JPH0645363A - 砒化ガリウム電界効果トランジスタ - Google Patents

砒化ガリウム電界効果トランジスタ

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Publication number
JPH0645363A
JPH0645363A JP19840192A JP19840192A JPH0645363A JP H0645363 A JPH0645363 A JP H0645363A JP 19840192 A JP19840192 A JP 19840192A JP 19840192 A JP19840192 A JP 19840192A JP H0645363 A JPH0645363 A JP H0645363A
Authority
JP
Japan
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semiconductor substrate
resist
recess
gaas
positive
Prior art date
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Pending
Application number
JP19840192A
Other languages
English (en)
Inventor
Hisaaki Tominaga
久昭 冨永
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Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Publication date
Application filed by Sanyo Electric Co Ltd filed Critical Sanyo Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 GaAsFETにおいて、ソース抵抗Rsを
減少させて最小雑音指数NF特性を向上させた上、ゲー
トドレイン間容量Cgdを小さくして高出力のGa特性
を得る。 【構成】 GaAsFETにおいて、二層のレジストの
イメージリバーサル法によりゲート電極の反転パターン
のメタルマスクを形成し、メタルマスクの開口部よりレ
ジストをソース側からドレイン側に斜め露光して、ドレ
イン電極側に傾いたレジストの開口部を構成した後、メ
タルマスク及びレジストの開口部よりレジスト及び半導
体基板を半導体基板に垂直にエッチングして、レジスト
の断面形状を台形形状、半導体基板にリセスを形成し、
ゲート金属を全面に膜付けした後、レジストを剥離し
て、ソース電極側に偏倚したゲート電極を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は砒化ガリウム電界効果ト
ランジスタ(GaAsFET)の電極構造に関し、特に
ドレイン側GaAsリセスサイドエッチング幅をソース
側より多く設けることにより、信頼性の向上、及びCg
d(ゲートドレイン間容量)の低下によるGa(付随利
得)の向上が図れるGaAsFETに関する。
【0002】
【従来の技術】12GHz帯マイクロ波素子としてGa
AsMES型FETがある。
【0003】この素子の性能を示す特性の1つとして最
小雑音指数(NF)が用いられるが、NFは近似的に以
下の式で表される。
【0004】 NF=1+K×f×Cgs×√Rs+Rg÷gm ・・・・(1) (1)式において、変数はそれぞれK:フィッティング
係数、f:使用周波数、Cgs:ゲートソース間容量、
Rs:ソース抵抗、Rg:ゲート抵抗、gm:伝達コン
ダクタンスである。
【0005】(1)式より、NF特性を向上させるには
Rs特性を減少させることが有効であることが分かる。
【0006】そのRs特性を減少させる手法として、G
aAsリセスサイドエッチング幅の低減などが一般的に
知られている。
【0007】GaAsリセスサイドエッチング幅の減少
させると、ゲート金属と半導体基板の高伝導層との距離
が短くなるため、耐圧特性の悪化、Cgs(ゲートソー
ス間容量)によるNF特性の悪化及び、Cgd(ゲート
ドレイン間容量)の増大によるためGa特性が悪化して
しまう。
【0008】図2に従来技術の代表的な電極形成方法を
示す。
【0009】まず、Au/Ge、Ni、Auからなるソ
ース電極2とドレイン電極3の形成された、バッファ
層、能動層、高伝導層を堆積した半導体基板1上に、プ
ラズマCVD装置にて、SiNx膜10を堆積する(図
2(a))。
【0010】その後、半導体基板上1全面にポジ型レジ
スト11を塗布して、フォトマスクを用いて露光を行い
現像処理を施し、ソース電極2とドレイン電極3間にゲ
ート電極レジストパターンを形成する(図2(b))。
【0011】次に、現像処理によって開口された部分よ
りSiNx膜をR.I.E.装置を用いて除去した後
(図2(c))、ゲート金属を被着してゲート電極9を
形成していた(図2(d))。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】GaAsFETにおい
て、Rs特性を抑制しつつ、Cgdの低減すなわちGa
特性の向上及び、耐圧特性の向上を図るため、本発明は
ソース側のGaAsリセスサイドエッチング幅を減少
し、ドレイン側のGaAsリセスサイドエッチング幅を
拡張させる構造とした。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は、Rs特性を抑
制し、Cgd特性を減少させるため、ソース電極とドレ
イン電極とが設けられた半導体基板上にポジ型レジス
ト、ネガ型レジストの順に積層した後、露光現像してネ
ガ型レジストをゲート電極に相当する形状にポジ型レジ
スト上に残し、ポジ型レジスト及び残存するネガ型レジ
スト上に金属膜を積層し、残存するネガ型レジストを剥
離することにより金属膜をゲート電極の反転形状にポジ
型レジスト上に残し、残存する金属膜をマスクとして、
光の余弦の方向が半導体基板上のソース電極からドレイ
ン電極へ向く露光をポジ型レジストに行い、ポジ型レジ
ストの現像により半導体基板まで至るドレイン電極側に
傾斜する開口部を設け、金属膜の開口部から半導体基板
に垂直な方向のエッチング速度が他の方向のエッチング
速度より速い異方性エッチングをポジ型レジスト及び半
導体基板に施して、ソース電極側のポジ型レジストに半
導体基板に垂直な部分を設けると共に半導体基板にリセ
スを構成してポジ型レジストの断面形状を台形とした
後、ゲート金属を半導体基板に垂直な方向から金属膜及
びリセス上に積層し、ポジ型レジストを半導体基板上か
ら剥離することにより、ソース電極側に偏倚したゲート
電極をリセス上に形成して、非対称なソース側とドレイ
ン側のGaAsリセスサイドエッチング幅を設ける構造
の砒化ガリウム電界効果トランジスタとした。
【0014】
【作用】本発明は、ソース側のGaAsリセスサイドエ
ッチング幅を減少させることにより、Rs特性を減少さ
せNF特性を向上させた上、ドレイン側のGaAsリセ
スサイドエッチング幅を拡張することで、Cgdを小さ
くしてGa特性を大きくする。
【0015】
【実施例】本発明をGaAsMESFETに適用した場
合について、以下に詳述する。
【0016】図1は本発明のGaAsFETの断面図で
ある。
【0017】図1において、半導体基板1は、半絶縁性
GaAs基板上にn-型バッファを2〜3μm、キャリ
ア濃度3.0〜3.5×1017/cmのn型動作層を
0.20〜0.25μm、キャリア濃度2.0〜2.5
×1018/cmのn++型高伝導層を0.5μm連続して
エピタキシャル成長させたものである。
【0018】半導体基板1上に下層からAu+Ge(G
e比12%)、Ni、Auからなるソース電極2及びド
レイン電極3が形成してある(図1(a))。
【0019】次に、半導体基板1上に下層よりPMMA
系のポジ型レジスト4を1.0μm、ネガ型レジストを
0.6μmの塗布を行った後、フォトマスクを用いた光
露光法により上層のネガ型レジストの露光、現像処理を
施しネガ型レジストのレジストラインを形成する。
【0020】この形成されたパターン全面にAlから成
る金属膜を500Å被着した後、有機溶剤を用いたリフ
トオフで不要な部分の金属膜を除去しAlのメタルマス
ク5を形成する(図1(b))。
【0021】次に、ウエハを水平より約10°の角度で
傾斜させて、光の余弦方向がソース電極からドレイン電
極へ向かうようにウエハ全面にDeep−UV光6を照
射する(図1(c))。
【0022】Deep−UV光の照射後、現像処理を施
すことによって、前述のAlのメタルマスクの開口部に
対して、半導体基板側のポジ型レジストの開口部7がド
レイン電極側に偏倚された形状に成る(図1(d))。
【0023】さらに、R.I.E装置を用いてウエハ全
面に垂直な方向のエッチング速度の大きなO2プラズマ
エッチングを施すことによって、ソース電極側のオフセ
ットされたポジ型レジストが除去されて、ゲート電極レ
ジストパターンが形成される。
【0024】続いて、ゲート電極レジストパターン開口
部より露出しているGaAs製半導体基板をリセスエッ
チングして、n型動作層に達するGaAsリセス部8を
表面に形成する(図1(e))。
【0025】図1(e)に示すようにポジ型レジストの
開口部の断面形状はソース電極側がほぼ半導体基板に垂
直、ドレイン電極側が半導体基板から離れるに従って半
導体基板を被うところの台形状になる。
【0026】メタルマスク及び台形のポジ型レジストの
開口部からGaAsリセス部にAl金属膜を6000Å
被着する。最後に、有機溶剤を用いたリフトオフによっ
てポジ型レジストを基板から剥離することにより不要な
部分の金属膜の除去され、所望のゲート電極9が得られ
る(図1(f))。
【0027】この時のゲート電極ソース側端部からソー
ス側GaAsリセス部までの距離0.05μmに対し
て、ゲート電極ドレイン側端部からドレイン側のGaA
sリセス部までの距離は0.30μmとオフセットされ
たリセス形状となる。
【0028】従来の構造のGaAsFETのGaが10
dBに対して、本発明のGaAsFETのGa(付随利
得)は12dBとなり大幅な向上を達成することができ
た。
【0029】
【発明の効果】本発明は以上の説明から明らかなよう
に、GaAsリセス形状を非対称とすることにより、R
s特性を悪化させること無く、Cgd特性が減少し、G
a特性の向上ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のGaAsFETの製造工程図である。
【図2】従来のGaAsFETの製造工程図である。
【符号の説明】
1 半導体基板 2 ソース電極 3 ドレイン電極 4 ポジ型レジスト 5 メタルマスク 6 Deep−UV光 7 ポジ型レジストの開口部 8 GaAsリセス部 9 ゲート電極 10 SiNX膜 11 ポジ型レジスト

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ソース電極とドレイン電極とが設けられ
    た半導体基板上にポジ型レジスト、ネガ型レジストの順
    に積層した後、露光現像してネガ型レジストをゲート電
    極に相当する形状にポジ型レジスト上に残し、ポジ型レ
    ジスト及び残存するネガ型レジスト上に金属膜を積層
    し、残存するネガ型レジストを剥離することにより金属
    膜をゲート電極の反転形状にポジ型レジスト上に残し、
    残存する金属膜をマスクとして、光の余弦の方向が半導
    体基板上のソース電極からドレイン電極へ向く露光をポ
    ジ型レジストに行い、ポジ型レジストの現像により半導
    体基板まで至るドレイン電極側に傾斜する開口部を設
    け、金属膜の開口部から半導体基板に垂直な方向のエッ
    チング速度が他の方向のエッチング速度より速い異方性
    エッチングをポジ型レジスト及び半導体基板に施して、
    ソース電極側のポジ型レジストに半導体基板に垂直な部
    分を設けると共に半導体基板にリセスを構成してポジ型
    レジストの断面形状を台形とした後、ゲート金属を半導
    体基板に垂直な方向から金属膜及びリセス上に積層し、
    ポジ型レジストを半導体基板上から剥離することによ
    り、ソース電極側に偏倚したゲート電極をリセス上に形
    成することを特徴とする砒化ガリウム電界効果トランジ
    スタ。
JP19840192A 1992-07-24 1992-07-24 砒化ガリウム電界効果トランジスタ Pending JPH0645363A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5610090A (en) * 1993-04-27 1997-03-11 Goldstar Co., Ltd. Method of making a FET having a recessed gate structure
US5886373A (en) * 1997-01-27 1999-03-23 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Field effect transistor
JP2013149682A (ja) * 2012-01-17 2013-08-01 Toyota Motor Corp 半導体装置及びその製造方法
CN107706091A (zh) * 2017-10-11 2018-02-16 京东方科技集团股份有限公司 薄膜电路及其制备方法

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