JP5191052B2 - 液体材料の吐出方法および装置 - Google Patents
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Description
なお、本発明における「吐出」とは、液材がノズルから離間する前にワークに接触するタイプの吐出方式、および、液材がノズルから離間した後にワークに接触されるタイプの吐出方式を含むものである。
特許文献1の図1に開示される装置は、シリンジに貯留される液体材料が、穴を介して分配装置ハウジングに形成された流路に導入され、シャフトの進出移動によりノズルから液体材料が吐出されるものである。ここで、シャフトは、流動穴に挿入されており、流路は流動穴に挿入されたシャフトの間隙で形成される。また、シャフトは、シールリングでシャフトの駆動源である制御機構に向かって漏出しないように構成されており、従って、シリンジ内に貯留された液体材料はノズルの吐出口に至る分配装置内の流路がすべて液体材料で満たされるよう構成される。
このような構成の吐出装置は、流路内に気泡が存在すると、装置が吐出する液体材料の量にばらつきを引き起こすことが知られている。
第2の発明は、第1の発明において、前記空間(4)が第一流路と比べ広径または幅広に形成されることを特徴とする。
第3の発明は、第1または2の発明において、第二流路の終端部が、第二流路から空間(4)および第一流路の夫々に液体材料が流入するよう構成されることを特徴とする。
第4の発明は、第1ないし3のいずれかの発明において、第二流路の終端部に、第二流路から第一流路への流入を遮る障壁部材を設けて流動抵抗を調整することを特徴とする。ここで、「障壁部材」は板状のものに限定されず、メッシュ状であってもよいし、何らかの流動抵抗を生じさせる部材を意味する。また、板状の「障壁部材」に単数または複数の「孔」を設け、孔の数若しくは径の大きさにより流動抵抗を調整してもよい。
第5の発明は、第4の発明において、前記障壁部材は、その上端部が空間(4)に到達する高さを有することを特徴とする。
第6の発明は、第1または5の発明において、第二流路の終端部に、第二流路と空間(4)を連通する切欠部(31)を設けて流動抵抗を調整することを特徴とする。
第7の発明は、第1ないし6のいずれかの発明において、シール部材をその側面断面が逆凹形状となるよう構成することを特徴とする。
第8の発明は、第1ないし6のいずれかの発明において、シール部材をその側面断面が逆V字形状となるよう構成することを特徴とする。
第10の発明は、第9の発明において、前記空間(4)が第一流路と比べ広径または幅広に形成されることを特徴とする。
第11の発明は、第9または10の発明において、第二流路の終端部が、第二流路から空間(4)および第一流路の夫々に液体材料が流入するよう構成されることを特徴とする。
第12の発明は、第9ないし11のいずれかの発明において、第二流路の終端部に、第二流路から第一流路への流入を遮る障壁部材を設けたことを特徴とする。ここで、「障壁部材」は第4の発明における「障壁部材」と同義である。
第13の発明は、第12の発明において、前記障壁部材は、その上端部が空間(4)に到達する高さを有して第二流路の終端部に設けられることを特徴とする。
第14の発明は、第9または13の発明において、第二流路の終端部に、第二流路と空間(4)を連通する切欠部(31)を設けたことを特徴とする。
第15の発明は、第9ないし14のいずれかの発明において、前記シール部材は、その側面断面が逆凹形状となるよう構成されることを特徴とする。
第16の発明は、第9ないし14のいずれかの発明において、前記シール部材は、その側面断面が逆V字形状となるよう構成されることを特徴とする。
第17の発明は、第9ないし17のいずれかの発明において、前記駆動手段により作業軸を前進移動させた後、急激に停止させて吐出口から液体材料を飛翔吐出させることを特徴とする。
第18の発明は、第9ないし17のいずれかの発明において、前記作業軸は、棒状体の表面に軸方向に螺旋状のつばを有するスクリューとして構成され、駆動手段により作業軸を回動させて液体材料を吐出口から吐出することを特徴とする。
また、流路内に残留する気体・気泡を排出するために、液体材料を一定時間吐出口より排出する作業が最小限となるため、液体材料を無駄なく有効に使用することができる。
1 作業軸/2 第一流路/3 シール部材/4 シールスペース/5 第二流路/6 弁座/7 ノズル/8 液体材料供給管/9 エア圧供給管/10 バネ/11 マイクロメータ/12 室/13 Oリング/14 液体材料供給口/15 吐出口/16 流路ブロック/17 連結ブロック/18 空圧ブロック/19 エア圧供給孔/20 フランジ/21 胴部/22 先端部/23 シールブロック/24 ベース板/25 天板/26 貫通孔/27 孔/28 壁/30 連結部/31 欠切部/32 凹部/33 ノズル接続部/34 液体材料供給管接続部/35 エア圧供給管B/36 上昇位置調整部材/40 シール部材本体/41 弾性体(ばね)/42 孔/50 モータ/51 作業軸連結部材
液体材料を充填する際には、装置内の流路に満たされている気体のすべてが液体材料に置き換わることが好ましく、そのためには、液体材料が供給される液体材料供給口から吐出口に至るまで、液体材料供給口からの距離の順(流路の順)に液体材料が充填されることが好ましい。
特に、液体材料が流動する流路内に作業軸が挿通されて、作業軸の動作により液体材料が吐出する構成の装置においては、作業軸が挿通される流路の上端から下端にある吐出口に至る流路中の空間を、流路の順に液体材料が充填されることが好ましい。
図1の(a)〜(h)は、本発明に係る装置内の流路に液体材料が充填されるまでの様子を8段階で示す説明図である。
図1は、第二流路5から第一流路2へ液体材料が供給される過程を説明するための断面図である。図1に示すとおり、円筒状の空間である第一流路2には、円柱状の胴軸を有する作業軸1が挿通されている。第一流路2と第二流路5との接続部分では、第一流路2に連通し、且つ第一流路2の内径よりも大径に形成される周形状のシールスペース4と、シールスペース4に配設された円環状のシール部材3によりシールされ、第一流路2と第二流路5は、シールスペース4を介して連通されるよう構成されている。
(b)に示すように、液体材料の供給が開始されると、まず第二流路5が液体材料で満たされる。
(c)に示すように、第二流路5から流出する液体材料はまずシールスペース4に流入する。
(d)に示すように、さらに液体材料が供給されると、シールスペース4の空間内のエアがさらに排出されて代わりに液体材料で充填され、また第一流路2にもまたシールスペース4を介して液体材料が流入する。
(e)に示すように、第一流路2に流入する液体材料は、作業軸1と第一流路2の内壁との隙間を流れるが、この隙間を流れる流動抵抗と比べ、シールスペース4の流動抵抗が低いために、液体材料はシールスペース4の空間に優先的に供給される。
(f)に示すように、シールスペース4の空間が液体材料で埋め尽くされると、その後供給された液体材料と同量の液体材料が第一流路2にに供給され、(g)、(h)の状態となる。
以上に示すように、液体材料の第一流路2内の最進出面は、早い段階では(d)〜(g)に示すように、第一流路2を斜めに横断する円周状であるが、液体材料が第一流路2を下方へ進むにつれて(h)に示すように、その進行方向に対し垂直となる。
一方で、図3に示すように第二流路5とシールスペース4を連通させない構成では、液体材料供給口からの距離の順(流路の順)に液体材料が充填されず、(h)に示すように、シールスペース4に気体(気泡)が残留する危険がある。すなわち、気泡が残留することなく、液体を流路の順に充填するためには、第二流路とシールスペース4が連通することと、作業軸1と第一流路2の内壁との隙間を流れる流動抵抗と比べ、シールスペース4の流動抵抗が低いことが必要条件となる。なお、第二流路5は、水平に構成する必要はなく、斜めに構成してもよい。
吐出口と空間的な連通を塞がれた状態では、第一流路1と第二流路5の連結部30から吐出口15に至る液体材料の流れに対し、流れの淀みに位置するシール部材側の気体は第一流路2に残留してしまう。(図3に示すように、第二流路5と連通しないシールスペース4を設けた場合も同様である。)
従って、流路に気体を残存させることなく液体材料を充填するには、シール部材側の第一流路2内の気体が吐出口と空間的に連通される状態を保持しつつ、シール部材側の領域を液体材料ですべて充填することが、流路内に気体を残存させることなく液体材料を充填するために必要である。
また、本発明のように流路を構成すれば、流路内に液体材料が充填された後もシールスペース4に液体材料が供給され続けるため、不測の事態により気泡が流路内に存在しても、液体材料をさらに注入することにより、気泡を容易に吐出口から外部に排出することが可能である。
本実施例の装置は、ノズル7が挿着された流路ブロック16と、流路ブロック16および空圧ブロック18と連結される連結ブロック17と、作業軸1を動作させる駆動源となる空圧ブロック18と、各ブロックをの内部に設けられた空間を往復動する作業軸1とを主たる構成要素とする。
作業軸1は、棒状体の胴部21と胴部21の後端に固接されるフランジ20とから構成される。作業軸1は、ブロック間を延伸するよう配設されている。より具体的には、フランジ20が空圧ブロック18の形成された室12の内壁面と密着摺動するよう配置され、胴部21が空圧ブロック18の下面に設けられた孔27および連結ブロック17を貫通し、流路ブロック16まで挿通されている。
室12の下空間の側面には、エア圧供給孔19が設けられており、エア圧を供給するエア圧供給管9と連通している。エア圧供給管9からエア圧が供給されるとフランジ20の下面を上昇させるよう力が働き、作業軸1を上方に移動してバネ10を圧縮するよう作用する。ここで、空圧ブロック18の下面に設けられた孔27は、それに装着されたOリング13によりシールされており、またフランジ20の側面が室12の内壁面と密着摺動するよう構成されているから、エア圧供給管9から供給されるエア圧が室12の下空間から外部に漏出することはない。
第一流路2は、流路ブロック16内に垂直方向に設けられた空間であり、その上端はシールスペース4と連通し、その下端にはノズル7が挿着されている。第一流路2には、作業軸1の胴部21が連結ブロック17内の貫通孔26を貫通して挿入される。貫通孔26は、シール部材3によりシールされている。
第二流路5は、流路ブロック16内に水平方向に設けられた空間であり、その一端は第一流路2の側面と連通し、その他端は液体材料供給口14を構成している。液体材料供給口14は、流路ブロック16の側面に設けられた孔であり、液体材料供給管8と連通している。液体材料供給管8からは、所望圧力に調圧された液体材料が第二流路5に供給される。
第一流路2の上端は、第一流路2より大径に形成されたシールスペース4と接続される。シールスペース4には、シール部材3が配設されており、連結ブロック17の貫通孔26に液体材料が侵入するのを防いでいる。
第二流路5の一端を構成する液体材料供給口14は、流路ブロック16の側面に形成された凹部である液体材料供給管接続部34に設けられている。液体材料供給管接続部34には、液体材料供給管8が継手等により接続される。また、第二流路5の他端は、第一流路2と連結部30にて接続される。連結部30は上面が欠切されており、第二流路5とシールスペース4と連通する流路となる欠切部31を構成している。
図7中、(a)はシール部材3の上面、(b)は底面、(c)は側面、(d)は側面の断面である。シール部材3は、シール部材本体40と弾性体41で構成される。
シール部材3は中央に作業軸1が挿通される孔42が形成されている。また、シール部材本体40は、断面がコの字状の凹部を形成する環状体である。凹部に弾性体41がシール部材本体40を押し広げるように挿入されることで、孔42に挿通される作業軸1との密着を確実にし、かつシールスペース4の壁面との密着を確実にしている。
エア供給管9より室12の下空間内へエアを供給すると、エア圧の作用によりフランジ20がばね10を縮めるように上昇し、マイクロメータ11の下端にフランジ20が当接して上昇を停止する。
フランジ20が上昇すると胴部21の先端が弁座6と離間する。このとき、液体材料が供給される液体材料供給口14とノズル7先端の吐出口15とが気体を媒体として連通する。胴部21の先端が弁座6と離間する状態で液体材料供給管8より液体材料が供給されると、供給された液体材料は第二流路5に流入し、連結部30を通過してシールスペース4および第一流路2に流入する。
吐出口15より液体材料が排出されたことを確認後、室12の下空間のエア圧をエア圧供給管9を介して排出することにより、ばね10の弾性力により作業軸1のフランジ20を下降移動させ、胴部21の先端を弁座6と着座させることにより流路を遮断して、液体材料の充填作業を完了する。胴部21の先端と弁座6とが着座した状態では、第一流路2の液体材料がノズル7先端の吐出口15から漏出することはない。
吐出作業は、エア圧供給管9から室12の下空間にエア圧を供給および排出することにより行う。すなわち、室12の下空間へエア圧を供給してフランジ20を上昇移動させることで胴部21の先端を弁座6と離間させてノズル7に液体材料を供給し、続いて室12の下空間に畜圧された圧力を一気に放出させることで、ばね10の弾性力による伸長変形動作を促してフランジ20を下降動作させ、胴部21の先端を弁座6に当接させることにより、ノズル7先端の吐出口15より液体材料を飛翔吐出する。
図8に図示される本実施例の装置は、バルブ内に導入された所望の圧力に調圧された液体材料を作業軸1と弁座6とを離間させてノズル7より吐出し、作業軸1と弁座6とを着座することによりノズル7からの吐出を停止するタイプの吐出装置である。
本実施例の装置は、連結ブロック17を介さずに空圧ブロック18と流路ブロック16とを直接連結する構成である。
棒状体である胴部21と、胴部21の後端に形成されるフランジ20とを有する作業軸1が、各ブロック間を延伸するよう構成されている。
作業軸1のフランジ20は、空圧ブロック18の中心に形成される室12の内壁面と密着摺動するよう配置され、作業軸1の胴部21が空圧ブロック18の孔27を貫通して、流路ブロック16の第一流路2に挿通される。
室12の上空間はエア圧供給管B35と連通しておいり、室12の下空間はエア圧供給管9と連通している。
エア圧供給管9からエア圧が供給されると同時に、エア圧供給管B35からエア圧が排出されると、フランジ20の下面に圧力が作用し、作業軸1を上方に移動させる。
また、エア圧供給管B35からエア圧が供給されると同時に、エア圧供給管9からエア圧が排出されると、フランジ20の上面に圧力が作用し、作業軸1を下方に移動させる。
作業軸1の胴部21は、空圧ブロック18の孔27に装着されたOリング13によりシールされ、またフランジ20側面は室12の内壁面と密着摺動するよう構成されているから、エア圧が室12の各空間から外部に漏出することはない。
第一流路2は、流路ブロック16内に垂直方向に設けられた空間であり、その上端はシールスペース4と連通され、その下端にはノズル7が挿着されている。第一流路2には、作業軸1の胴部21が連結ブロック17内の貫通孔26を貫通して挿入される。
シールスペース4は、第一流路2より大径に形成される。シールスペース4には、シール部材3が配設されており、空圧ブロック18の孔27に液体材料が侵入するのを防いでいる。
第二流路5の一端を構成する液体材料供給口14は、流路ブロック16の側面に設けられた凹部である液体材料供給管接続部34に設けられている。液体材料供給管接続部34は、液体材料供給管8が継手等により接続される。また、第二流路5の他端は、第一流路2と連結部30にて接続される。連結部30は上面が欠切されており、第二流路5とシールスペース4と連通する流路となる欠切部31が形成されている。実施例1と同様の構成であるが、欠切部31は実施例1と比べ大きく上面が欠切されているので、実施例1と比べさらに円滑且つ速やかにシールスペース4へ液体材料を充填することができる。
室12の下空間にエア供給管9からエアを供給し、室12の上空間のエアをエア供給管B35より排出すると、フランジ20がエア圧の作用により上昇して、上昇位置調整部材36に当接して上昇を停止する。
フランジ20が上昇すると作業軸1の胴部21の先端が弁座6と離間する。このとき、液体材料が供給される液体材料供給口14とノズル7先端の吐出口15とが気体を媒体として連通する。作業軸1の胴部21先端が弁座6と離間する状態において、液体材料供給管8より液体材料が供給されると、供給された液体材料は第二流路5に流入し、連結部30を介して、シールスペース4と第一流路2に流入する。
第二流路5には、第一流路2との接続部分の上面に欠切部31が設けられているため、第二流路5が直接シールスペース4と連通する。そのため、注入された液体材料により押しやられた流路中の気体は、欠切部31から逃げることができ、シールスペース4および第一流路2には液体材料が気体の残留無く充填され、ノズル7先端の吐出口15より液体材料が排出される。
上昇位置調整部材36の開度、弁座6と作業軸1との離間時間等により、液体材料の吐出量を調節する。
本実施例の装置は、ベース板24と、その上部に配設された天板25と、その上部に配設されたモータ50と、ベース板24の中央部に配設されたシールブロック23と、ベース板24の下端にシールブロック23と連接して配設された流路ブロック17と、各ブロックをの内部に設けられた空間内で回動する作業軸1とを主たる構成要素とする。
作業軸1は、胴部21と胴部21の延伸方向に螺旋状のつばを備える先端部22とから構成され、シールブロック23を貫通して流路ブロック16に延出するよう配設される。胴部21には、天板25に穿った貫通孔に挿入されたモータ50の回転軸が作業軸連結部材51を介して連結されており、モータ50の駆動により作業軸1は延伸方向を軸に回動される。
シール部材3は、作業軸1と回転摺動可能に構成されている。より詳細には、シール部材3は、側面断面が逆V字に形成された円環状の部材であり、V字の一端が作業軸1と接し、他の一端がシールスペース4の内壁面と密着してシールする。
なお、シール部材3は逆凹字形状に構成してもよいし、また逆V字のものを作業軸1が往復作動する装置に用いてもよい。
流路ブロック16は、作業軸1が挿通される中央に第一流路2と、液体材料が供給される第二流路5を有する。
第一流路2は、流路ブロック16中央で垂直方向に形成された空間であって、上端がシールスペース4と連通し、下端がノズル7の吐出口15と連通する。
第二流路5は、流路ブロック16の側面から中央方向に向かって水平に形成された空間であって、その一端の上部がシールスペース4と連通するよう構成され、その他端は液体材料供給口14を構成する。
なお、実施例1および2の装置において、壁28を設けた流路を構成することは何ら問題ない。
液体材料供給管9から供給される液体材料は、液体材料供給口14から第二流路5に注入され、シールスペース4を通じて第一流路2に供給され、吐出口15より排出される。このとき、モータ50を作動させて作業軸1を回転動作させることで、第一流路2への液体材料の流入をより円滑にすることができる。
吐出口15より液体材料が排出されたことを確認した後、液体材料供給管9からの液体材料の供給を停止するか、または作業軸1の回転動作を停止させることで、液体材料の流路への充填を完了する。
Claims (18)
- ノズルと連通する第一流路に作業軸を挿通し、第一流路と連通する第二流路から液体材料を注入し、第一流路に液体材料を充填して液体材料を吐出する吐出方法において、
作業軸の延設方向に第一流路および第二流路と連設する空間であって中央に作業軸が挿通される孔が形成されたシール部材が装着される空間(4)を設け、第二流路から第一流路に流入する液体材料の流動抵抗を第二流路から空間(4)に流入する液体材料の流動抵抗と比べ大きくすることで気泡の残留を防止することを特徴とする液体材料の吐出方法。 - 前記空間(4)が第一流路と比べ広径または幅広に形成されることを特徴とする請求項1の液体材料の吐出方法。
- 第二流路の終端部が、第二流路から空間(4)および第一流路の夫々に液体材料が流入するよう構成されることを特徴とする請求項1または2の液体材料の吐出方法。
- 第二流路の終端部に、第二流路から第一流路への流入を遮る障壁部材を設けて流動抵抗を調整することを特徴とする請求項1ないし3のいずれかの液体材料の吐出方法。
- 前記障壁部材は、その上端部が空間(4)に到達する高さを有することを特徴とする請求項4の液体材料の吐出方法。
- 第二流路の終端部に、第二流路と空間(4)を連通する切欠部(31)を設けて流動抵抗を調整することを特徴とする請求項1または5の液体材料の吐出方法。
- シール部材をその側面断面が逆凹形状となるよう構成することを特徴とする請求項1ないし6のいずれかの液体材料の吐出方法。
- シール部材をその側面断面が逆V字形状となるよう構成することを特徴とする請求項1ないし6のいずれかの液体材料の吐出方法。
- 液体材料を吐出するノズルと、ノズルと連通する第一流路と、第一流路および液体材料供給源と連通する第二流路と、中央に作業軸が挿通される孔が形成されたシール部材と、シール部材および第一流路に挿通される作業軸と、作業軸を作動させる駆動手段とを備えた液体材料の吐出装置において、
作業軸の延設方向に第一流路および第二流路と連接する空間であって前記シール部材が装着される空間(4)を設け、第二流路から第一流路に流入する液体材料の流動抵抗と比べ第二流路から空間(4)に流入する液体材料の流動抵抗を小さくしてなる気泡残留防止機構を設けたことを特徴とする装置。 - 前記空間(4)が第一流路と比べ広径または幅広に形成されることを特徴とする請求項9の液体材料の吐出装置。
- 第二流路の終端部が、第二流路から空間(4)および第一流路の夫々に液体材料が流入するよう構成されることを特徴とする請求項9または10の液体材料の吐出装置。
- 第二流路の終端部に、第二流路から第一流路への流入を遮る障壁部材を設けたことを特徴とする請求項9ないし11のいずれかの液体材料の吐出装置。
- 前記障壁部材は、その上端部が空間(4)に到達する高さを有して第二流路の終端部に設けられることを特徴とする請求項12の液体材料の吐出装置。
- 第二流路の終端部に、第二流路と空間(4)を連通する切欠部(31)を設けたことを特徴とする請求項9または13の液体材料の吐出装置。
- 前記シール部材は、その側面断面が逆凹形状となるよう構成されることを特徴とする請求項9ないし14のいずれかの液体材料の吐出装置。
- 前記シール部材は、その側面断面が逆V字形状となるよう構成されることを特徴とする請求項9ないし14のいずれかの液体材料の吐出装置。
- 前記駆動手段により作業軸を前進移動させた後、急激に停止させて吐出口から液体材料を飛翔吐出させることを特徴とする請求項9ないし17のいずれかの液体材料吐出装置。
- 前記作業軸は、棒状体の表面に軸方向に螺旋状のつばを有するスクリューとして構成され、駆動手段により作業軸を回動させて液体材料を吐出口から吐出することを特徴とする請求項9ないし17のいずれかの液体材料吐出装置。
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