JP3593231B2 - トリガー式液体噴出器 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明はトリガー式の液体噴出器に関する。
【0002】
【従来の技術】
実開平6‐34759 号が示すように、容器体口頸部外面へ嵌合させる装着筒を垂直筒下端に有すると共に、該垂直筒の中間部からシリンダを、かつ上端から水平筒を、それぞれ前方突出し、
かつ上記シリンダ内へ前方付勢させて嵌合させたプランジャ前端を、水平筒前部から揺動可能に垂設したトリガーの上部へ係合させ、
トリガー操作によるプランジャの摺動で容器体内液体をシリンダ内へ吸込み、該シリンダ内液体を水平筒前端へ嵌着させたノズルヘッドのノズル孔から噴出可能に設けたトリガー式液体噴出器が広く知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記液体噴出器は、垂直筒下部にシリンダの後部底壁部分と共用の頂壁を有する大径筒部を付設し、該大径筒部から容器体口頸部嵌合用の装着筒を垂下しており、液体噴出による容器体内液体減少による容器体内負圧防止は、トリガー操作でプランジャがシリンダ後方へ押込まれたとき、シリンダ後方底壁部分に穿設されている外気吸入孔から容器体内に外気が流入して防止できるよう設けられており、プランジャが前限にある状態ではプランジャが外気流入孔を閉塞するよう設けている。
【0004】
上記外気流入孔は、トリガーを大きく垂直筒側へ引寄せることで、プランジャがほぼ後限近くまで押込まれたときに開孔するよう設けられているから、例えばトリガーおよびプランジャを僅か宛多数回後退させて小量噴出を継続すると、上記外気吸入孔は全く開口されないこととなり、すると容器体内が負圧化することで容器体が凹み変形し、最終的には液体が噴出し難くなる。
【0005】
消費者が行う実際上の使用では、上記のような使用が意外に多く、すると液体噴出器の故障と間違われることとなる。
【0006】
本発明は、上記のような小量液体噴出の場合も、外気吸入路が確実に開閉するよう設けたものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
第1の手段として容器体口頸部外面へ嵌合させる装着筒1を垂直筒2下端に有すると共に、該垂直筒の中間部からシリンダ3を、かつ上端から水平筒4を、それぞれ前方突出し、
かつ上記シリンダ3内へ前方付勢させて嵌合させたプランジャ5前端を、水平筒4前部から揺動可能に垂設したトリガー6の上部へ係合させ、
トリガー操作によるプランジャ5の摺動で容器体内液体をシリンダ内へ吸込み、該シリンダ内液体を水平筒前端へ嵌着させたノズルヘッド12のノズル孔11から噴出可能に設けたトリガー式液体噴出器において、
上記シリンダが囲む垂直筒2の前壁部分中心から弁棒21を、かつ該弁棒とシリンダとの間から小径シリンダ22を、それぞれ前方突出して、シリンダと小径シリンダとの間を加圧室23に形成し、
プランジャ5は両端開口の筒状として後端に付設した環状シール部5aを上記加圧室内へ水密に嵌合させると共に、プランジャ孔前部を小内径孔5cに形成し、かつ該小内径孔の後部内面にシール突条5dを周設しておき、
上記弁棒21前端部に形成した膨大部21a を小内径孔5c内へ摺動自在に嵌合させて、該膨大部とシール突条5dとで、プランジャ5が前限に位置したとき閉塞される外気吸入弁24を形成し、
上記垂直筒2を内外二重筒とすると共に、小径シリンダが囲む垂直筒外筒2bの前壁部分に小透孔25を穿設し、該小透孔と装着筒1内とを上記垂直筒の内外筒2a,2b間に縦設した溝26で連通させた。
【0008】
第2の手段として容器体口頸部外面へ嵌合させる装着筒1を垂直筒2下端に有すると共に、該垂直筒の中間部からシリンダ3を、かつ上端から水平筒4を、それぞれ前方突出し、
かつ上記シリンダ3内へ前方付勢させて嵌合させたプランジャ5前端を、水平筒4前部から揺動可能に垂設したトリガー6の上部へ係合させ、
トリガー操作によるプランジャ5の摺動で容器体内液体をシリンダ内へ吸込み、該シリンダ内液体を水平筒前端へ嵌着させたノズルヘッド12のノズル孔11から噴出可能に設けたトリガー式液体噴出器において、
上記シリンダが囲む垂直筒2の前壁部分中心に第1透孔34を穿設すると共に、該第1透孔周辺部から、シリンダ3との間に加圧室23を形成する小径シリンダ22を前方突出し、
プランジャ5は両端開口の筒状として後端に付設した環状シール部5aを上記加圧室内へ水密に嵌合させると共に、プランジャ孔は前部を小内径孔5cに、後部を大内径孔5bに、それぞれ形成し、かつ小内径孔の後部内面にはシール突条5dを周設しておき、
又上記第1透孔周縁部へ係合させて、小径シリンダ22の後端内へ嵌合させた基板31中心から上記プランジャ孔の小内径孔5cの後部内へ弁棒21を突出する弁棒部材32を設けて、弁棒前端部に形成した膨大部21a とシール突条5dとで、プランジャ5が前限に位置したとき閉塞される外気吸入弁24を形成すると共に、第1透孔34と小径シリンダ22内とを連通する第2透孔33を基板31に穿設し、
上記弁棒21外面へ遊嵌させて、基板31外周部と大内径孔5b前端面との間にプランジャ5を前方付勢するコイルスプリング27を介装させ、
更に垂直筒2を内外二重筒として、第1透孔34と装着筒1内とを垂直筒の内外筒2a,2b間に縦設した溝26で連通させた。
【0009】
第3の手段として容器体口頸部外面へ嵌合させる装着筒1を垂直筒2下端に有すると共に、該垂直筒の中間部からシリンダ3を、かつ上端から水平筒4を、それぞれ前方突出し、
かつ上記シリンダ3内へ前方付勢させて嵌合させたプランジャ5前端を、水平筒4前部から揺動可能に垂設したトリガー6の上部へ係合させ、
トリガー操作によるプランジャ5の摺動で容器体内液体をシリンダ内へ吸込み、該シリンダ内液体を水平筒前端へ嵌着させたノズルヘッド12のノズル孔11から噴出可能に設けたトリガー式液体噴出器において、
上記シリンダが囲む垂直筒2の前壁部分中心に第1透孔34を穿設すると共に、該第1透孔周辺部から、シリンダ3との間に加圧室23を形成する小径シリンダ22を前方突出し、
プランジャ5は両端開口の筒状として後端に付設した環状シール部5aを上記加圧室内へ水密に嵌合させると共に、プランジャ孔は前部を小内径孔5c に、後部を大内径孔5bに、それぞれ形成し、かつ小内径孔の後部内面にはシール突条5dを周設しておき、
又上記透孔周縁部へ係合させて小径シール22の後端内へ嵌合させた基板31中心から、上記プランジャ孔の小内径孔5cの後部内へ弁棒21を突出する弁棒部材32を設けて、弁棒前部とシール突条5dとでプランジヤ5が前限に位置したとき閉塞される外気吸入弁24を形成すると共に、弁棒前部を除く弁棒外面部分全体に長溝41を、かつ該長溝と第1透孔34とを連通する第2透孔33を基板31にそれぞれ穿設し、
上記弁棒21外面へ遊嵌させて、基板31外周部と大内径孔5b前端面との間にプランジャ5を前方付勢するコイルスプリング27を介装させ、
更に垂直筒2を内外二重筒として、第1透孔34と装着筒1内とを垂直筒の内外筒2a,2b間に縦設した溝26で連通させた。
【0010】
【発明の実施の形態】
まず従来公知の構造について簡単に説明すると、1は容器体口頸部外面へ嵌合させる装着筒で、該装着筒は垂直筒2下端へ回動可能に連結されており、その垂直筒の中間部からはシリンダ3を、かつ上端から水平筒4を、それぞれ前方突設している。
【0011】
上記シリンダ3内にはプランジャ5が前方付勢させて嵌合させてあり、該プランジャ前端は、水平筒4の前部から前後方向へ揺動可能に垂下するトリガー6の上方後部に係合させている。
【0012】
上記垂直筒2は内外二重筒で形成されており、その内筒2aの下部内には吸込み弁7が、又上方には吐出弁8が、それぞれ設けてある。
【0013】
水平筒4は、垂直筒2の外筒2b上部から前方突出した射出筒9と該射出筒前部へ嵌合させたノズルヘッド嵌合筒10とからなり、該ノズルヘッド嵌合筒前端には、ノズル孔11付きのノズルヘッド12が嵌合させてある。
【0014】
図1、図2、図3とが示す本発明第1実施形態にあっては、シリンダ3が囲む垂直筒2前壁部分の中心から弁棒21を、かつ該弁棒とシリンダとの間から小径シリンダ22を、それぞれ前方突出してシリンダ3と小径シリンダ22との間にシリンダ加圧室23を形成している。弁棒前端部は膨大部21a とする。
【0015】
プランジヤ5は前後両端面開口の筒状として、プランジヤ後端を環状シール部5aとし、該環状シール部を加圧室23内へ、環状シール部内面を小径シリンダ22外面へ、又環状シール部5a外面をシリンダ3内面へ、それぞれ水密に接して嵌合させている。
【0016】
又プランジヤ5は後半を大内径孔5bに、かつ前半を小内径孔5cに、それぞれ形成し、その小内径孔の後部内面にはシール突条5dを周設している。
【0017】
既述弁棒21は上記プランジヤの小内径孔5c内へ摺動可能に嵌合させる。膨大部21a はシール突条5dとで外気吸入弁24を形成する。即ち図1が示すように、プランジヤ5およびトリガー6が前限に位置する状態では膨大部21a 後面がシール突条5dに水密に接して外気吸入弁24は閉じ、又図2のようにトリガー6引寄せによりプランジヤ5が後退すると膨大部21a は相対的に前進してシール突条5dから離れ、該状態にあっては膨大部21a 外面と小内径孔5c内面との間に、又シール突条5dと弁棒21外面との間に、それぞれ隙間が形成される。
【0018】
小径シリンダ22が囲む、垂直筒2の外筒2b前壁部分には小透孔25が穿設してあって、又該小透孔25と装着筒1内とを、垂直筒の内外筒2a,2b間に縦設した溝26で連通させる。図示の場合は溝下端に透孔があり、該透孔が装着筒上部内に開孔している。
【0019】
図示例では、プランジヤ5を前方付勢するコイルスプリング27を小径シリンダ22内へ遊挿させ、小径シリンダ22が囲む垂直筒前壁部分とプランジヤ5との大内径孔5b前端面との間に装着させているが、該スプリングは加圧室23内に設けてもよい。
【0020】
図1の状態からトリガー6を引くと、プランジヤ5が後退することで加圧室23内液体が吐出弁8、および水平筒4内を通ってノズルヘッドのノズル孔11から噴出し、又プランジヤ5が後退すると同時に弁棒21の膨大部21a からシール突条5dが離れて外気吸入弁24が開き、よってプランジヤの小内径孔5c、大内径孔5b、小径シリンダ22内外気吸入孔24、溝26を介して外気と装着筒1内、従って容器体内とが連通し、よって容器体内が負圧状態であれば外気が直ちに流入し、その負圧状態を解消する。
【0021】
トリガー6を離すと、プランジヤ5がシリンダ3内を前進し、加圧室23内が負圧化することで垂直筒2から垂下された吸上げパイプ2cを介して容器体内液体が加圧室23内へ吸込まれる。
【0022】
図4と図5とは第2実施形態を示す。
該実施形態は、弁棒21を別部材で形成したもので、小径シリンダ22の後端内へ嵌合可能に形成した基板31中心から弁棒21を突出した弁棒部材32を設け、該部材を図4のように、基板31を小径シリンダ22後端内へ嵌合させ、かつ弁棒前部をプランジヤの小内径孔5c内へ挿入させ、又基板31外周とプランジヤの大内径孔5b前端との間へコイルスプリング27を装着させる。基板31には、第2透孔33を穿設し、小径シリンダが囲む垂直筒2前壁部分中心に穿設した第1透孔34と連通させる。その他構造は第1実施形態の場合と同様に設ければよい。
【0023】
即ち、弁棒前端の膨大部21a とプランジヤの小内径孔後部のシール突条5dとが外気吸入弁24を形成し、トリガー6引寄せでプランジヤ5が後退して外気吸入弁24が開くと同時に外気と容器体内とが連通するように設ける。
【0024】
図6と図7とが示す実施形態は、第2実施形態の弁棒部材32を多少変更したものである。即ち弁棒前端の膨大部形成に代えて、弁棒前部を除く弁棒外面部分全体に長溝41を穿設し、かつ該長溝と既述第1透孔34とを連通する第2透孔33とを基板31に穿設している。外気吸入弁24はプランジヤ5のシール突条5dと、長溝41を有しない弁棒21前部とで形成し、図6のようにシール突条5dが弁棒21前端部外面へ嵌合する状態でその弁が閉じ、図7のように、長溝41穿設部分がシール突条5d内方まで移動したとき、その弁は開弁する。その他部分の構造は第2実施形態の場合と同様である。
【0025】
第2、第3実施形態の場合も、第1実施形態の場合と同様に使用することが出来、又その使用で外気吸入弁24が開閉する。
【0026】
【発明の効果】
本発明は既述構成とするものであり、請求項1記載発明にあっては、プランジヤ5を前後両端面開口の筒状として、その後端に付設した環状シール部5aを、シリンダ3と小径シリンダ22とで形成した、加圧室23内へ水密に嵌合させると共に、プランジヤ5前部が形成する小内径孔5cの後部内面にシール突条5dを周設し、シリンダ3が囲む垂直筒2の前壁部分中心から前方突設した弁棒21前端部に設けた膨大部21a を小内径孔5c内へ摺動自在に嵌合させて、その膨大部とシール突条5dとで外気吸入弁24を形成し、又小径シリンダ22が囲む垂直筒2外筒の前壁部分に小透孔25を穿設し、該小透孔と装着筒1内とを垂直筒の内外筒2a,2b間に縦設した溝26で連通させたから、トリガー操作によりプランジヤ5が僅かに後方移動するだけで上記外気吸入弁24は開弁して、プランジヤ5、小径シリンダ22、小透孔25、溝26が形成する外気吸入路が形成されることとなり、よって既述従来例のような外気吸入孔が開かれないままで液体噴出することを防止することが出来る。
【0027】
請求項2および3記載の発明は、請求項1記載の発明の場合と同様に、プランジヤ5が僅かに後退するだけで外気吸入弁を開放できる効果のほか、弁棒21を有する弁棒部材32を別部材に形成して、該弁棒部材の基板31を小径シリンダ22の後端部内へ嵌合させて、弁棒21を前方突出させたから、各部材構造を簡易とすることが出来、又その弁棒21外面へ遊嵌させて、基板31外周部とプランジヤの大内径孔5b前端面との間に、プランジヤ前方付勢用のコイルスプリング27を介装させたから、上記弁棒部材32が小径シリンダ22内から抜出すこともない。
【0028】
更に請求項3記載の発明は、弁棒21の前部を除く弁棒外面部分全体に長溝41を穿設し、弁棒前部とプランジヤ小内径孔5c内面のシール突条5dとで外気吸入弁24を形成したから、弁棒21外径とシール突条5d内径とはほゞ同径ないし弁棒外径を僅かに大径としてシール突条5dが弁棒21の前部外面に接したときに外気吸入弁24が閉じ、シール突条5dが長溝41付きの弁棒部分外面に接することで開弁するよう設ければよいから、その外気吸入弁の構成を簡易とすることが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明液体噴出器の断面図である。
【図2】図1噴出器を、トリガー引寄せ状態で示す断面図である。
【図3】第1噴出器の要部拡大断面図である。
【図4】第2実施形態で示す、本発明噴出器の断面図である。
【図5】図3噴出器をトリガー引寄せ状態で示す断面図である。
【図6】第3実施形態で示す、本発明噴出器の断面図である。
【図7】図5噴出器を、トリガー引寄せ状態で示す断面図である。
【符号の説明】
5a…環状シール部 5d…シール突条
21…弁棒 21a …膨大部
22…小径シリンダ 24…外気吸入弁
32…弁棒部材 41…長溝
Claims (3)
- 容器体口頸部外面へ嵌合させる装着筒1を垂直筒2下端に有すると共に、該垂直筒の中間部からシリンダ3を、かつ上端から水平筒4を、それぞれ前方突出し、
かつ上記シリンダ3内へ前方付勢させて嵌合させたプランジャ5前端を、水平筒4前部から揺動可能に垂設したトリガー6の上部へ係合させ、
トリガー操作によるプランジャ5の摺動で容器体内液体をシリンダ内へ吸込み、該シリンダ内液体を水平筒前端へ嵌着させたノズルヘッド12のノズル孔11から噴出可能に設けたトリガー式液体噴出器において、
上記シリンダが囲む垂直筒2の前壁部分中心から弁棒21を、かつ該弁棒とシリンダとの間から小径シリンダ22を、それぞれ前方突出して、シリンダと小径シリンダとの間を加圧室23に形成し、
プランジャ5は両端開口の筒状として後端に付設した環状シール部5aを上記加圧室内へ水密に嵌合させると共に、プランジャ孔前部を小内径孔5cに形成し、かつ該小内径孔の後部内面にシール突条5dを周設しておき、
上記弁棒21前端部に形成した膨大部21a を小内径孔5c内へ摺動自在に嵌合させて、該膨大部とシール突条5dとで、プランジャ5が前限に位置したとき閉塞される外気吸入弁24を形成し、
上記垂直筒2を内外二重筒とすると共に、小径シリンダが囲む垂直筒外筒2bの前壁部分に小透孔25を穿設し、該小透孔と装着筒1内とを上記垂直筒の内外筒2a,2b間に縦設した溝26で連通させた
ことを特徴とするトリガー式液体噴出器。 - 容器体口頸部外面へ嵌合させる装着筒1を垂直筒2下端に有すると共に、該垂直筒の中間部からシリンダ3を、かつ上端から水平筒4を、それぞれ前方突出し、
かつ上記シリンダ3内へ前方付勢させて嵌合させたプランジャ5前端を、水平筒4前部から揺動可能に垂設したトリガー6の上部へ係合させ、
トリガー操作によるプランジャ5の摺動で容器体内液体をシリンダ内へ吸込み、該シリンダ内液体を水平筒前端へ嵌着させたノズルヘッド12のノズル孔11から噴出可能に設けたトリガー式液体噴出器において、
上記シリンダが囲む垂直筒2の前壁部分中心に第1透孔34を穿設すると共に、該第1透孔周辺部から、シリンダ3との間に加圧室23を形成する小径シリンダ22を前方突出し、
プランジャ5は両端開口の筒状として後端に付設した環状シール部5aを上記加圧室内へ水密に嵌合させると共に、プランジャ孔は前部を小内径孔5cに、後部を大内径孔5bに、それぞれ形成し、かつ小内径孔の後部内面にはシール突条5dを周設しておき、
又上記第1透孔周縁部へ係合させて、小径シリンダ22の後端内へ嵌合させた基板31中心から上記プランジャ孔の小内径孔5cの後部内へ弁棒21を突出する弁棒部材32を設けて、弁棒前端部に形成した膨大部21a とシール突条5dとで、プランジャ5が前限に位置したとき閉塞される外気吸入弁24を形成すると共に、第1透孔34と小径シリンダ22内とを連通する第2透孔33を基板31に穿設し、
上記弁棒21外面へ遊嵌させて、基板31外周部と大内径孔5b前端面との間にプランジャ5を前方付勢するコイルスプリング27を介装させ、
更に垂直筒2を内外二重筒として、第1透孔34と装着筒1内とを垂直筒の内外筒2a,2b間に縦設した溝26で連通させた
ことを特徴とするトリガー式液体噴出器。 - 容器体口頸部外面へ嵌合させる装着筒1を垂直筒2下端に有すると共に、該垂直筒の中間部からシリンダ3を、かつ上端から水平筒4を、それぞれ前方突出し、
かつ上記シリンダ3内へ前方付勢させて嵌合させたプランジャ5前端を、水平筒4前部から揺動可能に垂設したトリガー6の上部へ係合させ、
トリガー操作によるプランジャ5の摺動で容器体内液体をシリンダ内へ吸込み、該シリンダ内液体を水平筒前端へ嵌着させたノズルヘッド12のノズル孔11から噴出可能に設けたトリガー式液体噴出器において、
上記シリンダが囲む垂直筒2の前壁部分中心に第1透孔34を穿設すると共に、該第1透孔周辺部から、シリンダ3との間に加圧室23を形成する小径シリンダ22を前方突出し、
プランジャ5は両端開口の筒状として後端に付設した環状シール部5aを上記加圧室内へ水密に嵌合させると共に、プランジャ孔は前部を小内径孔5c に、後部を大内径孔5bに、それぞれ形成し、かつ小内径孔の後部内面にはシール突条5dを周設しておき、
又上記透孔周縁部へ係合させて小径シール22の後端内へ嵌合させた基板31中心から、上記プランジャ孔の小内径孔5cの後部内へ弁棒21を突出する弁棒部材32を設けて、弁棒前部とシール突条5dとでプランジヤ5が前限に位置したとき閉塞される外気吸入弁24を形成すると共に、弁棒前部を除く弁棒外面部分全体に長溝41を、かつ該長溝と第1透孔34とを連通する第2透孔33を基板31にそれぞれ穿設し、
上記弁棒21外面へ遊嵌させて、基板31外周部と大内径孔5b前端面との間にプランジャ5を前方付勢するコイルスプリング27を介装させ、
更に垂直筒2を内外二重筒として、第1透孔34と装着筒1内とを垂直筒の内外筒2a,2b間に縦設した溝26で連通させた
ことを特徴とするトリガー式液体噴出器。
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1996
- 1996-12-26 JP JP35853296A patent/JP3593231B2/ja not_active Expired - Fee Related
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