JPH0415316Y2 - - Google Patents

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JPH0415316Y2
JPH0415316Y2 JP11780485U JP11780485U JPH0415316Y2 JP H0415316 Y2 JPH0415316 Y2 JP H0415316Y2 JP 11780485 U JP11780485 U JP 11780485U JP 11780485 U JP11780485 U JP 11780485U JP H0415316 Y2 JPH0415316 Y2 JP H0415316Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、トリガー式液体噴出器に関するもの
である。
〔従来の技術〕
従来、トリガー式液体噴出器としては、例えば
特開昭57−59660号公報(第8図)に示すものを
挙げることができる。すなわち、握持部80とこ
の握持部80の上端から水平方向に突出された射
出筒81とを本体部82が備えており、また、本
体部82は基端を枢着させて射出筒81の下方に
トリガー83が設けられているとともに、このト
リガー83によつて作動するピストン部材84を
有するポンプ室85が握持部11と射出筒81と
の内角部に設けられている。さらに、本体部82
には前記射出筒81に回転自在にノズルキヤツプ
86が取付られていて、このノズルキヤツプ86
を回転操作させることにより、ノズル孔を開閉
し、トリガー83を介して吸い上げられた液体を
ノズル孔より吐出させるとともに、トリガー83
の非作動時に液体の漏洩するのを防止するように
なつている。また、従来の噴出器にはポンプ機構
による容器内液体の吸い上げによつて負圧化した
容器内に、空気を送り込む外気吸入用の透孔32
aを前記ポンプ室の壁面に形成してあるととも
に、この透孔32aから容器内に至る外気吸入通
路を形成してある。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかしながら、この種のトリガー式液体噴出装
置においては、ノズルキヤツプ86を閉鎖状態に
してトリガー83を誤動作させて、ポンプ室85
の圧力を高くすると、この高圧力はポンプ室85
に連通した射出筒81を加圧することとなり、そ
の結果、この高圧力の逃げ場所がなく、射出筒8
1の端部に回転自在に取付たノズルキヤツプ86
を吹き飛ばしたり、又、射出筒81内の弁体部材
を破壊するなどの問題点があつた。
そこで、前記ノズルキヤツプ69によるノズル
孔70の閉鎖時に、ポンプ室31の圧力が所定以
上の圧力になつたときに連通するリーク通路47
を前記ポンプ室31と容器1との間に形成し、ノ
ズルキヤツプの閉鎖状態において、トリガーを誤
作動してポンプ室に高圧力が加わつたとき、この
圧力を緩和してノズルキヤツプの破壊を防止する
ようにすることが考えられる。
しかし、リーク通路を安易に形成してしまう
と、前記外気吸入通路とこのリーク通路とが握持
部を形成している同一の筒体内に開口して容器内
に通じてしまうため、リーク通路から容器内に戻
つてくる液体が外気吸入通路を逆流して外部に漏
れてしまうことがある。
本考案は、このような点に鑑みなされたもの
で、リーク通路を形成してノズルキヤツプの破壊
を防止するとともに、リーク通路の動作が確実な
トリガー式液体噴出器を得ることを技術的課題と
する。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は、液体収納用容器1の口頸部2に着脱
自在に嵌合される握持部11と、この握持部11
から水平方向に突出させた射出筒51と、前記握
持部11と射出筒51との内角部にトリガー40
によつて作動するピストン部材36を有するポン
プ室31と、前記射出筒51の先端に回転自在に
設けられたノズルキヤツプ69とを備え、トリガ
ー40の操作によりポンプ機構が作動てし容器1
内の液体をノズルキヤツプ69のノズル孔70か
ら噴出するようにようにし、また、ポンプ機構に
よる液体の吸い上げにより負圧化した容器1内に
空気を送り込む外気吸入用の透孔32aを前記ポ
ンプ室31の壁面に形成してあるとともに、この
透孔32aから容器1内に至る外気吸入通路32
bを形成してあり、さらに、ノズルキヤツプ69
の回転によりノズル孔70を開閉自在としたトリ
ガー式液体噴出器において、次のような技術的手
段をとつた。
すなわち、第1図及び第3図あるいは第4図に
示すように、まず、前記ノズルキヤツプ69によ
るノズル孔70の閉鎖時に、ポンプ室31の圧力
が所定以上の圧力になつたときに連通するリーク
通路47,47a,47bを前記ポンプ室31と
容器1との間に形成する。
そして、このリーク通路47,47a,47b
と前記透孔32aから容器1内に至る外気吸入通
路32bとが、容器1内に至る前に交わることの
ないよう、隔壁25A,30で遮断してトリガー
式液体噴出器とした。
〔作用〕
ノズルキヤツプ69の回転によりノズル孔70
を閉鎖した時において、トリガー40の誤作動に
よりポンプ室31内を高圧化させても、ポンプ室
31内の圧力が射出筒51の弁体部材54を開放
する圧力より大きくなつた段階で弁部材44が開
放し、弁部材44により開放された空気又は液体
はリーク通路47,47a,47bを介して容器
1内に供給され、ポンプ室31内は減圧されるこ
ととなる。したがつて、弁体部材54、ノズルキ
ヤツプ69などの部品の破壊を防止することがで
きる。そして、容器1内に戻る液体はリーク通路
47,47a,47bと前記透孔32aから容器
1内に至る外気吸入通路32bとが、隔壁25
A,30で遮断され、容器1内に至る前に交わつ
ていないので、リーク通路47,47a,47b
からの液体が外気吸入通路32bを通つて透孔3
2aから外部へと流出しない。
〔実施例〕
以下、本考案の一実施例を第1図及び第2図に
基づいて説明する。
1は液体収納用の容器であつて、この容器1の
口頸部2には、トリガー式液体噴出器の本体部を
形成する握持部下端部が着脱自在に嵌合されてい
る。トリガー式液体噴出器の本体部10は、握持
部11とこの握持部11上端から水平前方向に突
出した射出筒51とで形成されており、この本体
部10の一部に基端を枢着させた射出筒51の下
方にトリガー40が位置している。トリガー基端
の枢着位置は図示のように射出筒51の前部下面
に限るものではなく、トリガーを屈曲形成するこ
とにより、従来例に見られるように種々の位置、
例えば射出筒51の基端上部等に定めることがで
きる。
図示例において、握持部11は、取付けキヤツ
プ12と、吸込み弁形成部材15と、主部材29
の基部下面から垂設した三重筒とで形成されてい
る。この取付けキヤツプ12は、容器口頸部2に
螺合する周壁13を、中央部を大きく開口させて
周縁部だけを残した頂壁14の周縁から垂設させ
て形成されている。前記吸込み弁形成部材15
は、周縁部を容器口頂面へ載置できる頂壁16を
有し、この頂壁16の下面から容器口頸部2の内
面へ嵌合させる筒部17を垂設し、又、頂壁16
の上面からは、取付けキヤツプ頂壁の開口に挿通
させて嵌合筒18を上方へ突出させている。前記
頂周縁部は取付形成キヤツプ頂壁14の下面へ係
合させるようになつている。更に、頂壁中央部に
は、該部分を貫通させた状態に、両端部を上下方
向に突出させて通路筒19を形成している。前記
通路筒19の上部内面には、内向きフランジ状に
上面側を玉弁用弁座とした弁座板20が形成され
ており、この弁座板20の上方の通路筒19内を
弁室として前記弁室内に玉弁21を入れることに
より吸込み弁22が形成されている。前記弁座板
20の下方の通路筒19内には、容器1内に垂設
された吸込みパイプ23の上端部が嵌合されてい
る。又、通路筒19と嵌合筒18との間の頂壁部
分には、外気吸入用透孔24Aと液体戻し用透孔
24Bがそれぞれ穿設されている。
前記主部材29の三重筒のうち、内筒25が通
路筒19の上部と嵌合筒18との間に嵌合されて
いて、中筒26が嵌合筒18の外面に嵌合されて
いる。外筒27は主部材29の外壁と連続するも
ので、前記外筒27の前部下半は開口28させて
ある。
前部主部材29の三重筒上方からは射出筒51
を前方へ突出させてあるが、三重筒と射出筒51
とが形成する内角部には、トリガー40の方面に
開口させてポンプ室31が形成されている。この
ポンプ室31の開口側は、筒部32をトリガー側
へ突出させて形成するとよい。前記ポンプ31の
奥部内には上記弁室を介して容器1内と連通する
吸込み口33が開口させてあり、又、射出筒孔5
2に連通する吐出口34を開口させてある。
前記ポンプ室31内には、コイルスプリング3
5が配置されており、又、このスプリングの付勢
力に抗して押込み可能にピストン部材36の先端
部に形成したピストン部37が嵌合させてある。
このピストン部材36は、基端に第1係合部38
を有し、この第1係合部を、トリガー内面に設け
た第2係合部39に係合させたものであり、トリ
ガー40を握持部11側に引寄せることで、スプ
リング35を圧縮させてピストン部37がポンプ
室31の奥部へ押込みされ、又、トリガー40を
離すと、スプリング35の付勢力によつてピスト
ン部37が押戻され、トリガー40が元の位置に
復帰するように設けられている。尚トリガー40
の基端部にはストツパー41が付設させてあつ
て、前記ストツパー41が筒部32に接すること
でトリガー40の非動作時における位置が定めら
れている。尚ポンプ室31の奥部内にはコイルス
プリング35を位置決めさせるためのガイド片4
2,42が設けられている。
また、ポンプ室31の壁面に外気吸入用の透孔
32aが穿設され、この透孔32aは前記透孔2
4Aに外気吸入通路32bで連結され、容器1内
に至つている。
さらに、前記ポンプ室31の奥部には弁室43
が設けられていて、この弁室43内には、弁部材
44がコイルスプリング45の付勢力により弁座
材46に押圧されていて、弁部材45は、ポンプ
室31内に一定圧力以上の圧力が加わつたとき、
すなわち、ノズルキヤツプ69から液体を噴出さ
せるときの圧力以上の圧力が加わつたときに、こ
の弁部材45が開放するように構成されている。
また、この弁室43は、リーク通路47及び透孔
24Bを介して容器1内と連通している。そし
て、このリーク通路47は前記外気吸入通路32
bと同心円に設けられているが、両通路47,3
2bは第3図に示すように、嵌合筒18と内筒2
5の対向面に設けてあるとともに、立て方向に向
かつて互いに噛合しあうリブ状の隔壁30で遮断
され、容器1内に至るまで交わることがない。
前記射出筒孔52の基部側内には、吐出弁53
が設けられている。前記吐出弁53の弁体部材5
4は、弾性リング部55の左右両外面から、棒部
56,57を突出させ、一方の棒部端部には、弁
板58を、他方の棒部には楕円形の固定板59を
それぞれ付設させたものである。前記射出筒孔5
2は、ポンプ室31側から小径部、中径部、大径
部、最大径部としてあり、小径部と中径部との間
には、段部を形成し、かつ、小径部の中径部側部
分には、中径部側を大径とするテーパが設けてあ
り、又、段部の口縁部には、中径部側に突出する
突条61が付設させてある。前記突条61の先端
に弁板58を押圧させて中径部内へ弁体部材54
を嵌合させるが、弁板58には、高圧空気を排出
させるための溝(図示せず)が設けられている。
前記弁板58は中径部内径より小径としてあり、
中径部内壁面には、適宜数の縦溝が設けられてい
る。前記固定板59の嵌合部分は、中径部の大径
部側端部に形成しているが、この部分は他中径部
よりも僅かに大径としてあり、前記部分に大径部
側から固定板59を押込むと、該部において固定
板59は長径方向において中径部内壁面に密接す
るが、短径方向においては中径内壁面との間に液
体通路としての隙間が形成されている。尚、この
とき、弁板58は突条61に圧接し、溝だけが開
溝している。
大径部内には、栓部材62の後部が嵌合してい
る。筒部の後端は、弁体部材固定板に圧接させ
る。栓部材62は、筒部63の前部内面から適宜
数のオリフイス64付き内向きフランジ65を突
設させ、この内向フランジ65の内周縁から栓体
66を突出させたものである。前記栓体66は内
向フランジ65よりも前方の筒部内に位置させる
とよい。栓体66の前端面の直径方向には、両端
部を深くした溝67を設け、この溝67と約60度
角度をずらした直径線が位置する栓体前端面の縁
部には、図示しない深溝が設けられている。これ
らの深溝は栓体前部に適宜深さ設けられている。
これらの深溝は、後述するノズルキヤツプ69内
周壁の内面に設ける溝と連通して吐出路の一部を
形成しており、正確には、それらの深溝の深さ
は、ノズルキヤツプ69内の周壁に設ける溝の長
さとの関係で定められることとなる。
前記射出筒51の前端部には、ノズルキヤツプ
69が回動可能に嵌合され、このノズルキヤツプ
69は、中心にノズル孔70を有する前端壁71
の周縁から射出筒51の前端部外面に嵌合させた
外周壁72を後方へ突出させ、又、前端壁後面か
らは、軸線延長線上にノズル孔70を位置させて
栓体外面に嵌合させた内周壁73が後方へ突出さ
せてある。これらの内外周壁間の前端壁後面から
は、射出筒51の前端部内面と栓部材62の筒部
前端部外面に嵌合させた中周壁74を後方へ突出
させてもよい。更に図示例では前端壁全面形状を
三角形状として、一部において外周壁72と連続
する断面三角形状周壁75が後方へ突出させてあ
る。尚、射出筒51の外面と外周壁内面には係合
突条が設けてあり、これら係合突条の係合によ
り、ノズルキヤツプ69が射出筒51から離脱し
ないようになつている。
そして、このノズルキヤツプ69の回転により
前記ノズル孔70が開閉自在となつている。すな
わち、前記ノズルキヤツプ69の内周壁後半部内
面には、溝76を設け、この溝76は栓体の溝6
7、深溝と連通するようにしたものであり、内周
壁内面の上下反対側にそれぞれ単数設けてある。
また、前記内周壁73を囲む前端壁後面部分に
は、吐出液体に回転を与えるためのスピン溝77
を、このスピン溝77中心にノズル孔70を位置
させて設けている。
前記ノズルキヤツプ69を回動させることで、
ノズルキヤツプ69内周壁の溝76と、栓体の深
溝と、スピン溝77とを連通させておき、トリガ
ー40を握持部11側に引寄せると、ピストン部
36がポンプ室31内にコイルスプリング35の
付勢力に抗して押込まれ、このとき、吸込み弁2
2と吐出弁53とは閉塞されているためポンプ室
31内は高圧化する。前記ポンプ室31内に空気
が入つている状態では、この高圧空気は、弁板5
8の溝から排出される。次にトリガー40を離す
と、コイルスプリング35の付勢力によつてピス
トン部36は押戻され、よつてポンプ室31内は
負圧化するので吸込み弁22が開いて容器1内の
液体をポンプ室31内に吸込む。
次にトリガー40を引寄せると、ポンプ室31
内の液体の高圧化により吐出弁53が弾性リング
部の弾性変形によつて開き、高圧液体は吐出弁5
3を通つて、更にオリフイス64を通り、溝7
6、深溝、スピン溝77を通過してノズル孔70
から噴出される。前記噴出液体はスピン溝77を
通過したことで高速回転しながら噴出するため霧
となつて噴出される。トリガー40の停止により
ピストン部36も停止するが、ポンプ室31内の
高圧化の解消と同時に吐出弁53が閉じ、すると
直ちに噴霧も停止する。
上記のように、ノズルキヤツプ69の内周壁の
溝76と、栓体の深溝と、スピン溝77とを連通
させた場合は、噴霧するが、噴霧させないで、水
鉄砲状に水を噴出させることもできる。この場合
は、ノズルキヤツプ69の内周壁の溝76と、栓
体の溝67とを連通させればよい。この場合は、
栓体の溝67を通つてノズル孔70から液体が噴
出されるため、スピンがかけられないこととな
り、よつて霧化しないまま液体が噴出される。
更に、ノズルキヤツプ69を回し、ノズルキヤ
ツプ69の内周壁の溝76と、栓体の溝67、お
よび深溝との連通を遮断すると、ポンプ室31内
の液体は吐出されない。従つて、トリガー40も
引寄せできないこととなる。しかしながら、この
際、誤動作によりトリガー40を引寄せてポンプ
室31内を高圧化し、その圧力が所定の圧力以上
になると、ポンプ室31に設けた弁部材44がコ
イルスプリング45の付勢力に抗して作動し、弁
座46を開口し、空気又は液体を逃がし、リーク
通路47及び透孔24Bを介して容器1内に戻し
ポンプ室31内の圧力を低下させる。このときリ
ーク通路47は外気吸入通路32bと隔壁30で
遮断されているため、リーク通路47内を通つて
容器1内に戻る液体が外気吸入通路32bへと回
り込むことはない。
また、液体噴出による液体の減少によつて容器
1内は負圧化することとなるが、この負圧化は、
トリガー40の引寄せによつてピストン部36が
ポンプ室31内に深く押込もれたとき、通常ピス
トン部37が位置するポンプ室部分の壁面に穿設
された外気吸入用の透孔32aから、吸込み弁形
成部材15の嵌合筒18と主部材の内筒25との
間に設けられた間隙の外気吸入通路32bを通
り、更に、吸込み弁形成部材の頂壁に穿設された
外気吸入用透孔24を通つて容器1内に外気が入
ることでその負圧化は防止される。尚、前記外気
吸入通路32bは、ピストン部36が非作動位置
にあるとき、ポンプ室31に開口する外気吸入用
透孔32aがピストン部36により外気に対して
遮断されるため、噴霧器が倒れる等しても上記通
路32bから液体の漏洩はない。
第3図は、本考案の他の実施例を示すもので、
これは吸込み弁形成部材15の頂壁16の嵌合筒
18と通路筒19との間に第2の嵌合筒18Aを
設けるとともに、主部材29の内筒25を分割し
て第2の内筒25Aを形成し、前記内筒25を通
路筒19と第2の嵌合筒18Aとの間に嵌合する
とともに、第2の内筒25Aを第2の嵌合筒18
Aと嵌合筒18との間に嵌合している。そして、
外気吸引用透孔24Aと透孔32aとを内筒2
5、第2の嵌合筒18A及び第2の内筒25Aに
より形成される外気吸入通路32bで連結する。
一方、リーク通路47の下方部分は、第2の内筒
25A、中筒26、第2の嵌合筒18A及び嵌合
筒18によつて形成され、透孔24Bに連通して
いる。この両通路は第2の内筒25Aが隔壁とな
つて、それぞれ独立して設けられ、リーク通路4
7内の液体は容器1内に戻される際に、外気吸引
用透孔32aら回り込んで外部に漏れるのを防止
している。その他の構成および作用は第1図に示
す実施例と同様であるのでその詳細な説明は省略
する。
次に、別の実施例を第4図乃至第7図に基づい
て説明する。なお、第1図及び第3図と同様の部
分は、同一の符号を付してその説明を省略する。
これは、ポンプ室31から射出筒51の先端の
ノズルキヤツプ69を経由して容器1に至るよう
に、前記握持部11と射出筒51とにリーク通路
47a,47bを形成したもので、この両リーク
通路47a,47bは、ノズルキヤツプ69と容
器1との間を連通しており、ノズルキヤツプ69
の回転によりその連通・閉鎖が自在となつてい
る。そして、リーク通路47a,47bはこのノ
ズルキヤツプ69の回転によるノズル孔70の閉
鎖時に連通し、ノズルキヤツプ69の回転による
ノズル孔70の開放時に閉鎖するようになつてい
る。
この点について詳しくのべると、射出筒51に
おける射出筒孔52の大径部内に、第1図の実施
例と同様に、栓部材62の後部が嵌合していお
り、筒部の後端は、弁体部材固定板に圧接させて
ある。栓部材62は、筒部63の前部内面から適
宜数のオリフイス64付き内向フランジ65を突
設させ、この内向フランジ65の内周縁から栓体
66を突出させるとともに外周縁から筒体66a
を突出させ、この筒体66aの任意個所に切溝6
6bを設けている。前記栓体66は内向フランジ
65よりも前方の筒部内に位置させるとよい。栓
体66の前端面の直径方向には、両端部を深くし
た溝67を設け、この溝67と約60度角度をずら
した直径線が位置する栓体前端面の縁部には深溝
67aが設けられている。これらの深溝は栓体前
部に適宜深さ設けられ、後述するノズルキヤツプ
69内周壁の内面に設ける溝と連通して吐出路の
一部を形成しており、正確には、それらの深溝の
深さは、ノズルキヤツプ69内の周壁に設ける溝
の長さとの関係で定められることとなる。
そして、前記ノズルキヤツプ69の内周壁73
の任意個所には切溝66cが形成されていて、こ
の切溝66cは前記切溝66bとノズルキヤツプ
69の回転によるノズル孔70の閉鎖時に連通
し、流体をリーク通路47a,47bを介して容
器1へ戻すようになつている。また、前記ノズル
キヤツプ69の内周壁後半部内面には溝76を設
け、この溝76は栓体の溝67、深溝67aと交
互に連通するようにしてあり、内周壁内面の上下
反対側にそれぞれ単数設けている。前記内周壁7
3を囲む前端壁後面部分には、吐出液体に回転を
与えるためのスピン溝77を、このスピン溝77
中心にノズル孔70を位置させて設けている。
前記ノズルキヤツプ69を回動させることで、
ノズルキヤツプ69内周壁の溝76と、栓体の深
溝67と、スピン溝77とを連通させておくと、
トリガー40の操作により、高圧液体は吐出弁5
3を通つて、更にオリフイス64を通り、溝7
6、溝67、スピン溝77を通過してノズル孔7
0から霧として噴出される。
また、水鉄砲状に水を噴出させる場合は、第7
図A,Bのようにノズルキヤツプ69の内周壁の
溝76と、栓体の溝67aとを連通させればよ
い。栓体の溝67aによりスピンがかけられず霧
化しないまま液体が噴出される。
更に、第4図及び第5図に示すように、ノズル
キヤツプ69を回し、ノズルキヤツプ69の内周
壁の溝76と、栓体の溝67、及び深溝67aと
の連通を遮断すると、ポンプ室31内の液体は吐
出されない。従つて、トリガー40も引寄せでき
ないこととなる。しかしながら、この際、誤動作
によりトリガー40を引寄せてポンプ室31内を
高圧化すると、この高圧化により射出筒51の吐
出弁53を開放し、栓部材62、切溝66c,6
6bおよびリーク通路47a,47bを介して容
器1に連通してポンプ室31内が減圧される。そ
の結果、ノズルキヤツプ69の閉鎖時にトリガー
40を操作してもポンプ室31内が超高圧化する
ことがない。
そして、この実施例のようにリーク通路47
a,47bを形成する場合も、第1図および第2
図に示すように、握持部11を形成してリブ状の
隔壁30を形成してもよい。
〔考案の効果〕
本考案は、ノズルキヤツプの閉鎖時において、
誤動作によりトリガーを引寄せてポンプ室を高圧
化した場合、その圧力が所定の圧力以上になる
と、ポンプ室に設けた弁部材が解放され、ポンプ
室の圧力を低下することができ、ノズルキヤツプ
等の部品の破壊を防止することができる。その際
リーク通路から容器内に戻る液体は、リーク通路
が外気吸入通路と隔壁で遮断されていることか
ら、外気吸入通路を通つて外部に出ず、その結
果、長期間の使用に十分に耐えることができ、容
器1内の液体を有効に使用することができるとと
もに、トリガー式液体噴出器を持つ手が汚れず、
使い勝手が良い。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案のトリガー式液体噴出器の一実
施例を示す縦断面図、第2図は第1図のA−A断
面図、第3図は他の実施例を示す縦断面図、第4
図は別の実施例を示す縦断面図、第5図は第4図
のB−B断面図、第6図Aはノズルキヤツプ部分
の噴霧状態を示す断面図、B図は同C−C線にお
ける断面図、第7図Aはノズルキヤツプ部分の水
鉄砲状態を示す断面図、B図は同D−D線におけ
る断面図、第8図は従来例を示す縦断面図であ
る。 1……容器、2……口頸部、11……握持部、
25A,30……隔壁、31……ポンプ室、32
a……外気吸入用の透孔、32b……外気吸入通
路、36……ピストン部、40……トリガー、4
4……弁部材、47,47a,47b……リーク
通路、51……射出筒、69……ノズルキヤツ
プ、70……ノズル孔。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 液体収納用容器1の口頸部2に着脱自在に嵌
    合させる握持部11と、この握持部11から水
    平方向に突出させた射出筒51と、前記握持部
    11と射出筒51との内角部に設けられトリガ
    ー40によつて作動するピストン部材36を有
    するポンプ室31と、前記射出筒51の先端に
    回転自在に設けられたノズルキヤツプ69とを
    備え、トリガー40の操作によりポンプ機構が
    作動して容器1内の液体をノズルキヤツプ69
    のノズル孔70から噴出するようにし、また、
    ポンプ機構による液体の吸い上げにより負圧化
    した容器1内に空気を送り込む外気吸入用の透
    孔32aを前記ポンプ室31の壁面に形成して
    あるとともに、この透孔32aから容器1内に
    至る外気吸入通路32bを形成してあり、さら
    に、前記ノズルキヤツプ69の回転によりノズ
    ル孔70を開閉自在としたトリガー式液体噴出
    器において、 前記ノズルキヤツプ69によるノズル孔70
    の閉鎖時に、ポンプ室31の圧力が所定以上の
    圧力になつたときに連通するリーク通路47,
    47a,47bを前記ポンプ室31と容器1と
    の間に形成するとともに、このリーク通路4
    7,47a,47bと前記透孔32aから容器
    1内に至る外気吸入通路32bとが、容器1内
    に至る前に交わることのないよう、隔壁25
    A,30で遮断したことを特徴とするトリガー
    式液体噴出器。 (2) 前記リーク通路47の連通・閉鎖は、リーク
    通路47の途中に設けた弁部材44で行なわれ
    ることを特徴とする実用新案登録請求の範囲第
    1項に記載のトリガー式液体噴出器。 (3) 前記リーク通路47a,47bは、前記ポン
    プ室31から射出筒51先端のノズルキヤツプ
    69を経由して容器1に至るまで形成され、ノ
    ズルキヤツプ69の回転によるノズル孔70の
    閉鎖時に連通し、ノズルキヤツプ69の回転に
    よるノズル孔70の開放時に閉鎖することを特
    徴とする実用新案登録請求の範囲第1項に記載
    のトリガー式液体噴出器。
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