JPH07263251A - インダクタンス素子 - Google Patents

インダクタンス素子

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JPH07263251A
JPH07263251A JP7948994A JP7948994A JPH07263251A JP H07263251 A JPH07263251 A JP H07263251A JP 7948994 A JP7948994 A JP 7948994A JP 7948994 A JP7948994 A JP 7948994A JP H07263251 A JPH07263251 A JP H07263251A
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JP
Japan
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drum
metal plate
inductance element
core
flange
Prior art date
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Pending
Application number
JP7948994A
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English (en)
Inventor
Koji Arakawa
洸治 荒川
Kunio Sasamori
佐々森邦夫
Izumi Ishii
泉 石井
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Toko Inc
Original Assignee
Toko Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 円形板状のフランジを有するドラム状コアを
用いても自動実装装置のチャックで安定して保持できる
インダクタンス素子を提供する。 【構成】 円形板状のフランジを有するドラム状コアの
下側のフランジの底面に、1対の金属板端子の接合部が
接合されている。1対の金属板端子の接合部からほぼ垂
直に折り曲げられた平面部は、ドラム状コアの中心軸か
ら見て相対向して平行になっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、プリント基板やセラミ
ック基板などの回路基板に、自動実装装置を使用して搭
載される表面実装型のインダクタンス素子に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】図7は、従来のこの種のインダクタンス
素子の斜視図である。ドラム状コア71は、コイル巻装
部72の両端に円形の板状フランジ73A、73Bを有
している。このドラム状コア71の底面である下側のフ
ランジ73Bの裏面は、一対の金属板端子74の表面に
またがる様に耐熱性の接着剤等で接続される。そして、
ドラム状コア71のコイル巻装部72に巻かれたコイル
のリード75が、金属板端子74に設けられたリード接
続部76にそれぞれからげてはんだで接続される。この
金属板端子74の裏面は、プリント基板の回路パターン
に半田等で接続される。なお、図7において、コイルは
リードのみが示されている。しかし、この様なインダク
タンス素子は、ドラム状コア71の上側のフランジ73
Aが円形の板状に形成されている。そのため、プリント
基板の所定の位置に搭載するために自動実装装置を使用
した場合、自動実装装置のチャックでインダクタンス素
子を保持しそこなったり、プリント基板の所定の位置に
行くあいだに自動実装装置のチャックからインダクタン
ス素子がはずれたりするという問題があった。
【0003】そこで、プリント基板の所定の位置に搭載
するために自動実装装置を使用できる様に従来図8に斜
視図を示すようなインダクタンス素子が考えだされてい
る。このインダクタンス素子は、2枚の円形の板状のフ
ランジ82A、82Bを有するドラム状コア81の上側
のフランジ82Aに相対する2つの平面部83を設けて
いる。そして、この平面部83を自動実装装置のチャッ
ク84で保持することにより、インダクタンス素子は保
持される。しかし、ドラム状コア81に平面部83を設
けてある為に、コアの生産性が悪く、かつコアが高価に
なり、その分インダクタンス素子も高価になるという問
題があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、円形板状の
フランジを有するドラム状コアを使用しても自動実装装
置のチャックで確実に保持できるインダクタンス素子を
提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明のインダクタンス
素子は、コイル巻装部の両端にそれぞれ円形板状のフラ
ンジを有するドラム状コアのコイル巻装部にコイルが巻
装され、コイルのリードが、ドラム状コアの一方のフラ
ンジに接合された少なくとも1対の金属板端子にそれぞ
れ接続され、1対の金属板端子には、それぞれドラムコ
アの底面が接合される接合部と、ドラム状コアのフラン
ジの厚み方向に接合部から上方に折り曲げられ、先端が
フランジの厚み以内にある平面部と、接合部から折り曲
げられたリード接続部を設け、1対の金属板端子の平面
部をドラム状コアの中心軸から見て相対向して平行に配
置したことを特徴とするものである。
【0006】
【作用】本発明は、それぞれの金属板端子にドラム状コ
アのフランジの厚み方向に接合部から上方に折り曲げら
れた平面部を設け、1対の金属板端子の平面部がドラム
状コアの中心軸から見て相対向して平行に配置される。
この平面部にそれぞれ自動実装装置のチャックが接し、
保持される。
【0007】
【実施例】以下、本発明のインダクター素子の一実施例
を図面を参照して説明する。図1は、本発明のインダク
タンス素子の第1の実施例の分解斜視図、図2は図1の
側面図である。ドラム状コア11は、円柱状のコイル巻
装部12の両端に円形板状のフランジ13A、13Bを
有している。このドラム状コア11の底面である下側の
フランジ13Bの裏面には、1対の金属板端子14A、
14Bが接合されている。金属板端子14A、14B
は、それぞれ四角形の金属の板の全幅を垂直に上方に折
り曲げて、L字形に形成し、接合部15Aと接合部15
Aから上方に折り曲げられた平面部16A、接合部15
Bと接合部15Bから上方に折り曲げられた平面部16
Bを設けてある。接合部15A、15Bは、それぞれ表
面が四角形になっている。平面部16Aは、接合部15
Aの表面から垂直に上方に折り曲げられ、接合部15A
と垂直な面を形成している。また、平面部16Bは、接
合部15Bの表面から垂直に上方に折り曲げられ、接合
部15Bと垂直な面を形成している。平面部16Aと平
面部16Bの先端は、下側のフランジ13Bの表面から
突出しない高さにある。また、接合部15Aの側面に
は、折り曲げて逆L字形にして接合部15Aの裏面と高
さを異ならせたリード接続部17Aを設けてある。さら
に、接合部15Bの側面には、折り曲げて逆L字形にし
て接合部15Bの裏面と高さを異ならせたリード接続部
17Bを設けてある。金属板端子14Aの接合部15A
と金属板端子14Bの接合部15Bは、間隔をあけて同
一面上に配置されて、その表面に、ドラム状コア11の
底面がまたがって配置され、耐熱性の接着剤で接合され
る。この時、金属板端子14Aの平面部16Aと金属板
端子14Bの平面部16Bの裏面は、円形板状のフラン
ジ13の円周の接線に接し、かつドラム状コア11の中
心軸から見て平面部16A、16Bが相対向して平行に
なっている。なお、ドラム状コア11のコイル巻装部1
2には、コイル21が巻かれ、コイル21のリード線
は、それぞれリード接続部17A、17Bにからげては
んだで接続される。そして、金属板端子14Aの接合部
15Aと金属板端子14Bの接合部15Bの裏面が、プ
リント基板上に形成された回路パターンに半田等で接続
される。
【0008】図3は、本発明のインダクタンス素子の第
2の実施例の分解斜視図、図4は図3の上面図である。
2枚の円形板状のフランジ32A、32Bを有するドラ
ム状コア31の下側のフランジ32Bの底面には、1対
の金属板端子33A、33Bが接合されている。金属板
端子33Aの接合部34Aと、金属板端子33Bの接合
部34Bは、それぞれ表面が半円形に形成されている。
また、金属板端子33Aの平面部35Aと金属板端子3
3Bの平面部35Bは、それぞれ接合部34A、34B
の円周部分に一体に形成された突片を垂直に上方に折り
曲げて設けてある。平面部35A、35Bの先端は、下
側のフランジ32Bの表面から突出しない高さにある。
また、金属板端子33Aには、接合部34Aの円周部分
の側面に折り曲げて逆L字形にして接合部34Aの裏面
と高さを異ならせたリード接続部36Aを設けてある。
さらに、金属板端子33Bには、接合部34Bの円周部
分の側面に折り曲げて逆L字形にして接合部34Bの裏
面と高さを異ならせたリード接続部36Bを設けてあ
る。この金属板端子33Aの接合部34Aと金属板端子
33Bの接合部34Bは、同一面上に配置され、ドラム
状コア31の下側のフランジ32Bの裏面が耐熱性の接
着剤で接合される。この時、金属板端子32Aの平面部
35Aと金属板端子32Bの平面部35Bの裏面が、そ
れぞれ円形板状のフランジ32Bの円周の接線と接し
て、かつ平面部35Aと35Bがドラム状コア31の中
心軸から見て相対向して平行になっている。そして、ド
ラム状コア31のコイル巻装部37にコイルが巻かれ、
コイルのリードが、リード接続部36A、36Bにそれ
ぞれからげられ、はんだで接続される。
【0009】図5は、本発明のインダクタンス素子の第
3の実施例の分解斜視図、図6は図5の上面図である。
金属板端子53Aの接合部54Aと金属板端子53Bの
接合部54Bは、ドラム状コア51の下側の円形板状の
フランジ52の底面に間隔をあけて耐熱性の接着剤で接
合される。金属板端子53Aの接合部54Aの一辺に、
間隔をあけて2つの突片を形成し、垂直に上方に折り曲
げて2つの平面部55A、55Bを形成してある。ま
た、金属板端子53Bの接合部54Bの一辺に、間隔を
あけて2つの突片を形成し、ほぼ垂直に上方に折り曲げ
て2つの平面部55C、55Dを形成してある。金属板
端子53Aの平面部55A、55Bと金属板端子53B
の平面部55C、55Dが、ドラム状コア51の中心軸
から見て相対向して平行になっている。なお、金属板端
子53Aの接合部54Aと金属板端子53Bの接合部5
4Bには、それぞれ逆L字形に形成されたリード接続部
56A、56Bをそれぞれもうけてある。
【0010】以上、本発明のインダクタンス素子の実施
例を述べたが、本実施例に限られるものではない。例え
ば、金属板端子の接合部の形状は、多角形でも半円形で
もよい。また、平面部の裏面は、円形板状のフランジの
円周と平行になっていてもよい。
【0011】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、それ
ぞれの金属板端子にドラム状コアのフランジの厚み方向
に接合部から上方に折り曲げられた平面部を設け、1対
の金属板端子の平面部がドラム状コアの中心軸から見て
相対向して平行に配置されるので、自動実装装置のチャ
ックでインダクタンス素子が保持される。従って、自動
実装装置のチャックでインダクタンス素子を保持しそこ
なったり、基板の所定の位置に行くあいだに自動実装装
置のチャックからインダクタンス素子がはずれることも
ない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のインダクタンス素子の第1の実施例
の分解斜視図である。
【図2】 図1の側面図である。
【図3】 本発明のインダクタンス素子の第2の実施例
の分解斜視図である。
【図4】 図3の上面図である。
【図5】 本発明のインダクタンス素子の第3の実施例
の分解斜視図である。
【図6】 図5の上面図である。
【図7】 従来のインダクタンス素子の斜視図である。
【図8】 従来の別のインダクタンス素子の斜視図であ
る。
【符号の説明】
11 ドラム状コア 12 コイル巻装部 13 フランジ 14 金属板端子

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コイル巻装部の両端にそれぞれ円形板状
    のフランジを有するドラム状コアのコイル巻装部にコイ
    ルが巻装され、該コイルのリードが、該ドラム状コアの
    一方のフランジに接合された少なくとも1対の金属板端
    子に、それぞれ接続されたインダクタンス素子におい
    て、該1対の金属板端子には、それぞれドラム状コアの
    底面が接合される接合部と、ドラム状コアのフランジの
    厚み方向に該接合部から上方に折り曲げられ、先端がフ
    ランジの厚み以内にある平面部と、該接合部から折り曲
    げられたリード接続部を設け、該1対の金属板端子の平
    面部をドラム状コアの中心軸から見て相対向して平行に
    配置したことを特徴とするインダクタンス素子。
  2. 【請求項2】 前記金属板端子の平面部が複数設けられ
    た請求項1記載のインダクタンス素子。
JP7948994A 1994-03-25 1994-03-25 インダクタンス素子 Pending JPH07263251A (ja)

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