JPH0519423A - 画像形成方法 - Google Patents

画像形成方法

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JPH0519423A
JPH0519423A JP19363791A JP19363791A JPH0519423A JP H0519423 A JPH0519423 A JP H0519423A JP 19363791 A JP19363791 A JP 19363791A JP 19363791 A JP19363791 A JP 19363791A JP H0519423 A JPH0519423 A JP H0519423A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】光ビームにより露光した写真感光材料の画像安
定性向上 【構成】光ビームにより写真感光材料を走査露光する方
法において、主走査のラスタ間の重なり幅が光ビーム径
の5〜95%である。 【効果】ラスタ間の重なり幅が5〜95%であることに
より、重ねて露光した部分と重ねて露光しない部分との
光量差が少なく、感光材料のロット間差や露光後の処理
変動による写真特性の変動がない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、感光材料を光ビームに
より走査露光して画像を形成する画像形成方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】最近の動向として、感光材料の超迅速処
理及び高解像度の画像が望まれており、これを達成する
ためには半導体レーザーや発光ダイオード等を備えたデ
ィジタル露光装置が採用されることが多い。ディジタル
露光装置は短時間かつ高照度で感光材料を走査露光する
ことができるので、露光の高速化及び解像度の向上が図
れる。
【0003】感光材料を光ビームにより走査露光する技
術は公知であり、例えば特開昭61−137149号公
報、特公昭62−21305号公報、特開昭62−35
352号公報、同63−18346号公報、特開平2−
18548号公報、同2−124567号公報等に開示
されている。前記特公昭62−21305号公報には、
写真感光材料を発光ダイオードにより走査露光する方法
が開示されている。また、前記特開昭62−35352
号公報には、高塩化銀写真感光材料をレーザー光により
走査露光する方法が開示されている。また、前記特開昭
63−18346号公報には、半導体レーザーとSHG
素子を用いて得られる第2高調波で走査露光する方法が
開示されている。
【0004】上記発光ダイオードや半導体レーザーから
発生した光ビームを走査して感光材料を露光する場合、
ラスタ走査方式で光ビームを走査するのが一般的であ
る。このような露光方式により、ハロゲン化銀写真感光
材料をディジタル露光してフルカラー画像を得ることが
できる。更に、近年のレーザーダイオードの発展によ
り、簡易で安定なレーザー出力装置の製作が可能とな
り、レーザー出力装置を用いた画像形成システムの実現
が期待されている。例えば、米国特許第4,619,8
92号明細書あるいは同4,956,702号明細書に
は、レーザーダイオードからの出力用感光材料として赤
外領域に感度極大を有するハロゲン化銀写真感光材料の
使用が開示されている。
【0005】一方、ハロゲン化銀写真感光材料を用いる
ことに対する制限と考えられていた処理時間の長さ、処
理の変動の大きさといった欠点は、近年の高塩化銀乳剤
技術の発展で解消されつつあり、ディジタル情報を記録
する分野への応用が可能となってきた。このような技術
として、例えば国際公開WO87/04534号に開示
された高塩化銀乳剤を用いた感光材料及びその処理方法
を例として挙げることができる。
【0006】発光ダイオードや半導体レーザーから発生
した光ビームを用い、これを例えばハロゲン化銀写真材
料のような感光材料の面上を走査することによって画像
情報を記録する方式を考えたとき、2次元の面上をどの
ように走査するかによって露光機の設計が決定される。
【0007】一般に行われる走査露光は、レーザービー
ムのように細く絞り込まれた光源光を線状にラスタ走査
し(主走査)、これと垂直な方向にラスタを移動させ
(副走査)露光すべき領域を覆うことで行われる。公知
の例としては、感光材料を円柱状のドラムに巻き付け、
これを高速で回転することで主走査を行い、光源光を円
柱の軸方向に徐々に移動させることで副走査を行う方法
(ドラムスキャニング)や、光源光のビームを高速で回
転する多面体状の鏡面(ポリゴンミラー)に入射させる
ことで主走査を行い、これと垂直な方向に感光材料を移
動させることで副走査を行う方法を挙げることができ
る。高速の走査には後者が有利であることが知られてい
る。いずれの方式にしても、書込み時間の高速化を図ろ
うとしたときには、できるだけ主走査ラスタの間隔(所
謂ラスタピッチ)を広げて露光することが望まれる。し
かしながら、ラスタ間隔が広すぎるときにはラスタ間に
隙間が生じ、書込み密度が低下するために、例えばネガ
型の感光材料を用いたときには最高発色濃度が低下して
しまう。したがって、ラスタピッチは、書込み密度の低
下を生じない範囲で、かつ、できるだけ間隔を広げて設
定することが有利であることは容易に推察される。
【0008】ディジタル情報に基いた走査露光によっ
て、どれだけの精細度を有する画像が得られるかは、第
一には画像を構成する画素密度で決定される。ピクトリ
アル画像として好ましい画素密度は、一般に50〜20
00dpiの範囲とされている。これを画素の大きさに
換算すると約10〜500μとなる。これらの画素をど
ういう入射光束を用い、どういう方法で走査するかによ
って最終的な画像の精細度が決定される。
【0009】ラスタを走査することで2次元の画像を形
成したときに、どれだけの鮮鋭度が得られるかというこ
とに対して、ラスタ走査方法が影響を与えることが知ら
れている。端的な例としては、ラスタを構成する光源光
のビーム径が与えられたときに、そのビーム径よりも精
細な画像を書込むことは原理的に不可能である。したが
って、高精細な画像を書込むためにはビームをできるだ
け細く絞り込むことが要求される。既に述べた画素密度
を表現するためのビーム径としては、5〜200μ、よ
り好ましくは10〜100μの範囲であることが望まれ
る。しかし、既に述べたように、ビームを細く絞り込め
ばそれだけラスタピッチを狭める必要が生じ、高速で書
き込むためにはそれだけ速い走査を必要とする。
【0010】一方、得られる画像の鮮鋭度を決定する要
因として、用いる感光材料の光学的特性も重要である。
すなわち、入射された光束の散乱特性が画像の鮮鋭度に
大きく影響することが知られている。入射光ビームが散
乱される度合いが大きいと滲みが生じ、高精細な画像を
得ることができなくなってしまう。ハロゲン化銀写真材
料の場合、入射光の散乱の程度は、感光層に含まれるハ
ロゲン化銀粒子によって引き起こされるイラジェーショ
ンの大きさと、感光材料の基体となる支持体によって引
き起こされるハレーションの大きさとでほぼ決定される
ことが知られている。こうした不要な散乱を抑制する手
段として、感光性層を着色したり、支持体上に入射光を
吸収する所謂アンチハレーション層を設けることなどが
行われる。これらの散乱抑制手段の効果を見積もる簡便
な方法として、感光材料に露光を施す状態における(露
光に用いる光の波長に対応した波長での)分光反射率を
測定することが行われる。光源光の波長における分光反
射率が小さいほど、上記の散乱を抑制する効果が大きい
ことが期待される。本発明者らの検討によると、露光に
用いる光源光の波長に対応する分光反射率が40%以下
好ましくは30%以下であるような程度に着色を施した
場合に鮮鋭度が顕著に向上することが判った。
【0011】さらに、以上のような技術的な観点に基
き、できるだけ高精細度の画像を高速に得られる方法を
検討したが、実際にハロゲン化銀写真感光材料を用いて
実験を行ったところ、実用上重大な問題が発生すること
が明らかになった。具体的には、2次元の露光を効率よ
く行い、かつ書込み密度の低下を起こさない範囲にラス
ター密度を設定しようとすると、感光材料の保存条件
や、処理条件の変動に伴い、発色濃度が著しく変動して
しまう現象が発生することが明らかになった。この発色
濃度の変動は、感光材料に対して走査露光でない、例え
ば面露光を施したときに検知される変動よりもはるかに
大きい。したがって、ハロゲン化銀写真感光材料に上記
のような走査露光を施したときに特異的に発生する問題
であろうと推測された。
【0012】また、この問題は、発色現像処理の迅速化
を狙って高塩化銀乳剤を用いて作成した感光材料でさら
に顕著であり、鮮鋭度を向上させようとしてイラジェー
ション防止染料を添加したり、アンチハレーション層を
設置したときのように分光反射率を低下させた試料でま
すます著しいことが判った。
【0013】このような問題があると、実際にシステム
を構成したときに感光材料のロット間や連続運転時に発
色濃度が変動することになり、性能の安定性を保証する
ことが大変困難になってしまう。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】以上述べてきたよう
に、高塩化銀写真感光材料にレーザー光を用いて画像情
報を露光し、ピクトリアル画像を形成しようとすると、
性能変動が著しく実用化への大きな障害となることが判
った。これは、感光材料に露光するときの環境温度の変
動や、処理液あるいは処理条件の変動、更には感光材料
の保存条件や製造ロットの切替え等に伴う種々の変動要
因によって発色濃度が著しく変動してしまう現象であ
る。
【0015】従来技術により感光材料を露光すると、感
光材料のロット間差、処理変動による写真特性の変化が
著しく拡大される。更に、鮮鋭度を向上させる目的で乳
剤中にアンチハレーション層を設けたり、乳剤中にイラ
ジエーション防止染料等を添加すると更に写真特性の変
化が著しく拡大されることが判明した。
【0016】このような問題は、高塩化銀写真感光材
料、特に高塩化銀カラー写真感光材料を短時間露光(例
えば1画素に対して1×10-6秒以下の露光)した場合
に特に顕著に現れる。
【0017】このような性能変動が生じると、記録信号
に応じて画像濃度を精密に制御することが不可能にな
り、高画質の画像を安定に出力するシステムを構築する
ことはできなくなってしまう。このため、上記諸条件の
変化に伴う性能変動は、ハロゲン化銀写真感光材料にレ
ーザー光を用いて露光するシステムを実現する上での重
大な障害となっていた。
【0018】本発明の目的は上記問題を解決することに
あり、光ビームにより感光材料を走査露光して画像を形
成する際に、感光材料のロット間差や露光後の処理変動
による写真特性の変化を防止する画像形成方法を提供す
ることにある。
【0019】
【課題を解決するための手段】本発明に係る上記目的
は、下記(1)〜(3)により達成される。 (1)90モル%以上が塩化銀よりなるハロゲン化銀粒
子を含有する感光性乳剤層を支持体上に有するハロゲン
化銀写真感光材料を、画像情報に基づいて変調した光ビ
ームにより走査露光した後に現像処理する画像形成方法
において、前記光ビームによる走査ピッチが実効ビーム
径より小さく、ラスタ間の重なり幅が実効ビーム径の5
%以上95%以下であることを特徴とする画像形成方
法。 (2)前記ハロゲン化銀写真感光材料の露光を施す状態
における分光反射率が、露光する光の波長に対応する波
長において40%以下であることを特徴とする前記
(1)記載の画像形成方法。 (3)前記ハロゲン化銀写真感光材料に含有される90
モル%以上が塩化銀よりなるハロゲン化銀粒子が、金増
感されていることを特徴とする前記(1)もしくは
(2)記載の画像形成方法。
【0020】前記米国特許第4,619,892号及び
4,956,702号明細書には、芳香族第一級アミン
現像主薬の酸化体とカップリング反応によってイエロ
ー、マゼンタ及びシアン色素を形成可能なカラーカプラ
ーと、赤外領域に分光増感された塩臭化銀乳剤とを組合
せてレーザー露光用感光材料を構成する例が示されてい
る。しかしながら、本発明が解決しようとする課題は、
簡易で迅速処理が可能な高塩化銀乳剤を用いた感光材料
をレーザー光による走査露光に適用することで初めて生
じる問題であり、該特許明細書にはレーザー光の走査密
度の詳細は示されていない。
【0021】レーザー光を走査し、画像を形成する際の
走査密度について開示した例として特開昭62−357
65号に開示された技術がある。しかしこの技術は画素
の大きさ、光スポット径、走査ピッチに関して規定を設
けたものであるが、その目的は網点画像を記録する際に
ポリゴンミラーの回転に伴い発生する走査むらの低減を
意図したものであって、本発明のように高塩化銀乳剤を
用いて連続画像を再現させようとしたときに発生する濃
度変動を解決する技術とは全く別種の技術である。
【0022】本発明は、走査露光によって得られる濃度
の変動を低減するための技術であり、感光材料との組み
合わせによって決定されるビーム径と走査ピッチの関係
を規定したものであるから従来の知見からは予想されな
い全く新規な技術である。
【0023】本発明における実効ビーム径は以下のよう
にして求めることができる。すなわち、用いる感光材料
に対して、形成する画像の中の最大発色濃度を与えるの
に対応する強度のレーザー光の50%の出力に相当する
ビームを用いて一本の線分を露光し、発色現像処理を施
し、線状の発色像を作成する。これをミクロ濃度計を用
いて紙面上で線分に垂直な方向に発色濃度プロファイル
を測定する。第4図は発色濃度プロファイルを表すグラ
フである。このプロファイルの最大濃度Dmax の1/5
に対応する濃度D1/5 の線幅をもって実効ビーム径dと
すれば良い。フルカラー画像を出力する装置のように複
数のレーザービームを用いる場合には、このような測定
を各レーザー光について行うが、もし求めた実効ビーム
径dがこれらレーザービーム間で異なった場合には、最
も小さいビーム径を呈したレーザービームと走査ピッチ
との間に本発明の関係が成り立つように設計する必要が
ある。
【0024】本発明における走査ピッチpとは、レーザ
ービームが露光される感光材料の面上を走査するラスタ
の間隔で定義される。本発明において、上記のようにし
て求めた実効ビーム径dが画像走査ピッチpよりも大き
い値となる必要がある。具体的には下記数式によって定
義される走査の重なり幅Lの値がビーム径dの5%〜9
5%、好ましくは15%〜85%、最も好ましくは20
%〜80%である。 L=d−p L:重なり幅 , d:実効ビーム径 , p:走査ピ
ッチ
【0025】本発明において、上記のような関係式が満
たされれば種々の条件の変化に伴う写真性能の変動を顕
著に抑制することが可能である。したがって、形成する
画像の一単位である画素は、一回の走査で記録されるよ
うに設計してもよいし、複数回の走査で記録されるよう
に設計してもよい。
【0026】レーザー光の走査における実効ビーム径
は、結果として得られる画像の構造に大きく影響を与え
る。実効ビーム径は、目的とする出力画像の画素密度か
ら決定することができる。ピクトリアル画像として好ま
しい画素密度は、一般に50〜2000dpiの範囲と
されている。これを画素の大きさに換算すると約10〜
500μmとなる。原理的には、実効ビーム径よりも精
細なパターンを書き込むことはできないが、画素の大き
さよりも大きい実効ビーム径を用いることも可能であ
る。本発明において好ましく用いられる実効ビーム径は
5〜200μm、より好ましくは10〜100μmであ
る。
【0027】本発明の好ましい態様として、レーザー走
査をポリゴンミラーの回転によって行うことができる。
ポリゴンミラーは、レーザー光を走査する目的の多面鏡
であり、2〜20面の鏡面よりなっている。通常利用さ
れているものは6面から14面のものが多い。ポリゴン
ミラーの安定な回転数は4000〜12000rpmの
範囲が一般的である。この回転数に鏡面の面数を乗じる
ことで時間当たりの走査本数が算出できる。本発明にお
いては、走査ピッチを5〜180μmの範囲とすること
が好ましく、より好ましくは10〜100μmである。
【0028】本発明の画像記録に用いられるハロゲン化
銀写真感光材料には、感光要素として90モル%以上が
塩化銀よりなるハロゲン化銀粒子が用いられる。塩化銀
の含有率は、処理の迅速性の観点からは高いほうが好ま
しく、95モル%以上がより好ましい。
【0029】本発明における光ビームを発生する手段と
しては公知の各種光源があるが、本発明は特に半導体レ
ーザー、ガスレーザー、発光ダイオード等の高照度光源
を用いる場合に顕著な効果がある。
【0030】本発明におけるハロゲン化銀写真感光材料
としては黒白感光材料、カラー感光材料がある。本発明
は特にイラジェーション防止染料を多く含有する感光材
料を用いた場合に、写真特性の変動を防止できるという
顕著な効果がある。
【0031】また本発明は処理液の補充量を少なくして
処理した場合に特に顕著な効果がある。ここで、ハロゲ
ン化銀写真感光材料の反射率、あるいはハロゲン化銀写
真感光材料からの反射光の意味について説明する。本発
明のハロゲン化銀写真感光材料では以下に述べるように
画像のシャープネス等を向上させるため感光材料からの
反射光を入射光の40%以下にする目的で脱色可能な染
料を感光層又は中間層に添加する。かかる写真感光材料
にレーザー光束がその表面から入射すると光束は感光材
料を透過しながら、途中感光層や中間層で反射、散乱及
び吸収され、支持体上で反射し、以降2次入射拘束も含
めて同様な作用をうる。その総合的結果として入射光束
の一部が反射光束として外部に出る。この反射光束が本
発明の場合入射光の40%以下に制御される。好ましく
は30%以下である。
【0032】反射光束には支持体上での反射光束を含む
が全部ではない、従って本発明ではこの全体の反射挙動
を支持体上の反射と表現せず、ハロゲン化銀写真感光材
料からの反射光〔波長λnmの光束では下記F(λ)〕
と表現する。
【0033】本発明における写真感光材料の反射光束の
測定は当業界に一般に用いられている反射濃度計によっ
て測定されるものであり、反射率は以下のように定義さ
れる。ただし試料を通過してしまう光による測定誤差を
防ぐため測定時には試料の裏側に標準反射板を設置して
測定する 反射率=F(λ)/F0 (λ)×100 F0 (λ):標準白色板の反射光束(波長λnmにおけ
る) F (λ):波長λnmにおける試料の反射光束 画像のシャープネス等を向上させるため感光材料からの
反射光を入射光の40%以下にする目的は、本発明に係
わる感光材料の親水性コロイド層に欧州特許EP0,337,49
0A2 号明細書の第27〜76頁に記載の処理により脱色
可能な染料(なかでもオキソノール系染料)を、該感材
の例えばそれぞれ670nm、750nm及び830n
mに於ける光学反射率が40%以下になるように添加し
ておこなうことが特によい。このような染料の具体的例
としては、次のような染料をあげることができる。これ
らの染料は感光層又は中間層に添加して用いることがで
きる。
【0034】
【化1】
【0035】
【化2】
【0036】
【化3】
【0037】
【化4】
【0038】
【化5】
【0039】
【化6】
【0040】
【化7】
【0041】
【化8】
【0042】
【化9】
【0043】
【化10】
【0044】
【化11】
【0045】
【化12】
【0046】
【化13】
【0047】
【化14】
【0048】
【化15】
【0049】また感光材料からの反射光を入射光の40
%以下にする目的はまた感光材料からの反射率を制御し
ておこなうことができる。この感光材料からの反射率を
制御する方法は、使用する半導体レーザー光線の波長に
吸収ピークの最大が一致するか、少なくとも吸収ピーク
の最大が近い染料を、複数あるいは単独で支持体上にゼ
ラチンを媒体として塗布して、あるいは感光層中にその
層で感光する波長に吸収ピークの最大が一致するか、少
なくとも吸収ピークの最大に近い染料を添加して、吸収
層を設けることによっておこなうことができる。そし
て、この反射防止染料は現像処理の過程で実質的に脱色
されなければならない。
【0050】また、支持体の耐水性樹脂層中に2〜4価
のアルコール類(例えばトリメチロールエタン)等で表
面処理された酸化チタンを12重量%以上(より好まし
くは14重量%以上)含有させるのが好ましい。
【0051】ハロゲン化銀写真感光材料からの反射光を
入射光の40%以下にするために、支持体上に設ける反
射防止層としてはいま一つ、ゼラチン層中にコロイド銀
粒子を分散して形成した中性フィルターを支持体上に設
けることによって利用することができる。このコロイド
銀中性フィルターは漂白処理で脱銀することができるの
で、上記反射防止層として適するわけである。このよう
なコロイド銀からなる親水性層は感光性乳剤層と支持体
の中間に用いることが好ましい。
【0052】本発明に使用するハロゲン化銀カラー写真
感光材料は支持体上に少くとも三層のハロゲン化銀乳剤
層を有し、その少くとも一層は730nm以上に分光感
度の極大を有していることが好ましい。また少くとも二
層が670nm以上に分光感度の極大を有している乳剤
層から構成されている感光材料も好適に使用することが
できる。
【0053】これらハロゲン化銀カラー写真感光材料の
感光層は、芳香族アミン系化合物の酸化体とのカップリ
ング反応によって発色するカプラーを少なくとも1種含
有していることが好ましい。フルカラーハードコピー用
としては、支持体上に少なくとも三種の感色性の異なる
ハロゲン化銀感光層を有し、それぞれの層は芳香族アミ
ン系化合物の酸化体とのカップリング反応によって、イ
エロー、マゼンタ、あるいはシアンに発色するカプラー
のいずれかを含有することが好ましい。この三種の異な
る分光感度は、デイジタル露光に用いる光源の波長によ
って任意に選択することが可能であるが、色分離の観点
から最近接の分光感度極大が少なくとも30nm以上離
れていることが好ましい。この少なくとも三種の異なる
分光感度極大をもつ感光層(λ1,λ2,λ3)に含有
される発色カプラー(Y,M,C)との対応関係は特に
制約はない。つまり3×2=6通りの組合せが可能であ
る。またこの少なくとも3種の異なる分光感度極大を持
つ感光層の支持体側からの塗布順番についても特に制約
はないが、迅速処理の観点から平均サイズが最も大きい
ハロゲン化銀粒子を含む感光層が、最上層にくることが
好ましい場合もある。従って、この三種の異なる分光感
度と、三種の発色カプラー、層順との可能な組合せは、
36通りある。本発明はこの36通りの感光材料すべて
に有効に用いることができる。本発明では、デイジタル
露光用光源として半導体レーザーを用いることが特に好
ましく、この場合少なくとも三種の感色性の異なるハロ
ゲン化銀感光層のうち、少なくとも一種の感光層は73
0nm以上に分光感度極大を有し、更に少なくとも二種
の層が670nm以上の長波長域に分光感度極大を有す
ることが好ましい。この場合も、分光感度極大、発色カ
プラー、層順には制約はない。表1にデイジタル露光光
源と、分光感度極大、発色カプラーの具体的な例を示す
がこれに限定されるものではない。
【0054】
【表1】
【0055】本発明に用いられるカラー感光材料の写真
構成層(例、乳剤層、中間層、表面層等)の膜厚は好ま
しくは6〜20μm、より好ましくは7〜12μmであ
る。多層からなるこのような膜厚を有したカラー感光材
料に対して前述の如き本発明の方法は特に有効である。
【0056】本発明に用いるハロゲン化銀乳剤として
は、実質的に沃化銀を含まない塩臭化銀もしくは塩化銀
よりなるものを好ましく用いることができる。ここで実
質的に沃化銀を含まないとは、沃化銀含有率が1モル%
以下、好ましくは 0.2モル%以下のことを言う。乳剤の
ハロゲン組成は粒子間で異なっていても等しくても良い
が、粒子間で等しいハロゲン組成を有する乳剤を用いる
と、各粒子の性質を均質にすることが容易である。ま
た、ハロゲン化銀乳剤粒子内部のハロゲン組成分布につ
いては、ハロゲン化銀粒子のどの部分をとっても組成の
等しい所謂均一型構造の粒子や、ハロゲン化銀粒子内部
のコア(芯)とそれを取り囲むシェル(殻)〔一層また
は複数層〕とでハロゲン組成の異なる所謂積層型構造の
粒子あるいは、粒子内部もしくは表面に非層状にハロゲ
ン組成の異なる部分を有する構造(粒子表面にある場合
は粒子のエッジ、コーナーあるいは面上に異組成の部分
が接合した構造)の粒子などを適宜選択して用いること
ができる。高感度を得るには、均一型構造の粒子よりも
後二者のいずれかを用いることが有利であり、耐圧力性
の面からも好ましい。ハロゲン化銀粒子が上記のような
構造を有する場合には、ハロゲン組成において異なる部
分の境界部は、明確な境界であっても、組成差により混
晶を形成して不明確な境界であっても良く、また積極的
に連続的な構造変化を持たせたものであっても良い。
【0057】また、迅速処理に適した感光材料には塩化
銀含有率の高い所謂高塩化銀乳剤が好ましく用いられ
る。本発明においては高塩化銀乳剤の塩化銀含有率は90
モル%以上が好ましく、95モル%以上が更に好ましい。
【0058】こうした高塩化銀乳剤においては臭化銀局
在相を先に述べたような層状もしくは非層状にハロゲン
化銀粒子内部および/または表面に有する構造のものが
好ましい。上記局在相のハロゲン組成は、臭化銀含有率
において少なくとも10モル%のものが好ましく、20モル
%を越えるものがより好ましい。そして、これらの局在
相は、粒子内部、粒子表面のエッジ、コーナーあるいは
面上にあることができるが、一つの好ましい例として、
粒子のコーナー部にエピタキシャル成長したものを挙げ
ることができる。
【0059】一方、感光材料が圧力を受けたときの感度
低下を極力抑える目的で、塩化銀含有率90モル%以上の
高塩化銀乳剤においても、粒子内のハロゲン組成の分布
の小さい均一型構造の粒子を用いることも好ましく行わ
れる。
【0060】また、現像処理液の補充量を低減する目的
でハロゲン化銀乳剤の塩化銀含有率を更に高めることも
有効である。この様な場合にはその塩化銀含有率が98モ
ル%〜100 モル%であるような、ほぼ純塩化銀の乳剤も
好ましく用いられる。
【0061】本発明に用いるハロゲン化銀乳剤に含まれ
るハロゲン化銀粒子の平均粒子サイズ(粒子の投影面積
と等価な円の直径を以て粒子サイズとし、その数平均を
とったもの)は、0.1 μ〜2μが好ましい。
【0062】また、それらの粒子サイズ分布は変動係数
(粒子サイズ分布の標準偏差を平均粒子サイズで除した
もの)20%以下、望ましくは15%以下の所謂単分散なも
のが好ましい。このとき、広いラチチュードを得る目的
で上記の単分散乳剤を同一層にブレンドして使用するこ
とや、重層塗布することも好ましく行われる。
【0063】写真乳剤に含まれるハロゲン化銀粒子の形
状は、立方体、十四面体あるいは八面体のような規則的
な(regular)結晶形を有するもの、球状、板状などのよ
うな変則的な(irregular)結晶形を有するもの、あるい
はこれらの複合形を有するものを用いることができる。
また、種々の結晶形を有するものの混合したものからな
っていても良い。本発明においてはこれらの中でも上記
規則的な結晶形を有する粒子を50%以上、好ましくは70
%以上、より好ましくは90%以上含有するのが良い。
【0064】また、これら以外にも平均アスペクト比
(円換算直径/厚み)が5以上、好ましくは8以上の平
板状粒子が投影面積として全粒子の50%を越えるような
乳剤も好ましく用いることができる。
【0065】本発明に用いる塩臭化銀乳剤は、P. Glafk
ides著 Chimie et Phisique Photographique (Paul Mo
ntel社刊、1967年) 、G. F. Duffin著 Photographic Em
ulsion Chemistry(Focal Press社刊、1966年) 、V.L. Z
elikman et al著 Making and Coating Photographic Em
ulsion(Focal Press 社刊、1964年) などに記載された
方法を用いて調整することができる。すなわち、酸性
法、中性法、アンモニア法等のいずれでもよく、また可
溶性銀塩と可溶性ハロゲン塩を反応させる形式として
は、片側混合法、同時混合法、及びそれらの組合せなど
のいずれの方法を用いても良い。粒子を銀イオン過剰の
雰囲気の下において形成させる方法(いわゆる逆混合
法)を用いることもできる。同時混合法の一つの形式と
してハロゲン化銀の生成する液相中のpAgを一定に保
つ方法、すなわちいわゆるコントロールド・ダブルジェ
ット法を用いることもできる。この方法によると、結晶
形が規則的で粒子サイズが均一に近いハロゲン化銀乳剤
を得ることができる。
【0066】本発明に用いるハロゲン化銀乳剤は、その
乳剤粒子形成もしくは物理熟成の過程において種々の多
価金属イオン不純物を導入することができる。使用する
化合物の例としては、カドミウム、亜鉛、鉛、銅、タリ
ウムなどの塩、あるいは第VIII族元素である鉄、ルテニ
ウム、ロジウム、パラジウム、オスミウム、イリジウ
ム、白金などの塩もしくは錯塩を挙げることができる。
特に上記第VIII族元素は好ましく用いることができる。
これらの化合物の添加量は目的に応じて広範囲にわたる
が、ハロゲン化銀に対して10-9〜10-2モルが好まし
い。
【0067】本発明に用いられるハロゲン化銀乳剤は、
通常化学増感及び分光増感を施される。化学増感法につ
いては、不安定硫黄化合物の添加に代表される硫黄増
感、金増感に代表される貴金属増感、あるいは還元増感
などを単独もしくは併用して用いることができる。化学
増感に用いられる化合物については、特開昭62−21
5272号公報の第18頁右下欄〜第22頁右上欄に記
載のものが好ましく用いられる。
【0068】分光増感は、本発明の感光材料における各
層の乳剤に対して所望の光波長域に分光感度を付与する
目的で行われる。本発明においては目的とする分光感度
に対応する波長域の光を吸収する色素−分光増感色素を
添加することで行うことが好ましい。このとき用いられ
る分光増感色素としては例えば、F. M. Harmer著 Hete
rocyclic compounds-Cyanine dyes and related compou
nds (John Wiley & Sons New York, London 社刊 1964
年)に記載されているものを挙げることができる。具
体的な化合物の例ならびに分光増感法は、前出の特開昭
62−215272号公報の第22頁右上欄〜第38頁
に記載のものが好ましく用いられる。
【0069】本発明のハロゲン化銀乳剤は、当業界で知
られる金増感を施したものであることが好ましい。金増
感を施すことにより、レーザー光などによって走査露光
をしたときの写真性能の変動を更に小さくすることがで
きる。
【0070】本発明に言う金増感を施すには、塩化金酸
もしくはその塩、チオシアン酸金類あるいはチオ硫酸金
類等の化合物を用いることができる。これらの化合物の
添加量は場合に応じて広範に変わり得るが、ハロゲン化
銀1モル当たり5×10-7〜5×10-3モル、好ましく
は1×10-6〜1×10-4モルである。これらの化合物
の添加時期は、本発明に用いる化学増感が終了するまで
に行われる。
【0071】本発明においては、金増感を他の増感法、
例えば硫黄増感、セレン増感、還元増感あるいは金化合
物以外を用いた貴金属増感等と組み合わせることも好ま
しく行われる。
【0072】本発明に用いるハロゲン化銀乳剤には、感
光材料の製造工程、保存中あるいは写真処理中のかぶり
を防止する、あるいは写真性能を安定化させる目的で種
々の化合物あるいはそれ等の前駆体を添加することがで
きる。これらの化合物の具体例は前出の特開昭62−2
15272号公報の第39頁〜第72頁に記載のものが
好ましく用いられる。
【0073】本発明に用いる乳剤は、潜像が主として粒
子表面に形成される所謂表面潜像型乳剤である。本発明
においてデイジタル露光用光源として半導体レーザーを
使用する場合、赤外域を効率よく分光増感する必要があ
る。
【0074】特に730nm以上の領域の分光増感のた
めに以下に示す一般式(Q−I),(Q−II)および
(Q−III)によって表わされる増感色素のなかから
選び用いることができる。これらの増感色素は、化学的
に比較的安定で、ハロゲン化銀粒子表面に比較的強く吸
着し、共存するカプラー等の分散物による脱着に強い特
徴がある。
【0075】以下に、一般式(Q−I),(Q−II)
および(Q−III)で表わされる増感色素について詳
述する。
【0076】
【化16】
【0077】式中、Z61とZ62はそれぞれ複素環核を形
成するに必要な原子団を表わす。複素環核としては、複
素原子として窒素原子及びその他、任意に、硫黄原子、
酸素原子、セレン原子又はテルル原子を含む5〜6員環
核(これらの環には更に縮合環が結合していてもよく、
また更に置換基が結合していてもよい)が好ましい。
【0078】前記の複素環核の具体例としては、チアゾ
ール核、ベンゾチアゾール核、ナフトチアゾール核、セ
レナゾール核、ベンゾセレナゾール核、ナフトセレナゾ
ール核、オキサゾール核、ベンゾオキサゾール核、ナフ
トオキサゾール核、イミダゾール核、ベンズイミダゾー
ル核、ナフトイミダゾール核、4−キノリン核、ピロリ
ン核、ピリジン核、テトラゾール核、インドレニン核、
ベンズインドレニン核、インドール核、テルラゾール
核、ベンゾテルラゾール核、ナフトテルラゾール核など
を挙げることができる。
【0079】R61及びR62はそれぞれアルキル基、アル
ケニル基、アルキニル基またはアラルキル基を表わす。
これらの基及び以下に述べる基はそれぞれその置換体を
含む意味で用いられている。例えばアルキル基を例にし
て述べると、無置換及び置換アルキル基を含み、これら
の基は直鎖でも分岐でも或いは環状でもよい。アルキル
基の炭素数は好ましくは1〜8である。
【0080】また、置換アルキル基の置換基の具体例と
しては、ハロゲン原子(塩素、臭素、弗素など)、シア
ノ基、アルコキシ基、置換または無置換アミノ基、カル
ボン酸基、スルホン酸基、水酸基などを挙げることがで
き、これらの1個でまたは複数が組合って置換していて
もよい。
【0081】アルケニル基の具体例としては、ビニルメ
チル基を挙げることができる。アラルキル基の具体例と
しては、ベンジル基やフェネチル基を挙げることができ
る。
【0082】m61は1、2または3の正数を表わす。R
63は水素原子を表わし、R64は水素原子、低級アルキル
基又はアラルキル基を表わすほかR62と連結して5員〜
6員環を形成することができる。またR64が水素原子を
表わす場合、R63は他のR63と連結して炭化水素環また
は複素環を形成してもよい。これらの環は5〜6員環が
好ましい。j61、k61は0または1を表わし、X61は酸
アニオンを表わし、n61は0または1を表わす。
【0083】
【化17】
【0084】式中、Z71、Z72は前述Z61またはZ62
同義である。R71、R72はR61またはR62と同義であ
り、R73はアルキル基、アルケニル基、アルキニル基ま
たはアリール基(例えば置換または無置換フェニル基な
ど)を表す。m71は2または3を表わす。R74は水素原
子、低級アルキル基、アリール基を表わすほか、R74
他のR74とが連結して炭化水素環または複素環を形成し
てもよい。これらの環は5又は6員環が好ましい。
【0085】Q71は硫黄原子、酸素原子、セレン原子ま
たは=N−R75を表し、R75はR73と同義である。
【0086】
【化18】
【0087】式中、Z81は複素環を形成するに必要な原
子団を表わす。この複素環としては、Z61やZ62に関し
て述べたもの及びその具体例としてはその他チアゾリジ
ン、チアゾリン、ベンゾチアゾリン、ナフトチアゾリ
ン、セレナゾリジン、セレナゾリン、ベンゾセレナゾリ
ン、ナフトセレナゾリン、ベンゾオキサゾリン、ナフト
オキサゾリン、ジヒドロピリジン、ジヒドロキノリン、
ベンズイミダゾリン、ナフトイミダゾリンなどの核を挙
げる事ができる。
【0088】Q81はQ71と同義である。R81はR61また
はR62と、R82はR73とそれぞれ同義である。m81は2
または3を表わす。R83はR74と同義のほか、R83と他
のR83とが連結して炭化水素環又は複素環を形成しても
よい。j81はj61と同義である。
【0089】一般式(Q−I)において、Z61及び/ま
たはZ62の複素環核がとくにナフトチアゾール核、ナフ
トセレナゾール核、ナフトオキサゾール核、ナフトイミ
ダゾール核、4−キノリン核をもつ増感色素が好まし
い。一般式(Q−II)におけるZ71及び/またはZ72
また一般式(Q−III)においても同様である。また
メチン鎖が炭化水素環または、複素環を形成した増感色
素が好ましい。
【0090】赤外増感は、増感色素のMバンドによる増
感を用いるので一般的には分光感度分布が、Jバンドに
よる増感に比してブロードである。このため、所定の感
光層より感光面側のコロイド層に、染料を含有させた着
色層を設けて、分光感度分布を修正することが好まし
い。この着色層はフィルター効果により混色を防止する
のに有効である。
【0091】赤外増感用増感色素としては、とくに還元
電位が−1.05(VvsSCE)またはそれより卑の
値を有する化合物が好ましく、なかでも還元電位が−
1.10またはそれより卑の値の化合物が好ましい。こ
の特性をもつ増感色素は、高感化、とくに感度の安定化
や潜像の安定化に有利である。
【0092】還元電位の測定は位相弁別式第二高調波交
流ポーラログラフィーで行える。作用電極に水銀滴下極
を、参照極には飽和カロメル電極を、更に対極に白金を
用いて行なう。
【0093】また作用電極に白金を用いた位相弁別第二
高調波交流ボルタンメトリーにより還元電位の測定は
「ジャーナル・オブ・イメージング・サイエンス」(Jou
rnal of Imaging Science), 第30巻、27〜35頁
(1986年)に記載されている。
【0094】本発明に使用できる増感色素の具体例とし
ては特開平2−157749号公報の第8頁左下欄第1
行から第13頁右下欄第2行に記載のものがある。ここ
に記載されたものの他、下記の化合物(化19〜36)
も使用することができる。
【0095】
【化19】
【0096】
【化20】
【0097】
【化21】
【0098】
【化22】
【0099】
【化23】
【0100】
【化24】
【0101】
【化25】
【0102】
【化26】
【0103】
【化27】
【0104】
【化28】
【0105】
【化29】
【0106】
【化30】
【0107】
【化31】
【0108】
【化32】
【0109】
【化33】
【0110】
【化34】
【0111】
【化35】
【0112】
【化36】
【0113】これら分光増感色素をハロゲン化銀乳剤中
に含有せしめるには、それらを直接乳剤中に分散しても
よいし、あるいは水、メタノール、エタノール、プロパ
ノール、メチルセルソルブ、2,2,3,3−テトラフ
ルオロプロパノール等の溶媒の単独もしくは混合溶媒に
溶解して乳剤へ添加してもよい。また、特公昭44−2
3389号、特公昭44−27555号、特公昭57−
22089号等に記載のように酸または塩基を共存させ
て水溶液としたり、米国特許3822135号、米国特
許4006025号等に記載のように界面活性剤を共存
させて水溶液あるいはコロイド分散物としたものを乳剤
へ添加してもよい。また、フェノキシエタノール等の実
質上水と非混和性の溶媒に溶解したのち、水または親水
性コロイドに分散したものを乳剤に添加してもよい。特
開昭53−102733号、特開昭58−105141
号に記載のように親水性コロイド中に直接分散させ、そ
の分散物を乳剤に添加してもよい。乳剤中に添加する時
期としては、これまで有用であると知られている乳剤調
製のいかなる段階であってもよい。つまりハロゲン化銀
乳剤の粒子形成前、粒子形成中、粒子形成直後から水洗
工程に入る前、化学増感前、化学増感中、化学増感直後
から乳剤を冷却固化するまで、塗布液調製時、のいずれ
から選ぶことができる。もっとも普通には化学増感の完
了後、塗布前までの時期に行なわれるが、米国特許第3
628969号、および同第4225666号に記載さ
れているように化学増感剤と同時期に添加し分光増感を
化学増感と同時に行なうことも、特開昭58−1139
28号に記載されているように化学増感に先立って行な
うこともでき、またハロゲン化銀粒子沈殿生成の完了前
に添加し分光増感を開始することもできる。更にまた米
国特許第4225666号に教示されているように分光
増感色素を分けて添加すること、すなわち一部を化学増
感に先立って添加し、残部を化学増感の後で添加するこ
とも可能であり、米国特許第4183756号に教示さ
れている方法を始めとしてハロゲン化銀粒子形成中のど
の時期であってもよい。この中で特に乳剤の水洗工程前
或いは化学増感前に増感色素を添加することが好まし
い。
【0114】これらの分光増感色素の添加量は場合に応
じて広範囲にわたり、ハロゲン化銀1モルあたり0.5
×10-6モル〜1.0×10-2モルの範囲が好ましい。
更に好ましくは、1.0×10-6モル〜5.0×10-3
モルの範囲である。
【0115】本発明における赤ないし赤外増感において
Mバンド型増感には、特に特開平2−157749号公
報第13頁右下欄第3行から第22頁右下欄下から3行
に記載の化合物による強色増感が有効である。
【0116】本発明に係わる感光材料には、カプラーと
共に欧州特許EP0,277,589A2 号明細書に記載のような色
像保存性改良化合物を使用するのが好ましい。特にピラ
ゾロアゾールカプラーとの併用が好ましい。
【0117】即ち、発色現像処理後に残存する芳香族ア
ミン系現像主薬と化学結合して、化学的に不活性でかつ
実質的に無色の化合物を生成する化合物(F)および/
または発色現像処理後に残存する芳香族アミン系発色現
像主薬の酸化体と化学結合して、化学的に不活性でかつ
実質的に無色の化合物を生成する化合物(G)を同時ま
たは単独に用いることが、例えば処理後の保存における
膜中残存発色現像主薬ないしその酸化体とカプラーの反
応による発色色素生成によるステイン発生その他の副作
用を防止する上で好ましい。
【0118】また、本発明に係わる感光材料には、親水
性コロイド層中に繁殖して画像を劣化させる各種の黴や
細菌を防ぐために、特開昭63-271247号公報に記載のよ
うな防黴剤を添加するのが好ましい。
【0119】また、本発明に係わる感光材料に用いられ
る支持体としては、ディスプレイ用に白色ポリエステル
系支持体または白色顔料を含む層がハロゲン化銀乳剤層
を有する側の支持体上に設けられた支持体を用いてもよ
い。更に鮮鋭性を改良するために、アンチハレーション
層を支持体のハロゲン化銀乳剤層塗布側または裏面に塗
設するのが好ましい。特に反射光でも透過光でもディス
プレイが観賞できるように、支持体の透過濃度を0.3
5〜0.8の範囲に設定するのが好ましい。
【0120】露光済みの感光材料は慣用のカラー現像処
理が施されうる。本発明のカラー現像処理は迅速処理で
処理されることが好ましく、更に超迅速処理で現像処理
されることがより好ましい。カラー写真感光材料の場合
には迅速処理の目的からカラー現像の後、漂白定着処理
するのが好ましい。特に前記高塩化銀乳剤が用いられる
場合には、漂白定着液のpHは脱銀促進等の目的から約
6.5以下が好ましく、更に約6以下が好ましい。
【0121】本発明に係わる感光材料に適用されるハロ
ゲン化銀乳剤やその他の素材(添加剤など)および写真
構成層(層配置など)、並びにこの感材を処理するため
に適用される処理法や処理用添加剤としては、下記の特
許公報、特に欧州特許EP0,355,660A2 号(特願平1-1070
11号)明細書に記載されているものが好ましく用いられ
る。
【0122】
【表2】
【0123】
【表3】
【0124】
【表4】
【0125】
【表5】
【0126】
【表6】
【0127】また、シアンカプラーとして、特開平2-33
144 号公報に記載のジフェニルイミダゾール系シアンカ
プラーの他に、欧州特許EP0,333,185A2 号明細書に記載
の3−ヒドロキシピリジン系シアンカプラー(なかでも
具体例として列挙されたカプラー(42)の4当量カプラ
ーに塩素離脱基をもたせて2当量化したものや、カプラ
ー(6)や(9)が特に好ましい)や特開昭64-32260号
公報に記載された環状活性メチレン系シアンカプラー
(なかでも具体例として列挙されたカプラー例3、8、
34が特に好ましい)の使用も好ましい。
【0128】本発明に用いられるカラー感光材料として
は、カラーペ−パー、直接ポジ方式のプリント感光材料
等の他に、乾式処理方式に用いられる熱現像用カラー感
光材料(含、熱転写方式のカラー感光材料)等を挙げる
ことができる。なかでも、後述する湿式方式に用いられ
る感光材料に最も有効である。
【0129】本発明に適用されうるカラー現像液の処理
温度は20〜50℃、好ましくは30〜45℃である。処理時間
は実質的に20秒以内であるのが好ましい。補充量は少な
い方が好ましいが、感光材料1m2 当たり20〜600 ml
適当であり、好ましくは50〜300 mlである。更に好ま
しくは60〜200 ml、最も好ましくは60〜150 mlであ
る。本発明では現像時間は45秒以下が好ましい。更に実
質的に20秒以内であるような迅速処理にも好ましく適用
することができる。ここでいう「実質的に20秒」とは、
現像液槽に感光材料が入った時から、次の槽に感光材料
が入るまでの時間を指し、現像液槽から次槽への空中の
渡り時間も含んでいるものとする。
【0130】水洗工程又は安定化工程の好ましいpHは
4〜10であり、更に好ましくは5〜8である。温度は
感光材料の用途・特性等で種々設定し得るが、一般には
30〜45℃、好ましくは35〜42℃である。時間は
任意に設定できるが、短い方が処理時間の低減の見地か
ら望ましい。好ましくは10〜45秒、更に好ましくは
10〜40秒である。補充量は、少ない方がランニング
コスト、排出量低減、取扱い性等の観点で好ましい。
【0131】具体的な好ましい補充量は、感光材料の単
位面積当たり前浴からの持込み量の0.5〜50倍、好
ましくは2〜15倍である。又は感光材料1m2 当たり
300ml以下、好ましくは150ml以下である。ま
た補充は連続的に行っても、間欠的に行ってもよい。
【0132】水洗及び/又は安定化工程に用いた液は、
更に前工程に用いることもできる。この例として多段向
流方式によって削減した水洗水のオーバーフローを、そ
の前浴の漂白定着浴に流入させ、漂白定着浴には濃縮液
を補充して、廃液量を減らすことが挙げられる。
【0133】次に、本発明に使用可能な乾燥工程につい
て説明する。本発明の超迅速処理で画像を完成させるた
めに乾燥時間も20秒から40秒が望まれる。この乾燥
時間を短くする手段として、感光材料側の手段として
は、ゼラチンなどの親水性バインダーを減量することで
膜への水分の持込み量を減じることでの改善が可能であ
る。また持込み量を減量する観点から水洗浴から出た後
すぐにスクイズローラや布などで水を吸収することで乾
燥を早めることも可能である。乾燥機からの改善手段と
しては、当然のことではあるが、温度を高くすることや
乾燥風を強くすることなどで乾燥を早めることが可能で
ある。更に、乾燥風の感光材料への送風角度の調整や、
排出風の除去方法によっても乾燥を早めることができ
る。
【0134】
【実施態様】以下、添付図面を参照して本発明の一実施
態様を説明する。ただし本発明は本実施態様のみに限定
されない。
【0135】図1は本発明の実施態様である銀塩写真式
カラーペーパーを用いた画像形成装置の概略構成図であ
る。本画像形成装置は感光材料を露光した後、現像、漂
白定着、水洗した後に乾燥して、感光材料上に画像を形
成するものである。本装置により処理されるカラーペー
パー(以下、感光材料という)は、95モル%以上の塩
化銀を含有するハロゲン化銀乳剤を支持体上に少なくと
も1層有するカラー写真感光材料であり、芳香族第1級
アミン発色現像主薬を含有する発色現像液により発色現
像される。
【0136】画像形成装置本体10には露光装置30
0、現像槽12、漂白定着槽14、水洗槽16、水切り
部17、乾燥部18が連続して設けられ、露光後の感光
材料20は現像、漂白定着、水洗後に乾燥されて本体1
0から搬出される。現像槽12、漂白定着槽14、水洗
槽16、水切り部17、乾燥部18には、感光材料20
を挟持して各処理部を搬送する搬送ローラ対24が設け
られている。また、水切り部17における搬送ローラ対
24は、感光材料20上の水滴をスクイズ、吸収等によ
り除去する機能を有する除水ローラを兼ねている。感光
材料20は搬送ローラ対24により乳剤面を下にして挟
持搬送されながら処理液に所定時間浸漬されることによ
り発色現像処理される。
【0137】図2は露光装置の構成図である。露光装置
300は3色の光を一組として発光し、感光材料20を
露光する。露光装置300は、コンピュータ等に接続さ
れる画像処理装置240により処理される画像データに
基づいて、駆動回路242,244,246が各半導体
レーザー251,252,253を駆動することにより
感光材料20を露光する。
【0138】露光装置300において、マゼンタを発色
させるための光は、波長750nmのレーザー光を射出
する半導体レーザー251によって形成される。半導体
レーザー251は、例えばシャープ製LTO30MFで
ある。半導体レーザー251から射出された波長750
nmのレーザー光はコリメータレンズ258を通って整
形され、全反射ミラー261によってポリゴンミラー2
70に向けて反射される。
【0139】シアンを発色させるための光は、波長81
0nmのレーザー光を射出する半導体レーザー252に
よって形成される。半導体レーザー252から射出され
た波長810nmのレーザー光は、コリメータレンズ2
59を通って整形され、マゼンタを発色させるための光
を通過させシアンを発色させるための光を反射するダイ
クロイックミラー262によってポリゴンミラー270
に向けて反射される。半導体レーザー252は、例えば
東芝製TOLD152R、シャープ製LTO10MFで
ある。
【0140】イエローを発色させるための光は、波長6
70nmのレーザー光を射出する半導体レーザー253
によって形成される。半導体レーザー253は、例えば
東芝製TOLD9200、日本電気製NDL3200、
ソニー製SLD151Uである。半導体レーザー253
が射出した波長670nmのレーザー光は、コリメータ
レンズ260を通って整形され、マゼンタを発色させる
ための光及びシアンを発色させるための光を通過させイ
エローを発色させるための光を反射するダイクロイック
ミラー263によってポリゴンミラー270に向けて反
射される。
【0141】上述のシアン、マゼンタ、イエローを発色
させるための光は同一の光路264を経てポリゴンミラ
ー270によって反射され、 fθレンズ280を通って
さらにミラー290に反射されて感光材料20に達す
る。そしてポリゴンミラー270が軸271を中心に回
転することにより、画像光は感光材料20を走査露光す
る。そして、感光材料20がレーザー光の走査方向と直
交する方向(矢印Aで示す)に移動することにより副走
査されて画像が形成される。ここで、露光中の感光材料
20の移動速度は現像工程中の移動速度と等しく、感光
材料20の露光部分は等しい時間経過後に現像処理が開
始される。
【0142】露光装置300は、上記レーザー光のみに
よらず、3色の液晶シャッタアレイや3本の線状プラズ
マアレイ、発光ダイオードなどを使用してもよい。ま
た、上記露光装置300はコンピュータ等により処理さ
れた画像情報に基づいて感光材料20を露光する構成で
あるが、原稿を読み取って得た画像情報に基づいて感光
材料20を露光することもできる。
【0143】図示の態様は露光装置300が処理装置に
内蔵されているが、露光装置300は、その後の処理装
置と分割して構成されてもよい。図3は本発明の特徴で
あるレーザー光の走査方法の説明図である。
【0144】レーザー光の実効ビーム径は図中dで示さ
れ、ラスタの重なり幅はLで示されている。したがっ
て、レーザー光による露光走査ピッチはp=d−Lであ
る。レーザー光は矢印Bで示す方向に走査して1ラスタ
分の画像情報に基づいて露光し、感光材料は矢印Aで示
す方向に搬送されることにより相対的に副走査される。
レーザー光は既に露光した部分を複数回露光するように
ビームを重ねて感光材料を副走査し、ビームの副走査方
向の重なり幅Lは実効ビーム径dに基づいて設定され
る。すなわち、ビーム走査(ラスタ)の重なり率α
(%)はα=(L/d)×100で表され、5%≦α≦
95%、好ましくは15%≦α≦85%、更に好ましく
は20%≦α≦80%に設定される。
【0145】ビームの重なり率を上記値に設定してレー
ザー光により感光材料を走査露光すると、感光材料は同
一部分が少なくとも2回走査され、画像部分は少なくと
も2回露光される。感光材料の同一部分が少なくとも2
回露光されることにより、感光材料のロット間の特質
差、処理変動による写真特性の変化がなくなり、良好な
画像を形成することができる。特に、鮮鋭度を向上させ
る目的で感光材料がアンチハレーション層やイラジェー
ション防止染料等を有する場合に、上記効果が顕著に現
れる。
【0146】
【実施例】以下、本発明を実施例によって具体的に説明
するが、本発明はこれに限定されるものではない。 実施例1 以下に示すようなハロゲン化銀カラー写真感光材料を作
製し、これを試料1とした。
【0147】各層のハロゲン化銀乳剤は以下に示したも
のを使用した。 シアンカプラー含有層用乳剤 石灰処理ゼラチン32.0gを蒸留水1000mlに添
加し、40℃にて溶解後、硫酸にてpHを3.8に調節
し、塩化ナトリウム5.5gとN,N’−ジメチルイミ
ダゾリジン−2−チオン0.02gを添加して温度を5
2.5℃に上昇させた。硝酸銀62.5gを蒸留水75
0mlに溶解した溶液と、塩化ナトリウム21.5gを
蒸留水500mlに溶解した溶液とを52.5℃にて激
しく攪拌しながら40分間で添加した。さらに、硝酸銀
62.5gを蒸留水500mlに溶解した溶液と、塩化
ナトリウム21.5gを蒸留水300mlに溶解した溶
液とを52.5℃にて20分間かけて激しく攪拌しなが
ら添加した。添加する塩化ナトリウム水溶液中には、硝
酸銀1モル当り1×10-8モルの六塩化イリジウム(IV)
酸二カリウムを添加しておいた。
【0148】得られた乳剤は、電子顕微鏡による観察か
ら、ハロゲン化銀粒子の平均粒子サイズが辺長0.46
μ、粒子サイズ分布の変動係数0.09の単分散立方体
粒子からなることがわかった。
【0149】この乳剤を脱塩水洗した後、核酸0.2
g、平均粒子サイズ0.05μの単分散臭化銀乳剤(臭
化銀1モル当り1.2×10-5モルの六塩化イリジウム
(IV)酸二カリウムを含有)をハロゲン化銀として1.0
モル%相当加え、さらに、トリエチルチオ尿素約2×1
-6モル/モルAgにより化学増感を施し、化合物(V
−6)を7×10-6モル/モルAg、化合物(F−1)
を5×10-3モル/モルAg添加した乳剤を調製し、用
いた。
【0150】
【化37】
【0151】マゼンタカプラー含有層用乳剤 上記乳剤粒子の調製において、ハロゲン化銀粒子形成時
の温度を50℃に変えることにより、平均粒子サイズ辺
長0.44μ、粒子サイズの変動係数0.08の単分散
立方体粒子よりなる乳剤を得た。
【0152】この乳剤を脱塩水洗した後、核酸0.2
g、平均粒子サイズ0.05μの単分散臭化銀乳剤(臭
化銀1モル当り1.8×10-5モルの六塩化イリジウム
(IV)酸二カリウムを含有)をハロゲン化銀として0.5
モル%相当加え、さらに、トリエチルチオ尿素約2.5
×10-6モル/モルAgにより化学増感を施し、化合物
(V−3)を1.1×10-5モル/モルAg、化合物
(F−1)を5×10-3モル/モルAg添加した乳剤を
調製し、用いた。
【0153】
【化38】
【0154】イエローカプラー含有層用乳剤 上記マゼンタカプラー含有層用乳剤の調製において、化
合物(V−3)の代わりに化合物(V−7)と化合物
(V−8)をそれぞれ1.2×10-4モル/モルAgお
よび0.2×10-4モル/モルAg添加し、かつ、化合
物(F−1)を添加しなかったことのみが異なる乳剤を
調製し、用いた。
【0155】
【化39】
【0156】塗布試料には、セーフライトに対する安全
性を向上させ、さらに画像の鮮鋭度を向上させる目的
で、化合物(D−1)、(D−2)、(D−3)、(D
−4)、(D−5)および(D−6)をそれぞれ16.
0mg/m2、6.0mg/m2 、8.0mg/m2
20.0mg/m2 、4.0mg/m2 および22.0
mg/m2 となるように加えた。
【0157】
【化40】
【0158】
【化41】
【0159】多層カラー感光材料の作成にあたっては、
ポリエチレンで両面ラミネートした紙支持体表面にコロ
ナ放電処理を施したのち、ドデシルベンゼンスルホン酸
ナトリウムを含むゼラチン下塗り層を設け、さらに種々
の写真構成層を塗布して以下に示す層構成の多層カラー
印画紙を作製した。塗布液は下記のようにして調製し
た。 第一層塗布液調製 イエローカプラー(ExY)19.1gおよび色像安定
剤(Cpd−1)4.4g及び色像安定剤(Cpd−
7)0.7gに酢酸エチル27.2ccおよび溶媒(So
lv−3)および(Solv−7)をそれぞれ4.1g
加えて溶解し、この溶液を10%ドデシルベンゼンスル
ホン酸ナトリウム8ccを含む10%ゼラチン水溶液18
5ccに乳化分散させて乳化分散物を調製した。これと先
に調製したイエローカプラー含有層用乳剤を組合せ、混
合溶解し、以下に示す組成となるように第一塗布液を調
製した。
【0160】第二層から第七層用の塗布液も第一層塗布
液と同様の方法で調製した。各層のゼラチン硬化剤とし
ては、1−オキシ−3,5−ジクロロ−s−トリアジン
ナトリウム塩を用いた。
【0161】また、各層にCpd−10とCpd−11
をそれぞれ全量が25.0mg/m2 と50.0mg/m2
となるように添加した。
【0162】
【化42】
【0163】イエロー発色層、マゼンタ発色層およびシ
アン発色層の各乳剤層には、1−(5−メチルウレイド
フエニル)−5−メルカプトテトラゾールをそれぞれハ
ロゲン化銀1モル当り8.0×10-4モルずつ添加し
た。さらに、マゼンタ発色層およびシアン発色層には、
下記の化合物をそれぞれ2.0×10-3モルずつ添加し
た。
【0164】
【化43】
【0165】(層構成)以下に各層の組成を示す。数字
は塗布量(g/m2 )を表す。ハロゲン化銀乳剤は、銀
換算塗布量を表す。 支持体 ポリエチレンラミネート紙 〔第一層側のポリエチレンに白色顔料(TiO2 )と青
味染料(群青)を含む〕 第一層(赤感性イエロー発色層) 前記塩臭化銀乳剤(第2表参照) 0.30 ゼラチン 1.22 イエローカプラー(ExY) 0.82 色像安定剤(Cpd−1) 0.19 溶媒(Solv−3) 0.18 溶媒(Solv−7) 0.18 色像安定剤(Cpd−7) 0.06 第二層(混色防止層) ゼラチン 0.64 混色防止剤(Cpd−5) 0.10 溶媒(Solv−1) 0.16 溶媒(Solv−4) 0.08
【0166】第三層(赤外感光性マゼンタ発色層) 塩臭化銀乳剤(第2表参照) 0.12 ゼラチン 1.28 マゼンタカプラー(ExM) 0.23 色像安定剤(Cpd−2) 0.03 色像安定剤(Cpd−3) 0.16 色像安定剤(Cpd−4) 0.02 色像安定剤(Cpd−9) 0.02 溶媒(Solv−2) 0.40 第四層(紫外線吸収層) ゼラチン 1.41 紫外線吸収剤(UV−1) 0.47 混色防止剤(Cpd−5) 0.05 溶媒(Solv−5) 0.24 第五層(赤外感光性シアン発色層) 塩臭化銀乳剤(第2表参照) 0.23 ゼラチン 1.04 シアンカプラー(ExC) 0.32 色像安定剤(Cpd−2) 0.03 色像安定剤(Cpd−4) 0.02 色像安定剤(Cpd−6) 0.18 色像安定剤(Cpd−7) 0.40 色像安定剤(Cpd−8) 0.05 溶媒(Solv−6) 0.14
【0167】第六層(紫外線吸収層) ゼラチン 0.48 紫外線吸収剤(UV−1) 0.16 混色防止剤(Cpd−5) 0.02 溶媒(Solv−5) 0.08 第七層(保護層) ゼラチン 1.10 ポリビニルアルコールのアクリル変性共重合体(変性度17%) 0.17 流動パラフィン 0.03
【0168】
【化44】
【0169】
【化45】
【0170】
【化46】
【0171】
【化47】
【0172】
【化48】
【0173】
【化49】
【0174】
【化50】
【0175】
【化51】
【0176】
【化52】
【0177】こうして作製した試料1に対して、用いる
ハロゲン化銀乳剤を臭化銀40モル%、塩化銀60モル
%の混晶粒子よりなるものに変え、試料2を作成した。
ただし、各層の乳剤は試料1と2で等しくなるように調
整し、さらに、化学増感も各々最適となるように調整し
た。
【0178】次に、試料1および2において化合物(D
−1)、(D−2)、(D−3)を除去し、(D−4)
12mg/m2 、(D−5)2mg/m2 、(D−6)
4mg/m2 とした感光材料を作成し、それぞれ、試料
3および4とした。
【0179】次に試料1及び2において、化合物(D−
1)〜(D−6)全てを除去した感光材料を作成し、そ
れぞれ試料5及び6とした。次に、これらの試料の分光
反射率を測定し、波長670nm、750nm及び83
0nmにおける反射率を求めた。結果は、表7の通りで
あった。
【0180】
【表7】
【0181】これらの試料に対して、発光波長670n
m、750nmおよび830nmのレーザーダイオード
を用いて走査露光を行ない、発色濃度の変動を試験し
た。まず、各感光材料における各レーザービームの実効
ビーム径を測定した。すでに述べた方法により、各感光
材料に各レーザーを用いて線状の露光を与えた後、以下
に示す処理工程および処理液によって発色現像処理を行
ない、得られた画像の反射濃度のミクロ濃度計による測
定から、実効ビーム径を求めた。ただし、試料2、4及
び6については、現像速度が遅く、発色に時間がかかっ
たため、現像時間を2倍に延長した。結果を表8にまと
めた。
【0182】発色現像液 エチレンジアミン−N,N,N' ,N' 3.0g −テトラメチレンホスホン酸 N,N−ジ(カルボキシメチル)ヒドラジン 4.5g N,N−ジエチルヒドロキシルアミン修酸塩 2.0g トリエタノールアミン 8.5g 亜硫酸ナトリウム 0.14g 塩化カリウム 1.6g 臭化カリウム 0.01g 炭酸カリウム 25.0g N−エチル−N−(β−メタンスルホンアミド 5.0g エチル)−3−メチル−4−アミノアニリ ン硫酸塩 蛍光増白剤(WHITEX−4(住友化学製)) 1.4g 水を加えて 1000ml pH 10.05に調整
【0183】漂白定着液 チオ硫酸アンモニウム(55wt%) 100ml 亜硫酸ナトリウム 17.0g エチレンジアミン四酢酸鉄(III) アンモニウム 55.0g エチレンジアミン四酢酸二ナトリウム 5.0g 臭化アンモニウム 40.0g 氷酢酸 9.0g 水を加えて 1000ml pH 5.80に調整リンス液 イオン交換水(カルシウムイオン3ppm以下、マグネ
シウムイオン2ppm以下)
【0184】
【表8】
【0185】次に、レーザー光による露光を、25℃に
温度を制御した部屋に設置した装置を用いて行なった。
このとき、走査ピッチを84.7μm(300dp
i)、72.6μm(350dpi)、63.5μm
(400dpi)と変化させ、それぞれの走査方法にお
いてシアン、マゼンタおよびイエローの濃度が1.0と
なるような条件で均一発色となるようにレーザー光の出
力を制御した。次いで、部屋の温度を35℃に変え、レ
ーザー光の制御条件は変えずに、各試料に露光を与え
た。さらに、部屋の温度を15℃に変え、同様に露光を
施した。それぞれの露光済み試料の発色現像処理は、実
効ビーム径を求めた時のものと同一の処理を行なった。
処理後の試料1〜6それぞれのシアン、マゼンタおよび
イエローの濃度を測定し、露光時の温度変化に対する濃
度変動を調べた。結果を表9にまとめた。
【0186】
【表9】
【0187】実効ビーム径を求めた結果から、化合物
(D−1)から(D−5)の染料を使用した試料1〜4
はそうでない試料5、6と比べて実効ビーム径が小さく
なっていることがわかる。
【0188】一方、走査露光を行なうときの温度変化の
結果から明らかなように、走査ピッチが実効ビーム径よ
りも大きい場合にはレーザーによる走査露光を行なうと
きの温度変化による発色濃度の変動が大きい。
【0189】したがって、本発明の画像形成方法のよう
に、塩化銀含有率の高いハロゲン化銀乳剤を用いた感光
材料に対してレーザー光による走査露光で画像を書込む
場合には、レーザー露光装置と用いる感光材料との組合
せによって決定される実効ビーム径よりも小さい走査ピ
ッチとなるようにシステムを設計することが重要であ
る。塩化銀含有率の低い(60モル%)ハロゲン化銀乳
剤を用いた試料2および4では、走査ピッチによらず発
色濃度の温度依存性が小さかったが、試料1および3に
対して2倍の現像時間が必要であり、迅速処理には適さ
ないものであった。
【0190】実施例2 実施例1で用いた試料1、3及び5に対して、レーザー
ビームの走査により空間周波数を変化させた図5に示す
ような矩形パターンを露光し、得られる画像の鮮鋭度を
評価した。矩形パターンは、発色濃度が矩形の下端で
0.5、矩形の上端で1.3となるような露光出力を求
めておき、その出力パターンを0.6サイクル/mm、
1.0サイクル/mm、1.5サイクル/mm、2.5
サイクル/mm、4.0サイクル/mm、6.0サイク
ル/mmおよび10サイクル/mmとなるように変化さ
せて露光した。実施例1と同じ発色現像処理を施した
後、ミクロ濃度計により断面Xにおける濃度プロフアイ
ルを測定し、上記各周波数での矩形の上端の濃度Dと下
端の濃度D0 を求め、これらの差log(D/D0 )を
0.8(劣化のない値)で除した値を算出して試料1、
3及び5についてMTF曲線を作成した。この値が0.
5に低下する空間周波数をMTF曲線から求め、鮮鋭度
の尺度とした。結果を表10にまとめた。
【0191】
【表10】
【0192】結果から明らかなように、染料化合物(D
−1)から(D−5)を用いた試料1では、より細かい
空間周波数のパターンまで再現することができ、鮮鋭度
が向上していることがわかる。試料3は、実施例1にお
いて発色濃度の露光時の温度依存性が試料1に比べて小
さかったが、高い鮮鋭度を得るのには適していない。発
色濃度の安定性と、高い鮮鋭度の両立は、試料1のよう
に染料化合物を用い、かつ、濃度変動の起こらない走査
ピッチを本発明の規定にしたがって設定することで実現
できることが示された。
【0193】
【発明の効果】本発明によれば、塩化銀含有率が95モ
ル%以上であるハロゲン化銀写真感光材料を光ビームに
より走査露光する際に、ラスタ間の重なり幅が実効ビー
ム径の5%以上95%以下であることにより、感光材料
のロット間に性質変動があったり、雰囲気温度等の処理
環境条件が変動しても、写真特性の変化がない良好な処
理を行うことができる。特に本発明は、半導体レーザ
ー、ガスレーザー、発光ダイオード等の高照度光源によ
り感光材料を短時間露光する場合に好適である。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の実施態様である感光材料処理装
置の概略構成図である。
【図2】図2は露光装置の概略構成図である。
【図3】図3は実効ビーム径と走査ピッチとの関係を表
す図である。
【図4】図4は濃度プロファイルのグラフである。
【図5】図5は鮮鋭度の評価に用いる露光矩形パターン
を表す図である。
【符号の説明】
10 処理装置本体 12 現像槽 14 漂白定着槽 16 水洗槽 17 水切り部 18 乾燥部 20 感光材料 24 搬送ローラ 240 画像処理装置 242,244,246 駆動回路 251,252,253 半導体レーザー 258,259,260 コリメータレンズ 261 全反射ミラー 262,263 ダイクロイックミラー 270 ポリゴンミラー 280 fθレンズ 290 ミラー d 実効ビーム径 L 重なり幅 A 副走査方向 B 主走査方向

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】90モル%以上が塩化銀よりなるハロゲン
    化銀粒子を含有する感光性乳剤層を支持体上に有するハ
    ロゲン化銀写真感光材料を、画像情報に基づいて変調し
    た光ビームにより走査露光した後に現像処理する画像形
    成方法において、前記光ビームによる走査ピッチが実効
    ビーム径より小さく、ラスタ間の重なり幅が実効ビーム
    径の5%以上95%以下であることを特徴とする画像形
    成方法。
  2. 【請求項2】前記ハロゲン化銀写真感光材料の露光を施
    す状態における分光反射率が、露光する光の波長に対応
    する波長において40%以下であることを特徴とする請
    求項1に記載の画像形成方法。
  3. 【請求項3】前記ハロゲン化銀写真感光材料に含有され
    る90モル%以上が塩化銀よりなるハロゲン化銀粒子
    が、金増感されていることを特徴とする請求項1もしく
    は2に記載の画像形成方法。
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