JPH05189424A - 文書編集装置及び文書編集方法 - Google Patents
文書編集装置及び文書編集方法Info
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- JPH05189424A JPH05189424A JP3328781A JP32878191A JPH05189424A JP H05189424 A JPH05189424 A JP H05189424A JP 3328781 A JP3328781 A JP 3328781A JP 32878191 A JP32878191 A JP 32878191A JP H05189424 A JPH05189424 A JP H05189424A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は、領域に関する事項を変換したこと
に伴う修正作業を簡素化することを目的する。そして、
これを、実現するための領域の位置情報の設定方法を提
供する。 【構成】 本発明によれば、領域の位置を、行位置およ
び桁位置で管理する領域管理データ処理部を備える。つ
まり、領域の位置情報を親領域の相対位置(行桁位置)
で持てる。
に伴う修正作業を簡素化することを目的する。そして、
これを、実現するための領域の位置情報の設定方法を提
供する。 【構成】 本発明によれば、領域の位置を、行位置およ
び桁位置で管理する領域管理データ処理部を備える。つ
まり、領域の位置情報を親領域の相対位置(行桁位置)
で持てる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ワ−ドプロセッサ等の
文書編集装置に関する。特に、DTP機能を備える日本
語ワ−ドプロセッサに関する。
文書編集装置に関する。特に、DTP機能を備える日本
語ワ−ドプロセッサに関する。
【0002】
【従来の技術】ワープロセッサ及びワ−ドプロセッサソ
フトが実行されているパ−ソナルコンピュ−タの機能の
一つにDTP機能がある。このDTP機能付きのワ−ド
プロセッサについて、簡単に説明する。このDTP機能
付きのワ−ドプロセッサは、大体において「レイアウト
編集機能」と、「WYSIWYG表示機能」を備えてい
る。
フトが実行されているパ−ソナルコンピュ−タの機能の
一つにDTP機能がある。このDTP機能付きのワ−ド
プロセッサについて、簡単に説明する。このDTP機能
付きのワ−ドプロセッサは、大体において「レイアウト
編集機能」と、「WYSIWYG表示機能」を備えてい
る。
【0003】「レイアウト編集機能」によれば、ページ
の好きな場所に好きな大きさで、矩形の図形・文書領域
を設定できる。そして、この領域が文書領域であれば、
領域毎の文書の文字列の方向や行ピッチ、文字ピッチ、
文字の大きさ、書体などが指定できる。そして、この指
定された情報にしたがって文字列データを表示・印刷す
る。
の好きな場所に好きな大きさで、矩形の図形・文書領域
を設定できる。そして、この領域が文書領域であれば、
領域毎の文書の文字列の方向や行ピッチ、文字ピッチ、
文字の大きさ、書体などが指定できる。そして、この指
定された情報にしたがって文字列データを表示・印刷す
る。
【0004】この「レイアウト編集機能」では、ページ
の絶対位置に予め矩形領域を設定しておき、この矩形領
域の属性として、文字列の方向や行ピッチ、文字ピッ
チ、文字の大きさ、書体などが設定・変更できるように
なっている。さらに矩形領域の絶対位置や大きさも自由
に変更できるようになっている。これらの仕組みを利用
すれば、例えば、図1(A)のように小さめ文字の文章中
に大きめ文字の文章を埋め込んだり、図1(B)のように
横書き文章中に縦書き文章を埋め込んだりすることが容
易にできる。
の絶対位置に予め矩形領域を設定しておき、この矩形領
域の属性として、文字列の方向や行ピッチ、文字ピッ
チ、文字の大きさ、書体などが設定・変更できるように
なっている。さらに矩形領域の絶対位置や大きさも自由
に変更できるようになっている。これらの仕組みを利用
すれば、例えば、図1(A)のように小さめ文字の文章中
に大きめ文字の文章を埋め込んだり、図1(B)のように
横書き文章中に縦書き文章を埋め込んだりすることが容
易にできる。
【0005】尚、この領域としては、図形デ−タ領域・
テキストデ−タ領域等のデータ領域がある。また、この
領域は、複数のデータ領域を重ね合わせることができ
る。また、「WYSIWYG表示機能」によれば、WYSIWYG(WHA
T YOU SEE IS WHAT YOU GET)の言葉通り、「見たままが
得られる」ということで、印刷結果通りの画面表示が得
られる。
テキストデ−タ領域等のデータ領域がある。また、この
領域は、複数のデータ領域を重ね合わせることができ
る。また、「WYSIWYG表示機能」によれば、WYSIWYG(WHA
T YOU SEE IS WHAT YOU GET)の言葉通り、「見たままが
得られる」ということで、印刷結果通りの画面表示が得
られる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来のレイ
アウト編集機能によれば、まず頁の大きさを設定し、こ
のページの好きな場所に好きな大きさで、矩形の領域を
設定していた。この矩形領域は、当然、特公平成1-2610
9号公報(G06F15/20)にも示されるように、設定される位
置の情報を備えている。
アウト編集機能によれば、まず頁の大きさを設定し、こ
のページの好きな場所に好きな大きさで、矩形の領域を
設定していた。この矩形領域は、当然、特公平成1-2610
9号公報(G06F15/20)にも示されるように、設定される位
置の情報を備えている。
【0007】従来、この位置情報は、XY座標情報を基
礎に設定される。例えば、A4縦用紙であれば、X座標
は「A4縦用紙の左上端から右方向に20mm」、Y座標
は、「A4縦用紙の左上端から下方向に30mm」のよう
に、設定される。つまり、位置情報をページの絶対位置
で個々に保持していた。このため、例えば、図2(A)に
示される如く、x領域(下地)の中でy領域をバランス
の取れた位置に設定した後に、バランスの取れた状態
で、この文書を拡大する場合を考える。
礎に設定される。例えば、A4縦用紙であれば、X座標
は「A4縦用紙の左上端から右方向に20mm」、Y座標
は、「A4縦用紙の左上端から下方向に30mm」のよう
に、設定される。つまり、位置情報をページの絶対位置
で個々に保持していた。このため、例えば、図2(A)に
示される如く、x領域(下地)の中でy領域をバランス
の取れた位置に設定した後に、バランスの取れた状態
で、この文書を拡大する場合を考える。
【0008】この場合、領域(x)を拡大し、さらに領域
(y)を拡大したうえで、さらに領域(y)の位置を調整す
る必要が生じる。このため、この例では、重なる矩形領
域はy領域一個であるが、重なる矩形領域の個数が多い
時には大変な労力を要する。本発明は、変換時の操作が
簡素化される領域の位置情報の設定方法を提供すること
を目的とする。
(y)を拡大したうえで、さらに領域(y)の位置を調整す
る必要が生じる。このため、この例では、重なる矩形領
域はy領域一個であるが、重なる矩形領域の個数が多い
時には大変な労力を要する。本発明は、変換時の操作が
簡素化される領域の位置情報の設定方法を提供すること
を目的とする。
【0009】本発明の他の目的は、第25図(A)の文
書全体を第25図(B)のように文字列の展開方向を変
更したい場合、メニュー等で、領域(x)と領域(y)
のそれぞれのテキスト文字列展開方向を横書きから縦書
きに変更し、行および文字が各矩形領域内に適当に収ま
るように各矩形領域の行ピッチおよび桁ピッチを修正し
たうえで、さらに領域(y)の位置とサイズを調整する
操作を簡素化することである。
書全体を第25図(B)のように文字列の展開方向を変
更したい場合、メニュー等で、領域(x)と領域(y)
のそれぞれのテキスト文字列展開方向を横書きから縦書
きに変更し、行および文字が各矩形領域内に適当に収ま
るように各矩形領域の行ピッチおよび桁ピッチを修正し
たうえで、さらに領域(y)の位置とサイズを調整する
操作を簡素化することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、領域の位置
を、行位置および桁位置で管理する領域管理データ処理
部を備えることを特徴とする。また、本発明は、親領域
のテキスト文字列の展開方向が変更されたときに、該親
領域のテキスト文字列の行ピッチおよび桁ピッチを該親
領域のサイズに合わせて修正するとともに、子領域につ
いても、展開される文字列の展開方向と行ピッチおよび
桁ピッチを自動的に変更することを特徴とする。
を、行位置および桁位置で管理する領域管理データ処理
部を備えることを特徴とする。また、本発明は、親領域
のテキスト文字列の展開方向が変更されたときに、該親
領域のテキスト文字列の行ピッチおよび桁ピッチを該親
領域のサイズに合わせて修正するとともに、子領域につ
いても、展開される文字列の展開方向と行ピッチおよび
桁ピッチを自動的に変更することを特徴とする。
【0011】
【作用】本発明は、領域の位置情報を親領域の相対位置
(行桁位置)で持てる。また、本発明は、親領域のテキ
スト文字列の展開方向が変更されたときに、子領域のテ
キスト文字列の展開方向と行ピッチおよび桁ピッチを自
動的に変更する。
(行桁位置)で持てる。また、本発明は、親領域のテキ
スト文字列の展開方向が変更されたときに、子領域のテ
キスト文字列の展開方向と行ピッチおよび桁ピッチを自
動的に変更する。
【0012】
【実施例】図2〜図30を参照しつつ、本発明の1実施
例を説明する。図3を参照しつつ、この実施例の回路ブ
ロックを説明する。 (1)は、文字入力キーを含む複数のキーを有するキ−ボ
−ドよりなる入力部である。
例を説明する。図3を参照しつつ、この実施例の回路ブ
ロックを説明する。 (1)は、文字入力キーを含む複数のキーを有するキ−ボ
−ドよりなる入力部である。
【0013】(2)は、テキスト(文章)や図形などの矩形
領域内のテキストデータ・図形デ−タを記憶処理する領
域内データ処理部である。 (3)は、矩形領域に関するデータを処理する領域管理デ
ータ処理部である。 (4)は、プリンタよりなる印刷出力部である。 (5)は、LCD表示装置よりなる表示出力部である。
領域内のテキストデータ・図形デ−タを記憶処理する領
域内データ処理部である。 (3)は、矩形領域に関するデータを処理する領域管理デ
ータ処理部である。 (4)は、プリンタよりなる印刷出力部である。 (5)は、LCD表示装置よりなる表示出力部である。
【0014】(6)は、装置全体の制御を行なう制御部で
ある。また、この制御部(6)は、親領域のテキスト文
字列の展開方向が変更されたときに、親領域のテキスト
文字列の行ピッチおよび桁ピッチを該親領域のサイズに
合わせて修正するとともに、子領域についても、展開さ
れる文字列の展開方向と行ピッチおよび桁ピッチを変更
する。
ある。また、この制御部(6)は、親領域のテキスト文
字列の展開方向が変更されたときに、親領域のテキスト
文字列の行ピッチおよび桁ピッチを該親領域のサイズに
合わせて修正するとともに、子領域についても、展開さ
れる文字列の展開方向と行ピッチおよび桁ピッチを変更
する。
【0015】図4は、このワープロの表示出力部(5)の
画面(D)と、入力部(1)の一部を示す図である。図
4において、(K1,K2,・・・・・)は、ソフトキ−1,2,・
・・・である。このソフトキ−(K1,K2,・・・・・)の有効
時、それぞれの機能が画面(D)に表示される。尚、入力
部(1)の他のキ−は、図示省略した。又、この画面
(D)は、WYSIWYG表示状態である。また、(M)
は、カーソル位置を示している。
画面(D)と、入力部(1)の一部を示す図である。図
4において、(K1,K2,・・・・・)は、ソフトキ−1,2,・
・・・である。このソフトキ−(K1,K2,・・・・・)の有効
時、それぞれの機能が画面(D)に表示される。尚、入力
部(1)の他のキ−は、図示省略した。又、この画面
(D)は、WYSIWYG表示状態である。また、(M)
は、カーソル位置を示している。
【0016】 まず、領域を管理するためのデータに
ついて説明する。図5に、矩形領域を管理するために領
域管理データ処理部(3)に格納される各種データの意味
するところを示し、図6に領域管理テーブルを示す。こ
の領域管理テーブルは、複数(領域0〜領域50)の領域
管理データからなる。
ついて説明する。図5に、矩形領域を管理するために領
域管理データ処理部(3)に格納される各種データの意味
するところを示し、図6に領域管理テーブルを示す。こ
の領域管理テーブルは、複数(領域0〜領域50)の領域
管理データからなる。
【0017】領域管理データは、存在する個々の領域に
対応している。図7に一つの領域管理データの内容を示
す。この領域管理データは、領域ID番号、領域タイ
プ、親領域ID番号、領域始点(行位置・桁位置・行端
数・桁端数)、領域終点(行位置・桁位置・行端数・桁
端数)、領域内デ−タアドレス、上下余白、左右余白、
テキスト行数、テキスト桁数、テキスト行ピッチ、テキ
スト桁ピッチ、テキスト方向、書体およびポイント数か
ら構成される。
対応している。図7に一つの領域管理データの内容を示
す。この領域管理データは、領域ID番号、領域タイ
プ、親領域ID番号、領域始点(行位置・桁位置・行端
数・桁端数)、領域終点(行位置・桁位置・行端数・桁
端数)、領域内デ−タアドレス、上下余白、左右余白、
テキスト行数、テキスト桁数、テキスト行ピッチ、テキ
スト桁ピッチ、テキスト方向、書体およびポイント数か
ら構成される。
【0018】この個々のデータについて、簡単に説明す
る。領域ID番号は、個々の領域を識別するための識別
番号である。領域タイプには、テキストと図形の2種類
がある。親領域ID番号には、親領域の領域ID番号を
保持する(親領域については後で詳細を説明する)。
る。領域ID番号は、個々の領域を識別するための識別
番号である。領域タイプには、テキストと図形の2種類
がある。親領域ID番号には、親領域の領域ID番号を
保持する(親領域については後で詳細を説明する)。
【0019】領域始点と領域終点には、領域の対角2点
の位置が親領域の行桁位置で保持されている。行端数は
16分の1行単位を、桁端数は16分の1桁単位の端数
を表わし、行と行や桁と桁の間の位置が表わせるように
なっている。領域内デ−タアドレスは、領域内に展開す
べき領域内デ−タ(図示せず)へのポインタである。
の位置が親領域の行桁位置で保持されている。行端数は
16分の1行単位を、桁端数は16分の1桁単位の端数
を表わし、行と行や桁と桁の間の位置が表わせるように
なっている。領域内デ−タアドレスは、領域内に展開す
べき領域内デ−タ(図示せず)へのポインタである。
【0020】余白とは、領域最外郭と領域内デ−タを展
開する領域有効エリアとの隙間の大きさある。この余白
のうち、上下余白には、上と下の隙間の大きさが保持さ
れる。左右余白には、左と右の隙間の大きさが保持され
る。但し後述する縦方向のテキスト領域では上下余白に
は左と右の隙間の大きさが、左右余白には上と下の隙間
の大きさが保持される。
開する領域有効エリアとの隙間の大きさある。この余白
のうち、上下余白には、上と下の隙間の大きさが保持さ
れる。左右余白には、左と右の隙間の大きさが保持され
る。但し後述する縦方向のテキスト領域では上下余白に
は左と右の隙間の大きさが、左右余白には上と下の隙間
の大きさが保持される。
【0021】テキスト行数、テキスト桁数、テキスト行
ピッチ、テキスト桁ピッチ、テキスト方向、書体および
ポイント数は、領域タイプがテキストのときのみ有効な
データであり、それぞれ領域有効エリア内での行数、桁
数、行ピッチ、桁ピッチ、テキストの展開方向、書体お
よびポイント数を示す。テキスト方向には横と縦があ
り、横方向テキストでは行は上から下に、桁は左から右
に増える。縦方向テキストでは行は右から左、桁は上か
ら下に増える。
ピッチ、テキスト桁ピッチ、テキスト方向、書体および
ポイント数は、領域タイプがテキストのときのみ有効な
データであり、それぞれ領域有効エリア内での行数、桁
数、行ピッチ、桁ピッチ、テキストの展開方向、書体お
よびポイント数を示す。テキスト方向には横と縦があ
り、横方向テキストでは行は上から下に、桁は左から右
に増える。縦方向テキストでは行は右から左、桁は上か
ら下に増える。
【0022】 次に、領域の重ね合わせについて述べ
る。この各領域は、位置的に重ね合わせることができ
る。この重ね合わせについて、図8〜図10を参照しつ
つ説明する。図8は重ね合わせの概念図である。時間的
に後から作成あるいは編集した領域が上層に配置される
ように重ね合わせる。
る。この各領域は、位置的に重ね合わせることができ
る。この重ね合わせについて、図8〜図10を参照しつ
つ説明する。図8は重ね合わせの概念図である。時間的
に後から作成あるいは編集した領域が上層に配置される
ように重ね合わせる。
【0023】また領域の表示属性として透過/不透過
が、ある。不透過領域は、より下層にある領域に対して
クリッピングを行なって重なり部分を表示せずに下層領
域を隠す。そして、透過領域は、より下層にある領域に
対してクリッピングを行なわずに重なり部分も表示し
て、下層領域を隠さない。テキスト領域は不透過、図形
領域は透過となっている。
が、ある。不透過領域は、より下層にある領域に対して
クリッピングを行なって重なり部分を表示せずに下層領
域を隠す。そして、透過領域は、より下層にある領域に
対してクリッピングを行なわずに重なり部分も表示し
て、下層領域を隠さない。テキスト領域は不透過、図形
領域は透過となっている。
【0024】図9(A)は、領域重なり順序テーブルを示
している。この領域重なり順序テーブルは、領域管理デ
ータ処理部(2)に格納されている。領域重なり順序テー
ブルは、存在する領域の領域ID番号を重なり順序にし
たがって格納しており、ある領域がそれよりも領域重な
り順序テーブルの前方(配列番号の小さい位置)にある
領域の下層にはないことを示す。
している。この領域重なり順序テーブルは、領域管理デ
ータ処理部(2)に格納されている。領域重なり順序テー
ブルは、存在する領域の領域ID番号を重なり順序にし
たがって格納しており、ある領域がそれよりも領域重な
り順序テーブルの前方(配列番号の小さい位置)にある
領域の下層にはないことを示す。
【0025】例えば、図9(B)では領域(y)が少なくと
も領域(x)の下層には無いことを示している。この重ね
合わされた各領域の、親子関係(主従関係)について、図
10を参照しつつ説明する。尚、領域の枠を点線で示し
た個所は、下層であることを示している。
も領域(x)の下層には無いことを示している。この重ね
合わされた各領域の、親子関係(主従関係)について、図
10を参照しつつ説明する。尚、領域の枠を点線で示し
た個所は、下層であることを示している。
【0026】ある領域(6)を完全に内包し且つそれよ
り下層にあるテキスト領域のうちで、最も上層にある領
域をこの領域の親領域(4)と呼ぶ。そして、領域
(6)を領域(4)の子領域と呼ぶ。子領域の領域管理
データの親領域ID番号は、親領域の領域ID番号であ
る。親領域および親領域の親領域などを含めて祖先領域
と呼ぶ。子領域および子領域の子領域などを含めて子孫
領域と呼ぶ。
り下層にあるテキスト領域のうちで、最も上層にある領
域をこの領域の親領域(4)と呼ぶ。そして、領域
(6)を領域(4)の子領域と呼ぶ。子領域の領域管理
データの親領域ID番号は、親領域の領域ID番号であ
る。親領域および親領域の親領域などを含めて祖先領域
と呼ぶ。子領域および子領域の子領域などを含めて子孫
領域と呼ぶ。
【0027】図10では、領域(1)と領域(2)と領域
(3)の親領域は、領域(0)である。領域(4)と領域(5)
の親領域は、領域(1)である。領域(6)の親領域は、領
域(4)である。 カーソルについて述べる。カーソルには、2つの形
状があり、用途と動きを異にする。
(3)の親領域は、領域(0)である。領域(4)と領域(5)
の親領域は、領域(1)である。領域(6)の親領域は、領
域(4)である。 カーソルについて述べる。カーソルには、2つの形
状があり、用途と動きを異にする。
【0028】一つは図11(A)のような矩形カーソルで
ある。矩形カーソルは文字の上を移動し文字入力ポイン
ト用に使用する。もう一つは図11(B)のような十字カ
ーソルである。十字カーソルは16分の1行単位および
16分の1桁単位で移動し主に領域の位置指定等に使用
する。下地テキスト領域作成直後は、矩形カーソルにな
っており文字入力が可能である。
ある。矩形カーソルは文字の上を移動し文字入力ポイン
ト用に使用する。もう一つは図11(B)のような十字カ
ーソルである。十字カーソルは16分の1行単位および
16分の1桁単位で移動し主に領域の位置指定等に使用
する。下地テキスト領域作成直後は、矩形カーソルにな
っており文字入力が可能である。
【0029】カーソル位置は、図12のように、カーソ
ルパケットで表わされる。カーソル行位置およびカーソ
ル桁位置がテキスト領域相対の行位置と桁位置を示し、
カーソル領域ID番号が相対基準となるテキスト領域を
示す。カーソルは常にその位置での最上層テキスト領域
相対で移動するように設計されている。
ルパケットで表わされる。カーソル行位置およびカーソ
ル桁位置がテキスト領域相対の行位置と桁位置を示し、
カーソル領域ID番号が相対基準となるテキスト領域を
示す。カーソルは常にその位置での最上層テキスト領域
相対で移動するように設計されている。
【0030】 文書の作成について述べる。文書の作
成には、新規作成と継続作成がある。継続作成は、既存
の文書をフロッピディスクなどの記憶装置から呼び出し
て修正を行なうものである。ここでは新規作成について
述べる。
成には、新規作成と継続作成がある。継続作成は、既存
の文書をフロッピディスクなどの記憶装置から呼び出し
て修正を行なうものである。ここでは新規作成について
述べる。
【0031】文書作成キーとして動作するソフトキ−
を、押下すると画面には、図13の如きメニュー画面が
表示される。ここで、カーソルを「新規作成」の位置に
移動させ実行キ−(図示せず)を押下すると図14のご
とき用紙メニュー画面が表示される。ここで、カーソル
を変更したい書式設定項に移動させ、漢字変換キーを押
下する毎に書式設定事項が代わり、所望の書式設定事項
が表示された時点で、実行キ−(図示せず)を押下す
る。これにより、図4のごとき、所望の書式の表示がな
される。
を、押下すると画面には、図13の如きメニュー画面が
表示される。ここで、カーソルを「新規作成」の位置に
移動させ実行キ−(図示せず)を押下すると図14のご
とき用紙メニュー画面が表示される。ここで、カーソル
を変更したい書式設定項に移動させ、漢字変換キーを押
下する毎に書式設定事項が代わり、所望の書式設定事項
が表示された時点で、実行キ−(図示せず)を押下す
る。これにより、図4のごとき、所望の書式の表示がな
される。
【0032】この書式設定により、ワープロの内部で
は、最初の領域の設定が為される。つまり、上記操作に
より、用紙サイズ、1頁あたりの行数、1行あたりの文
字数(桁数)およびテキストの展開方向(縦/横)を指
定実行すると文書のベースとなる下地テキスト領域が、
領域ID番号が「0」で、領域タイプが「テキスト」の
領域として作成される。親領域ID番号としては、この
下地テキスト領域に限り自分自身の領域ID番号であ
る。
は、最初の領域の設定が為される。つまり、上記操作に
より、用紙サイズ、1頁あたりの行数、1行あたりの文
字数(桁数)およびテキストの展開方向(縦/横)を指
定実行すると文書のベースとなる下地テキスト領域が、
領域ID番号が「0」で、領域タイプが「テキスト」の
領域として作成される。親領域ID番号としては、この
下地テキスト領域に限り自分自身の領域ID番号であ
る。
【0033】下地テキストデータは、新規作成直後には
1行分(桁数は図14のメニューで設定された文字数の
値)だけ作られる。従って、下地テキスト領域は(テキ
スト行数=1、テキスト桁数=メニューで設定された
値)となる。領域始点および領域終点には、下地テキス
ト領域自身の先頭行桁(行桁端数は0)および最終行桁
(行桁端数は15/16)が格納される。
1行分(桁数は図14のメニューで設定された文字数の
値)だけ作られる。従って、下地テキスト領域は(テキ
スト行数=1、テキスト桁数=メニューで設定された
値)となる。領域始点および領域終点には、下地テキス
ト領域自身の先頭行桁(行桁端数は0)および最終行桁
(行桁端数は15/16)が格納される。
【0034】後に、領域内デ−タ編集で下地テキストの
行数が増減するに従って領域終点およびテキスト行数の
値を更新する。その他の領域管理データにはメニューか
らの数値(テキスト方向)や、それをもとに計算した結
果(テキスト行ピッチ、テキスト桁ピッチ)あるいはデ
フォルト値(上下余白、左右余白、書体、ポイント数)
が入れられる。
行数が増減するに従って領域終点およびテキスト行数の
値を更新する。その他の領域管理データにはメニューか
らの数値(テキスト方向)や、それをもとに計算した結
果(テキスト行ピッチ、テキスト桁ピッチ)あるいはデ
フォルト値(上下余白、左右余白、書体、ポイント数)
が入れられる。
【0035】但し、テキスト行ピッチおよびテキスト桁
ピッチの値は後で述べる子領域への継承値として利用す
るためのもので、実際の行ピッチおよび桁ピッチは行毎
に設定可能な別途用意している下地テキスト行桁ピッチ
テーブルに格納されている。また、領域重なり順序テー
ブルの先頭に領域ID番号0が格納され、下地テキスト
領域は以降作られる全ての領域の祖先領域となる。
ピッチの値は後で述べる子領域への継承値として利用す
るためのもので、実際の行ピッチおよび桁ピッチは行毎
に設定可能な別途用意している下地テキスト行桁ピッチ
テーブルに格納されている。また、領域重なり順序テー
ブルの先頭に領域ID番号0が格納され、下地テキスト
領域は以降作られる全ての領域の祖先領域となる。
【0036】領域編集について説明する。領域編集の
機能としては、領域作成、領域削除、領域移動、領域サ
イズ変更および領域属性変更がある。領域作成以外の領
域編集を行なう場合は、領域編集キーとして作用する図
4のソフトキ−(K2)を押下すると図15の如く、領
域編集モードになる。
機能としては、領域作成、領域削除、領域移動、領域サ
イズ変更および領域属性変更がある。領域作成以外の領
域編集を行なう場合は、領域編集キーとして作用する図
4のソフトキ−(K2)を押下すると図15の如く、領
域編集モードになる。
【0037】この押下に伴って矩形カーソルから十字カ
ーソルに変わり行ピッチの16分の1単位および桁ピッチ
の16分の1単位での移動が可能となる。領域編集を終了
するときには、終了キー(図示せず)を押下する。この
押下にともなって十字カーソルから矩形カーソルに変わ
り文字単位で移動するようになる。
ーソルに変わり行ピッチの16分の1単位および桁ピッチ
の16分の1単位での移動が可能となる。領域編集を終了
するときには、終了キー(図示せず)を押下する。この
押下にともなって十字カーソルから矩形カーソルに変わ
り文字単位で移動するようになる。
【0038】−領域作成について説明する。領域作
成は、領域編集の機能の一つであるが、使い勝手を良く
するために、図4に示される如く、領域作成キー(K
1)は、領域編集キー(K2)とは別に設けた。新たに
領域を作成する場合は、領域作成キーとして作用する図
4のソフトキ−(K1)を押下する。
成は、領域編集の機能の一つであるが、使い勝手を良く
するために、図4に示される如く、領域作成キー(K
1)は、領域編集キー(K2)とは別に設けた。新たに
領域を作成する場合は、領域作成キーとして作用する図
4のソフトキ−(K1)を押下する。
【0039】この押下に伴って矩形カーソルから十字カ
ーソルに変わり、この十字カーソルで作成したい領域の
対角2点(始点と終点)を指定することにより、新たな領
域ID番号を持つ領域が新規作成される。なお、十字カ
ーソル移動中に領域タイプの指定が可能となっている。
このとき指定された始点・終点の位置から新規作成され
る領域の親領域を検出し、領域管理データの親領域ID
番号に親領域の領域ID番号を納める。
ーソルに変わり、この十字カーソルで作成したい領域の
対角2点(始点と終点)を指定することにより、新たな領
域ID番号を持つ領域が新規作成される。なお、十字カ
ーソル移動中に領域タイプの指定が可能となっている。
このとき指定された始点・終点の位置から新規作成され
る領域の親領域を検出し、領域管理データの親領域ID
番号に親領域の領域ID番号を納める。
【0040】さらに指定された始点と終点の位置を親領
域相対の位置に変換し、領域管理データの領域始点及び
領域終点に格納する。新規作成された領域が、テキスト
領域の場合、テキスト方向、書体、ポイント数、テキス
ト行ピッチおよびテキスト桁ピッチを親領域から継承
し、それぞれ領域管理データに格納する。
域相対の位置に変換し、領域管理データの領域始点及び
領域終点に格納する。新規作成された領域が、テキスト
領域の場合、テキスト方向、書体、ポイント数、テキス
ト行ピッチおよびテキスト桁ピッチを親領域から継承
し、それぞれ領域管理データに格納する。
【0041】さらに、これらの値と領域のサイズから上
下余白、左右余白、テキスト行数およびテキスト桁数を
算出し、各々領域管理データに格納する。新規作成され
た領域が図形領域の場合、上下余白および左右余白には
デフォルトとして0が格納される。さらに領域重なり順
序テーブルの最後尾に、新規作成した領域の領域ID番
号を格納しておく。
下余白、左右余白、テキスト行数およびテキスト桁数を
算出し、各々領域管理データに格納する。新規作成され
た領域が図形領域の場合、上下余白および左右余白には
デフォルトとして0が格納される。さらに領域重なり順
序テーブルの最後尾に、新規作成した領域の領域ID番
号を格納しておく。
【0042】−領域削除について説明する。すでに
作成されている領域を削除する場合、領域編集モードで
十字カーソルにより削除したい領域を指定して領域削除
キーとして作用する図15のソフトキ−(K10)を押
下する。領域を削除する場合、その子孫領域も一緒に削
除されるようになっており、これらの領域について領域
管理テーブルおよび領域重なり順序テーブルからのデー
タの削除を行なう。
作成されている領域を削除する場合、領域編集モードで
十字カーソルにより削除したい領域を指定して領域削除
キーとして作用する図15のソフトキ−(K10)を押
下する。領域を削除する場合、その子孫領域も一緒に削
除されるようになっており、これらの領域について領域
管理テーブルおよび領域重なり順序テーブルからのデー
タの削除を行なう。
【0043】−領域移動について説明する。すでに
作成されている領域を移動する場合、領域編集モードで
十字カーソルにより移動したい領域を指定して領域移動
キーとして作用する図15のソフトキ−(K1)を押下
し、さらに移動先の始点位置を十字カーソルで指定す
る。領域を移動する場合、その子孫領域も一緒に移動さ
れるようになっており、これらの領域について領域管理
テーブル(親領域、始点、終点など)および領域重なり
順序テーブルのデータの更新を行なう。
作成されている領域を移動する場合、領域編集モードで
十字カーソルにより移動したい領域を指定して領域移動
キーとして作用する図15のソフトキ−(K1)を押下
し、さらに移動先の始点位置を十字カーソルで指定す
る。領域を移動する場合、その子孫領域も一緒に移動さ
れるようになっており、これらの領域について領域管理
テーブル(親領域、始点、終点など)および領域重なり
順序テーブルのデータの更新を行なう。
【0044】−領域サイズ変更について説明する。
すでに作成されている領域のサイズ変更する場合、領域
編集モードで十字カーソルにより移動したい領域を指定
して領域サイズ変更キーとして作用する図15のソフト
キ−(K3)を押下し、さらにサイズ変更後の終点位置
を十字カーソルで指定する。
すでに作成されている領域のサイズ変更する場合、領域
編集モードで十字カーソルにより移動したい領域を指定
して領域サイズ変更キーとして作用する図15のソフト
キ−(K3)を押下し、さらにサイズ変更後の終点位置
を十字カーソルで指定する。
【0045】領域のサイズ変更をする場合、その子孫領
域も一緒にサイズ変更されるようになっており、これら
の領域について領域管理テーブル(親領域、始点・終
点、余白、ピッチなど)および領域重なり順序テーブル
のデータの更新を行なう。さらに、 領域サイズ変更に
ついて、図16〜図22のフロ−チャ−トを参照して詳
細を述べる。
域も一緒にサイズ変更されるようになっており、これら
の領域について領域管理テーブル(親領域、始点・終
点、余白、ピッチなど)および領域重なり順序テーブル
のデータの更新を行なう。さらに、 領域サイズ変更に
ついて、図16〜図22のフロ−チャ−トを参照して詳
細を述べる。
【0046】図16は、領域サイズ変更のメインルーチ
ンのフロ−チャ−トを示している。図17は、メインル
ーチンのステップS102のサブルーチンのフロ−チャ−ト
を示している。図18は、図17のサブルーチンのフロ
−チャ−トを示している。図19は、メインルーチンの
ステップS106のサブルーチンのフロ−チャ−トを示して
いる。
ンのフロ−チャ−トを示している。図17は、メインル
ーチンのステップS102のサブルーチンのフロ−チャ−ト
を示している。図18は、図17のサブルーチンのフロ
−チャ−トを示している。図19は、メインルーチンの
ステップS106のサブルーチンのフロ−チャ−トを示して
いる。
【0047】図20は、メインルーチンのステップS101
のサブルーチンのフロ−チャ−トを示している。図21
は、メインルーチンのステップS104のサブルーチンのフ
ロ−チャ−トを示している。図12は、メインルーチン
のステップS103のサブルーチンのフロ−チャ−トを示し
ている。
のサブルーチンのフロ−チャ−トを示している。図21
は、メインルーチンのステップS104のサブルーチンのフ
ロ−チャ−トを示している。図12は、メインルーチン
のステップS103のサブルーチンのフロ−チャ−トを示し
ている。
【0048】図16を参照しつつ、説明する。まず、ス
テップS101でカーソル位置に存在する領域の中で最も上
層にある領域の領域ID番号(id)を求め、領域サイズ変
更の対象領域とする。ステップS102で対象領域の子孫領
域を求め、バッファ(idlist)に対象領域と求めた子孫領
域の領域ID番号を格納しておく。
テップS101でカーソル位置に存在する領域の中で最も上
層にある領域の領域ID番号(id)を求め、領域サイズ変
更の対象領域とする。ステップS102で対象領域の子孫領
域を求め、バッファ(idlist)に対象領域と求めた子孫領
域の領域ID番号を格納しておく。
【0049】ステップS103でバッファ(idlist)に格納さ
れた領域についてのみの重なり順序関係を、領域重なり
順序テーブルから抽出し、セーブバッファ(saveoverlap
list)にセーブしておく。ステップS104でバッファ(idli
st)に格納された領域ID番号を領域重なり順序テーブ
ルから削除する。これにより親領域検出時の対象外とな
り自分自身が親領域になるのを防ぐ。
れた領域についてのみの重なり順序関係を、領域重なり
順序テーブルから抽出し、セーブバッファ(saveoverlap
list)にセーブしておく。ステップS104でバッファ(idli
st)に格納された領域ID番号を領域重なり順序テーブ
ルから削除する。これにより親領域検出時の対象外とな
り自分自身が親領域になるのを防ぐ。
【0050】ステップS105で対象領域の始点(str)と終
点(end)を再設定する。すなわち始点(str)には対象領域
の領域管理データの領域始点をそのまま使用し、終点(e
nd)にはユーザが設定した新たな位置を代入する。ステ
ップS106で始点(str)および終点(end)からサイズ変更後
の新たな親領域ID番号(pid)を求める。
点(end)を再設定する。すなわち始点(str)には対象領域
の領域管理データの領域始点をそのまま使用し、終点(e
nd)にはユーザが設定した新たな位置を代入する。ステ
ップS106で始点(str)および終点(end)からサイズ変更後
の新たな親領域ID番号(pid)を求める。
【0051】ステップS107で始点(str)および終点(end)
を親領域(pid)相対の行桁位置に変換する。ステップS10
8でセーブバッファ(saveoverlaplist)の内容を重なり順
序テーブルの最後尾に追加する。ステップS109で対象領
域の領域タイプを調べ、図形領域ならステップS111へ、
文書領域ならステップS110へ進む。
を親領域(pid)相対の行桁位置に変換する。ステップS10
8でセーブバッファ(saveoverlaplist)の内容を重なり順
序テーブルの最後尾に追加する。ステップS109で対象領
域の領域タイプを調べ、図形領域ならステップS111へ、
文書領域ならステップS110へ進む。
【0052】ステップS110でセーブバッファ(saveoverl
aplist)に格納されている領域のなかで領域タイプが文
書のもの全てについて、行ピッチおよび桁ピッチの再計
算(テキスト行数およびテキスト桁数固定でテキスト行
ピッチおよびテキスト桁ピッチを算出し直す)を行な
い、それぞれの領域管理データの値を更新する。ステッ
プS111で領域サイズ変更の処理を終了する。
aplist)に格納されている領域のなかで領域タイプが文
書のもの全てについて、行ピッチおよび桁ピッチの再計
算(テキスト行数およびテキスト桁数固定でテキスト行
ピッチおよびテキスト桁ピッチを算出し直す)を行な
い、それぞれの領域管理データの値を更新する。ステッ
プS111で領域サイズ変更の処理を終了する。
【0053】−−図2を参照しつつ領域サイズの
変更について説明する。図2を参照しつつ、サイズ変更
の様子を子領域を持つテキスト領域を拡大した場合につ
いて、説明する。図2(A)は変更前の状態を、図2(B)
は変更後の状態を示している。図2(A)ではテキスト領
域yがテキスト領域xに貼り付いた形になっている。
変更について説明する。図2を参照しつつ、サイズ変更
の様子を子領域を持つテキスト領域を拡大した場合につ
いて、説明する。図2(A)は変更前の状態を、図2(B)
は変更後の状態を示している。図2(A)ではテキスト領
域yがテキスト領域xに貼り付いた形になっている。
【0054】領域yの領域始点は(2行、3桁)、領域
終点は(6行、7桁)となっている。この状態で領域
(x)を拡大すると領域(x)のテキスト行ピッチおよびテ
キスト桁ピッチが計算し直されて図2(B)のように大き
くなる。さらに領域(y)の領域始点および領域終点の値
は更新しないため領域(y)の絶対的なサイズは領域(x)
の拡大とともに大きくなる。従って領域(y)に関しても
テキスト行ピッチおよびテキスト桁ピッチを計算し直し
図2(B)のように大きくする。
終点は(6行、7桁)となっている。この状態で領域
(x)を拡大すると領域(x)のテキスト行ピッチおよびテ
キスト桁ピッチが計算し直されて図2(B)のように大き
くなる。さらに領域(y)の領域始点および領域終点の値
は更新しないため領域(y)の絶対的なサイズは領域(x)
の拡大とともに大きくなる。従って領域(y)に関しても
テキスト行ピッチおよびテキスト桁ピッチを計算し直し
図2(B)のように大きくする。
【0055】−領域属性変更について説明する。す
でに作成されている領域の属性を変更する場合、領域編
集モードで十字カーソルにより属性変更したい領域を指
定して領域属性変更キーとして作用する図15のソフト
キ−(K9)を押下する。尚、図4のソフトキ−(K
3)を押下しても、この領域属性変更のモードにはいれ
る。
でに作成されている領域の属性を変更する場合、領域編
集モードで十字カーソルにより属性変更したい領域を指
定して領域属性変更キーとして作用する図15のソフト
キ−(K9)を押下する。尚、図4のソフトキ−(K
3)を押下しても、この領域属性変更のモードにはいれ
る。
【0056】領域属性には、図形領域では上下左右の余
白、テキスト領域ではそれに加えて領域内での有効行数
/桁数、テキストの展開方向、書体およびポイント数が
あり、これらを設定するための図23のメニューが現わ
れる。メニューでの設定値を元に領域管理データの値を
更新する。例えば、テキスト領域の上下余白が変更され
た場合、領域管理データの上下余白を更新するとともに
領域有効エリアに有効行がピッタリ収まるように行ピッ
チを計算し直す。
白、テキスト領域ではそれに加えて領域内での有効行数
/桁数、テキストの展開方向、書体およびポイント数が
あり、これらを設定するための図23のメニューが現わ
れる。メニューでの設定値を元に領域管理データの値を
更新する。例えば、テキスト領域の上下余白が変更され
た場合、領域管理データの上下余白を更新するとともに
領域有効エリアに有効行がピッタリ収まるように行ピッ
チを計算し直す。
【0057】また、テキスト領域の有効行数が変更され
た場合、領域管理データのテキスト行数を更新するとと
もに領域有効エリアに有効行がピッタリ収まるように行
ピッチを計算し直す。さらにテキスト領域のテキスト展
開方向を変えた場合、領域管理データのテキスト方向を
更新するとともに領域有効エリアに有効行および有効桁
がピッタリ収まるように行ピッチおよび桁ピッチを計算
し直す。
た場合、領域管理データのテキスト行数を更新するとと
もに領域有効エリアに有効行がピッタリ収まるように行
ピッチを計算し直す。さらにテキスト領域のテキスト展
開方向を変えた場合、領域管理データのテキスト方向を
更新するとともに領域有効エリアに有効行および有効桁
がピッタリ収まるように行ピッチおよび桁ピッチを計算
し直す。
【0058】これら領域属性を変更する場合、その子孫
領域もその影響を受け、サイズや位置、ピッチ、テキス
ト方向等が更新される。テキスト方向(縦書/横書)は、
親領域が反転(縦/横逆転)されれば子領域も反転する。
すなわち親も子も横の場合に、親を縦にすれば子も縦に
なり、親も子も縦の場合に親を横にすれば子も横にな
る。親が横で子が縦の場合に親を縦にすれば子は横にな
り、親が縦で子が横の場合に親を横にすれば子は縦にな
る。
領域もその影響を受け、サイズや位置、ピッチ、テキス
ト方向等が更新される。テキスト方向(縦書/横書)は、
親領域が反転(縦/横逆転)されれば子領域も反転する。
すなわち親も子も横の場合に、親を縦にすれば子も縦に
なり、親も子も縦の場合に親を横にすれば子も横にな
る。親が横で子が縦の場合に親を縦にすれば子は横にな
り、親が縦で子が横の場合に親を横にすれば子は縦にな
る。
【0059】−−フロ−チャ−トを参照しつつ縦
書/横書の変更に関して説明する。さらに領域属性変更
のうちテキスト方向(展開方向:縦書/横書)を変更さ
れたときの処理について、図24,図17,図18,図
20〜図22のフロ−チャ−トを参照して詳細を述べ
る。図24は、テキスト方向変更のメインルーチンのフ
ロ−チャ−トを示している。
書/横書の変更に関して説明する。さらに領域属性変更
のうちテキスト方向(展開方向:縦書/横書)を変更さ
れたときの処理について、図24,図17,図18,図
20〜図22のフロ−チャ−トを参照して詳細を述べ
る。図24は、テキスト方向変更のメインルーチンのフ
ロ−チャ−トを示している。
【0060】図17は、メインルーチンのステップS202
のサブルーチンのフロ−チャ−トを示している。図18
は、図17のサブルーチンのフロ−チャ−トを示してい
る。図20は、メインルーチンのステップS201のサブル
ーチンのフロ−チャ−トを示している。
のサブルーチンのフロ−チャ−トを示している。図18
は、図17のサブルーチンのフロ−チャ−トを示してい
る。図20は、メインルーチンのステップS201のサブル
ーチンのフロ−チャ−トを示している。
【0061】図21は、メインルーチンのステップS204
のサブルーチンのフロ−チャ−トを示している。図22
は、メインルーチンのステップS203のサブルーチンのフ
ロ−チャ−トを示している。図24を参照しつつ、説明
する。
のサブルーチンのフロ−チャ−トを示している。図22
は、メインルーチンのステップS203のサブルーチンのフ
ロ−チャ−トを示している。図24を参照しつつ、説明
する。
【0062】まず、ステップS201でカーソル位置に存在
する領域の中で最も上層にある領域の領域ID番号(id)
を求め、領域属性変更(テキスト方向変更)の対象領域と
する。ステップS202で対象領域の子孫領域を求め、バッ
ファ(idlist)に対象領域と求めた子孫領域の領域ID番
号を格納しておく。
する領域の中で最も上層にある領域の領域ID番号(id)
を求め、領域属性変更(テキスト方向変更)の対象領域と
する。ステップS202で対象領域の子孫領域を求め、バッ
ファ(idlist)に対象領域と求めた子孫領域の領域ID番
号を格納しておく。
【0063】ステップS203でバッファ(idlist)に格納さ
れた領域についてのみの重なり順序関係を、領域重なり
順序テーブルから抽出し、セーブバッファ(saveoverlap
list)にセーブしておく。ステップS204でバッファ(idli
st)に格納された領域ID番号を領域重なり順序テーブ
ルから削除する。
れた領域についてのみの重なり順序関係を、領域重なり
順序テーブルから抽出し、セーブバッファ(saveoverlap
list)にセーブしておく。ステップS204でバッファ(idli
st)に格納された領域ID番号を領域重なり順序テーブ
ルから削除する。
【0064】ステップS205でセーブバッファ(saveoverl
aplist)の内容を重なり順序テーブルの最後尾に追加す
る。ステップS206でセーブバッファ(saveoverlaplist)
に格納されている領域のなかで領域タイプが文書のもの
全てについて、それぞれの領域管理データのテキスト展
開方向を反転(縦/横逆転)させる。
aplist)の内容を重なり順序テーブルの最後尾に追加す
る。ステップS206でセーブバッファ(saveoverlaplist)
に格納されている領域のなかで領域タイプが文書のもの
全てについて、それぞれの領域管理データのテキスト展
開方向を反転(縦/横逆転)させる。
【0065】ステップS207でセーブバッファ(saveoverl
aplist)に格納されている領域のなかで領域タイプが文
書のもの全てについて、行ピッチおよび桁ピッチの再計
算を行ない、それぞれの領域管理データの値を更新す
る。尚、この再計算とは、テキスト行数およびテキスト
桁数固定でテキスト行ピッチおよびテキスト桁ピッチを
算出し直すことである。
aplist)に格納されている領域のなかで領域タイプが文
書のもの全てについて、行ピッチおよび桁ピッチの再計
算を行ない、それぞれの領域管理データの値を更新す
る。尚、この再計算とは、テキスト行数およびテキスト
桁数固定でテキスト行ピッチおよびテキスト桁ピッチを
算出し直すことである。
【0066】ステップS208で領域属性変更(テキスト方
向変更)の処理を終了する。−−図25を参照し
つつ縦書/横書の変更に関して説明する。属性変更の様
子をテキスト領域のテキスト展開方向を横書から縦書に
変更した場合を例にして図25に示す。図25(A)は変
更前の状態を、図25(B)は変更後の状態を示してい
る。
向変更)の処理を終了する。−−図25を参照し
つつ縦書/横書の変更に関して説明する。属性変更の様
子をテキスト領域のテキスト展開方向を横書から縦書に
変更した場合を例にして図25に示す。図25(A)は変
更前の状態を、図25(B)は変更後の状態を示してい
る。
【0067】図25(A)では横方向のテキスト領域(y)
と図形領域(z)が横方向のテキスト領域(x)に貼り付い
た形になっている。領域(y)の領域始点は(1+8/16行、1
+8/16桁)、領域終点は(1+8/16行、14+8/16桁)であ
る。領域(z)の領域始点は(6行、11+8/16桁)、領域終
点は(7+8/16行、14+8/16桁)となっている。
と図形領域(z)が横方向のテキスト領域(x)に貼り付い
た形になっている。領域(y)の領域始点は(1+8/16行、1
+8/16桁)、領域終点は(1+8/16行、14+8/16桁)であ
る。領域(z)の領域始点は(6行、11+8/16桁)、領域終
点は(7+8/16行、14+8/16桁)となっている。
【0068】この状態で領域(x)のテキスト方向を横か
ら縦に変更すると、領域(x)に展開されるテキストデー
タは図25(B)のように右上から左下に向かって展開さ
れる。それと同時にテキスト領域(y)は領域始点及び領
域終点が親領域(x)相対の行桁位置で示されているため
絶対位置が移動する。
ら縦に変更すると、領域(x)に展開されるテキストデー
タは図25(B)のように右上から左下に向かって展開さ
れる。それと同時にテキスト領域(y)は領域始点及び領
域終点が親領域(x)相対の行桁位置で示されているため
絶対位置が移動する。
【0069】同様に図形領域zの絶対位置も移動する。
さらに領域(x)のテキスト方向の反転にともない子孫領
域のうちのテキスト領域については、テキスト方向を反
転させるとともに、領域有効エリアに有効行および有効
桁がピッタリ収まるように行ピッチおよび桁ピッチを計
算し直す。すなわち横方向だった領域(y)のテキスト方
向を縦に変更して行ピッチおよび桁ピッチを計算し直
す。
さらに領域(x)のテキスト方向の反転にともない子孫領
域のうちのテキスト領域については、テキスト方向を反
転させるとともに、領域有効エリアに有効行および有効
桁がピッタリ収まるように行ピッチおよび桁ピッチを計
算し直す。すなわち横方向だった領域(y)のテキスト方
向を縦に変更して行ピッチおよび桁ピッチを計算し直
す。
【0070】下地テキストによる子領域のへの影響に
関して説明する。下地テキストの挿入/削除操作、及び
行ピッチ変更操作等の編集を行なったときの子領域への
影響について説明する。下地テキストの編集が直接影響
を与えるのは下地テキストの子領域のみであるが、結果
的には子孫領域にも影響は及ぶことになる。
関して説明する。下地テキストの挿入/削除操作、及び
行ピッチ変更操作等の編集を行なったときの子領域への
影響について説明する。下地テキストの編集が直接影響
を与えるのは下地テキストの子領域のみであるが、結果
的には子孫領域にも影響は及ぶことになる。
【0071】−下地テキストの行単位での挿入/削
除操作について説明する。子領域に影響を与える行の挿
入/削除のパターンを図26に示す。図26(A)は、行
挿入/削除の対象行よりも子領域の始点が後方にある場
合、図26(B)は行挿入/削除の対象行よりも子領域の
始点が前方、子領域の終点が後方にある場合である。
除操作について説明する。子領域に影響を与える行の挿
入/削除のパターンを図26に示す。図26(A)は、行
挿入/削除の対象行よりも子領域の始点が後方にある場
合、図26(B)は行挿入/削除の対象行よりも子領域の
始点が前方、子領域の終点が後方にある場合である。
【0072】図26(A)のパターンでは行の挿入/削
除に伴い子領域の始点および終点の行位置を増減のあっ
た行数分だけ増減させる。例えば3行挿入されれば図2
6(C)のように子領域の始点および終点の行位置をそれ
ぞれプラス3する。図26(B)のパターンでは行の挿入
/削除に伴い子領域の絶対サイズを保持するよう子領域
の終点の行桁位置を更新する。
除に伴い子領域の始点および終点の行位置を増減のあっ
た行数分だけ増減させる。例えば3行挿入されれば図2
6(C)のように子領域の始点および終点の行位置をそれ
ぞれプラス3する。図26(B)のパターンでは行の挿入
/削除に伴い子領域の絶対サイズを保持するよう子領域
の終点の行桁位置を更新する。
【0073】例えば3行削除されれば図26(D)のよう
に子領域の絶対サイズを保持したまま子領域の終点を更
新する。下地テキスト行削除によって子領域が下地テキ
ストからはみ出す可能性のある場合は、子領域が下地テ
キスト内に収まるように予め下地テキストの最終行以下
に新たな空白行を作成してから行削除処理を行なう。
に子領域の絶対サイズを保持したまま子領域の終点を更
新する。下地テキスト行削除によって子領域が下地テキ
ストからはみ出す可能性のある場合は、子領域が下地テ
キスト内に収まるように予め下地テキストの最終行以下
に新たな空白行を作成してから行削除処理を行なう。
【0074】−下地テキストの行単位での行ピッチ
変更操作について説明する。子領域に影響を与える行ピ
ッチ変更のパターンは図27(A)のように行ピッチ変更
の対象行よりも子領域の始点が前方、子領域の終点が後
方にある場合だけである。この状態で行ピッチ変更が行
なわれた場合、子領域の始点および終点の更新は行なわ
ない。
変更操作について説明する。子領域に影響を与える行ピ
ッチ変更のパターンは図27(A)のように行ピッチ変更
の対象行よりも子領域の始点が前方、子領域の終点が後
方にある場合だけである。この状態で行ピッチ変更が行
なわれた場合、子領域の始点および終点の更新は行なわ
ない。
【0075】従って、下地テキストの行ピッチの変更に
ともない子領域の絶対サイズが変わるため、図27
(B)の如く子領域に対してテキスト行数、テキスト桁
数、上下余白および左右余白を固定したままテキスト行
ピッチおよびテキスト桁ピッチの更新を行なう。 用紙変更の処理に関して説明する。
ともない子領域の絶対サイズが変わるため、図27
(B)の如く子領域に対してテキスト行数、テキスト桁
数、上下余白および左右余白を固定したままテキスト行
ピッチおよびテキスト桁ピッチの更新を行なう。 用紙変更の処理に関して説明する。
【0076】下地テキスト以外の子領域に関しては、前
述の属性変更操作により、その寸法が変更される。用紙
変更処理キ−として作用する印刷キ−(図示せず)を押
下して、図28のメニュ−画面を表示する。そして、用
紙の縦横、及び、横書縦書の両方を変更して、実行キー
を押すと、用紙変更の処理が行われる。
述の属性変更操作により、その寸法が変更される。用紙
変更処理キ−として作用する印刷キ−(図示せず)を押
下して、図28のメニュ−画面を表示する。そして、用
紙の縦横、及び、横書縦書の両方を変更して、実行キー
を押すと、用紙変更の処理が行われる。
【0077】続いて、再度実行キーを押すと印刷が実行
され、この実行キーの押下に代えて取消キ−(図示せ
ず)を押すと、図4のモードに復帰する。この領域編集
モードに復帰したとき、例えば、文書は図29から図3
0に一度に変化している。図31にこの用紙変更の内部
処理動作の様子を示す。
され、この実行キーの押下に代えて取消キ−(図示せ
ず)を押すと、図4のモードに復帰する。この領域編集
モードに復帰したとき、例えば、文書は図29から図3
0に一度に変化している。図31にこの用紙変更の内部
処理動作の様子を示す。
【0078】図31(A)は、用紙を縦方向に使用し、複
数の領域を使ってレイアウトされている。横線でハッチ
ングがかかっているのは、テキスト展開方向が横の領域
である。これら以外は、テキスト展開方向が縦の領域で
ある。この文書全体を図31(C)のように、用紙を横方
向に使用し、文字列方向を反転(縦横逆点)させたい場
合の処理について述べる。
数の領域を使ってレイアウトされている。横線でハッチ
ングがかかっているのは、テキスト展開方向が横の領域
である。これら以外は、テキスト展開方向が縦の領域で
ある。この文書全体を図31(C)のように、用紙を横方
向に使用し、文字列方向を反転(縦横逆点)させたい場
合の処理について述べる。
【0079】まず内部処理として、領域属性変更で下地
テキスト領域のテキスト展開方向を縦から横に変更す
る。これにより図25と同様の処理が行なわれ、全ての
テキスト領域のテキスト展開方向が反転(縦横逆点)す
るとともに、見かけ上の領域位置が変化する。この時点
では用紙のサイズは変更していないので、内部的には図
31(B)のようになっている(行桁ピッチが適当でな
い)。
テキスト領域のテキスト展開方向を縦から横に変更す
る。これにより図25と同様の処理が行なわれ、全ての
テキスト領域のテキスト展開方向が反転(縦横逆点)す
るとともに、見かけ上の領域位置が変化する。この時点
では用紙のサイズは変更していないので、内部的には図
31(B)のようになっている(行桁ピッチが適当でな
い)。
【0080】次の内部処理として、領域サイズ変更で下
地テキスト領域のサイズを変更する(縦と横のサイズを
入れ替える)。これにより、図2と同様の処理が行なわ
れ、見かけ上の領域位置が変化し、図31(C)のように
なる(行桁ピッチが適当な値となる)。本実施例によれ
ば、領域の主従関係を持ち、さらに領域の位置情報を親
領域の相対位置で持ち、親領域に変更が加わったとき
に、自動的に子領域の変更を行なうことにより、文書作
成中における文書レイアウト修正作業の効率および操作
性が大きく向上する。
地テキスト領域のサイズを変更する(縦と横のサイズを
入れ替える)。これにより、図2と同様の処理が行なわ
れ、見かけ上の領域位置が変化し、図31(C)のように
なる(行桁ピッチが適当な値となる)。本実施例によれ
ば、領域の主従関係を持ち、さらに領域の位置情報を親
領域の相対位置で持ち、親領域に変更が加わったとき
に、自動的に子領域の変更を行なうことにより、文書作
成中における文書レイアウト修正作業の効率および操作
性が大きく向上する。
【0081】
【発明の効果】本発明では、領域の位置情報を親領域の
相対位置(行桁位置)で持っているので、親領域に変更
が加わったときに、自動的に子領域の変更を行なうこと
が可能となり、文書作成中における文書レイアウト修正
作業の効率および操作性が大きく向上する。また、本発
明の第2の効果は、「−−」の欄に一例が開示さ
れる如く、親領域のテキスト文字列の展開方向が変更さ
れたときに、子領域のテキスト文字列の展開方向と行ピ
ッチおよび桁ピッチを自動的に変更されるので、文書作
成中における文書レイアウト修正作業の効率および操作
性が大きく向上する。
相対位置(行桁位置)で持っているので、親領域に変更
が加わったときに、自動的に子領域の変更を行なうこと
が可能となり、文書作成中における文書レイアウト修正
作業の効率および操作性が大きく向上する。また、本発
明の第2の効果は、「−−」の欄に一例が開示さ
れる如く、親領域のテキスト文字列の展開方向が変更さ
れたときに、子領域のテキスト文字列の展開方向と行ピ
ッチおよび桁ピッチを自動的に変更されるので、文書作
成中における文書レイアウト修正作業の効率および操作
性が大きく向上する。
【図1】従来例を説明するための図である。
【図2】領域サイズ変更を示す図である。
【図3】本発明の一実施例の構成を示すブロック図であ
る。
る。
【図4】画面を示す図である。
【図5】領域に関するデータの意味を示す図である。
【図6】領域管理テーブルの構成図である。
【図7】領域管理データの構成図である。
【図8】領域を重ね合わせた文書の概念図である。
【図9】領域重なり順序テーブルの構成図である。
【図10】領域の主従関係を説明する図である。
【図11】カーソルの形状を示す図である。
【図12】カーソルパケットの構成図である。
【図13】画面を示す図である。
【図14】画面を示す図である。
【図15】画面を示す図である。
【図16】領域サイズの変更のフロ−チャ−トを示す図
である。
である。
【図17】フロ−チャ−トを示す図である。
【図18】フロ−チャ−トを示す図である。
【図19】フロ−チャ−トを示す図である。
【図20】フロ−チャ−トを示す図である。
【図21】フロ−チャ−トを示す図である。
【図22】フロ−チャ−トを示す図である。
【図23】画面を示す図である。
【図24】テキスト方向の変更のフロ−チャ−トを示す
図である。
図である。
【図25】領域属性変更を示す図である。
【図26】下地テキストの行挿入/行削除を示す図であ
る。
る。
【図27】下地テキストの行ピッチ変更を示す図であ
る。
る。
【図28】画面を示す図である。
【図29】用紙変更前の文書の一例を示す図である。
【図30】用紙変更後の文書の一例を示す図である。
【図31】用紙変更による動作を説明するための図であ
る。
る。
(1) 入力部、 (2) 領域内データ処理部、 (3) 領域管理データ処理部、 (4) 印刷出力部(出力部)、 (5) 表示出力部(出力部)。 (6) 制御部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 近藤 益生 大阪府守口市京阪本通2丁目18番地 三洋 電機株式会社内 (72)発明者 竹山 哲夫 大阪府守口市京阪本通2丁目18番地 三洋 電機株式会社内
Claims (13)
- 【請求項1】 文字列および領域管理情報を入力する入
力部(1)と、 この入力部(1)より入力された各領域の文字列を格納す
る領域内データ処理部(2)と、 前記入力部(1)により設定された前記領域の、相対位置
情報、重なり情報、該領域に展開される文字列の配置情
報、この領域の始点位置を重なりのより下層にある他の
領域内のテキストの行位置および桁位置で表した始点位
置情報を、格納する領域管理データ処理部(3)と、 この領域と前記文字列を可視的に出力する出力部(4,5)
と、を備える文書編集装置。 - 【請求項2】 前記領域の終点位置を、重なりのより下
層にある他の領域内のテキストの行位置および桁位置で
管理する請求項1記載の文書編集装置。 - 【請求項3】 行を2以上の所定数で分割して設けた行
端数と行数とで、行位置を管理する請求項1記載の文書
編集装置。 - 【請求項4】 桁を2以上の所定数で分割して設けた桁
端数と桁数とで、桁位置を管理する請求項1記載の文書
編集装置。 - 【請求項5】 文字列を含む複数の文書領域を重ね合わ
せて編集する文書編集方法において、 前記各文書領域の始点位置は下になる領域の行位置およ
び桁位置で表わす文書編集方法。 - 【請求項6】 第1領域を位置的に完全に内包し、且つ
この第1領域より下層にある第2領域を前記第1領域の
親領域とし、前記第1領域を前記第2領域の子領域と
し、前記親領域内のテキスト文字列の配置情報が変更さ
れたときに、前記子領域の始点位置情報および終点位置
情報を更新せずに、この子領域に展開される文字列の配
置情報を自動的に更新する請求項5記載の文書編集方
法。 - 【請求項7】 領域の始点位置および終点位置を、該領
域の親領域内のテキストの行位置および桁位置で管理す
る請求項6記載の文書編集方法。 - 【請求項8】 前記親領域内のテキストにおいて行挿入
が行なわれた場合に、前記行挿入が行なわれた行よりも
後方に始点位置を持つ子領域の始点位置及び終点位置
を、前記行挿入される行数に合わせて増加する請求項6
記載の文書編集方法。 - 【請求項9】 前記親領域内のテキストにおいて行削除
が行なわれた場合に、前記行削除が行なわれる行よりも
後方に始点位置を持つ子領域の始点位置及び終点位置
を、前記行削除される行数に合わせて減少する請求項6
記載の文書編集方法。 - 【請求項10】 前記親領域内のテキストにおいて行挿
入が行なわれた場合に、前記行挿入が行なわれた行より
も前方に始点位置を持ち、後方に終点位置を持つ子領域
の終点位置を、前記行挿入される行数に合わせて増加す
る請求項6記載の文書編集方法。 - 【請求項11】 前記親領域内のテキストにおいて行削
除が行なわれた場合に、前記行削除が行なわれた行より
も前方に始点位置を持ち、後方に終点位置を持つ子領域
の終点位置を、前記行削除される行数に合わせて減少す
る請求項6記載の文書編集方法。 - 【請求項12】 文字列および領域管理情報を入力する
入力部(1)と、 この入力部(1)より入力された各領域の文字列を格納す
る領域内データ処理部(2)と、 前記入力部(1)により設定された前記領域の位置情報、
重なり情報、該領域に展開される文字列の配列方向情
報、行ピッチおよび桁ピッチ情報を格納する領域管理デ
ータ処理部(3)と、 この領域と前記文字列を可視的に出力する出力部(4,5)
と、 第1領域を位置的に完全に内包し、且つこの第1領域よ
り下層にある第2領域を前記第1領域の親領域とし、前
記第1領域を前記第2領域の子領域とし、前記親領域の
テキスト文字列の展開方向が変更されたときに、該親領
域のテキスト文字列の行ピッチおよび桁ピッチを該親領
域のサイズに合わせて修正するとともに、前記子領域に
ついても、展開される文字列の展開方向と行ピッチおよ
び桁ピッチを変更する制御部(6)と、 を備える文書編集装置。 - 【請求項13】 文字列を含む複数の文書領域を重ね合
わせて編集する文書編集方法において、 第1領域を位置的に完全に内包し、且つこの第1領域よ
り下層にある第2領域を前記第1領域の親領域とし、前
記第1領域を前記第2領域の子領域とし、前記親領域の
テキスト文字列の展開方向が変更されたときに、該親領
域のテキスト文字列の行ピッチおよび桁ピッチを該親領
域のサイズに合わせて修正するとともに、前記子領域に
ついても、展開される文字列の展開方向と行ピッチおよ
び桁ピッチを自動的に変更することを特徴とする文書編
集方法。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29459191 | 1991-11-11 | ||
JP3-294591 | 1991-11-11 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05189424A true JPH05189424A (ja) | 1993-07-30 |
Family
ID=17809759
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3328781A Pending JPH05189424A (ja) | 1991-11-11 | 1991-12-12 | 文書編集装置及び文書編集方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05189424A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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CN115617423A (zh) * | 2022-09-29 | 2023-01-17 | 北京亚控科技发展有限公司 | 位置信息的确定方法及相关设备 |
Citations (12)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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-
1991
- 1991-12-12 JP JP3328781A patent/JPH05189424A/ja active Pending
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CN115617423A (zh) * | 2022-09-29 | 2023-01-17 | 北京亚控科技发展有限公司 | 位置信息的确定方法及相关设备 |
CN115617423B (zh) * | 2022-09-29 | 2023-09-01 | 北京亚控科技发展有限公司 | 位置信息的确定方法及相关设备 |
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