JP2659065B2 - 半導体装置 - Google Patents

半導体装置

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JP2659065B2 JP63069444A JP6944488A JP2659065B2 JP 2659065 B2 JP2659065 B2 JP 2659065B2 JP 63069444 A JP63069444 A JP 63069444A JP 6944488 A JP6944488 A JP 6944488A JP 2659065 B2 JP2659065 B2 JP 2659065B2
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    • H01L29/66Types of semiconductor device ; Multistep manufacturing processes therefor
    • H01L29/68Types of semiconductor device ; Multistep manufacturing processes therefor controllable by only the electric current supplied, or only the electric potential applied, to an electrode which does not carry the current to be rectified, amplified or switched
    • H01L29/76Unipolar devices, e.g. field effect transistors
    • H01L29/772Field effect transistors
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、電界効果トランジスタ(FBT)型半導体装
置に係り、特にゲートとドレイン間の寄生容量の低減
と、ゲート・ドレイン間のブレークダウン電圧の増大に
効果のある半導体装置に関する 〔従来の技術〕 GaAs−MESFET(Metal−Se−miconductor−Field−Eff
e−ct−Transistor)のパターンの微細化において、短
チャネル効果を排除する必要がある。
短チャネル効果の少ない高相互コンダクタンスGaAs−
MESFETについては、たとえば、電子通信学会発行、「電
子通信学会技術研究報告」、SSD85−131、昭和61年1月
21日発行、P29〜P33に記載されている。
すなわち、この文献には、GaAs−LSIの高速性能を向
上するためには、基本素子となるGaAs−MESFETの相互コ
ンダクタンスgmを向上する必要がある旨記載されてい
る。また、この文献には、「従来の短チャネル効果の少
ない高相互コンダクタンスGaAs−MESFETは、耐熱ゲート
に酸化膜の側壁を形成した後、そのゲートと側壁をマス
クとして、ソースおよびドレインの高濃度n+層をイオン
打ち込みにより形成し、その後、ゲートとソースを近接
させることによって、ゲート・ソース間の寄生抵抗Rs9
を低減し、かつ高い相互コンダクタンスgmを達成してい
る。」旨記載されている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
上記のように、従来の高相互コンダクタンスGaAs−ME
SFETは、一般にゲートとソースおよびゲートとドレイン
との間隔は、ゲート電極の量側に設ける側壁も、パター
ンの微細化によりできるだけ薄く設定されるため、ゲー
ト・ソース間隔およびゲート・ドレイン間隔は共に短く
なる。この結果、ゲート・ソース間寄生容量Cgsばかり
でなくゲート・ドレイン間寄生容量Cgdが増大する。ま
た、ゲート・ドレイン間隔は短くなることからゲート・
ドレイン間耐圧が低くなる。
また、FETの特性向上のためにゲート長はより一層短
く設定される。たとえば、ゲート長が1〜2μm以下と
なると、スレッシュホールド電圧Vthが負側へシフトす
るという短チャネル効果が発生する等の問題があった。
FETのgmは、一般に式(1)で表される。
ここに、Rsgはゲートとソース間の寄生抵抗、gm0は寄
生抵抗を含まない真性相互コンダクタンスである。した
がって、gmの向上を図るためには、Rsgの低減、すなわ
ち、ソース・ゲート間隔をできるだけ小さくすることが
要求される。
一般に論理集積回路においては、各ゲートにおける遅
延時間は、ゲート自身の遅延時間と次段のゲートを駆動
する遅延時間の和となる。遅延時間は式(2)で表され
る。
上記(2)式のtpdiはゲート自身の遅延時間、CLは次
段のゲートの寄生容量、ILは次段のゲートを駆動するた
めの電流、VLは論理振幅である。
また、次段のゲートの寄生容量は、一般に式(3)で
表される。
CL=Cgs+ACgd …(3) ここに、Cgsは次段のゲートのゲート・ソース間の寄
生容量,Cgdは次段のゲートのゲート・ドレイン間の寄生
容量,そしてAは次段のゲートの利得であり、ミラー効
果により容量はACgdと等価になる。
そこで、集積回路の高速性能を改善するには、gmの増
大とCLの低減が重要となる。
本発明の目的は、寄生抵抗Rgsと寄生容量Cgdをともに
低減でき、FETの高速性能の大幅改善を達成し、且つゲ
ート・ドレイン間のチャネル領域を低抵抗化することに
ある。
本発明の前記ならびにそのほかの目的と新規な特徴
は、本明細書の記述および添付図面からあきらかになる
であろう。
〔課題を解決するための手段〕
本願において開示される発明のうち代表的なものの概
要を簡単に説明すれば、下記のとおりである。
すなわち、本発明のGaAs−MESFETは、その製造におい
て、ゲート加工時、ゲートに近接してダミーゲートを形
成し、その後ゲートの側壁に酸化膜を形成する際、ゲー
トとダミーゲートの間を酸化膜の側壁で埋める。この結
果、その後行われるオーミック層形成のためのイオン打
ち込みによって、ゲート電極とソース領域の距離は近接
し、逆にゲートとドレイン領域との距離は離れた構造と
なる。更に、ダミーゲートを前記ゲートの延在方向に不
連続に設け、前記ゲート・ドレイン間のチャネル領域の
ダミーゲートが存在しない領域に、チャネルよりも高濃
度でドレインよりも低濃度な中間濃度層が設けられてい
る構造となる。
〔作用〕
上記のように、本発明のGaAs−MESFETは、その製造に
おいて、ゲートの近接ドレイン側にダミーゲートを設
け、かつゲート側壁に酸化膜を形成する際、ゲートとダ
ミーゲート間を酸化膜で埋め込んでしまうことから、そ
の後の高濃度オーミック用n+形イオン打ち込み時、ゲー
トからダミーゲートに亘る領域は側壁の酸化膜も含めて
マスクとして作用する結果、製造されたFETは、ゲート
・ソース間は従来と同様にゲートとソースを近接させ、
ゲートとドレインの距離を必要な値だけ離すことができ
るため、寄生容量Cgdの低減,ゲート・ドレイン間耐圧
の増大,短ゲート効果の低減を達成でき、相互コンダク
タンスgmは従来と同程度の高い値を保つことができる。
更に、ゲート・ドレイン間の寄生抵抗を低減することが
できる。
〔実施例〕
以下図面を参照して本発明の一実施例について説明す
る。
第1図は本発明者が実施した参考例によるGaAs−MESF
ETの断面図、第2図は同じく一部を示す平面図、第3図
〜第8図は同じくGaAs−MESFETの製造プロセスを示す図
であって、第3図は主面にチャネル層が形成されたウエ
ハの断面図、第4図は主面にゲートとダミーゲートが形
成されたウエハの断面図、第5図は主面に酸化膜が形成
されたウエハの断面図、第6図は同じくゲートとダミー
ゲートの側面に側壁酸化膜が形成されたウエハの断面
図、第7図はソース領域およびドレイン領域が形成され
たウエハの断面図、第8図は同じくソース電極およびド
レイン電極が形成されたウエハの断面図である。
この参考例によるGaAs−MESFETは、第1図に示される
ように、半絶縁体のGaAs基板1の主面に薄いn形のチャ
ネル層(チャネル)2を有している。このチャネル層2
の両側には、それぞれオーミック用n+形層からなるソー
ス(ソース領域)3およびドレイン(ドレイン領域)4
が設けられている。したがって、化合物半導体で構成さ
れる基板の主面表層部には、連続してソース3,チャネル
層2,ドレイン4が設けられている。また、前記ソース3
およびドレイン4上には、それぞれオーミック金属から
なるソース電極5およびドレイン電極6が設けられてい
る。
一方、前記チャネル層2上には、高耐熱金属であるタ
ングステン(W)またはタングステンシリサイド(WS
i)などで形成される長さ(LG,LD)たとえば、0.8μm
以下のゲート7およびダミーゲート8が設けられてい
る。また、ゲート7とダミーゲート8との間隔Wは、た
とえば、1.0μmとなっている。前記ゲート7はソース
電極5側に位置している。また、前記ゲート7とダミー
ゲート8の端面は厚さはl、たとえば、〜0.3μmの側
壁酸化膜9で被われている。ゲート7とダミーゲート8
との間は、間隔が狭いことから側壁酸化膜9が連続し、
側壁酸化膜9で埋まっている。また、第2図に示される
ように、前記ゲート7は、その一側がチャネル層2から
外れて半絶縁性のGaAs基板1上にはみ出し、かつこのは
み出し部分に矩形のワイヤボンディング用または別配線
層への接続用パッド部10の形成している。
このようなGaAs−MESFETにあっては、空乏層11は、チ
ャネル層2の表面、すなわち、ゲート7からダミーゲー
ト8に亘る全域に形成される。また、このGaAs−MESFET
は、ソースとゲート間が短く寄生抵抗Rsgは従来と同様
に小さいため、相互コンダクタンスgmの低減を抑止でき
るとともに、ゲートとドレイン間容量Cgdの低減が図
れ、かつゲート・ドレイン間耐圧を向上させることがで
きる。また、ゲート長が0.8μm以下となっても、ソー
スとドレインの間隔は、ダミーゲートが設けられている
ことから長くなり、短チャネル効果を抑止できる。
つぎに、このようなGaAs−MESFETの製造方法について
説明する。
第3図に示されるように、半絶縁性のGaAs基板1が用
意される。実際には、ウエハ15と大面積のGaAs基板1が
用意される。図では便宜上ウエハ15の一部を示す。第3
図に示されるように、ウエハ15の主面には部分的にホト
レジスト膜16が設けられるとともに、Siイオンが選択的
に打ち込まれ、n形のチャネル層2が形成される。
つぎに、前記ホトレジスト膜16が除去される。
その後、リフトオフ法等によって、前記チャネル層2
上に高耐熱金属であるタングステン(W)またはタング
ステンシリサイド(WSi)などで形成されるゲート7お
よびダミーゲート8を同一マスクにて同時に形成する。
前記ゲート7およびダミーゲート8はその長さLG,LD
0.8μm程度となっている。また、ゲート7とダミーゲ
ート8との間隔は1.0μm程度となっている。これは、
前述のように、前記ゲート7およびダミーゲート8の側
面に酸化膜(側壁酸化膜9)を形成した際、この側壁酸
化膜9でゲート7とダミーゲート8を埋めるようにする
ためでもある。前記ゲート7およびダミーゲート8は、
第2図に示されるように、チャネル層2の両側部を外れ
るように長く平行に延在している。また、ゲート7のチ
ャネル層2から外れた部分は、半絶縁性のGaAs基板1上
で矩形の幅広のヤイヤボンディング用または別配線層と
の接続用ハッド部10を形成している。
つぎに、第5図に示されるように、酸化膜17をウエハ
全面に堆積(デポジション)し、その後、第6図に示さ
れるように、方向性ドライエッチングを用い、酸化膜17
のエッチング時間を制御することにより、ゲート7およ
びダミーゲート8の側壁にのみ酸化膜17、すなわち、側
壁酸化膜9を残留させることができる。これは、ゲート
7およびダミーゲート8の周辺部は、平坦部に比べ、酸
化膜17が厚く堆積するからである。
この場合、前記ゲート7とダミーゲート8の距離Wを
酸化膜17の厚さの約2倍、そして、酸化膜17の厚さをゲ
ート(ダミーゲート)の膜厚と同程度に選ぶことによ
り、ゲート7とダミーゲート8の領域も側壁酸化膜9で
埋めることが可能である。
つぎに、第7図に示されるように、ウエハ15の主面に
部分的にホトレジスト膜18を設ける。
そして、このホトレジスト膜18およびゲート7,ダミー
ゲート8,側壁酸化膜9をマスクとして、オーミック用n+
形高濃度層をSiのイオン打ち込みにより形成する。その
後、活性化アニール(〜800℃,20分)を行って、ソース
3およびドレイン4を形成する。したがって、前記チャ
ネル層2は、前記ゲート7およびダミーゲート8ならび
に側壁酸化膜9に亘る対応領域に延在している。また、
前記ホトレジスト膜18を除去した後、第8図に示される
ように、リフトオフ法によって前記ソース3およびドレ
イン4上に、オーミック金属を形成してソース電極5お
よびドレイン電極6とする。
このようにして製造されたGaAs−MESFETにあっては、
ドレイン4とゲート7との間の距離は、ゲート7とソー
ス3との距離に比べ、ダミーゲート8の長さと、ゲート
7とダミーゲート8との間隔、すなわち、側壁酸化膜9
の厚さ(l)の2倍の和だけ多く離すことが可能とな
る。
このような参考例によれば、つぎのように効果が得ら
れる。
(1)本例のGaAs−MESFETは、その製造において、ゲー
トの近傍のドレイン側にダミーゲートを設け、かつゲー
ト側壁に酸化膜を形成する際、ゲートとダミーゲート間
を酸化膜で埋め込んでしまうことから、その後の高濃度
オーミック用n+形イオン打ち込み時、ゲートからダミー
ゲートに亘る領域は側壁の酸化膜を含めてマスクとして
作用する結果、製造されたFETは、ゲートとドレイン領
域(高濃度n+形層)の間隔は必要な距離だけ長く分離す
ることができ、これによってゲートとドレイン間の寄生
容量Cgdを低減することができるという効果が得られ
る。
(2)上記(1)により、本例のGaAs−MESFETにあって
は、ゲート・ソース間は従来と同様に短く近接させるこ
とができることから、寄生抵抗Rsgを低くでき、相互コ
ンダクタンスgmを高く維持できるという効果が得られ
る。
(3)本例によるFETは、オーミック用n+形層で形成さ
れたソースとドレインの距離が長くなるため、ゲート・
ドレイン間のブレークダウン耐圧が増大し、1〜2μm
以下となる短いゲート長故に発生するスレッシュホール
ド電圧Vthの負電位側へのシフトといった寄生効果も低
減されるという効果が得られる。
(4)寄生容量Cgdは、ゲートとドレイン間に形成され
る空乏層厚さに依存するが、本例によるGaAs−MESFET
は、ゲートとドレインの間には、チャネルに相当するn
形低濃度層がソース側に比べて長い距離依存するため、
空乏層の厚みが増大し、寄生容量Cgdの低減が図れると
いう効果が得られる。
(5)本例のGaAs−MESFETは、ゲートとドレイン側n形
高濃度層を十分分離することが可能なことから、スレッ
シュホールド電圧Vthのシフトを防止することができ
る。すなわち、GaAs−MESFETのスレッシュホールド電圧
Vthは、ゲートのドレイン側エッジ部の空乏層の延びに
よるピンチオフで主に決定される。従来のセルフアライ
ン型FETでは、ゲートとn形高濃度層が近接しているた
め、チャネルのドレイン側近傍の濃度をラテラル方向の
拡散によって変調してしまい、スレッシュホールド電圧
Vthの負方向へのシフトを生じさせてしまう。
(6)上記(1)〜(5)により、本例のGaAs−MESFET
は、寄生容量低減による遅延時間の短縮、相互コンダク
タンスgmの向上により、FETの高速化が達成できるとい
う効果が得られる。
(7)上記(1)〜(5)により、本例のGaAs−MESFET
は、寄生容量Cgdの低減,スレッシュホールド電圧Vth
シフト抑止,ブレークダウン耐圧向上からFET特性向上
が達成できるという効果が得られる。
この参考例について本発明者は次の問題があることを
見出した。
チャネル層2のn形濃度が低い場合は、ダミーゲート
8の直下のシート抵抗は、ダミーゲート8により延びる
空乏層のため空乏層11は破線のように大きくなり、寄生
抵抗Rgdが大きくなり特性劣化を生じる場合がある。
そこで、第10図のように、ダミーゲート8を分割し、
その後、チャネル層2よりも高濃度でドレイン4よりも
低濃度な中間濃度層20を、前記ゲート7,ダミーゲート8
をマスクとしてイオン打ち込みにより形成する。その
後、側壁酸化膜9とオーミック層であるソース3および
ドレイン4を前記参考例と同様に形成する。
この結果、ダミーゲート8が存在しない領域には中間
濃度層20が形成され、寄生抵抗Rgdを低減することがで
きる。また、ダミーゲート8相互の間隔は、前記ゲート
7とダミーゲート8との間隔と同様に選択することによ
り、酸化膜、すなわち、側壁酸化膜9で埋めることがで
きる。
以上の説明では主として本発明者によってなされた発
明をその背景となった利用分野であるGaAs−MESFETの製
造技術に適用した場合について説明したが、それに限定
されるものではなく、たとえば、単体の半導体からなる
基板を使用した半導体装置、たとえば、シリコンMOSFE
T、InP−MIS(Metal−Tnsula−tor−Semiconductor)FE
T、GaAs−MISFETなどのFET型デバイスの製造技術などに
適用できる。
本発明は少なくともFET構造の半導体装置には適用で
きる。
〔発明の効果〕
本願において開示される発明のうち代表的なものによ
って得られる効果を簡単に説明すれば、下記のとおりで
ある。
本発明によれば、従来のセルフアライン型LDD構造のM
ESFETデバイスの利点である寄生抵抗Rgsが小さいことを
保持して、その欠点であった、非セルフアライン型FET
に比較して寄生容量Cgdが大きい、ゲート・ドレイン間
ブレークダウン電圧が低い、短ゲート効果が大きいとい
った問題点を解決できるものである。
寄生容量Cgdの低減と短ゲート効果の低減は、ダミー
ゲートの長さを選択することにより、2分の1から数分
の1以下に低減することが可能である。
また、ゲート・ドレイン間ブレークダウン電圧は従来
の3〜5Vから10V以上に改善し、且つゲート・ドレイン
間のチャネル領域を低抵抗化することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の参考例によるGaAs−MESFETの断面図、 第2図は同じく一部を示す平面図、 第3図はGaAs−MESFETの製造において、主面にチャネル
層が形成されたウエハを示す断面図、 第4図は同じく主面にゲートとダミーゲートが形成され
たウエハの断面図、 第5図は同じく主面に酸化膜が形成されたウエハの断面
図、 第6図は同じくゲートとダミーゲートの側面に側壁酸化
膜が形成されたウエハの断面図、 第7図は同じくソース領域およびドレイン領域が形成さ
れたウエハの断面図、 第8図は同じくソース電極およびドレイン電極が形成さ
れたウエハの断面図、 第9図は本発明の一実施例によるGaAs−MESFETの断面
図、 第10図は同じく一部を示す平面図である。 1……GaAs基板、2……チャネル層、3……ソース、4
……ドレイン、5……ソース電極、6……ドレイン電
極、7……ゲート、8……ダミーゲート、9……側壁酸
化膜、10……ワイヤボンディングパッド部、11……空乏
層、15……ウエハ、16……ホトレジスト膜、17……酸化
膜、18……ホトレジスト膜、20……中間濃度層。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】化合物半導体または単体の半導体からなる
    基板の主面表層部に連続したソース,チャネル,ドレイ
    ンを有し、かつ前記チャネル上にゲートを有する半導体
    装置であって、 前記ゲートのドレイン側の側方基板主面上に、ダミーゲ
    ートを前記ゲートの延在方向に不連続に設け、前記ダミ
    ーゲートとゲートとの間及び各ダミーゲート相互の間は
    側壁酸化膜で埋め込まれ、残ったゲートの側面及びダミ
    ーゲートの側面には側壁酸化膜が設けられ、制御ゲート
    およびダミーゲートならびに側壁酸化膜に亘る対応領域
    に前記チャネルが延在し、前記ゲート・ドレイン間のチ
    ャネル領域のダミーゲートが存在しない領域に、チャネ
    ルよりも高濃度でドレインよりも低濃度な中間濃度層が
    設けられていることを特徴とする半導体装置。
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