JPH062761Y2 - 粘性液体の噴霧装置 - Google Patents

粘性液体の噴霧装置

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JPH062761Y2
JPH062761Y2 JP4808088U JP4808088U JPH062761Y2 JP H062761 Y2 JPH062761 Y2 JP H062761Y2 JP 4808088 U JP4808088 U JP 4808088U JP 4808088 U JP4808088 U JP 4808088U JP H062761 Y2 JPH062761 Y2 JP H062761Y2
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JP
Japan
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valve
air
chamber
liquid
atomization chamber
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JP4808088U
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JPH01152742U (ja
Inventor
博文 原
稔 橋本
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Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、液体の噴霧装置、特に高粘度の塗料や防錆ワ
ックスのような液体を霧化してワークに吹付けるための
噴霧装置に関する。
(従来の技術) この種の装置としては、実開昭59-97760号に示されるも
のが知られている。この装置においては、噴霧装置にお
ける混合部、弁部、柄部等の各部を並列的に配置してガ
ン本体を形成し、前記各部の連通部分をエルボ形の継手
で接続し、前記弁部を空気圧で操作していた。
(考案が解決しようとする課題) 前記の従来装置においては、ガン本体が各構成要素を並
列的に配置しているから大形かつ複雑になり、自動車の
車体やドアの内面のように狭い場所に噴霧させる場合
は、取扱いが困難であることはもちろんのこと、前記弁
部からノズルの噴口まである程度の距離があるため、噴
霧停止時にこの部分に残留する液体量も多く、不必要な
垂れが生じるという問題があった。
また、霧化空気供給用のオン・オフ弁をガン本体と別に
設ける必要があるためコスト高になると共に、応答性も
良くないという問題がある。
(課題を解決するための手段) 前記課題の解決手段として、本考案は、ノズル管の後方
に、液体と気流を混合して霧化するベンチュリ管を装着
して霧化室を形成した噴霧装置において、霧化室の前部
に噴出弁座を設け、該霧化室の後方に空気弁座と空気弁
室を設け、ベンチュリ管を貫通する弁棒に前記各弁座を
開閉する噴出弁と空気弁を装着すると共に、該弁棒にこ
れを進退させる駆動装置を設けたことを特徴とする手段
を用いる。
(作 用) 前記の手段により弁棒を操作すると、噴出弁と空気弁が
揃って閉鎖又は開放される。そして霧化室は、その前端
で噴出弁により開閉されるから、閉鎖時は霧化室内の液
体の流出による垂れがなく、開放時は空気弁も開放して
霧化室内の液体を直ちに霧化して噴出するから応答遅れ
がない。
(実施例) 以下図面に基づいて実施例を説明する。第1図、第2図
で1は噴霧装置のガン本体、2はガン本体1からのびる
ノズル管で、ノズル管2の先端側面には複数の噴口2aが
穿設され、後端には取付けフランジ2bを備え、該ノズル
管2を狭い塗布場所に臨ませるか又は挿入して塗布作業
をする。
ガン本体1の外郭は、ケース3と後記する操作装置14か
らなり、ケース3には前向きの凹所が設けられてここに
ベンチュリ管4が嵌入されており、該ベンチュリ管4に
は、テーパ部4a1をもつ霧化室4aが中心を貫いて設けら
れ、該テーパ部4a1に放射状の流入穴4bが穿設されてい
る。ケース3には該流入穴4bを囲む液体室5と該室5を
外部に連通する連通口5aが設けられている。霧化室4aの
前端には通路6aをもつ弁座6が嵌入され、その前面にノ
ズル管2のフランジ2bが当接されて、各部材は1個のみ
を示すねじ7で固定されている。
ケース3にはまた霧化室4aと通路8で連通する後向きの
空気弁室9が設けられ、その前端に空気弁座10が固定さ
れかつ連通口9aで外部に連通し、また空気弁室9内には
空気弁11が挿入されてスプリング11aにより弁座10を閉
鎖する。
11bは空気弁11の案内部、11cは連通穴である。
先端に噴出弁12取付けた弁軸13が空気弁11を気密に貫通
して霧化室4a内をのびており、その後端は操作装置14内
にのびて該装置のシリンダ14aと密嵌するピストン14bが
取付けられている。シリンダ14aはケース3と同一断面
形で、該シリンダ14a及び蓋体14cは、ねじ15でケース3
に固定され、かつ空気圧連通口16、17が設けられる。
弁軸13にはまた、噴出弁12が噴出弁座6に着座したとき
空気弁11と小間隙cを保有する位置に係合部としてのス
ナップリング18が固定され、弁軸13の後退時に該スナッ
プリング18が空気弁11に係合して開弁する。両弁11、12
を同時に開閉するように構成すると、空気に比べ液体の
流出速度が遅いため、開弁当初は濃度の低い噴霧とな
る。しかし、この現象は小間隙cを設けることにより防
止することができる。噴霧停止時には空気弁11を閉じた
のち噴出弁を閉じるので霧化室4a内は低圧の密閉室とな
り、液体は、流体源20の圧力で霧化室4a内の空気を圧縮
しながら圧力が釣合うまで流入して貯溜され、次回噴霧
時に開弁と同時流入するに空気流と共に噴射されるか
ら、開弁当初から適切な濃度の噴霧が放出される。また
該小間隙cにより、噴霧停止時における空気弁の閉鎖が
確実になされる。
このように構成されたガン本体1における連通口5aには
有圧の液体源20が直接接続され、連通口9aには圧力空気
源21が接続され、連通口16、17には空気源21が切換弁22
を介して接続される。
以上により、切換弁22から連通口16に空圧を導入する
と、弁軸13は後退して噴出弁12を弁座6から離座させ、
またスナップリング18を介して空気弁11を押して弁座10
から離座させる。これにより空気流によって液体を霧化
室4aに流入混合させて霧化し、ノズル2の噴口2aから噴
出してワーク表面に塗布する。切換弁22を切換えると、
空圧は連通口17に導入され、連通口16は開放するから弁
軸13は前進し両弁座6、10は閉成されて噴出は停止す
る。
前記実施例では、操作装置14に加わる空圧を開弁及び閉
弁の2方向に切換えているが、空圧は一方向のみに作用
させ、反対方向にはスプリングの弾撥力を作用させるこ
とができ、また各連通口5a、9a、16の位相を変えて配管
群のコンパクト化を図ることができる。
そして、係合部を構成するスナップリング18に代えて弁
軸を貫通するピンを用いることができ、このようにする
と弁座10内の通路を広くとるとができる。
(考案の効果) 以上のように、ケースと操作装置が弁軸方向に接続され
るから、装置が細く形成でき、また1本の弁軸上にすべ
ての可動部が設けられ、かつ該1本の弁軸により二つの
弁を直接操作するようにしたので応答性が良好であり、
かつ構造が単純になり装置の小型化に役立ち、狭い作業
場所、塗布場所での作業が容易になった。
また、ノズル管の直後方の霧化室出口に噴出弁を設けた
ので、霧化室内の液体の流出によって生じる垂れを防止
し塗布液体が無駄に消費されるのを防止する効果を有す
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例の縦断面図、第2図は同じく後
面図である。 2…ノズル管、4…ベンチュリ管 4a…霧化室、6…噴出弁座 10…空気弁座、12…噴出弁 13…弁 軸、14…操作装置

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ノズル管の後方に、液体と気流を混合して
    霧化するベンチュリ管を装着して霧化室を形成した噴霧
    装置において、霧化室の前部に噴出弁座を設け、該霧化
    室の後方に空気弁座と空気弁室を設け、ベンチュリ管を
    貫通する弁棒に前記各弁座を開閉する噴出弁と空気弁を
    装着すると共に、該弁棒にこれを進退させる駆動装置を
    設けたことを特徴とする粘性液体の噴霧装置。
JP4808088U 1988-04-09 1988-04-09 粘性液体の噴霧装置 Expired - Lifetime JPH062761Y2 (ja)

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JP4808088U JPH062761Y2 (ja) 1988-04-09 1988-04-09 粘性液体の噴霧装置

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JP4808088U JPH062761Y2 (ja) 1988-04-09 1988-04-09 粘性液体の噴霧装置

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Publication Number Publication Date
JPH01152742U JPH01152742U (ja) 1989-10-20
JPH062761Y2 true JPH062761Y2 (ja) 1994-01-26

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