JPH05138102A - 液体噴射装置 - Google Patents

液体噴射装置

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JPH05138102A
JPH05138102A JP3329962A JP32996291A JPH05138102A JP H05138102 A JPH05138102 A JP H05138102A JP 3329962 A JP3329962 A JP 3329962A JP 32996291 A JP32996291 A JP 32996291A JP H05138102 A JPH05138102 A JP H05138102A
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JP
Japan
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valve
injection port
gun
needle valve
end side
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Application number
JP3329962A
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English (en)
Inventor
Yoshiko Matsuoka
佳子 松岡
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Tokico Ltd
Original Assignee
Tokico Ltd
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Publication date
Application filed by Tokico Ltd filed Critical Tokico Ltd
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B05SPRAYING OR ATOMISING IN GENERAL; APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
    • B05CAPPARATUS FOR APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
    • B05C5/00Apparatus in which liquid or other fluent material is projected, poured or allowed to flow on to the surface of the work
    • B05C5/02Apparatus in which liquid or other fluent material is projected, poured or allowed to flow on to the surface of the work the liquid or other fluent material being discharged through an outlet orifice by pressure, e.g. from an outlet device in contact or almost in contact, with the work
    • B05C5/0225Apparatus in which liquid or other fluent material is projected, poured or allowed to flow on to the surface of the work the liquid or other fluent material being discharged through an outlet orifice by pressure, e.g. from an outlet device in contact or almost in contact, with the work characterised by flow controlling means, e.g. valves, located proximate the outlet
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B05SPRAYING OR ATOMISING IN GENERAL; APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
    • B05BSPRAYING APPARATUS; ATOMISING APPARATUS; NOZZLES
    • B05B13/00Machines or plants for applying liquids or other fluent materials to surfaces of objects or other work by spraying, not covered by groups B05B1/00 - B05B11/00
    • B05B13/02Means for supporting work; Arrangement or mounting of spray heads; Adaptation or arrangement of means for feeding work
    • B05B13/04Means for supporting work; Arrangement or mounting of spray heads; Adaptation or arrangement of means for feeding work the spray heads being moved during spraying operation
    • B05B13/0431Means for supporting work; Arrangement or mounting of spray heads; Adaptation or arrangement of means for feeding work the spray heads being moved during spraying operation with spray heads moved by robots or articulated arms, e.g. for applying liquid or other fluent material to 3D-surfaces

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  • Details Or Accessories Of Spraying Plant Or Apparatus (AREA)
  • Coating Apparatus (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 噴射口の目詰りを防止し、噴射パターンが変
形する等の不具合を解消する。 【構成】 ガン本体22内にニードル弁31を摺動可能
に設け、このニードル弁31をアクチュエータ32で矢
示A,B方向に駆動し、弁部31Aを弁座24に離,着
座させて噴射口25を開,閉すると共に、突出部31B
を噴射口25内に進退させて噴射口25内を清浄化す
る。そして、噴射口25内に突出部31Bが目詰り等で
進出できないときには、調整ボルト37でニードル弁3
1を強制的に押動する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば塗装用またはシ
ーリング用ロボット等に好適に用いられる液体噴射装置
に関し、特に、噴射口の目詰りを防止できるようにした
液体噴射装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図8および図9に従来技術の液体噴射装
置としてシーリング用ロボットを例に挙げて示す。
【0003】図において、1はロボット本体を示し、該
ロボット本体1は、基台2と、該基台2上に旋回可能に
設けられた旋回台3と、該旋回台3上に設けられ、前後
方向に揺動される支柱4と、該支柱4の上端側に回動可
能に設けられたアーム5とからなり、該アーム5の先端
側には複数の自由度をもって手首部6が取付けられてい
る。
【0004】7はロボット本体1の手首部6に着脱可能
に設けられた液体噴射装置としてのシーリングガン、8
は該シーリングガン7のケーシングを構成するガン本体
を示し、該ガン本体8内には液体としてのシーリング剤
が外部から供給される供給路9が設けられ、ガン本体8
の先端側にはテーパ状の弁座10を介して供給路9内と
連通する小径の噴射口11が形成されている。そして、
該ガン本体8は後述のニードル弁12が開弁したとき
に、供給路9内のシーリング剤を噴射口11から噴射さ
せる。
【0005】12はガン本体8内に変位可能に設けられ
た弁体としてのニードル弁を示し、該ニードル弁12の
先端側には砲弾形状の弁部12Aが設けられ、該弁体1
2Aは弁座10に離,着座して噴射口11を開,閉す
る。また、該ニードル弁12の基端側はガン本体8内で
摺動可能に支持され、該ガン本体8の基端側に設けたア
クチュエータ(図示せず)により図9中の矢示A,B方
向に駆動される。
【0006】13はロボット本体1の外部に配設される
シーリング剤の供給ポンプを示し、該供給ポンプ13は
吐出側が供給ホース14を介してガン本体8内の供給路
9と接続され、該供給路9内に所要圧力のシーリング剤
を供給する。15はシーリングガン7および供給ポンプ
13を制御するアプリケータコントローラ、16はロボ
ットコントローラを示し、該ロボットコントローラ16
はロボット本体1の制御を行うと共に、アプリケータコ
ントローラ15にシーリング剤の吐出量データ等を出力
する。
【0007】このように構成される従来技術では、ロボ
ットコントローラ16からの制御信号により、ロボット
本体1の旋回台3,支柱4,アーム5および手首部6が
作動され、アプリケータコントローラ15からの制御信
号により供給ポンプ13が作動されると共に、シーリン
グガン7のアクチュエータが作動され、ガン本体8内の
ニードル弁12が図9中の矢示A方向に開弁されること
により、噴射口11からシーリング剤が外部のシーリン
グ用部品(図示せず)に向けて噴射される。また、シー
リング剤の噴射停止時にはニードル弁12の弁部12A
がガン本体8の弁座10に着座し、噴射口11を閉塞す
ることによって該噴射口11からのシーリング剤の噴射
を停止させる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来技術では、ニードル弁12の弁部12Aが砲弾形状を
なし、ガン本体8の弁座10に着座することにより、噴
射口11からのシーリング剤の噴射を停止させる構成で
あるから、シーリングガン7の使用を中断しているとき
に、前回噴射されたシーリング剤の一部が噴射口11内
に滞溜して図9に示す如く凝固し、このときの凝固物1
7によって噴射口11内に目詰りが発生するという問題
がある。
【0009】この場合、凝固物17が大きくなってシー
リング剤の流量が過剰に減少したり、または圧力が異常
に高くなったりしたときには、これをアプリケータコン
トローラ15側で検知し、ガン本体8の噴射口11等を
洗浄することは可能である。しかし、凝固物17が小さ
いときにはアプリケータコントローラ15側で噴射口1
1の目詰りを早期に検出できず、この状態で噴射口11
からシーリング剤を噴射させると、シーリング剤の噴射
パターンが凝固物17によって変形し、シーリング用部
品の一部をシールできなくなるという問題がある。
【0010】本発明は上述した従来技術の問題に鑑みな
されたもので、本発明はシーリング剤等の液体の一部が
噴射口内で凝固して目詰りが発生した場合でも、凝固物
を簡単に取除くことができ、噴射パターンが変形するの
を効果的に防止できるようにした液体噴射装置を提供す
ることを目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために本発明が採用する構成の特徴は、弁体の先端側
に、ケーシングの噴射口内に進退する突出部を設けたこ
とにある。
【0012】
【作用】上記構成により、ケーシングの噴射口内に液体
の一部が凝固したときには、弁体の先端側に位置する突
出部を噴射口内に進出させて凝固物を噴射口内から簡単
に取除くことができ、噴射口内に凝固物が残るのを確実
に防止できる。
【0013】
【実施例】以下、本発明の実施例を図1ないし図4に基
づき説明する。なお、実施例では前述した図8に示す従
来技術と同一の構成要素に同一の符号を付し、その説明
を省略するものとする。
【0014】図中、21はロボット本体1の手首部6に
着脱可能に設けられる液体噴射装置としてのシーリング
ガン、22は該シーリングガン21のケーシングを構成
するガン本体を示し、該ガン本体22は従来技術で述べ
たガン本体8とほぼ同様に構成され、先端側に突出形成
された小径のノズル部22A内には供給路23内とテー
パ状の弁座24を介して連通する小径の噴射口25が穿
設されている。また、該ガン本体22の基端側には有底
のシリンダ穴26が形成され、該シリンダ穴26の開口
端は蓋体27によって閉塞されている。そして、該ガン
本体22内には供給路23とシリンダ穴26との間を軸
方向に伸長する小径の摺動穴28が形成され、該摺動穴
28内には後述のニードル弁31が摺動可能に挿嵌され
ている。また、ガン本体22には後述のエア室Cと連通
するエア通路29と、供給路23内と連通する供給ポー
ト30とが形成され、該供給ポート30は供給ホース1
4を介してシーリング剤の供給ポンプ13(図8参照)
に接続される。
【0015】31はガン本体22の摺動穴28内に摺動
可能に挿嵌された弁体としてのニードル弁を示し、該ニ
ードル弁31の先端側は供給路23内を軸方向に伸長
し、ガン本体22の弁座24に離,着座するテーパ状の
弁部31Aとなり、該弁部31Aの先端側には噴射口2
5内に摺動可能に進退する小径の突出部31Bが一体形
成されている。そして、該突出部31Bは噴射口25の
内径よりも僅かに小さい直径をもって円柱状に形成さ
れ、その長さ寸法は弁部31Aが弁座24に着座したと
きに、先端面が噴射口25の端面から僅かに突出するよ
うに設定されている。また、ニードル弁31の基端側は
シリンダ穴26内に突出し、該シリンダ穴26内に設け
た後述のアクチュエータ32によりニードル弁31を矢
示A,B方向に駆動させる。
【0016】32はガン本体22の基端側に設けられ、
ニードル弁31を駆動するアクチュエータを示し、該ア
クチュエータ32は、シリンダ穴26内をエア室Cとば
ね室Dとに画成すべく該シリンダ穴26内に摺動可能に
挿嵌され、ニードル弁31に固着されたピストン33
と、ばね室D内に位置して該ピストン33と蓋体27と
の間に配設され、該ピストン33をエア室C側に向けて
常時付勢することによりニードル弁31を矢示B方向に
駆動するばね34と、ばね室D内に位置してニードル弁
31の基端に固着され、他のばね35によりニードル弁
31を矢示B方向に常時付勢させる略円板状のストッパ
36とから構成されている。そして、該アクチュエータ
32はエア室C内がエア通路29等を介して外部の圧気
源(図示せず)と接続され、エア室C内にエア圧を供給
してピストン33,ストッパ36をばね34,35に抗
して変位させたときに、ニードル弁31を矢示A方向に
駆動させる。
【0017】37は蓋体27の中心部に螺合された調整
ボルトを示し、該調整ボルト37は蓋体27の外部から
ばね室D内へとねじ込まれ、例えばガン本体22の噴射
口25に目詰りが発生したときに、ストッパ36の端面
に当接してニードル弁31をを矢示B方向に押動するこ
とにより、該ニードル弁31の突出部31Bを噴射口2
5内に強制的に進出させ、噴射口25内の凝固物17
(図2参照)を突出部31Bによって噴射口25から取
除くようになっている。38はガン本体22の摺動穴2
8とニードル弁31との間に装着されたシールリングを
示し、該シールリング38はガン本体22の供給路23
とエア室Cとの間を気液密にシールしている。
【0018】次に図3中、39はシーリング剤の噴射時
に押下される作業スイッチを示し、該作業スイッチ39
は後述のロボットコントローラ41に付設され、オペレ
ータ、またはティーチングによるプレイバック信号等に
よってON,OFF操作される。40は供給ポンプ13
とガン本体22の供給ポート30との間で供給ホース1
4の途中等に設けられる流量計を示し、該流量計40は
供給ポンプ13からガン本体22内に供給されるシーリ
ング剤の質量流量Qを検出し、その検出信号を後述のア
プリケータコントローラ43に出力する。
【0019】41はマイクロコンピュータ等から構成さ
れたロボットコントローラを示し、該ロボットコントロ
ーラ41は従来技術で述べたロボットコントローラ16
とほぼ同様に構成されているものの、該ロボットコント
ローラ41は供給ポンプ13の吐出量データ等をアプリ
ケータコントローラ43に出力し、このデータに基づき
後述の目標流量Qaを設定させる。42は圧気源からの
エア圧をガン本体22のエア室Cにエア通路29を介し
て給排させるエア給排弁を示し、該エア給排弁42はガ
ン本体22のエア通路29と圧気源との間でエア配管
(図示せず)の途中等に設けられ、アプリケータコント
ローラ43からの切換信号により給気位置と排気位置と
に切換えられる。そして、該エア給排弁42は給気位置
でエア室C内に圧気源からのエア圧を供給し、排気位置
でエア室C内からエアを外部に排気させる。
【0020】さらに、43はマイクロコンピュータ等に
よって構成されたアプリケータコントローラを示し、該
アプリケータコントローラ43は従来技術で述べたアプ
リケータコントローラ15とほぼ同様に構成されている
ものの、その入力側には作業スイッチ39,流量計40
およびロボットコントローラ41等が接続され、出力側
にはロボットコントローラ41,供給ポンプ13および
エア給排弁42等が接続されている。そして、該アプリ
ケータコントローラ43はその記憶回路内に図4に示す
プログラム等が格納され、シーリングガン21から噴射
されるシーリング剤の流量制御処理等を行う。また、該
アプリケータコントローラ43の記憶回路にはその記憶
エリア43A内に後述の判定値αおよび目標流量Qa等
が格納され、目標流量Qaはロボットコントローラ41
から読込んだ吐出量データに基づいて設定される。
【0021】本実施例によるシーリング用ロボットは上
述の如き構成を有するもので、その基本的作動について
は従来技術によるものと格別差異はない。
【0022】そこで、アプリケータコントローラ43に
よるシーリング剤の流量制御処理について図4を参照し
て説明する。
【0023】まず、処理動作がスタートすると、ステッ
プ1でシーリング用の作業スイッチ39がON操作され
ているか否かを判定し、「YES」と判定したときには
ステップ2に移り、供給ポンプ13を作動させると共
に、エア給排弁42を給気位置に切換えて圧気源からの
エア圧をガン本体22のエア室C内に供給し、このエア
圧でニードル弁31を図1中の矢示A方向に駆動して該
ニードル弁31を開弁させ、ガン本体22の噴射口25
からシーリング剤をシーリング用部品(図示せず)に向
けて噴射させる。
【0024】次に、ステップ3では供給ポンプ13から
ガン本体22内に供給されるシーリング剤の質量流量Q
を流量計40から読込み、ステップ4でこのときの目標
流量Qaを読出す。そして、ステップ5では目標流量Q
aと質量流量Qとの偏差△Qを、
【0025】
【数1】△Q=Qa−Q として演算し、ステップ6に移って偏差△Qが目詰り判
定用の判定値αより小さいか否かを判定する。
【0026】そして、ステップ6で「YES」と判定し
たときにはシーリング剤の質量流量Qが目標流量Qaに
近い値か、または目標流量Qaよりも大きくなり、ガン
本体22の噴射口25に目詰りが発生していないと判別
できるから、ステップ7に移ってシーリング剤の供給流
量Qbを、
【0027】
【数2】Qb=Q+△Q として算定し、ステップ8で供給ポンプ13の吐出量が
供給流量Qbに対応した流量となるように供給ポンプ1
3の回転数を制御し、ステップ9でリターンする。
【0028】また、ステップ6で「NO」と判定したと
きには質量流量Qが目標流量Qaよりも判定値α以上に
減少し、ガン本体22の噴射口25に目詰りが発生して
該噴射口25内に凝固物17が図2に示す如く残ってい
る場合であるから、ステップ10に移ってロボットコン
トローラ41にシーリング剤の噴射パターンが不良とな
っているとしてシーリング不良信号を出力し、ロボット
本体1の作動を停止させる。そして、ステップ11では
エア給排弁42を排気位置に切換えさせてエア室C内の
エアを外部に排気させ、ばね34,35によりニードル
弁31を図1中の矢示B方向に押動して閉弁させる。
【0029】この場合、ばね34,35によってニード
ル弁31を閉弁方向に押動しても、ガン本体22の噴射
口25内に付着した凝固物17にニードル弁31の突出
部31Bが突当り、該突出部31Bを噴射口25の先端
まで進出させることができないことがある。そこで、こ
の場合には蓋体27側の調整ボルト37をさらにねじ込
んでストッパ36に当接させ、ニードル弁31を矢示B
方向に強制的に押動し、突出部31Bを噴射口25内に
完全に進出させることにより、噴射口25内の凝固物1
7を突出部31Bの先端で取除くようにして噴射口25
の先端から凝固物17を排出させる。そして、噴射口2
5の目詰りを解除し、噴射口25内を清浄化した状態
で、ステップ9に移ってリターンさせ、前記ステップ1
からステップ11に亘る処理を繰返すようにする。
【0030】かくして、本実施例によれば、ニードル弁
31の弁部31A先端に軸方向に突出する突出部31B
を設け、該突出部31Bをニードル弁31の閉弁時に噴
射口25内に進出させると共に、突出部31Bの先端を
噴射口25から僅かに突出させるようにしたから、シー
リングガン21の使用停止時に、前回噴射されたシーリ
ング剤の一部が噴射口25内に残って凝固するのを防止
でき、噴射口25内の目詰りの発生を効果的に低減で
き、メンテナンス性や生産効率を大幅に向上できる。特
に、ニードル弁31が閉弁する度毎に突出部31Bが噴
射口25内に進退するから、該噴射口25内を突出部3
1Bによって効果的に清浄化でき、シーリング剤の噴射
パターンやシーリング品質を向上させることができる。
【0031】また、噴射口25内でシーリング剤の一部
が凝固し、目詰りが発生した場合でも、供給ポンプ13
から供給されるシーリング剤の質量流量Qを流量計40
で検出し、目標流量Qaとの偏差ΔQに基づき目詰りの
発生を早期に判別できるから、目詰り等の発生をオペレ
ータに即座に報知でき、生産ラインの停止時間を短かく
して生産性を向上できる上に、噴射口25に塵埃等が付
着した場合でもこれを目詰りとして検出でき、シーリン
グ品質を高めることができる。
【0032】さらに、ニードル弁31を単に閉弁させた
ときに噴射口25の目詰りを解消できない場合には、蓋
体27側の調整ねじ37によりニードル弁31を強制的
に押動し、該ニードル弁31の突出部31Bを噴射口2
5内に完全に進出させることができるから、特別な治具
等を使用することなく目詰りを簡単に解消でき、メンテ
ナンスを容易に行うことができる等、種々の効果を奏す
る。
【0033】次に、図5ないし図7は本発明の第2の実
施例を示し、本実施例の特徴は、弁座に離,着座して噴
射口の開,閉を行う弁体を管状に形成し、この管状の弁
体内に該弁体の先端から突出し、噴射口内に進退する突
出部を変位可能に設けたことにある。
【0034】図中、51は液体噴射装置としてのシーリ
ングガン、52は該シーリングガン51のケーシングを
構成するガン本体を示し、該ガン本体52は前記第1の
実施例で述べたガン本体22とほぼ同様に構成され、供
給路53,弁座54,噴射口55,シリンダ穴56,蓋
体57,摺動穴58,エア通路59および供給ポート6
0等が設けられている。そして、小径のノズル部52A
の先端側に位置する噴射口55は先端側に向けて漸次拡
径するようにテーパ状に形成され、内面に付着した凝固
物17等が後述する棒状体68の拡開部68Bにより掻
取られるようになっている。
【0035】また、蓋体57には後述のばね室C内へと
突出する筒状部57Aが一体形成され、該筒状部57A
内には小径ピストン61が摺動可能に挿嵌されている。
そして、該小径ピストン61は筒状部57Aの底部側と
の間にエア室Eを画成し、該エア室E内には蓋体57の
中心部に穿設したエア給排穴57Bを介して圧気源(図
示せず)からのエアが給排される。
【0036】62はガン本体52の摺動穴58内に摺動
可能に挿嵌された弁体としての管状弁体を示し、該管状
弁体62の基端側はシリンダ穴56内に伸長し、先端側
は弁座54側に向けて供給路53内を軸方向に伸長して
いる。そして、該管状弁体62の先端側はテーパ状に漸
次縮径する管状の弁部62Aとなり、該弁部62Aはガ
ン本体52の弁座54に離,着座することにより噴射口
55を開,閉する。また、該管状弁体62の基端側はシ
リンダ穴56内で後述のアクチュエータ63に連結さ
れ、このアクチュエータ63によって管状弁体62は矢
示A,B方向に駆動される。
【0037】63は管状弁体62を駆動するアクチュエ
ータを示し、該アクチュエータ63は第1の実施例で述
べたアクチュエータ32とほぼ同様に、ピストン64,
ばね65,66およびストッパ67等によって構成さ
れ、ピストン64はシリンダ穴56内をエア室Cとばね
室Dとに画成している。そして、ピストン64およびス
トッパ67は管状弁体62の外周面に固着され、ばね6
6は小径ピストン61とストッパ67との間に初期荷重
をもって配設されている。
【0038】68は管状弁体62内を軸方向に伸長し、
先端側が管状弁体62の弁部62Aから突出可能な突出
部となった棒状体を示し、該棒状体68の先端側には軸
方向に伸びる切欠き68Aを介して径方向に拡開可能と
なった二又状の拡開部68B,68Bが設けられ、該各
拡開部68Bは管状弁体62の弁部62Aから突出した
ときに、図7に示す如く矢示F方向に互いに離間するよ
うに拡開し、噴射口55内の凝固物17を掻取るように
なっている。
【0039】また、該棒状体68の基端側は蓋体57の
筒状部57A内へと突出し、小径ピストン61に固着さ
れている。そして、該棒状体68は管状弁体62の閉弁
時にエア室E内にエア通路57Bを介してエア圧を供給
し、小径ピストン61をばね66に抗して矢示B方向に
摺動変位させることにより管状弁体62内で矢示B方向
に押動され、各拡開部68Bが噴射口55内に進出する
ように管状弁体62の弁部62A先端側から大きく突出
する。
【0040】69はガン本体52の摺動穴58と管状弁
体62との間に装着されたシールリング、さらに70は
蓋体57に螺合された調整ボルトを示し、該調整ボルト
70はガン本体52の弁座54にシーリング剤等が付着
して凝固したとき等に、ばね室D内に向けてねじ込ま
れ、ストッパ67を介して管状弁体62を矢示B方向に
強制的に押動することにより、弁部62Aの先端を弁座
54に完全に着座させると共に、弁座54内の凝固物等
を取り除くようになっている。
【0041】かくして、このように構成される本実施例
でも、前記第1の実施例で用いたロボットコントローラ
41およびアプリケータコントローラ43等によって作
動が制御され、第1の実施例とほぼ同様の作用効果を得
ることができる。さらに、本実施例では、エア室E内に
エア圧を供給し、閉弁状態にある管状弁体62の弁部6
2Aから棒状体68の各拡開部68Bを噴射口55内に
向けて突出させ、各拡開部68Bをテーパ状の噴射口5
5内に完全に進出させるようにしたから、テーパ状の噴
射口55内に付着した凝固物17を各拡開部68Bの先
端で掻取るようにして噴射口55から取除くことがで
き、噴射口55に目詰りが発生したときにエア室E内に
エア圧を供給するだけで、生産ラインにオペレータが入
ることなく、目詰りを解消できる。
【0042】なお、前記第2の実施例では、管状弁体6
2内に棒状体68を相対変位可能に設け、目詰りの発生
時等に棒状体68の各拡開部68Bを弁部62Aの先端
から噴射口55内に向けて突出させるものとして述べた
が、これに替えて、例えば棒状体68を管状弁体62に
図5に示す如く突出した状態で固定し、アクチュエータ
63により管状弁体62と棒状体68とを一体的に駆動
するようにしてもよい。また、棒状体68は図6に示す
如く管状弁体62内に収納された状態で常時は管状弁体
62と一体に駆動され、目詰りの発生時にのみ棒状体6
8の各拡開部68Bが弁部62Aの先端から突出するよ
うに構成してもよい。
【0043】さらに、前記各実施例では、流量計40で
検出したシーリング剤の質量流量Qに基づき目詰りの判
定を行うものとして述べたが、これに替えて、例えば図
8に例示した供給ホース14の途中等に圧力センサ等を
設け、シーリング剤の圧力変動に基づき目詰りの判定を
行い、シーリング剤の圧力を目標圧力に対応させて制御
するようにしてもよい。
【0044】また、前記各実施例では、液体噴射装置と
してシーリングガン21(51)を例に挙げて説明した
が、本発明はこれに限らず、例えば塗装用ロボット等に
取付けられる塗装ガン等の液体噴射装置に適用してもよ
い。
【0045】
【発明の効果】以上詳述した通り本発明によれば、噴射
口を開閉する弁体の先端側に、噴射口内に進退する突出
部を設けたから、噴射口から噴射される液体の一部が噴
射口内で凝固し、目詰りが発生したときでも、噴射口内
に突出部を進出させて凝固物等を取除くことができ、噴
射パターンが変形する等の問題を解消できると共に、噴
射口を洗浄する等の面倒な作業を不要にできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例によるシーリングガンを
示す縦断面図である。
【図2】ニードル弁を開弁させた状態で示すガン本体の
要部拡大縦断面図である。
【図3】図1に示すシーリングガンの制御ブロック図で
ある。
【図4】流量制御処理等を示す流れ図である。
【図5】第2の実施例によるシーリングガンを示す縦断
面図である。
【図6】管状弁体を開弁させた状態で示すガン本体等の
要部拡大縦断面図である。
【図7】棒状体の先端側を拡大して示す斜視図である。
【図8】従来技術によるシーリング用ロボットを示す全
体図である。
【図9】ニードル弁を開弁させた状態で示すガン本体の
要部拡大縦断面図である。
【符号の説明】
21,51 シーリングガン 22,52 ガン本体(ケーシング) 23,53 供給路 24,54 弁座 25,55 噴射口 31 ニードル弁(弁体) 31B 突出部 32,63 アクチュエータ 33,64 ピストン 34,35,65,66 ばね 37,70 調整ボルト 62 管状弁体(弁体) 68 棒状体 C,E エア室 D ばね室

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液体が供給される供給路を有し、先端側
    に弁座を介して該供給路と連通する噴射口が形成された
    ケーシングと、該ケーシング内に移動可能に設けられ、
    先端側が該ケーシングの弁座に離,着座することにより
    噴射口を開,閉する弁体と、該弁体の基端側に位置して
    前記ケーシング内に設けられ、該弁体を駆動することに
    より前記ケーシングの噴射口から液体を噴射させるアク
    チュエータとからなる液体噴射装置において、前記弁体
    の先端側には、前記ケーシングの噴射口内に進退する突
    出部を設けたことを特徴とする液体噴射装置。
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