JPH07167322A - 限時閉鎖型エアバルブ - Google Patents

限時閉鎖型エアバルブ

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Publication number
JPH07167322A
JPH07167322A JP11372293A JP11372293A JPH07167322A JP H07167322 A JPH07167322 A JP H07167322A JP 11372293 A JP11372293 A JP 11372293A JP 11372293 A JP11372293 A JP 11372293A JP H07167322 A JPH07167322 A JP H07167322A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
valve
air
chamber
piston
front chamber
Prior art date
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Pending
Application number
JP11372293A
Other languages
English (en)
Inventor
Shiro Nagai
史郎 永井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NAGAI TEKKOSHO KK
Original Assignee
NAGAI TEKKOSHO KK
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Publication date
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Priority to JP11372293A priority Critical patent/JPH07167322A/ja
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  • Auxiliary Devices For Machine Tools (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 噴射空気で表面清掃を行うエアダスタや噴霧
塗装用のエアガンなどに供給される空気を自動停止する
のに用いるエアバルブに関するもので、手動操作によっ
て流路が開かれ一定時間後に自動的に閉鎖する単体構造
でかつ少量生産にも適した限時閉鎖型のエアバルブを得
ることを課題としている。 【構成】 ブロック状の本体1に先端に弁座5を設けた
シリンダ孔3が設けられ、このシリンダ孔に先端を弁体
26としたピストン27がバネ28で先端側に付勢して
嵌装され、シリンダ孔3と弁体26との間隙によって前
室29が形成され、ピストン27の後部には後室31が
形成され、前室29と後室31とは通過空気の流量を調
整する調整弁19を設けた空気流路4で連通され、後室
31を大気開放する自動復帰型の手動弁24が設けら
れ、前室29に連通する入口ポート12とシリンダ孔3
の先端に連通する出口ポート13とが設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、噴射空気で小物部品
の表面清掃を行うエアダスタや噴霧塗装用のエアガンな
どに供給される空気を噴射開始から一定の時間をおいて
停止するのに用いられるエアバルブに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】部品の製作工程で部品の表面に付着した
切粉などを除去するエアダストを行う際に、部品表面に
空気を噴射するエアガンの噴射開始および停止を手動操
作で行うときは、部品とエアガンを持ち替えたりエアガ
ンの操作を行うために部品から手を離したりしなければ
ならず、作業を能率良く行うことができない。このよう
な場合、部品を持った手で触れるだけで空気の噴射が開
始し、一定時間経過したら空気の噴射が停止するような
装置があれば便利である。
【0003】従来、限時動作型のエアバルブとして、内
蔵したパイロット弁が操作されたあと一定時間経過後に
主弁が動作するようにした限時動作弁が公知であり、こ
のような弁を組み合わせて用いることにより、上述のよ
うな装置を構成することは可能であるが、構造が複雑に
なりまた装置重量も重くなってしまう。
【0004】また手動操作によって流路が開き一定時間
経過後に閉じる弁として、水洗便器のフラッシュバルブ
が公知であるが、この種の従来の弁は液体用の弁でその
ままではエアバルブとして用いることができず、またそ
の構造上少量生産に適していないという問題がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、上記実情
に鑑み、手動操作によって流路が開かれ一定時間後に自
動的に閉鎖する単体構造でかつ少量生産にも適した構造
の限時閉鎖型のエアバルブを得ることを課題としてい
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明にかかる限時閉鎖
型エアバルブは、ブロック状の本体1に先端に孔径より
小径の弁座5を設けたシリンダ孔3が設けられ、このシ
リンダ孔には先端を弁体26としたピストン27がバネ
28で先端側に付勢して嵌装されており、シリンダ孔3
と弁体26との間隙によって前室29が形成されるとと
もにピストン27の後部には後室31が形成され、前室
29と後室31とは通過空気の流量を調整する調整弁1
9を設けた空気流路4で連通されており、後室31を大
気開放する自動復帰型の手動弁24が設けられ、前室2
9に連通する入口ポート12とシリンダ孔3の先端に連
通する出口ポート13とが設けられていることを特徴と
するものである。
【0007】
【作用】上記構造のエアバルブは、入口ポート12を空
気圧源に、出口ポート13をたとえばエアダスタのエア
ノズル39などに連通して使用する。調整弁19は、作
業に必要な時間に合わせて予め設定しておく。図2に示
す非作動状態においては、手動弁24が閉鎖した状態
で、調整弁19および空気流路4を介して前室29と後
室31とが連通されて両者の圧力が入口ポート12に印
加された空気圧となっており、バネ28の付勢力とピス
トン27の前室側と後室側との面積差(前室側が出口ポ
ートに連なる流路面積分だけ小さい)によりピストン2
7は前室側に付勢され、弁体26が弁座5に当接して前
室29から出口ポート13に連なる流路を閉鎖してい
る。
【0008】この状態で手動弁24を開くと、後室31
の圧力が大気開放され、前室29に作用している空気圧
によりピストン27が後退し、弁体26が弁座5から離
れ、空気は入口ポート12から前室29を経て出口ポー
ト13へと流れる(図1参照)。このときの前室29の
空気圧は大気圧より高いため、ピストン27を後室側へ
付勢し続けるとともに、調整弁19を通って後室31側
へと流入する。手動弁24の操作力が解かれて手動弁2
4が復帰閉鎖されると、後室31は密閉され、この密閉
された後室に調整弁19を通った空気が徐々に流入して
後室31の圧力を上昇させる。後室31の圧力が前室2
9の圧力に近づいたときに、バネ28の付勢力によりピ
ストン27が前室側に移動して弁体26が出口ポート1
3の入口を遮断する。従ってこの発明のエアバルブは、
手動弁24を操作することによって開かれてエアノズル
39などから空気を噴射させ、手動弁24の操作力が解
放された後、調整弁19の調整量によって決まる一定の
時間を経過した後自動的に閉鎖され、エアノズル39な
どの空気噴射も停止する。
【0009】
【実施例】図1及び図2はこの発明のエアバルブの一実
施例を示した断面図である。本体1は矩形の金属ブロッ
クからなり、図の右側の端面にカバー2が図示しないボ
ルトによって固定されている。本体1には図の右側から
シリンダ孔3とこれより小径の空気流路4とが平行に穿
孔されており、シリンダ孔3の先端にテーパ面となった
弁座5が形成されるとともに、シリンダ孔3の中心延長
上に短い出口流路6が穿孔されている。これらの各孔
3、4、6および弁座5の加工は、本体1の図の右側の
端面から行われる。
【0010】本体1の図の下方の面から、シリンダ孔3
の先端側周面および前記出口流路6の側面に連通する入
口流路8および出口流路9が穿孔され、これらの流路の
開口部にネジ孔10、11が設けられて入口ポート12
および出口ポート13が形成されている。また本体1の
図の上面からは調整弁孔14および手動弁孔15が穿孔
され、調整弁孔14は空気流路4の先端部を貫通したあ
と小孔16となってシリンダ孔3の先端周面に開口して
おり、また手動弁孔15は空気流路4を貫通してシリン
ダ孔3の基端側周面に開口している。
【0011】調整弁孔14にはその上端開口部に装着し
たナット部材17に基端を螺合した弁棒18の先端が空
気流路4とシリンダ孔3との貫通部の小孔16に臨んで
該部分に調整弁19を形成している。また手動弁孔15
にはその上端開口部に装着した弁蓋20により弁座が形
成され、バネ21で外側に向けて付勢された弁棒22が
挿通され、この弁棒の先端の弁体23と弁蓋20とが当
接して、自動復帰型の手動弁24が形成されている。
【0012】シリンダ孔3には、先端にシリンダ孔より
小径の弁体26を設けたピストン27が嵌装され、ピス
トン27の後端とカバー2との間に圧縮バネ28が介装
された状態で、シリンダ孔3および空気流路4はカバー
2によって閉鎖されている。前記入口ポート12および
調整弁孔14は、バネ28の付勢力で弁体26の先端が
弁座5に当接した状態におけるシリンダ孔3の先端部と
弁体26との間の間隙部分に開口しており、この間隙部
分がピストン27の前室29を形成している。また手動
弁孔15は、ピストン27の前室に作用する空気圧によ
ってピストン27がバネ28の付勢力に抗して後退した
ときにおいても、ピストン27の後方のシリンダ孔3の
側面に開口しており、ピストン27の後面とカバー2と
の間のバネ28を収容した空間が後室31となってい
る。
【0013】以上説明したエアバルブの動作は、前記作
用の項で説明したとおりである。図の実施例のもので
は、調整弁の弁棒18の突出端に設けた摘み32を回動
して弁棒18を進退させることによって、前室29から
後室31へと流れる空気の流量が調整され、また手動弁
24は、その弁棒22を押し込むことによって開かれて
後室31を大気開放し、押込力を解除することによって
閉鎖される。
【0014】なお図の実施例では、入口ポート12およ
び出口ポート13を本体1の下面に設けているが、図の
手前または奥側の本体1の側面に設けることももちろん
可能である。
【0015】図3はこの発明のエアバルブ35を設けた
エアダスタの一例を示したものである。このエアダスタ
は、作業台上に定置して使用するもので、台36に立設
したコラム37の上端に、配管ブロック38を介して、
下向きのエアノズル39を設けている。この発明のエア
バルブ35は台36上に固定されている。入口ポート1
2および出口ポート13はエアバルブ本体1の側面に開
口しており、入口ポートにはエア源に連通されたエアパ
イプ40が連接され、出口ポート13はエアパイプ41
を介して配管ブロック38に装着した減圧弁42に連通
されている。減圧弁42は、その設定摘み43を調整す
ることにより、エアノズル39から噴出する空気の勢い
を調整するものである。エアバルブの調整弁の摘み32
および手動弁の弁棒22の先端はエアバルブ本体1の上
面に位置しており、手動弁の弁棒22の上方にはピン4
4でエアバルブ本体1に枢着されたプッシュレバー45
が配置されている。このプッシュレバー45はエアノズ
ル39の下方部分に位置している。
【0016】図3のエアダスタを用いた加工部品の洗浄
作業は次のようにして行われる。まず部品の大きさなど
に合わせてエアバルブの調整弁19を調整して、エアノ
ズル39からの空気の噴射時間を設定する。また必要が
あればたとえば部品へのゴミの付着状態等により、減圧
弁42を調整してエアノズル39からの噴射空気の勢い
を調整する。そして部品を手でエアノズルの下にもって
きて、部品をもったまま手でプッシュレバー45を押し
下げることにより、エアバルブの手動弁24を開放す
る。これによりエアバルブ35が開かれてエアノズル3
9から空気が噴射されるから、部品表面を噴射空気に万
遍なく曝して部品表面を清掃する。清掃が完了したら部
品を持ち去り、エアバルブ35はその後自動的に閉鎖し
てエアノズル39からの空気噴流も停止する。従って図
3のエアダスタによれば、部品から手を離すことなく部
品の表面清掃を行うことが可能である。
【0017】
【発明の効果】以上説明したこの発明のエアバルブは、
簡単な操作によって弁が開かれ、弁の操作力を解消した
あと一定時間経過後に弁が自動的に閉鎖するから、たと
えばエアダスタや噴霧塗装装置のエアガンの手動操作バ
ルブとして用いることにより、部品の清掃作業や塗装作
業を単純な操作で能率良く行うことができるようにな
る。また構造が簡単で軽量であるから、従来使用されて
いる各種の装置に容易に設置することができる共に、製
造も容易で安価に提供できるという特徴がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のエアバルブの作動状態を示す断面図
【図2】本発明のエアバルブの非作動状態を示す断面図
【図3】本発明のエアバルブを用いたエアダスタの一例
を示す斜視図
【符号の説明】 1 本体 3 シリンダ孔 4 空気流路 5 弁座 12 入口ポート 13 出口ポート 19 調整弁 24 手動弁 26 弁体 27 ピストン 28 圧縮バネ 29 前室 31 後室 35 エアバルブ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ブロック状の本体(1) に先端に孔径より
    小径の弁座(5) を設けたシリンダ孔(3) が設けられ、こ
    のシリンダ孔には先端を弁体(26)としたピストン(27)が
    バネ(28)で先端側に付勢して嵌装されており、シリンダ
    孔(3) と弁体(26)との間隙によって前室(29)が形成され
    るとともにピストン(27)の後部には後室(31)が形成さ
    れ、前室(29)と後室(31)とは通過空気の流量を調整する
    調整弁(19)を設けた空気流路(4) で連通されており、後
    室(31)を大気開放する自動復帰型の手動弁(24)が設けら
    れ、前室(29)に連通する入口ポート(12)とシリンダ孔
    (3)の先端に連通する出口ポート(13)とが設けられてい
    る限時閉鎖型エアバルブ。
JP11372293A 1993-04-15 1993-04-15 限時閉鎖型エアバルブ Pending JPH07167322A (ja)

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JP11372293A JPH07167322A (ja) 1993-04-15 1993-04-15 限時閉鎖型エアバルブ

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JP (1) JPH07167322A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008296354A (ja) * 2007-06-04 2008-12-11 Max Co Ltd 空気圧工具
JP2013126714A (ja) * 2013-03-26 2013-06-27 Max Co Ltd 空気圧工具
JP2014184555A (ja) * 2014-07-07 2014-10-02 Max Co Ltd 空気圧工具
CN112621357A (zh) * 2020-12-21 2021-04-09 珠海格力智能装备有限公司 一种机床气幕控制方法、装置、存储介质及终端

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