JP6180283B2 - 液体材料吐出装置および方法 - Google Patents

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Description

本発明は、液体材料吐出装置および方法に関し、詳細には、内部流路構造に特徴のある液体材料吐出装置および方法に関する。本発明では、往復移動動作により吐出口との連通孔を開閉することができるロッド状の部材をニードルと呼称する。
液体材料を吐出する装置において、吐出量や吐出形状を一定に制御するため、液体材料の温度が一定になるよう制御することは一つの重要な要素である。液体材料の温度を制御するため、これまで種々の技術が提案されてきた。
特許文献1には、粘性体を収容して内部を加圧することで先端から粘性体を所定の部位に吐出する粘性体吐出装置において、粘性体を収容するとともに粘性体を外部に吐出する開口部を有した収容体と、収容体の内部を加圧する加圧手段と、粘性体が吐出する収容体の開口部を開閉する開閉手段と、開閉手段の開閉動作を外側から微調整する調節手段と、粘性体が吐出する収容体の開口部に不要充填スペースを低減するパイプ状の吐出経路を備えた吐出手段と、吐出手段の外周に覆設されるキャップと、収容体とキャップとを支持して温度を一定に保持する保持手段とを設けたことを特徴とする粘性体吐出装置、が開示される。
特許文献2には、塗料を収容したメインタンクと、塗料を吐出するための塗装手段と、メインタンクと塗装手段の間を塗料が循環するように配置された第1循環配管と、第1循環配管内を通る塗料を所定の温度に加熱するヒーターと、を有する塗装装置において、塗料を収容するサブタンクと、サブタンク内の塗料を再びサブタンク内に収容させる第2循環配管と、メインタンクに接続されている補給配管と、第2循環配管に設けられていて、第2循環配管内を流動する塗料を補給配管側に供給する切り替え手段とを有することを特徴とする塗装装置、が開示される。
特許文献3には、加温した液体又は溶融体を、吐出口を経由して、吐出口の下流に広幅に展開させる広幅ヘッド又はノズルブロックの温度安定化方法であって、広幅ヘッド又はノズルブロックの長手方向に少なくとも1個の液体又は溶融体の通路を設け、該通路に吐出口から吐出する液体又は溶融体と同じ液体又は溶融体を、通過させることを特徴とする、広幅ヘッド又はノズルブロックの温度安定化方法、が開示される。
特開2000−33306号公報 特開2001−276716号公報 特開2002−18348号公報
特許文献1のように、吐出装置の吐出口近傍にヒーターおよびサーモセンサを設ける構成を取った場合、ヒーター等を収容するためのスペースが必要となり、また吐出ヘッドが大きく重いものになるという課題がある。
特許文献2のように、循環配管途中に吐出装置を配置した場合、ポンプの脈動を動的に低減するために、アキュムレータ等を設けることが必要であった。
また、吐出口と循環配管とを連通する流路を液体が通過する際に、当該流路にはヒーターが設けられていないため、液体の温度が低下するという問題があった。
特許文献3のように、ノズルブロックに保温用の分岐流路を設ける構成とした場合、当該分岐流路においても液体の温度低下が生じるためエネルギー効率が悪く、また温度制御が難しいという問題がある。
ところで、吐出装置をスプレー用途で使用する場合、待機時にノズル先端が乾燥しやすくなるため、乾燥防止のためにノズル先端をシンナー等の溶剤に浸漬することがある。ここで、溶剤は揮発性が高く高温にできないところ、低温の溶剤にノズル先端を浸漬することにより、ノズル先端およびノズル内の液体が冷やされてしまうという課題があった。このような用途においても、ノズル内の液体の温度低下を最小限とできる吐出装置が求められていた。
そこで、本発明は、液体材料の温度低下を最小限としながら、ポンプ脈動の影響を静的に低減することができる吐出装置および方法を提供することを目的とする。
液体材料吐出装置に係る本発明は、下方に開口する吐出口を有するノズルと、吐出口に連通する連通孔を有するバルブシートと、連通孔と連通する上下に延びる液室と、液室内で往復移動してバルブシートの連通孔を開閉するニードルと、液室に液体材料を供給する循環流路と、を備える液体材料吐出装置において、上端部に設けられた上部開口および下端部に設けられた下部開口を有する外側流路、並びに、外側流路と連通する下部開口および上端部に設けられた上部開口を有する内側流路が形成された棒状の流路形成部材を設け、前記液室に、前記流路形成部材を挿着し、前記外側流路の下部開口および前記内側流路の下部開口を前記バルブシートの連通孔と連通させ、前記循環流路を、ニードルが延在する方向とは異なる方向に延在し、前記流路形成部材の外側流路の上部開口と連通する第一流路と、ニードルが延在する方向とは異なる方向に延在し、前記流路形成部材の内側流路の上部開口と連通する第二流路と、前記流路形成部材の外側流路と、前記流路形成部材の内側流路とにより構成したこと、前記外側流路の流動抵抗が、前記第一流路の流動抵抗よりも高いことを特徴とする。
上記液体材料吐出装置において、前記流路形成部材の外側流路の断面積が、前記第一流路の断面積よりも小さいことを特徴とすることが好ましく、さらに好ましくは、前記流路形成部材の外側流路の断面積が、前記第一流路の断面積の1/2以下であることを特徴とする。
上記液体材料吐出装置において、前記流路形成部材の外側流路が、流路形成部材の外周に凹設された溝により構成され、前記流路形成部材の内側流路が、流路形成部材を貫通する貫通孔により構成され、前記流路形成部材の外径が、前記液室の内径よりも僅かに小径であることを特徴としてもよい。これに加え、上記液体材料吐出装置において、前記流路形成部材の外側流路が、外側流路の入口から出口に至るまでに流路形成部材を1周以上周回することを特徴とすることが好ましく、さらに好ましくは、前記流路形成部材の外側流路が、螺旋状に形成されることを特徴とする。
上記液体材料吐出装置において、前記液室を有するニードル収容体と、前記第一流路および前記第二流路を有する接液部材とを備え、ニードル収容体と接液部材とが着脱自在に固設されることを特徴としてもよく、好ましくは、前記第一流路および前記第二流路が、接液部材内を水平方向に延びる孔を前記流路形成部材で分断することにより構成されることを特徴とする。
上記液体材料吐出装置において、前記流路形成部材の外側流路に、多孔質部材または水車部材が配設されることを特徴としてもよい。
上記液体材料吐出装置において、液体材料を貯留するタンクと、液体材料の温度を調節するヒーターと、液体材料を前記タンクから前記第一流路または前記第二流路へと送り出すポンプと、前記タンク、前記ポンプ、前記第一流路および前記第二流路を連通する循環配管と、制御装置とを備え、温度調節された液体材料を前記液室に循環供給することを特徴としてもよい。これに加え、前記ポンプが、前記第一流路へ液体材料を送り出すこと、或いは、前記ポンプが、前記第二流路へ液体材料を送り出すことを特徴としてもよい。
液体材料の吐出方法に係る本発明は、上記ポンプを備える液体材料吐出装置を用いて、吐出口から温度調節された液体材料を吐出することを特徴とする。
本発明によれば、上下に延びる液室内に循環流路が設けられているので、吐出される直前の液体材料の温度低下を最小限とすることが可能である。また、流動抵抗が相対的に高い外側流路により、ポンプの脈動を静的に低減することが可能である。
第1実施形態に係る液体材料吐出装置の断面図である。 第1実施形態に係る流路形成部材の側面図および断面図である。 第1実施形態に係る循環機構のブロック図である。 第2〜5実施形態に係る流路形成部材の外側流路のバリエーションを例示する側面図および断面図である。ここで、(a)は第2実施形態、(b)は第3実施形態、(c)は第4実施形態、(d)は第5実施形態である。 第6〜9実施形態に係る流路形成部材の側面図である。ここで、(a)は第6実施形態、(b)は第7実施形態、(c)は第8実施形態、(d)は第9実施形態である。 第10〜11実施形態に係る液体材料吐出装置の要部断面図である。ここで、(a)は第10実施形態、(b)は第11実施形態である。
以下に、本発明を実施するための形態例を説明する。
《第1実施形態》
図1に、第1実施形態に係る液体材料吐出装置1の概略断面図を示す。本実施形態でベースに用いる液体材料吐出装置1は、圧縮気体やバネ7の力によりピストン5を駆動し、ピストン5に固設されたニードル4の先端がバルブシート31の連通孔30を開閉することで、液体材料Lがノズル19より吐出されるニードルバルブ式吐出装置である。図1に示す吐出装置1は、液体材料Lを点状や線状に吐出するものであるが、ノズル19を交換することで、霧状に吐出することもできる。
以下では、本実施形態の吐出装置1を構成する主要な要素である、駆動部2および接液部3について詳細に説明する。
[駆動部]
駆動部2は、ニードル4が固設されるピストン5と、ピストン5をその内部に移動可能に収容するピストン収容体6と、ピストン5およびニードル4をバルブシート31の方向へと付勢するバネ7と、ピストン5を駆動するための圧縮気体を供給する配管を接続する配管継手(8、9)とから主に構成される。
ピストン収容体6は、ピストン5により上側ピストン室11と下側ピストン室12とに仕切られた気密空間が内部に形成された部材である。上側ピストン室11はバネ7が配設され、下側ピストン室12はピストン5駆動用圧縮気体が供給される室となっている。各ピストン室(11、12)には、圧縮気体の供給および排出を行うための上側配管継手8と下側配管継手9がそれぞれ設置されており、各配管継手(8、9)のピストン室(11、12)とは反対側には気体配管10がそれぞれ接続されている。
上側ピストン室11内を気密に保つため、ピストン5の側面にはシール部材C15が配設される。下側ピストン室12内を気密に保つため、下側ピストン室12の底面に形成されたニードル貫通孔B13の部分にはシール部材B14が配設される。
ピストン収容体6の上端には、ピストン5の移動量を調整するためのストローク調整部材16が固設されており、当該部材の内部への突き出し量を変えることでピストン5の最後退位置を調整することができる。
ピストン5は、バネ7によりバルブシート31の方向(下方)へ付勢されており、ピストン室(11、12)に圧縮気体の供給が無い状態では、ニードル4の先端がバルブシート31に当接する位置で止まっている。
下側ピストン室12に圧縮気体を供給すると、バネ7の力に抗してピストン5が上方へ駆動する。このとき、上側配管継手8からは、上側ピストン室11内の気体が排出される。続いて、下側ピストン室12への圧縮気体の供給を停止し、上側ピストン室11内へ圧縮気体を供給すると、バネ7の力によりピストン5が下方へ駆動する。このとき、下側配管継手9からは、下側ピストン室12内の気体が排出される。
上側配管継手8および下側配管継手9には、速度制御弁(スピードコントローラ)を設けてもよい。速度制御弁により、ピストン室(11、12)内へ供給される気体またはピストン室(11、12)内から排出される気体の速度(流量)を制御することで、ピストン5の駆動速度を制御できる。
[接液部]
駆動部2の下方に連設された接液部3は、接液部材17と、ニードル収容体18と、ノズル19と、流路形成部材34とから主に構成される。
接液部材17は、内部に流路およびニードル貫通孔A23が形成されたブロック状部材である。接液部材17の内部には、ニードル4が延在する方向とは異なる方向(例えば水平方向)に貫通して延在する水平循環流路32と、水平循環流路32の側方に連通し、ニードル4が延在する方向と同じ方向(垂直方向下方)へ貫通して延在する挿入孔22とが形成されている。図1の構成例では、接液部材17の内部に、水平循環流路32と挿入孔22とが断面視T字状の流路を構成している。なお、挿入孔22と連通する循環流路は必ずしも水平の貫通孔により構成する必要はなく、例えばV字状の循環流路であってもよい。
接液部材17には、鉛直方向に延びるニードル貫通孔A23が、挿入孔22と同心に形成されている。ニードル貫通孔A23にはニードル4が挿通され、ニードル4とニードル貫通孔A23の内壁の間には、液体材料Lが駆動部2側へ漏出するのを防ぐためのシール部材A24が設けられている。
本実施形態の水平循環流路32は、流路形成部材34により、図示右側にある第一流路20と図示左側にある第二流路21とに区画されている。第一流路20には第一接続継手25を介して液体配管27が接続され、同様に第二流路21にも第二接続継手26を介して液体配管27が接続されている。継手25,26に接続される液体配管27は、温度調節された液体材料Lを循環する循環機構50(詳細は図3参照しながら後述)と接続されている。第一接続継手25から液体材料Lが供給される場合には、第一流路20が上流で第二流路21が下流となり、第二接続継手26から液体材料Lが供給される場合には、第一流路20が下流で第二流路21が上流となる。以下では、説明の便宜上、第一流路20が上流で第二流路21が下流となる場合を説明する。
接液部材17の下部には、上端につばを有する筒状のニードル収容体18が、着脱自在に固設されている。接液部材17とニードル収容体18とを分解すれば、ニードル収容体18に挿着された流路形成部材34を容易に取り出すことができる。ニードル収容体18の内部には上下に延びる円柱状の液室33が形成されており、挿入孔22および連通孔30を連通している。液室33は、挿入孔22およびニードル貫通孔A23と同心である。液室33の直径は、挿入孔22の内径と実質的に同径であることが好ましい。
ニードル収容体18の下端には、バルブシート31およびノズル19が穴付きキャップ形状の固定部材29により固定されている。バルブシート31は中心に連通孔30が設けられた円盤状の部材である。バルブシート31の上面の大部分は、内側流路35に面しており、内側流路35内の液体材料Lにより常時加熱された状態にある。従って、液体材料Lからの熱が連通孔30に伝達されるように、バルブシート31を熱伝導性の良好な金属により構成することが好ましい。より好ましくは、流路形成部材34を金属により構成し、流路形成部材34の先端面とバルブシート31の上面を当接させ、流路形成部材34からの熱がバルブシート31に伝達されるようにする。
ノズル19はバルブシート31を収納するカップ状の部材であり、中心に液体材料Lを外部へ排出するための吐出口28が設けられている。ニードル収容体18の下端開口である液室33の一端は、連通孔30を介して吐出口28と連通している。ピストン5の駆動により、ニードル4の先端がバルブシート31と離間すると吐出口28から液体材料Lが吐出され、ニードル4の先端がバルブシート31に当接すると吐出口28からの吐出が停止される。なお、ニードル4の先端の形状は図示のものに限定されず、連通孔30を塞ぐことができれば、いかなる形状であってもよい。
[流路形成部材]
図2に、本実施形態に係る流路形成部材34の側面図ならびにA−A断面図およびB−B断面図を示す。
流路形成部材34は、シール部材A24(水平循環流路32の上端)からバルブシート31にわたる長さを有した円筒状部材である。流路形成部材34の外径は、挿入孔22および液室33の径よりも僅かに小径であり、挿入孔22内に着脱自在に挿入される。ここで、流路形成部材34の外径と挿入孔22および液室33の径との差は、外側流路36から液体材料が漏れ無く移送されるように、着脱自在性を損なわない範囲で最小限とする。すなわち、挿入孔22および液室33の内壁と流路形成部材34の外側面とが協働して凹溝である外側流路36を閉じた流路とするように、流路形成部材34の外径を設定する。流路形成部材34は耐熱性の材により構成されており、例えばステンレスやアルミ合金などの金属、或いは、PEEK(ポリエーテルエーテルケトン)などの耐熱性樹脂材料により構成される。なお、吐出装置1は、円柱状の液室を備える既存の吐出装置に流路形成部材34を装着して構成することができ、この場合、流路形成部材34の大きさは既存の吐出装置の液室の形状に合わせて作製される。流路形成部材34の形状は円筒状に限定されず、例えば長手方向に延在する貫通孔が設けられた先細りの棒状部材、側面に段が設けられた(大径部と小径部を有する)棒状部材、断面が多角形である棒状部材であってもよい。
流路形成部材34は、上端部に設けられた上部開口40および下端部に設けられた下部開口41を有する外側流路36、並びに、外側流路36と連通する下部開口41および上端部に設けられた上部開口37を有する内側流路35を有する円柱状の部材である。すなわち、流路形成部材34は、鉛直方向(中心軸に沿った方向)に貫設される内側流路35と、内側流路35の周りを囲むように外面に凹設される外側流路36とを有する。
内側流路35の直径は、ニードル4の直径より大きく構成されている。すなわち、内側流路35は、ニードル4の往復移動を妨げないように、ニードル4の外周面と内側流路35の内周面との間に間隙ができる大きさに構成されている。
内側流路35の上端には、ニードル4が挿通され、内側流路35と連通するニードル貫通孔C37が設けてある。ニードル貫通孔C37の内径は、ニードル4の外径と実質的に同径である。ニードル貫通孔C37の僅かに下方となる位置には、中心軸と垂直(水平方向)に開口する、内側流路上部開口38が設けられている。この内側流路上部開口38を介して、内側流路35と流路形成部材34の外部とが連通される。内側流路35の下端には、バルブシート31の連通孔30および内側流路35と連通する流出孔39が設けられている。
外側流路36は、流路形成部材34の上端部と下端部を周回しながらつなぐ一本の流路であり、流路形成部材34の外面に凹設された溝である。図2では、流路形成部材34の上端から下端へと向かいながら、内側流路35の周りを囲うようにする最も単純な形状として、螺旋状の溝を例示している。ただし、外側流路36の形状は螺旋状に限定されず、内側流路35の周りを囲むように外面に凹設された溝であればよい。外側流路36は、流路として機能すれば良く、あらゆる形状により実現することができるが、製造コストの観点からは外部に開放された同一断面積の凹溝により構成することが好ましい。外側流路36は、偶数本の同一形状の流路を対称に配置することで構成してもよい。
また、外側流路36の長さが一定以上とすることで、ポンプ脈動を低減することができる。外側流路36が流路形成部材34の外周を例えば2周、3周、4周または5周以上旋回させることで、外側流路36の長さを確保することが可能である。さらに、外側流路36の長さを一定以上とすることは、流路形成部材34の材料を減らすことにも寄与する。このことは、流路形成部材34を金属により構成した場合に、液体材料Lの温度低下が小さくなるという技術的効果につながるものである。
外側流路36と内側流路35とは、外側流路下部開口(または内側流路下部開口)41でのみ連通しており、その他の箇所では連通していない。換言すれば、流路形成部材34の外周壁により、外側流路36と内側流路35とは分断されている。外側流路36の上端には、流路形成部材34の外部と連通する外側流路上部開口40、下端には、内側流路35と連通する外側流路下部開口41を設ける。図2のA−A断面図に示すように、外側流路上部開口40と内側流路上部開口38とは、中心を通る直線上に一直線に並び、それぞれの孔が互いに外を向くような向きに形成することが好ましい。より好ましくは、外側流路上部開口40と内側流路上部開口38との軸方向位置(高さ位置)を実質的に同じ位置とする。なぜなら、外側流路上部開口40および内側流路上部開口38は、液体材料Lを循環させるために、それぞれ第一流路20および第二流路21と連通する必要があるからである(図1参照)。
一方、図2のB−B断面に示す外側流路下部開口41は、いずれの向きに設けられていてもよい。流路形成部材34の外側流路36は、単体では外部に開放している溝状であるが、図1に示すように、吐出装置1に組み込まれた場合、ニードル収容体18の内周面に覆われて閉じた(開放していない)流路を形成するからである。
内側流路35および外側流路36の太さについて具体例を挙げて説明する。
例えば、ニードル収容体18の大きさがφ12[mm]×40[mm]のとき、外側流路36は、断面積で1〜6[mm]、長さが20〜80[mm]の範囲で形成することが好ましい。また、内側流路35の直径は、ニードル4の直径の1.5〜2.5倍の範囲で形成することが好ましい。他方、少なくとも第一流路20は、直径4〜6[mm](断面積12.6〜28.3[mm])とし、外側流路36よりも断面積が大きく(太く)なるように形成することが好まく、より好ましくは断面積を2倍以上、さらに好ましくは3倍以上とする。そうすることで、循環流路を液体材料Lが流動する際に外側流路36が抵抗となって、循環のために用いるポンプ53の脈動を抑える(すなわち、ノズル19の吐出口28へ脈動を伝えないようにする)ことができる。さらに好ましくは、第一流路20の直径と第二流路21の直径とを同一とする。なお、上記数値は、液体材料Lの物性や、吐出装置1の大きさなどに応じて適宜調整され得るものであり、本発明は上記数値例に限定されない。
[液体材料の充填工程]
流路形成部材34に設けられた各流路(35、36)への液体材料Lの充填工程を図1および図2を参照しながら説明する。なお、ニードル4の先端はバルブシート31に当接し、連通孔30を閉じている状態とする。
図1において符号42で示すように、液体材料Lは、液体配管27から第一接続継手25を通って第一流路20へと供給され、流路形成部材34に到達する。流路形成部材34によって第二流路21への連通が閉ざされているため、液体材料Lは流路形成部材34の外側流路上部開口40へと流れ込む(図1の符号43)。外側流路上部開口40へと流れ込んだ液体材料Lは外側流路36を伝い、流路形成部材34の外周を回りながら上部から下部へと流れ進み、外側流路下部開口41に到達する。外側流路下部開口41から流出した液体材料Lは、バルブシート31に到達し、内側流路35へと流れ込む。バルブシート31の連通孔30はニードル4の先端により閉じているので、液体材料Lがノズル19の吐出口28から外へ流れ出ることはない。バルブシート31近傍(すなわち、内側流路35の下端付近)から内側流路35へと流れ込んだ液体材料Lは、内側流路35とニードル4との隙間を通り、下から上へと流れていく。液体材料Lが内側流路35の上端部分に達すると、内側流路上部開口38から流路形成部材34の外部へと流れ出て(図1の符号44)、第二流路21に流れ込む。第二流路21に到達した液体材料Lは、第二接続継手26を介して液体配管27へと流入する(図1の符号45)。液体配管27へと流入した液体材料Lは、後述するタンク51へと戻り、温度調節された後、ポンプ53により再び吐出装置へと供給される(すなわち、循環する)。以上が流路形成部材34での液体材料Lの充填工程の概略である。
[循環機構]
本実施形態の吐出装置1は、液体材料Lを循環させるための循環機構50に接続される。図3に循環機構50の構成例を示す。
図3に示す循環機構50は、液体材料Lを貯留するタンク51と、タンク51に貯留された液体材料Lの温度を調節するヒーター52と、タンク51から液体材料Lを吸引し循環させるポンプ53と、ポンプ53とヒーター52の動作並びに吐出装置1への圧縮気体の供給・排出を制御する制御装置54と、レギュレータ61とを備えている。本実施形態の吐出装置1は、循環流路を構成する流路(35、36)の近傍に吐出口28が設けられており、循環流路から分岐された流路(30)における温度低下の影響が小さいため、従来の循環流路を備える吐出装置と比べ、液体材料Lの温度制御が容易である。
タンク51は、吐出装置1で塗布作業を行うために十分な容量を有しており、ヒータ52によりタンク内の液体材料は設定された温度に保たれている。タンク51には、タンク内の液体材料を撹拌するための撹拌機を設けてもよい。タンク51は、液体材料を送出するための液体配管55と、吐出装置1を通過した液体材料を回収するための液体配管55とがそれぞれ接続されている。液体材料を送出するための液体配管55と吐出装置1との間には、ポンプ53が配設されている。ポンプ53により圧送される液体材料Lは、符号58で示すように、タンク51→ポンプ53→レギュレータ61→吐出装置1→タンク51の順に流れて循環する。レギュレータ61により液体材料Lの圧力(吐出圧力)を調節することにより、吐出量を調節することが可能である。本実施形態例では、ポンプ53により液体材料Lを循環させると脈動が生じるが、流路形成部材34により脈動が静的に低減されるので、循環機構50の循環路にアキュムレータを設けていない(但し、超高精度塗布を行う場合などには、アキュムレータを設けることもある。)。
ヒーター52およびポンプ53は、制御配線57を介して制御装置54と接続されており、制御装置54により動作を制御される。制御装置54は、さらに吐出装置1と気体配管56で接続され、圧縮気体の供給・排出を制御することで吐出動作を制御する。レギュレータ61に電空レギュレータを採用し、制御装置54をレギュレータ61と接続し、液体材料Lの圧力(吐出圧力)を自動調節可能としてもよい。
例えば、吐出装置1を回路基板へ絶縁防湿剤をコーティングする用途に用いる場合、設定温度は35〜40℃で、液体材料の粘度は40〜60[mPa・s]となる。
循環機構50に接続された吐出装置1は、図示しないXYZ方向移動装置に取り付けられ、塗布対象物が載置されたワークテーブルに対して相対移動しながら塗布作業を行う。XYZ方向移動装置は、例えば、電動モータとボールネジの組み合わせ、リニアモータを用いた機構、ベルトやチェーンなどで動力を伝える機構を備えて構成することができる。
以上に説明した循環機構50によれば、吐出装置1内の循環流路(20→36→35→21)の近傍に吐出口28が設けられているので、循環流路と吐出口とを連通する流路での温度低下が最小限である。また、内側流路35の周りに外側流路36を旋回させる流路構造を、長尺のニードル収容体18の下端部まで設けているので、液体材料Lの温度変化防止を高いエネルギー効率で実現することが可能である。また、第一流路20および第二流路21よりも断面積が小さい外側流路36によりポンプ脈動を静的に低減することができる。さらに、メンテナンス時には流路形成部材34を挿入孔22から容易に取り出すことができ、また外側流路36は外部に開口する凹溝であるため汚れの洗浄も容易である。したがって、フィーラーを含む液体材料や接着剤のような経時的に硬化する液体材料の吐出にも好適である。
以上の説明は、液体材料Lが第一接続継手25から供給され第二接続継手26から排出される場合を前提とするものであるが、液体材料Lを第二接続継手26から供給し第一接続継手25から排出する場合でも、液体材料Lが冷めにくく、ポンプ脈動を低減できるという本発明の効果は奏される。
《第2〜5実施形態》
第2〜5実施形態は、流路形成部材34の外側流路36の形状において第1実施形態と相違し、その他の点は第1実施形態と同一である。以下に開示するのは、流路形成部材34に形成する外側流路36は、いずれも同じ断面積形状で連続する一本の溝であり、液体材料Lの物性や塗布条件等に応じて最適な形態が選択される。図4に、第2〜5実施形態に係る流路形成部材34を示す。なお、第2〜5実施形態に係る流路形成部材34はいずれも円筒状であり、内側流路35の形状はいずれも第1実施形態と同じであるので説明を省略する。
図4(a)は第2実施形態に係る流路形成部材34を示している。第2実施形態は外側流路36が螺旋状の溝により形成される点は第1実施形態と同じであるが、第1実施形態よりも隣接する外側流路36同士の間隔をつめ、旋回する回数を多くした点で相違する。第2実施形態は、例えば、比較的粘度の低い液体材料Lや、比較的温度の変化しやすい液体材料L等、外側流路36の流路長を長くする必要がある場合に向いている。
図4(b)は第3実施形態に係る流路形成部材34を示している。第3実施形態は外側流路36が螺旋状の溝により形成される点は第1実施形態と同じであるが、第1実施形態よりも隣接する外側流路36同士の間隔を広げ、旋回する回数を少なくした点で相違する。第3実施形態は、例えば、比較的粘度の高い液体材料Lや、比較的温度変化しにくい液体材料L等、流路長を短くする必要がある場合に向いている。
図4(c)は第4実施形態に係る流路形成部材34を示しており、上図はC−C断面図である。第4実施形態は、流路形成部材34の円周方向かつ水平方向である第一の方向に円周の6〜9割程度の長さの溝を形成し、続いて鉛直方向に延びる溝を形成し、続いて第一の方向と180度逆の第二の方向に円周の6〜9割程度の長さの溝を形成することを一つの基本パターンとしている。この基本パターンを複数回繰り返すことにより、流路形成部材34の上端部近傍から下端部近傍まで連続する溝により、外側流路36を形成している。軸方向単位長さ当たり(1つの基本パターン)の外側流路36の長さを比較した場合、第2実施形態よりも流路長を長くできる。螺旋状流路では、外側流路36の流路長が足りないような場合に適している。
図4(d)は第5実施形態に係る流路形成部材34を示しており、上図はD−D断面図である。流路形成部材34の上端部から下端部にかけて軸方向に延びる一または複数の溝を、円周方向かつ水平方向に延びる溝と連続させて、外側流路36を形成している。第5実施形態は、第2〜4実施形態と比べ、外側流路36の長さを最も短くすることができる。外側流路36を内側流路35の長さ方向に並走させながら、外側流路36の全長を短くしたい場合に向いている。第5実施形態では、3つの長い外側流路36を設けているが(D−D断面図参照)、各流路間の周方向の間隔を狭めれば、例えば4〜10の長い外側流路を並走させることも可能である。さらに、外側流路36の断面積を大きくし、或いは、小さくすることで、外側流路36の並走本数を最適な数とし、流路全長を所望の長さになるようにしてもよい。
《第6〜9実施形態》
第6〜9実施形態は、流路形成部材34の外側流路36の形状において第1〜5実施形態と相違し、その他の点は第1〜5実施形態と同一である。第1〜5実施形態では、隣接する外側流路36の軸方向の間隔はいずれも等間隔であったが、第6〜9実施形態は隣接する外側流路36の軸方向の間隔が等間隔でない点で第1〜5実施形態と相違する。なお、第6〜9実施形態に係る流路形成部材34はいずれも円筒状であり、内側流路35の形状はいずれも第1〜5実施形態と同じであるので説明を省略する。
図5(a)は第6実施形態に係る流路形成部材34を示している。第6実施形態では、上部では隣接する外側流路36の軸方向の間隔が広く、下部では間隔が狭くなっている。
図5(b)は第7実施形態に係る流路形成部材34を示している。第7実施形態では、上部では隣接する外側流路36の軸方向の間隔が狭く、下部では間隔が広くなっている。
図5(c)は第8実施形態に係る流路形成部材34を示している。第8実施形態では、上部および下部では隣接する外側流路36の軸方向の間隔が広く、中央部では間隔が狭くなっている。
図5(d)は第9実施形態に係る流路形成部材34を示している。第9実施形態では、上部および下部では隣接する外側流路36の軸方向の間隔が狭く、中央部では間隔が広くなっている。
このようにすることで、間隔の狭い箇所では温度が高く、間隔の広い箇所では温度が低くといった具合に、内側流路35内の液体材料Lに温度差を設けることができる。なお、第6〜9実施形態では螺旋状流路の例を説明したが、第4実施形態(図4(c))や第5実施形態(図4(d))のような非螺旋状流路においても、隣接する外側流路36の軸方向の間隔を不等間隔とすることはもちろん可能である。さらに、外側流路36の断面積を大きくし、或いは、小さくすることで、隣接する外側流路36の軸方向の間隔を最適に設計してもよい。
《第10〜11実施形態》
図6(a)は第10実施形態に係る吐出装置1の接液部の側方断面図を示している。第10実施形態の流路形成部材34には、第5実施形態(図4(d))の如く軸方向に延びる外側流路36が形成されている。この外側流路36の上部開口40に近い箇所に、流動抵抗を高める多孔質材59が固設されている。多孔質材59は多数の孔を有しているので、液体材料Lの流動を完全に遮断することはない。この多孔質材59には、ランダムに形成された孔を有する部材のみならず、規則的に孔が形成された部材も含まれる。外側流路36の途中に配設する多孔質材59の数は1個に限定されず、複数個設けることにより流動抵抗を調節してもよい。第10実施形態は、外側流路36の流路長を確保できない場合でも、高いポンプ脈動の抑制を実現可能とするものである。また、第10実施形態によれば、外側流路36の断面積を大きくすることができるので、外側流路36のメンテナンス性を向上させることが可能となる。
図6(b)は第11実施形態に係る吐出装置1の接液部の側方断面図を示している。第11実施形態の流路形成部材34には、第10実施形態同様の外側流路36が形成されており、この外側流路36の上部開口40に近い箇所に、流動抵抗を高める水車部材60が固設されている。水車部材60の回転負荷を調節することにより流動抵抗を調整することが可能である。外側流路36の途中に配設する水車部材60の数は1個に限定されず、複数個設けることにより流動抵抗を調節してもよい。第11実施形態も第10実施形態と同様、短い流路長で高いポンプ脈動の抑制を実現可能とすること、外側流路36の断面積を大きくしてメンテナンス性を向上させることが可能である。
1:液体材料吐出装置、2:駆動部、3:接液部、4:ニードル、5:ピストン、6:ピストン収容体、7:バネ、8:上側配管継手、9:下側配管継手、10:気体配管、11:上側ピストン室、12:下側ピストン室、13:ニードル貫通孔B、14:シール部材B、15:シール部材C、16:ストローク調整部材、17:接液部材、18:ニードル収容体、19:ノズル、20:第一流路、21:第二流路、22:挿入孔、23:ニードル貫通孔A、24:シール部材A、25:第一接続継手、26:第二接続継手、27:液体配管、28:吐出口、29:固定部材、30:連通孔、31:バルブシート、32:水平循環流路、33:液室、34:流路形成部材、35:内側流路、36:外側流路、37:ニードル貫通孔C、38:内側流路上部開口、39:流出孔、40:外側流路上部開口、41:外側流路下部開口(内側流路下部開口)、42、43、44、45:液体材料の流れ、50:循環機構、51:タンク、52:ヒーター、53:ポンプ、54:制御装置、55:液体配管、56:気体配管、57:制御配線、58:循環流れ、59:多孔質材、60:水車部材、61:レギュレータ、L:液体材料

Claims (13)

  1. 下方に開口する吐出口を有するノズルと、吐出口に連通する連通孔を有するバルブシートと、連通孔と連通する上下に延びる液室と、液室内で往復移動してバルブシートの連通孔を開閉するニードルと、液室に液体材料を供給する循環流路と、を備える液体材料吐出装置において、
    上端部に設けられた上部開口および下端部に設けられた下部開口を有する外側流路、並びに、外側流路と連通する下部開口および上端部に設けられた上部開口を有する内側流路が形成された棒状の流路形成部材を設け、
    前記液室に、前記流路形成部材を挿着し、前記外側流路の下部開口および前記内側流路の下部開口を前記バルブシートの連通孔と連通させ、
    前記循環流路を、ニードルが延在する方向とは異なる方向に延在し、前記流路形成部材の外側流路の上部開口と連通する第一流路と、ニードルが延在する方向とは異なる方向に延在し、前記流路形成部材の内側流路の上部開口と連通する第二流路と、前記流路形成部材の外側流路と、前記流路形成部材の内側流路とにより構成したこと
    前記外側流路の流動抵抗が、前記第一流路の流動抵抗よりも高いことを特徴とする液体材料吐出装置。
  2. 前記流路形成部材の外側流路の断面積が、前記第一流路の断面積よりも小さいことを特徴とする請求項1に記載の液体材料吐出装置。
  3. 前記流路形成部材の外側流路の断面積が、前記第一流路の断面積の1/2以下であることを特徴とする請求項2に記載の液体材料吐出装置。
  4. 前記流路形成部材の外側流路が、流路形成部材の外周に凹設された溝により構成され、
    前記流路形成部材の内側流路が、流路形成部材を貫通する貫通孔により構成され、
    前記流路形成部材の外径が、前記液室の内径よりも僅かに小径であることを特徴とする請求項1または2に記載の液体材料吐出装置。
  5. 前記流路形成部材の外側流路が、外側流路の入口から出口に至るまでに流路形成部材を1周以上周回することを特徴とする請求項4に記載の液体材料吐出装置。
  6. 前記流路形成部材の外側流路が、螺旋状に形成されることを特徴とする請求項5に記載の液体材料吐出装置。
  7. 前記液室を有するニードル収容体と、前記第一流路および前記第二流路を有する接液部材とを備え、ニードル収容体と接液部材とが着脱自在に固設されることを特徴とする請求項1または2に記載の液体材料吐出装置。
  8. 前記第一流路および前記第二流路が、接液部材内を水平方向に延びる孔を前記流路形成部材で分断することにより構成されることを特徴とする請求項7に記載の液体材料吐出装置。
  9. 前記流路形成部材の外側流路に、多孔質部材または水車部材が配設されることを特徴とする請求項1または2に記載の液体材料吐出装置。
  10. 液体材料を貯留するタンクと、
    液体材料の温度を調節するヒーターと、
    液体材料を前記タンクから前記第一流路または前記第二流路へと送り出すポンプと、
    前記タンク、前記ポンプ、前記第一流路および前記第二流路を連通する循環配管と、
    制御装置とを備え、
    温度調節された液体材料を前記液室に循環供給することを特徴とする請求項1に記載の液体材料吐出装置。
  11. 前記ポンプが、前記第一流路へ液体材料を送り出すことを特徴とする請求項10に記載の液体材料吐出装置。
  12. 前記ポンプが、前記第二流路へ液体材料を送り出すことを特徴とする請求項11に記載の液体材料吐出装置。
  13. 請求項10、11または12に記載の液体材料吐出装置を用いて、吐出口から温度調節された液体材料を吐出する液体材料の吐出方法。
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