JP5191052B2 - 液体材料の吐出方法および装置 - Google Patents

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Description

本発明は、液体材料を吐出口より吐出する液体材料の吐出方法および装置に関し、より具体的には、液体材料を吐出口に連通する流路に充填する際に気体の残留無く液体材料を充填できる吐出方法および装置に関する。
なお、本発明における「吐出」とは、液材がノズルから離間する前にワークに接触するタイプの吐出方式、および、液材がノズルから離間した後にワークに接触されるタイプの吐出方式を含むものである。
液体材料を吐出する装置としては、液体材料が供給される供給口から液体材料が吐出される吐出口に至る流路内に、回転移動または進退移動する軸体を配設し、軸体の動作により吐出口より液体材料を吐出するものが知られている(例えば、特許文献1)。
特許文献1の図1に開示される装置は、シリンジに貯留される液体材料が、穴を介して分配装置ハウジングに形成された流路に導入され、シャフトの進出移動によりノズルから液体材料が吐出されるものである。ここで、シャフトは、流動穴に挿入されており、流路は流動穴に挿入されたシャフトの間隙で形成される。また、シャフトは、シールリングでシャフトの駆動源である制御機構に向かって漏出しないように構成されており、従って、シリンジ内に貯留された液体材料はノズルの吐出口に至る分配装置内の流路がすべて液体材料で満たされるよう構成される。
このような構成の吐出装置は、流路内に気泡が存在すると、装置が吐出する液体材料の量にばらつきを引き起こすことが知られている。
流路内の気泡を流路から除去する装置としては、例えば特許文献2に開示されるものがある。特許文献2に記載の装置は、液体材料が供給される供給口から液体材料が吐出される吐出口に至る流路内に、回転移動するスクリューを軸体として配設し、スクリューの回転動作により吐出口より液体材料を吐出するものである。シリンダの側面には、気泡抜き孔が形成されており、気泡が混入している粘性液体がシリンダ内の流路に流入された際には、気泡抜き孔より気泡を排出して、気泡のない粘性流体をノズルより押し出すよう構成される。
特開2004−322099号公報 特開昭62−201671号公報
吐出装置内に残留する気泡は、吐出量のばらつきや、吐出後に吐出口より液が垂れる、いわゆる液ダレの原因となるため、確実に除去排出することが必要である。しかしながら、吐出装置内の流路中の液体材料に混入した気泡は、流路に形成された角部、流路径が変わる段差部、袋部に残留することが多く、その後の吐出作業において液体材料を連続流動させても流れの淀みに存在するかのごとく排出され難い。
特許文献1の図1に開示される装置では、その構成上、貯留容器の液体材料が流路に導入される位置、すなわち穴と流路の連結点である入口からシールリングまでの流路を満たすエアが、使用開始時に液体材料が導入されるときに残留しやすいという問題がある。
特許文献2に記載の装置においては、装置内に液体材料を気泡無く充填した後、液体材料に混入した気泡を除去排出することはできるが、最初に液体材料を充填する際に混入する気泡を除去しきれない場合があった。具体的には、使用開始時に液体材料が注入されていない状態から液体材料を注入する際に、装置の流路内を満たすエアのすべてが排出されないまま、液体材料が供給口から吐出口まで到達してしまうため、流路内に残留する気体・気泡を排出するために、液体材料を一定時間吐出口より排出する作業が必要となり、そのような作業を経ても場合によってはエアの一部が流路に残留してしまうことがあった。
上記課題を鑑み、本発明は、装置使用開始時に液体材料を充填する際に、気体・気泡の残留無く液体材料を流路内に充填することのできる液体材料の吐出方法および装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、発明者は、液体材料が供給される液体材料供給口から吐出口に至るまで、液体材料供給口からの距離の順(流路の順)に液体材料が充填される新規な構成の流路を発明し、これにより、液体材料を充填する際に装置内の流路に満たされている気体のすべてが液体材料に置き換わることを可能とした。
すなわち、第1の発明は、ノズルと連通する第一流路に作業軸を挿通し、第一流路と連通する第二流路から液体材料を注入し、第一流路に液体材料を充填して液体材料を吐出する吐出方法において、作業軸の延設方向に第一流路および第二流路と連設する空間であって中央に作業軸が挿通される孔が形成されたシール部材が装着される空間(4)を設け、第二流路から第一流路に流入する液体材料の流動抵抗を第二流路から空間(4)に流入する液体材料の流動抵抗と比べ大きくすることで気泡の残留を防止することを特徴とする液体材料の吐出方法である。
第2の発明は、第1の発明において、前記空間(4)が第一流路と比べ広径または幅広に形成されることを特徴とする。
第3の発明は、第1または2の発明において、第二流路の終端部が、第二流路から空間(4)および第一流路の夫々に液体材料が流入するよう構成されることを特徴とする。
第4の発明は、第1ないし3のいずれかの発明において、第二流路の終端部に、第二流路から第一流路への流入を遮る障壁部材を設けて流動抵抗を調整することを特徴とする。ここで、「障壁部材」は板状のものに限定されず、メッシュ状であってもよいし、何らかの流動抵抗を生じさせる部材を意味する。また、板状の「障壁部材」に単数または複数の「孔」を設け、孔の数若しくは径の大きさにより流動抵抗を調整してもよい。
第5の発明は、第4の発明において、前記障壁部材は、その上端部が空間(4)に到達する高さを有することを特徴とする。
第6の発明は、第1または5の発明において、第二流路の終端部に、第二流路と空間(4)を連通する切欠部(31)を設けて流動抵抗を調整することを特徴とする。
の発明は、第1ないし6のいずれかの発明において、シール部材をその側面断面が逆凹形状となるよう構成することを特徴とする。
の発明は、第1ないし6のいずれかの発明において、シール部材をその側面断面が逆V字形状となるよう構成することを特徴とする。
の発明は、液体材料を吐出するノズルと、ノズルと連通する第一流路と、第一流路および液体材料供給源と連通する第二流路と、中央に作業軸が挿通される孔が形成されたシール部材と、シール部材および第一流路に挿通される作業軸と、作業軸を作動させる駆動手段とを備えた液体材料の吐出装置において、作業軸の延設方向に第一流路および第二流路と連接する空間であって前記シール部材が装着される空間(4)を設け、第二流路から第一流路に流入する液体材料の流動抵抗と比べ第二流路から空間(4)に流入する液体材料の流動抵抗を小さくしてなる気泡残留防止機構を設けたことを特徴とする装置である。
10の発明は、第の発明において、前記空間(4)が第一流路と比べ広径または幅広に形成されることを特徴とする。
11の発明は、第または10の発明において、第二流路の終端部が、第二流路から空間(4)および第一流路の夫々に液体材料が流入するよう構成されることを特徴とする。
12の発明は、第ないし11のいずれかの発明において、第二流路の終端部に、第二流路から第一流路への流入を遮る障壁部材を設けたことを特徴とする。ここで、「障壁部材」は第4の発明における「障壁部材」と同義である。
13の発明は、第12の発明において、前記障壁部材は、その上端部が空間(4)に到達する高さを有して第二流路の終端部に設けられることを特徴とする。
14の発明は、第または13の発明において、第二流路の終端部に、第二流路と空間(4)を連通する切欠部(31)を設けたことを特徴とする。
15の発明は、第9ないし14のいずれかの発明において、前記シール部材は、その側面断面が逆凹形状となるよう構成されることを特徴とする。
16の発明は、第9ないし14のいずれかの発明において、前記シール部材は、その側面断面が逆V字形状となるよう構成されることを特徴とする。
17の発明は、第ないし17のいずれかの発明において、前記駆動手段により作業軸を前進移動させた後、急激に停止させて吐出口から液体材料を飛翔吐出させることを特徴とする。
18の発明は、第ないし17のいずれかの発明において、前記作業軸は、棒状体の表面に軸方向に螺旋状のつばを有するスクリューとして構成され、駆動手段により作業軸を回動させて液体材料を吐出口から吐出することを特徴とする。
本発明によれば、装置使用開始時において液体材料を充填する際に、気体・気泡の残留無く液体材料を流路内に充填することができるため、その結果、吐出量のばらつきや、液ダレを防止し、安定して均一な所望量の塗布を行うことが可能となる。
また、流路内に残留する気体・気泡を排出するために、液体材料を一定時間吐出口より排出する作業が最小限となるため、液体材料を無駄なく有効に使用することができる。
本発明の構成による流路に充填される液体材料の流動経過説明図である。 図1に示す装置の流路の変形例を示す説明断面図である。 図1と対比される流路に充填される液体材料の流動経過説明図である。 実施例1に係る吐出装置の概略断面図である。 図4に示す装置の流路ブロックの概略断面図である。 図4に示す装置の流路ブロックの斜視図である。 図4に示す装置のシール部材の概略図である。 実施例2に係る吐出装置の概略断面図である。 実施例3に係る吐出装置の概略断面図である。
符号の説明
図面に用いた主な符号の凡例を以下に示す。
1 作業軸/2 第一流路/3 シール部材/4 シールスペース/5 第二流路/6 弁座/7 ノズル/8 液体材料供給管/9 エア圧供給管/10 バネ/11 マイクロメータ/12 室/13 Oリング/14 液体材料供給口/15 吐出口/16 流路ブロック/17 連結ブロック/18 空圧ブロック/19 エア圧供給孔/20 フランジ/21 胴部/22 先端部/23 シールブロック/24 ベース板/25 天板/26 貫通孔/27 孔/28 壁/30 連結部/31 欠切部/32 凹部/33 ノズル接続部/34 液体材料供給管接続部/35 エア圧供給管B/36 上昇位置調整部材/40 シール部材本体/41 弾性体(ばね)/42 孔/50 モータ/51 作業軸連結部材
以下では、本発明を実施するための最良の形態を図1ないし3を参照しながら説明する。なお、本明細書では、液体材料供給口14から吐出口15に至るまでの液体材料の通り道を単に「流路」と呼ぶ場合がある。
液体材料を充填する際には、装置内の流路に満たされている気体のすべてが液体材料に置き換わることが好ましく、そのためには、液体材料が供給される液体材料供給口から吐出口に至るまで、液体材料供給口からの距離の順(流路の順)に液体材料が充填されることが好ましい。
特に、液体材料が流動する流路内に作業軸が挿通されて、作業軸の動作により液体材料が吐出する構成の装置においては、作業軸が挿通される流路の上端から下端にある吐出口に至る流路中の空間を、流路の順に液体材料が充填されることが好ましい。
図1は、作業軸が挿通される流路の上端から液体材料を供給し、流路の下端である吐出口に液体材料を流路の順に充填することができる構成例を開示するものである。
図1の(a)〜(h)は、本発明に係る装置内の流路に液体材料が充填されるまでの様子を8段階で示す説明図である。
図1は、第二流路5から第一流路2へ液体材料が供給される過程を説明するための断面図である。図1に示すとおり、円筒状の空間である第一流路2には、円柱状の胴軸を有する作業軸1が挿通されている。第一流路2と第二流路5との接続部分では、第一流路2に連通し、且つ第一流路2の内径よりも大径に形成される周形状のシールスペース4と、シールスペース4に配設された円環状のシール部材3によりシールされ、第一流路2と第二流路5は、シールスペース4を介して連通されるよう構成されている。
(a)は、液体材料が注入される前の状態である。
(b)に示すように、液体材料の供給が開始されると、まず第二流路5が液体材料で満たされる。
(c)に示すように、第二流路5から流出する液体材料はまずシールスペース4に流入する。
(d)に示すように、さらに液体材料が供給されると、シールスペース4の空間内のエアがさらに排出されて代わりに液体材料で充填され、また第一流路2にもまたシールスペース4を介して液体材料が流入する。
(e)に示すように、第一流路2に流入する液体材料は、作業軸1と第一流路2の内壁との隙間を流れるが、この隙間を流れる流動抵抗と比べ、シールスペース4の流動抵抗が低いために、液体材料はシールスペース4の空間に優先的に供給される。
(f)に示すように、シールスペース4の空間が液体材料で埋め尽くされると、その後供給された液体材料と同量の液体材料が第一流路2にに供給され、(g)、(h)の状態となる。
以上に示すように、液体材料の第一流路2内の最進出面は、早い段階では(d)〜(g)に示すように、第一流路2を斜めに横断する円周状であるが、液体材料が第一流路2を下方へ進むにつれて(h)に示すように、その進行方向に対し垂直となる。
このように、図1に図示する構成によれば、作業軸1が挿通される第一流路2のさらに上方側に設けられた空間であるシールスペース4より液体材料を注入するので、流路内の気体を効率良く液体材料に置換することができる。換言すると、シールスペース4に液体材料を充填する工程は、シールスペース4に残存する気体とノズル7とが気体を媒体に連通しつつ行われる。
また、同様な技術思想のもと、図2に示すように、第一流路2と第二流路5をシールスペース4を介さずに連通させてもよい。液体材料の充填は、作業軸1と第一流路2の内壁との隙間を流れる流動抵抗と比べ、シールスペース4の流動抵抗が低いために、液体材料はシールスペース4の空間に優先的に供給される点は図1と同じである。
一方で、図3に示すように第二流路5とシールスペース4を連通させない構成では、液体材料供給口からの距離の順(流路の順)に液体材料が充填されず、(h)に示すように、シールスペース4に気体(気泡)が残留する危険がある。すなわち、気泡が残留することなく、液体を流路の順に充填するためには、第二流路とシールスペース4が連通することと、作業軸1と第一流路2の内壁との隙間を流れる流動抵抗と比べ、シールスペース4の流動抵抗が低いことが必要条件となる。なお、第二流路5は、水平に構成する必要はなく、斜めに構成してもよい。
ところで、特許文献1や特許文献2に開示されるような従来装置では、作業軸が挿通される流路(第一流路)と、その側面の非端部と連通する流路(第二流路)より液体材料が供給される構成とすることが一般的であった。しかしながら、流路をこのように構成した場合には、垂直方向に設けられた第一流路と水平ないしは斜め方向に設けられた第二流路が連結する連結部よりシール部材側(上方側)に気体が残留しやすいという問題があった。すなわち、第二流路から供給された液体材料は第一流路の連結部から吐出口に向かって流れるため、連結部よりシール部材側は流れの淀みとなってしまうのである。装置使用開始時に液体材料を装置内に充填させる際に、吐出口側に気体が残留する場合と比べ、シール部材側に気体が残留する場合は、シール部材側の液体材料の流れが乏しいために、残留気体は排出されず、残留気体を完全に除去することは難しかった。
このように、シール部材側に気体が残留する状況は、装置使用開始時の液体材料充填時において、シール部材側に気体が残留する状態(すなわち、流路のシール部材側に液体材料が完全に満たされない状態)のうちに、第一流路の吐出口側の径方向の領域が液体材料で埋められた場合に発生しやすい(図3の(f)参照)。
吐出口と空間的な連通を塞がれた状態では、第一流路1と第二流路5の連結部30から吐出口15に至る液体材料の流れに対し、流れの淀みに位置するシール部材側の気体は第一流路2に残留してしまう。(図3に示すように、第二流路5と連通しないシールスペース4を設けた場合も同様である。)
従って、流路に気体を残存させることなく液体材料を充填するには、シール部材側の第一流路2内の気体が吐出口と空間的に連通される状態を保持しつつ、シール部材側の領域を液体材料ですべて充填することが、流路内に気体を残存させることなく液体材料を充填するために必要である。
本発明のように流路を構成すれば、シール部材側に気体の残存無く液体材料が充填される前に、第一流路の吐出口側の径方向の領域が液体材料で埋められることはない。すなわち、第一流路2と比べ優先的にシールスペース4に液体材料が供給されることとなるので、液体材料供給口14から吐出口15に至る流路を気泡を排出しながら、上流から下流にかけて順次液体材料を充填することができる。
また、本発明のように流路を構成すれば、流路内に液体材料が充填された後もシールスペース4に液体材料が供給され続けるため、不測の事態により気泡が流路内に存在しても、液体材料をさらに注入することにより、気泡を容易に吐出口から外部に排出することが可能である。
以下では、本発明の詳細を実施例により説明するが、本発明はこれらの実施例によって何ら限定されるものではない。
図4に開示される本実施例の装置は、ノズル7より液体材料を飛翔して吐出するタイプの吐出装置に関する。より詳細には、本実施例の装置は、作業軸の軸方向の高速移動動作およびこれに続く急激な停止動作により、ノズル7の先端より液体材料を飛翔吐出させるタイプの液体材料吐出装置である。
《構造》
本実施例の装置は、ノズル7が挿着された流路ブロック16と、流路ブロック16および空圧ブロック18と連結される連結ブロック17と、作業軸1を動作させる駆動源となる空圧ブロック18と、各ブロックをの内部に設けられた空間を往復動する作業軸1とを主たる構成要素とする。
作業軸1は、棒状体の胴部21と胴部21の後端に固接されるフランジ20とから構成される。作業軸1は、ブロック間を延伸するよう配設されている。より具体的には、フランジ20が空圧ブロック18の形成された室12の内壁面と密着摺動するよう配置され、胴部21が空圧ブロック18の下面に設けられた孔27および連結ブロック17を貫通し、流路ブロック16まで挿通されている。
空圧ブロック18は、その内部に室12が設けられた中空の筒体である。空圧ブロック18の上面にはマイクロメータ11が挿着されており、マイクロメータの下端を構成する棒状体が室12内に挿入され、そのまわりを囲むかたちでバネ10が配設されている。バネ10の下端には、フランジ20の上面が接触する状態にある。すなわち、室12の下空間にエア圧が供給されていない状態においては、バネ10はフランジ20を押圧し、胴部21の先端を弁座6に着座させるよう作用する。
室12の下空間の側面には、エア圧供給孔19が設けられており、エア圧を供給するエア圧供給管9と連通している。エア圧供給管9からエア圧が供給されるとフランジ20の下面を上昇させるよう力が働き、作業軸1を上方に移動してバネ10を圧縮するよう作用する。ここで、空圧ブロック18の下面に設けられた孔27は、それに装着されたOリング13によりシールされており、またフランジ20の側面が室12の内壁面と密着摺動するよう構成されているから、エア圧供給管9から供給されるエア圧が室12の下空間から外部に漏出することはない。
流路ブロック16は、その内部に第一流路2と第二流路5を有している。
第一流路2は、流路ブロック16内に垂直方向に設けられた空間であり、その上端はシールスペース4と連通し、その下端にはノズル7が挿着されている。第一流路2には、作業軸1の胴部21が連結ブロック17内の貫通孔26を貫通して挿入される。貫通孔26は、シール部材3によりシールされている。
第二流路5は、流路ブロック16内に水平方向に設けられた空間であり、その一端は第一流路2の側面と連通し、その他端は液体材料供給口14を構成している。液体材料供給口14は、流路ブロック16の側面に設けられた孔であり、液体材料供給管8と連通している。液体材料供給管8からは、所望圧力に調圧された液体材料が第二流路5に供給される。
流路ブロック16に形成される流路の詳細を図5および図6を参照しながら説明する。
第一流路2の上端は、第一流路2より大径に形成されたシールスペース4と接続される。シールスペース4には、シール部材3が配設されており、連結ブロック17の貫通孔26に液体材料が侵入するのを防いでいる。
第二流路5の一端を構成する液体材料供給口14は、流路ブロック16の側面に形成された凹部である液体材料供給管接続部34に設けられている。液体材料供給管接続部34には、液体材料供給管8が継手等により接続される。また、第二流路5の他端は、第一流路2と連結部30にて接続される。連結部30は上面が欠切されており、第二流路5とシールスペース4と連通する流路となる欠切部31を構成している。
シール部材3について、図7を参照しながら詳細に説明する。
図7中、(a)はシール部材3の上面、(b)は底面、(c)は側面、(d)は側面の断面である。シール部材3は、シール部材本体40と弾性体41で構成される。
シール部材3は中央に作業軸1が挿通される孔42が形成されている。また、シール部材本体40は、断面がコの字状の凹部を形成する環状体である。凹部に弾性体41がシール部材本体40を押し広げるように挿入されることで、孔42に挿通される作業軸1との密着を確実にし、かつシールスペース4の壁面との密着を確実にしている。
≪液体材料の導入≫
エア供給管9より室12の下空間内へエアを供給すると、エア圧の作用によりフランジ20がばね10を縮めるように上昇し、マイクロメータ11の下端にフランジ20が当接して上昇を停止する。
フランジ20が上昇すると胴部21の先端が弁座6と離間する。このとき、液体材料が供給される液体材料供給口14とノズル7先端の吐出口15とが気体を媒体として連通する。胴部21の先端が弁座6と離間する状態で液体材料供給管8より液体材料が供給されると、供給された液体材料は第二流路5に流入し、連結部30を通過してシールスペース4および第一流路2に流入する。
第二流路5には、第一流路2との接続部分の上面に欠切部31が設けられているため、第二流路5が直接シールスペース4と連通する。そのため、注入された液体材料により押しやられた流路中の気体は、欠切部31から逃げることができ、シールスペース4および第一流路2には液体材料が気体の残留無く充填され、ノズル7先端の吐出口15より液体材料が排出される。なお、原理的には気体の残留は生じないが、品質安全上の観点から、現実の運用上では多少の液体材料を排出することが想定される。但し、従来装置のように液体材料を一定時間排出する場合と比べると大幅に少ない量の液体材料を排出することで足りる。
吐出口15より液体材料が排出されたことを確認後、室12の下空間のエア圧をエア圧供給管9を介して排出することにより、ばね10の弾性力により作業軸1のフランジ20を下降移動させ、胴部21の先端を弁座6と着座させることにより流路を遮断して、液体材料の充填作業を完了する。胴部21の先端と弁座6とが着座した状態では、第一流路2の液体材料がノズル7先端の吐出口15から漏出することはない。
吐出作業は、液体材料を気体の残存なしに流路に充填した状態としてから開始される。
吐出作業は、エア圧供給管9から室12の下空間にエア圧を供給および排出することにより行う。すなわち、室12の下空間へエア圧を供給してフランジ20を上昇移動させることで胴部21の先端を弁座6と離間させてノズル7に液体材料を供給し、続いて室12の下空間に畜圧された圧力を一気に放出させることで、ばね10の弾性力による伸長変形動作を促してフランジ20を下降動作させ、胴部21の先端を弁座6に当接させることにより、ノズル7先端の吐出口15より液体材料を飛翔吐出する。
本実施例の装置は、液体材料吐出用のバルブに適用した例である。
図8に図示される本実施例の装置は、バルブ内に導入された所望の圧力に調圧された液体材料を作業軸1と弁座6とを離間させてノズル7より吐出し、作業軸1と弁座6とを着座することによりノズル7からの吐出を停止するタイプの吐出装置である。
《構造》
本実施例の装置は、連結ブロック17を介さずに空圧ブロック18と流路ブロック16とを直接連結する構成である。
棒状体である胴部21と、胴部21の後端に形成されるフランジ20とを有する作業軸1が、各ブロック間を延伸するよう構成されている。
作業軸1のフランジ20は、空圧ブロック18の中心に形成される室12の内壁面と密着摺動するよう配置され、作業軸1の胴部21が空圧ブロック18の孔27を貫通して、流路ブロック16の第一流路2に挿通される。
空圧ブロック18は、その内部に室12が設けられた中空の筒体であり、室12はフランジ20により上空間と下空間に分断される。
室12の上空間はエア圧供給管B35と連通しておいり、室12の下空間はエア圧供給管9と連通している。
エア圧供給管9からエア圧が供給されると同時に、エア圧供給管B35からエア圧が排出されると、フランジ20の下面に圧力が作用し、作業軸1を上方に移動させる。
また、エア圧供給管B35からエア圧が供給されると同時に、エア圧供給管9からエア圧が排出されると、フランジ20の上面に圧力が作用し、作業軸1を下方に移動させる。
作業軸1の胴部21は、空圧ブロック18の孔27に装着されたOリング13によりシールされ、またフランジ20側面は室12の内壁面と密着摺動するよう構成されているから、エア圧が室12の各空間から外部に漏出することはない。
流路ブロック16は、その内部に第一流路2と第二流路5を有している。
第一流路2は、流路ブロック16内に垂直方向に設けられた空間であり、その上端はシールスペース4と連通され、その下端にはノズル7が挿着されている。第一流路2には、作業軸1の胴部21が連結ブロック17内の貫通孔26を貫通して挿入される。
シールスペース4は、第一流路2より大径に形成される。シールスペース4には、シール部材3が配設されており、空圧ブロック18の孔27に液体材料が侵入するのを防いでいる。
第二流路5は、流路ブロック16内に水平方向に設けられた空間であり、その一端は第一流路2の側面と連通し、その他端は液体材料供給口14を構成している。
第二流路5の一端を構成する液体材料供給口14は、流路ブロック16の側面に設けられた凹部である液体材料供給管接続部34に設けられている。液体材料供給管接続部34は、液体材料供給管8が継手等により接続される。また、第二流路5の他端は、第一流路2と連結部30にて接続される。連結部30は上面が欠切されており、第二流路5とシールスペース4と連通する流路となる欠切部31が形成されている。実施例1と同様の構成であるが、欠切部31は実施例1と比べ大きく上面が欠切されているので、実施例1と比べさらに円滑且つ速やかにシールスペース4へ液体材料を充填することができる。
また、シール部材3が、断面がコの字状の凹部を形成する環状体であるシール部材本体40と、凹部に弾性体41をシール部材本体40を押し広げるように挿入される構成である点も、実施例1と同様であるが、弾性体41の形状が環状に形成される点で相違する。弾性体41が、孔42に挿通される作業軸1との密着を確実にし、かつシールスペース4の壁面との密着を確実にするよう作用する点は、実施例1と同様である。
≪液体材料の導入≫
室12の下空間にエア供給管9からエアを供給し、室12の上空間のエアをエア供給管B35より排出すると、フランジ20がエア圧の作用により上昇して、上昇位置調整部材36に当接して上昇を停止する。
フランジ20が上昇すると作業軸1の胴部21の先端が弁座6と離間する。このとき、液体材料が供給される液体材料供給口14とノズル7先端の吐出口15とが気体を媒体として連通する。作業軸1の胴部21先端が弁座6と離間する状態において、液体材料供給管8より液体材料が供給されると、供給された液体材料は第二流路5に流入し、連結部30を介して、シールスペース4と第一流路2に流入する。
第二流路5には、第一流路2との接続部分の上面に欠切部31が設けられているため、第二流路5が直接シールスペース4と連通する。そのため、注入された液体材料により押しやられた流路中の気体は、欠切部31から逃げることができ、シールスペース4および第一流路2には液体材料が気体の残留無く充填され、ノズル7先端の吐出口15より液体材料が排出される。
実施例1の欠切部31と比べ、大きく欠切した本実施例では、実施例1と比べ、さらに円滑かつ速やかにシールスペース4へ液体材料を導入することができるため、シールスペース4の気体の残留防止効果が高い。
吐出口15より液体材料が排出されたことを確認後、室12の下空間のエア圧をエア圧供給管9を介して排出し、且つ室12の上空間にエア圧供給管B35からエアを供給することにより、作業軸1のフランジ20を下降移動させ、胴部21の先端を弁座6と着座させることにより流路を遮断して、液体材料の充填作業を完了する。胴部21の先端と弁座6とが着座した状態では、第一流路2の液体材料がノズル7先端の吐出口15から漏出することはない。
吐出作業は、気体の残存なしに液体材料を流路に充填した状態とされたバルブに、調圧された液体材料を加圧供給し、作業軸1往復移動させて弁座6とを離間して開閉動作させることにより行う。
上昇位置調整部材36の開度、弁座6と作業軸1との離間時間等により、液体材料の吐出量を調節する。
図9に開示される本実施例の装置は、先端に螺旋状のつばを有する作業軸1を回転させて、ノズル7より液体材料を吐出するタイプの吐出装置装置に関する。
《構造》
本実施例の装置は、ベース板24と、その上部に配設された天板25と、その上部に配設されたモータ50と、ベース板24の中央部に配設されたシールブロック23と、ベース板24の下端にシールブロック23と連接して配設された流路ブロック17と、各ブロックをの内部に設けられた空間内で回動する作業軸1とを主たる構成要素とする。
作業軸1は、胴部21と胴部21の延伸方向に螺旋状のつばを備える先端部22とから構成され、シールブロック23を貫通して流路ブロック16に延出するよう配設される。胴部21には、天板25に穿った貫通孔に挿入されたモータ50の回転軸が作業軸連結部材51を介して連結されており、モータ50の駆動により作業軸1は延伸方向を軸に回動される。
シールスペース4は、シールブロック23の下面に穿って形成された凹部であって、中央に貫通孔を有する。シールスペース4は、流路ブロック16に形成された第一流路2の径よりも大径に形成されており、第二流路5および第一流路2と連通する。
シールスペース4には、シール部材3が配設されており、シールブロック23に液体材料が侵入することを防いでいる。
シール部材3は、作業軸1と回転摺動可能に構成されている。より詳細には、シール部材3は、側面断面が逆V字に形成された円環状の部材であり、V字の一端が作業軸1と接し、他の一端がシールスペース4の内壁面と密着してシールする。
なお、シール部材3は逆凹字形状に構成してもよいし、また逆V字のものを作業軸1が往復作動する装置に用いてもよい。
流路ブロック16は、上面がシールブロック23と連接して固定され、下面には液体材料を吐出するノズル7を有する。また、側面には、液体材料供給管8と連結する液体材料供給口14を有する。
流路ブロック16は、作業軸1が挿通される中央に第一流路2と、液体材料が供給される第二流路5を有する。
第一流路2は、流路ブロック16中央で垂直方向に形成された空間であって、上端がシールスペース4と連通し、下端がノズル7の吐出口15と連通する。
第二流路5は、流路ブロック16の側面から中央方向に向かって水平に形成された空間であって、その一端の上部がシールスペース4と連通するよう構成され、その他端は液体材料供給口14を構成する。
本実施例においては、第二流路5の終端部に設けられた障壁部材である壁28により、第一流路との直接的な連通が遮断されるため、実施例1および2のように、第一流路と第二流路とが直接的に連通しない。本実施例においては、図1と同様に、シールスペース4を介してのみ第一流路2と第二流路5とが連通されるよう構成したが、壁28の高さを調整することにより、第二流路から第一流路およびシールスペース4に流入する液体材料の流動抵抗を調整してもよい。
なお、実施例1および2の装置において、壁28を設けた流路を構成することは何ら問題ない。
≪液体材料の導入≫
液体材料供給管9から供給される液体材料は、液体材料供給口14から第二流路5に注入され、シールスペース4を通じて第一流路2に供給され、吐出口15より排出される。このとき、モータ50を作動させて作業軸1を回転動作させることで、第一流路2への液体材料の流入をより円滑にすることができる。
吐出口15より液体材料が排出されたことを確認した後、液体材料供給管9からの液体材料の供給を停止するか、または作業軸1の回転動作を停止させることで、液体材料の流路への充填を完了する。
本実施例の装置は、第二流路5が直接第一流路2と連通する実施例1および2の装置とは異なり、第二流路5がシールスペース4を介してのみ第一流路2と連通するする。そのため、実施例1および2の装置と比べ、シールスペース4の気体残存をより確実に防止することができる。
吐出作業は、第二流路5および第一流路2に気体の残存なしに液体材料が充填された状態から行う。液体材料供給管9から液体材料を供給し、かつ作業軸1の回転動作を行うことにより吐出作業は行われる。

Claims (18)

  1. ノズルと連通する第一流路に作業軸を挿通し、第一流路と連通する第二流路から液体材料を注入し、第一流路に液体材料を充填して液体材料を吐出する吐出方法において、
    作業軸の延設方向に第一流路および第二流路と連設する空間であって中央に作業軸が挿通される孔が形成されたシール部材が装着される空間(4)を設け、第二流路から第一流路に流入する液体材料の流動抵抗を第二流路から空間(4)に流入する液体材料の流動抵抗と比べ大きくすることで気泡の残留を防止することを特徴とする液体材料の吐出方法。
  2. 前記空間(4)が第一流路と比べ広径または幅広に形成されることを特徴とする請求項1の液体材料の吐出方法。
  3. 第二流路の終端部が、第二流路から空間(4)および第一流路の夫々に液体材料が流入するよう構成されることを特徴とする請求項1または2の液体材料の吐出方法。
  4. 第二流路の終端部に、第二流路から第一流路への流入を遮る障壁部材を設けて流動抵抗を調整することを特徴とする請求項1ないし3のいずれかの液体材料の吐出方法。
  5. 前記障壁部材は、その上端部が空間(4)に到達する高さを有することを特徴とする請求項4の液体材料の吐出方法。
  6. 第二流路の終端部に、第二流路と空間(4)を連通する切欠部(31)を設けて流動抵抗を調整することを特徴とする請求項1または5の液体材料の吐出方法。
  7. シール部材をその側面断面が逆凹形状となるよう構成することを特徴とする請求項1ないし6のいずれかの液体材料の吐出方法。
  8. シール部材をその側面断面が逆V字形状となるよう構成することを特徴とする請求項1ないし6のいずれかの液体材料の吐出方法。
  9. 液体材料を吐出するノズルと、ノズルと連通する第一流路と、第一流路および液体材料供給源と連通する第二流路と、中央に作業軸が挿通される孔が形成されたシール部材と、シール部材および第一流路に挿通される作業軸と、作業軸を作動させる駆動手段とを備えた液体材料の吐出装置において、
    作業軸の延設方向に第一流路および第二流路と連接する空間であって前記シール部材が装着される空間(4)を設け、第二流路から第一流路に流入する液体材料の流動抵抗と比べ第二流路から空間(4)に流入する液体材料の流動抵抗を小さくしてなる気泡残留防止機構を設けたことを特徴とする装置。
  10. 前記空間(4)が第一流路と比べ広径または幅広に形成されることを特徴とする請求項の液体材料の吐出装置。
  11. 第二流路の終端部が、第二流路から空間(4)および第一流路の夫々に液体材料が流入するよう構成されることを特徴とする請求項または10の液体材料の吐出装置。
  12. 第二流路の終端部に、第二流路から第一流路への流入を遮る障壁部材を設けたことを特徴とする請求項ないし11のいずれかの液体材料の吐出装置。
  13. 前記障壁部材は、その上端部が空間(4)に到達する高さを有して第二流路の終端部に設けられることを特徴とする請求項12の液体材料の吐出装置。
  14. 第二流路の終端部に、第二流路と空間(4)を連通する切欠部(31)を設けたことを特徴とする請求項または13の液体材料の吐出装置。
  15. 前記シール部材は、その側面断面が逆凹形状となるよう構成されることを特徴とする請求項9ないし14のいずれかの液体材料の吐出装置。
  16. 前記シール部材は、その側面断面が逆V字形状となるよう構成されることを特徴とする請求項9ないし14のいずれかの液体材料の吐出装置。
  17. 前記駆動手段により作業軸を前進移動させた後、急激に停止させて吐出口から液体材料を飛翔吐出させることを特徴とする請求項ないし17のいずれかの液体材料吐出装置。
  18. 前記作業軸は、棒状体の表面に軸方向に螺旋状のつばを有するスクリューとして構成され、駆動手段により作業軸を回動させて液体材料を吐出口から吐出することを特徴とする請求項ないし17のいずれかの液体材料吐出装置。
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