橋点検デッキを施工することができる。
以上の説明から理解できるように、本発明の道路橋点検デッキとその施工方法によれば、構造安定性のある常設の道路橋点検デッキを提供することができる。
第1の実施形態に係る道路橋点検デッキの一例を道路橋とともに示す側面図である。 図1のII−II矢視図であり、道路橋を橋軸直角方向で切断した断面図である。 図1のIII−III矢視図であり、道路橋を橋軸直角方向で切断した断面図である。 図1のIV部の拡大図であり、橋脚側端部の第一移動式パネル体と橋脚の接続構造を説明した図である。 足場パネルの一例と、足場パネルが係合される前の状態を示す斜視図である。 第1の実施形態に係る道路橋点検デッキの施工方法を示すフローチャートである。 第1の実施形態に係る道路橋点検デッキの施工方法の一例を説明する工程図である。 図7に続いて道路橋点検デッキの施工方法の一例を説明する工程図である。 図8のIX−IX矢視図である。 第一移動式パネル体の移送時と位置決め時における、第一レールと第一移動式パネル体との相対関係を説明する図である。 第2の実施形態に係る道路橋点検デッキの一例を道路橋とともに示す側面図である。 図11のXII−XII矢視図であり、道路橋を橋軸直角方向で切断した断面図である。 第2の実施形態に係る道路橋点検デッキの施工方法を示すフローチャートである。 第2の実施形態に係る道路橋点検デッキの施工方法の一例を説明する工程図である。 図14に続いて道路橋点検デッキの施工方法の一例を説明する工程図である。 第3の実施形態に係る道路橋点検デッキの施工方法の一例を説明する工程図である。 図16に続いて道路橋点検デッキの施工方法の一例を説明する工程図である。
以下、各実施形態について添付の図面を参照しながら説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の構成要素については、同一の符号を付することにより重複した説明を省く。
[第1の実施形態]
<1.道路橋点検デッキ>
はじめに、第1の実施形態に係る道路橋点検デッキについて、図1乃至図5を用いて説明する。図1は、第1の実施形態に係る道路橋点検デッキの一例を道路橋とともに示す側面図であり、図2,3はそれぞれ、図1のII−II矢視図、III−III矢視図であり、いずれも道路橋を橋軸直角方向で切断した断面図である。図1に示すように、道路橋点検デッキ100は、橋軸方向に間隔を置いて配設された二つの橋脚P1,P2に支持され、橋軸直角方向に併設される二つの主桁B1のそれぞれに取り付けられている第一レール10を有する。さらに、道路橋点検デッキ100は、それぞれの第一レール10を走行自在な車輪21からなる車輪ユニット20と、この車輪ユニット20にて支持される足場パネル30と、を備える第一移動式パネル体40を有する。すなわち、道路橋点検デッキ100は、二つの主桁B1のそれぞれに取り付けられた第一レール10と、これら二つの第一レール10にて移動自在に支持された第一移動式パネル体40と、を有する。なお、図示例は、I型鋼からなる主桁B1が適用された道路橋であるが、H型鋼からなる主桁や箱桁など、他の形態の主桁を有する道路橋であってもよい。また、主桁B1の数は二つに限定されるものではない。
主桁B1は支承SHを介して橋脚P1,P2に支持されている。図示例は主桁B1の上フランジが床版Sを支持する形態を示しており、この形態では、不図示の頭付きスタッド等が床版Sを形成するコンクリート内に埋設されているが、主桁B1の上フランジが床版Sに埋設される形態であってもよい。
図1に示すように、橋軸方向に延設する二つの主桁B1のウェブ間には、橋軸方向に所定の間隔で横桁B2が配設されている。図示例の横桁B2は、図2に示すように、主桁B1のウェブ側面に溶接された垂直補剛材STに対し、横桁B2のウェブが高力ボルトで連結されている。横桁B2の下面には、金属製のワイヤ貫通部Baが取り付けられている。
第一レール10は、断面がコの字状の二つのコの字部材が対向してなるハンガーレールにて形成される。このハンガーレール10に沿って移動する車輪は、二つの車輪21と、これらの車輪21に対して相対回転自在に繋がれた車軸22と、を有する。さらに、車軸22に開設された不図示の貫通孔には懸架部材23が挿通されている。懸架部材23の下端は、ハンガーレール10の下面と足場パネル30の間にある固定用ワッシャ24を貫通して足場パネル30に固定されている。なお、第一レール10はハンガーレールに限定されるものではないが、二つの車輪21,21にて足場パネル30を安定的に支持できること、及び、下方の開口や上方の開口から懸架部材23を出し入れできることから好ましい形態のレールである。
主桁B1のウェブに対し、主桁B1の延設方向に所定の間隔でブラケットBrが溶接にて接続されており、各ブラケットBrに対して、第一レール10がボルトや溶接にて接続されている。
第一移動式パネル体40を形成する足場パネル30は、懸架部材23にて上方に吊り上げられ、固定用ワッシャ24を介して第一レール10に位置決めされており、第一レール10の上面では懸架部材23が固定用ナット25にて締め付けられることにより、足場パネル30が第一レール10に対して位置決めされる。
図1に示すように、各足場パネル30に取り付けられたワイヤ貫通部31と、各横桁B2に取り付けられたワイヤ貫通部Baには、二つの橋脚P1,P2間に跨る無端状のワイヤW1が挿通されている。この無端状のワイヤW1は、後述する施工方法の際に用いられるワイヤであるが、図1等で示す施工済みの道路橋点検デッキ100においても残置される。この無端状のワイヤW1により、仮に足場パネル30と第一レール10との接続が外れた場合でも、無端状のワイヤW1により、足場パネル30の落下を防止することができる。
図3に示すように、橋脚P2側の端部にある第一移動式パネル体40Aを形成する足場パネル30Aには、その上面に山形鋼51が取り付けられている。この山形鋼51には不図示の貫通孔が開設され、第一レール10の側面の所定位置にも不図示の貫通孔が開設されている。これらの貫通孔を介して固定部材50が挿通され、車輪21を側方からY1方向に押圧した状態でナット締めされることにより、車輪21の回転が抑止され、橋脚P2側の端部の第一移動式パネル体40Aが第一レール10に固定される。
なお、図示を省略するが、主桁B1から側方に張出すブラケットを設けておき、このブラケットと、例えば足場パネル30Aの上面の山形鋼51を固定することにより、第一移動式パネル体40Aの固定を図ってもよい。さらに、横桁B2から下方に張出すブラケットを設けておき、このブラケットと、例えば足場パネル30Aの上面の山形鋼51を固定することにより、第一移動式パネル体40Aの固定を図ってもよい。また、第一移動式パネル体40Aが、第一レール10と主桁B1の双方に固定される形態、第一レール10と横桁B2に固定される形態、第一レール10と主桁B1と横桁B2の全てに固定される形態等であってもよい。
橋脚P2側の端部にある足場パネル30Aに相隣する足場パネル30Bは、足場パネル30Aに当接した位置において、図2に示すように懸架部材23や固定用ナット25にて第一レール10の所定位置に位置決めされる。なお、本明細書において、足場パネル30が第一レール10に対して「固定」されることと、「位置決め」されることは、異なる意味である。「固定」とは、第一レール10や主桁B1,横桁B2に対して足場パネル30が移動不可に堅固に固定されることを意味する。一方、「位置決め」とは、第一レール10に対して、足場パネル30が固定用ワッシャ24を介して多少のスライドを許容された態様で係止されることを意味する。
後述する施工方法で詳説するように、橋脚P2側の端部にある第一移動式パネル体40Aから順に、他の第一移動式パネル体40B,40Cの主桁B1下における移送および設置が行われる。この橋脚P2側の端部にある第一移動式パネル体40Aが懸架部材23等で第一レール10に位置決めされた後、固定部材50等で第一レール10に対して堅固に固定される。以後、移送されてくる各第一移動式パネル体40Bも第一レール10に対して懸架部材23等で位置決めされるが、橋脚P2側の端部の足場パネル30Aが第一レール10に固定されており、かつ、各足場パネル30の端部同士が係合している。従って、他の足場パネル30B、30Cも第一レール10に対して移動不可の状態で固定されることになる。
なお、全ての第一移動式パネル体40が図3に示すような山形鋼51や固定部材50を有し、全ての第一移動式パネル体40が第一レール10に対して堅固に固定されてもよい。また、橋脚P2側の端部の第一移動式パネル体40と橋脚P1側の端部の第一移動式パネル体40のみが山形鋼51や固定部材50を有し、これらの第一移動式パネル体40が第一レール10に対して堅固に固定されてもよい。いずれの形態であっても、主桁B1に固定された第一レール10に対し、第一移動式パネル体40が堅固に固定されることより、主桁B1に対し、構造安定性のある態様で道路橋点検デッキ100が取り付けられる。
図4は、図1のIV部の拡大図であり、橋脚側端部の第一移動式パネル体と橋脚の接続構造を説明した図である。なお、橋脚P2と当該橋脚P2側の端部の足場パネル30Aとの接続構造も図4に示す接続構造と同様である。図4に示すように、橋脚P1に対して、橋脚P1側の端部の足場パネル30Cは隙間を有した状態で配設されており、この隙間を閉塞するようにして、例えばゴム製の伸縮部材60が橋脚P1の天端と足場パネル30Cの双方に跨り、両端がピン等で固定されている。この隙間の幅は、主桁B1の温度収縮量によって設定されるが、例えば100mm程度に設定できる。
このように、橋脚P1側の端部の足場パネル30Cが橋脚P1と直接固定されず、伸縮部材60を介して間接的に接続されることにより、橋脚P1に対して支承SHを介して固定されている主桁B1が温度伸縮した際に、伸縮部材60が主桁B1の温度伸縮に追随することができる。仮に、橋脚P1に足場パネル30Cが直接固定されていると、主桁B1と足場パネル30Cの熱膨張差により、主桁B1の温度伸縮に対して足場パネル30Cが追随できず、足場パネル30Cの破損の危険性がある。
図5は、足場パネルの一例を示すとともに、足場パネルが係合される前の状態を示す斜視図である。図5に示すように、足場パネル30は、板状の芯材32と、その上下の表皮33とを有している。芯材32は、木材、樹脂材など、多様な素材から形成できるが、素材の一例として、ポリイソシアヌレートフォームを挙げることができる。また、表皮33は、耐食性の高い素材から形成でき、素材の一例として、アルミニウムやステンレス、もしくはそれらの合金を挙げることができる。また、表皮33は、道路橋点検デッキ100の外観部となることから、設置場所の外観に相応しい色彩や模様を有しているのが好ましい。
また、隣接する足場パネル30同士は、それらの橋軸方向の端部同士が係合するようにして当接されるが、一方の端部が雄端部36となり、他方の端部が雌端部37となる。雄端部36には例えばゴム製のパッキン35が取り付けられており、隣接する足場パネル30の雌端部37と係合する際に、パッキン35が緩衝部材になり、さらには当接部の気密性や液密性が奏される。雌端部37は、上方の表皮33が芯材32の端部から張出し、さらに端部が折り曲げ加工されており、この張り出した上方の表皮33内に隣接する足場パネル30の雄端部36が嵌まり込んで係合する。
さらに、足場パネル30は、橋軸直角方向に延設する複数のリブ34を有している。この複数のリブ34により、足場パネル30の曲げ剛性やせん断剛性が高められ、足場パネル30の耐久性が向上する。
なお、図示を省略するが、足場パネル30の端部同士が、図示例のように係合した状態で、さらに、ボルトやクランプ等からなる固定具にて双方の端部同士が接合されてもよい。また、図示例のように、足場パネル30の端部同士が係合しない形態において、固定具にて双方の端部同士が接合されてもよい。
図1に戻り、道路橋点検デッキ100によれば、その構成要素である複数の足場パネル30により、主桁B1がその下方空間USから遮断される。そのため、足場パネル30が常設の点検用足場となることの他に、主桁B1や床版S下面の耐食性や防食性を高めることもでき、道路橋の耐久性の向上に寄与する。また、複数の足場パネル30にて主桁B1を下方空間USから遮断することにより、道路橋で生じる交通騒音を当該足場パネル30にて遮蔽することができる。そのため、道路橋の下方空間USが道路橋からの騒音規制区域等に含まれる場合には、足場パネル30を防音パネルとしても供することができ、点検デッキ兼防音デッキとしての作用が奏される。
<2.道路橋点検デッキの施工方法>
次に、第1の実施形態に係る道路橋点検デッキの施工方法について、図6乃至図10を用いて説明する。図6は、第1の実施形態に係る道路橋点検デッキの施工方法を示すフローチャートである。また、図7,8は順に、施工方法の工程図である。また、図9は、図8のIX−IX矢視図であって、二つの主桁B1、B1の内側及び床版Sの下方で囲まれた内部を示す図である。
まず、図7で示すように、それぞれの主桁B1に対して、第一レール10を取り付ける第一設置工程を実施する(S300)。
より具体的には、図9に示すように、主桁B1のウェブの内側面において、橋軸方向に間隔を置いて溶接等で接続された複数のブラケットBrに対し、ハンガーレールからなる第一レール10をボルトにて接続する。なお、道路橋が新設施工される場合は、クレーン等で主桁B1を橋脚上に設置する前の段階において、主桁B1に対して、ブラケットBrおよび第一レール10を予め地上にて取り付けておくのがよい。また、既に施工済みの道路橋に対して道路橋点検デッキ100を施工する場合は、高所作業者に搭乗している作業員が主桁B1の橋軸方向に所定間隔でブラケットBrをボルト又は溶接にて連結する。次いで、クレーン等にて第一レール10を吊り上げた状態で、高所作業車に搭乗している作業員がブラケットBrに対して第一レール10をボルトにて接続する。
また、第一設置工程では、並列する二つの主桁B1間を繋ぐ横桁B2の下面に、ワイヤ貫通部Baの取付けも行う。
次に、図8に示すように、最初に設置される第一移動式パネル体40Aを、一方の橋脚P1側から他方の橋脚P2側に向かって第一レール10を介してX3方向に移送し、橋脚P2側の端部位置に固定する第一固定工程を実施する(S304)。
より具体的には、まず、足場パネル30の上面に車輪21やワイヤ貫通部31が取り付けられて形成された第一移動式パネル体40Aを、不図示のクレーン等にて一方の橋脚P1の天端にX1方向に吊り上げる。橋脚P1の天端には作業員が待機しており、吊り上げられた第一移動式パネル体40Aを受け取り、第一移動式パネル体40Aの車輪21を第一レール10に移動自在に嵌め込む。図8に示すように、橋軸方向に配設された複数の横桁B2にはそれぞれワイヤ貫通部Baが取り付けられており、作業員は、高所作業者等を利用して各ワイヤ貫通部Baにワイヤを挿通していく。そして、橋脚P1から橋脚P2に亘ってワイヤを環状に架け渡し、ワイヤの途中位置において足場パネル30Aのワイヤ貫通部31を固定して、無端状のワイヤW1を形成する。橋脚P1の天端上にいる作業員が無端状のワイヤW1をX2方向に牽引することにより、第一移動式パネル体40Aは車輪21が第一レール10に沿って移動しながら他方の橋脚P2側にX3方向に移送される。
第一移動式パネル体40Aの移送時における、第一レール10と第一移動式パネル体40Aとの相対関係を図10の上図に示す。第一移動式パネル体40Aの移送時には、第一レール10と足場パネル30Aが離れており、懸架部材23を介して車軸22にて足場パネル30Aが懸架された状態で移送が行われる。
第一移動式パネル体40Aが他方の橋脚P2側の所定の端部位置に移送されると、図10の下図で示すように、懸架部材23を上方にZ方向に引き上げ、固定用ワッシャ24を介して第一レール10に対して足場パネル30Aを位置決めする。上方に引き上げられた懸架部材23に固定用ナット25を螺合し、第一レール10の上面に固定用ナット25を係止させることにより、第一レール10の所定位置に対する足場パネル30Aの位置決めが行われる。
橋脚P2側の端部に固定される第一移動式パネル体40は、その構成要素である足場パネル30Aの上面において、図9に示すように山形鋼51が取り付けられている。この山形鋼51には貫通孔51aが開設されている。足場パネル30Aが位置決めされた第一レール10の所定位置において、この第一レール10の側面にも対応する貫通孔が開設されている。図3に示すように、これら対応する貫通孔に固定部材50が挿通され、車輪21を側方からY1方向で押圧した状態でナット締めされることにより、車輪21の回転が抑止され、橋脚P2側の端部の所定位置において、第一移動式パネル体40Aが第一レール10に対して堅固に固定される。なお、第一固定工程において、足場パネル30Aが橋脚P2との間に所定幅の隙間を有するようにして、第一移動式パネル体40Aが第一レール10に固定される。この隙間を閉塞するように、後工程である取付工程において、図4に示す伸縮部材60の取付けが行われる。
図8に示す、第一移動式パネル体40の橋脚P1天端への吊り上げ、及び、第一レール10に沿う第一移動式パネル体40の移送を順次繰り返し、隣接する足場パネル30,30の端部同士を相互に係合させ、隙間無く当接させていく第一施工工程(S306)を実施する。なお、最後に設置される、橋脚P1側の端部の第一移動式パネル体40Cにおいても、足場パネル30Cと橋脚P1の間に所定幅の隙間が形成される。
第一施工工程の後、橋脚P2の天端と足場パネル30Aに跨るようにして伸縮部材60の取付けを行い、同様に、橋脚P1の天端と足場パネル30Cに跨るようにして別途の伸縮部材60の取付けを行う取付工程を実施し(S312)、図1乃至3に示す道路橋点検デッキ100が施工される。
以上で説明する施工方法によれば、主桁B1に取り付けられた第一レール10に沿って、一方の橋脚P1から他方の橋脚P2まで複数の第一移動式パネル体40を順次移送することから、道路橋の下方空間USの全域を占有することなく、効率的に道路橋点検デッキ100を施工することができる。
施工された道路橋点検デッキ100においては、橋脚P2側の端部の足場パネル30Aが第一レール10に堅固に固定されており、この足場パネル30Aに対して相隣する足場パネル30Bが双方の端部同士で係合し、他の足場パネル30B,30Cも端部同士で相互に係合している。そのため、構造安定性のある道路橋点検デッキ100が施工される。なお、図示例は、橋脚P2側の端部の足場パネル30Aのみが第一レール10に固定される形態であるが、橋脚P1側の端部の足場パネル30Cも同様に第一レール10に固定される形態であってもよい。また、全ての足場パネル30A,30B,30Cが第一レール10に固定される形態であってもよい。これらの形態の道路橋点検デッキ100によれば、複数の足場パネル30が第一レール10に固定されることから、より一層高い構造安定性を有する道路橋点検デッキ100が得られる。
[第2の実施形態]
<1.道路橋点検デッキ>
次に、第2の実施形態に係る道路橋点検デッキについて、図11及び図12を用いて説明する。図11は第2の実施形態に係る道路橋点検デッキの一例を道路橋とともに示す側面図であり、図12は図11のXII−XII矢視図であり、道路橋を橋軸直角方向で切断した断面図である。図11,12に示すように、道路橋点検デッキ200は、複数の足場パネル30に加えて、主桁B1を外側の側方空間OSから遮断する複数の側方パネル70を有する。図12に示すように、それぞれの主桁B1のウェブの外側面において、二条の第二レール10Aが取り付けられている。この第二レール10Aも第一レール10と同様にハンガーレールからなり、ハンガーレール10Aを構成する二つのコの字部材にそれぞれ車輪21Aが移動自在に配設され、二つの車輪21A,21Aを車軸22Aが相対回転自在に繋いでいる。各第二レール10Aに対応する車輪21A等から車輪ユニット20Aが形成される。
側方パネル70に車輪ユニット20Aが取り付けられて、第二移動式パネル体40Dが形成される。
側方パネル70は、固定用ワッシャ24Aを介して第二レール10Aに当接され、側方パネル70に固定される支持部材26がハンガーレール10Aの中央に延び、車軸22Aの有する貫通孔を貫通し、固定用ナット25Aにてナット締めされることにより、第二レール10Aに位置決めされる。すなわち、第二レール10Aに対して第二移動式パネル体40Dが位置決めされる。
図示を省略するが、橋軸方向に並ぶ側方パネル70の端部も、足場パネル30と同様に、相隣する側方パネル70の端部と係合する雄端部と雌端部を有している。また、橋脚P2側の端部にある側方パネル70も、足場パネル30Aと同様に、貫通孔を備えた山形鋼を有し、この貫通孔と第二レール10Aに開設された貫通孔を介して固定部材を挿通し、固定部材にて車輪21Aを押圧することにより、第二レール10Aに堅固に固定される。また、側方パネル70には、ワイヤ係止部71が取り付けられており、このワイヤ係止部71にワイヤW2が固定され、このワイヤW2が、橋脚P1側から橋脚P2側への側方パネル70の移送に供される。なお、主桁B1のウェブの側面に複数のワイヤ貫通部を取り付けておき、各側方パネル70のワイヤ係止部71を通るワイヤW2を主桁B1のワイヤ貫通部にも貫通させ、無端状のワイヤを形成してもよい。この無端状のワイヤにより、図1で示す無端状のワイヤW1と同様に、側方パネル70が第二レール10Aから外れた際の脱落防止を図ることができる。
道路橋点検デッキ200によれば、その構成要素である複数の足場パネル30により、主桁B1がその下方空間USから遮断され、さらに、側方パネル70により、主桁B1が外側の側方空間OSから遮断される。すなわち、二つの主桁B1及び床版Sの下面が外部空間から完全に遮断される。そのため、足場パネル30が常設の点検用足場となることの他に、主桁B1や床版S下面の耐食性や防食性をより一層高めることもでき、道路橋の耐久性のより一層の向上に寄与する。また、複数の足場パネル30及び側方パネル70にて主桁B1を外部空間から完全に遮断することにより、道路橋における交通騒音を当該足場パネル30及び側方パネル70にて遮蔽することができる。
<2.道路橋点検デッキの施工方法>
次に、第2の実施形態に係る道路橋点検デッキの施工方法について、図13乃至図15を用いて説明する。図13は、第2の実施形態に係る道路橋点検デッキの施工方法を示すフローチャートである。また、図14,15は順に、施工方法の工程図である。
第一設置工程(S300)にて各主桁B1に第一レール10を取り付けた後、図14に示すように、第二設置工程において、主桁B1のウェブの外側面に第二レール10Aを取り付ける(S302)。この第二レール10Aの取付けも、道路橋を新設する場合は、地上にて、主桁B1のウェブの一方面に第一レール10を取り付けた後、ウェブの他方面に第二レール10Aを取り付ける。また、既に施工済みの道路橋に対して道路橋点検デッキ200を施工する場合は、クレーン等にて第二レール10Aを主桁B1側方まで吊り上げた状態で、高所作業者に搭乗した作業員が溶接等にて第二レール10Aの取付けを行う。
第一固定工程(S304)及び第一施工工程(S306)を経て、主桁B1の下方位置に橋脚P1から橋脚P2に亘る複数の足場パネル30を設置した後、第二固定工程を実施する(S308)。具体的には、側方パネル70に車輪ユニット20Aが取り付けられて形成された第二移動式パネル体40Aをクレーンにて橋脚P1の天端に吊り上げ、各車輪21Aを第二レール10Aに嵌め込む。そして、ワイヤ係止部71にワイヤW2の一端を固定し、高所作業車等を利用してワイヤW2の他端を他方の橋脚P2の天端に運ぶ。橋脚P2の天端上にいる作業員がワイヤW2を牽引することにより、車輪21Aが第二レール10Aを移動して第二移動式パネル体40Dを橋脚P2側へX4方向に移送する。橋脚P2側の端部において、第二移動式パネル体40Dを位置決めし、第二レール10Aに対して側方パネル70を固定する。なお、図示を省略するが、第二移動式パネル体40Aの移送に際しても、第一移動式パネル体40の移送方法と同様に、無端状のワイヤを形成してもよい。すなわち、主桁B1の側面に橋軸方向に間隔を置いて複数のワイヤ貫通部を取付けておき、作業員は、このワイヤ貫通部にワイヤを挿通するとともに、ワイヤ係止部71にもワイヤを挿通しながら係止し、橋脚P1,P2間に亘って主桁B1の側面においてワイヤを環状に架け渡し、無端状のワイヤを形成する。橋脚P1の天端上にいる作業員が無端状のワイヤを牽引することにより、第二移動式パネル体40Dの車輪21Aが第二レール10Aに沿って移動しながら他方の橋脚P2側に移送される方法である。
第二固定工程に続き、第二施工工程を実施する(S310)。具体的には、橋脚P2側の端部において第二レール10Aに固定されている第二移動式パネル体40Dの側方に、同様の方法で他の第二移動式パネル体40DをワイヤW2を牽引して移送し、第二移動式パネル体40Dの端部同士を係合させる。以後、順次同様の方法で他の第二移動式パネル体40Dの移送及び位置決めを行う。そして、伸縮部材60を取付る取付工程を実施し(S312)、図11,12に示す道路橋点検デッキ200が施工される。
以上で説明する施工方法によれば、主桁B1に取り付けられた第一レール10及び第二レール10Aに沿って、一方の橋脚P1から他方の橋脚P2まで複数の第一移動式パネル体40及び第二移動式パネル体40Dが順次移送される。従って、道路橋の下方空間を完全に占有することなく、効率的に道路橋点検デッキ200を施工することができる。
施工された道路橋点検デッキ200においては、橋脚P2側の端部の足場パネル30が第一レール10に堅固に固定され、かつ側方パネル70が第二レール10Aに堅固に固定されている。さらに、相隣する足場パネル30の端部同士、及び側方パネル70の端部同士がそれぞれ係合していることにより、構造安定性のある道路橋点検デッキ200が施工される。
なお、図13に示す各工程の順序は、図示例に限定されるものではなく、多様な施工順序があり得る。例えば、S300、S304、S306を最初に実施して足場パネルの施工を行った後、S302、S308,S310を実施して側方パネルの施工を行う施工方法であってもよい。また、S300の後に橋脚P2側のS312を行い、S302の後に橋脚P1側のS312を行う施工方法であってもよい。
[第3の実施形態]
<道路橋点検デッキの施工方法>
次に、第3の実施形態に係る道路橋点検デッキの施工方法について、図16及び図17を用いて説明する。図16、図17は順に、道路橋点検デッキの施工方法の工程図である。この施工方法は、図16に示すように、第一設置工程において、一方の橋脚P1の足元から天端まで鉛直方向に延びる第三レール10Bを橋脚P1の側面に取り付け、第三レール10Bと既に主桁B1に取り付けられている第一レール10とを連続させる。
次に、第一固定工程では、図17に示すように、橋脚P1の足元にある第一移動式パネル体40にワイヤW2の一端を係止し、ワイヤW2を横桁B2のワイヤ貫通部Baに通し、他方の橋脚P2の足元にワイヤW2の他端を吊り下げる。このワイヤW2の他端を不図示の巻き取り装置等で巻き取ることにより、一方の橋脚P1の足元から連続した第三レール10B及び第一レール10に沿って、第一移動式パネル体40を他方の橋脚P2側の端部に移送し、第一レール10に固定する。
第一施工工程において、他の第一移動式パネル体40を同様の方法で一方の橋脚P1の足元から他方の橋脚P2側に順次移送し、足場パネル30の端部同士を係合させることにより、道路橋点検デッキ100を施工する。
以上で説明する施工方法によれば、クレーン等の重機によって、第一移動式パネル体40を橋脚P1の天端まで吊り上げる作業が不要となる。そのため、道路橋の下方空間USに住宅等が存在し、重機の作業スペースが確保できない環境下において有効な施工方法となる。
なお、上記実施形態に挙げた構成等に対し、その他の構成要素が組み合わされるなどした他の実施形態であってもよく、ここで示した構成に本発明が何等限定されるものではない。この点に関しては、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で変更することが可能であり、その応用形態に応じて適切に定めることができる。
100、200 :道路橋点検デッキ
10 :第一レール(ハンガーレール)
10A :第二レール(ハンガーレール)
10B :第三レール(ハンガーレール)
20,20A :車輪ユニット
21,21A :車輪
22,22A :車軸
23 :懸架部材
24 :固定用ワッシャ
25 :固定用ナット
26 :支持部材
30、30B :足場パネル
30A、30C :足場パネル(橋脚側端部の足場パネル)
31 :ワイヤ貫通部
32 :芯材
33 :表皮
34 :リブ
36 :雄端部
37 :雌端部
40,40A :第一移動式パネル体
40B,40C :第一移動式パネル体
40D :第二移動式パネル体
50 :固定部材
60 :伸縮部材
70 :側方パネル
B1 :主桁
B2 :横桁
Ba :ワイヤ貫通部
Br :ブラケット
W1 :無端状のワイヤ
W2 :ワイヤ
S :床版
P1,P2 :橋脚
SH :支承
US :下部空間
OS :側方空間

Claims (16)

  1. 橋軸方向に並ぶ複数の橋脚で支持されるとともに、橋軸直角方向に併設される複数の主桁に取り付けられている複数の第一レールと、
    それぞれの前記第一レールを走行自在な複数の車輪からなる車輪ユニットと、該車輪ユニットにて支持される足場パネルと、を備える第一移動式パネル体と、を有し、
    複数の前記足場パネルが相互に当接し、前記主桁の下方において橋軸方向に並んで該主桁を下方空間から遮断し、
    少なくとも一方の橋脚側端部にある前記第一移動式パネル体が、前記第一レール、もしくは前記主桁、もしくは前記複数の主桁同士を繋ぐ横桁、の少なくともいずれか一方に固定されていることを特徴とする、道路橋点検デッキ。
  2. 双方の橋脚側の端部にある前記第一移動式パネル体が、前記第一レールに固定されていることを特徴とする、請求項1に記載の道路橋点検デッキ。
  3. 全ての前記第一移動式パネル体が、前記第一レールに固定されていることを特徴とする、請求項1又は2に記載の道路橋点検デッキ。
  4. 相互に当接する二つの前記足場パネルの端部同士が係合していることを特徴とする、請求項1乃至3のいずれか一項に記載の道路橋点検デッキ。
  5. 相互に当接する二つの前記足場パネル同士が固定具にて固定されていることを特徴とする、請求項1乃至4のいずれか一項に記載の道路橋点検デッキ。
  6. 橋軸直角方向の左右端にある前記主桁がそれぞれ第二レールをさらに有し、
    それぞれの前記第二レールを走行自在な車輪と、該車輪で支持される側方パネルと、を備える第二移動式パネル体と、を有し、
    複数の前記側方パネルが相互に当接し、前記主桁の外側において橋軸方向に並んで該主桁を外側の側方空間から遮断し、
    少なくとも一方の橋脚側端部にある前記第二移動式パネル体が、前記第二レールに固定され、
    前記足場パネル及び前記側方パネルが、前記複数の主桁を外部空間から遮断していることを特徴とする、請求項1乃至5のいずれか一項に記載の道路橋点検デッキ。
  7. 前記橋脚と、橋脚側端部にある前記第一移動式パネル体との間に隙間があり、
    前記橋脚と前記橋脚側端部の前記第一移動式パネル体とに跨って、前記隙間を閉塞する伸縮部材をさらに有していることを特徴とする、請求項1乃至6のいずれか一項に記載の道路橋点検デッキ。
  8. 橋軸直角方向に併設する複数の前記主桁同士を繋ぐ複数の前記横桁が橋軸方向に配設され、
    前記横桁及び前記足場パネルにそれぞれワイヤ貫通部が取り付けられ、
    二つの前記橋脚間に亘って延びる無端状のワイヤが、前記横桁及び前記足場パネルの有する複数の前記ワイヤ貫通部を貫通していることを特徴とする、請求項1乃至7のいずれか一項に記載の道路橋点検デッキ。
  9. 橋軸方向に並ぶ複数の橋脚で支持されるとともに、橋軸直角方向に併設される複数の主桁のそれぞれに第一レールを取り付ける第一設置工程と、
    複数の車輪と、該車輪から支持される足場パネルと、を備える第一移動式パネル体を、一方の橋脚側において、それぞれの前記車輪を対応する前記第一レールに移動自在に取り付け、他方の橋脚側に前記第一移動式パネル体を移送して前記第一レールに固定する第一固定工程と、
    他の前記第一移動式パネル体を前記一方の橋脚側から前記他方の橋脚側に順次移送するとともに、隣接する前記足場パネル同士を隙間無く当接させて道路橋点検デッキを施工し、該足場パネルにて前記主桁を下方空間から遮断する第一施工工程と、を有することを特徴とする、道路橋点検デッキの施工方法。
  10. 前記第一レールに対して最後に取り付けられる、前記一方の橋脚側の端部の前記第一移動式パネル体も該第一レールに固定することを特徴とする、請求項9に記載の道路橋点検デッキの施工方法。
  11. 全ての前記第一移動式パネル体を、移送された位置において前記第一レールに固定することを特徴とする、請求項9又は10に記載の道路橋点検デッキの施工方法。
  12. 先行して移送されている前記足場パネルの端部に対し、次に移送される前記足場パネルの端部を係合させていくことを特徴とする、請求項9乃至11のいずれか一項に記載の道路橋点検デッキの施工方法。
  13. 橋軸直角方向に併設する複数の前記主桁同士を繋ぐ複数の横桁が橋軸方向に配設されており、
    前記横桁及び前記足場パネルにそれぞれワイヤ貫通部を取り付けておき、
    ワイヤを前記ワイヤ貫通部に貫通させて、二つの前記橋脚間に亘って延びる無端状のワイヤを形成し、前記第一移動式パネル体の移送に際しては、前記ワイヤの途中位置に前記足場パネルを固定し、前記無端状のワイヤを牽引することにより前記第一移動式パネル体の移送を行うことを特徴とする、請求項9乃至12のいずれか一項に記載の道路橋点検デッキの施工方法。
  14. 橋軸直角方向の左右端にある前記主桁の外側において、第二レールを取り付ける第二設置工程をさらに有し、
    車輪と、該車輪にて支持される側方パネルと、を備える第二移動式パネル体の該車輪を、一方の橋脚側において前記第二レールに移動自在に取り付け、他方の橋脚側に前記第二移動式パネル体を移送して前記第二レールに固定する第二固定工程と、
    他の前記第二移動式パネル体を前記一方の橋脚側から前記他方の橋脚側に順次移送するとともに、隣接する前記側方パネル同士を隙間無く当接させ、前記足場パネル及び前記側方パネルにて前記複数の主桁を外部空間から遮断する第二施工工程と、を有することを特徴とする、請求項9乃至13のいずれか一項に記載の道路橋点検デッキの施工方法。
  15. 双方の前記橋脚と、それぞれの橋脚側端部の前記第一移動式パネル体との間に隙間を持たせ、前記橋脚と橋脚側端部の前記第一移動式パネル体とに跨って前記隙間を閉塞する伸縮部材を取り付ける取付工程をさらに有することを特徴とする、請求項9乃至14のいずれか一項に記載の道路橋点検デッキの施工方法。
  16. 前記第一設置工程において、前記一方の橋脚の足元から天端まで鉛直方向に延びる第三レールを該橋脚の側面に取り付け、該鉛直方向に延びる第三レールと前記主桁に取り付けられている前記第一レールとを連続させ、
    前記第一固定工程において、前記一方の橋脚の足元から連続した前記第三レール及び前記第一レールに沿って前記足場パネルを前記他方の橋脚側に移送して前記第一レールに固定し、
    前記第一施工工程において、他の前記第一移動式パネル体を前記一方の橋脚の前記足元からから前記他方の橋脚側に順次移送することを特徴とする、請求項9乃至15のいずれか一項に記載の道路橋点検デッキの施工方法。
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