JPH0515912B2 - - Google Patents

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JPH0515912B2
JPH0515912B2 JP60299486A JP29948685A JPH0515912B2 JP H0515912 B2 JPH0515912 B2 JP H0515912B2 JP 60299486 A JP60299486 A JP 60299486A JP 29948685 A JP29948685 A JP 29948685A JP H0515912 B2 JPH0515912 B2 JP H0515912B2
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intake passage
negative pressure
valve
throttle valve
flat
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Hiroshi Yamazoe
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Keihin Corp
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Keihin Seiki Manufacturing Co Ltd
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  • Control Of The Air-Fuel Ratio Of Carburetors (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はエンジンへ供給する混合気量及び混合
気濃度を適正に制御する気化器に関するものであ
り、特に絞り弁より上流側の吸気路に生起する負
圧によつて吸気路内を昇降する負圧作動弁を備え
た定真空式気化器に関するものである。
〔従来の技術〕
従来一般的に使用される主なる定真空式気化器
は大別すると次の三通りある。まず第1は実公昭
41−1845号公報にしるされる。これによると気化
器本体を貫通する吸気路に連設した円筒形状の負
圧作動弁案内筒内に円筒形の負圧作動弁が配置さ
れるとともに負圧作動弁よりエンジン側の吸気路
には板状の絞り弁が昇降自在に配置されるもの
で、絞り弁は操作者によつて強制的に開閉され、
一方負圧作動弁は吸気路内に生起される吸気負圧
に応じて昇降する。
また第2は特公昭37−10953号公報にしるされ
る。これによると、気化器本体を貫通する吸気路
に連設した円筒形状の案内筒内に該案内筒内を昇
降する内外二重の円筒状の摺動弁を配置し、この
一方の摺動弁を操作者によつて強制的に開閉され
る絞り弁とし、他方の摺動弁を吸気路内に生起す
る吸気負圧に応じて昇降する負圧応動弁としたも
のである。
また第3は本件出願人の出願にかかる特願昭57
−141435号公報にしるされる。これによると、負
圧作動弁をベンチユリー形成部と、該ベンチユリ
ー形成部の長手軸心方向に沿つた側面より側方へ
突出する板状のガイド部をもつて構成し、この負
圧作動弁の板状のガイド部を気化器本体に穿設し
た板状のガイド溝内に摺動自在に配置し、さらに
前記負圧作動弁よりエンジン側の吸気路内に気化
器本体に回動自在に軸支された絞り弁軸に取着さ
れて、絞り弁軸の回動に応じて吸気路を開閉する
バタフライ型の絞り弁を配置した構造が明示され
る。
〔発明が解決しようとする課題〕
かかる前述した従来の定真空式気化器による
と、次の問題点を有する。すなわち、第1の例に
よると、負圧作動弁は気化器本体に穿設した円筒
形状の負圧作動弁案内筒内に摺動自在に配置した
ので、負圧作動弁が上昇した負圧作動弁の高開度
時において、吸気路の側方に円弧状のガイド溝が
残存するものである。これによると、吸気路を流
下する空気はこの円弧状のガイド溝にて渦流が生
じ、機関への空気流入に対して抵抗となり吸入効
率を向上できないものであつて機関の高出力化に
適合しにくい場合があつた。
また負圧作動弁案内筒の内径と負圧作動弁の外
径とでは摺動を許容する為に当然クリアランスを
有するものであるが、機関運転中においては負圧
作動弁は吸気路内の負圧を受けて常に機関側に吸
引されているものであり、特に吸気路内の負圧が
大となる機関急減速時においては負圧作動弁は負
圧作動弁案内筒の機関側へ吸引され、前述の如く
負圧作動弁案内筒と負圧作動弁との間にクリアラ
ンスが存在することによつてそれらは全周で接触
することなく局部的に接触されるものである。従
つて、その接触部における面圧が上昇するので負
圧作動弁案内筒、負圧作動弁の材質、表面処理の
選定は注意深く行なわなければならなかつた。
また負圧作動弁は負圧作動弁案内筒内にて案内
保持されるので負圧作動弁の外径は吸気路径より
も大径でなければならないものであり、この為に
気化器本体の全長を短縮できないものであつた。
また、第2の例によると、内外二重の円筒状の
摺動弁を配置したことによつて前記第1の不具合
点(吸入効率が阻害されて機関の高出力化を達成
できない)はそのまま具有するものであるととも
に、さらには外方の摺動弁は単一の例えば負圧作
動弁より大径化するもので、これによれば摺動弁
の高開度時において吸気路の側方に残存する案内
筒部は大径化し、空気流れが阻害されて吸入効率
は更に悪化して吸入効率の悪化が著しいものであ
る。
また、第3の例によると負圧作動弁をベンチユ
リー形成部と、該ベンチユリー形成部の長手軸心
方向に沿つた側面より側方へ突出する板状のガイ
ド部をもつて形成し、前記板状のガイド部を気化
器本体に穿設した板状のガイド溝に移動自在に配
置したので負圧作動弁の高開度時において板状の
ガイド溝のみが吸気路内に残存し、空気流れを阻
害することなく吸入効率の向上を望みうるもので
あるが、これにても絞り弁の全開時において絞り
弁軸、絞り弁が吸気路内に残存することから吸入
効率を極限迄高めることに困難さがあり、特に高
出力を要求される競争車用気化器としては極限迄
吸入効率を高めた定真空式気化器の要求に答える
には不充分なるものであつた。
〔課題を解決するための手段〕
本発明になる定真空式気化器は前記不具合点に
鑑みなされたもので吸入効率を極限まで高めるこ
とのできる定真空式気化器を提供することを目的
とするものであつて、前記目的達成のために次の
如き構成としたものである。
気化器本体を貫通する吸気路を機械的操作によ
つて開閉する絞り弁と、絞り弁より上流側に配置
されて、絞り弁より上流側の吸気路内に生起する
負圧によつて吸気路内を昇降する負圧作動弁と、
を備えた定真空式気化器において、 エンジン側の吸気路に、吸気路の長手方向軸心
線X−Xに直交するとともに吸気路を横断する第
1平溝よりなる第1ガイド溝を穿設し、第1ガイ
ド溝よりエアークリーナー側の吸気路に、吸気路
の長手方向軸心線に直交するとともに吸気路を横
断する第2平溝よりなる第2ガイド溝を穿設し、 一方、摺動絞り弁を、平板状の弁部をもつて形
成し、負圧作動弁を、平板状のガイド部と、平板
状のガイド部よりエンジン側に向かい、吸気路の
径より小径のベンチユリー形成部と、ベンチユリ
ー形成部のエンジン側の平坦面と、により形成
し、 摺動絞り弁の弁部を第1ガイド溝内に摺動自在
に配置するとともに負圧作動弁の平板状のガイド
部を第2ガイド溝内に摺動自在に配置し、ベンチ
ユリー形成部のエンジン側の平坦面を摺動絞り弁
の弁部のエアークリーナ側の後面に摺接して配置
したものである。
〔作 用〕
かかる定真空式気化器によると、負圧作動弁
は、平板状のガイド部が第2ガイド溝に摺動自在
に案内されるとともにベンチユリー形成部のエン
ジン側の平坦面が摺動絞り弁の後面にて摺動自在
に案内される。一方摺動絞り弁の弁部は第1ガイ
ド溝に摺動自在に案内される。
而して、絞り弁、負圧作動弁が全開状態におい
て吸気路の側方には板状のガイド溝のみが残るも
ので吸気路内を通過する空気流に対して乱流、渦
流が生じにくいもので吸入効率の向上を達成でき
る。
〔実施例〕
以下、本発明になる定真空式気化器の一実施例
を図によつて説明する。
1は内部を吸気路2が貫通した気化器本体であ
り、気化器本体1の下部に配置した浮子室本体3
とによつて浮子室4が形成される。浮子室4には
燃料通路5の端部が開口し、この端部にバルブシ
ート6が圧入される。バルブシート6に対応して
フロートバルブ7が配置され、このフロートバル
ブ7はフロート8によつて開閉され、もつて浮子
室4内に一定なる液面が形成される。
吸気路2の底部2Aより上方に向かつて吸気路
2の直径Pより大径であつて、吸気路2の長手方
向軸心線X−Xを横断するガイドブロツク嵌入凹
部9が形成され、ガイドブロツク嵌入凹部9の上
方開口は、気化器本体1の上部鍔部1Aに向かつ
て拡大する。
ガイドブロツク嵌入凹部9の横断面は吸気路2
の外側方にあつて吸気路2の長手方向軸心線X−
Xに沿う外側部9A,9Aと、吸気路2の長手方
向軸心線X−Xに直交し、エアークリーナ側B、
(第2図において下方)に臨むエアークリーナ側
ガイドブロツク嵌入凹部9Bと、エンジン側A
(第2図において上方)に臨むエンジン側ガイド
ブロツク嵌入凹部9Cと、により構成される。
前記、エアークリーナ側ガイドブロツク嵌入凹
部9B、エンジン側ガイドブロツク嵌入凹部9C
は平坦面をなす。
10は平板形状のエンジン側ジエツトブロツク
であり、エンジン側Aに向かう一端面10Aはエ
ンジン側ガイドブロツク嵌入凹部9Cに嵌入され
る形状をなし、エアークリーナ側Bに向かう他端
面10Bは平面形状をなすとともに吸気路2の合
致せる吸気孔10Cが穿設される。
かかるエンジン側ジエツトブロツク10は、エ
ンジン側ジエツトブロツク10の一端面10Aを
エンジン側ガイドブロツク嵌入凹部9Cに対接し
た状態でガイドブロツク嵌入凹部9内に嵌入され
る。これによると、吸気孔10Cは吸気路2に合
致し、他側面10Bはエアークリーナ側Bに向
う。
11はエアークリーナ側ジエツトブロツクで有
り、その外側部11Aはガイドブロツク嵌入凹部
9の外側部9Aに嵌入される形状をなし、エンジ
ン側Aに向かう一端面11Bは、エンジン側ジエ
ツトブロツク10の他端面10Bに当接して嵌入
されるよう平坦面をなすとともにこの一端面11
Bに後述する吸気孔をはさんで第1平溝12,1
2が穿設される。(この第1平溝12は第1図に
おいて上下方向に穿設されるとともに吸気路2の
側方に達する。) 一方、エアークリーナ側Bに向かう他側面11
Cはエアークリーナ側ガイドブロツク嵌入凹部9
Bに当接して嵌入されるとともにこの他側面11
Cに後述する吸気孔をはさんで第2平溝13,1
3が穿設される。(この第2平溝13は第1図に
おいて上下方向に穿設されるとともに吸気路2の
側方に達する。) 又、エアークリーナ側ジエツトブロツク11に
は、吸気路2と合致せる吸気孔11Dが穿設され
るとともに吸気孔11Dより上方に向かつて負圧
作動弁案内筒11Eが開口する。そして、負圧作
動弁案内筒11Eの外側部11Fとガイドブロツ
ク嵌入凹部9の外側部9Aとの間に空間部Jが形
成される。又、負圧作動弁案内筒11Eのエアー
クリーナ側11Gは、第2平溝13に開口し、エ
ンジン側11Hは第1平溝12に開口する。負圧
作動弁案内筒11E及び外側部11Fは第4図に
よく示される。
そして前述した如く、ガイドブロツク嵌入凹部
9内にエンジン側ジエツトブロツク10とエアー
クリーナ側ジエツトブロツク11とを嵌入するこ
とによつてエンジン側Aに、エンジン側ジエツト
ブロツク10の他側面10Bとエアークリーナ側
ジエツトブロツク11の第1平溝12によつて矩
形状をなす第1ガイド溝Rが吸気路2をはさんで
形成され、さらにエアークリーナ側Bにはエアー
クリーナ側ガイドブロツク嵌入凹部9Bとエアー
クリーナ側ジエツトブロツク11の第2平溝13
によつて矩形状をなす第2ガイド溝Sが吸気路2
をはさんで形成され、さらに吸気路2に連なる負
圧作動弁案内筒11Eが上方に向かつて開口す
る。
この気化器本体1のガイドブロツク嵌入凹部9
内にエンジン側ジエツトブロツク10及びエアー
クリーナ側ジエツトブロツク11を圧入して上部
よりみた状態は第5図に示される。
14は平板状の弁部14Aを有する摺動絞り弁
であり、この弁部14Aが前述した第1ガイド溝
R内に摺動自在に保持される。従つて、摺動絞り
弁14のエンジン側Aに向かう前面14Bはエン
ジン側ジエツトブロツク10の他側面10Bに摺
動自在に案内され、摺動絞り弁14のエアークリ
ーナ側Bに向かう後面14Cはエアークリーナ側
ジエツトブロツク11の一端面11Bの第1平溝
12に摺動自在に案内される。
又、摺動絞り弁14の後面14Cよりエアーク
リーナ側Bに向かつてガイド腕部14Dが延びる
ものであつて、このガイド腕部14Dは負圧作動
弁案内筒11Eの外側部11Fの空間部Jに位置
される。
そしてこのガイド腕部14Dに穿設した溝14
Eには運転者によつて操作されるレバー15に取
着されたコロ16が挿入配置される。
而して、運転者がレバー15を回転操作する
と、この回転はコロ16より溝14Eに伝達さ
れ、もつて摺動絞り弁14を第1ガイド溝R内に
おいて上下に移動させることができるもので、こ
れによつて吸気路2は開閉制御される。すなわ
ち、第1図において、レバー15を時計方向に回
転することによつて摺動絞り弁14は吸気路2を
開放する。
負圧作動弁21は平板状のガイド部21Aと、
平板状のガイド部21Aよりエンジン側Aに向か
つてのびる矩形のベンチユリー形成部21Bとに
より形成される。平板状のガイド部21Aは平板
状をなし、第2ガイド溝S内に摺動自在に配置さ
れるとともに吸気路2を開閉制御するもので、平
板状のガイド部21Aよりエンジン側Aに向かつ
てのびるベンチユリー形成部21Bは負圧作動弁
案内筒11Eに摺動自在に配置される。このベン
チユリー形成部21Bの外径Gは吸気路2の径P
より小形をなし、その外径は安定したベンチユリ
ー負圧を得ることのできる径及び形状を適宜設定
する。そして、ベンチユリー形成部21Bのエン
ジン側Aの端面21Cは平坦面をなし、摺動絞り
弁14のエアークリーナ側Bに対向する後面14
Cに当接する。すなわち、この後面14Cも平坦
面を成すのでベンチユリー形成部21Bのエンジ
ン側Aの端面21Cは摺動絞り弁14の後面14
C上を摺動することになる。
また、負圧作動弁21の上部にはダイヤフラム
のごとき区画体22が一体的に配置され、この区
画体22と気化器本体1の上側凹部とによつて大
気室23が形成され、一方区画体22とその上部
をおおうキヤツプ24とによつて受圧室25が形
成され、この大気室23は図示せぬ大気導入路を
介して大気と連通され、受圧室25は負圧作動弁
21のベンチユリー形成部21Cの底部に開口し
た第1の負圧導入孔26を介してベンチユリーV
の負圧が導入される。
さらに負圧作動弁21のベンチユリー形成部2
1Bのエンジン側Aの端面21Cの底部にはエン
ジン側の吸気路2Bと受圧室25とを連設する第
2の負圧導入孔27を穿設するものであり、少な
くとも摺動絞り弁14の低開度時において、摺動
絞り弁14の弁部14Aの後面14Cにて前記第
2の負圧導入孔27は閉塞保持されるものであ
る。またこの第2の負圧導入孔27の孔径、孔
数、孔形状はエンジンに適合するよう最適に選定
される。
尚、35は負圧作動弁21に立設されたジエツ
トニードルであり、これはメーンジエツト36に
連なり吸気路2に開口するニードルジエツト37
内に挿入され、38は低速燃料ジエツトで図示せ
ぬ低速空気ジエツトよりの空気と混合されて低速
混合気が形成される。39は負圧作動弁21を下
方に押圧するスプリングである。
次にかかる定真空式気化器の組みつけについて
述べると、レバー15のコロ16を摺動絞り弁1
4のガイド腕部14Dに設けた溝14E内に配置
し、しかるのちに摺動絞り弁14の板状の弁部1
4Aを第1ガイド溝R内に挿入する。次いで負圧
作動弁21の平板状のガイド部21Aを、第2ガ
イド溝S内に挿入するとともにベンチユリー形成
部21Bを負圧作動弁案内筒11E内へ挿入す
る。
以上によれば、コロ16を介してレバー15に
連結された摺動絞り弁14を第1ガイド溝R内に
摺動自在に配置でき、一方負圧作動弁21の平板
状のガイド部21Aを第2ガイド溝S内に摺動自
在に配置できるとともにベンチユリー形成部21
Bを負圧作動弁案内筒11Eと摺動絞り弁14の
弁部14Aの後面14Cとによつて摺動自在に案
内配置できたものである。
かかる構造になる本発明の定真空式気化器によ
ると、摺動絞り弁14及び負圧作動弁21の気化
器本体1への摺動案内を第1ガイド溝R及び第2
ガイド溝Sとによつて行なうことができるので、
摺動絞り弁14、負圧作動弁21が全開状態とな
つたとき吸気路2内に残存するのはそれらの第
1、第2ガイド溝のみであるので、空気の流れに
よる渦流の発生を制御でき空気流れの抵抗を減少
でき、大きく吸入効率の向上が可能となつたもの
で機関の高出力化に対応できるものである。また
機関の急加速、急減速運転時において摺動絞り弁
14、負圧作動弁21には吸気路2内に生起する
負圧が作動するものであるが、前述のごとく各ガ
イド溝R,S内に各弁の板状の弁部14A、ガイ
ド部21Aを配置したので、各弁に加わる負圧は
ガイド溝との摺接面に均等に分散されるもので一
部が喰いこんだり、引つかかつたりすることがな
く安定した動特性を得ることができたものであ
る。又負圧作動弁21の形状は吸気路2の径に依
存することなく比較的に小形状とすることができ
る(従来のものは吸気路2より大形状とする必要
がある)とともに板状の摺動絞り弁14としたの
で気化器全体を縦、横方向にコンパクトにまとめ
うるものである。
一方、機関の急加速運転時にあつては、摺動絞
り弁14は吸気路2を急激に開放するものであ
り、これによると負圧作動弁21は摺動絞り弁1
4の開方向移動に対して一時的に遅れる。
然しながら、かかる状態おいて、負圧作動弁2
1のベンチユリー形成部21Bのエンジン側Aの
平坦面21Cの底部に第2の負圧導入孔27を穿
設し、この第2の負圧導入孔27が摺動絞り弁1
4よりエンジン側の吸気路2B内に開口し、この
孔を介して吸気路2内の上昇した負圧を受圧室2
5内に導入して該室内の圧力を急速に上昇させう
るので負圧作動弁21を摺動絞り弁14の開放に
極めて追従性よく開放しうるもので、これによる
と加速性能の著しい向上を図ることができた。
〔発明の効果〕
以上の如く、本発明になる定真空式気化器によ
ると、エンジン側Aの吸気路2に、吸気路2の長
手方向軸心線X−Xに直交するとともに吸気路を
横断する第1平溝12よりなる第1ガイド溝Rを
穿設し、第1ガイド溝Rよりエアークリーナ側B
の吸気路2に、吸気路2の長手方向軸心線X−X
に直交するとともに吸気路2を横断する第2平溝
13よりなる第2ガイド溝Sを穿設し、 一方、摺動絞り弁14を、平板状の弁部14A
をもつて形成し、負圧作動弁21を、平板状のガ
イド部21Aと、平版状のガイド部21Aよりエ
ンジン側Aに向かい、吸気路2の径Pより小径G
のベンチユリー形成部21Bと、ベンチユリー形
成部21Bのエンジン側Aの平坦面21Cと、に
より形成し、 摺動絞り弁14の弁部14Aを第1ガイド溝R
内に摺動自在に配置するとともに負圧作動弁21
の平板状のガイド部21Aを第2ガイド溝S内に
摺動自在に配置し、ベンチユリー形成部21Bの
エンジン側Aの平坦面21Cを摺動絞り弁14の
弁部14Aのエアークリーナ側Bの後面14Cに
摺接して配置したので、気化器の吸入効率を大幅
に向上できエンジンの高出力化に対応でき、さら
には絞り弁、負圧作動弁を従来の円筒型の負圧作
動弁、バタフライ型の絞り弁を有する気化器に比
較して軽量、コンパクト化を図ることができた。
又、負圧作動弁21のベンチユリー形成部21
Bのエンジン側Aの平坦面21Cに、受圧室25
と吸気路2とを連通する第2の負圧導入孔27を
穿設し、前記第2の負圧導入孔27を、摺動絞り
弁14の低開度域において摺動絞り弁14の弁部
14Aにて閉塞保持し、摺動絞り弁の急開時にお
いて第2の負圧導入孔より吸気路内の負圧を第1
の負圧導入孔に加えて受圧室内へ供給できたので
受圧室内の圧力を急速に高めることができ、絞り
弁の開放に近い負圧作動弁の開放特性を得ること
ができ急加速運転性能の向上を図ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
図は本発明になる定真空式気化器の一実施例を
示す。第1図は縦断面図、第2図は第1図−
線での横断面図、第3図はキヤツプ24を取り外
した状態における上部平面図、第4図は第1図
−線における縦断面図、第5図は、ガイドブロ
ツク嵌入凹部内にエンジン側ジエツトブロツク及
びエアークリーナ側ジエツトブロツクを嵌入した
状態を示す気化器本体の上部平面図である。 1…気化器本体、2…吸気路、9…ガイドブロ
ツク嵌入凹部、10…エンジン側ジエツトブロツ
ク、11…エアークリーナ側ジエツトブロツク、
12…第1平溝、13…第2平溝、R…第1ガイ
ド溝、S…第2ガイド溝、J…空間部、14…摺
動絞り弁、14A…弁部、21…負圧作動弁、2
1A…平板状のガイド部、21B…ベンチユリー
形成部、25…受圧室、26…負圧導入孔。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 気化器本体を貫通する吸気路を機械的操作に
    よつて開閉する絞り弁と、絞り弁より上流側に配
    置されて、絞り弁より上流側の吸気路内に生起す
    る負圧によつて吸気路内を昇降する負圧作動弁
    と、を備えた定真空式気化器において、 エンジン側Aの吸気路2に、吸気路2の長手方
    向軸心線X−Xに直交するとともに吸気路2を横
    断する第1平溝12よりなる第1ガイド溝Rを穿
    設し、第1ガイド溝Rよりエアークリーナ側Bの
    吸気路2に、吸気路2の長手方向軸心線X−Xに
    直交するとともに吸気路2を横断する第2平溝1
    3よりなる第2ガイド溝Sを穿設し、 一方、摺動絞り弁14を、平板状の弁部14A
    をもつて形成し、負圧作動弁21を、平板状のガ
    イド部21Aと、平板状のガイド部21Aよりエ
    ンジン側Aに向かい、吸気路2の径Pより小径G
    のベンチユリー形成部21Bと、ベンチユリー形
    成部21Bのエンジン側Aの平坦面21Cと、に
    より形成し、 摺動絞り弁14の弁部14Aを第1ガイド溝R
    内に摺動自在に配置するとともに負圧作動弁21
    の平板状のガイド部21Aを第2ガイド溝S内に
    摺動自在に配置し、ベンチユリー形成部21Bの
    エンジン側Aの平坦面21Cを摺動絞り弁14の
    弁部14Aのエアークリーナ側Bの後面14Cに
    摺接して配置したことを特徴とする定真空式気化
    器。 2 前記、負圧作動弁21のベンチユリー形成部
    21Bのエンジン側Aの平坦面21Cに、受圧室
    25と吸気路2とを連通する第2の負圧導入孔2
    7を穿設し、前記第2の負圧導入孔27を、摺動
    絞り弁14の低開度域において摺動絞り弁14の
    弁部14Aにて閉塞保持してなる特許請求の範囲
    第1項記載の定真空式気化器。
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