JPH05224403A - 感光性平版印刷版の処理廃液の処理方法 - Google Patents

感光性平版印刷版の処理廃液の処理方法

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JPH05224403A
JPH05224403A JP4023852A JP2385292A JPH05224403A JP H05224403 A JPH05224403 A JP H05224403A JP 4023852 A JP4023852 A JP 4023852A JP 2385292 A JP2385292 A JP 2385292A JP H05224403 A JPH05224403 A JP H05224403A
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JP
Japan
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lithographic printing
liquid
photosensitive lithographic
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Application number
JP4023852A
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English (en)
Inventor
Kazuhiro Shimura
和弘 志村
Masabumi Uehara
正文 上原
Akira Nogami
野上  彰
Takayuki Sugaiwa
隆之 菅岩
Masahiro Funaki
昌弘 舩木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
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  • Separation Of Suspended Particles By Flocculating Agents (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 感光性平版印刷版の処理廃液を処理して液体
と固体とに分離し、該液体を感光性平版印刷版の処理に
再利用する処理装置を長期間稼働した場合に、該処理装
置の配管等に汚れ(細菌やカビによる)が付着し、保守
等に手間がかかる問題が改善され、また、それにより、
軽減された保守作業において長期間安定した現像処理が
可能となり、さらにまた、処理廃液を再生し再利用する
ことにより処理廃液量を減少し得る感光性平版印刷版の
処理方法の提供。 【構成】 感光性平版印刷版の処理廃液を処理して液体
と固体とに分離し、分離した液体を感光性平版印刷版の
処理に再利用する感光性平版印刷版の処理廃液の処理及
び再利用方法において、処理廃液の処理時及び/又は分
離された該液体の再利用時に、防腐剤、防カビ剤及び殺
菌剤から選ばれる少なくとも1種を添加する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、感光性平版印刷版の処
理廃液を処理して液体と固体とに分離し、分離された液
体を再利用する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】感光性平版印刷版を用いて平版印刷版を
作成する製版工程では通常、画像露光された感光性平版
印刷版を、自動現像機で搬送しながら現像液を感光層に
付与して支持体上の感光層を画像様に溶出させたのち、
表面に付着した感光層の溶出物及び現像液を水洗して除
去し、その後必要によりリンス液による処理又は不感脂
化処理が施される。このような処理工程において、多量
の感光性平版印刷版を処理する場合には、処理によって
消費された成分を補充し、また、処理によって現像液中
に溶出あるいは蒸発によって濃化する成分を除去して現
像液成分を一定に維持する手段が採られており、上記補
充のために補充液が現像液に補充され、上記濃化成分の
除去のために現像液の一部が、また、現像液性能が許容
限度外となるような場合には現像液の全部が廃棄処分さ
れる。水洗工程以降においても、前工程からの持ち込み
等によって処理液が疲労し、現像液の場合と同様に処理
液の廃液を生じる。
【0003】ところで、このような廃液の処理は、近年
の水質汚濁防止法や各都道府県条例による公害規制の強
化により、通常多量の水を用いて、感光性平版印刷版を
洗浄する水洗水の下水道への廃棄は可能であるが、現像
廃液及び少量の水で繰り返し使用する水洗水の廃棄は実
質的に不可能となっている。このため、写真処理業者は
廃液を廃液処理業者に回収料金を払って回収してもらっ
たり、公害処理設備を設置したりしている。
【0004】現像廃液を廃液処理業者に委託する方法
は、廃液を貯めておくのにかなりのスペースが必要とな
るし、またコスト的にもきわめて高価であり、さらに公
害処理設備は初期投資が極めて大きく、整備するのにか
なり広大な場所を必要とする等の問題を有している。
【0005】このような問題の対策技術として、感光性
平版印刷版の処理廃液を中和し、濾過により液体と固体
とに分離する方法が一般的である。また、本出願人は、
分離した液体を再利用する技術として、循環再使用する
水洗水を中和、凝集剤添加、濾過助剤添加等によって凝
集させた後、濾過し、濾液を該水洗水に使用する方法
(特願平3-153329号)、及び上記のような凝集及び濾過
した濾液を蒸留し蒸留した液を水洗水及び現像液の溶媒
として使用する方法(特願平3-154707号、同3-303459
号、同3-314815号)を提案した。
【0006】
【発明が解決しようとする問題点】しかしながら、長期
間稼働すると、途中の配管等に水垢(細菌やカビによ
る)が付着し、保守等に手間がかかる問題がある。ま
た、分離された液体を再利用する上記技術にも、長期に
稼働した場合、配管等に水垢(同上)が付着し、また分
離した固形物に腐敗やカビが発生する問題があることが
認められた。
【0007】従って、本発明の目的は、処理廃液の処理
装置の保守作業が軽減する処理廃液の処理方法を提供す
ることであり、また、処理廃液量を減少し得る処理廃液
の処理方法を提供することであり、また、自動現像機の
汚れの発生を低減し得る処理廃液の処理方法を提供する
ことであり、さらにまた、長期間自動現像機の手間がか
からず安定した現像処理ができる処理廃液の処理方法を
提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記本発明の目的を達成
する本発明の構成は下記〜である。
【0009】感光性平版印刷版の処理廃液を処理して
液体と固体とに分離し、分離した液体を感光性平版印刷
版の処理に再利用する感光性平版印刷版の処理廃液の処
理方法において、処理廃液の処理時及び/又は分離され
た該液体の再利用時に、防腐剤、防カビ剤及び殺菌剤か
ら選ばれる少なくとも1種を添加することを特徴とする
感光性平版印刷版の処理廃液の処理方法。
【0010】感光性平版印刷版の処理廃液を処理して
液体と固体とに分離し、分離した液体を感光性平版印刷
版の処理に再利用する感光性平版印刷版の処理廃液の処
理方法において、上記分離工程以前にそれぞれ水可溶性
又は水難溶性の防腐剤、防カビ剤及び殺菌剤から選ばれ
る少なくとも1種を処理廃液に添加することを特徴とす
る感光性平版印刷版の処理廃液の処理方法。
【0011】感光性平版印刷版の処理廃液を処理して
液体と固体とに分離し、分離した液体を感光性平版印刷
版の処理に再利用する感光性平版印刷版の処理廃液の処
理方法において、上記分離工程以前にそれぞれ水難溶性
の防腐剤、防カビ剤及び殺菌剤から選ばれる少なくとも
1種を添加し、分離された液体に、それぞれ水可溶性の
防腐剤、防カビ剤及び殺菌剤から選ばれる少なくとも1
種を添加することを特徴とする感光性平版印刷版の処理
廃液の処理方法。
【0012】循環水洗工程を含む感光性平版印刷版の
自動現像機を用いて該循環水洗水の少なくとも一部を凝
集工程及び液体と固体に分離する分離工程を含む処理方
法で処理し、分離された液体を水洗水として利用する再
利用工程を含む感光性平版印刷版の処理方法であって、
該凝集工程、該分離工程及び該再利用工程の少なくとも
1つの工程で、防腐剤、防カビ剤及び殺菌剤から選ばれ
る少なくとも1種を添加することを特徴とする感光性平
版印刷版の処理方法。
【0013】循環水洗工程を含む感光性平版印刷版の
自動現像機を用いて該循環水洗水の少なくとも一部を凝
集工程及び液体と固体に分離する分離工程を含む処理方
法で処理し、分離された液体を水洗水として利用する再
利用工程を含む感光性平版印刷版の処理方法であって、
該分離工程以前に、それぞれ水可溶性又は水難溶性の防
腐剤、防カビ剤及び殺菌剤から選ばれる少なくとも1種
を添加することを特徴とする感光性平版印刷版の処理方
法。
【0014】循環水洗工程を含む感光性平版印刷版の
自動現像機を用いて該循環水洗水の少なくとも一部を凝
集工程及び液体と固体に分離する分離工程を含む処理方
法で処理し、分離された液体を水洗水として利用する再
利用工程を含む感光性平版印刷版の処理方法であって、
該分離工程以前に、それぞれ水難溶性の防腐剤、防カビ
剤及び殺菌剤から選ばれる少なくとも1種を添加し、分
離された後の液体にそれぞれ水可溶性の防腐剤、防カビ
剤及び殺菌剤から選ばれる少なくとも1種を添加するこ
とを特徴とする感光性平版印刷版の処理方法。
【0015】以下、本発明について詳述する。
【0016】まず、本発明における処理廃液の処理方法
について説明する。
【0017】本発明における処理廃液を液体と固体とに
分離する手段として、処理廃液に中和剤、凝集剤、濾過
助剤等を添加して、処理廃液中に混入している感光層の
溶出物等を凝集させる凝集法、濾過法及び蒸留法から選
ばれる1つ、及びこれらの2以上の組み合わせが挙げら
れる。更に、上記方法にその他の手段、例えば亜硫酸塩
を含有する処理廃液を酸を添加して中和する際の亜硫酸
ガスの発生を防止するための酸化剤(過酸化水素等)の
添加、イオン交換樹脂による処理、逆浸透法等を併用し
てもよい。上記凝集法、濾過法及び蒸発法(加熱濃縮
法)については、本出願人による特願平3-154,707号明
細書を参照することができる。
【0018】処理廃液を液体と固体とに分離する好まし
い手段として凝集法と濾過法との組み合わせが挙げられ
る。この処理方法は、処理廃液(例えば、現像工程に続
く水洗工程で循環再使用されて疲労した水洗水)に中和
剤を添加して中和し、濾過助剤及び/又は凝集剤を添加
して混入成分を凝集させた後、濾過して液体と固体とに
分離するものである。
【0019】上記中和剤としては、pHを低下させる場
合、硫酸、塩酸等の液状のものが好ましく、pHを上昇
させる場合、苛性ソーダ、炭酸ソーダ等の水溶液、消石
灰、石灰岩等の粉末を用いることが好ましい。中和処理
後のpHは2〜5とすることが好ましい。
【0020】濾過助剤としては、ケイソウ土、セルロー
ス系助剤、その他の鉱物系助剤(例えば、パーライト)
等を好ましく使用することができる。市販の濾過助剤と
しては、ケイソウ土濾過助剤として、ラジオライト#1
00,#700,#800(昭和化学工業(株))、セ
ルロース系濾過助剤として、フィイブウセルSW−1
0,BH−40(日本ケイソウ土(株))、ケイソウ土
以外の他の鉱物系濾過助剤として、セライト ハイフロ
スーパーセル(日本ケイソウ土(株))、トプコパーラ
イト#36,#37(同)、炭素(活性炭)、石綿等を
使用することができる。濾過助剤の添加量は、処理廃液
に対して0.1〜3重量%の範囲が好ましく、より好まし
くは中和凝集処理された液の残渣量同等か残渣量の1/
2の量が好ましい。
【0021】凝集剤としては、無機系凝集剤、ポリアク
リルアミド、ポリエチレンイミン、ポリアクリル酸、ポ
リエチレンオキシド、ポリアミン系高分子化合物等の有
機系凝集剤を好ましく用いることができる。凝集剤の添
加量は、処理対象液量に対して0.1〜2重量%の範囲が
好ましい。濾過助剤及び凝集剤の添加は、中和剤の添加
と同時か中和剤の添加より前であることが好ましい。
【0022】中和凝集処理した液の濾過の前又は後に活
性炭処理を施してもよい。該活性炭処理には、濾過助剤
としての活性炭の処理廃液への添加、及び活性炭による
吸着処理が含まれる。活性炭による吸着処理は、活性炭
を充填した吸着塔に処理すべき液を通す公知の方法を適
用することができる。
【0023】中和凝集処理した処理廃液の濾過方法とし
ては、遠心濾過、プレス濾過若しくは吸引濾過、糸巻状
(紡績糸、ポリプロピレン、活性炭等)カートリッジフ
ィルタ、活性炭充填フィルタ等による濾過方法を好まし
く適用することができる。遠心濾過を適用する場合、濾
材としては、通気量が0.5〜300ml/cm2・secの範囲のも
のが好ましく、濾紙、綿布,ポリエチレン繊維,ポリ塩
化ビニル繊維等を用いた織布及び不織布等を使用するこ
とができる。遠心濾過機の回転数は10〜3000rpmが好ま
しい。
【0024】上記中和凝集処理及び濾過により分離され
た液体を蒸留法に付すこともできる。蒸留法は、濾過に
よって分離された液体を加熱して常圧又は減圧下に蒸留
し、凝縮液を感光性平版印刷版の処理液(例えば水洗
水、現像液の希釈水等)としてに使用する。
【0025】次に、本発明における防腐剤、防カビ剤及
び殺菌剤について説明する。
【0026】本発明に用いられる防腐剤、防カビ剤及び
殺菌剤(以下、これらを「防腐剤等」と総称することが
ある)の好ましい具体例として下記が挙げられる。
【0027】安息香酸、安息香酸ナトリウム、ソルビン
酸、ソルビン酸カリウム、p-オキシ安息香酸イソブチル
(*)、p-オキシ安息香酸イソプロピル(*)、p-オキ
シ安息香酸メチル、p-オキシ安息香酸エチル、p-オキシ
安息香酸ブチル(*)、p-オキシ安息香酸プロピル
(*)、デヒドロ酢酸(*)、デヒドロ酢酸ナトリウ
ム、プロピオン酸カルシウム、プロピオン酸ナトリウ
ム、ジフェニール(*)、o-フェニルフェノール、o-フ
ェニルフェノールナトリウム、チアベンダゾール、過酸
化水素、次亜塩素酸ナトリウム、アクリル酸アミド
(*)、p-クロロ-m-クレゾール、塩化ステアリルジメ
チルベンジルアンモニウム、塩化ジオクチルジメチルア
ンモニウム、その他アルキル第4級アンモニウムクロラ
イド、ジアルキル第4級アンモニウムクロライド、2-オ
クチル-4-イソチアゾリン-3-オン、5-クロロ-2-メチル-
4-イソチアゾリン-3-オン、2-メチル-4-イソチアゾリン
-3-オン、4,5-ジクロロ-2-n-オクチルイソチアゾリン-3
-オン、(2,2′-ジヒドロキシ-5,5-ジクロロ)ジフェニ
ルメタン、アリルメタノールハロゲンアルキルアシルア
ミノメタノール、N-(2-ヒドロキシプロピル)-アミノメ
タノール、ブロモニトロアルコール、1,2-ベンズイソチ
アゾリン-3-オン、テトラクロロイソフタロニトリル
(*)、2-(4-チアゾリル)ベンゾイミダゾール(*)
等。
【0028】なお、防腐剤等において、20℃における水
100gに対して0.1g以下の溶解性のものを「水難溶性」、
0.1gを越える溶解性のものを「水可溶性」とする。上記
化合物例においては、*印を付したものが水難溶性、*
印の付してないものが水可溶性である。
【0029】上記防腐剤等は、処理廃液の処理時に該処
理廃液に添加するか又は分離された液体の再利用時に該
液体に添加するか又は上記処理時及び上記再利用時の両
方に添加する。ここで、上記「処理時」とは、処理廃液
を廃液処理のために排出してから再利用する液体が分離
されるまでを意味し、上記「再利用時」とは再利用する
液体が分離されてから再利用するまでを意味し、該態様
の範囲において下記〜が包含される。
【0030】処理廃液を液体と固体とに分離する工程
以前に、水可溶性又は水難溶性の防腐剤等から選ばれる
少なくとも1種を処理廃液に添加する。
【0031】処理廃液を液体と固体とに分離する工程
以前に水難溶性の防腐剤等から選ばれる少なくとも1種
を添加し、分離された液体に水可溶性の防腐剤等から選
ばれる少なくとも1種を添加する。
【0032】循環水洗工程を含む感光性平版印刷版の
自動現像機を用いて該循環水洗水の少なくとも一部を凝
集工程及び液体と固体に分離する分離工程を含む処理方
法で処理し、分離された液体を水洗水として利用する再
利用工程を含む感光性平版印刷版の処理方法において、
該凝集工程、該分離工程及び該再利用工程の少なくとも
1つの工程で防腐剤等から選ばれる少なくとも1種を添
加する。
【0033】上記の感光性平版印刷版の処理方法に
おいて、分離工程以前に、水可溶性又は水難溶性の防腐
剤等から選ばれる少なくとも1種を添加する。
【0034】上記の感光性平版印刷版の処理方法に
おいて、分離工程以前に、水難溶性の防腐剤等から選ば
れる少なくとも1種を添加し、分離された後の液体に水
可溶性の防腐剤等から選ばれる少なくとも1種を添加す
る。
【0035】防腐剤等は1種を用いても又2種以上を併
用してもよく、防腐剤等の添加量は、処理廃液又は分離
した液体に対して10ppm以上とすることが好ましい。
【0036】次に、本発明の処理方法を、該処理方法に
用いられる装置の一例を示す図面を参照して説明する。
【0037】図1は、本発明の感光性平版印刷版の処理
及び該処理で生じる処理廃液の処理を行う装置の一例の
概略構成を示す図である。同図において、P1は感光性
平版印刷版の処理を行う自動現像機、P2は該自動現像
機P1において循環して使用され疲労した水洗水に対し
て液体と固体とに分離する処理を行う処理廃液処理装置
である。
【0038】自動現像機P1において、Aは現像を行う
現像部、Bは水洗を行う水洗部、Cはリンス処理、不感
脂化処理(ガム液の塗布)等の後処理を行うフィニシャ
ー部、Dは乾燥を行う乾燥部、PSは感光性平版印刷版
の搬送路である。
【0039】現像部Aにおいて、1a〜1dは感光性平
版印刷版を搬送するための搬送ローラ対又は搬送ロー
ラ、2は搬送されている感光性平版印刷版1枚毎に実質
的に未使用の現像液をその感光層面に供給する現像液供
給スリットで、2枚の板材により形成されるスリットを
その下端に有し、現像液供給ノズル3から供給された現
像液を該スリットから搬送幅にわたって一様の液厚に搬
送されている感光性平版印刷版の上面に供給するように
構成されており、その詳細は特開昭64-81943号公報の記
載を参照することができる。4は浸漬現像を行うための
浸漬現像バット、5は浸漬現像バット4内へ感光性平版
印刷版を案内する押えローラ、6は現像促進用のブラシ
ローラ、7a〜7cはスクイズローラ、8はローラ洗浄
用現像液バット、9は廃液タンクである。
【0040】現像液供給ノズル3へ送る現像液は、濃縮
現像液を希釈水で希釈して現像液(使用液)として送る
ように構成されている。10は濃縮現像液を貯蔵する濃縮
現像液タンク、11は希釈水を貯蔵する希釈水タンク、12
は濃縮現像液と希釈水とを混合して現像液(使用液)と
する希釈現像液タンク、13は定量ポンプである。希釈現
像液タンク12内の希釈現像液は図示しない定量ポンプで
現像液供給ノズル3へ送られるようになっている。
【0041】水洗部Bでは、循環して使用される水洗水
を容れる循環水洗槽20内の水洗水をポンプ21によってシ
ャワーノズル22から感光性平版印刷版の表面に噴射し
て水洗し、絞りローラ7bでスクイーズして水洗を終了
する。感光性平版印刷版は次いでフィニシャー部Cで、
リンス液、不感脂化液(ガム液)等の後処理液を容れた
フィニシャー液槽30中の処理液をポンプ31でシャワーノ
ズル32から版面へ供給し、絞りローラ7cでスクイーズ
し、次いで乾燥部Dへ送られるように構成されている。
【0042】処理廃液処理装置P2において、自動現像
機P1の水洗部Bで循環再使用された循環水洗槽20中の
疲労した水洗水をポンプ40で中和凝集処理を行う化学的
処理槽41へ送る。このときのポンプ40の作動及び送液量
は、自動現像機P1へ挿入された感光性平版印刷版の面
積の積算量が所定量に達した時にポンプ40が作動され、
送液量が該積算量に対応する量になるように、図示しな
い制御機構によりポンプ40の作動が制御されるように構
成されている。
【0043】化学的処理槽41では、一回に処理すべき水
洗水が送られると、中和剤タンク42に入れられた中和剤
がポンプ43により化学的処理槽41内へ送られて該槽内の
水洗水へ添加される。中和剤の添加は、pH計44により
測定された処理対象液のpH測定値に基づき、所定のp
H範囲に調整されるようにポンプ43の作動が制御される
ように構成されている。
【0044】上記中和処理と平行して、カゼインタンク
45に容れられたカゼイン、活性炭タンク46に入れられた
活性炭及び過酸化水素タンク47に容れられた過酸化水素
がそれぞれ図示しないロータリーフィーダ、定量ポンプ
等の給送手段により所定量添加されるようになってい
る。48は撹拌機である。本発明に用いる防腐剤等は図示
しない供給装置により化学的処理槽41内の処理廃液へ所
定量添加する。
【0045】中和剤、カゼイン、活性炭、過酸化水素及
び防腐剤等が添加された所定時間の後、ポンプ49が作動
して化学的処理槽41内の水洗水を遠心濾過機50へ送り遠
心濾過するようになっている。遠心濾過機50では、図示
しない回転する内槽及びその内側に装着した濾布等の濾
材によって濾液と残渣とに遠心濾過される。51は上記内
槽を回転させるモータである。上記濾液は濾液タンク52
に流入し一時貯蔵される。濾液タンク52内の濾液はポン
プ53によってフィルタ54で濾過し、自動現像機P1の循
環水洗槽20へ戻されるようになっている。
【0046】なお、図1に示す装置では、処理対象の処
理廃液が循環再使用される水洗水である例を示したが、
これに限定されるものではないことは勿論である。ま
た、処理廃液処理装置は、図1中に2点鎖線で示したよ
うに、分離した液体を直接自動現像機へ戻さず、濾液回
収タンク55へ収容し、そこから再利用するように構成し
てもよい。
【0047】なお、上記には、中和剤、カゼイン、活性
炭及び過酸化水素の4種の添加剤を添加する例を挙げた
が、添加装置は添加剤の種類等により適宜増減できるこ
とは勿論である。
【0048】本発明において、分離された液体の再利用
は、現像液の希釈水、フィニシャー液の希釈水、水洗
水、自動現像機の洗浄水として使用することが好まし
い。特に水洗廃液を処理して再び水洗水として使用する
場合及びアラビアゴム等の有機物を含有するフィニシャ
ー液の希釈水として再利用する場合にという顕著な効果
がある。
【0049】本発明が適用される処理廃液には次のよう
なものが包含される:感光性物質としてジアゾ化合物を
用いたネガ型感光層を有する感光性平版印刷版、感光性
物質としてo-キノンジアジド化合物を用いたポジ型感光
層を有する感光性平版印刷版、及び感光性物質としてフ
ォトポリマーを用いた感光性平版印刷版の現像廃液、水
洗水の廃液ないし疲労液、リンス処理,不感脂化処理の
処理廃液。
【0050】より具体的には、例えば特開昭62-175757
号、同62-24263号、同62-24264号、同62-25761号、同62
-35351号、同62-73271号、同62-75535号、同62-89060
号、同62-125357号、同62-133460号、同62-159148号、
同62-168160号、同62-175757号、同62-175758号、同62-
238565号、同63-188141号、同63-200154号、同63-20565
8号、特開平1-159654号各公報に記載されているような
感光性平版印刷版の処理で生じた現像廃液、水洗廃液な
いし疲労液等。例えば特開平1-149043号、特開平1-150
142号、特開平1-154157号、特開平1-154158号等に記載
されたような、基板上に感光層及びインキ反撥層として
シリコーン層を積層した構成を有する感光性平版印刷版
の処理で生じた現像廃液、水洗廃液ないし疲労液等。
【0051】支持体上に光導電体層を有し、電子写真方
式でトナー画像を形成後、非画像部の光導電体層を除去
して平版印刷版とする電子写真平版印刷版の処理で生じ
た現像廃液、水洗廃液ないし疲労液等。例えば、特開昭
63-267954号、同63-271481号公報等に記載されているよ
うな電子写真平版印刷版の処理で生じた現像廃液、水洗
廃液ないし疲労液等。
【0052】
【実施例】以下、本発明を実施例でより具体的に説明す
る。
【0053】実施例1 感光性平版印刷版としてポジ型PS版ST−0117
(商品名、コニカ(株)製)のサイズ1003mm×800mmを自
動現像機PSK−910、補充装置SRC−3(商品
名、コニカ(株)製)にて処理した。自動現像機には現像
液として、下記現像液Aを30l、水洗水として水を18
l、フィニッシャー液として下記フィニッシャー液Aを
10l仕込み、補充装置に下記現像補充原液と希釈水(4
倍希釈で使用)を仕込み、上記PS版を1日に100枚処
理した。1日使用した水洗水と1日で排出された現像廃
液を、図1のP2に示す装置にて処理した。
【0054】ただし、化学的処理槽41で処理する処理
廃液を現像廃液と水洗廃液との混合物とし、過酸化水素
の添加装置を省略し、分離された液体は濾液回収タンク
55に回収するようにした。
【0055】図1の化学的処理槽41に現像廃液と水洗廃
液20lを入れ、カゼインタンク45よりカゼインを40g添
加し、活性炭タンク46より活性炭(二村化学(株)製、商
品名GSP)を40g添加し、中和剤タンク42より9%硫
酸をpH計11でpHが4を示すまで添加した。この時点で防
腐剤p-オキシ安息香酸プロピル20g及び防腐剤カビ剤5-
クロロ-2-メチル-4-イソチアゾリン-3-オン2gを添加
し、pH4の状態で5分間撹拌し、ポンプ49で遠心濾過機
50へ凝集液を送り濾過した。濾液は濾液タンク52に溜
め、濾過が終了した後、ポンプ53にて濾液をフィルタ54
(TC-200、トーセル(株)製)を通して濾液回収タンク55
に回収した。
【0056】遠心濾過機内の濾布では緑色の固形物が、
濾液回収タンクでは無色透明の澄んだ液体が得られた。
【0057】得られた液体を翌日水洗水として再利用し
た。これら処理を1ケ月繰り返したところ、遠心濾過機
内のスラッジの悪臭並びに凝集タンク内及び自動現像機
水洗層内の悪臭と水垢による汚れがなかった。
【0058】 現像液A A珪酸カリウム(日本化学工業(株)製) 4,800g 水酸化カリウム 300g 水 30l 現像補充原液 A珪酸カリウム(日本化学工業(株)製) 11,600g 水酸化カリウム 1,300g 水 1.4l フィニッシャー液A ジ(2-エチルヘキシル)スルホ琥珀酸エステルナトリウム塩 300g リン酸二水素ナトリウム・二水塩 100g クエン酸・一水塩 20g 燐酸(85%) 3.0g 水 10l 実施例2 実施例1と同様の方法で排出された廃液を次の方法で処
理した。
【0059】図1の化学的処理槽41に現像廃液と水洗廃
液20lを入れ、カゼインタンク45よりカゼインを40g添
加し、活性炭タンク46より活性炭(二村化学(株)製、商
品名GSP)を40g添加し、中和剤タンク42より9%硫
酸をpH計11でpHが4を示すまで添加した。この時点で防
腐剤デヒドロ酢酸(水難溶性)20gを添加し、pH4の状
態で5分間撹拌し、ポンプ49で遠心濾過機50へ凝集液を
送り濾過した。濾液は濾液タンク52に溜め、濾過が終了
した後、ポンプ53にて濾液をフィルタ54(TC-200、トー
セル(株)製)を通して濾液回収タンク55に回収した。回
収した液に防腐防カビ剤1,2-ベンズイソチアゾリン-3-
オンを5g添加した。遠心濾過機内の濾布では緑色の固
形物が、濾液回収タンクでは無色透明の澄んだ液体が得
られた。
【0060】得られた液体を翌日水洗水として再利用し
た。これら処理を1ケ月繰り返したところ、遠心濾過機
内のスラッジの悪臭並びに凝集タンク内及び自動現像機
水洗槽内の悪臭と水垢による汚れがなかった。
【0061】比較例1 実施例1と同様の方法で排出された廃液を次の方法で処
理した。
【0062】図1の化学的処理槽41に現像廃液と水洗廃
液20lを入れ、カゼインタンク45よりカゼインを40g添
加し、活性炭タンク46より活性炭(二村化学(株)製、商
品名GSP)を40g添加し、中和剤タンク42より9%硫
酸をpH計11でpHが4を示すまで添加した。pH4の状態で
5分間撹拌し、ポンプ49で遠心濾過機50へ凝集液を送り
濾過した。濾液は濾液タンク52に溜め、濾過が終了した
後、ポンプ53にて濾液をフィルタ54(TC-200、トーセル
(株)製)を通して濾液回収タンク55に回収した。遠心濾
過機内の濾布では緑色の固形物が、濾液回収タンクでは
無色透明の澄んだ液体が得られた。
【0063】得られた液体を翌日水洗水として再利用し
た。これら処理を1ケ月繰り返したところ、遠心濾過機
内のスラッジの悪臭並びに化学的処理槽内及び自動現像
機水洗槽内の悪臭と水垢による汚れが見られた。
【0064】実施例3 感光性平版印刷版としてポジ型PS版SHP−N、SW
N−N(商品名、コニカ(株)製)の1003mm×800mmサイ
ズを図1に示す自動現像機と水洗水処理装置を用い、下
記濃縮現像液、下記フィニッシャー液B液を使用して現
像処理した。
【0065】 濃縮現像液 N-フェニルエタノールアミン 6.0g プロピレングリコール 50.0g p-t-ブチル安息香酸 150.0g エマルゲン147 (商品名、ノニオン界面活性剤、花王(株)製) 5.0g 亜硫酸カリウム 300.0g グルコン酸液(50%水溶液) 100.0g トリエタノールアミン 25.0g A珪酸カリウム(日本化学工業(株)製) 400.0g 水酸化カリウム 200.0g 水 1.5l フィニッシャー液B デキストリン(日澱化学製) 500.0g カルボキシメチルセルロース 25.0g 75%燐酸 15.0g ニッコール OPT-100(商品名、日光ケミカルズ製) 5.0g スパン 20(商品名、花王(株)製) 5.0g 水 5.0l 濃縮現像液タンク10に濃縮現像液10l、希釈水タンク11
に希釈水10lを入れ、ポンプ13にて濃縮現像液が6倍に
希釈されるように調整した。現像条件は、27℃、20秒と
した。循環水洗槽20に水を18l、フィニッシャー液槽30
にフィニッシャー液10lを入れ、上記ポジPS版とネガ
PS版を交互に自動現像機で処理した。自動現像機が稼
働している間2時間毎に化学的処理槽41に水洗水5lを
ポンプ40にて送り、カゼイン、活性炭をそれぞれ5g添
加し、次いで6%過酸化水素を30ml添加し、10分撹拌し
た後pH計44がpH4を示すまで9%硫酸を添加した。この
時固形分が析出した。防腐剤p-オキシ安息香酸ブチルを
10g、5-クロロ-2-メチル-4-イソチアゾリン-3-オンを3
g添加し、5分撹拌した後ポンプ49にて固形分を含んだ
液を遠心濾過機50へ200ml/min.の流量で送った。遠心
濾過機の回転速度は約1400rpmで、濾布として通気量1m
l/cm・secの物を使用した。濾過をして約25分後濾液タン
ク52に溜まった濾液をポンプ53にてフィルタ54(トーセ
ル製、TC−200)を通して循環水洗槽20に戻した。こ
のような水洗水の処理を感光性平版印刷版の処理2時間
毎に行い、約1ケ月間繰り返した(この間2500枚の版を
現像した)所、版の汚れ、遠心濾過槽での臭気及び水洗
槽の臭気及び水洗槽の水垢による汚れが見られなかっ
た。
【0066】実施例4 実施例3と同様にPS版を処理し、自動現像機が稼働し
ている間2時間毎に化学的処理槽41に水洗水5lをポン
プ40にて送り、カゼイン、活性炭をそれぞれ5g添加
し、次いで6%過酸化水素を30ml添加し、10分撹拌した
後pH計44がpH4を示すまで9%硫酸を添加した。この時
固形分が析出した。防腐剤p-オキシ安息香酸ブチルを10
g添加し、5分撹拌した後ポンプ49にて固形分を含んだ
液を遠心濾過機50へ200ml/min.の流量で送った。遠心
濾過機50の回転速度は約1400rpmで、濾布として通気量
1ml/cm・secの物を使用した。濾過をして約25分後濾液
タンク52に溜まった濾液に防腐防カビ剤5-クロロ-2-メ
チル-4-イソチアゾリン-3-オンを3g添加し、濾液をポ
ンプ53にてフィルタ54(トーセル製、TC−200)を通
して循環水洗槽20に戻した。これら水洗水の処理を稼働
2時間毎に行い、約1ケ月間繰り返した(この間2500枚
の版を現像した)所、版の汚れ、遠心濾過槽での臭気、
水洗槽の臭気及び水洗槽の水垢による汚れが見られなか
った。
【0067】比較例2 実施例3,4と同様の処理を防腐防カビ剤を添加せずに
行った所、10日で濾布内のスラッジに臭気が発生し、水
洗槽にも臭気が発生した。又、1ケ月後水洗槽の壁、配
管に水垢によると思われる汚れが見られ、処理された版
上にもポチ状の汚れが見られた。
【0068】
【発明の効果】本発明によれば、感光性平版印刷版の処
理廃液を処理して液体と固体とに分離し、該液体を感光
性平版印刷版の処理に再利用する処理装置を長期間稼働
した場合に、該処理装置の配管等に汚れ(細菌やカビに
よる)が付着し、保守等に手間がかかる問題が改善さ
れ、また、それにより、軽減された保守作業において長
期間安定した現像処理が可能となり、さらにまた、処理
廃液を再生し再利用することにより処理廃液量を減少し
得る感光性平版印刷版の処理方法が提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の処理廃液の処理方法を実施する装置例
の概略構成図である。
【符号の説明】
20 循環水洗槽 41 化学的処理槽 42 中和剤タンク 45 カゼインタンク 46 活性炭タンク 47 過酸化水素タンク 50 遠心濾過機 52 濾液タンク 54 フィルタ 55 濾液回収タンク P1 自動現像機 P2 処理廃液処理装置 A 現像部 B 水洗部 C フィニシャー部 D 乾燥部
フロントページの続き (72)発明者 菅岩 隆之 東京都日野市さくら町1番地コニカ株式会 社内 (72)発明者 舩木 昌弘 東京都日野市さくら町1番地コニカ株式会 社内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 感光性平版印刷版の処理廃液を処理して
    液体と固体とに分離し、分離した液体を感光性平版印刷
    版の処理に再利用する感光性平版印刷版の処理廃液の処
    理方法において、処理廃液の処理時及び/又は分離され
    た該液体の再利用時に、防腐剤、防カビ剤及び殺菌剤か
    ら選ばれる少なくとも1種を添加することを特徴とする
    感光性平版印刷版の処理廃液の処理方法。
  2. 【請求項2】 感光性平版印刷版の処理廃液を処理して
    液体と固体とに分離し、分離した液体を感光性平版印刷
    版の処理に再利用する感光性平版印刷版の処理廃液の処
    理方法において、上記分離工程以前に水可溶性又は水難
    溶性の防腐剤、防カビ剤及び殺菌剤から選ばれる少なく
    とも1種を処理廃液に添加することを特徴とする感光性
    平版印刷版の処理廃液の処理方法。
  3. 【請求項3】 感光性平版印刷版の処理廃液を処理して
    液体と固体とに分離し、分離した液体を感光性平版印刷
    版の処理に再利用する感光性平版印刷版の処理廃液の処
    理方法において、上記分離工程以前にそれぞれ水難溶性
    の防腐剤、防カビ剤及び殺菌剤から選ばれる少なくとも
    1種を添加し、分離された液体に、それぞれ水可溶性の
    防腐剤、防カビ剤及び殺菌剤から選ばれる少なくとも1
    種を添加することを特徴とする感光性平版印刷版の処理
    廃液の処理方法。
  4. 【請求項4】 循環水洗工程を含む感光性平版印刷版の
    自動現像機を用いて該循環水洗水の少なくとも一部を凝
    集工程及び液体と固体に分離する分離工程を含む処理方
    法で処理し、分離された液体を水洗水として利用する再
    利用工程を含む感光性平版印刷版の処理方法であって、
    該凝集工程、該分離工程及び該再利用工程の少なくとも
    1つの工程で、防腐剤、防カビ剤及び殺菌剤から選ばれ
    る少なくとも1種を添加することを特徴とする感光性平
    版印刷版の処理方法。
  5. 【請求項5】 循環水洗工程を含む感光性平版印刷版の
    自動現像機を用いて該循環水洗水の少なくとも一部を凝
    集工程及び液体と固体に分離する分離工程を含む処理方
    法で処理し、分離された液体を水洗水として利用する再
    利用工程を含む感光性平版印刷版の処理方法であって、
    該分離工程以前に、それぞれ水可溶性又は水難溶性の防
    腐剤、防カビ剤及び殺菌剤から選ばれる少なくとも1種
    を添加することを特徴とする感光性平版印刷版の処理方
    法。
  6. 【請求項6】 循環水洗工程を含む感光性平版印刷版の
    自動現像機を用いて該循環水洗水の少なくとも一部を凝
    集工程及び液体と固体に分離する分離工程を含む処理方
    法で処理し、分離された液体を水洗水として利用する再
    利用工程を含む感光性平版印刷版の処理方法であって、
    該分離工程以前に、それぞれ水難溶性の防腐剤、防カビ
    剤及び殺菌剤から選ばれる少なくとも1種を添加し、分
    離された後の液体にそれぞれ水可溶性の防腐剤、防カビ
    剤及び殺菌剤から選ばれる少なくとも1種を添加するこ
    とを特徴とする感光性平版印刷版の処理方法。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR19990001552A (ko) * 1997-06-16 1999-01-15 윤종용 반도체장치 제조용 스피너의 배관구조
US7208263B2 (en) * 2001-07-06 2007-04-24 Toray Industries, Inc. Method for manufacturing photosensitive resin printing plate, and developer treatment device
JP2007128064A (ja) * 2005-10-14 2007-05-24 Air Products & Chemicals Inc 残留物を除去するための水性洗浄組成物及びそれを使用する方法
CN108675523A (zh) * 2018-05-22 2018-10-19 安徽新华印刷股份有限公司 一种印刷废液集中处理装置

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JP2007128064A (ja) * 2005-10-14 2007-05-24 Air Products & Chemicals Inc 残留物を除去するための水性洗浄組成物及びそれを使用する方法
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