JPS6027482Y2 - トリガ−式液体噴出器のノズル - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本案はトリガ一式液体噴出器のノズルに係る。

トリガ一式噴出器は従来広く使用されているが、近時霧
に代えて泡が放出できるようにしたトリガ一式泡噴出器
が考案されている。

しかし使用上の便宜からは、泡だけでなく、液体をその
ま）噴出することを出来ることが好ましく、又液洩れ防
止上からは一定操作によって該状態ではトリガー操作に
拘らず泡も、液体も共に噴出されないようにしであるこ
とが望ましい。

本案は上述の要望を満すべく考案したもので、以下図面
について説明する。

１はトリガ一式液体噴出器の液体射出用筒で、２は該器
のトリガーである。

液体射出用筒１の前部内径は大内径部２とするがよく、
又該簡の前部外周には係合突条３を周設させるとよい。

４は上記液体射出用筒１の内面へ嵌合させる栓部材であ
る。

該栓部材は流路柱部５を有腰該栓部の後端からは外向き
フランジ状部６を突出させて該フランジ状部外周を筒状
の嵌合周壁７内面へ接続させたものである。

流路柱部５の前端面直径方向には第２図が示すように第
１溝８が、又該溝両端からは流路柱部の前部に第２溝９
，９が、更に上記第１溝と約６０度角度を異にする前端
面直径部分の両端部から流路柱部の前部に第３溝１０゜
１０が、それぞれ穿設させである。

又外向きのフランジ状部６には適当数の透孔１１・・・
を穿設させておく。

嵌合周壁７は前部を大外径に、後部を小外径として液体
射出用筒内面へ嵌着させである。

１２は回動キャップである。

該キャップは前壁１３の周縁部から外周壁１４を、前壁
後面から内周壁１５を、それぞれ後方へ突出させ、又前
壁前面からは泡放出用筒１６が前方へ突出させである。

上記外周壁は液体射出用筒１の前部外面へ、又内周壁１
５は流路柱部５の外面へ、それぞれ回動可能に嵌合させ
るものであり、外周壁内面には係合突条１７が周設させ
である。

外周壁外形は三角形状にするとよい。

内周壁内面の後半部内面には、回動により上記第２溝９
，９第３溝１０，１０と連通ずる縦溝１８，１８を設け
る。

前壁１３の中心にはノズル孔１９が穿設させてあり、又
該前壁後面の内周壁１５内方部分には成る回動位置で上
記第３溝１０．１０を介して縦溝１８，１８ノズル孔１
９とを連通ずるスピン溝２０が穿設させである。

該スピン溝は上記連通によってそれ等溝内を通ってスピ
ン溝内に入った液体がスピンされるようにしたものであ
り、第３図が示すように公知の形状とすればよい。

泡放出用筒１６の基部には適当数の外気吸入孔２１・・
・を穿設させ、該筒の長さは、上記ノズル孔１９から所
定拡がり角度をもって噴出される霧の相当量が筒壁の前
部内面にぶつかるだけの長さとする。

回動キャップ１２を回すことで、縦溝１８．１８と第３
Ｒ１０，１０を介してスピン溝２０とが、又第２溝９．
９を介して第１溝８とが連通され、構成る位置では第３
溝とも、又第２溝とを連通しない。

第１図はスピン溝２０と連通した状態を示すが、該状態
ではスピンされることでノズル孔１９から噴出される液
体は霧化され、霧は一定拡がり角度をもって噴出され、
相当量が泡放出筒の内面にぶつかって該筒から放出され
る。

泡放出筒の基部には外気吸入孔２１があるため、外気が
多量に供給されることで泡放出筒の前部内で霧は泡とな
って放出されることとなる。

回動によって縦溝１８，１８と第２Ｒ９，９とが位置合
せされると、液体は第１溝８を通ってノズル孔１９から
噴出されることとなり、スピンされないため液体は水鉄
砲状に霧化されないま）泡放出筒内壁にぶつかることな
く、放出される。

更に回動して縦１１１８．１８と第２、および第３Ｒ９
，１０との連通が阻止されると、ノズル孔との間が不通
となり、よって該状態では、トリガーを操作しても何も
放出されない。

本案は上記構成とするもので、回動キャップを回し位置
合せすることで、成る位置では泡が、又他の位置では水
鉄砲状に液体がそれぞれ放出され、更に他の位置ではト
リガーを操作しても何も放出されないから、極めて便利
であり、その切換え操作も容易である。

【図面の簡単な説明】

第１図は本案に係るノズルの断面図、第２図は第１図■
−■線でみた流路柱部の、第３図は第１図ｍ−ｍ線の断
面図である。 １・・・・・・液体射出用筒、４・・・・・・栓部材、
１２・・・・・・回動キャップ。

Claims (1)

1. 【実用新案登録請求の範囲】 ｉ 流路柱部５の前端面直径方向に第１溝８を、該溝外
   端から流路柱部の前部に第２溝９，９を、更に上記第１
   溝と約６０度角度を異にする前端面直径部分の両端部か
   ら流路柱部前部に第３溝１０，１０をそれぞれ穿設させ
   、該流路柱部の後端からは適当数の透孔１１・・・付き
   のフランジ状部６を外方へ突出させて該フランジ状部外
   周を筒状の嵌合周壁７内面へ接続させた栓部材４と、 ｉｉ 上記栓部材を前端部内面へ嵌合させた液体射出
   用筒１と、 ｉｉｉ 上記液体射出用筒１の前端部外面へ外周壁１
   ４を、流路枠部５外面へ内周壁１５を、それぞれ回動可
   能に嵌合させると共に該内周壁の後半部内面には回動に
   より上記第２溝９．９および第３溝１０．１０と連通可
   能な縦溝１８，１８を設け、それ等内外円周壁の前端面
   に付設させた前壁１３の中心にはノズル孔１９を、又該
   前壁後面の内周壁内方部分には、成る回動位置で上記第
   ３溝を介して縦溝１８，１Ｂとノズル孔１９とを連通ず
   るスピン溝２０を、それぞれ穿設させ、前壁前面からは
   、基部に適当数の外気吸入孔２１・・・を有し、上記ノ
   ズル孔から所定拡がり角度をもって噴出される霧の相当
   量が筒壁前部内面にぶつかるだけの長さを有する泡放出
   用筒１６を前方へ突出させた回動キャップ１２と、 からなるトリガ一式液体噴出器のノズル。