JPH05218090A - 電界効果トランジスタの製造方法 - Google Patents

電界効果トランジスタの製造方法

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JPH05218090A
JPH05218090A JP4618992A JP4618992A JPH05218090A JP H05218090 A JPH05218090 A JP H05218090A JP 4618992 A JP4618992 A JP 4618992A JP 4618992 A JP4618992 A JP 4618992A JP H05218090 A JPH05218090 A JP H05218090A
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JP
Japan
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gate
insulating film
resist layer
recess
forming
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Application number
JP4618992A
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English (en)
Inventor
Tatsuo Tokue
達夫 徳江
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 マイクロ波増幅用の電界効果トランジスタに
おいて、ゲ−ト・ドレイン間耐圧を高め、ゲ−ト・ドレ
イン間容量の増大を防止すること。 【構成】 GaAs基板1上に第1の絶縁膜2、第2の絶縁
膜3及び第1のリセス領域を形成するための開口部をパ
タ−ニングしたレジスト層4を形成し(工程A)、このレ
ジスト層4をマスクとして第2の絶縁膜3及び第1の絶
縁膜2をエッチングした後、第1のリセス領域5を形成
する(工程B)。上記レジスト層4を除去した後、第1の
リセス領域のソ−ス電極側にオフセットするようにレジ
スト層6に開口部を設け(工程C)、所望のピンチオフ電
圧あるいはドレイン飽和電流が得られるように第2のリ
セス領域7を形成し(工程D)、次に、ウエットエッチン
グにより第1の絶縁膜2をサイドエッチングした後、ゲ
−ト金属を蒸着し、レジスト層6を利用してリフトオフ
法によりゲ−ト電極8を形成する(工程E)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電界効果トランジスタ
の製造方法に関し、特に、マイクロ波増幅用の化合物電
界効果トランジスタの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】マイクロ波増幅用のガリウム砒素電界効
果トランジスタ(GaAs FET)及びヘテロ接合型電界効果ト
ランジスタ(HJ FET)において、そのマイクロ波特性を向
上させるために、ゲ−ト長(Lg)の短縮並びにソ−ス抵抗
(Rs)、ゲ−ト抵抗(Rg)の低減等が重要である。このうち
ゲ−ト長(Lg)の短縮は、特に重要であるけれども、この
ゲ−ト長(Lg)の短縮に伴いゲ−ト抵抗(Rg)が増加すると
いう欠点が生ずる。
【0003】そこで、最近、ゲ−ト抵抗(Rg)の増大を防
止するため、マッシュル−ム型(あるいはT型)ゲ−ト
の採用が提案され、実用化されている。このマッシュル
−ム型ゲ−ト構造の従来の一例を図2に示す。図2は、
この従来例の断面図であって、これは、マッシュル−ム
型のゲ−ト電極8をもつ構造のものである。また、ソ−
ス抵抗(Rs)の低減のため、通常、図2に示すようなリセ
ス構造が採用されている。なお、図2において、1はGa
As基板である。
【0004】そして、図2に示すマッシュル−ム型ゲ−
ト構造のものを形成する手段としては、種々の方法が知
られているが、このうち、電子ビ−ム直描法(EB直描法)
を利用し、リフトオフ法によりゲ−ト形成を行う方法が
加工性の点で有利であるので、よく使用されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図2に
示す従来例では、リセス幅は抑えられ、ソ−ス抵抗(Rs)
の低減及びgm向上には有利であるけれども、特にヘテ
ロ接合型電界効果トランジスタ(HJ FET)では、半導体層
表面がn+-GaAs層(通常は1×1018cm-3以上)であるた
め、リセス幅が狭い程ゲ−トリ−ク電流が増大し、換言
すれば、ゲ−ト耐圧が低下し、また、ゲ−ト・ドレイン
間容量(Cgd)の増大をもたらすという欠点を有する。
【0006】このため、低ソ−ス抵抗(低Rs)及び高gm
により、必ずしも期待できる程にはマイクロ波特性が改
善されない。これは、特に高電力増幅用の場合、ゲ−ト
耐圧及びドレイン耐圧の点で問題となる。このゲ−ト耐
圧及びドレイン耐圧の向上のためには、リセス内でのオ
フセット構造が考えられるが、これでは、マッシュル−
ム型ゲ−ト構造とする場合、その形成が困難であるとい
う難点を有している。
【0007】そこで、本発明は、上記問題点、欠点を解
消する電界効果トランジスタの製造方法を提供すること
を目的とし、詳細には、マイクロ波増幅用の電界効果ト
ランジスタにおいて、ゲ−ト・ドレイン間耐圧及びゲ−
ト・ドレイン間容量の増大を防止する電界効果トランジ
スタの製造方法を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】そして、本発明は、リセ
ス形成及びゲ−ト電極形成において、第1のリセス領域
を形成した後、ソ−ス側にオフセットを設けてレジスト
の開口部を設け、第2のリセス領域を形成し、その後、
このレジストを用いてリフトオフ法によりゲ−ト電極を
形成することを特徴とするものであり、これによって上
記目的を達成したものである。
【0009】即ち、本発明は、(1) 化合物半導体基板表
面に第1の絶縁膜、第2の絶縁膜及び第1のフォトレジ
スト膜を形成する工程、(2) 所要パタ−ンに形成した前
記第1のフォトレジスト膜をマスクとし、前記第1及び
第2の絶縁膜をエッチングした後、第1のリセスを形成
する工程、(3) 前記第1のリセスのソ−ス側の端を露出
するように開口部を設けた第2のフォトレジスト膜を形
成する工程、(4) 前記第2のフォトレジスト膜をマスク
とし、第2のリセスを形成する工程、(5) 前記第2のフ
ォトレジスト膜を用いたリフトオフ法によりゲ−ト電極
を形成する工程、を含むことを特徴とする電界効果トラ
ンジスタの製造方法を要旨とするものである。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例を図1に基づいて詳細
に説明する。図1は、本発明の実施例を示す工程順断面
図であって、まず、工程Aに示すように、活性領域が形
成された後のGaAs基板1上に第1の絶縁膜2、第2の絶
縁膜3及び第1のリセス領域を形成するための開口部を
パタ−ニングしたレジスト層4を形成する。
【0011】ヘテロ接合型電界効果トランジスタ(HJ FE
T)を例に挙げて、この工程Aを更に具体的に説明する
と、GaAs基板1の最表面層は、通常、2〜3×1018
-3、1000オングストロ−ム程度のn+-GaAs層を有する
ものとする。そして、第1の絶縁膜2としてSiO2膜を用
い、このSiO2膜を2000オングストロ−ム程度に形成し、
また、第2の絶縁膜3としてSiN膜を使用し、これを100
0オングストロ−ム程度に形成する。
【0012】次に、工程Bに示すように、レジスト層4
をマスクとして第2の絶縁膜(SiN膜)3及び第1の絶縁
膜(SiO2)2をエッチングした後、第1のリセス領域5を
形成する。この場合、リセス深さとして900オングスト
ロ−ム程度にする。上記レジスト層4を除去した後、工
程Cに示すように、第1のリセス領域の一方向(通常は
ソ−ス電極側)にオフセットするようにレジスト層6に
開口部を設ける。この場合、電子ビ−ム直描法(EB直描
法)を用いることにより、位置合せについては、実用上
問題がないレベルにすることができる。
【0013】その後、工程Dに示すように、所望のピン
チオフ電圧(Vp)あるいはドレイン飽和電流(IDSS)が得
られるように第2のリセス領域7を形成し、次に、ウエ
ットエッチングにより第1の絶縁膜(SiO2)2をサイドエ
ッチングした後、ゲ−ト金属(例えばTi-Al、Ni-Al等)を
蒸着し、レジスト層6を利用し、リフトオフ法によりゲ
−ト電極8を形成する(工程E)。この形成法によるゲ
−ト長(Lg)は、レジスト層6のパタ−ン及び第2の絶縁
膜(SiN膜)3により決定され、工程Eに示すようなゲ−
ト形状が得られる。
【0014】この実施例による方法によれば、ゲ−ト電
極8は、リセス内にてオフセットされた構造とすること
が可能となる。例えば、図2の従来例では、リセス幅
(ゲ−ト電極とリセス端)は、高gmを得るためには0.
05μm程度が必要であり、この場合、ヘテロ接合型電界
効果トランジスタ(HJ FET)では、ゲ−ト・ドレイン間耐
圧(BVgd)は、4V程度しか得られない。一方、この実施
例による方法では、ソ−ス側のリセス幅を0.05μmと
し、ドレイン側のリセス幅を0.2〜0.3μmとすることが
可能であり、ゲ−ト・ドレイン間耐圧(BVgd)を10V以上
とすることができる。
【0015】また、この実施例による方法では、ゲ−ト
断面積を大きくすることができ、ゲ−ト抵抗(Rg)は、マ
ッシュル−ム型ゲ−トと比較し、増大しない。更に、ゲ
−ト金属の蒸着前に第1の絶縁膜をサイドエッチさせる
ことにより、ゲ−ト電極ひさし部下部のゲ−ト・ソ−ス
間の寄生容量を低減可能であり、実用上問題とはならな
いし、また、ゲ−ト・ドレイン間容量(Cgd)は、オフセ
ツト構造により低減されている。
【0016】
【発明の効果】本発明は、以上詳記したとおり、第1の
リセス領域を形成した後、オフセット構造として第2の
リセス領域を形成し、かつ、第1のリセス領域形成時に
マスクとした絶縁膜をレジストの開口部に露出したまま
ゲ−ト電極をリフトオフ法により形成することにより、
断面積の大きなゲ−ト電極を形成することが可能であ
り、ゲ−ト抵抗(Rg)、ソ−ス抵抗(Rs)の増大を抑え、か
つ、ゲ−ト・ドレイン間耐圧(BVgd)、ゲ−ト・ドレイン
間容量(Cgd) の増加によるマイクロ波特性の劣化を抑制
することが可能な電界効果トランジスタを提供すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す工程順断面図である。
【図2】従来例を示す断面図である。
【符号の説明】
1 GaAs基板 2 第1の絶縁膜 3 第2の絶縁膜 4 レジスト層 5 第1のリセス領域 6 レジスト層 7 第2のリセス領域 8 ゲ−ト電極

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (1) 化合物半導体基板表面に第1の絶縁
    膜、第2の絶縁膜及び第1のフォトレジスト膜を形成す
    る工程、(2) 所要パタ−ンに形成した前記第1のフォト
    レジスト膜をマスクとし、前記第1及び第2の絶縁膜を
    エッチングした後、第1のリセスを形成する工程、(3)
    前記第1のリセスのソ−ス側の端を露出するように開口
    部を設けた第2のフォトレジスト膜を形成する工程、
    (4) 前記第2のフォトレジスト膜をマスクとし、第2の
    リセスを形成する工程、(5) 前記第2のフォトレジスト
    膜を用いたリフトオフ法によりゲ−ト電極を形成する工
    程、を含むことを特徴とする電界効果トランジスタの製
    造方法。
JP4618992A 1992-01-31 1992-01-31 電界効果トランジスタの製造方法 Pending JPH05218090A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08288304A (ja) * 1995-04-14 1996-11-01 Nec Corp 電界効果トランジスタの製造方法
KR20210062551A (ko) * 2019-11-20 2021-05-31 네이셔널 치아오 텅 유니버시티 2 단계 포토리소그래피를 이용하여 짧은 게이트 길이를 갖는 트랜지스터를 제조하는 방법

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08288304A (ja) * 1995-04-14 1996-11-01 Nec Corp 電界効果トランジスタの製造方法
KR20210062551A (ko) * 2019-11-20 2021-05-31 네이셔널 치아오 텅 유니버시티 2 단계 포토리소그래피를 이용하여 짧은 게이트 길이를 갖는 트랜지스터를 제조하는 방법

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