JPH05186915A - オープンエンド紡糸機 - Google Patents

オープンエンド紡糸機

Info

Publication number
JPH05186915A
JPH05186915A JP4168973A JP16897392A JPH05186915A JP H05186915 A JPH05186915 A JP H05186915A JP 4168973 A JP4168973 A JP 4168973A JP 16897392 A JP16897392 A JP 16897392A JP H05186915 A JPH05186915 A JP H05186915A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
spinning
spinning machine
rod
structural unit
machine according
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP4168973A
Other languages
English (en)
Inventor
Edmund Schuller
エドムント、シュラー
Karl Rupert
ルペルト、カール
Anton Stanglmair
アントン、シュタングルマイル
Gottfried Schneider
ゴットフリート、シュナイダー
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Rieter Ingolstadt Spinnereimaschinenbau AG
Original Assignee
Schubert und Salzer Maschinenfabrik AG
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Schubert und Salzer Maschinenfabrik AG filed Critical Schubert und Salzer Maschinenfabrik AG
Publication of JPH05186915A publication Critical patent/JPH05186915A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • DTEXTILES; PAPER
    • D01NATURAL OR MAN-MADE THREADS OR FIBRES; SPINNING
    • D01HSPINNING OR TWISTING
    • D01H4/00Open-end spinning machines or arrangements for imparting twist to independently moving fibres separated from slivers; Piecing arrangements therefor; Covering endless core threads with fibres by open-end spinning techniques

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Textile Engineering (AREA)
  • Spinning Or Twisting Of Yarns (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 組立てが簡単であり、長期間にわたり、また
製造業者から紡糸業者へ輸送の間においてさえも、高度
の強固性による寸法安定性を示す、オープンエンド紡糸
機を構成する紡績装置単位を提供すること。 【構成】 複数個の紡績装置構成単位体内に、紡糸部材
と、紡糸部材駆動単位の一部と、ドラフティング単位と
を有する紡績装置を1台ずつ具備する複数の、併列配置
された紡糸位置を設けたオープンエンド紡糸機におい
て、紡績装置(1)の構成単位体(5、6、7、9)の
領域内に、複数本の杆状体(10、11、13、14)
が配設され、これらに紡績装置(1)の構成単位体
(5、6、7、9)が固定装着されていることを特徴と
する紡糸機。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【技術分野】本発明は、複数個の紡績装置構成単位体内
に、紡糸部材と、紡糸部材駆動単位の一部と、ドラフテ
ィング単位とを有する紡績装置を1台ずつ具備する複数
の、併列配置された紡糸位置を設けた紡糸機に関するも
のである。
【0002】
【従来技術】この種の従来装置(米国特許451639
6号)において、各紡糸位置ごとにそれぞれ2枚の側壁
を設け、これらが紡糸ロータ装置部材、給送ローラを備
えたドラフティング装置および紡糸ロータ匣体により相
互に結合されることが開示されている。これら3個の構
成単位体は、相互に無関係に紡糸機機枠に装着されてい
るが、これは一方では場合により必要となる交換を簡単
にするが、他方において紡糸機の強固性を低減し、個々
の紡糸位置の複雑な構造をもたらす。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】そこで本発明の目的
は、上述した構成単位体の入手可能性および交換可能性
に関し、組立てが簡単であり、長期間にわたり、また製
造業者から紡糸業者への輸送の間においてさえも、高度
の強固性による寸法安定性を有する、上述した種類のオ
ープンエンド紡糸機を提供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】しかるにこの目的は、紡
績装置構成単位体の領域に複数本の杆状体を配設し、紡
績装置構成単位体をこれら杆状体に固定的に装着するこ
とにより達成される。この杆状体は紡糸機に高い強剛性
を付与する。構成単位体は杆状体に直接的に装着される
から、これら構成単位体はその正確な相対的位置関係を
永続的に維持し、複数本の杆状体を相互に結合すること
により紡糸機の強剛性をさらに高めることができる。
【0005】低コストの組立てをもたらすためには、杆
状体を多数の隣接併列紡糸位置にわたって展張するのが
有利である。この場合、紡糸機は少なくとも1個の紡糸
区画を有し、紡績装置構成単位を担持する杆状体が、そ
れぞれこの区画の全長にわたり展張される。
【0006】構成単位体の正確な装着および軸方向配置
を簡単に行うため、本発明の有利な実施態様において、
構成単位体を担持する杆状体は、紡糸機中において旋転
しないように装着される。この場合紡績装置構成単位体
を担持する杆状体は、区画を限定する端部壁に固定的に
装着されるのが好ましい。
【0007】合理的な紡糸機の組立てを行うため、本発
明の好ましい実施態様において、紡糸装置構成単位体を
担持する杆状体は、丸棒体すなわちロッド状の断面円形
杆状体として構成されるのが好ましい。
【0008】ことに紡績装置構成単位体をそれぞれ2本
の杆状体で支承し、そのうちの1本の杆状体を複数の構
成単位体に共通的に配設することが好ましい。この態様
において、相互に調整されねばならない各構成単位体
が、同一の杆状体上において軸方向に移動せしめられる
ことにより、簡単に望ましい相対的位置にもたらされ得
る。この相互間位置調整は、相互に直接的に側壁に対す
る位置調整により行われ、これは装着および調整を簡単
化する。さらに、紡糸機長手方向に直交する面体におけ
る相対的位置は、旋転しないように構成された杆状体に
固定的に装着されることにより確実ならしめられる。本
発明紡糸機は、これにより簡単に組立てられ、製造され
得る。担持支承部材が杆状体として構成され、これは正
確に、かつ低コストで製造できるからである。
【0009】共通的杆状体に装着された構成単位体は、
相互に間隔を置いて設けられた2個の装着部材を有し、
これにより共通的杆状体に装着される。これによりこと
に良好かつ確実な構成単位体の装着が可能となり、また
充分な位置調整が可能となる。
【0010】相互に位置調整がなされねばならない本質
的な部分は、紡糸部材用駆動単位の少なくとも一部を包
含する構成単位体と、ドラフティング単位を包含する構
成単位体であって、紡糸部材を包含する構成単位体は上
記両構成単位体に対して比較的大きな許容誤差をもって
位置調整され得る。この理由から、紡糸部材用駆動単位
の少なくとも一部を包含する構成単位体が、共通的杆状
体にその軸線方向において固定的に装着され、かつこれ
が当接部材を具備し、これにドラフティング単位を包含
する構成単位体の当接部材が載置され、これにより前者
の単位体が後者の単位体のための位置調整のための目安
となる。
【0011】構成単位体が軸線方向、すなわち紡糸機の
長手方向においてどの位置に固定装着されるべきかは、
本質的な重要性を持たない。すなわち、隣接する2紡糸
位置間において当接部材ないし画壁が設けられ、これに
直接的もしくは間接的に構成単位体が支承されればよ
い。さらに有利な本発明紡績装置の構成において、ドラ
フティング単位もしくは紡糸部材用駆動単位の少なくと
も一部を包含する構成単位体が、隣接する2紡糸位置間
の当接部に支承され、他方の構成単位体がこの当接単位
体上に当接される。また隣接する両紡糸位置間の当接部
材ないし画壁に対する軸線方向の固定により、また両構
成単位体の対向軸線方向支承により、紡糸位置に対す
る、また相互間における構成単位体の極めて正確な位置
調整が可能となる。
【0012】各構成単位体がそれぞれ共通的杆状体への
装着のための装着部材として作用する当接部材を有し、
これら装着部材が互いに対をなして対向的に装着される
ことが好ましい。
【0013】また構成単位体を担持する各杆状体は、横
方向補強材により相互に結合されることが好ましい。こ
の横方向補強材は杆状体の屈曲に対抗する作用を果た
す。
【0014】この横方向補強材は、それぞれの紡糸位置
に設ける必要はない。隣接する2紡糸位置から成る群の
間に1個の横方向補強材を設ければ、それで充分である
ことが実証されている。
【0015】本発明の簡単でしかもことに有利な実施態
様において、この横方向補強材は画壁として構成され
る。
【0016】さらに好ましい本発明実施態様において、
隣接両紡糸位置間の前記当接部材も、画壁として構成さ
れる。この画壁もすべての隣接両紡糸位置間に設ける必
要はなく、例えば隣接する2紡糸位置を1群として、こ
れら紡糸位置群の間に1画壁を設けるだけで充分であ
る。これらに属する構成単位体はそれぞれの当接部材に
より、隣接紡糸位置間の当接部材と協働作用する。
【0017】紡糸部材を有する構成単位体の場合は前述
したように、ドラフティング単位を包含する単位体およ
び紡糸部材用駆動単位の少なくとも一部を包含する構成
単位体のように、それ程正確な位置調整を行う必要はな
い。問題はこの単位体の位置ではなく、紡糸部材のこの
単位体内における位置である。従って、本発明の1実施
態様においては、この紡糸部材を有する単位体は、ドラ
フティング部材を有する構成単位および紡糸部材用駆動
手段を有する構成単位体に支承される。
【0018】特に問題になる構成単位体の正確な相対的
位置を簡単に決定するためには、紡糸部材駆動手段の少
なくとも一部を包含する単位体が、一定の幅を有する当
接部材を具備し、これの一方の面にドラフティング手段
を包含する単位体の当接部材の一方面を、その他方面に
紡績装置用被蓋の当接部材を当接するのが好ましい。
【0019】本発明の他の好ましい実施態様において
は、紡糸部材を有する構成単位体が2個の対称的に配設
された装着部材を有し、これらが他のいずれかの構成単
位体の同様に対称的に配設された装着部材を把持し、あ
るいは逆にこれらにより把持される、共通的杆状体に対
して、紡糸部材を包含する構成単位体に配設される第2
杆状体が上方に、ドラフティング手段を包含する構成単
位体に配設される第2杆状体が下方に、紡糸部材用駆動
手段の少なくとも一部を包含する構成単位体に配設され
る第2杆状体が背後に配置されているのがことに有利で
ある。
【0020】確実かつ正確な各構成単位体の配置および
その容易な交換性をもたらすため、各構成単位体をそれ
ぞれの杆状体に分離可能に固定装着するのが好ましい。
【0021】紡糸部材を包含する構成単位体はことに容
易に交換可能とするべきであり、その分解除去後に紡糸
部材駆動手段を包含する構成単位体がこれに続くので、
紡糸部材包含構成単位体は、クリップ結合手段でその杆
状体に装着することが好ましい。
【0022】紡糸部材およびその駆動手段用の構成単位
に、紡糸部材用駆動装置を簡単な態様で配設し得るよう
にするため、紡糸部材駆動手段を包含する構成単位体の
ための杆状体に、この構成単位体に設けられている紡糸
部材用の制動装置を装着するのが有利である。
【0023】また選択的に使用され得るようになされた
2本の駆動用無端ベルトが紡績部材に用意されている場
合、紡糸部材駆動用駆動手段の少なくとも一部を包含す
る構成単位体に配設されている第2杆状体が、一方のベ
ルト駆動から他方のベルト駆動に切換えるための切換装
置を担持することが好ましい。
【0024】また、紡糸機をさらに強固にするため、画
壁を横断貫通する長手方向部材を設けるのが好ましく、
これはロール状に形成するのがことに有利である。
【0025】すでに前述したように、紡糸部材を有する
構成単位体は、他の構成単位体に比し、特に正確に位置
調整する必要はない。しかしながら紡糸部材自体の正確
な位置調整をするために、これがシャフトに装着された
紡糸ロータとして構成されている場合、紡糸部材包含単
位体の匣体壁を貫通して延びるシャフトを、匣体壁に遊
動的に装着された部材を設け、シャフトがこれを貫通す
るようにするのが好ましい。これにより、紡糸部材包含
構成単位体が、紡糸部材用駆動手段包含構成単位体に対
して、必ずしも正確に位置調整されていなくても、駆動
手段包含構成単位体により与えられた位置に自動的に移
動する。
【0026】紡糸部材が減圧下に操作され、この紡糸部
材を包含する構成単位体がその目的のため吸引導管に接
続される匣体を有する場合、紡糸ロータとして構成され
ている紡糸部材を包含するほぼ腎臓形状の匣体内部は、
その大部分の横断面積部分がロータ部材により占めら
れ、その余の小さい横断面積部分が吸引導管に接続され
るようにするのが好ましい。ここで「腎臓形状」と称す
るのは、横断面において、外方に向けて延びる周辺部に
対して拡大された中心部を有する限り螺旋形状を含む。
【0027】紡糸ロータとして構成された紡糸部材が匣
体中に装着され、この匣体が吸引導管に接続されるべき
吸気開口を有する場合には、吸引導管に至る吸気開口部
分に弾性密閉材料を設けるのが好ましい。これにより多
少の位置誤差は解消される。
【0028】断面円形杆状体に構成単位体を容易に取外
し得るように装着するため、構成単位体の部材と一体的
な第1の半円状装着盤体と、取外し可能の第2の半円状
装着盤体から成る装着部材を使用するのが好ましい。
【0029】紡績装置の揺動を防止するため、紡糸部材
を共通的杆状体に装着するその間に弾性素子を介在され
ることが好ましい。
【0030】本発明により紡糸機の強固な構成が簡単に
行われ、また紡糸装置各部の位置調整が簡単になされ得
る。また本発明を実施するに必要な材料は簡単に形成さ
れることができ、従ってその製造も低コストで行われ得
る。また本発明の有利な実施態様においては、各構成単
位体相互間の位置調整は著しく簡単に行われることがで
き、またその調整精度も高められる。なお本発明は特殊
なオープンエンド紡糸機に限定されるのではなく、この
種の、例えば紡糸ロータとして静電紡糸部材として、あ
るいは摩擦紡糸部材として形成された紡糸素子を有する
装置にも同様に有利に使用され得る。
【0031】
【実施例】添付図面を参照して本発明の実施態様を以下
に詳述する。
【0032】オープンエンド紡糸機は、同様に構成され
た多数の併列紡糸装置単位を有する、この紡糸装置単位
が図3に示されている。この紡糸装置単位1にスライバ
2が給送され、これが糸20に紡糸される。この糸20
は巻取りローラ対3により紡糸装置1から引出され、巻
取り装置4に給送され、ここでボビンローラ40により
駆動されるボビン41に巻回される。
【0033】図3に示される紡糸装置単位1は、本質的
に4種類の構成単位体5、6、7、8を有する。
【0034】第1構成単位体5は匣体50を有し、その
内部に紡糸ロータとして構成されている紡糸部材51が
装着されている。これはシャフト52上に装着されてお
り、このシヤフトは匣体50の主壁に穿設された孔隙5
3を通って第3構成単位体7まで延びている。この孔隙
53は本質的にシャフト52の直径よりも大きく、従っ
て紡糸ロータは匣体50に対する相対的位置を種々に変
え得る。
【0035】匣体50の主壁500には孔隙53の範囲
において主壁部分501が遊動可能に装着されている。
この遊動可能に装着された部分501はシャフト52を
保持し、シャフト52の直径に正確に対応する内径を有
する。この遊動可能主壁部分501は匣体50に対する
紡糸部材51の相対位置の変動にかかわらず、匣体50
の主壁500をできるだけ密閉する作用を果たす。
【0036】匣体50は第1軸承突出部54を有し、こ
れにより第1構成単位体5は弾性体540を介在させて
杆状体10に装着される。この弾性体540により紡糸
機の振動は充分に吸収される。
【0037】杆状体10に対向する構成単位体5の端部
に、さらに他の軸承突出部55が設けられ、これにより
構成単位体5は他の杆状体11に固定され、これにより
杆状体10上において単位体5が旋転することを阻止す
る。
【0038】第2構成単位体6は本質的にドラフトロー
ラ60から成る開繊ないしドラフト単位を構成し、この
ローラ60はそのシャフト600により単位体6に軸承
されている。シャフト600の自由端にはプーリ601
が設けられ、これに無端ベルト61が巻回されている。
このベルト61はさらに他のプーリ62に巻回され、こ
れは図示されていない態様において構成単位体に運動可
能に軸支され、一方ではこの位置にベルト61を展張保
持し、他方では図示されていない賦勢手段、例えば発条
の作用方向に対抗して運動し得るようになされ、これに
よりベルト61が必要に応じ外され得るようになされて
いる。この種の構成は慣用のものであるから図面を煩雑
ならしめないように、その図示は省略されている。
【0039】ベルト61の展張部分に、駆動軸12上に
装着された駆動輪が配置され、これによりベルト61を
介してドラフトローラ60が回転せしめられる。
【0040】構成単位体6において、凹陥部63にオー
プンエンド紡糸機の長手方向に延びる軸線を有する給送
ローラ121が設けられ、これと協働する給送溝台64
は、給送ローラ121と共に、スライバ2をドラフトロ
ーラ60に給送する給送単位の一部を構成する。給送溝
台64は軸承ボルト642により構成単位体6に軸承さ
れ、押圧発条640により給送ローラ121に向けて押
圧される。給送溝台64と同様に、軸承ボルト642は
挾持レバー641が係合装着されている。このレバー6
41は給送溝台と共に公知の態様で協働作用し、構成単
位体6に装着されている電磁石643の制御に服する。
【0041】ドラフトローラ60から構成単位体に向か
って繊維給送導管19の区間65が延びており、その延
長区間80は構成単位体8の一部を成す。これについて
は後に詳述する。
【0042】構成単位体6も構成単位体5と同様に杆状
体10に装着され、この構成単位体の杆状体10に対向
する端部に配設された第2の杆状体13により支承担持
され、これにより断面円形杆状体10上におけるその旋
転が阻止される。
【0043】杆状体10には、上述した両構成単位体5
および6のほかに、さらに第3の構成単位体7が装着さ
れる。これは紡糸ロータとして構成されている紡糸部材
51用駆動単位の一部を成す。駆動単位は、図3に示さ
れるように、構成単位体7の外方に配設されている駆動
ベルトと、公知の態様で装着されている2個の対をなす
支承部材70を有する部分とから成る。上記駆動ベルト
は、公知の態様で駆動され、紡糸部材51のシャフト5
2と係合せしめられ、運動を休止すべき場合にはこの係
合状態が解除される。
【0044】構成単位体7は、その杆状体10から遠い
方の端部において、第2の杆状体14により担持支承さ
れ、これにより断面円形杆状体10上における構成単位
体の旋転が阻止される。
【0045】図3に示されるように、さらに第4の構成
単位体8が設けられるが、これは図3の実施態様におい
ては装着ボルト81により、第2構成単位体6に装着さ
れている。この第4構成単位体8は、3個の構成単位体
5、6、7の蓋体としての作用を有し、紡糸ロータ被覆
部材82を有する。これにより紡糸部材51用の匣体5
0の開放面が被覆される。このロータ被覆材82には、
構成単位体6で始まる繊維給送導管19の上記延長部分
80が形成されている。この構成単位体8には、さらに
慣用の繊維排出導管83が設けられ、これは紡糸ロータ
として構成される紡糸部材の中心部分に開口している。
【0046】上述したように、これら第1、第2、第3
構成単位体5、6、7は共通的杆状体10に装着され
る。各構成単位体5、6、7が断面円形杆状体10上で
旋転しないように、別の杆状体11、13、14が設け
られ、これらにより各構成単位体5、6、7はそれぞれ
支承担持される。すなわち各構成単位体5、6、7は、
それぞれ2本の杆状体10と11、10と13、10と
14により支承され、杆状体11、13、14は3構成
単位体5、6、7の旋転阻止部材として作用する。図3
に示される実施態様では、第4構成単位体8は杆状体1
0上に装着されないが、図1に示される実施態様におい
ては、後述するようにこれも杆状体10に装着される。
【0047】杆状体10、11、13、14は、構成単
位体5、6、7および場合により8の領域内に配設さ
れ、機能上の観点からことに寸法安定性が問題となる紡
糸機各部を補強する。
【0048】杆状体10、11、13、14は、上述実
施態様において、断面円形に、すなわち丸棒体ないしロ
ッドとして構成されている。これにより構成単位体5、
6、7の組立ておよび分解はその杆状体上の旋転により
容易にならしめられる。しかしながら、これは必須不可
欠ではなく、杆状体の1本もしくは複数本、あるいは全
部の断面を非円形、例えば矩形、L字形、楕円等にする
ことも可能である。
【0049】杆状体11、13、14は、それぞれの対
応する構成単位体5、6、7および場合によりさらに8
の旋回範囲内において、原則的に杆状体10から任意の
間隔を置いて配設され得る。杆状体10と他の杆状体1
1、13、14との間の間隔が大きくなるほど、構成単
位体5、6、7、場合によりさらに8の正確な相対的旋
転位置決めが容易に行われ得る。この理由から開示の実
施態様においては、杆状体11、13、14は、共通的
杆状体10からなるべく間隔を置いて、すなわち構成単
位体のそれぞれの杆状体10に対向する端部に配設され
ている。
【0050】断面円形の杆状体10、11、13、14
は、3構成単位体5、6、7を担持支承する作用を有す
るが、これはまた旋転による組立てを可能ならしめ、従
って担持および固定の際に極めて正確な処理を必要とし
た従来の担持部にくらべて著しく低コストの組立てを可
能ならしめる。
【0051】杆状体10、11、13、14はオープン
エンド紡糸機の長手方向において、少なくとも1紡糸位
置、できればなるべく多数の隣接紡糸単位にわたって展
張される。従来からオープンエンド紡糸機は複数の区画
から構成され、各区画ごとに多数の隣接配置された紡糸
位置を包含している。この場合に、杆状体10、11、
13、14は原則的に区画全長にわたって展張されるの
が好ましい。
【0052】断面円形杆状体10、11、13、14は
それ自体比較的高い剛性を有する。この剛性をさらに高
め、正確な各杆状体の相対的位置、従ってまた構成単位
体5、6、7および場合によりさらに8の相対的位置を
相互間において永続的に維持するために、構成単位体
5、6、7の旋転を阻止する杆状体10、11、13、
14は、横方向補強桁材で相互に結合されるのが好まし
い。横方向補強桁材として、個々の補強桁材が杆状体1
0と旋転阻止の役割りを果たす各杆状体との間に設けら
れる。複数の各方向補強桁材の代りに、各隣接紡糸位置
間に仕切り壁15(図2)を設けるのが好ましい。
【0053】各構成単位体5、6、7、8の相対的旋転
位置のみでなく、これら構成単位の横方向の相対的配置
も、良好な紡糸結果をもたらすために重要である。この
理由から杆状体10に装着されている構成単位体5、
6、7は、その長手方向において正確に配置されねばな
らない。このため図1において、第3の構成単位体7
は、横断面円形杆状体10上に軸線方向に固定される。
この第3構成単位体は、相互に間隔を置いて設けられた
2個の装着部材71、72を有し、一方の装着部材71
は当接部材として構成されている。この当接部材として
構成された装着部材71に、第2構成単位体6に同様に
当接部材として構成された装着部材66が支承され、こ
れにより単位体6は杆状体10に装着される。
【0054】構成単位体6も、構成単位体7と同様に第
2の装着部材67を有し、両装着部材66、67は単位
体7の装着部材71、72により把持される。図1に示
されるように、単位体6の当接部材として構成されたそ
の装着部材66は、同じく当接部材として構成された単
位体7の装着部材71上に載置されるが、単位体6の装
着部材67と単位体7の装着部材72との間には遊び1
01がもたらされる。
【0055】構成単位体7の装着部材71は一定の幅を
有するが、これは単位体6のための当接部材であるだけ
でなく、他方の面において第4構成単位体8のための当
接部材としても作用するためである。これにより単位体
7の装着部材71、72は、杆状体10に単位体を装着
しているその装着部材85、86により把持される。こ
の場合、単位体8は当接部材として構成されている装着
部材85で、装着部材71と係合するが、装着部材86
と72の間に遊び100がもたらされる。構成単位体6
と8も杆状体10に対しその軸線方向で固定されるが、
この場合当接部材として構成されている装着部材71、
85、66により杆状体10に対してそれぞれ平行位置
に決定される。
【0056】第1構成単位体5も同様に相互に間隔を置
いて設けられた装着部材56、57により、4個の構成
単位体5、6、7、8全部の担持体として作用する杆状
体10に装着される。この装着部材56も当接部材とし
て構成されており、第4構成単位体として作用する装着
部材85と協働するが、他の装着部材86と57の間に
は遊びが設けられる。
【0057】構成単位体6および8も、杆状体10上に
その軸線方向において固定されるが、その杆状体10上
に対する平行位置は当接部材として構成されている装着
部材71、85、66により決定される。
【0058】第1構成単位体5は同様に相互に間隔を置
いて設けられた装着部材56、57により構成単位体
5、6、7、8全部の共通担持体として作用する杆状体
10に装着される。装着部材56も当接部材として構成
され、両面当接部材として作用する第4構成単位体8の
装着部材85と協働作用するが、他の装着部材86と5
7の間には遊び102が設けられる。
【0059】第1構成単位体5は、第3構成単位体7に
より第4構成単位体8上に間接的に重畳せしめられるに
止まる。このため場合により許容誤差以上の誤差がもた
らされるかも知れないが、これは匣体50の遊動匣体部
分501により代償される。この匣体部分501は、第
3構成単位体7により指示されるように紡糸部材51の
位置を移動させるからである。
【0060】4個の構成単位体5、6、7、8は、装着
部材56、85、71、66として構成された当接部材
を有し、これらは相互に対をなしている。図1によれば
これら装着部材56、85、71、66は、紡績装置1
の側に在るが、これら当接部材対は紡績装置1の両側に
配置することもでき、この場合には例えば装着部材71
と66、72と86がそれぞれ協働する。遊隙100と
101はそれぞれ紡績装置1の一方側と他方側が配置さ
れるべき標識を構成する。同様のことが第1構成単位体
5の装着部材56、57による位置調整および紡績装置
1の一方側もしくは他方側の標識としての遊隙102に
ついて該当する。
【0061】上述したオープンエンド紡糸機の構成は、
各構成単位体5、6、7および場合によりさらに8の極
めて正確な位置決めを簡単に行うことを可能ならしめ
る。構成単位体は相互に無関係に杆状体10、11、1
3、14に装着されるから、この紡糸位置における構成
単位体は他の構成単位体と無関係に分解され、組立てら
れることが可能となる。この場合、後に詳述されるよう
に、予定されている構成単位の分解を行い易くするため
に他の構成単位体を杆状体10上で旋転させあるいはこ
れから取外さねばならないことがある。
【0062】図1において被蓋として作用する構成単位
体8が、杆状体10に装着される場合に、第2の杆状体
への装着を断念しなければならない事態が生じ得る。構
成単位体8は紡糸部材51の被覆位置で構成単位体5の
匣体50および/あるいは構成単位体6に支承され、分
解位置で構成単位体6に支承されているからである。
【0063】前述したように紡糸ロータを包含する構成
単位体5は、遊動的に装着されている主壁部分501を
有する。この遊動装着部分501は、紡糸ロータ51が
第3構成単位体7およびその支承盤状体対70に対する
その正確な位置に適合し得るようにするため、匣体50
に対するその位置調整を可能ならしめる。しかしなが
ら、例えば紡糸ロータとして構成されている紡糸部材5
1の開放面に開口している繊維給送導管19の延長区間
80は正確に紡糸部材51に指向されていることが重要
である。紡糸部材51の位置は構成単位体7の位置に依
存するから、構成単位体8も構成単位体7に対して正確
に配置されていなければならない。これは構成単位体8
の当接部材として構成されている装着部材85を、構成
単位体7の当接部材として構成されている装着部材71
に当接させることにより行われる。しかしながら、さら
に構成単位体6内に配置されている繊維給送導管19の
延長区間65も、構成単位体8内に配置されている繊維
給送導管19の区間80と正確に接続するように調整さ
れねばならない。このために、構成単位体6の位置も、
当接部材として構成されている単位体7の装着部材71
により確定されねばならない。この目的のために装着部
材71は一定の幅を有する。
【0064】遊動主壁部分501がなければ(これは理
論的には可能である)、極めて正確な構成単位体5の位
置設定および匣体50の主壁500における比較的大径
の開口53の必要性を犠牲にしなければならない。孔隙
53を小径とすることは、紡糸部材51の不可避的な着
座回転の理由から不可能である。
【0065】第3構成単位体7を杆状体10上に軸線方
向に固定し、第1構成単位体5を第3構成単位体7上に
支承する代りに、第2構成単位体6を杆状体10上に軸
線方向に固定し、この上に第1構成単位体を支承するこ
とも可能である。
【0066】当接部材(例えば第3構成単位体7におけ
る)上に支承される構成単位体5および6の軸線方向の
位置調整により、杆状体10上の軸線方向の位置調整が
保証されることは云うまでもない。
【0067】構成単位体5、6、7(図1による紡糸位
置構成の場合にはさらに構成単位体8も)は、杆状体1
0、11、13、14により任意の順序で相結合され得
る。これは例えば装着部材56、57、66、67、7
1、72、85、86をそれぞれ半円状盤体として構成
し(図2の装着盤体710、711と720、721を
参照)、その一方の半円状盤体(710、720)をそ
れぞれの構成単位体5、6、7、8の構成部分に一体的
に構成し、他方の半円状盤体(711、721)をねじ
止めその他の方法でこれに固定することにより行われ得
る。
【0068】図3に示されるように、構成単位体5はク
リップ係合手段で杆状体10、11に係止し、これを外
すことにより簡単に杆状体10、11から取外されるよ
うにするのが好ましい。
【0069】上述の構成の代りに、例えば杆状体10と
対応する杆状体11、13、14にそれぞれ装着具を取
付け、これに各構成単位体5、6、7の面をねじ止めす
ることもできる。あるいは杆状体(少なくともその1
本)は円形断面以外の形状にしてもよい。
【0070】上述した実施態様においては、紡績装置1
の構成単位体5、6、7はあらかじめ定めた相対的位置
で任意の順序で相互に結合されるのみでなく、さらに個
々の構成単位体5、6、7の分解も簡単に行い得る。
【0071】第1構成単位体5は、先行して分解される
のではなく、被蓋として構成されている構成単位体8の
下方への旋転後に追随して行われる。その後は、クリッ
プ式に杆状体10、11に装着されていた第1構成単位
体5は簡単に取外されれ得る。
【0072】第3構成単位体7を分解する場合、まず構
成単位体8が杆状体10上で下方に向け旋転せしめられ
る。そこで構成単位体5が杆状体10、11から簡単に
取外される。これにより構成単位体7へのアクセスが自
由となり、その杆状体14、10からの取外しが可能と
なる。
【0073】構成単位体6もしくは8の分解が必要な場
合、これは他の構成単位体5、7のいずれかもしくは両
者の先行分解の必要なく行われ得る。
【0074】図1、2に示されるように画壁15として
構成されている横方向補強材は、それぞれ隣接する紡糸
位置の間ごとに設ける必要はない。2隣接紡糸位置から
成るグループの間にそれぞれ1枚の画壁15を設け、各
紡糸位置の一方側が1枚の画壁15で、他方側が隣接紡
糸位置の画壁で区画されていれば充分である。
【0075】各構成単位体がそれぞれ間隔を置いて設け
られた装着部材56、57、66、67、71、72を
具備することは必ずしも不可欠ではないが、原則として
これが好ましい。これにより比較的小さい装着部材で確
実な装着が行われ、また好ましくないモーメントにより
位置変化のおそれが回避されるからである。これらによ
りすべての構成単位体5、6、7および場合によりさら
に8は、断面円形杆状体10に装着され、特定の単位体
(例えば5、8、7)が他の単位体(例えば8、7、
6)を把持し、最後の単位体(例えば8、7、6)が冒
頭に述べた単位体(例えば5、8、7)により把持され
る(図1参照)。
【0076】図2の実施態様においては、図1、3に示
される構成単位体5、6が合体単位体9として構成さ
れ、これにより構成単位体8の大きさは被蓋86まで縮
少され、これは合体構成単位体9の一部を構成する部分
5を被覆するだけである。この被蓋86はスライバ給送
溝台64は被覆するが、挾持アーム641は被覆しな
い。従ってスライバ2を給送ローラ121に案内する導
入口90が露出されている。
【0077】構成単位体5の上方部分に設けられる被蓋
86は構成単位体9のヒンジ860により担持され、前
述した第4構成単位体8を代替する。この被蓋86に
は、構成単位体8(図3)と同様に、構成単位体9に出
発点を有する繊維給送導管19が形成されている。被蓋
86にはさらに糸排出口862が形成されている。
【0078】図2に示される実施態様では、画壁15と
して構成されている当接体が隣接紡糸位置間に設けられ
るが、杆状体10上に配置された当接リングないしこれ
に類する部材で構成されることもできる。この当接体に
直接的もしくは間接的に3個の構成単位体5、6(これ
らは合体されて単位体9を構成する)、および7が支承
されている。構成単位体7は相互に間隔を置いて設けら
れた装着部材71、72を有し、これらと画壁15に所
属する装着部材710、720と協働作用する。構成単
位体7はこれにより2個の隣接紡糸位置間に在る共通画
壁15に当接し、これにより軸線方向において固定され
る。構成単位体5、6を有する合体単位体9は1個の当
接部材(図示せず)で、当接部材として構成された単位
体7の装着部材71に当接する。この場合、単位体7は
単位体9のための位置調整標識として作用するが、構成
単位体7の軸線方向位置は両面当接体として作用する画
壁15により決定される。従って合体単位体9の位置は
画壁15により間接的に決定される。従って画壁15に
所属する構成単位体7の装着部材71は両面当接部材と
して構成されることが必要であり、これは上述したよう
にその外方面で画壁15に当接し、その内方面で構成単
位体に当接する。
【0079】このようにした各構成単位体が正確な相対
的位置にもたらされた後、杆状体10上に軸線方向にお
いて固定されるが、この固定は構成単位体7および9の
杆状体10に対する直接的装着により行われるのが好ま
しい。
【0080】前述した実施態様におけると同様に、第3
構成単位体7は画壁15に支承されるが、第2構成単位
体(本実施例では単位体9に合体されているが)が画壁
15に支承され、第3構成単位体7がこの構成単位体9
に支承されることも可能である。
【0081】構成単位体9は杆状体10に装着され、こ
の杆状体10上で旋転しないように杆状体11に固定さ
れる。この杆状体11は図2に示されるように杆状体1
0の上方に配設されているが、杆状体10の下方(図3
の杆状体13参照)に設け、あるいは杆状体10の上方
および下方に設けることもできる。
【0082】図2による紡績装置1の実施態様では、図
1に示されるように構成単位体7および9の軸線方向の
位置固定を直接的な杆状体10への装着により行われ得
る。図1に示される構成単位体5、6、7(および構成
単位体6上に装着されていない場合にはさらに8)も、
隣接紡糸位置間に配設されている、例えば画壁15とし
て構成され得る当接部材により軸線方向における位置を
固定することができる。この当接部材、例えば画壁15
が「位置調整標識」として作用する場合、第2構成単位
体6(場合により構成単位体9に合体されている)と第
3構成単位体7から成る構成単位体グループは隣接両紡
糸位置間の当接部材、例えば画壁15に支承されるが、
このグループの他方の構成単位体は上述した第1の構成
単位体に支承されることが必要である。この場合にも隣
接両紡糸位置間に在る当接部材と協働しない単位体装着
部材は、当接部材として対をなして対向位置に在る。
【0083】別個独立の構成単位体5、6、7の場合、
隣接両紡糸位置間に画壁15ないしその他の当接部材が
設けられている実施態様において、これら単位体の位置
調整のために、この当接体に所属する端部に、それぞれ
杆状体10への装着のための装着部材(56、66もし
くは71)を設け、71と66あるいは66と56(図
1参照)が対をなして対向配置される。あるいはまた、
隣接両紡糸位置間に配設される当接体に所属する装着部
材71を有する構成単位体7を、これと当接するように
配置し、構成単位体9(あるいは構成単位体6と5)
を、直接的もしくは間接的に他方の装着部材72(図
1)に支承することもできる。
【0084】上述した本発明の構成は、例えば均等の他
の構造により、あるいは他の組合わせにより、さらに他
の実施態様に改変され得る。例えば図2において、構成
単位体5、6、7あるいは7および9の位置調整用標識
としての当接体、例えば画壁15を、隣接両紡糸位置の
すべての間に設けないで、隣接する第2紡糸位置から成
る紡糸位置グループの間に1個の当接部材を設けるだけ
でもよい。この場合、各構成単位体は、その当接部材が
上記当接体に属する当接部材に対して遊隙をもたらすよ
うに配置される。
【0085】図3に示される実施態様において、第1構
成単位体5の旋転を阻止する杆状体11は、杆状体10
の上方に配設されている。この場合構成単位体5は垂直
方向に延びているが、紡績装置の構成に応じて、図示の
位置と異なる配置とすることもできる。例えば紡糸部材
として摩擦紡糸素子対を使用する場合、この構成単位体
は傾斜して配置される。しかしながら杆状体11は、こ
の場合においても、杆状体10の上方に配置されてい
る。
【0086】通常、ことに現在慣用の両面紡糸機におい
て、スライバ、繊維などの材料の走路は下方から上方に
向かうので、構成単位体5への給送単位として作用する
第2単位体6を支承する第2杆状体13は杆状体10の
下方に配設される。
【0087】紡糸部材51の水平配置の場合、構成単位
体7の下方に配置される駆動装置は、構成単位体5の背
後にその駆動面を置く。この理由から、図3に示される
ように第3構成単位体7のための第2杆状体14は、杆
状体10の背後に配設される。
【0088】杆状体11、13、14の共通的杆状体1
0に対する上述の配置関係は、絶対的な必要条件ではな
いが、これにより杆状体10からの距離をなるべく大き
くすることができ、これが構成単位体5、6、7および
場合によりさらに8の正確な配置を簡単化し、各構成単
位への良好、迅速なアクセスを簡単に可能ならしめ、ま
たこれら構成単位体5、6、7、8の迅速、簡単な組立
て、分解を可能ならしめる。
【0089】上述した実施態様において、構成単位体
5、6、7は、杆状体10、11、13、14に対して
分解可能に結合されている。これにより構成単位体の杆
状体10、11、13、14に対する旋転、揺動による
相対的運動および相互間の運動が阻止される。このよう
な旋転、揺動が確実に阻止されることにより、構成単位
体5、6、7の杆状体10への装着(例えば半円状盤体
による)および杆状体11、13、14における弾性的
支承(例えば発条による弾性的当接)もしくは杆状体1
0に対するねじ止めなどが可能となる。構成単位体5
は、またノッチ係合もしくはねじ係合により杆状体10
および/あるいは杆状体11に固定されることもでき
る。また場合により他の構成単位体6、7、8も、容易
に解離し得る結合手段(ねじ止めあるいはクリップ係
合)により結合され得る。
【0090】また必要な場合には紡糸部材51用の制動
手段が、任意の態様で、例えば画壁15に配置され、装
着され得る。図3に示される実施態様において、第3構
成単位体7を杆状体10と共に支承している杆状体14
に、第3構成単位体7内に設けられている紡糸部材51
のためのブレーキ16が設けられている。このブレーキ
ないし制動部材16は杆状体14に装着されている揺動
腕160を有し、その自由端にブレーキ本体161が設
けられている。これが紡糸部材51のシャフト52に対
して制動作用し得る。上記揺動腕160は、結合部材1
62を介してそれ自体慣用の態様で図示されていない作
動部材に結合されている。
【0091】構成単位体7を分解する必要がある場合に
は、ブレーキ16の分離、杆状体14からの分解は不必
要であって、作動発条との係止を外すことにより、構成
単位体の領域外にもたらすだけで充分である。これによ
りブレーキは杆状体10と杆状体11、13、14との
間を分解に必要な態様で通過せしめられ得る。
【0092】図3に示される紡績装置1の実施態様で
は、紡糸部材51は、2段の異なる運動速度で駆動され
得る。すなわち前述した駆動ベルト122のほかに、幅
の狭い駆動ベルト123が設けられており、これら両駆
動ベルト122、123の一方が、あるいはブレーキ1
61が紡糸部材51のシャフト52と係合状態にもたら
される。両駆動ベルト122および123は、図示され
ていない展張ローラにより公知慣用の態様で展張状態に
保持され、常態的に紡糸部材51のシャフトから間隔を
置いて位置する。この駆動ベルト122、123をシャ
フト52に押圧するため、揺動腕172、173に装着
された押圧ローラ170、171が設けられ、上記揺動
腕はそれぞれ制動電磁石174、175に連結されてい
る。押圧ローラ170、171を有する両揺動腕17
2、173は、紡糸部材51の駆動を一方の駆動ベルト
から他方の駆動ベルト(122、123)に切換え、ま
たその逆に切換える切換装置17を有する。切換装置1
7は、ブレーキにつき上述したと同様に、例えば画壁1
5に装着され得る。図3に示される実施態様において
は、この目的のために杆状体14が作用する。構成単位
体7の構成として、切換装置17を切換えるため、図示
されていない発条を設けてもよい。
【0093】各構成単位体5、6、7の配置位置の正確
性をさらに高めるため、図3に示される紡績装置1の実
施例においては、画壁15を杆状体10、11、13、
14が貫通するだけでなく、さらに他の杆状体が展張配
設され得る。図3においては、棒状体として構成された
追加的杆状体110および130が設けられている。さ
らにロールとして構成されたさらに他の杆状体111、
112、131が設けられる。これら杆状体110、1
11、112、130、131は、多数の隣接紡糸位置
にわたって展張され、適当な態様で画壁15に固定結合
される。杆状体10、11、13、14、110、11
1、112、130、131のこの画壁15への固定結
合は、例えば溶接により行われ得る。
【0094】例えば杆状体10から外された構成単位体
5、6、7、8を旋転阻止部材としての杆状体11、1
3、14と共に旋転させ、これらを紡糸位置から外へ取
出すための適当な位置をもたらすため、オープンエンド
紡糸機内において杆状体10、11、13、14の1本
もしくは複数本を旋転可能に装着することも可能ではあ
るが、杆状体11、13、14は旋転不能に装着され、
必要の場合には構成単位体5、6、7、8をそれぞれに
杆状体に対して旋転し得るように装着するのが好まし
い。
【0095】また杆状体10、11、13、14の1本
もしくは複数本の長さを紡糸位置の幅に相当する長さと
し、紡糸位置外に取出し得るようにすることも可能であ
る。しかしながら、杆状体10、11、13、14は装
置内において分解不能に装着し、例えば各画壁15と、
紡糸区画の端壁に溶接あるいは少なくともねじ止めする
のが好ましい。
【0096】図1における構成単位体5の匣体50の内
部は、前述したようにほぼ腎臓形状ないし螺旋形状と
し、その断面の大部分を紡糸ロータとして構成された紡
糸部材が占め、その余のわずかな部分に吸引導管18が
固定的に設けられる。このような匣体形状は、構成単位
体5における吸引空気流に有利な影響を及ぼす。またこ
のような形状は、構成単位体7の側方に吸引導管18が
配設されるので、構成単位体7の分解、交換に不便をも
たらすことなく吸引導管18を配設可能とする。
【0097】図3に示されるように、匣体50の主壁5
00には吸引空気開口502が穿設され、その周縁には
弾性パッキング503が設けられる。図3における位置
に構成単位体5を配置する場合、吸引導管18はこの弾
性パッキング503と係合し、吸引導管18を特殊な構
成にする必要なく、多少の誤差にかかわらず両者間の接
続を支障なく行い得る。
【0098】すでに前述したように、必須の構成単位体
の共通的杆状体10に対する装着およびこれによる担持
は、この構成単位体が他の構成単位体に、例えば構成単
位体8を構成単位体6に重積可能である限り、紡糸部材
51を紡糸ロータではなく、例えば静電紡糸素子、摩擦
紡糸素子として構成することによってのみ可能となされ
るに過ぎない。この場合関連する構成単位体は、それぞ
れの紡糸部材に適合せしめられる。構成単位体6は、例
えば給送溝台の代りに、押圧ローラは他の給送単位、給
送ローラ121のための駆動手段、挾持アーム641の
代りの給送ローラ121用カップリングなどで構成され
ることができる。さらに第3構成単位体7も、紡糸部材
に個別の駆動手段が必要な場合には、閉鎖単位体として
構成され得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるオープンエンド紡糸機における紡
績装置単位の正面図である。
【図2】図1装置の改変実施態様を示す図面である。
【図3】本発明によるオープンエンド紡糸機における紡
績装置単位の断面図である。
【符号の説明】
1…紡績装置単位 2…スライバ 5、6、7、8…(紡績装置の)構成単位体 10、11、13、14、110、111、112、1
30、131…杆状体 51…紡糸部材(紡糸ロータ) 52…シャフト 60…ドラフティング単位(ドラフトローラ) 61…(ドラフトローラの)駆動ベルト 121…(スライバ)給送ローラ
フロントページの続き (72)発明者 エドムント、シュラー ドイツ連邦共和国、8070、インゴルシュタ ット、ヴェッケンヴェーク、13 (72)発明者 ルペルト、カール ドイツ連邦共和国、8070、インゴルシュタ ット、トーマスシュトラーセ、13アー (72)発明者 アントン、シュタングルマイル ドイツ連邦共和国、8301、エルゼンドル フ、レルヘンシュトラーセ、18 (72)発明者 ゴットフリート、シュナイダー ドイツ連邦共和国、8070、インゴルシュタ ット、グラツェルシュトラーセ、14

Claims (32)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数個の紡績装置構成単位体内に、紡糸
    部材と、紡糸部材駆動単位の一部と、ドラフティング単
    位とを有する紡績装置を1台ずつ具備する複数の、併列
    配置された紡糸位置を設けたオープンエンド紡糸機にお
    いて、紡績装置(1)の構成単位体(5、6、7、9)
    の領域内に、複数本の杆状体(10、11、13、1
    4)が配設され、これらに紡績装置(1)の構成単位体
    (5、6、7、9)が固定装着されていることを特徴と
    する紡糸機。
  2. 【請求項2】 請求項(1)による紡糸機において、杆
    状体(10、11、13、14、110、111、11
    2、130、131)が、複数の併列配置紡糸装置にわ
    たって展張配設されていることを特徴とする紡糸機。
  3. 【請求項3】 請求項(1)あるいは(2)による紡糸
    機において、少なくとも1個の紡糸区画が設けられ、紡
    績装置(1)の構成単位体(5、6、7、9)を担持す
    る杆状体(10、11、13、14)がそれぞれ上記区
    画の全長にわたって展張配設されていることを特徴とす
    る紡糸機。
  4. 【請求項4】 請求項(1)から(3)のいずれかによ
    る紡糸機において、杆状体(10、11、13、14、
    110、111、112、130、131)が、オープ
    ンエンド紡糸機中において旋転しないように装着されて
    いることを特徴とする紡糸機。
  5. 【請求項5】 請求項(4)による紡糸機において、紡
    績装置(1)の構成単位体(5、6、7、9)を担持す
    る杆状体(10、11、13、14)が、紡糸機区画を
    区分する端部壁に固定的に装着されていることを特徴と
    する紡糸機。
  6. 【請求項6】 請求項(1)から(5)のいずれかによ
    る紡糸機において、紡績装置(1)の少なくとも1個の
    構成単位体(5、6、7、9)を担持する杆状体(1
    0、11、13、14)が断面円形棒状体として形成さ
    れていることを特徴とする紡糸機。
  7. 【請求項7】 請求項(1)から(6)のいずれかによ
    る紡糸機において、各紡績装置構成単位体(5、6、
    7、9)がそれぞれ2本の杆状体(10と11、10と
    13、10と14)で支承され、そのうちの1本の杆状
    体(10)が複数個の構成単位体(5、6、7)に対し
    て共通的に配設されていることを特徴とする紡糸機。
  8. 【請求項8】 請求項(1)から(7)のいずれかによ
    る紡糸機において、構成単位体(5、6、7、8、9)
    が、間隔を置いて設けられたその装着部材(56−5
    7、66−67、71−72、85−86)により、共
    通的に杆状体(10)に装着されていることを特徴とす
    る紡糸機。
  9. 【請求項9】 請求項(1)から(8)のいずれかによ
    る紡糸機において、紡糸部材(51)用の駆動単位の少
    なくとも一部を包含する構成単位体(7)が、共通的杆
    状体(10)に軸線方向に固定装着され、かつ当接部材
    (56)を具備し、これにドラフティング単位(60)
    を包含する構成単位(6)の当接部材(66)が当接さ
    れていることを特徴とする紡糸機。
  10. 【請求項10】 請求項(1)から(9)のいずれかに
    よる紡糸機において、隣接する紡績位置の間に当接部材
    (15)が配設され、これに構成単位体(5、6、7、
    9)が直接的もしくは間接的に支承されていることを特
    徴とする紡糸機。
  11. 【請求項11】 請求項(10)による紡糸機におい
    て、ドラフティング単位(60)あるいは紡糸部材(5
    1)用駆動単位(121、64)の少なくとも一部を包
    含する構成単位体(6−7、9−7)が、2紡糸位置の
    間に配設された当接部材(15)に直接的に支承され、
    これら両構成単位体(7−6、7−9)の他方が上記の
    一方の構成単位体に支承されていることを特徴とする紡
    糸機。
  12. 【請求項12】 請求項(1)から(11)のいずれか
    による紡糸機において、構成単位体(5、6、7、9)
    が、それぞれ共通的杆状体(10)に装着するための装
    着部材として作用する当接部材(56、66、71)を
    有し、当接部材(56−85、85−71、71−6
    6、57−86、86−72、72−67)がそれぞれ
    対をなして対向面で当接されていることを特徴とする紡
    糸機。
  13. 【請求項13】 請求項(1)から(12)のいずれか
    による紡糸機において、構成単位体(5、6、7)を担
    持する杆状体(10、11、13、14)が、横方向補
    強支承部材(15)により相互に結合されていることを
    特徴とする紡糸機。
  14. 【請求項14】 請求項(13)による紡糸機におい
    て、横方向補強支承部材(15)が、2紡糸位置から成
    る紡糸位置群の間に1個ずつ配設されていることを特徴
    とする紡糸機。
  15. 【請求項15】 請求項(13)あるいは(14)によ
    る紡糸機において、横方向補強支承部材が、画壁(1
    5)として隣接2紡糸位置間に配設されていることを特
    徴とする紡糸機。
  16. 【請求項16】 請求項(10)から(12)および
    (15)のいずれかによる紡糸機において、隣接2紡糸
    位置間に配設されている当接部材が、画壁(15)によ
    り構成されていることを特徴とする紡績機。
  17. 【請求項17】 請求項(10)から(16)のいずれ
    かによる紡糸機において、隣接する2紡糸位置間に在る
    当接部材(15)が、隣接する2紡糸位置から成る紡糸
    位置群の間に1個ずつ配設され、隣接する2紡糸位置間
    に配設された当接部材(15)と協働する、これら構成
    単位体(5、6、7、8、9)の両当接部材(71)が
    その間に遊びをもたらすように構成されていることを特
    徴とする紡糸機。
  18. 【請求項18】 請求項(1)から(17)のいずれか
    による紡糸機において、紡糸部材(51)を包含する構
    成単位体(15、9)が、ドラフティング単位(60)
    を包含する構成単位体(6、9)に、あるいは紡糸部材
    (51)用駆動単位(121、64)の少なくとも一部
    に支承されていることを特徴とする紡糸機。
  19. 【請求項19】 請求項(1)から(18)のいずれか
    による紡糸機において、紡糸部材(51)用駆動単位
    (121、64)の少なくとも一部を包含する構成単位
    体(7)が、限定された幅の当接部材(71)を有し、
    その一方の面にドラフティング単位を包含する構成単位
    体(6、9)が、またその他方の面に紡績装置(1)用
    被蓋(8)のそれぞれ当接部材(66、85)が当接さ
    れていることを特徴とする紡糸機。
  20. 【請求項20】 請求項(1)から(19)のいずれか
    による紡糸機において、紡糸部材を包含する構成単位体
    (5)が、対称的に配置された2個の装着部材(56、
    57)を有し、これが他の構成単位体(8、7)の同様
    に対称的に配置された2個の装着部材(85−86、7
    1−72)を把持するか、あるいはこれらにより把持さ
    れることを特徴とする紡糸機。
  21. 【請求項21】 請求項(1)から(20)のいずれか
    による紡糸機において、共通的杆状体(10)に対し
    て、紡糸部材(51)を包含する構成単位体(5)に配
    設されるべき第2杆状体(11)が、上方に、ドラフテ
    ィング単位(60)を包含する構成単位体(6)に配設
    されるべき第2杆状体(13)が下方に、また紡糸部材
    (51)用駆動単位(121、64)の少なくとも一部
    を包含する構成単位体(7)に配設されるべき第2杆状
    体(14)が背後にそれぞれ配置されていることを特徴
    とする紡糸機。
  22. 【請求項22】 請求項(1)から(21)のいずれか
    による紡糸機において、構成単位体(5、6、7、8、
    9)が、それぞれの杆状体(11、13、14)に、分
    解可能に結合されていることを特徴とする紡糸機。
  23. 【請求項23】 請求項(1)から(22)のいずれか
    による紡糸機において、紡糸単位を包含する構成単位体
    (5)が、クリップ状結合部材(550)により、対応
    する杆状体と結合されていることを特徴とする紡糸機。
  24. 【請求項24】 請求項(1)から(23)のいずれか
    による紡糸機において、紡糸部材(51)用駆動単位
    (121、64)の少なくとも一部を包含する構成単位
    体(7)に配設されるべき第2杆状体(14)が、この
    構成単位体(7)に設けられている紡糸部材(51)の
    ための制動部材(16)を担持していることを特徴とす
    る紡糸機。
  25. 【請求項25】 請求項(1)から(24)のいずれか
    による紡糸機において、紡糸部材に対して2本の駆動ベ
    ルトが配設されており、紡糸部材(51)用駆動単位
    (121、64)の少なくとも一部を包含する構成単位
    体(7)に配設されるべき第2杆状体(14)が、紡糸
    部材(51)の駆動を両駆動ベルト(122、123)
    の一方から他方に切換える切換装置(17)を担持して
    いることを特徴とする紡糸機。
  26. 【請求項26】 請求項(15)から(25)のいずれ
    かによる紡糸機において、画壁(15)を貫通する、紡
    糸機の少なくとも1本の追加的杆状体(110、11
    1、112、130、131)が設けられていることを
    特徴とする紡糸機。
  27. 【請求項27】 請求項(1)による紡糸機において、
    上記追加的杆状体(111、112、131)が、ロー
    ルとして形成されていることを特徴とする紡糸機。
  28. 【請求項28】 請求項(1)から(27)のいずれか
    による紡糸機において、紡糸ロータとして構成される紡
    糸部材がそのシャフト(52)により装着され、このシ
    ャフト(52)が紡糸部材を包含する構成単位体にわた
    って延びており、紡糸部材匣体の主壁(500)が遊動
    し得る主壁部分(501)を有し、これを貫通してシャ
    フト(52)が延びていることを特徴とする紡糸機。
  29. 【請求項29】 請求項(1)から(28)のいずれか
    による紡糸機において、吸引導管(18)に接続される
    匣体(50)の内部に配設され、紡糸ロータ(51)と
    して構成される紡糸部材が設けられており、匣体(5
    0)の内部がほぼ腎臓形状をなし、その横断面の大部分
    にわたり紡糸ロータ(51)が配設され、その横断面小
    部分が吸引導管(18)に接続されていることを特徴と
    する紡糸機。
  30. 【請求項30】 請求項(1)から(29)のいずれか
    による紡糸機において、吸引導管(18)に接続される
    吸気開口(502)を有する匣体中に、紡糸ロータとし
    て構成される紡糸部材が設けられ、吸引導管(18)に
    おける吸気開口(502)部分に弾性密閉部材(50
    3)が設けられていることを特徴とする紡糸機。
  31. 【請求項31】 請求項(1)から(30)のいずれか
    による紡糸機において、構成単位体(5、6、7、8、
    9)の装着部材(56、57、66、67、71、7
    2、85、86)が、構成単位体(5、6、7、8、
    9)の構成部分と一体的になされた半円状装着盤体(7
    10、720)と、分離可能の第2半円状装着盤体(7
    11、712)とから構成されていることを特徴とする
    紡糸機。
  32. 【請求項32】 請求項(7)から(31)のいずれか
    による紡糸機において、紡糸部材(51)を包含する構
    成単位体(5)が、弾性部材(540)を介在させて、
    共通的杆状体(10)上に装着されていることを特徴と
    する紡糸機。
JP4168973A 1991-06-28 1992-06-26 オープンエンド紡糸機 Pending JPH05186915A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
DE4121437 1991-06-28
DE4121437.4 1991-06-28

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05186915A true JPH05186915A (ja) 1993-07-27

Family

ID=6434997

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4168973A Pending JPH05186915A (ja) 1991-06-28 1992-06-26 オープンエンド紡糸機

Country Status (7)

Country Link
US (1) US5337552A (ja)
JP (1) JPH05186915A (ja)
CN (1) CN1039927C (ja)
CZ (1) CZ284309B6 (ja)
DE (1) DE4219683C2 (ja)
IT (1) IT1254999B (ja)
RU (1) RU2066354C1 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004169264A (ja) * 2002-11-20 2004-06-17 Mas Fab Rieter Ag 繊維機械
JP2017222973A (ja) * 2016-06-17 2017-12-21 ザウラー ジャーマニー ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング ウント コンパニー コマンディートゲゼルシャフトSaurer Germany GmbH & Co. KG 巻取りパッケージを製造する繊維機械のための運搬時補強

Families Citing this family (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE4309704C1 (de) * 1993-03-25 1994-07-21 Rieter Ingolstadt Spinnerei Offenend-Spinnvorrichtung
DE4427584B4 (de) * 1994-08-04 2004-05-19 Rieter Ingolstadt Spinnereimaschinenbau Ag Auflöseeinrichtung für eine Spinnstelle einer Offenend-Spinnmaschine
DE19717737B4 (de) * 1997-04-26 2008-02-28 Oerlikon Textile Gmbh & Co. Kg Spinnboxrahmen für eine Offenend-Spinnvorrichtung
DE19808244A1 (de) * 1998-02-27 1999-09-02 Schlafhorst & Co W Offenend-Rotorspinnvorrichtung
DE19808243A1 (de) * 1998-02-27 1999-09-02 Schlafhorst & Co W Offenend-Rotorspinnvorrichtung
DE10105270B4 (de) * 2001-02-03 2006-04-27 Rieter Ingolstadt Spinnereimaschinenbau Ag Offenend-Spinnmaschine
DE10340657A1 (de) * 2003-09-04 2005-03-31 Saurer Gmbh & Co. Kg Offenend-Spinnvorrichtung
ITTO20050357A1 (it) * 2004-05-29 2005-11-30 Rieter Ingolstadt Spinnerei Filatoio e procedimento per il montaggio
CZ301298B6 (cs) * 2004-12-07 2010-01-06 Oerlikon Czech S. R. O. Univerzální doprádací stroj
DE102007018536B4 (de) * 2007-04-19 2018-05-30 Saurer Germany Gmbh & Co. Kg Offenend-Spinnmaschine
DE102012015420A1 (de) * 2012-08-02 2014-02-06 Saurer Germany Gmbh & Co. Kg Verfahren zum Betreiben einer Spinnvorrichtung, Rotorspinnmaschine aufweisend eine Spinnvorrichtung und Spinnvorrichtung
EP3754059A1 (en) * 2019-06-17 2020-12-23 Saurer Czech s.r.o. Divided housing with a rotor assembly of a rotor spinning machine and method for installing a rotor assembly in a housing of a rotor spinning machine
DE102022103814A1 (de) 2022-02-17 2023-08-17 Maschinenfabrik Rieter Ag Offenend-Spinnvorrichtung für eine Offenend-Spinnmaschine sowie Offenend-Spinnmaschine

Family Cites Families (26)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DD67058A (ja) * 1967-06-01
CH485876A (de) * 1968-01-22 1970-02-15 Elitex Zavody Textilniho Maschine zum ringlosen, kontinuierlichen Feinspinnen von Garn
DE2123231B2 (de) * 1971-05-11 1977-01-13 Wilhelm Stahlecker Gmbh, 7341 Reichenbach Offenend-rotorspinnmaschine mit mehreren spinnstellen
DE2130725A1 (de) * 1971-06-21 1972-12-28 Skf Kugellagerfabriken Gmbh Textilmaschine mit einer Vielzahl von Arbeitseinheiten
DE2155171B2 (de) * 1971-11-05 1979-11-22 Ltg Lufttechnische Gmbh, 7000 Stuttgart OE-Rotorspinnmaschine
DE2161619C3 (de) * 1971-12-11 1982-05-27 Stahlecker, Fritz, 7347 Bad Überkingen Offenend-Spinneinrichtung
DE2200686C3 (de) * 1972-01-07 1986-01-02 Schubert & Salzer Maschinenfabrik Ag, 8070 Ingolstadt Offenend-Spinnmaschine
DE2220228B2 (de) * 1972-04-25 1976-05-13 Schubert & Salzer Maschinenfabrik Ag, 8070 Ingolstadt Spinn- oder zwirnmaschine
FR2206395B1 (ja) * 1972-11-10 1975-11-07 Mulhouse Alsa Const Meca
DE2261041A1 (de) * 1972-12-14 1974-06-27 Fritz Stahlecker In einem tragkoerper stationaer angeordnete zufuehr- und aufloeseeinrichtung einer offen-end-spinnmaschine.
US3927516A (en) * 1973-03-22 1975-12-23 Fritz Stahlecker Machine for continuous spinning by means of spinning rotors
DE2451551C3 (de) * 1974-10-30 1980-08-07 Stahlecker, Fritz, 7347 Bad Ueberkingen OE-Rotorspinnmaschine
CS173938B1 (ja) * 1974-11-29 1977-03-31
DE2506362C2 (de) * 1975-02-14 1992-01-02 Stahlecker, Fritz, 7347 Bad Überkingen Offenend-Spinnmaschine
DE2516004C2 (de) * 1975-04-12 1985-08-01 Fritz 7347 Bad Überkingen Stahlecker Fahrbahn für mindestens ein entlang einer Offenend-Spinnmaschine verfahrbares Wartungsgerät
US4098065A (en) * 1975-05-30 1978-07-04 Fritz Stahlecker Feeding and opening apparatus for a open-end spinning machine
US3977168A (en) * 1975-06-11 1976-08-31 Barber-Colman Company Modular open end spinning machine
GB1577953A (en) * 1976-05-18 1980-10-29 Platt Saco Lowell Ltd Open-end spinningmachines
GB1600980A (en) * 1977-06-02 1981-10-21 Platt Saco Lowell Ltd Sizing machines
DE2809008A1 (de) * 1978-03-02 1979-09-13 Staufert Helmut Dipl Ing Offenend-spinnaggregat
IT1095319B (it) * 1978-04-24 1985-08-10 Marzoli & C Spa Incastellatura a singole sezioni strutturali per macchina di filatura,ritorcitura e simile
DE2818794A1 (de) * 1978-04-28 1979-11-15 Stahlecker Fritz Offenend-spinnmaschine mit einer vielzahl von spinnaggregaten und einer vorrichtung zum durchfuehren eines anspinnvorgangs
DE3020725C2 (de) * 1980-05-31 1982-08-12 Schubert & Salzer Maschinenfabrik Ag, 8070 Ingolstadt Vorrichtung zum Abdichten einer Bohrung eines unter Unterdruck stehenden Rotorgehäuses
DE3247411C2 (de) * 1982-12-22 1994-02-24 Fritz Stahlecker Offenend-Rotorspinnmaschine mit einer Vielzahl von nebeneinander angeordneten Spinnstellen
DE3511953A1 (de) * 1985-04-02 1986-10-09 Schubert & Salzer Maschinenfabrik Ag, 8070 Ingolstadt Offenend-spinnmaschine
DE3720631A1 (de) * 1987-06-23 1989-01-05 Zinser Textilmaschinen Gmbh Staender fuer eine textilmaschine, insbesondere fuer eine spinn- oder zwirnmaschine

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004169264A (ja) * 2002-11-20 2004-06-17 Mas Fab Rieter Ag 繊維機械
JP2017222973A (ja) * 2016-06-17 2017-12-21 ザウラー ジャーマニー ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング ウント コンパニー コマンディートゲゼルシャフトSaurer Germany GmbH & Co. KG 巻取りパッケージを製造する繊維機械のための運搬時補強

Also Published As

Publication number Publication date
CZ284309B6 (cs) 1998-10-14
ITMI921565A0 (it) 1992-06-26
DE4219683C2 (de) 1997-05-07
CZ199092A3 (en) 1993-01-13
DE4219683A1 (de) 1993-01-14
CN1039927C (zh) 1998-09-23
CN1073221A (zh) 1993-06-16
US5337552A (en) 1994-08-16
IT1254999B (it) 1995-10-11
RU2066354C1 (ru) 1996-09-10
ITMI921565A1 (it) 1993-12-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH05186915A (ja) オープンエンド紡糸機
JPH0260114A (ja) 巻線機
CN107964701B (zh) 纺织机的工位、用于纺织机的工位的气动式储纱机构和纺织机
CZ251495A3 (en) Paraffining apparatus
JP3438584B2 (ja) 紡機におけるトップエプロンクレードル
PT91507A (pt) Dispositivo de alimentacao de fio a maquinas texteis
JPH05339847A (ja) 分離型織機
US4962638A (en) Multi-position open-end spinning machine
CN101674994B (zh) 导辊及纤维束排列装置
US5899057A (en) Opener roller for an open-end spinning device
US5023977A (en) Sliver guide for a textile machine
JP5243081B2 (ja) 紡績機
ITTO930662A1 (it) Dispositivo di separazione delle spire di riserva di filato per apparecchi alimentatori di trama e telai di tessitura e simili
ES2261093B1 (es) Dispositivo de guiado para recubrimiento de hilos.
JP2010511803A (ja) 解撚繊維質材料を使用して編み地を製造する丸編み機
JP2008530382A (ja) 二重エプロンドラフト装置のための下部エプロン案内装置
JPS6034622A (ja) Oe―フリクシヨン精紡用装置
CZ16577U1 (cs) Vycesávací válecek zejména pro ojednocovací ústrojí doprádacího stroje
JP2019019005A (ja) テークアップ巻取機
JPS6319419B2 (ja)
JP3008774U (ja) 魚釣用両軸受型リール
JPH11241233A (ja) 紡績機械用の支持構造
US5524426A (en) Spindle-bearing unit with at least two coaxial spindles
US265941A (en) Warring-machine
CN116607238A (zh) 用于自由端纺纱机的自由端纺纱装置以及自由端纺纱机