JP2528875Y2 - トリガー式液体噴出容器 - Google Patents

トリガー式液体噴出容器

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JP2528875Y2
JP2528875Y2 JP6483290U JP6483290U JP2528875Y2 JP 2528875 Y2 JP2528875 Y2 JP 2528875Y2 JP 6483290 U JP6483290 U JP 6483290U JP 6483290 U JP6483290 U JP 6483290U JP 2528875 Y2 JP2528875 Y2 JP 2528875Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 【考案の属する技術分野】
本案はトリガー式の液体噴出容器に係る。
【従来の技術】
例えば実開昭62-170168号公報が示すように、容器体
口頸部に装着した逆L字形の噴霧器本体の垂直筒部か
ら、シリンダを前方へ突出し、かつ該シリンダ内へ嵌合
させたプランジヤを、上記噴霧器本体の水平筒部から斜
下前方へ突出するトリガーに係合させ、該トリガー操作
で容器体内液体がシリンダ内へ吸込みされ、かつ該シリ
ンダ内液体が上記噴霧器本体の水平筒部先端のノズルか
ら噴霧するよう設けたトリガー式噴霧器が知られてい
る。尚この種噴霧容器はノズルを変えることで液体をそ
のまま噴出させたり、又泡噴出器にしたりすることが公
知であり、本案が名称を液体噴出容器とするは、それ等
をすべて含む趣旨である。
【考案が解決しようとする課題】
従来のトリガー式液体噴出器は、液体噴出終了時にお
ける液切れが悪く、よって例えば噴霧器であれば、液体
噴出圧の低下によって次第に霧粒が大となる欠点があっ
た。又ノズル孔内に液体が残り易く、するとその残った
液体が乾燥することでの結晶化等によりノズルに目塞り
が生じ易い欠点があった。 本案はそれ等欠点を除去できるよう設けたものであ
る。
【課題を解決するための手段】
容器体口頸部に装着した逆L字形噴出器本体の垂直筒
部4からシリンダ8を前方へ突出し、かつ該シリンダ内
へ嵌合させたプランジヤ9を上記噴出器本体の水平筒部
5から斜下前方へ突出するトリガー10に係合させ、該ト
リガー操作で容器体内液体を吸込み弁を介してシリンダ
内へ吸込みかつ上記水平筒部5内に設けた吐出弁を介し
て水平筒部5前端のノズル孔13aから噴出するよう設け
たトリガー式液体噴出容器において、上記噴出器本体3
内に、吸込み弁6と吐出弁12との間の空間が形成する加
圧室内と容器体内とを連通する液体流路21を設けて、該
流路内に、上記トリガー引寄せによりプランジヤ9が後
退に達したときにだけ開弁する残圧排出弁22を設けると
共に、上記吐出弁12を、水平筒部5の筒孔5a一部を摺動
孔5bとして該摺動孔後端の筒孔内壁面に前向き段部5cと
周設し、かつ前端の筒孔内壁面に液体通路溝5dを穿設し
た弁室部と、上記摺動孔5b内へ外周面を気密に接して摺
動可能に嵌合させ、スプリング40による後方付勢により
上記前向き段部5cに後端面を係合させた吐出弁体39とで
形成し、上記吐出弁体39の後退速度を、該吐出弁体が摺
動孔内を後退するときの水平筒部前部内への流入外気に
より、ノズル孔13aを閉塞する液体を水平筒部5内へ吸
込み可能な速度に定めた。
【考案の実施の形態】
第1図および第3図が示すように、プランジャ9がシ
リンダ8の前方内に位置する状態からトリガー10下部を
容器体口頸部側へ引寄せすると、吸込み弁6と吐出弁12
間の加圧空間高圧化により吐出弁体39が第2図二点鎖線
が示すように前進して吐出弁12が開き、よってその加圧
空間内液体はノズル13aから噴出する。プランジャ9が
後限に達したとき、垂直筒部4内に設けた液体通路21の
残圧排出弁22が開き、よって上記加圧空間内の残圧はそ
の弁を通って容器体1内に排出される。該残圧解消と共
に吐出弁体39はその外周面を摺動孔5b内壁面に気密に接
したまま第2図実線のように後退し、よってその吐出弁
体39よりも前方の水平筒部5の筒孔5a内は負圧化するこ
ととなるため、外気がノズル孔13aを通ってその負圧状
態を解消する。その外気流入の際、ノズル孔13a内壁面
に付着した液体も外気と共に吸込みされる。トリガー引
寄せを離すとトリガーおよびプランジャ9は元の位置に
復帰する。 まず従来公知の基本的構造を第1図と第2図が示す第
1実施例について簡単に説明すると、1は容器本体、2
は逆L字形の噴出器本体3を容器本体口頸部に装着させ
た装着筒である。 噴出器本体3は、垂直筒部4上端から筒孔を連通させ
て前方へ水平筒部5を突出すると共に、垂直筒部4の筒
孔下部内に吸込み弁6を有し、該吸込み弁と連通させて
吸上げパイプ7を容器本体1内へ垂下する。それ等垂直
筒部と水平筒部との内角部からは筒孔と連通させてシリ
ンダ8が前下方へ突出させてあり、該シリンダ内にはプ
ランジャ9が前下方へ付勢させて嵌合させてある。該プ
ランジャは、水平筒部5の前部に上端部を枢着させて下
前方へ垂下するトリガー10の上部後面の突部11にその前
端を係合させている。又水平筒部5の筒孔5a内には吐出
弁12が設けてあり、かつ該水平筒部5の先端にはノズル
13を嵌着させている。 本案では既述噴出器本体3内に、吸込み弁6と吐出弁
12との間の空間が形成する加圧室内と容器体内とを連通
する液体流路21を設けると共に、その流路に残圧排出弁
22を設け、又既述吐出弁12を、その閉弁後に該吐出弁よ
りも前方の水平筒部筒孔5a内が負圧化し、該負圧化によ
りノズル孔13aを通ってその筒孔内に外気が流入するよ
う設けてその流入外気によりノズル孔13a内壁面に付着
する液体が水平筒部5内へ吸戻されるよう設けた。 上記液体流路21と残圧排出弁22とを第1図と第2図と
が示す実施例では次のように形成している。 即ち、垂直筒部4を垂直筒孔4a付き内筒4bと水平筒5
の後端部から垂設した外筒4cとで形成し、その内筒4bの
上端部内面から内筒前部および外筒前部を貫いてシリン
ダ8を突出すると共に、該シリンダの後端面を閉塞する
内筒内壁中心からシリンダ8と同軸に弁筒23を前方へ突
出し、該弁筒の前端内周にシール突条24を周設すると共
にその弁筒孔25の後端を上記内筒4bの後壁後面に開口26
して内外両筒間の間隙に開口させている。該間隙は容器
体内と連通する。又プランジャ9は前部中実で後端面開
口の筒状とし、その中実部分後端面中心からプランジャ
の筒部9aと同軸に弁杆27を後方へ突出して該弁杆を上記
弁筒23内へ水密に嵌合させ、第2図が示すように、プラ
ンジャ9が後限までシリンダ8内へ押込まれたとき、プ
ランジャ筒部9a内と弁筒23内とを連通する溝28を弁杆27
前部に設けている。該溝と既述弁筒23前端のシール突条
24とが残圧排出弁22を形成し、弁筒孔25と既述内外筒間
の間隙とが液体流路21を形成する。 それ等液体流路および残圧排出弁は第3図実施例のよ
うに形成することも出来る。該実施例は垂直筒孔内に吸
込み弁6付きの管状筒30を嵌着させ、該管状筒孔上端を
水平筒部の筒孔5aと連通させている。 シリンダ8は水平筒部5前面から突出し、かつシリン
ダ後端面を形成する水平筒部前壁部分中心からシリンダ
8と同軸に弁筒23を前方へ突出し、かつ該弁筒の後端外
周面に溝31を周設している。又シリンダ8と弁筒23との
間の間隙と既述管状筒30の筒孔内とを連通する透孔32,3
3を穿設し、かつ弁筒後端面を形成する垂直筒部4の前
壁部分に透孔34を穿設し、該透孔と容器体内とを連通す
る縦溝35をその垂直筒部4内面と管状筒30外面との間に
形成している。又プランジャ9は前端面閉塞で後端面開
口の、上記弁筒23外径よりも大内径の筒状とし、その筒
部後端の内外両部に環状シール部36,37を付設し、その
プランジャが後限まで移動したとき、その内方環状シー
ル部36が溝31上へ位置し、このとき、その溝31を介して
シリンダ奥部内とプランジャ9内とが連通し、従って透
孔32,33、溝31、透孔34、縦溝35を介して吸込み弁6に
吐出弁12との間の空間が形成する加圧室内と容器体内と
が連通するものである。 上記溝31と内方環状シール部36とが残圧排出弁22を形
成し、又その弁筒23外面とプランジャの筒部内面との間
の間隙、プランジャ内の空間、弁筒内、弁筒23の後端面
を閉塞する垂直筒前壁部分に穿設した透孔34、縦溝35が
液体流路を形成する。 既述吐出弁12は、水平筒部5の筒孔5a一部を摺動孔5b
として該摺動孔後端の筒孔内壁面に前向き段部5cを周設
すると共に、その摺動孔前端の筒孔内端面に液体通路溝
5dを穿設する。その摺動孔5b内へは後端面閉塞で前端面
開口の吐出弁体39がその外周面を摺動孔5b内面へ気密に
接して摺動可能に嵌合させており、スプリング40により
その吐出弁体39を後方付勢させてその後端面を前向き段
部5cに圧接させている。該吐出弁体39は既述加圧室内の
高圧化により摺動孔5b前方へ移動し、第2図が二点鎖点
で示すように、液体通路溝5dを介してその吐出弁体39よ
りも後方と前方との水平筒孔部分が連通することで開弁
し、又その吐出弁体が付勢により後退し、摺動孔5b内へ
入って上記両水平筒孔部分の連通を遮断することで閉弁
する。スプリング40付勢による吐出弁体39の後退速度は
次のように定める。吐出弁体39後端が、摺動孔5bの前端
部内に入った状態でその吐出弁12は閉弁するが、該閉弁
状態から更に吐出弁体39が後方へ押し込まれることで該
吐出弁体よりも前方の水平筒部の筒孔5a内は負圧化す
る。かように負圧化すると、ノズル孔13aを通ってその
水平筒部筒孔5aの前部内には外気が入ってその負圧状態
を解消するが、その流入外気によりノズル孔13aを閉塞
する液体を水平筒部内へ吸戻し可能な速度に定めればよ
い。
【考案の効果】
本案は既述構成とするもので、噴射器本体3内に、吸
込み弁6と吐出弁12との間の空間が形成する加圧室内と
容器体内とを連通する液体流路21を設けて、該流路を上
記トリガー引寄せによりプランジャ9が後限に達したと
きにだけ開弁する残圧排出弁22を設けたから、そのトリ
ガー引寄せ完了により噴出器本体3内に残圧が残ること
が全くなく、よって液切れをよくして、しかも加圧室内
への液体吸込みを確実に行うことが出来、更に吐出弁12
を、摺動孔5bと該摺動孔内面に外周面を気密に接して摺
動する吐出弁体39とで形成し、その摺動孔前端内へ吐出
弁体後端部が入ってその吐出弁が閉じた後、更に吐出弁
体が付勢により後方移動して水平筒部の前部内を負圧化
し、該負圧化解消のために流入する外気がノズル孔内面
を閉塞する液体を除去するよう設けたから、小径のノズ
ル孔内面に付着した液体が乾燥し、結晶化してノズル孔
を目塞りさせることがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本案液体噴出容器の縦断面図である。
【図2】その要部をトリガー引寄せ状態で示す断面図で
ある。
【図3】別実施例で示す縦断面図である。
【符号の説明】
3……噴出器本体、10……トリガー 6……吸込み弁、9……プランジャ 8……シリンダ、22……残圧排出弁 12……吐出弁

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】容器体口頸部に装着した逆L字形噴出器本
    体の垂直筒部4からシリンダ8を前方へ突出し、かつ該
    シリンダ内へ嵌合させたプランジヤ9を上記噴出器本体
    の水平筒部5から斜下前方へ突出するトリガー10に係合
    させ、該トリガー操作で容器体内液体を吸込み弁を介し
    てシリンダ内へ吸込みかつ上記水平筒部5内に設けた吐
    出弁を介して水平筒部5前端のノズル孔13aから噴出す
    るよう設けたトリガー式液体噴出容器において、上記噴
    出器本体3内に、吸込み弁6と吐出弁12との間の空間が
    形成する加圧室内と容器体内とを連通する液体流路21を
    設けて、該流路内に、上記トリガー引寄せによりプラン
    ジヤ9が後限に達したときにだけ開弁する残圧排出弁22
    を設けると共に、上記吐出弁12を、水平筒部5の筒孔5a
    一部を摺動孔5bとして該摺動孔後端の筒孔内壁面に前向
    き段部5cを周設し、かつ前端の筒孔内壁面に液体通路溝
    5dを穿設した弁室部と、上記摺動孔5b内へ外周面を気密
    に接して摺動可能に嵌合させ、スプリング40による後方
    付勢により上記前向き段部5cに後端面を係合させた吐出
    弁体39とで形成し、吐出弁体39の後退速度を、該吐出弁
    体が摺動孔内を後退するときの水平筒部前部内への流入
    外気により、ノズル孔13aを閉塞する液体を水平筒部5
    内へ吸込み可能な速度に定めたことを特徴とするトリガ
    ー式液体噴出容器。
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