JPH0528007U - インダクタンスコア - Google Patents

インダクタンスコア

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JPH0528007U
JPH0528007U JP8323391U JP8323391U JPH0528007U JP H0528007 U JPH0528007 U JP H0528007U JP 8323391 U JP8323391 U JP 8323391U JP 8323391 U JP8323391 U JP 8323391U JP H0528007 U JPH0528007 U JP H0528007U
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JP
Japan
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electrode terminal
coil
flange
electrode
circuit board
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Application number
JP8323391U
Other languages
English (en)
Inventor
和夫 戸苅
洋 芳澤
Original Assignee
富士電気化学株式会社
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 耐熱性が良好で回路基板上への半田付けを確
実に行うことのできる電極端子部を有するインダクタン
スコアを提供すること。 【構成】 円柱状のコイル巻装部10の両端にそれぞれ
フランジ部12,12を一体的に形成する。そしてこの
フランジ部の周縁の径方向対向位置は切除され、平行な
端面12a,12aが形成されている。一方のフランジ
部の外面12bに、金属製からなる一対の電極端子部1
4,14を接着固定している。この電極端子部は、細長
な四角柱状の基台16と、その基台の長手方向側面に形
成された小円柱状のコイル取付部18とから構成されて
おり、両者は一体成型により形成される。そして、コイ
ル取付部18の先端は、上記フランジ部の端面より外方
に突出配置されている。さらに、上記形状からなる電極
端子部の全表面がNiメッキで被覆されている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案はインダクタンスコアに関するもので、特に面実装型のインダクタンス 素子に適したコアに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の面実装型のインダクタンスの磁心となるインダクタンスコアの一例とし て、図4に示すような実開昭59−166413号公報に開示されたものがある 。同図に示すように、このインダクタンスコア1は、柱状のコイル巻装部2と、 そのコイル巻装部2の両端に一体的に設けられた平板状のフランジ部3,4とを 有し、一方のフランジ3の外面の径方向両端近傍に一対の電極5を設けている。 そしてこの電極5は、蒸着や焼付け等により所定位置に形成するようにしている 。また、電極5の形成方法としては、金属板を所定位置に貼着する構造のものも ある。
【0003】 そして、係る構成のインダクタンスコアを用いて面実装型のインダクタンス素 子を製造するには、上記コイル巻装部2にコイルを巻回すると共に、そのコイル の端部を電極5に半田付けなどにて固定する。そして、係るインダクタンス素子 を回路基板上の所定位置に載置し、回路基板上に形成された配線と上記電極5と を半田付けすることにより面実装が行われる。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上記構成のインダクタンスコアでは、以下に示す種々の問題が あった。すなわち、コイルの端部を電極5に接続する際、並びに電極5を回路基 板上に接続する際にはそれぞれ半田付けを行うが、電極5が非常に薄いためその 半田付けの祭に生じる高温度(約300度)が電極5を介してインダクタンスコ ア1のフランジ部3につたわる。従って、電極5とフランジ部3との熱膨張率の 相違等から上記加熱時に電極5が割れたり、フランジ部3から剥がれたりするお それがある。
【0005】 また、上記したごとく電極5は非常に薄いため、インダクタンス素子を回路基 板上に装着した時には、電極5と回路基板との接続部位は2次平面的となり、し かも、電極5の表面にはコイルの端部が位置しているため平坦では無くなり、両 者間における半田付けの信頼性が低い。そして、そのように電極5が薄いために 、半田付け後に半田付けの状態を確認することも困難である。
【0006】 本考案は、上記した背景に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、 耐熱性が良好で回路基板上への半田付けを確実に行うことのできる電極端子部を 有するインダクタンスコアを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記した目的を達成するため、本考案に係るインダクタンスコアでは、コイル 巻装部の両端に一対のフランジ部を有するインダクタンスコアにおいて、前記フ ランジ部の少なくとも一方の外面に前記コイル巻装部に巻回されるコイルの端部 を接続する電極端子部を設け、その電極端子部が、前記フランジに連接する金属 製の基台と、その基台の側面に設けた金属製の細棒状のコイル取付部とから構成 されると共に、そのコイル取付部の先端部が前記フランジ部の周縁より外方に突 出配置され、かつ、前記電極端子部の表面にメッキが施されてなることを特徴と する。
【0008】
【作用】
コイル巻装部にコイルを巻回し、その端部を電極端子部のコイル取付部に取付 ける。この時コイル取付部の先端はフランジ部の周縁より外方に突出しているた め、取り付け作業が容易に行える。また、このようにコイルの端部はコイル取付 部に固定されるため、基台の底部には係るコイルの端部が位置しない。よって、 コイルを巻回して製造されたインダクタンス素子を回路基板上に装着するに際し 、基台と回路基板とは面接触が可能となる。しかも、従来の蒸着等により形成し た電極に比し、基台の肉厚が厚いため、半田付けにともない電極端子部に加わる 高温度がフランジ部までは伝わりにくなり、かかる高温度により電極端子部が割 れたりフランジ部から剥がれたりしない。しかも、回路基板への取付に際し行う 半田付けは基台の底面はもちろん側面にも半田を付けることができるため、確実 に回路基板上に固定される。そして、固定後は、基台の肉厚分だけインダクタン スコアのフランジ部と回路基板との間に空間が形成されるため、半田付けの状態 の確認を容易に行える。
【0009】
【実施例】
以下、本考案に係るインダクタンスコアの好適な実施例を説明する。図1は本 考案の一実施例を示している。同図に示すように、円柱状のコイル巻装部10の 両端にそれぞれ平板状のフランジ部12,12を設けており、このコイル巻装部 10とフランジ部12とは一体に形成されている。また、フランジ部12の周縁 の径方向対向位置が切除され、平坦な一対の端面12a,12aが形成されてお り、両端面12a,12aは平行状態となっている。
【0010】 ここで本考案では、上記一対のフランジ部12,12のうち、一方のフランジ 部12の外面12bに、金属製からなる一対の電極端子部14,14を接着固定 している。この電極端子部14,14は細長な四角柱状の基台16と、その基台 16の長手方向一側面に形成された小円柱状のコイル取付部18とから構成され ており、両者は一体成型により形成される。そして、基台16が上記フランジ部 12の端面12aの内方近傍に平行に配置されている。また、コイル取付部18 の先端は、フランジ部12の端面12aよりさらに外方に突出配置されている。
【0011】 さらに、本例では、上記形状からなる電極端子部14の全表面をNiメッキで 被覆している。このように、電極端子部14自体を導電性の良好な金属で形成す るとたに、その表面をメッキ処理したことにより、その電極端子部14における 電気抵抗を小さくすると共に、後工程での半田付け処理を確実に行えるようにし ている。
【0012】 次ぎに、上記構成のインダクタンスコアを用いて、インダクタンス素子を製造 するには、図2に示すようにコイル巻装部10の周囲にコイル20を巻回させ、 その両端部20aをそれぞれ電極端子部14のコイル取付部18に巻き付け固定 する。これにより面実装型のインダクタンス素子22が製造される。
【0013】 そして、このような構成のインダクタンス素子22を、図3に示すように回路 基板24上の所定位置に載置する。この時、電極端子部14の基台16の底面と 回路基板24との間、並びに基台16の側面の周囲に半田26を置き、その後加 熱することにより半田付け処理し、基台16を介してインダクタンス素子22を 回路基板24上の所定位置に固定する。このように、基台16と回路基板24と の間では、3次元空間的に存在する半田26を介して固着されるため、その接着 強度が高く確実に固定される。
【0014】 尚、上記した実施例では、電極取付部14のフランジ部12への固定手段とし て、接着剤を介して行う例について説明したが、本考案はこれに限ることなく、 例えばフランジ部12の所定位置に凹部を設け、その凹部内に電極取付部14を 嵌入するなど種々の手段をとることができる。また、上記した実施例では、電極 端子部14を構成する基台16並びにコイル取付部18とを一体に構成したが、 それぞれを別々に形成した後接合するようにしても良い。
【0015】
【考案の効果】
以上のように、本考案によるインダクタンスコアでは、コイルを巻回して製造 されたインダクタンス素子を回路基板上に取付けると、回路基板とフランジ部と の間には電極端子部の基台の肉厚分だけ空間が形成される。従って、係るインダ クタンス素子の回路基板への取付に際し行う半田付けは、基台の底面はもちろん 側面にも半田を付けることができるため、確実に回路基板上に固定される。そし て、固定後は上記空間を利用して上記半田付けの状態の確認を容易に行える。
【0016】 また、電極端子部は、従来の蒸着等により形成した電極に比し肉厚が厚いため 、半田付けにともない電極端子部に加わる高温度がフランジ部までは伝わりにく いので、かかる高温度により電極端子部が割れたりフランジ部から剥がれたりせ ず、耐熱性が向上する。
【0017】 しかも、電極端子部のコイル取付部の先端がフランジ部の周縁より外方に突出 しているため、コイルの端部をコイル取付部へ取り付ける作業が容易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係るインダクタンスコアの一実施例を
示す斜視図である。
【図2】図1に示すインダクタンスコアを用いて製造さ
れたインダクタンス素子を示す斜視図である。
【図3】図2に示すインダクタンス素子を回路基板上へ
取り付けた例を示す側面図である。
【図4】従来のインダクタンスコアの一例を示す斜視図
である。
【符号の説明】
10 コイル巻装部 12 フランジ部 12b 外 面 14 電極端子部 16 基 台 18 コイル取付部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コイル巻装部の両端に一対のフランジ部
    を有するインダクタンスコアにおいて、 前記フランジ部の少なくとも一方の外面に前記コイル巻
    装部に巻回されるコイルの端部を接続する電極端子部を
    設け、 その電極端子部が、前記フランジに連接する金属製の基
    台と、その基台の側面に設けた金属製の細棒状のコイル
    取付部とから構成されると共に、そのコイル取付部の先
    端部が前記フランジ部の周縁より外方に突出配置され、 かつ、前記電極端子部の表面にメッキが施されてなるこ
    とを特徴とするインダクタンスコア。
JP8323391U 1991-09-18 1991-09-18 インダクタンスコア Pending JPH0528007U (ja)

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JP8323391U JPH0528007U (ja) 1991-09-18 1991-09-18 インダクタンスコア

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JP8323391U JPH0528007U (ja) 1991-09-18 1991-09-18 インダクタンスコア

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ID=13796611

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013102056A (ja) * 2011-11-08 2013-05-23 Sumida Corporation 磁性部品および磁性部品の製造方法
JP2016039373A (ja) * 2014-08-05 2016-03-22 日立金属株式会社 磁心およびそれを用いたコイル部品

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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 19970722