JP3780441B2 - 正倒立両用トリガー式液体噴出容器 - Google Patents

正倒立両用トリガー式液体噴出容器 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は正倒立両用のトリガー式液体噴出容器に関する。
【0002】
【従来の技術】
容器体口頸部に嵌合させた装着筒から縦筒を起立し、該縦筒前面からシリンダを、かつ縦筒上端から射出筒を、それぞれ前方突出し、射出筒前部に枢着させて垂下したトリガーの上方後部に上記シリンダ内へ嵌合させたプランジャ前部を係合させ、そのトリガーの前後方向揺動で容器体内液体をシリンダ内へ吸上げ、かつ該シリンダ内液体を射出筒前端のノズルから噴出するよう設けた、トリガー式の液体噴出器は広く一般に使用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来のトリガー式液体噴出器は正立状態で使用するよう設けられているが、用途の拡大により倒立状態でも液体噴出できるようにすることが望まれている。
本発明は、従来の正立使用のトリガー式液体噴出器の縦筒下端と該下端から容器体内へ垂下されている液体吸上げパイプとの間に、倒立時用液体吸込み機構を備えた弁箱を付設するだけで正倒立両用の液体噴出容器にすることが可能としたものである。
又その弁箱を、容器体口頸部外面へ嵌合させる装着筒上壁から垂下させた中筒内へ嵌合させることで、上記弁箱が容器体口頸部に対してトリガー式液体噴出器を着脱させる際に邪魔とならないよう設けたものであり、更に容器倒立時、上記吸上げパイプが閉塞されるよう設けたものであり、更に又射出筒を下方に向けて容器体をほぼ水平にした状態においても、弁箱内に設けた空気吸入防止用の逆止弁が作用するよう設けたものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
第1の手段として容器体口頸部に嵌合させた装着筒から縦筒を起立し、該縦筒前面からシリンダを、縦筒上端から射出筒を、それぞれ前方突出し、射出筒前部に枢着させて垂下したトリガーの上方後部に、上記シリンダ内へ嵌合させたプランジャ前部を係合させ、又シリンダ後方下面と装着筒上壁とに上下両端を開口する外気供給路を設けて、該外気供給路の上端開口を、トリガー引寄せによるプランジャ後退により開口可能に、プランジャ後部の外周部下面で閉塞するトリガー式液体噴出容器において、上記縦筒3下部を装着筒上壁 2a よりも下方まで垂下すると共に、該縦筒下端部と外気供給路8の下端開口 8b とを囲成する中筒9を装着筒上壁 2a から垂下し、又縦筒下端と、該縦筒下部から容器体内へ垂下させる吸上げパイプ 7a との間に、上記中筒9内面へ外周面を嵌合させて弁箱 11 を設けて、該弁箱底部に吸上げパイプ7a上端部を嵌合させた第1筒部12を設けると共に、上壁の一部から縦筒3の下端部へ嵌合させた第2筒部13を起立して、それ等第1筒部12と第2筒部13とを弁箱内において第1流通路で連通させ、又弁箱側壁一部に倒立時用の液体吸込み口16を開口して、該吸込み口と上記第1流通路とを連通する第2流通路を設け、該第2流通路一部を上下方向へ開口する第1弁孔23として、該第1弁孔上面外周部を上外方へ拡開するテーパ状第1弁座22となし、該第1弁座と該弁座上へ載置させた第1玉弁24とで、容器正立時には閉塞し、倒立時には開弁する空気吸入防止用第1逆止弁25を形成し、又上記装着筒上壁 2a 下面に下端を開口する外気供給路8を、上記第1流通路及び第2流通路と弁箱内別経路で、弁箱下面に垂設した小筒 36 内と連通させた
【0005】
第2の手段として容器体口頸部に嵌合させた装着筒から縦筒を起立し、該縦筒前面からシリンダを、縦筒上端から射出筒を、それぞれ前方突出し、射出筒前部に枢着させて垂下したトリガーの上方後部に上記シリンダ内へ嵌合させたプランジャ前部を係合させ、
又シリンダ後方下面と装着筒上壁とに上下両端を開口する外気供給路を設けて、該外気供給路の上端開口を、トリガー引寄せによるプランジャ後退により開口可能に、プランジャ後部の外周部下面で閉塞するトリガー式液体噴出容器において、
上記縦筒3下部を装着筒上壁2aよりも下方まで垂下すると共に、該縦筒下端部と外気供給路8の下端開口8bとを囲成する中筒9を装着筒上壁2aから垂下し、又縦筒下端と、該縦筒下部から容器体内へ垂下させる吸上げパイプ7aとの間に、上記中筒9内面へ外周面を嵌合させて弁箱11を設けて、該弁箱底部に吸上げパイプ7a上端部を嵌合させた第1筒部12を設けると共に、上壁の一部から縦筒3の下端部へ嵌合させた第2筒部13を起立して、それ等第1筒部12と第2筒部13とを弁箱内において第1流通路で連通させ、
又弁箱側壁一部に倒立時用の液体吸込み口16を開口して、該吸込み口と上記第1流通路とを連通する第2流通路を設け、
該第2流通路一部を上下方向へ開口する第1弁孔23として、該弁孔上面外周部を上外方へ拡開するテーパ状第1弁座22となし、該弁座と該弁座上へ載置させた第1玉弁24とで、容器正立時には閉塞し、倒立時には開弁する空気吸入防止用第1逆止弁25を形成し、
又上記装着筒上壁2a下面に下端を開口する外気供給路8を、上記液体吸込み口16から離れた弁箱側外方まで延長する、延長外気供給路としての溝57を中筒9内面に穿設した。
【0006】
第3の手段として、上記第1又は第2の手段を有すると共に第2流通路合流開口部よりも下方の第1流通路下部内に、容器正立時に開弁し、かつ倒立時に閉塞する玉弁式の空気吸入防止用第2逆止弁60を設けた。
【0007】
第4の手段として、上記第1、第2又は第3の手段を有すると共に空気吸入防止用の第1逆止弁25の上方に、玉弁移動用の上面閉塞空間を形成すると共に、該空間前部内壁面にリブ67を縦設して該リブ下端を、第1弁孔23を閉塞する第1玉弁24に近接させ、
かつ該リブ下端面を下前方へ下降する傾斜面68として、射出筒5前部を下方に向けて容器体をほぼ水平としたとき、第1玉弁24は上記傾斜面68に接して第1弁座22との間に小間隙が形成されるよう設け、
又容器体を倒立させたとき、第1玉弁24は上記リブの後面と該リブ後面と対向する空間後部の内壁面との間の空間上部内へ移動可能に形成し、
更に吸上げパイプ7aは下前方へ屈折して、該パイプ下端を容器体内下部前方に位置させた。
【0008】
【発明の実施の形態】
まず、従来公知の構造について簡単に説明すると、2は容器体1の口頸部外面へ螺合させる装着筒で、該装着筒の上壁2aから縦筒3を起立し、該縦筒前面からシリンダ4を、かつ縦筒上端から射出筒5を、それぞれ前方突出し、その射出筒前部に枢着させて垂下するトリガー6の上方後部に、上記シリンダ内へ嵌合させたプランジャ7前部を係合させている。そのプランジャ又はトリガーは前方への付勢手段を有する。
尚図示してはいないが上記縦筒3下端から容器体内へ吸上げパイプ7aを垂下し、又通常、容器体内の液体減少による負圧化防止のための外気供給路8を、シリンダ4の後方下面と装着筒上壁2aとに上下両端を開口8a,8bさせて設け、トリガー6後方引寄せによりプランジャ7が後方へ移動したとき、上記シリンダ側の開口8aが開いて容器体内へ外気が流入するよう設けられている。
【0009】
次に本発明を図1が示す第1実施形態について説明すると、既述縦筒3下端と吸上げパイプ7aとの間に弁箱11を設け、該弁箱底壁から垂下させた第1筒部12内へ吸上げパイプ7a上端部を嵌合させ、又上壁32一部から起立させた第2筒部13を、装着筒上壁2aよりも下方へ垂下する縦筒3の下端部外面へ嵌合させている。
図示例において弁箱11は、上記第1筒部12を有する下部材14と、該下部材内へ嵌合させた中部材17と、下部材上部内へ、下方一部を嵌合させた上部材31との三部材で形成している。
【0010】
下部材14は、第1筒部12上端から上部大径のテーパ筒部14a を介して大径筒部15を起立し、その大径筒部の上下方向中間部に倒立時用の液体吸込み口16を開口する。
中部材17は、筒部18下端から下部小径のテーパ状筒19を垂下し、かつ筒部上方一部を開口して該開口周縁から連通筒20を側方へ突出し、又筒部18外面にリブ21を縦設して、これ等リブおよび連通筒を、上記下部材の大径筒部15内へ嵌合させ、かつ液体吸込み口16と連通筒20とを連通させ、上記テーパ状筒内面を第1弁座22とし、かつテーパ状筒下端を第1弁孔23として、その第1弁座上へ第1玉弁24を載置してこれ等第1玉弁と第1弁座とで空気吸入防止用の第1逆止弁25を形成している。
上部材31は、上壁32一部から垂下した嵌合筒部33を上記下部材大径筒部15の上部内へ嵌合させ、かつその嵌合筒部が囲む上壁部分上面から起立する第2筒部13を縦筒3の下端部外面へ嵌合させている。又その第2筒部が囲む上壁部分中央部を開口して、該開口周縁から割溝付きの有底筒部34を垂下させ、該有底筒部の下部を、上記中部材17の筒部18上端部内へ嵌合させている。又上部材上壁32外周からは、一部を上記第2筒部13と兼用させて外筒35を起立し、該外筒を、外気供給路の下端開口8bを有する装着筒上壁2a外周から垂下させた中筒9内面へ嵌合させている。縦筒3下部は上壁2a下方まで垂下しており、又外気供給路の下端開口8b下方の上部材上壁32部分を開口し、該開口周縁から小筒36を垂下している。
【0011】
上記構成により、下部材14のテーパ筒部14a と、大径筒部15と中部材の筒部18との間と、上部材の嵌合筒部33と、割溝付きの有底筒部34とが第1筒部12と第2筒部13とを連通する第1流通路を形成し、又中部材17と、有底筒部34の底部とが第2流通路を形成し、該第2流通路は第1弁座22上へ載置されている第1玉弁24が閉塞している。
【0012】
該第1実施形態において、容器体正立時にあっては、第1玉弁24が第2流通路を閉じているため、トリガー6の操作で吸上げパイプ7a、第1流通路を通ってシリンダ4内へ容器体内液体が吸込みされ、又該シリンダ内液体は射出筒5を通って噴出され、容器体内が液体減少で負圧化すると、プランジャ7がトリガー引寄せで後退したとき、外気供給路8および小筒36を通って外気が流入し、その負圧状態を解消する。
容器を倒立させて使用する際は、容器体内液体は容器体上部側へ移動して吸上げパイプ7a下端は液面上方へ露出するが、第1玉弁24は上方へ移動し、第1弁孔23を開くから、該状態でのトリガー操作で下部材14が有する液体吸込み口16から第2流通路を通り、第1流通路内へ入り、以後正立時と同様に液体噴出する。
尚外気供給路8からの液体流出は、該供給路の一部ないし全体を、外気の流入は可能であるものの液体流出は不能な程度まで小径化しておくことで防止できる。
【0013】
図2が示す実施形態について説明すると、該実施形態の弁箱11は第2下部材41と第2上部材51とで形成しており、第2下部材41は、周壁42の上板43側部を開口して該開口周縁から一部を周壁42と共用して第1筒部12を垂下し、該筒部の下部に吸上げパイプ7a上部を嵌合させ、又該第1筒部の中間部内面に筒孔よりも小さく受板44を上内方へ傾斜突設して該受板上に第2玉弁45を載置している。又上記開口側方の上板部分には径方向への横孔46を穿設し、該横孔上壁へ第1弁孔23を開孔し、該第1弁孔外周部を筒状に起立し、該筒状部47内面を下部小径のテーパ状の第1弁座22としている。該弁座上へは第1玉弁24を載置し、第1逆止弁25としている。
【0014】
第2上部材51は、底板52外周から、上記第2下部材周壁42外面へ嵌合させて周壁53下半を垂下すると共に、該周壁上部を、装着筒上壁2aから垂下した中筒9内面へ嵌合させている。又底板一部を開口して該開口周縁から垂下した短筒54を既述第2下部材の第1筒部12の上部内へ嵌合させ、該短筒の上記横孔46側方部分にはその横孔と連通する割溝55を穿設している。又該短筒上方の底板部分から既述周壁53上部と一部を共用させて第2筒部13を起立し、該筒上部を縦筒3の下部外面へ嵌合させている。更にその第2筒部側方の底板部分を開口して該開口周縁から、既述周壁53および第2筒部13とそれぞれ一部を共用させて上面閉塞の弁筒56を起立し、該弁筒下部内へ、第2下部材の筒状部47を嵌合させ、該弁筒と周壁53との共用部分には液体吸込み口16を穿設している。外気供給路8下方が閉塞されることを防止するため、中筒9内面に溝57を縦設して外気供給路を容器体内へ連通させている。
【0015】
該図2の実施形態の場合、短筒54が第1流通路を形成し、又弁筒56と、筒状部47と、周壁53で外面を閉塞された横孔46とが第2流通路を形成する。
該実施例の場合も容器正立時にあっては第1流通路を通って容器体内液体が吸上げられ、又倒立時にあっては第1玉弁24は弁筒56上部内へ移動して第1弁孔23を開くため、第2流通路を通ってシリンダ内へ液体が吸込みされる。尚倒立時、下部材内の第2玉弁45は短筒54下端が形成する第2弁座58に着座して短筒54下端面を閉塞する。これ等第2玉弁等は容器体倒立時に吸上げパイプ内へ容器体内空気が入らないよう設けたものである。
【0016】
図3が示す実施形態は、弁箱11を主筒部材61と、該主筒部材下端内へ嵌合させた第1筒部12と、リブ付き有頂筒66とで形成している。
主筒部材61は、上板62外周から既述中筒9の下部内へ嵌合させる嵌合筒63を起立し、又上板下面から下方筒64を垂下し、該下方筒の下部内面へ、上端に内向きフランジを有する第1筒部12を嵌合させ、該第1筒部内から吸上げパイプ7aを垂下している。又上板62側方を開口して該開口周縁から第2筒部13を起立して縦筒3下部内へ嵌合させ、又該第2筒部側方の上板部分を開口して該開口周縁から、一部を嵌合筒63と共用させて弁筒65を起立し、又該弁筒を下方へ延長させ、かつ下部をテーパ状に小径化させて、又下端開口を第1弁孔23とし、その下部内に第1玉弁24を嵌合させ、又上記嵌合筒との共用部分に液体吸込み口16を開口させている。
【0017】
又弁筒65上部内へはリブ付き有頂筒66を嵌合させている。そのリブ67はその下端を第1玉弁24に近付け、かつ下端面を下前方へ下降する傾斜面68として、射出筒5前部を下方へ向けて容器体をほぼ水平としたとき、第1玉弁24は上記傾斜面68に接して第1弁座22との間に小間隙が形成されるよう設けておく。又容器体を倒立させたとき、第1玉弁24はリブ67の後面と、該後面と対向する弁筒内壁面との間を通って弁筒65上部内へ移動可能に設けておく。該弁筒は図1、図2の場合と同様、外気供給路の下端開口8bを有する装着筒上壁部分から、縦筒3および中筒9の各一部と共用させて垂下した筒部内へ嵌合させており、その外気供給路を容器体内と連通させる溝57をその筒内壁面に穿設している。
【0018】
該図3の場合は、第1筒部12上方の下方筒64部分が第1流通路を形成し、又弁筒55下部が第2流通路を形成している。
該図3実施形態の場合も容器正立状態では第2流通路を第1玉弁24が閉塞しているため、第1流通路を通って液体が吸上げられ、又倒立させると、第1玉弁24は弁筒63上方へ移動し、よって第2流通路を通って液体が吸上げされる。
該実施形態の場合は、射出筒5を下方に向けて容器をほぼ水平としたとき、第1玉弁24はリブ下端の傾斜面68に接して第1弁座22との間に小間隙を形成するから、該状態で液体吸込み口16が液面上方に位置していてトリガー操作によるシリンダ内負圧化で該弁箱11内負圧化すると、液体吸込み口16を通って容器体内の液面上方の空気が吸込みされるに先だち、或いは同時に第1玉弁24が第1弁孔23に吸付けられることとなり、よって第1弁孔23は閉塞されることとなる。吸上げパイプ7aは図4が示すように下前方へ屈曲させてあるため、このように容器体がほぼ水平な状態にあり、かつ液体吸込み口16が液面上方に位置する状態でも容器体内に多少の液体があれば吸上げパイプ7aから液体を吸上げることが出来る。
【0019】
【発明の効果】
本発明は既述構成とするもので、トリガー式液体噴出容器の縦筒3下端と、容器体内へ垂下される吸上げパイプ7aとの間に、倒立時用の液体吸込み口16を有する弁箱11を、該弁箱底壁の第1筒部12に吸上げパイプ7aを嵌合させて、又上壁から起立した第2筒部13を縦筒3下端部へ嵌合させて設けるから、該弁箱を上記縦筒等が形成する液体噴出器に対して、又容器体に対して安定して取付けできる。又その弁箱内には上記第1、第2筒部を連通させる第1流通路と、上記液体吸込み口16と第1流通路とを連通させる第2流通路とを設け、その第2流通路には容器正立時に閉塞し、かつ倒立時に閉塞する玉弁式の第1逆止弁25を設けたから、正倒立両用のトリガー式液体噴出容器とすることが出来る。
【0020】
請求項2記載発明の場合のように、縦筒3下部を装着筒上壁2aよりも下方まで垂下すると共に、該縦筒下端部と外気供給路8の下端開口8bとを囲成する中筒9を装着筒上壁2aから垂下し、該中筒内面へ既述弁箱11を嵌合させることで、噴出器本体等に対して弁箱11は更にその取付けを安定させることが出来、又上記外気供給の下端開口8bを、液体吸込み口16から離れた弁箱側外方まで延長する溝57を形成したから、容器倒立使用時において、外気供給路8から容器体内液体中に放出されて泡化した空気が、誤って液体吸込み口16を通って弁箱11内に入り、その泡が射出筒前端から放出される液体中に混入することを防止できる。
【0021】
請求項3記載のように、第2流通路との合流開口部よりも下方の第1流通路下部内に、容器正立時に開弁し、かつ倒立時に閉塞する玉弁式の第2逆止弁60を設けることで、容器倒立使用時に吸上げパイプ7a内に空気が入ることを防止でき、従ってその吸上げパイプ内へ入った空気が続いて行われる容器正立使用時にシリンダ内へ入り、更にノズル孔から噴出液体と共に噴出することを防止できる。
【0022】
請求項4記載の場合のように構成することで、射出筒5前部を下方へ向けて、容器体をほぼ水平とした状態でも液体噴出させることが出来る。
つまり上記水平状態において、第1玉弁24はリブ67の下端傾斜面68に接して第1弁座22との間に小間隙を形成するが、該状態で液体吸込み口16下方に液面が位置しても、トリガー操作によるシリンダおよび弁箱内の負圧化とほぼ同時に第1玉弁24は第1弁座22へ吸付けられることとなり、よって液面上方の空気が液体吸込み口を通ってシリンダ内へ吸込まれることを防止でき、又容器体倒立時においては、第1玉弁24は第1逆止弁25上方の上面閉塞空間上部内へ移動するから、その第1玉弁24が液体吸込み口16からの液体吸込みを邪魔することは全くない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明容器の縦断面図である。
【図2】 実施形態を異にして示す、容器の縦断面図である。
【図3】 更に実施形態を異にして示す、容器の縦断面図である。
【図4】 各実施形態を含む、容器全体の側面図である。
【符号の説明】
3…縦筒 8…外気供給路
11…弁箱 12…第1筒部
13…第2筒部 25…第1逆止弁

Claims (4)

  1. 容器体口頸部に嵌合させた装着筒から縦筒を起立し、該縦筒前面からシリンダを、縦筒上端から射出筒を、それぞれ前方突出し、射出筒前部に枢着させて垂下したトリガーの上方後部に、上記シリンダ内へ嵌合させたプランジャ前部を係合させ、又シリンダ後方下面と装着筒上壁とに上下両端を開口する外気供給路を設けて、該外気供給路の上端開口を、トリガー引寄せによるプランジャ後退により開口可能に、プランジャ後部の外周部下面で閉塞するトリガー式液体噴出容器において、上記縦筒3下部を装着筒上壁 2a よりも下方まで垂下すると共に、該縦筒下端部と外気供給路8の下端開口 8b とを囲成する中筒9を装着筒上壁 2a から垂下し、又縦筒下端と、該縦筒下部から容器体内へ垂下させる吸上げパイプ 7a との間に、上記中筒9内面へ外周面を嵌合させて弁箱 11 を設けて、該弁箱底部に吸上げパイプ7a上端部を嵌合させた第1筒部12を設けると共に、上壁の一部から縦筒3の下端部へ嵌合させた第2筒部13を起立して、それ等第1筒部12と第2筒部13とを弁箱内において第1流通路で連通させ、又弁箱側壁一部に倒立時用の液体吸込み口16を開口して、該吸込み口と上記第1流通路とを連通する第2流通路を設け、該第2流通路一部を上下方向へ開口する第1弁孔23として、該第1弁孔上面外周部を上外方へ拡開するテーパ状第1弁座22となし、該第1弁座と該弁座上へ載置させた第1玉弁24とで、容器正立時には閉塞し、倒立時には開弁する空気吸入防止用第1逆止弁25を形成し、又上記装着筒上壁 2a 下面に下端を開口する外気供給路8を、上記第1流通路及び第2流通路と弁箱内別経路で、弁箱下面に垂設した小筒 36 内と連通させたことを特徴とする正倒立両用トリガー式液体噴出容器。
  2. 容器体口頸部に嵌合させた装着筒から縦筒を起立し、該縦筒前面からシリンダを、縦筒上端から射出筒を、それぞれ前方突出し、射出筒前部に枢着させて垂下したトリガーの上方後部に上記シリンダ内へ嵌合させたプランジャ前部を係合させ、
    又シリンダ後方下面と装着筒上壁とに上下両端を開口する外気供給路を設けて、該外気供給路の上端開口を、トリガー引寄せによるプランジャ後退により開口可能に、プランジャ後部の外周部下面で閉塞するトリガー式液体噴出容器において、
    上記縦筒3下部を装着筒上壁2aよりも下方まで垂下すると共に、該縦筒下端部と外気供給路8の下端開口8bとを囲成する中筒9を装着筒上壁2aから垂下し、又縦筒下端と、該縦筒下部から容器体内へ垂下させる吸上げパイプ7aとの間に、上記中筒9内面へ外周面を嵌合させて弁箱11を設けて、該弁箱底部に吸上げパイプ7a上端部を嵌合させた第1筒部12を設けると共に、上壁の一部から縦筒3の下端部へ嵌合させた第2筒部13を起立して、それ等第1筒部12と第2筒部13とを弁箱内において第1流通路で連通させ、
    又弁箱側壁一部に倒立時用の液体吸込み口16を開口して、該吸込み口と上記第1流通路とを連通する第2流通路を設け、
    該第2流通路一部を上下方向へ開口する第1弁孔23として、該弁孔上面外周部を上外方へ拡開するテーパ状第1弁座22となし、該弁座と該弁座上へ載置させた第1玉弁24とで、容器正立時には閉塞し、倒立時には開弁する空気吸入防止用第1逆止弁25を形成し、
    又上記装着筒上壁2a下面に下端を開口する外気供給路8を、上記液体吸込み口16から離れた弁箱側外方まで延長する、延長外気供給路としての溝57を中筒9内面に穿設した
    ことを特徴とする正倒立両用トリガー式液体噴出容器。
  3. 第2流通路合流開口部よりも下方の第1流通路下部内に、容器正立時に開弁し、かつ倒立時に閉塞する玉弁式の空気吸入防止用第2逆止弁60を設けた
    ことを特徴とする請求項1又は2記載の正倒立両用トリガー式液体噴出容器。
  4. 空気吸入防止用の第1逆止弁25の上方に、玉弁移動用の上面閉塞空間を形成すると共に、該空間前部内壁面にリブ67を縦設して該リブ下端を、第1弁孔23を閉塞する第1玉弁24に近接させ、
    かつ該リブ下端面を下前方へ下降する傾斜面68として、射出筒5前部を下方に向けて容器体をほぼ水平としたとき、第1玉弁24は上記傾斜面68に接して第1弁座22との間に小間隙が形成されるよう設け、
    又容器体を倒立させたとき、第1玉弁24は上記リブの後面と該リブ後面と対向する空間後部の内壁面との間の空間上部内へ移動可能に形成し、
    更に吸上げパイプ7aは下前方へ屈折して、該パイプ下端を容器体内下部前方に位置させた
    ことを特徴とする請求項1、2又は3記載の正倒立両用トリガー式液体噴出容器。
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