JPH04373172A - イメージセンサ - Google Patents

イメージセンサ

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Publication number
JPH04373172A
JPH04373172A JP3175738A JP17573891A JPH04373172A JP H04373172 A JPH04373172 A JP H04373172A JP 3175738 A JP3175738 A JP 3175738A JP 17573891 A JP17573891 A JP 17573891A JP H04373172 A JPH04373172 A JP H04373172A
Authority
JP
Japan
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thin film
electrode
film transistor
light receiving
receiving element
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Pending
Application number
JP3175738A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenichi Kobayashi
健一 小林
Seigo Makita
聖吾 蒔田
Tsutomu Hamada
勉 浜田
Tsutomu Abe
勉 安部
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Xerox Co Ltd filed Critical Fuji Xerox Co Ltd
Priority to JP3175738A priority Critical patent/JPH04373172A/ja
Publication of JPH04373172A publication Critical patent/JPH04373172A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ファクシミリ、スキャ
ナ、光学式文字読み取り装置等の画像入力装置に用いら
れるイメージセンサに係り、特に画素ピッチを小さくし
た高解像度のイメージセンサに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の密着型イメージセンサとしては、
受光素子を含むセンサ部の集合体を原稿の幅と同程度の
長さを持つようにライン状に形成した1次元の受光素子
アレイを有し、原稿と密着して用いられる1次元密着型
イメージセンサがあった。
【0003】このイメージセンサのセンサ部は、図14
のイメージセンサの断面説明図に示すように、透明な基
板1上に形成された光電変換部である受光素子(フォト
ダイオード)2、スイッチング素子である薄膜トランジ
スタ(TFT)3から構成され、入射した光が原稿5の
面で反射されて受光素子2の受光部に達し、ここで反射
光はその照度に応じて電気信号に変換され、薄膜トラン
ジスタ3のON/OFFにより順次読み出されるもので
ある(特開昭63−9358号公報参照)。
【0004】ここで、従来のイメージセンサにおけるセ
ンサ部の受光素子と薄膜トランジスタの具体的構成につ
いて、図14を使って説明する。受光素子2は、図14
に示すように、ガラス等の絶縁性の基板1上に形成され
た下部共通電極となるクロム(Cr)等による金属電極
11と、各受光素子毎に分割形成された水素化アモルフ
ァスシリコン(a−Si:H)から成る光導電層12と
、同様に分割形成された酸化インジウム・スズ(ITO
)から成る上部電極の透明電極13とが順次積層するサ
ンドイッチ型を構成している。
【0005】尚、ここでは下部電極の金属電極11は主
走査方向に連続的に形成され、金属電極11の上に光導
電層12が離散的に分割して形成され、上部電極の透明
電極13も同様に離散的に分割して個別電極となるよう
形成されており、光導電層12を金属電極11と透明電
極13で挟んだ部分が各受光素子2を形成している。
【0006】また、薄膜トランジスタ3の構成は、図1
4に示すように、前記基板1上にゲート電極21として
のクロム(Cr1)層、ゲート絶縁層20としてのシリ
コン窒化膜(SiNx )、半導体活性層19としての
水素化アモルファスシリコン(a−Si:H)層、ゲー
ト電極21に対向するよう設けられたトップ絶縁層23
としてのシリコン窒化膜(SiNx )、オーミックコ
ンタクト層18としてのn+ 水素化アモルファスシリ
コン(n+ a−Si:H)層、ドレイン電極17とソ
ース電極16としてのクロム(Cr2)層、その上に層
間絶縁層14としてポリイミド層、更にその上に配線層
22またはトップ絶縁層23の上部においてはa−Si
:H層の遮光用としてのアルミニウム(Al)の遮光層
22′とを順次積層した逆スタガ構造のトランジスタで
ある。
【0007】また、従来のイメージセンサとしては、図
15の平面説明図に示すように透明基板上に受光素子が
2次元のマトリクス状に配列され、2次元の領域を順次
1行毎に読み取ることができる2次元密着型イメージセ
ンサも提案されている。
【0008】この2次元密着型イメージセンサは、受光
素子を有するセンサ部を行方向と列方向の2次元に配置
して形成されたセンサ部エリアと、各行または各列を選
択的に走査するGate線及びData線を含む走査回
路から構成されている。2次元密着型イメージセンサに
おいては、採光を基板裏面から行う必要があるため、図
15の平面説明図に示すように、受光素子2と薄膜トラ
ンジスタ(TFT)3に加えて採光部4を各センサ部内
に設けている(特開昭64−62980号公報参照)。
【0009】このような逆スタガ構造の薄膜トランジス
タを用いたイメージセンサでは、製造工程におけるフォ
トリソグラフィープロセスの回数が多く、製造プロセス
が複雑になり、生産性や歩留まりが低下するという問題
があるため、図16の断面説明図に示すような構造のイ
メージセンサが提案されている。
【0010】上記イメージセンサの構成を図16を用い
て具体的に説明する。基板1上に受光素子2の下部共通
電極であるアルミニウム(Al)等から成る金属電極1
1が形成され、基板1と金属電極11上にp型水素化ア
モルファスシリコン層(p−a−Si:H)24、イン
トリンシック水素化アモルファスシリコン(i−a−S
i:H)25、n型水素化アモルファスシリコン(n−
a−Si:H)26がこの順で積層され、受光素子2の
光導電層と薄膜トランジスタ3の半導体層とが同一の半
導体層で形成されている。
【0011】更に、酸化インジウム・スズ(ITO)に
より受光素子2には透明電極13が形成され、同一のI
TO層により薄膜トランジスタ3にはソース電極16及
びドレイン電極17が形成され、透明電極13とドレイ
ン電極17が一体となっている。
【0012】上記ITOと半導体層上にはシリコン窒化
膜(SiNx )27が形成され、受光素子2ではパシ
ベーション層として、薄膜トランジスタ3ではゲート絶
縁層として機能している。更にその上に、第2の金属層
から成る薄膜トランジスタ3のゲート電極21が形成さ
れている。つまり、薄膜トランジスタ3はスタガ型の構
造となっている。
【0013】上記イメージセンサでは、受光素子2の光
導電層と薄膜トランジスタ3の半導体層とが、p型、i
型、n型の3層の水素化アモルファスシリコン層によっ
て同一の工程で形成される構造となっており、更に受光
素子2の透明電極13と薄膜トランジスタ3のソース電
極16及びドレイン電極17が同一の工程で形成される
構造となっていて、同一の製造工程で形成することがで
きる点が最も大きな特徴となっている(特開昭64−5
0558号公報参照)。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記図
14〜図16に示した従来のイメージセンサにおいては
、同一平面内に受光素子と薄膜トランジスタが並列して
配置されるように形成されているため画素一単位の面積
が大きくなってしまい、画素密度を高くして解像度を向
上させることが困難であるという問題点があった。
【0015】また、イメージセンサ自体も面積が大きく
なってしまうために、薄膜プロセスで製造する際に一枚
の基板から得られるセンサの数が少なくなって生産性が
低くなり、コストが高くなるという問題点があった。
【0016】更に、上記従来の2次元密着型イメージセ
ンサにおいては、上記問題点に加えて、解像度を上げる
ために画素ピッチを小さくすると採光部の窓を十分な大
きさで確保できなくなって、鮮明な画像信号が得られな
くなるという問題点があった。
【0017】本発明は上記実情に鑑みて為されたもので
、一画素内における受光面積以外の面積を小さくして画
素密度を高くし、解像度の高いイメージセンサを提供す
ることを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】上記従来例の問題点を解
決するための請求項1記載の発明は、基板上に半導体層
を上部電極と下部電極で挟んで形成される受光素子と、
ゲート電極、ソース電極及びドレイン電極を具備する薄
膜トランジスタとを有するイメージセンサにおいて、前
記受光素子の上に絶縁層を介して前記薄膜トランジスタ
が形成され、前記絶縁層に設けられた接続口で前記受光
素子の前記上部電極と前記薄膜トランジスタの前記ドレ
イン電極とを接続したことを特徴としている。
【0019】上記従来例の問題点を解決するための請求
項2記載の発明は、基板上に半導体層を上部電極と下部
電極で挟んで形成される受光素子と、ゲート電極、ソー
ス電極及びドレイン電極を具備する薄膜トランジスタと
を有するイメージセンサにおいて、前記薄膜トランジス
タの上に絶縁層を介して前記受光素子が形成され、前記
絶縁層に設けた接続口で前記受光素子の前記下部電極と
前記薄膜トランジスタの前記ドレイン電極とを接続した
ことを特徴としている。
【0020】上記従来例の問題点を解決するための請求
項3記載の発明は、基板上に半導体層を上部電極と下部
電極で挟んで形成される受光素子と、ゲート電極、ソー
ス電極及びドレイン電極を具備する薄膜トランジスタと
、採光部とを有するセンサ部が2次元に配列されたイメ
ージセンサにおいて、前記薄膜トランジスタの上に絶縁
層を介して前記受光素子が形成され、前記絶縁層に設け
た接続口で前記受光素子の前記下部電極と前記薄膜トラ
ンジスタの前記ドレイン電極とを接続したことを特徴と
している。
【0021】
【作用】請求項1記載の発明によれば、受光素子の上に
絶縁層を介して薄膜トランジスタを形成し、受光素子の
上部電極と薄膜トランジスタのドレイン電極を接続した
積層構造のイメージセンサとしているので、個々の画素
の面積を小さく形成することができ、画素密度を高くし
て、解像度を向上させることができる。
【0022】請求項2記載の発明によれば、薄膜トラン
ジスタの上に絶縁層を介して受光素子を形成し、薄膜ト
ランジスタのドレイン電極と受光素子の下部電極とを接
続した積層構造のイメージセンサとしているので、個々
の画素の面積を小さく形成することができ、画素密度を
高くして、解像度を向上させることができる。
【0023】請求項3記載の発明によれば、薄膜トラン
ジスタの上に絶縁層を介して受光素子を形成し、受光素
子の上部電極と薄膜トランジスタのドレイン電極を接続
して積層構造のセンサ部とし、センサ部内で採光部以外
の構成部分が占める面積を小さくし、センサ部を2次元
に配列したイメージセンサとしているので、十分な採光
部を確保しても画素面積を小さくすることができるため
、画素密度を高くして、解像度を向上させ、更に高感度
とすることができる。
【0024】
【実施例】本発明の一実施例について図面を参照しなが
ら説明する。本実施例のイメージセンサは、図1の等価
回路図に示すように、ガラス等の絶縁性の基板1上に形
成された複数の受光素子(フォトダイオード)2から成
る長尺状の受光素子アレイと、各受光素子に1対1に対
応する複数個の薄膜トランジスタ3から成る電荷転送部
と共通信号線7及び駆動用IC8から構成されている。
【0025】本実施例のイメージセンサでは、原稿面で
反射した反射光を受光素子2にて受光してその受光量に
応じて電荷が発生し、各受光素子2に発生した電荷は、
各薄膜トランジスタ3をブロック毎にオンすることによ
り共通信号線7を介して駆動用IC8に転送され、画像
信号として出力されるようになっている。
【0026】ここで、1対の受光素子と薄膜トランジス
タの組(画素)の構成について説明する。図2は本発明
の一実施例に係るイメージセンサの1画素の平面説明図
、図3は図2のA−A′部分の断面説明図である。 尚、図14及び図15と同様の構成をとる部分について
は同一の符号を使って説明する。
【0027】本実施例のイメージセンサの画素は、ガラ
ス等の絶縁性の基板1上に形成された受光素子2と、絶
縁層を挟んで受光素子2の上部に形成された薄膜トラン
ジスタ3及び配線とで構成されている。
【0028】受光素子2は、図2、図3に示すように、
ガラス等の基板1上に酸化インジウム・スズ(ITO)
から成る下部共通電極としての透明電極13と、水素化
アモルファスシリコン(a−Si:H)から成る光導電
層12と、Cr等による上部電極の金属電極11とが順
次積層するサンドイッチ型を構成している。ここでは、
共通電極としての透明電極13は主走査方向に帯状に形
成され、透明電極13の上に光導電層12が主走査方向
に離散的に分割して形成され、同様に上部電極の金属電
極11も主走査方向に離散的に分割して形成されること
により、光導電層12を透明電極13と金属電極11と
で挟んだ部分が各受光素子を構成している。
【0029】また、受光素子2全体を覆うように透明な
絶縁層14が形成され、さらにその上に薄膜トランジス
タ3が形成される構成となっている。絶縁層14には、
コンタクトホール15が設けられており、受光素子2の
金属電極11と薄膜トランジスタ3のドレイン電極17
とを接続している。
【0030】薄膜トランジスタ3は、絶縁層14の上に
ソース電極16及びドレイン電極17としてのクロム(
Cr2)層、オーミックコンタクト層18としてのn+
 水素化アモルファスシリコン(n+ a−Si:H)
層、半導体活性層19としての水素化アモルファスシリ
コン(a−Si:H)層、その上にゲート絶縁層20、
さらにその上にゲート電極21とソース電極16からの
配線22としての共通のアルミニウム(Al)層を順次
積層したスタガ型のトランジスタである。
【0031】そして、上記の構成のイメージセンサにお
いて、原稿の表面で反射されて基板1の裏側から入射し
た光は受光素子2の受光部に達し、ここで反射光の照度
に応じた電荷が発生して、薄膜トランジスタ3のON/
OFFにより順次読み出されるようになっている。
【0032】次に、本実施例のイメージセンサの製造方
法について図4(a)〜(d)のプロセス断面説明図を
用いて説明する。まず、ガラス等の基板1上に下部電極
となる透明電極13を形成するために、DCマグネトロ
ンスパッタ法にて酸化インジウム・スズ(ITO)を3
00〜700オングストロームの膜厚で着膜し、フォト
リソグラフィーとドライエッチングでITOを帯状の透
明電極となるようパターニングする。
【0033】次に、プラズマCVD法を用いて光導電層
12となる水素化アモルファスシリコン(a−Si:H
)を約1μmの厚さで着膜し、更に上部電極の金属電極
11となるクロム(Cr1)をDCマグネトロンスパッ
タ法にて1500オングストローム着膜する。そして、
レジストを塗布してフォトリソエッチング法で離散的に
個別化した受光素子の形状にCr及びa−Si:Hをパ
ターニングし、受光素子を形成する(図4(a)参照)
【0034】次に、絶縁層14としてa−SiNをプラ
ズマCVD法にて3000〜5000オングストローム
着膜し、受光素子の金属電極11と薄膜トランジスタの
ドレイン電極17とのコンタクトをとるために、フォト
リソエッチング法でコンタクトホール15を形成する(
図4(b)参照)。
【0035】その後、クロム(Cr2)をDCマグネト
ロンスパッタで2000〜3000オングストローム着
膜し、フォトリソエッチングで薄膜トランジスタのソー
ス電極16及びドレイン電極17を形成する。そして、
プラズマCVD法によりオーミックコンタクト層18と
してn+ a−Si:Hを200〜500オングストロ
ーム着膜し、フォトリソエッチングで所望の形状にパタ
ーニングする。更に、プラズマCVD法にてa−Si:
Hを1000〜1500オングストローム着膜し、フォ
トリソエッチングで半導体層19を形成する(図4(c
)参照)。
【0036】次に、ゲート絶縁層20となるa−SiN
をプラズマCVD法で3000オングストローム着膜し
、次に、絶縁層20にフォトリソエッチングでコンタク
トホールを開口し、DCマグネトロンスパッタにて配線
22及びゲート電極21となるアルミニウム(Al)を
膜厚約1.5μmで着膜した後、Alをフォトリソエッ
チングでパターニングする(図4(d)参照)。このよ
うにして、受光素子の上に薄膜トランジスタを積層した
イメージセンサの画素部分が形成される。
【0037】本実施例のイメージセンサによれば、画素
部分の構成を受光素子上に薄膜トランジスタを形成した
立体的な積層構造としているので、現行の微細加工技術
をそのまま使って製造しても、一画素中の受光面積を小
さくすることなく、画素の専有面積を小さくすることが
でき、画素密度を高くして、解像度を向上させることが
できる効果がある。
【0038】また、個々の画素面積を小さくすることに
よりイメージセンサ全体も小さくすることができ、製造
工程において同一基板から多くのセンサを製造すること
ができ、製造コストを低くすることができる効果がある
【0039】本実施例では受光素子の上に薄膜トランジ
スタを形成しているが、応用例として、図5の断面説明
図に示すように、透明基板1の上に形成された逆スタガ
型の薄膜トランジスタ3の上に受光素子2を積層した構
造も考えられる。
【0040】この応用例のイメージセンサの製造方法は
、従来の逆スタガ型の薄膜トランジスタの製造プロセス
においてソース・ドレイン電極のクロム(Cr)層を形
成した後、第1絶縁層としてa−SiNを堆積し、コン
タクトホールを開口し、受光素子の下部電極としてのチ
タン(Ti)膜を形成する工程を入れるだけで良い。 この構造のイメージセンサにおいても、現行の微細加工
技術を用いて製造しても画素面積を小さくすることがで
き、画素密度を高くして解像度を向上させることができ
る効果がある。
【0041】次に、別の実施例として、受光素子を有す
るセンサ部を2次元に配列した2次元密着型イメージセ
ンサについて説明する。本実施例のイメージセンサは、
センサ部が2次元のマトリクス状に配列されたセンサ部
エリアと、各行または各列を選択的に走査する走査回路
から構成されている。
【0042】上記別の実施例のイメージセンサのセンサ
部は、図6の平面説明図と図6のB−B′部分の断面説
明図である図7に示すように、ガラス等の絶縁性の基板
1上に形成された薄膜トランジスタ3と、絶縁層を介し
て薄膜トランジスタ3の上部に形成された受光素子2と
、採光部4と配線とで構成されている。
【0043】薄膜トランジスタ3は、ガラス等の基板1
上にクロム(Cr1)から成るゲート電極21を形成し
、その上に絶縁層20を介して半導体活性層19として
の水素化アモルファスシリコン(a−Si:H)層、ゲ
ート電極21と対向するようにトップ絶縁層23として
のシリコン窒化膜(SiNx )層、オーミックコンタ
クト層としてのn+ a−Si:H層、ソース電極16
・ドレイン電極17としてのクロム(Cr2)層を順次
積層した逆スタガ型のトランジスタである。
【0044】その上に、センサ部全体を覆うように透明
な絶縁層14が形成され、さらにその上に受光素子2が
形成されている。絶縁層14にはコンタクトホール15
が設けられており、薄膜トランジスタのドレイン電極1
7と受光素子の下部電極である金属電極11とを接続し
、またソース電極16と配線22とを接続している。
【0045】受光素子は、チタン(Ti)から成る下部
電極の金属電極11とa−Si:Hから成る光導電層1
2と、ITOから成る上部電極の透明電極13とが順次
積層するサンドイッチ型を構成している。
【0046】そして、上記構成のセンサ部において、基
板裏側から各センサ部に設けられた採光部4を通って入
射した光は、原稿5の面で反射されて受光素子2の受光
部に達し、ここで反射光はその照度に応じた電気信号に
変換されて、薄膜トランジスタ3のON/OFFに応じ
て順次読み出されるようになっている。
【0047】次に、この別の実施例のイメージセンサの
製造方法について図8(a)〜(d)及び図9(e)〜
(g)のプロセス断面説明図を用いて説明する。まず、
ガラス等の透明な基板1上に薄膜トランジスタのゲート
電極21となるクロム(Cr1)をDCマグネトロンス
パッタにより500オングストローム着膜し、フォトリ
ソエッチング法でゲート電極21を形成する(図8(a
)参照)。
【0048】次に、プラズマCVD法によりゲート絶縁
層20としてのシリコン窒化膜(SiNx )を300
0オングストローム、半導体活性層19としてのa−S
i:Hを500オングストローム、トップ絶縁層23と
してのSiNx を1500オングストローム順次積層
する。そして、上部SiNx をフォトリソエッチング
により所望の形状にパターニングする(図8(b)参照
)。
【0049】そして、オーミックコンタクト層18とし
てプラズマCVD法によりn+ a−Si:Hを100
0オングストローム着膜し、更に、薄膜トランジスタ3
のソース電極16及びドレイン電極17となるクロム(
Cr2)をDCマグネトロンスパッタにより1500オ
ングストローム着膜する。そして、フォトリソエッチン
グにより、Cr2とn+ a−Si:Hを連続してエッ
チングして所望のパターンを形成する(図8(c)参照
)。
【0050】続いて、第1絶縁層14として、シリコン
酸化膜(SiOx )をプラズマCVD法により500
0オングストローム着膜し、フォトリソエッチングによ
りコンタクトホールを形成する(図8(d)参照)。尚
、SiOxの替わりにSiNxを用いても構わない。
【0051】次に、Tiを2000オングストロームの
膜厚でDCマグネトロンスパッタにより着膜し、フォト
リソエッチングで受光素子2の下部電極である金属電極
11と採光部4の形状をパターニングする(図9(e)
参照)。金属電極11にCrではなく、Tiを使用して
いるのは、Crをエッチングしようとした場合、ソース
電極16にはコンタクトホールが形成されているので、
ソース電極16のCr層まで余計にエッチングされてし
まうのを避けるためである。
【0052】Ti層上に、光導電層12となるa−Si
:Hを1μm着膜し、更に透明電極13としてITOを
DCマグネトロンスパッタで700オングストローム着
膜した後、フォトリソエッチングでITOとa−Si:
Hをパターニングする(図9(f)参照)。これにより
、薄膜トランジスタの上に受光素子が積層されたセンサ
部が形成される。
【0053】その後、第2絶縁層14′となるポリイミ
ドを1μmの膜厚となるよう塗布形成し、パターニング
し、配線22となるアルミニウム(Al)をDCマグネ
トロンスパッタにより1.5μm着膜してフォトリソエ
ッチングで配線のパターンを形成する(図9(g)参照
)。この上に透明保護膜を形成して2次元密着型イメー
ジセンサが形成される。透明保護膜の替わりに薄板ガラ
スを張り合わせても良い。
【0054】本実施例の2次元密着型イメージセンサに
よれば、従来例では同一平面上に配置していた薄膜トラ
ンジスタと受光素子を立体的に積層し、薄膜トランジス
タの上に受光素子(フォトダイオード)を形成している
ので、受光面積を小さくすることなく一画素全体のセン
サ部の面積を小さくすることができ、画素ピッチを小さ
くして解像度を向上させることができる効果がある。
【0055】また、画素全体の面積を小さくしても、同
一平面上に薄膜トランジスタを配置するためのスペース
を必要としないので、採光部や受光エリアを十分な大き
さで確保することができ、薄膜トランジスタやセンサの
特性を劣化させることなく解像度を向上させることがで
きる効果がある。
【0056】更に別のイメージセンサとして、2次元密
着型イメージセンサの薄膜トランジスタ部分を遮光した
場合について、図10の平面説明図と、図10のC−C
′部分の断面説明図である図11を用いて説明する。
【0057】従来例の図16に示したセンサ部を1次元
密着型イメージセンサに用いる場合は、センサユニット
作成時におけるアセンブリ工程で、アルミニウム(Al
)支持板等により薄膜トランジスタ(TFT)部分は完
全に遮光され、採光部のみから光が入射するようになっ
ている。しかし、図16のセンサ部を2次元密着型イメ
ージセンサに用いた場合、基板の裏面全面より採光を行
う必要があるため、TFTのチャネル部分に光が当たり
、OFF電流が増加してスイッチング特性が悪くなると
いう問題点があった。
【0058】そこで、別の実施例のイメージセンサのセ
ンサ部は図10及び図11に示すように、受光素子2と
薄膜トランジスタ3と採光部4及び遮光層6から構成さ
れている。基板1上に採光部4の位置を除いてクロム(
Cr)等の金属から成る遮光層6が形成され、その上に
絶縁層14を介して受光素子2の下部共通電極であるア
ルミニウム(Al)等から成る金属電極11が形成され
、絶縁層14と金属電極11上にp型水素化アモルファ
スシリコン層(p−a−Si:H)24、イントリンシ
ック水素化アモルファスシリコン(i−a−Si:H)
25、n型水素化アモルファスシリコン(n−a−Si
:H)26がこの順で積層形成されている。
【0059】このp型、i型、n型の3層の水素化アモ
ルファスシリコン層は、受光素子2の光導電層と薄膜ト
ランジスタ3の半導体層であり、同一の製造工程で作成
される。さらに受光素子2と薄膜トランジスタ3には酸
化インジウム・スズ(ITO)により透明電極13、ソ
ース電極16、ドレイン電極17が形成されている。こ
れらのITOと半導体層上にはSiNx 層27が形成
され、受光素子2ではパシベーション層、薄膜トランジ
スタ3ではゲート絶縁層として機能している。その上に
第2の金属層から成る薄膜トランジスタ3のゲート電極
21が形成されている。ここで、薄膜トランジスタはス
タガ型となっている。
【0060】特に、遮光層6は採光部4を除く基板1上
にクロム(Cr)等の金属層で形成され、光源からの入
射光が基板裏面から薄膜トランジスタ3のチャネル部分
に当たるのを防ぐことができるようになっている。本実
施例によれば、遮光層6は採光部4を除くすべての基板
上に形成されているが、薄膜トランジスタ3の下部のみ
に形成しても良い。
【0061】上記別の実施例のイメージセンサの製造方
法を図12(a)〜(d)及び図13(e)〜(g)の
製造プロセス断面説明図を使って説明する。
【0062】透明基板1上にCrをスパッタ法により形
成し、フォトリソエッチングにより採光部4を形成する
。この時、Cr層はTFTのチャネル部の遮光膜として
も機能するものである(図12(a)参照)。次に、プ
ラズマCVD法により絶縁層14となるSiNx を膜
厚3000オングストローム程度形成する(図12(b
)参照)。
【0063】次に、スパッタ法によりAlを膜厚200
0オングストローム程度積層し、フォトリソエッチング
により受光素子の金属電極11を形成する(図12(c
)参照)。
【0064】そして、プラズマCVD法によりSiH4
 ,B2H6 ガスを用いてp型a−Si:H層24を
200オングストローム程度、SiH4 ガスを用いて
i型a−Si:H層25を5000オングストローム程
度、SiH4 ,PH3 ガスを用いてn型a−Si:
H層26を1000オングストローム程度連続で形成し
、スパッタ法により透明電極13となるITO膜を70
0オングストローム程度積層する(図12(d)参照)
【0065】次に、フォトリソエッチングにより受光素
子の透明電極13、TFTのソース電極16及びドレイ
ン電極17を形成する。ITOのパターン形成用のレジ
ストをそのまま残し、これをマスクとしてn型a−Si
:H層26のエッチングを行い、TFTのチャネル部を
形成する(図13(e)参照)。
【0066】この上にプラズマCVD法によりSiH4
 ,NH3 ガスを用いてSiNx 層27を3000
オングストローム程度形成する。このSiNx 層27
は受光素子ではパシベーション膜として、TFTではゲ
ート絶縁層として用いられる。次に、フォトリソエッチ
ングによりSiNx 層に信号線とのコンタクトをとる
ためのコンタクトホールを形成する(図13(f)参照
)。
【0067】次に、TFTのゲート電極21及び信号配
線22となるAlをスパッタ法により1μm程度形成し
、フォトリソエッチングにて所望のパターンを形成する
(図13(g)参照)。最後に、ポリイミド若しくはS
i系酸化膜、窒化膜、更に薄板ガラスを用いて保護層(
図示せず)を形成して2次元密着型イメージセンサが作
製される。
【0068】上記別の実施例のイメージセンサによれば
、薄膜トランジスタのチャネル部分を完全に遮光して、
光源からの入射光がチャネル部分に当たるのを防ぐこと
ができるようになっているので、OFF電流を大幅に減
少させ、TFTのスイッチング特性を向上させ、信頼性
の高い高性能なイメージセンサとすることができる効果
がある。
【0069】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、受光素子
の上に絶縁層を介して薄膜トランジスタを形成し、受光
素子の上部電極と薄膜トランジスタのドレイン電極を接
続した積層構造のイメージセンサとしているので、個々
の画素の面積を小さく形成することができ、画素密度を
高くして、解像度を向上させることができる効果がある
【0070】請求項2記載の発明によれば、薄膜トラン
ジスタの上に絶縁層を介して受光素子を形成し、薄膜ト
ランジスタのドレイン電極と受光素子の下部電極とを接
続した積層構造のイメージセンサとしているので、個々
の画素の面積を小さく形成することができ、画素密度を
高くして、解像度を向上させることができる効果がある
【0071】請求項3記載の発明によれば、薄膜トラン
ジスタの上に絶縁層を介して受光素子を形成し、薄膜ト
ランジスタのドレイン電極と受光素子の下部電極とを接
続して積層構造のセンサ部とし、センサ部内で採光部以
外の構成部分が占める面積を小さくし、センサ部を2次
元に配列したイメージセンサとしているので、十分な採
光部を確保しても画素面積を小さくすることができるた
め、画素密度を高くして、解像度を向上させ、更に高感
度とすることができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】  本発明の一実施例に係るイメージセンサの
等価回路図である。
【図2】  本実施例に係るイメージセンサの1画素の
平面説明図である。
【図3】  図2のA−A′部分の断面説明図である。
【図4】  (a)〜(d)は本実施例の製造プロセス
の断面説明図である。
【図5】  本実施例の応用例の断面説明図である。
【図6】  別の実施例のイメ一ジセンサの平面説明図
である。
【図7】  図6のB−B′部分の断面説明図である。
【図8】  (a)〜(d)は図6の実施例の製造プロ
セスの断面説明図である。
【図9】  (e)〜(g)は図6の実施例の製造プロ
セスの断面説明図である。
【図10】  別の実施例のイメージセンサの平面説明
図である。
【図11】  図10のC−C′部分の断面説明図であ
る。
【図12】  (a)〜(d)は図10の実施例の製造
プロセスの断面説明図である。
【図13】  (e)〜(g)は図10の実施例の製造
プロセスの断面説明図である。
【図14】  従来のイメージセンサの断面説明図であ
る。
【図15】  従来の2次元密着型イメージセンサの平
面説明図である。
【図16】  別の従来のイメージセンサの断面説明図
である。
【符号の説明】

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  基板上に半導体層を上部電極と下部電
    極で挟んで形成される受光素子と、ゲート電極、ソース
    電極及びドレイン電極を具備する薄膜トランジスタとを
    有するイメージセンサにおいて、前記受光素子の上に絶
    縁層を介して前記薄膜トランジスタが形成され、前記絶
    縁層に設けられた接続口で前記受光素子の前記上部電極
    と前記薄膜トランジスタの前記ドレイン電極とを接続し
    たことを特徴とするイメージセンサ。
  2. 【請求項2】  基板上に半導体層を上部電極と下部電
    極で挟んで形成される受光素子と、ゲート電極、ソース
    電極及びドレイン電極を具備する薄膜トランジスタとを
    有するイメージセンサにおいて、前記薄膜トランジスタ
    の上に絶縁層を介して前記受光素子が形成され、前記絶
    縁層に設けた接続口で前記受光素子の前記下部電極と前
    記薄膜トランジスタの前記ドレイン電極とを接続したこ
    とを特徴とするイメージセンサ。
  3. 【請求項3】  基板上に半導体層を上部電極と下部電
    極で挟んで形成される受光素子と、ゲート電極、ソース
    電極及びドレイン電極を具備する薄膜トランジスタと、
    採光部とを有するセンサ部が2次元に配列されたイメー
    ジセンサにおいて、前記薄膜トランジスタの上に絶縁層
    を介して前記受光素子が形成され、前記絶縁層に設けた
    接続口で前記受光素子の前記下部電極と前記薄膜トラン
    ジスタの前記ドレイン電極とを接続したことを特徴とす
    るイメージセンサ。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007005454A (ja) * 2005-06-22 2007-01-11 Shimadzu Corp 光または放射線検出器の製造方法および撮像装置
JP2007306011A (ja) * 2007-06-06 2007-11-22 Semiconductor Energy Lab Co Ltd 装置及び電気機器
JP2011100753A (ja) * 2009-11-03 2011-05-19 Epson Imaging Devices Corp 撮像装置、エックス線撮像装置および撮像装置の製造方法
JP2013008991A (ja) * 2012-08-23 2013-01-10 Semiconductor Energy Lab Co Ltd イメージセンサ及び電子機器

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