JPH0222053Y2 - - Google Patents

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JPH0222053Y2
JPH0222053Y2 JP20000784U JP20000784U JPH0222053Y2 JP H0222053 Y2 JPH0222053 Y2 JP H0222053Y2 JP 20000784 U JP20000784 U JP 20000784U JP 20000784 U JP20000784 U JP 20000784U JP H0222053 Y2 JPH0222053 Y2 JP H0222053Y2
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liquid
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 この考案は、二流体ノズル用ブローオフアダプ
ターに関するものである。
気体と液体とをノズル噴口近傍まで分離して供
給し、相対向するノズル内部でそれぞれ圧縮空気
を微細化し、さらに各噴口より噴出した霧を衝突
させて液滴をさらに微細化すると共に均一化する
二流体ノズルにおいて、噴霧停止時の液体のボタ
落ち防止、ノズル内部への液体残留防止及び目づ
まり防止を図るブローオフアダプターに関するも
のである。
従来技術 従来、一般の二流体ノズルにおいては、噴霧停
止時にノズルの液体通路に接続する液体供給管に
介設した開閉弁を閉作動して液体の供給を遮断し
ているが、該開閉弁からノズル側の供給管及びノ
ズル内の液体通路に液体が残存すること、及び空
気圧の低下に伴い噴出口より該残存液体がボタ落
ちする欠点がある。また、使用液が硬水の場合は
カルシウム等の堆積により目づまりを起こす欠点
があると共に、凝固性の液体な場合は残留が凝固
し噴霧しなくなる欠点がある。
考案の目的 この考案は、上記した従来の欠点を鑑みてなさ
れたものであり、二流体ノズル内に、噴霧停止時
の液体のボタ落ちを防止すると共にノズル内部へ
の液体の残留防止の機能を有するブローオフアダ
プターを提供することを目的とするものである。
考案の構成及び作用 この考案は、アダプター内に穿設した空気通路
に圧縮空気を供給すると共に液体通路に液体を供
給して、上記各通路のノズル先端に設けた噴口よ
り夫々噴出して液滴の微細化と均一化を行い、超
微霧を発生する二流体ノズル用において、 上記空気通路にスプリングで付勢されたピスト
ンを介設すると共に、該ピストンの軸部先端に大
径部を形成し、圧縮空気よりピストン付勢用スプ
リングの作動圧を小さく設定して圧縮空気の供給
及び停止に応じてピストンで上下二位置に変位さ
せるようにし、該ピストンの軸部先端大径部が上
記ピストンの変位に応じて、液体通路と液体入口
との連通部に設けた外側Oリングと、該液体通路
と上記空気通路との連通部に設けた内側Oリング
とに選択的に接触して連通を遮断するように配置
し、圧縮空気の供給停止時にピストン軸部先端大
径部が上記外側Oリングと接触して液体通路を空
気通路と連通して液体通路内の残留液体を残留空
気で噴出する構成としたことを特徴とする二流体
ノズル用ブローオフアダプターを提供するもので
ある。
実施例 以下、この考案を図面に示す実施例により詳細
に説明する。
図中、1はボデイ、2はボデイ1の先端に螺合
して連結するノズルであり、ボデイ1の略中心部
に軸方向の大径の空気通路3を貫通して穿設する
と共に、該空気通路3と平行に先端が開口した小
径の液体通路4を穿設し、該液体通路4の後端部
及び空気通路3の中央部に連通する軸方向と直角
方向の穴5をボデイ1に貫通して穿設している。
上記穴5は空気通路3との一側(下側)連通部
5aより液体通路4の後端4aと連通して外面に
開口する下側部では、連通部5aに続く小径部5
bと、該小径部5bに続く中径部5cと、該中径
部5cより外面開口端5dに続く大径部5eの三
段階形状としている。上記中径部5cには内側O
リング7を内嵌し、大径部5eの内側部に液体通
路4と連通する通路8aを存するスリーブ8を内
嵌し、通路8aの外側位置に外側Oリング9を内
嵌すると共に、該スリーブ8の外側より開口端5
dにかけてブツシング10を螺嵌している。該ブ
ツシング10には液体供給管11の先端を螺嵌し
て接続してブツシング10内を液体入口として構
成している。液体供給管11は圧力計12、開閉
弁13、ストレーナ14を介して液体供給源(図
示せず)に接続している。
一方、上記穴5の上側部は、空気通路3と連通
する部分をピストン摺動穴部5fとして形成する
と共に、該穴部5fより外面開口にかけて大径の
キヤツプ取付穴部5gとしている。上記ピストン
摺動穴部5fにはピストン15が外周部にOリン
グ16を取り付けて摺動自在に嵌合し、該ピスト
ン15と一体に形成した軸部15aを空気通路3
と直交する方向に挿通すると共に、下側の穴5
b,5cにかけて突出させ、該突出した先端を大
径部15bとしている。上記キヤツプ取付穴部5
gにはキヤツプ17を螺嵌し、該キヤツプ17と
上記ピストン15との間にスプリング18を縮装
し、ピストン15を下方に付勢している。該スプ
リング18の作動圧は上記液圧より大きくし、か
つ、空気通路3に供給する圧縮空気圧はスプリン
グ作動圧より大きくしている。よつて、上記ピス
トン15の軸部の先端大径部15bは空気通路3
への圧縮空気の供給あるいは供給停止に応じて上
下二位置に変位して、上記内側Oリング7と外側
Oリング9とに選択的に接触し、供給停止の時外
側Oリング9と接触して液体入口と液体通路4の
連通を遮断すると共に空気通路3と液体通路4と
を小径部5b、スリーブ8の通路8aを介して連
通している。
上記空気通路3の後端部には、圧縮空気供給管
19を螺嵌して接続し、該供給管19を圧力計2
0、電磁弁21、開閉弁22を介して圧縮空気源
(図示せず)に接続している。該圧縮空気の空気
圧は上記の如く、上記スプリング18の作動圧よ
り大きく設定し、よつて、空気圧,スプリング作
動圧,液圧の関係は、空気圧>スプリング作動圧
>液圧としている。
上記ボデイ1の先端に取り付けるノズル2は、
内周面をネジ切りした円筒状のボデイ取付部2a
の先端に離反する方向に傾斜した二又分岐部2
b,2bを形成し、これら二又分岐部2b,2b
の先端より互に近接して先端面が対向する“ハ”
の字状に配置した空気噴出部2c,2cを一体に
形成している。該ノズル2内には、分岐部2b,
2bに液体通路4の先端4bに連通する液体通路
23,23を穿設すると共に、空気通路3の先端
に連通した空気通路24,24を穿設している。
また、空気噴出部2c,2cに、上記液体通路2
3と空気通路24の各先端に連通し、空気通路2
4から流入する圧縮空気で液体通路23より流入
する液体を微細化し、先端の噴口25,25より
噴出させるノズル部材26a,26bをそれぞれ
組み込んでおり、各噴口25,25より噴出した
霧を衝突させて、液滴をさらに微細化すると共に
均一化させるようにしている。
つぎに、上記アダプターの作用を説明する。な
お、液圧は0.5Kg/cm2、スプリング18の作動圧
は2Kg/cm2、圧縮空気圧は4Kg/cm2に設定してい
る。
噴霧開始前の液体供給管11及び圧縮空気供給
管19に夫々介設した開閉弁13,22を閉作動
し、アダプター内に液体及び圧縮空気を供給して
いない時は、第1図に示す如く、スプリング18
に付勢されてスプリング15は下降し、軸部15
aの下端大径部15bは外側Oリング9と当接
し、液体供給管11と液体通路4の連通を遮断し
ている。
噴霧開始時に、上記開閉弁13,22を開作動
し、ボデイ1側へ圧縮空気と液体とを供給する。
圧縮空気はボデイ1内の空気通路3を流通し、圧
縮空気がスプリング18の作動力より大きく設定
しているため、スプリング18に抗してピストン
15を押し上げ始める。よつて、ピストン15の
軸部先端大径部15bは外側Oリング9より離
れ、内側Oリング7と当接し、空気通路3と液体
通路4との通路を遮断すると共に、液体通路4を
液体供給管11と連通させる。従つて、液体通路
4へ液体供給管11より液体が流入する。この空
気通路3へ圧縮空気が流入する時点と、液体通路
4へ液体が流入する時点とで、僅かに遅れが生
じ、ノズル2の噴口25,25より圧縮空気を噴
射後に、圧縮空気で微細化された液体が噴口25
より超微霧として噴出する。該噴霧時、ピストン
15は圧縮空気により押し上げられると共に、軸
部15aの下端大径部15bも液圧により押し上
げられるため、第3図に示す大径部15bが内側
Oリング7と当接する位置に保持される。
一方、噴霧停止時に、圧縮空気を供給する開閉
弁22を停止すると、ピストン15はスプリング
18の力により押し下げられ、第4図に示すごと
く、ピストン15の軸部先端の大径部15bは内
側Oリング7より離れ、外側Oリング9と接触す
る。よつて、液体通路4と液体供給管11との連
通を遮断し、液体の通路4への流入を停止する。
また、空気通路3が液体通路4と連通するため、
空気供給管19、空気通路3の残留空気が、ボデ
イ1の液体通路4及びノズル2の液体通路23を
流通して、これら液体通路4,23内の残留液体
を噴口25より噴霧する。よつて、噴霧停止後の
液体のボタ落ちが防止出来ると共に、ボデイ1及
びノズル2内に液体が残留するのを防止でき、残
留液体による腐食の発生及び目づまり等が防止で
きる。
上記噴霧流量、圧縮空気圧、液体圧力、スプリ
ング作動圧と圧縮空気供給及び停止時の相関関係
は、第5図のグラフに示す通りであり、圧縮空気
を供給する開閉弁22を開作動(ON)して、
0.05秒後に噴口25より圧縮空気が噴出すると共
に、上記開閉作動より0.1秒後に、液体通路4に
液体が流入して噴口25より一定量の噴霧を開始
する。一方、開閉弁22を閉作動(OFF)する
と液体通路4が遮断されて液体の供給が停止され
るが、その後、約0.3秒間残留空気により残留液
体が噴射され、開閉弁22の閉作動後、約0.5秒
後に空気圧も0となる。
この考案は上記実施例に限定されず、第6図に
示す構成としてもよい。
ボデイ1′に図示の如き略L字状に屈折した空
気通路3′を設けると共に、該空気通路3′の屈折
部より下方に突出させて連通したピストン摺動用
通路3′aにピストン15′を摺動自在に嵌合して
いる。一方、空気通路3′の下方に略L字状の屈
折した液体通路4′を設け、該液体通路4′の屈折
部と上記ピストン摺動用通路3′aとを連通した
通路30を設け、該通路30に上記ピストン1
5′の軸部先端大径部15′bで開閉されるOリン
グ33を備えた弁座部27を設けている。ピスト
ン15′はスプリング18′に付勢されて摺動した
時には上記弁座部27よりはずれて液体通路4′
の屈折部4′cまで伸長するようにし、該液体通
路4′と軸部先端大径部15′bとの間に空気流通
用の空隙が生じるようにしている。また、液体通
路4′の流入口には逆止弁31を備えた弁体32
を介して液体供給管と接続している。他の構成は
前記実施例と同様であるため説明を省略する。
上記実施例において、噴霧時は第6図に示すよ
うに、圧縮空気の圧力によりピストン15′は図
中右方に押されて軸部先端大径部15′bはOリ
ング33と当接して弁座部27を閉じ、ノズルへ
圧縮空気と液体とを供給する一方、液体通路4′
側では供給する液体の圧力で逆止弁32を開き、
液体通路4′よりノズルへ液体を流通することに
より噴霧を行う。噴霧停止時は第7図に示すよう
に、ピストン15′はスプリング18′により押さ
れて左方に移動し、弁座部27を開き、液体通路
4′に圧縮空気を送り、液体通路4′内の残留液体
を圧縮空気と共に噴射する。この時、圧縮空気に
より逆止弁32は押し下げられて通路を閉じ、液
体の供給は遮断される。
効 果 以上の説明より明らかなように、この考案に係
わるブローオフアダプターによれば、空気通路に
圧縮空気により作動されるピストンを介設し、該
ピストン作動で軸部下端が上下二位置に変位する
ことにより、液体通路を液体供給管あるいは空気
通路と選択的に連通させる構造としたことによ
り、圧縮空気の供給停止後、ピストンを付勢する
スプリング力で液体通路と液体供給管との連通を
遮断して液体の供給を停止する一方、該液体通路
を空気通路と連通させて残留空気によりアダプタ
ーおよびノズル内の残留液体を噴出するため、液
体のボタ落ちが防止できると共に、液体の残留も
確実に防止でき、かつ、目づまりも防止できる効
果を有するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案に係わる二流体ノズルの全体
断面図、第2図は第1図のボデイ部分の分解斜視
図、第3図は噴霧時の断面図、第4図は噴霧停止
時の断面図、第5図は空気圧とスプリング作動圧
と液圧との相関関係を示す線図、第6図はこの考
案の変形例を示し噴霧時の断面図、第7図は第6
図の噴霧停止時の断面図である。 1……ボデイ、2……ノズル、3……空気通
路、4……液体通路、5……穴、7……内側Oリ
ング、8……スリーブ、9……外側Oリング、1
1……液体供給管、13……開閉弁、15……ピ
ストン、15a……軸部、15b……大径部、1
8……スプリング、19……圧縮空気供給管、2
2……開閉弁。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 アダプター内に穿設した空気通路に圧縮空気を
    供給すると共に液体通路に液体を供給して、相対
    向するノズル内部でそれぞれ圧縮空気で液体を微
    細化し、さらに各噴口より噴出した霧を衝突させ
    て液滴をさらに微細化すると共に均一化する二流
    体ノズル用において、 上記空気通路にスプリングで付勢されたピスト
    ンを介設すると共に、該ピストンの軸部先端に大
    径部を形成し、圧縮空気圧より上記スプリングの
    作動圧を小さく設定して圧縮空気の供給及び停止
    に応じてピストンで上下二位置に変位させるよう
    にし、該ピストンの軸部先端大径部が上記ピスト
    ンの変位に応じて、液体通路と液体入口との連通
    部に設けた外側Oリングと、該液体通路と上記空
    気通路との連通部に設けた内側Oリングとに選択
    的に接触して連通を遮断するように配置し、圧縮
    空気の供給停止時にピストン軸部先端大径部が上
    気外側リングと接触して液体通路を空気通路と連
    通して液体通路内の残留液体を残留空気で噴出す
    る構成としたことを特徴とする二流体ノズル用ブ
    ローオフアダプター。
JP20000784U 1984-12-26 1984-12-26 Expired JPH0222053Y2 (ja)

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JPS61111562U JPS61111562U (ja) 1986-07-15
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