JPH0611843A - 感光性平版印刷版の処理装置及び処理方法 - Google Patents

感光性平版印刷版の処理装置及び処理方法

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JPH0611843A
JPH0611843A JP16778992A JP16778992A JPH0611843A JP H0611843 A JPH0611843 A JP H0611843A JP 16778992 A JP16778992 A JP 16778992A JP 16778992 A JP16778992 A JP 16778992A JP H0611843 A JPH0611843 A JP H0611843A
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circulation
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JP16778992A
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Takayuki Sugaiwa
隆之 菅岩
Masabumi Uehara
正文 上原
Akira Nogami
野上  彰
Kazuhiro Shimura
和弘 志村
Masahiro Funaki
昌弘 舩木
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 感光性平版印刷版の自動現像機による処理に
おいて、循環使用する処理液中に沈澱物が発生して循環
系のポンプ、配管、シャワーノズル等が詰まったり、該
沈澱物が版面に付着して印刷汚れを生じる欠点を改善す
る。また、上記沈澱物を除去する処理能力と機能の安定
性を改善する。 【構成】 循環処理槽を有する感光性平版印刷版の処
理装置において、該循環処理槽内の処理液の一部又は全
部を遠心濾過する手段と、濾過された処理液を循環し処
理液として使用する処理装置及び処理方法。 遠心濾過に用いる濾材の通気量が0.1〜500ml/cm2/s
ecである上記の処理装置と処理方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、感光性平版印刷版の処
理装置及び処理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】感光性平版印刷版を用いて平版印刷版を
作成する製版工程では通常、画像露光された感光性平版
印刷版を、自動現像機で搬送しながら現像液を感光層に
付与して支持体上の感光層を画像様に溶出させたのち、
表面に付着した感光層の溶出物及び現像液を水洗して除
去し、その後必要によりリンス液による処理又はガム液
による不感脂化処理が施される。このような処理工程に
おいて、現像液、水洗水、リンス液、ガム液等の処理液
は処理コストなどの点から循環再使用されている。とこ
ろが、処理液の循環再使用に伴い処理槽中に沈澱物が発
生し、これがローラを介して処理された平版印刷版の版
面上に転写し、印刷汚れを生じたり、また、処理液の循
環系のポンプ、配管系、シャワーノズルなどに目詰まり
を起こさせる原因となっていた。
【0003】このような問題を解決するために、処理液
の循環系内にカートリッジフィルタを設ける発明が開示
されている(特開平1-75750号)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、処理液
の循環系にカートリッジフィルタのみを用いた場合、処
理能力に問題があり、また、フィルタが目詰まりし易い
欠点を有している。
【0005】従って、本発明の目的は、処理液中に沈澱
物が発生し、該処理液の循環系のポンプ、配管部及びシ
ャワーノズルの目詰まり並びに該沈澱物が版面に付着す
ることによって印刷汚れが生じる欠点を改善する技術的
手段を提供することであり、また、上記沈澱物を除去す
る処理能力及び機能の安定性が改善される技術的手段を
提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記本発明の目的を達成
する本発明の構成は下記(1)〜(4)である。
【0007】(1)少なくとも1つ以上の循環処理槽を有
する感光性平版印刷版の処理装置において、該循環処理
槽内の処理液の一部又は全部を遠心濾過する手段と、濾
過された処理液を循環し処理液として使用することを特
徴とする処理装置。
【0008】(2)遠心濾過に用いる濾材の通気量が0.1
〜500ml/cm2/secであることを特徴とする上記(1)に
記載の処理装置。
【0009】(3)少なくとも1つ以上の循環処理槽を有
する処理装置で感光性平版印刷版を処理する方法におい
て、該循環処理槽内の処理液の一部又は全部を遠心濾過
する手段と、濾過された処理液を循環し処理液として使
用することを特徴とする感光性平版印刷版の処理方法。
【0010】(4)遠心濾過に使用する濾材の通気量が0.
1〜500ml/cm2/secであることを特徴とする上記(3)
に記載の処理方法。
【0011】
【実施例】以下、図面に基づいて本発明の処理装置の実
施例を説明する。
【0012】図1は本発明の処理装置の一実施例の概略
構成を示す図である。同図において、Aは現像を行う現
像部、Bは水洗部、Cはリンス処理、不感脂化処理等の
後処理を行うフィニシャー部、PSは感光性平版印刷版
の搬送路、1は搬送ローラ、2は絞りローラである。
【0013】現像部Aにおいて、3は感光性平版印刷版
に実質的に未使用の現像液をその感光層面に供給する現
像液供給手段で、2枚の板材により形成されるスリット
を下端に有し、現像液を該スリットから搬送幅にわたっ
て一様の液厚に搬送されている感光性平版印刷版の上面
に塗布するように構成されており、その詳細は特開昭64
-81943号公報の記載を参照することができる。4はシャ
ワーノズル、5は現像促進用のブラシローラである。
【0014】現像液供給手段3へ送られる現像液は、濃
厚現像液槽7内の濃厚現像液と希釈水槽8内の希釈水の
それぞれ所定量が制御部9により現像液供給槽10へ送ら
れ、図示しない撹拌手段によって均一に混合されるよう
に構成されている。このようにして調製された現像液供
給槽10内の現像液は、図示しないヒータで所定の温度に
調整されポンプ11によって現像液供給手段3へ送られ
る。この際、図示しないセンサと制御機構によって感光
性平版印刷版の自動現像機への挿入及び搬送方向長さを
検知し、所定のタイミングで所定の時間ポンプ11が作動
し、また搬送ローラ1、絞りローラ2、ブラシローラ5
等の作動が制御されるようになっている。現像液供給手
段3の下方には未使用現像液回収バット12を設け、現像
液供給手段3から流出し実質的に現像に使用されずに下
方へ流下した現像液を現像液供給槽10へ戻すように構成
されている。14は循環処理槽で、処理液タンク15内の現
像液を遠心濾過機16を経てポンプ17aによりシャワーノ
ズル4から搬送路PS及びブラシローラ5へ噴射し、循環
処理槽14内に流下した現像液が処理液タンク15に戻るよ
うに構成されている。18は電磁弁、19はモータ、20は配
管である。
【0015】水洗部Bにおいて、30は水洗に使用する水
洗水を入れる水洗水タンク、31は水洗水を搬送路PSへ噴
射するシャワーノズル、32は水洗水タンク30内の水洗水
をシャワーノズル31へ送るポンプ、33は循環処理槽で、
シャワーノズル31で供給された水洗水を受けて水洗水タ
ンク30へ戻すようになっている。34は水洗水の循環系を
構成する配管である。
【0016】フィニシャー部Cにおいて、40はリンス
液、不感脂化液等の後処理液を容れるフィニシャー液タ
ンク、41はフィニシャー液を搬送路PSへ噴射させるシャ
ワーノズル、42はフィニシャー液タンク40内のフィニシ
ャー液をシャワーノズル41へ送るポンプ、43は循環処理
槽で、シャワーノズル41で供給されたフィニシャー液を
受けてフィニシャー液タンク40へ戻すようになってい
る。44はフィニシャー液の循環系の配管である。
【0017】次に、図1に示す装置の動作及び同図を参
照して本発明方法について述べる。
【0018】感光性平版印刷版が自動現像機に挿入され
ると、図示しないセンサ及び制御機構により感光性平版
印刷版の挿入及びその搬送長さが検出され、搬送ローラ
1、絞りローラ2、ブラシローラ5等が回転し、感光性
平版印刷版が図上右方向へ搬送され、所定のタイミング
で所定時間ポンプ11、17、32、42の作動及び電磁弁18の
開閉が行われる。ここで、ポンプ11の作動により所定量
の現像液が現像液供給槽10から現像液供給手段3へ送ら
れ、搬送されている感光性平版印刷版の上面に塗布され
る。また、ポンプ17aの作動と電磁弁18の開により処理
液タンク15内の現像液がシャワーノズル4から感光性平
版印刷版の表面及びブラシローラ5のブラシ部分に噴射
されて感光層の溶出が行われ同時にブラシローラの洗浄
が行われる。感光性平版印刷版はブラシローラ5で感光
層面がこすられて非画像部感光層の除去が行われた後、
絞りローラ2でスクイーズされて現像を終了する。処理
液タンク15、遠心濾過機16、シャワーノズル4を循環す
る現像液は、遠心濾過機16によって現像液中の沈澱物等
の固形物が濾別される。感光性平版印刷版はその後、水
洗部B、フィニシャー部Cへ順次搬送され、それぞれの
処理が施される。現像液供給槽10への現像液の補給は、
現像液供給槽10内の液面の検知結果に基づき制御部9に
より濃厚現像液槽7及び希釈水槽8から補給が行われ
る。
【0019】本発明の処理装置の別の実施例の概略構成
を図2に示す。同図に示す装置は、遠心濾過による沈澱
物の分離を循環して使用する水洗水に対して施すように
構成したほかは、図1に示す装置と同一構成である。な
お、図2において、図1と同一の構成には同一のアラビ
ア数字の符号を付してある。
【0020】図1及び図2中の遠心濾過機16の概略構造
を図3の正面図に示す。同図に示すように、遠心濾過機
16は、縦型バスケット形式で、円筒形の外槽21の内部
に、側面及び底面が有孔壁で形成されモータ19で回転す
る内槽22を有している。内槽22は、上部から濾材23を挿
入して内槽22の内面に装着可能な構造となっている。20
a、20bは現像液の循環系を構成する配管の一部で、20
aは処理液タンク15内の液を遠心濾過機16へ導く配管、
20bは遠心濾過されて分離した液を排出する配管であ
る。
【0021】濾材23は図4の斜視図に示すように、底部
がふさがれた直円筒形に形成され、その上面にはつば25
が設けられている。このように、濾材の形状は縦長円筒
状で上部につばを有するものが好ましい。
【0022】濾材としては、濾紙、綿布、ポリエチレ
ン、ポリプロピレン、ポリエステル、ナイロン−6、ア
ラミド、テフロン、ポリフェニレンサルファイドなどを
用いた織布や不織布を好ましく用いることができる。濾
材に対して撥水加工、防菌加工などの処理を必要に応じ
て施してもよい。
【0023】内槽22の回転数は内槽の内径に依存する
が、例えば、内径20cmφの場合、回転数は500〜1800rpm
程度が好ましい。
【0024】本発明において、遠心濾過に用いる濾材と
して、濾材の通気量が0.1〜500ml/cm2/secであること
が好ましく、1〜200ml/cm2/secの範囲がより好まし
い。該通気量は、JIS L1079 で規定されたフラジール法
による。濾材の通気量が0.1ml/cm2/sec未満では、処
理能力が低く、かつ、目詰まりし易く、一方、500ml/c
m2/secより大きいと分離機能が低下し、沈澱物を除去
する機能が不十分となる。
【0025】本発明において、遠心濾過を行う処理液
に、活性炭、けいそう土、セルロース繊維等公知の濾過
助剤を添加することが好ましい。
【0026】本発明は、少なくとも現像部、水洗部及び
フィニシャー部を有し、処理液の感光性平版印刷版への
供給手段がシャワー方式、ディップ方式及び新液塗布方
式の処理に好ましく適用することができる。
【0027】本発明において遠心濾過手段は、処理装置
とは別のユニットとして構成されても、また処理装置に
内蔵されていてもよい。遠心濾過機の外槽及び内槽は、
塩化ビニル樹脂、アクリル樹脂などのプラスチック類、
ステンレス鋼、鉄、アルミニウム等の金属類等が好まし
い。さらに処理液が接触する面に防錆加工、撥水加工な
どの表面処理を施してもよい。
【0028】本発明が適用される処理液の循環系は、例
えばアルミニウム支持体上に、感光成分としてジアゾ化
合物を用いた感光層を有するネガ型感光性平版印刷版、
感光成分としてo-キノンジアジド化合物を用いたポジ型
感光性平版印刷版、支持体上に光導電性層を設け電子写
真方式によってトナー画像を形成した後、溶出処理によ
って非画像部の該光導電性層を除去しうる平版印刷材料
等を自動現像機で溶出現像、水洗、リンス処理、不感脂
化処理等を施す処理方法及び処理装置における処理液の
循環系である。
【0029】次に、本発明の処理方法の実施例を示す。
【0030】以下の実施例及び比較例に用いた処理装
置、処理剤及び感光材料を下記に示す。
【0031】処理装置 図1〜図3に示す装置において、外槽21は5mm厚アクリ
ル樹脂製、容量28l、内槽22は2mm厚ステンレス製で内
径20cmφ、容量10l、内槽22の回転数は1500rpmとし
た。
【0032】処理剤 処理液タンク15中で、濾過助剤として活性炭(かさ密度
0.18)を下記処理液1の場合、5wt/vol%、下記処理
液2の場合、0.1wt/vol%添加した。
【0033】 処理液1 組成 水 426重量部 3-アニリノエタノール 25重量部 プロピレングリコール 25重量部 2-ヒドロキシ-3-ナフトエ酸 50重量部 p-tert-ブチル安息香酸 100重量部 水酸化カリウム 125重量部 ノニオン系界面活性剤 2.5重量部 Aケイ酸カリウム 175重量部 亜硫酸カリウム 50重量部 処理液2 組成 水 100重量部 感光材料 感光材料1 厚さ0.24mmのJIS-1050アルミニウム板を2%の水酸化ナ
トリウム水溶液中に浸漬し、脱脂処理を行った後に、希
塩酸溶液中で電気化学的に粗面化し、よく洗浄した後に
希硫酸溶液中で陽極酸化処理を行って2.0g/m2の酸化皮
膜を上記アルミニウム板表面上に形成させた。このよう
に処理されたアルミニウム板を水洗、乾燥後、下記組成
の感光液を乾燥重量2.2g/m2となるように塗布し、乾燥
してポジ型感光性平版印刷版を得た。サイズは1003mm×
800mmとした。
【0034】 感光液 レゾルシン-ベンズアルデヒド樹脂のナフトキノン-1,2-ジアジド(2)-5-ス ルホン酸エステル(特開昭56-1044号公報の実施例1に記載されているもの) …1重量部 クレゾール-フェノール-ホルムアルデヒド樹脂 …3重量部 tert-ブチルフェノール-ベンズアルデヒド樹脂のナフトキノン-1.2-ジアジド (2)-5-スルホン酸エステル(特開昭60-31188号公報の実施例1に記載され ているもの) …0.1重量部 クリスタルバイオレット(B.A.S.F 社製、染料) …0.03重量部 ビクトリア・ピュアー・ブルー・BOH(商品名、保土谷化学工業(株)製、染 料) …0.02重量部 エチレングリコールモノメチルエーテル …20重量部 感光材料2 厚さ0.24mmのJIS-1050アルミニウム板を20%リン酸ナト
リウム水溶液に浸漬して脱脂し、希塩酸溶液中で電気化
学的に粗面化し、よく洗浄した後に希硫酸溶液中で陽極
酸化処理を行って1.5g/m2の酸化皮膜を上記アルミニウ
ム板表面上に形成させた。このように処理されたアルミ
ニウム板を、さらにメタケイ酸ナトリウム水溶液中に浸
漬して封孔処理を行い、水洗、乾燥した後に、下記組成
の感光液を乾燥重量1.8g/m2となるように塗布し、乾燥
してネガ型感光性平版印刷版を得た。サイズは1003mm×
800mmとした。
【0035】 感光液 p-ジアゾジフェニルアミンとパラホルムアルデヒドとの縮合物のヘキサフルオ ロ燐酸塩 …1重量部 N-(4-ヒドロキシフェニル)メタクリルアミド共重合体(特公昭57-43890号公 報の実施例1に記載のもの) …10重量部 ビクトリア・ピュアー・ブルー・BOH(商品名、保土谷化学工業(株)製、染 料) …0.2重量部 エチレングリコールモノメチルエーテル …100重量部 実施例1 図1に示した処理装置を用い、処理液1の10lを濃厚現
像液槽7に、処理液2の18lを処理液タンク30に入れ
た。
【0036】透明ポジティブフィルムを密着させて2k
wメタルハライドランプで70cmの距離から50秒露光を行
なった感光材料1の2000版を、濾材として図4に示した
様な綿布製濾材(通気量20ml/cm2/sec)を用いて処理
した。処理終了後、現像部での印刷汚れの発生や、配管
系の目詰まりはなかった。
【0037】実施例2 図2に示した処理装置を用い、処理液1の10lを濃厚現
像液槽7に、処理液2の18lを処理液タンク30に入れ
た。
【0038】透明ネガティブフィルムを密着させて2k
wメタルハライドランプで70cmの距離から30秒露光を行
なった感光材料2の2000版を、濾材として実施例1と全
く同様のものを用いて処理した。処理終了後、水洗部で
の印刷汚れの発生や、配管系の目詰まりはなかった。
【0039】実施例3 図1に示した処理装置を用い、処理液1の10lを濃厚現
像液槽7に、処理液2の18lを処理液タンク30に入れ
た。
【0040】感光材料1および感光材料2をそれぞれ透
明ポジフィルム、透明ネガフィルムに密着させて2kw
メタルハライドで70cmの距離から露光したものを交互に
処理した。このとき濾材としては通気量90ml/cm2/s
のポリエチレン不織布製の図4に図示したような形状の
ものを用いた。
【0041】合計2000版処理終了後、現像部での印刷汚
れの発生や、配管系の目詰まりはなかった。
【0042】実施例4 図2に示した処理装置を用い、処理液1の10lを濃厚現
像液槽7に、処理液2の18lを水洗部水洗槽に入れた。
【0043】感光材料1および感光材料2をそれぞれ透
明ポジフィルム、透明ネガフィルムに密着させて2kw
メタルハライドで70cmの距離から露光したものを交互に
処理した。このとき濾材としては通気量90ml/cm2/s
のポリエチレン不織布製の図4に図示したような形状の
ものを用いた。
【0044】合計2000版処理終了後、水洗部での印刷汚
れの発生や、配管系の目詰まりはなかった。
【0045】比較例 実施例1において図1に示す処理装置の現像部より遠心
濾過手段を取り去り、図2に示す処理装置の現像部のよ
うに単に処理液を循環させるようにした処理装置を用
い、実施例1と全く同様にして処理わ行なったところ、
500版処理終了後から現像部での印刷汚れと、配管系の
目詰まりが生じたのが確認された。
【0046】
【発明の効果】本発明によれば、感光性平版印刷版の自
動現像機による処理において、循環使用する処理液中に
沈澱物が発生することによる該処理液の循環系のポン
プ、配管部及びシャワーノズルの目詰まり並びに該沈澱
物が版面に付着することによって印刷汚れが生じる欠点
が改善され、また、上記循環系から上記沈澱物を除去す
る処理能力及び機能の安定性が改善される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の処理装置の実施例を示す構成図であ
る。
【図2】本発明の処理装置の別の実施例を示す構成図で
ある。
【図3】図1、図2中の遠心濾過機の構造を示す概略正
面図である。
【図4】遠心濾過機に用いる濾材の形状の例を示す斜視
図である。
【符号の説明】
A 現像部 B 水洗部 C フィニシャー部 3 現像液供給手段 4、31、41 シャワーノズル 7 濃厚現像液槽 8 希釈水槽 10 現像液供給槽 14、33、43 循環処理槽 15 処理液タンク 16 遠心濾過機 PS 感光性平版印刷版の搬送路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 志村 和弘 東京都日野市さくら町1番地コニカ株式会 社内 (72)発明者 舩木 昌弘 東京都日野市さくら町1番地コニカ株式会 社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも1つ以上の循環処理槽を有す
    る感光性平版印刷版の処理装置において、該循環処理槽
    内の処理液の一部又は全部を遠心濾過する手段と、濾過
    された処理液を循環し処理液として使用することを特徴
    とする処理装置。
  2. 【請求項2】 遠心濾過に用いる濾材の通気量が0.1〜5
    00ml/cm2/secであることを特徴とする請求項1記載
    の処理装置。
  3. 【請求項3】 少なくとも1つ以上の循環処理槽を有す
    る処理装置で感光性平版印刷版を処理する方法におい
    て、該循環処理槽内の処理液の一部又は全部を遠心濾過
    する手段と、濾過された処理液を循環し処理液として使
    用することを特徴とする感光性平版印刷版の処理方法。
  4. 【請求項4】 遠心濾過に使用する濾材の通気量が0.1
    〜500ml/cm2/secであることを特徴とする請求項3記
    載の処理方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004055595A3 (de) * 2002-12-16 2004-08-19 Westfalia Separator Ag Verfahren zum betreiben einer entwicklermaschine und entwicklermaschine
US7208263B2 (en) * 2001-07-06 2007-04-24 Toray Industries, Inc. Method for manufacturing photosensitive resin printing plate, and developer treatment device

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