JPH05122440A - 2次元密着型イメージセンサ - Google Patents

2次元密着型イメージセンサ

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JPH05122440A
JPH05122440A JP3305656A JP30565691A JPH05122440A JP H05122440 A JPH05122440 A JP H05122440A JP 3305656 A JP3305656 A JP 3305656A JP 30565691 A JP30565691 A JP 30565691A JP H05122440 A JPH05122440 A JP H05122440A
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pixel
image sensor
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groups
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JP3305656A
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English (en)
Inventor
Hiroyuki Miyake
弘之 三宅
Tsutomu Abe
勉 安部
Seigo Makita
聖吾 蒔田
Kenichi Kobayashi
健一 小林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 網点等の印刷物を読み取ったときに生じるモ
アレ等のノイズを抑制することができる2次元密着型イ
メージセンサを提供する。 【構成】 画素内のスイッチング素子の薄膜トランジス
タ3又は照明用窓12の配置を画素内の四隅にした4種
類の画素パターンをランダムに2次元に配列し、また4
種類の画素パターンを組み合わせて複数のグループを作
り、このグループをランダムに2次元に配列した2次元
密着型イメージセンサである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数の受光素子が2次
元に配列されて、原稿に密着して読み取る2次元密着型
イメージセンサに係り、特に網点の印刷物などを読み取
ったときに生じる濃淡差(モアレ)等のノイズを抑制す
ることができる2次元密着型イメージセンサに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の2次元密着型イメージセンサとし
ては、図12の等価回路図に示すような構成のものがあ
った。この2次元密着型イメージセンサの構成を以下に
説明する。イメージセンサの構成単位である一画素は、
透明な基板1上に形成された光電変換部である受光素子
(フォトダイオ−ド)2と、他の画素との分離を行う分
離手段となり、電荷転送を行うスイッチング素子である
薄膜トランジスタ(TFT)3及び採光部とから成り、
この一画素が行方向(主走査方向)と列方向(副走査方
向)の2次元のマトリクス状に配置されて受光エリアを
形成している。
【0003】各画素における受光素子2の透明電極は薄
膜トランジスタ3のドレイン電極に接続され、また各薄
膜トランジスタ3のゲ−ト電極は行毎に共通のゲ−ト線
13に接続され、ゲ−ト線13は行毎に薄膜トランジス
タのON/OFFを制御するシフトレジスタ7に接続さ
れている。そして、各薄膜トランジスタ3のソ−ス電極
は列毎に共通のデ−タ線14に接続され、デ−タ線14
には電荷が転送される負荷容量CL が設けられ、更に、
デ−タ線14は電荷を読み取るアナログマルチプレクサ
8に接続されている。
【0004】上記構成のイメ−ジセンサにおいて、原稿
面からの反射光の光量に応じて受光素子2で発生した電
荷が、薄膜トランジスタ3のON/OFFにより行毎に
順次複数のアナログマルチプレクサ8に転送されて読み
出され、画像信号として出力されるようになっていた
(特開昭64−62980号公報参照)。
【0005】このような従来の2次元密着型イメ−ジセ
ンサにおける一画素の具体的構成を、図13の平面説明
図及び図14の断面説明図を使って説明する。
【0006】図13に示すように、一画素は、透明性の
基板1上に光電変換部の受光素子2と、受光素子2で発
生した電荷を転送する電荷転送用のスイッチング素子で
ある薄膜トランジスタ(TFT)3と、受光素子2の中
央部に設けられ、基板1の裏面から光を取り入れる照明
用窓12とから構成されている。図13では、一画素内
のTFT3の配置面積を考慮すると、TFT3を除いた
部分が受光素子2の受光部分となっており、従って受光
部分は凹部を持った形状となっていた。
【0007】受光素子2は、図14に示すように、ガラ
ス等の絶縁性の基板1上に窒化シリコン(SiNx )、
水素化アモルファスシリコン(a−Si:H)、n+ 水
素化アモルファスシリコン(n+ a−Si:H)を順次
積層して、その上に形成された下部共通電極となるクロ
ム(Cr)等による金属電極21と、各受光素子毎に分
割形成されたイントリンシック水素化アモルファスシリ
コン(i−a−Si:H)から成る光導電層22と、同
様に分割形成された酸化インジウム・スズ(ITO)等
から成る上部透明電極23とが順次積層するサンドイッ
チ型を構成している。そして、金属電極21にはバイア
ス電圧が印加されるようになっている。また、受光素子
2の中心部には、上記各層を形成せずに照明用窓12が
形成されている。
【0008】薄膜トランジスタ3の構成は、図14に示
すように、基板1上にゲート電極24としてのクロム
(Cr1 )層、ゲート絶縁層25としてのシリコン窒化
膜(SiNx )、半導体活性層26としての水素化アモ
ルファスシリコン(a−Si:H)層、ゲート電極24
に対向するように設けられたチャネル保護層27として
のSiNx 、オーミックコンタクト層28としてのn+
水素化アモルファスシリコン(n+ a−Si:H)層、
ドレイン電極30とソース電極31としてのクロム(C
r2 )層、その上に絶縁層としてポリイミド層32、更
にその上にアルミニウム(Al)の配線層33とを順次
積層した逆スタガ構造のトランジスタである。
【0009】また、別の従来の2次元密着型イメ−ジセ
ンサにおける一画素の具体的構成を、図15の平面説明
図及び図16の断面説明図を使って説明する。
【0010】図15に示すように、別の従来例の一画素
は、TFT3のドレイン電極上にも受光素子2を形成す
るようにしているので、受光素子2の受光面積をほぼ正
方形に近くすることができ、そして、この受光素子2の
中心部に正方形状の照明用窓12が設けられる構成とな
っている。
【0011】図16における受光素子2は、基本的には
金属電極21、光導電層22、透明電極23から構成さ
れるが、透明電極23にバイアス電圧が印加され、金属
電極21が個別電極となってTFT3のドレイン電極3
0に接続するようになっている。
【0012】図16におけるTFT3は、基本的にはゲ
ート電極24、ゲート絶縁層25、半導体活性層26、
チャネル保護層27、オーミックコンタクト層28、ド
レイン電極30とソース電極31を積層した逆スタガ型
のトランジスタであるが、特にドレイン電極30上に受
光素子2の一部が形成されるようになっている。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の2次元密着型イメージセンサにおいて、図13及び
図14に示すセンサでは、1画素の受光部(受光画素)
の内でスイッチ素子の占める部分及び照明用窓12の部
分は非光電変換部となって、受光画素は本来の解像度に
おける面積よりも小さくなり、また形も凹部を持ったも
のとなっているため、このような受光画素が規則正しく
配列した構造では、網点の印刷物等を読み取る場合に網
点のピッチによりモアレ(濃淡の差)が発生するという
問題点があった。
【0014】また、図15及び図16に示すように、受
光素子2の中央部に正方形状の照明用窓12を設けた構
成の2次元密着型イメージセンサにおいても、このよう
な受光画素を規則正しく配列した構造では、同様にモア
レが発生するという問題点があった。
【0015】上記のモアレのような固定ノイズを抑制す
る方法として、従来から特開昭58−87976号公報
に開示されているように受光画素を市松配置にする手法
や、特開昭59−181568号公報に開示されている
ように平行四辺形の形状をした画素を用いる手法が提案
されているが、いずれの方法も1画素毎に規則的に配置
されたイメージセンサとしているため、モアレを完全に
除去することは不可能となっていた。
【0016】本発明は上記実情に鑑みて為されたもの
で、網点の印刷物を読み取ったときに生じるモアレ等の
ノイズを抑制することができる2次元密着型イメージセ
ンサを提供することを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記従来例の問題点を解
決するための請求項1記載の発明は、受光素子と前記受
光素子に接続する分離手段と照明用窓とを有する複数の
画素を2次元に配列する2次元密着型イメージセンサに
おいて、前記分離手段の位置を前記画素の四隅に配置し
た4種類の画素パターンを使って2次元に配列したこと
を特徴としている。
【0018】上記従来例の問題点を解決するための請求
項2記載の発明は、請求項1記載の2次元密着型イメー
ジセンサにおいて、4種類の画素パターンを複数組み合
わせて複数のグループとし、前記複数のグループを使っ
て2次元に配列したことを特徴としている。
【0019】上記従来例の問題点を解決するための請求
項3記載の発明は、受光素子と前記受光素子に接続する
分離手段と照明用窓とを有する複数の画素を2次元に配
列する2次元密着型イメージセンサにおいて、前記照明
用窓の位置を前記画素の四隅に配置した4種類の画素パ
ターンを使って2次元に配列したことを特徴としてい
る。
【0020】上記従来例の問題点を解決するための請求
項4記載の発明は、請求項3記載の2次元密着型イメー
ジセンサにおいて、4種類の画素パターンを複数組み合
わせて複数のグループとし、前記複数のグループを使っ
て2次元に配列したことを特徴としている。
【0021】
【作用】請求項1記載の発明によれば、画素内の他の画
素とを分離する分離手段を四隅に配置した4種類の画素
パターンをランダムに2次元に配列した2次元密着型イ
メージセンサとしているので、受光画素の配列を不規則
化してモアレを抑制し、網点等の画像を正しく読み取る
ことができる。
【0022】請求項2記載の発明によれば、請求項1記
載の2次元密着型イメージセンサの4種類の画素パター
ンを組み合わせて複数のグループとし、このグループを
ランダムに2次元に配列した2次元密着型イメージセン
サとしているので、受光画素の配列を不規則化してモア
レを抑制し、網点等の画像を正しく読み取ることがで
き、更に上記グループを繰り返し配列することで、設計
製造を容易にできる。
【0023】請求項3記載の発明によれば、画素内の照
明用窓を四隅に配置した4種類の画素パターンをランダ
ムに2次元に配列した2次元密着型イメージセンサとし
ているので、受光画素の配列を不規則化してモアレを抑
制し、網点等の画像を正しく読み取ることができる。
【0024】請求項4記載の発明によれば、請求項3記
載の2次元密着型イメージセンサの4種類の画素パター
ンを組み合わせて複数のグループとし、このグループを
ランダムに2次元に配列した2次元密着型イメージセン
サとしているので、受光画素の配列を不規則化してモア
レを抑制し、網点等の画像を正しく読み取ることがで
き、更に上記グループを繰り返し配列することで、設計
製造を容易にできる。
【0025】
【実施例】本発明の一実施例について図面を参照しなが
ら説明する。本発明の一実施例に係る2次元密着型イメ
ージセンサは、1画素内における受光素子とスイッチン
グ素子との配置の仕方の組み合わせに注目し、画素の配
列を不規則化するものである。
【0026】一般的に2次元密着型イメージセンサの1
画素は、受光素子と他の画素から分離する分離手段とな
るスイッチング素子と照明用窓とから構成されている。
ここで、受光素子は非晶質シリコンpinフォトダイオ
ードやショットキー型フォトダイオードであってもよい
し、またスイッチング素子の代わりにブロッキングダイ
オードをもちいても構わない。そして、1画素を構成す
るためには、スイッチング素子は受光素子と隣接し、か
つ共通ゲート線と共通データ線に接続しなければならな
いという条件を満たす必要がある。
【0027】また、受光素子は感度を良くするために受
光面積をできるだけ広くしなければならず、そのため、
図13に示すようにスイッチング素子は受光素子の受光
面積の一部を削った部分に配置されるようなパターンと
なっている。
【0028】このような1画素の配置パターンでは、ス
イッチング素子の薄膜トランジスタ(TFT)3は幾何
学的に受光素子2に対して1画素内の4つの隅に配置可
能であるので、図1(a)〜(d)に示すように、4種
類の配置パターンが考えられる。図1は、2次元密着型
イメージセンサの1画素内の配置パターンの例を示した
図であり、図13に示した1画素内の受光素子2とTF
T3の配置を、基本的に横方向がゲート線13で、縦方
向がデータ線14となるように組み合わせたものであ
る。
【0029】図1(a)は、図中において、上側にゲー
ト線13を左側にデータ線14を配置し、1画素内の左
上にTFT3が形成され、その部分を除いて受光素子2
が形成されている。図1(b)は、図中において、上側
にゲート線13を右側にデータ線14を配置し、1画素
内の右上にTFT3が形成され、その部分を除いて受光
素子2が形成されている。図1(c)は、図中におい
て、下側にゲート線13を左側にデータ線14を配置
し、1画素内の左下にTFT3が形成され、その部分を
除いて受光素子2が形成されている。図1(d)は、図
中において、下側にゲート線13を右側にデータ線14
を配置し、1画素内の右下にTFT3が形成され、その
部分を除いて受光素子2が形成されている。
【0030】本実施例では、図1(a),(b),
(c),(d)の4種類の配置パターンによる発光画素
をランダムに2次元配列することにより、配列の不規則
化を図るものである。
【0031】しかしながら、2次元密着型イメージセン
サを作製するプロセスの中で、パターニングはステッパ
ーの繰り返し露光などによるフォトリソグラフィを利用
していること、また設計上の容易さなどを考慮すると、
複数の種類の異なる配置パターンの発光画素を組み合わ
せてグループ(第1のグループ)とし、この第1のグル
ープを1単位とし、この単位の繰り返しによる画素配列
にする方が製造プロセス上及び設計上望ましい。そのた
め、複数画素の集合であるグループ(第1のグループ)
の中で画素をランダムに配列してみて、数種類のグルー
プを作成し、このグループ単位を利用することで不規則
性を持たせるようにできる。
【0032】ここで、上記不規則性の条件を考慮する
と、一般的な2次元密着型イメージセンサでは、画素選
択を行う薄膜トランジスタ(TFT)のゲ−ト電極は、
主走査方向(行方向)の1行の全ての画素が共通に接続
されてゲ−ト線13となり、また、TFTのソース電極
は、副走査方向(縦方向)の1列の全ての画素が共通に
接続されてデータ線14となることが必要である。
【0033】従って、本実施例においては、共通ゲート
線13と共通データ線14との接続を考慮して、図1に
示した4方式の配置パターンを最も簡単な2×2の画素
配列に並べて画素のグループを作ると、図2に示される
8種類のグループの配列パターンが考えられる。
【0034】図2(a)〜(d)は、4つの画素の横方
向にゲート線13が配置され、更に4つの画素の両横側
縦方向にデータ線14が配置されている配列パターンで
ある。また、図2(e)〜(h)は、横方向にゲート線
13が配置され、更に4つの画素の中央縦方向にデータ
線14が配置されている配列パターンである。従って、
(a)〜(d)の配列パターンは同じ縦方向に接続可能
であり、(e)〜(h)の配列パターンも同じ縦方向に
接続可能であるが、前者の組の配列パターンと後者の組
の配列パターンを縦方向に混同して接続することはでき
ない。
【0035】そこで、本実施例は、図3(a)の概略図
に示すように、図2(a)〜(h)の配列パターンを組
み合わせて2次元密着型イメージセンサを形成したもの
である。具体的には、図2(a)〜(d)の配列パター
ンを縦方向(y方向=副走査方向)に繰り返し配列し、
また図2(e)〜(h)の配列パターンを別の縦方向に
繰り返し配列したものである。つまり、本実施例では、
y方向に(a)(b)(c)(d)(a)(b)(c)
(d)…というような画素グループの単位列と(e)
(f)(g)(h)(e)(f)(g)(h)…という
ような画素グループの単位列とを交互にx方向に配列す
るものである。尚、配列パターンを2次元に配列した受
光エリアの外側には、シフトレジスタ7とアナログマル
チプレクサ8が設けられている。そして、図3(b)
は、図3(a)の点線円の部分を具体的回路で示した平
面概略図である。
【0036】また、第2の実施例として、図4の概略図
に示すように、上記y方向の画素グループの単位列をx
方向に配列する際、隣接する画素グループの単位列をy
方向に1画素乃至2画素分ずらして配列することでx方
向にも不規則性を大きく持たせることができる。
【0037】第3の実施例として、図5の概略図に示す
ように、図2に示される8種類の配列パターン(2×2
画素)のグループ(第1のグループ)を基本単位として
4×4パターン(8×8画素)を更に一つのグループ
(第2のグループ)とし、この第2のグループを基本単
位として、この8×8画素パターンを図6の概略図に示
すように繰り返し規則的に配列する2次元密着型イメー
ジセンサである。これにより、ステッパーの繰り返し露
光や繰り返しを多用したレイアウト設計に適応させるこ
とができる効果がある。
【0038】上記第1〜3の実施例の2次元密着型イメ
ージセンサによれば、センサの1画素内の受光素子2と
スイッチング素子の薄膜トランジスタ3との配置の仕方
の組み合わせに注目し、受光画素の配列をランダム化す
ることでモアレを抑制し、網点等の画像を正しく読み取
ることができる効果がある。
【0039】次に、別の実施例(第4の実施例)の2次
元密着型イメージセンサについて、図7を使って説明す
る。図7(a)〜(d)は、図15に示した2次元密着
型イメージセンサの1画素における受光素子の受光面積
の内部に形成される照明用窓12の配置を中央から4隅
にずらした4種類の1画素の平面概略図である。
【0040】第4の実施例の2次元密着型イメージセン
サの1画素は、図15に示すように受光素子2とスイッ
チング素子の薄膜トランジスタ3と照明用窓12とから
構成されており、このうち照明用窓12は受光素子2中
の任意の位置に配置することができる。例えば、図7に
示すような4種類の配置パターンが考えられ、この4種
類の配置パターンによる受光画素をランダムに2次元に
配列することにより2次元密着型イメージセンサを構成
するものである。このように、受光素子中の照明用窓1
2の配置の仕方に注目し、受光画素の配列を不規則化す
るものである。
【0041】しかしながら、2次元密着型イメージセン
サを作製するプロセスの中でパターニングはステッパー
の繰り返し露光などによるフォトリソグラフィを利用し
ていること、また設計上の容易さ等を考慮すると、複数
の種類の異なる発光画素を組み合わせて1つのグループ
とし、このグループ単位で繰り返し配列する方が望まし
い。そのため、上記複数画素のグループ単位の中で受光
画素をランダムに配列し、この単位を数種類作成し、利
用することで不規則性を持たせるようにする。
【0042】第4の実施例において、図7(a)〜
(d)に示される4方式の画素配置パターンを最も簡単
な2×2画素パターンに並べてグループ(第1のグルー
プ)を作り、例えば、図8(a)〜(d)に示される4
種類のグループの配列パターンを考える。これらは、図
7(a)〜(d)の画素配置パターンをそれぞれ適当に
組み合わせて4種類のグループの配列パターンを形成し
たものである。
【0043】つまり、x方向(横方向=主走査方向)、
y方向(縦方向=副走査方向)共に図8(a)〜(d)
の配列パターンをどのような順に配列しても良いわけで
あるから、そこで、第4の実施例では、図9(a)に示
すように、図8(a)〜(d)の配列パターンをy方向
に(a)(b)(c)(d)(a)(b)(c)(d)
…という順に画素のグループを配列し、このy方向の画
素グループの単位列をx方向に配列する際、隣接する画
素グループの単位列をy方向に1画素乃至2画素分ずら
して配列することでx方向にも不規則性を大きく持たせ
ることができる。尚、図9(b)は、図9(a)の点線
円の部分を具体的回路で示した平面概略図である。
【0044】第5の実施例として、図10の概略図に示
すように、図8に示される4種類の配列パターン(2×
2画素)のグループ(第1のグループ)を基本単位とし
て4×4パターン(8×8画素)を更に一つのグループ
(第2のグループ)とし、この第2のグループを基本単
位として、この8×8画素パターンを図11の概略図に
示すように繰り返し規則的に配列する2次元密着型イメ
ージセンサである。4種類の第1のグループの配列パタ
ーンの組み合わせた第2のグループの場合も、第1のグ
ループをランダムに選んで配列したものである。これに
より、ステッパーの繰り返し露光や繰り返しを多用した
レイアウト設計に適応させることができる効果がある。
【0045】尚、第4及び第5の実施例では、照明用窓
12の形状を等しくその配置を変えることで不規則性を
持たせたが、照明用窓12の面積が同じであればその形
状を変えることにより不規則性を持たせることもでき
る。
【0046】第4及び第5の実施例の2次元密着型イメ
ージセンサによれば、センサの1画素の照明用窓12の
配置の仕方に注目し、受光画素の配列をランダム化する
ことでモアレを抑制し、網点等の画像を正しく読み取る
ことができる効果がある。
【0047】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、画素内の
他の画素とを分離する分離手段を四隅に配置した4種類
の画素パターンをランダムに2次元に配列した2次元密
着型イメージセンサとしているので、受光画素の配列を
不規則化してモアレを抑制し、網点等の画像を正しく読
み取ることができる効果がある。
【0048】請求項2記載の発明によれば、請求項1記
載の2次元密着型イメージセンサの4種類の画素パター
ンを組み合わせて複数のグループとし、このグループを
ランダムに2次元に配列した2次元密着型イメージセン
サとしているので、受光画素の配列を不規則化してモア
レを抑制し、網点等の画像を正しく読み取ることができ
る効果があり、更に上記グループを繰り返し配列するこ
とで、設計製造を容易にできる効果がある。
【0049】請求項3記載の発明によれば、画素内の照
明用窓を四隅に配置した4種類の画素パターンをランダ
ムに2次元に配列した2次元密着型イメージセンサとし
ているので、受光画素の配列を不規則化してモアレを抑
制し、網点等の画像を正しく読み取ることができる効果
がある。
【0050】請求項4記載の発明によれば、請求項3記
載の2次元密着型イメージセンサの4種類の画素パター
ンを組み合わせて複数のグループとし、このグループを
ランダムに2次元に配列した2次元密着型イメージセン
サとしているので、受光画素の配列を不規則化してモア
レを抑制し、網点等の画像を正しく読み取ることができ
る効果があり、更に上記グループを繰り返し配列するこ
とで、設計製造を容易にできる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例に係る2次元密着型イメー
ジセンサの1画素内の配置パターンを示した図である。
【図2】 (a)〜(h)は2×2画素の配列パターン
の例を示す図である。
【図3】 (a)は図2の配列パターンを使った第1の
実施例を示す概略図であり、(b)は(a)の点線円の
部分を具体的回路で示した平面概略図である。
【図4】 第2の実施例の2次元密着型イメージセンサ
の概略図である。
【図5】 図2の配列パターンを8×8画素のグループ
にした例を示す図である。
【図6】 第3の実施例の2次元密着型イメージセンサ
の概略図である。
【図7】 別の実施例の4種類の1画素の平面概略図で
ある。
【図8】 (a)〜(d)は2×2画素の配列パターン
の例を示す図である。
【図9】 (a)は図8の(a)〜(d)の配列パター
ンを使った第4の実施例を示す概略図であり、(b)は
(a)の点線円の部分を具体的回路で示した平面概略図
である。
【図10】 図8の配列パターンを8×8画素のグルー
プにした例を示す図である。
【図11】 図10のグループを使った第5の実施例の
概略図である。
【図12】 従来の2次元密着型イメージセンサの等価
回路図である。
【図13】 従来の2次元密着型イメージセンサの1画
素の平面説明図である。
【図14】 従来の2次元密着型イメージセンサの1画
素の断面説明図である。
【図15】 別の従来の2次元密着型イメージセンサの
1画素の平面説明図である。
【図16】 別の従来の2次元密着型イメージセンサの
1画素の断面説明図である。
【符号の説明】
1…基板、 2…受光素子、 3…薄膜トランジスタ、
7…シフトレジスタ、8…アナログマルチプレクサ、
12…照明用窓、 13…ゲート線、 14…データ
線、 21…金属電極、 22…光導電層、 23…透
明電極、 24…ゲート電極、 25…ゲート絶縁層、
26…半導体活性層、 27…チャネル保護層、 2
8…オーミックコンタクト層、 30…ドレイン電極、
31…ソース電極、 32…ポリイミド層、 33…
配線層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小林 健一 神奈川県海老名市本郷2274番地 富士ゼロ ツクス株式会社海老名事業所内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 受光素子と前記受光素子に接続する分離
    手段と照明用窓とを有する複数の画素を2次元に配列す
    る2次元密着型イメージセンサにおいて、前記分離手段
    の位置を前記画素の四隅に配置した4種類の画素パター
    ンを使って2次元に配列したことを特徴とする2次元密
    着型イメージセンサ。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の2次元密着型イメージセ
    ンサにおいて、4種類の画素パターンを複数組み合わせ
    て複数のグループとし、前記複数のグループを使って2
    次元に配列したことを特徴とする2次元密着型イメージ
    センサ。
  3. 【請求項3】 受光素子と前記受光素子に接続する分離
    手段と照明用窓とを有する複数の画素を2次元に配列す
    る2次元密着型イメージセンサにおいて、前記照明用窓
    の位置を前記画素の四隅に配置した4種類の画素パター
    ンを使って2次元に配列したことを特徴とする2次元密
    着型イメージセンサ。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の2次元密着型イメージセ
    ンサにおいて、4種類の画素パターンを複数組み合わせ
    て複数のグループとし、前記複数のグループを使って2
    次元に配列したことを特徴とする2次元密着型イメージ
    センサ。
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