JPH05183141A - カラーイメージセンサ - Google Patents

カラーイメージセンサ

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Publication number
JPH05183141A
JPH05183141A JP4142018A JP14201892A JPH05183141A JP H05183141 A JPH05183141 A JP H05183141A JP 4142018 A JP4142018 A JP 4142018A JP 14201892 A JP14201892 A JP 14201892A JP H05183141 A JPH05183141 A JP H05183141A
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JP
Japan
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light
substrate
thin film
film transistor
receiving element
Prior art date
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Pending
Application number
JP4142018A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroyuki Miyake
弘之 三宅
Hisao Ito
久夫 伊藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Xerox Co Ltd filed Critical Fuji Xerox Co Ltd
Priority to JP4142018A priority Critical patent/JPH05183141A/ja
Priority to US07/912,507 priority patent/US5274250A/en
Publication of JPH05183141A publication Critical patent/JPH05183141A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L31/00Semiconductor devices sensitive to infrared radiation, light, electromagnetic radiation of shorter wavelength or corpuscular radiation and specially adapted either for the conversion of the energy of such radiation into electrical energy or for the control of electrical energy by such radiation; Processes or apparatus specially adapted for the manufacture or treatment thereof or of parts thereof; Details thereof
    • H01L31/02Details
    • H01L31/0216Coatings
    • H01L31/02161Coatings for devices characterised by at least one potential jump barrier or surface barrier
    • H01L31/02162Coatings for devices characterised by at least one potential jump barrier or surface barrier for filtering or shielding light, e.g. multicolour filters for photodetectors
    • H01L31/02164Coatings for devices characterised by at least one potential jump barrier or surface barrier for filtering or shielding light, e.g. multicolour filters for photodetectors for shielding light, e.g. light blocking layers, cold shields for infrared detectors
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L31/00Semiconductor devices sensitive to infrared radiation, light, electromagnetic radiation of shorter wavelength or corpuscular radiation and specially adapted either for the conversion of the energy of such radiation into electrical energy or for the control of electrical energy by such radiation; Processes or apparatus specially adapted for the manufacture or treatment thereof or of parts thereof; Details thereof
    • H01L31/02Details
    • H01L31/0216Coatings
    • H01L31/02161Coatings for devices characterised by at least one potential jump barrier or surface barrier
    • H01L31/02162Coatings for devices characterised by at least one potential jump barrier or surface barrier for filtering or shielding light, e.g. multicolour filters for photodetectors

Abstract

(57)【要約】 【目的】 イメ−ジセンサの配線等のレイアウトを複雑
にすることなく、薄膜トランジスタのチャネル部分を遮
光し、薄膜トランジスタのスイッチング特性を向上さ
せ、信頼性の高いカラ−イメ−ジセンサを提供する。 【構成】 受光素子及び薄膜トランジスタが形成された
第1の基板1と、カラ−フィルタ34と薄膜トランジス
タを遮光するための遮光層35とを形成した第2の基板
2上とを、貼り合わせた構造のカラ−イメ−ジセンサで
あり、遮光層35を低抵抗導電性材料で形成し、該表面
が低反射表面を有し、遮光層35を一定電位に保ったカ
ラ−イメ−ジセンサであり、また、遮光層35″をカラ
−フィルタ34と同一の感光性樹脂に黒色系の顔料を分
散させた材料を用いて形成したカラ−イメ−ジセンサと
している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、同一基板上に形成され
た複数列の受光素子アレイ上に異なる色(例えば赤、
緑、青)の光を吸収するフィルタを配設してカラーの画
像を読み取るカラーイメージセンサに係り、特に薄膜ト
ランジスタのスイッチング特性を向上させた信頼性の高
いカラーイメージセンサに関する。
【0002】
【従来の技術】同一基板上に複数列の受光素子アレイを
形成した従来のカラーイメージセンサとしては、図6の
平面概略図と図7の断面説明図に示すような構成のもの
があった。イメージセンサ部分は、図6に示すように、
基板1上に受光素子11′の集合体である受光素子アレ
イ11が主走査方向に形成され、更にこの受光素子アレ
イ11が副走査方向に受光素子アレイ11a、受光素子
アレイ11b、受光素子アレイ11cと3本平行に配置
されて受光素子アレイ列が形成されている。ここでは、
受光素子アレイ11a、11b、11cが赤、緑、青の
光を読み取るようになっている。そして、各受光素子に
は電荷を転送するスイッチング素子である薄膜トランジ
スタ12′がそれぞれ接続され、各受光素子アレイ11
a、11b、11cに対応して電荷転送部12a、12
b、12cのアレイが形成されている。尚、電荷転送部
12から引き出された信号線は多層配線13に接続され
ている。
【0003】受光素子11′は、図7に示すように、基
板1上に帯状に形成されたクロム(Cr)層から成る下
部共通電極である金属電極21と、各受光素子毎に分割
形成された水素化アモルファスシリコン(a−Si:
H)から成る光導電層22と、同様に分割形成された酸
化インジウム・スズ(ITO)から成る上部電極の透明
電極23が順次積層されたサンドイッチ型を構成してい
る。
【0004】薄膜トランジスタ12′は、図7に示すよ
うに前記基板1上にクロム(Cr1)で形成されたゲー
ト電極24と、該ゲート電極24を被覆する窒化シリコ
ン膜(SiNx )のゲート絶縁層25と、該ゲート絶縁
層25上に被着された水素化アモルファスシリコン(a
−Si:H)の半導体活性層26と、ゲート電極24に
対向するようにSiNx で形成されたチャネル保護層2
7と、半導体活性層26上に設けられたn+ 水素化アモ
ルファスシリコン(n+ a−Si:H)のオーミックコ
ンタクト層30と、オーミックコンタクト層30を被覆
するクロム(Cr2)で形成されたドレイン電極28及
びソース電極29と、チャネル保護層27を覆うように
形成されたポリイミドの層間絶縁層31と、チャネル保
護層27を遮光するアルミニウム(Al)の遮光用金属
層32′及びドレイン電極28、ソース電極29に接続
する配線層32とから構成される逆スタガ型のトランジ
スタである。
【0005】また、図8の平面概略図に示すように、別
の透明な絶縁性の薄い基板2上には、画像情報を色分離
するカラ−フィルタ34が形成されている。カラ−フィ
ルタは、例えば、赤、青、緑の光を吸収するようになっ
ており、各受光素子アレイ11の長さと幅に対応したフ
ィルタ34が主走査方向に帯状に形成され、更に副走査
方向に3本配列されて赤、緑、青に対応したカラーフィ
ルタ34a、34b、34cが形成されている。
【0006】そして、基板1上に形成された各受光素子
アレイ11の上部に、基板2上に形成された異なった色
のカラ−フィルタ34がそれぞれ対応するように(例え
ば受光素子アレイ11a上には赤のカラーフィルタ34
a、受光素子アレイ11b上には緑のカラーフィルタ3
4b、受光素子アレイ11c上には青のカラーフィルタ
34cというように)、基板2と基板1とが貼り合わさ
れてカラーイメージセンサが形成される。
【0007】このような構成のカラーイメージセンサに
おいて、原稿面で反射された反射光はカラ−フィルタ3
4を通過するときにフィルタの色によって特定の波長成
分の光のみが取り出されて受光素子11′の受光部に達
し、そこで照度に応じた電荷が発生する。つまり、受光
素子アレイ11aでは赤色の光に反応し、受光素子アレ
イ11bでは緑色の光に反応し、受光素子アレイ11c
では青色の光に反応して電荷が発生し、薄膜トランジス
タ12′のON/OFFによって赤、緑、青色の画像情
報が共通信号線を介して順次読み出される。色別の画像
信号は、センサ外部のメモリに一時蓄積され、画像デー
タが合成される。
【0008】上記従来のカラーイメージセンサにおい
て、薄膜トランジスタ12′の半導体活性層26として
a−Si:H層を用いている場合は、a−Si:H層に
光電変換特性があるため、薄膜トランジスタ12′のチ
ャネル部分に光が当たると電荷が発生してオフ状態にお
けるリーク電流が増加して薄膜トランジスタのスイッチ
ング特性が劣化してしまう。そこで、図7に示すように
配線層32と同じAlの金属層を用いて薄膜トランジス
タ12′のチャネルの上部に遮光用金属層32′を形成
していた。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のカラーイメージセンサにおいて、受光素子アレイが
3列配列され、また受光素子と薄膜トランジスタは1対
1に対応して各受光素子毎に各薄膜トランジスタが接続
される構成となっているため、金属層を用いて薄膜トラ
ンジスタのチャネル部分を覆う遮光用金属層を形成しよ
うとするとレイアウトが複雑になり、更に遮光用金属層
を一定電位に保つように接続することが困難であるとの
問題点があった。
【0010】また、金属層を用いて遮光用金属層を形成
すると、薄膜トランジスタの上部に層間絶縁層だけを介
して遮光用金属層が積層される構成となるため、該遮光
用金属層と薄膜トランジスタのドレイン電極及びソース
電極間に浮遊容量が形成され、特に、ソース電極に余計
な浮遊容量が加わると、共通信号線への電荷の出力が小
さくなって感度が低下し、イメージセンサの性能が損な
われるとの問題点があった。
【0011】本発明は上記実情に鑑みて為されたもの
で、カラーイメージセンサにおいて、遮光用金属層を一
定電位に保持するための配線等のレイアウトを複雑にす
ることなく、薄膜トランジスタのチャネル部分を遮光
し、薄膜トランジスタのスイッチング特性を向上させて
信頼性の高いカラーイメージセンサを提供することを目
的とする。
【0012】
【発明を解決するための手段】上記従来例の問題点を解
決するための請求項1記載の発明は、カラーイメージセ
ンサにおいて、基板と、前記基板上に形成された受光素
子と、前記受光素子に接続され、前記基板上に形成され
た薄膜トランジスタと、前記薄膜トランジスタ及び前記
受光素子を覆う絶縁層と、前記絶縁層上にあって前記受
光素子を覆う位置に形成されたカラーフィルタと、前記
絶縁層上にあって前記薄膜トランジスタを覆う位置に形
成された遮光層とを有することを特徴としている。
【0013】上記従来例の問題点を解決するための請求
項2記載の発明は、請求項1記載のカラーイメージセン
サにおいて、遮光層は、薄膜トランジスタ側に低反射表
面を有することを特徴としている。
【0014】上記従来例の問題点を解決するための請求
項3記載の発明は、カラーイメージセンサにおいて、第
1の基板と、前記第1の基板上に形成された受光素子
と、前記受光素子に接続され、前記第1の基板上に形成
された薄膜トランジスタと、第2の基板と、前記第2の
基板にあって前記受光素子を覆う位置に形成されたカラ
ーフィルタと、前記第2の基板にあって前記薄膜トラン
ジスタを覆う位置に形成された遮光層と、前記第1の基
板と前記第2の基板との間に介在された接着層とを有す
ることを特徴としている。
【0015】上記従来例の問題点を解決するための請求
項4記載の発明は、請求項3記載のカラーイメージセン
サにおいて、遮光層は、薄膜トランジスタ側に低反射表
面を有することを特徴としている。
【0016】上記従来例の問題点を解決するための請求
項5記載の発明は、請求項4記載のカラーイメージセン
サにおいて、遮光層は、金属材料から構成され、前記遮
光層の低反射表面は、前記金属材料の酸化物から成るこ
とを特徴としている。
【0017】上記従来例の問題点を解決するための請求
項6記載の発明は、請求項3記載のイメージセンサにお
いて、遮光層は、導電性材料から構成され、前記遮光層
を一定電位に保つ手段を有することを特徴としている。
【0018】上記従来例の問題点を解決するための請求
項7記載の発明は、請求項3記載のイメージセンサにお
いて、遮光層は、カラーフィルタと同一の感光性樹脂に
黒色系の顔料を分散させた材料から構成されることを特
徴としている。
【0019】
【作用】請求項1記載の発明によれば、基板上に形成さ
れた受光素子を覆う位置にカラーフィルタと、薄膜トラ
ンジスタを覆う位置に遮光層とを絶縁層を介して形成し
たカラーイメージセンサとしているので、配線等の上に
絶縁層を介してカラーフィルタ及び遮光層を形成するこ
とができ、配線等のレイアウトを複雑にすることなく薄
膜トランジスタのチャネル部分を遮光でき、更に薄膜ト
ランジスタと遮光層との距離をある程度保つことができ
るため、薄膜トランジスタにおける浮遊容量を軽減で
き、スイッチング特性を向上させてカラーイメージセン
サの信頼性を高めることができる。
【0020】請求項2記載の発明によれば、遮光層が薄
膜トランジスタ側に低反射表面を有する請求項1記載の
カラーイメージセンサとしているので、横方向から回り
込んでくる光を薄膜トランジスタ側に反射させるのを防
止でき、スイッチング特性を向上させてカラーイメージ
センサの信頼性を高めることができる。
【0021】請求項3記載の発明によれば、第1の基板
上に形成された薄膜トランジスタを遮光するための遮光
層をカラ−フィルタが形成された第2の基板上に形成
し、接着層により第2の基板を第1の基板に貼り合わせ
たカラーイメージセンサとしているので、配線等のレイ
アウトを複雑にすることなく薄膜トランジスタのチャネ
ル部分を遮光でき、更に薄膜トランジスタと遮光層との
距離をある程度保つことができるため、薄膜トランジス
タにおける浮遊容量を軽減でき、スイッチング特性を向
上させてカラーイメージセンサの信頼性を高めることが
できる。
【0022】請求項4記載の発明によれば、遮光層が薄
膜トランジスタ側に低反射表面を有する請求項3記載の
カラーイメージセンサとしているので、横方向から回り
込んでくる光を薄膜トランジスタ側に反射させるのを防
止でき、スイッチング特性を向上させてカラーイメージ
センサの信頼性を高めることができる。
【0023】請求項5記載の発明によれば、遮光層が金
属材料から構成され、遮光層の低反射表面が金属材料の
酸化物から成る請求項4記載のカラーイメージセンサと
しているので、低反射表面の形成が容易となり、また横
方向から回り込んでくる光を薄膜トランジスタ側に反射
させるのを防止でき、スイッチング特性を向上させてカ
ラーイメージセンサの信頼性を高めることができる。
【0024】請求項6記載の発明によれば、遮光層が導
電性材料から構成され、遮光層を一定電位に保つ手段を
有する請求項3記載のカラーイメージセンサとしている
ので、外部からの電気的なノイズの影響を薄膜トランジ
スタが受け難くし、カラーイメージセンサの信頼性を高
めることができる。
【0025】請求項7記載の発明によれば、請求項3記
載のカラーイメージセンサにおいて、カラ−フィルタと
同一の感光性樹脂に黒色系の顔料を分散させた材料で遮
光層を形成しているので、薄膜トランジスタにおける浮
遊容量をなくすことができ、またカラ−フィルタと同様
の工程で遮光層を形成することができため製造が容易で
あり、更に遮光層が光を吸収する性質があるため上方向
から入射する光のみならず横方向から回り込んでくる光
をも吸収して薄膜トランジスタへの入光を防止できるの
で、より効果的に遮光を行うことができ、カラーイメー
ジセンサの信頼性を高めることができる。
【0026】
【実施例】本発明の一実施例について図面を参照しなが
ら説明する。図1は、本実施例に係るカラーイメージセ
ンサの等価回路図である。本実施例のカラーイメージセ
ンサは、絶縁性の基板1上に併設されたn個のサンドイ
ッチ型の受光素子(フォトダイオードPD)11′を1
ブロックとして、このブロックN個から成る受光素子ア
レイ11(PD1,1 〜N,n )を形成し、この受光素子ア
レイ11を副走査方向に受光素子アレイ11a、受光素
子アレイ11b、受光素子アレイ11cと3本配置した
受光素子アレイ列と、各受光素子11′に接続する薄膜
トランジスタ(T1,1 〜TN,n )12′を受光素子アレ
イ11a、11b、11cに対応するようアレイ状に形
成した電荷転送部12a、12b、12cと、マトリク
ス状の多層配線13と、電荷転送部12から多層配線1
3を介して設けられたブロック内の受光素子数に対応す
るn本の共通信号線14と、共通信号線14が接続する
駆動用IC15内のアナログスイッチ(SW1〜SWn
)と、共通信号線14に設けられた負荷容量(C1 〜
Cn ) とから構成されている。そして、各受光素子アレ
イ11の上部には、赤、緑、青のカラ−フィルタ34
a、34b、34c及び遮光層35が形成された別の絶
縁性透明基板2が設けられている。
【0027】各受光素子アレイ毎の共通電極にはVB1、
VB2、VB3の電圧が印加され、第1列の受光素子アレイ
11aに接続する電荷転送部12aの薄膜トランジスタ
(TFT)12′から導かれる配線は、第2列、第3列
の受光素子アレイ11b、11cに接続する薄膜トラン
ジスタへ接続する構成となっており、共通の配線として
マトリクス状の多層配線13に接続し、受光素子アレイ
11のブロック内の受光素子11′の数の共通信号線1
4に接続するものである。また、受光素子アレイ11間
の薄膜トランジスタのゲート電極はそれぞれブロック単
位に接続され、ブロック毎に3つのゲート端子GR1〜G
RN、GG1〜GGN、GB1〜GBNが設けられている。
【0028】次に、本実施例のカラーイメージセンサの
具体的な構成について説明する。図2は、基板1と基板
2の関係を示す平面概略図であり、特に図2(a)はセ
ンサ本体部分である基板1の平面概略図、図2(b)は
フィルタ部分である基板2の平面概略図である。また、
図3は、基板1と基板2の関係を示す断面説明図であ
り、特に図3(a)は図2(a)のA−A′部分の断面
説明図であり、図3(b)は図2(b)のB−B′部分
の断面説明図である。
【0029】受光素子11′は、図2(a)の平面概略
図及び図3(a)の断面説明図に示すように、基板1上
に下部共通電極となるクロム(Cr)等による帯状の金
属電極21と、各受光素子11′毎に分割形成された水
素化アモルファスシリコン(a−Si:H)から成る光
導電層22と、同様に分割形成された酸化インジウム・
スズ(ITO)から成る上部の透明電極23とが順次積
層するサンドイッチ型を構成している。
【0030】尚、ここでは下部の金属電極21は主走査
方向に帯状に形成され、金属電極21の上に光導電層2
2が離散的に分割して形成され、上部の透明電極23も
同様に分割して個別電極となるよう形成されることによ
り、金属電極21と透明電極23とで挟んだ部分が各受
光素子11′を構成し、その集まりが受光素子アレイ1
1を形成している。そして、この受光素子アレイ11を
副走査方向に3本配置して受光素子アレイ列が形成され
ている。
【0031】電荷転送部12を構成する薄膜トランジス
タ12′は、基板1上にゲート電極24としてのクロム
(Cr1)層、ゲート絶縁層25としての窒化シリコン
膜、半導体活性層26としての水素化アモルファスシリ
コン(a−Si:H)層、ゲート電極24に対向するよ
うに設けられたチャネル保護層27としての窒化シリコ
ン膜、オーミックコンタクト層31としてのn+ 水素化
アモルファスシリコン(n+ a−Si:H)層、ドレイ
ン電極28及びソース電極29としてのクロム(Cr
2)層を順次積層し、その上にポリイミド等の層間絶縁
層31を介してアルミニウム等から成る配線層32が接
続する逆スタガ型のトランジスタである。
【0032】そして、電荷転送部12も受光素子アレイ
11に対応して主走査方向にアレイ状に電荷転送部12
a、12b、12cと3列配列されている。つまり、受
光素子アレイ11と電荷転送部12のアレイが交互に配
列される構成となっている。
【0033】このように形成された基板1の全面にポリ
イミド等のパシベーション層33aが形成され、基板1
の端部において配線層32の一部が露出するようにパタ
ーニングされている。この配線層32の露出した一部か
ら引き出された配線が、一定電位となるよう接地されて
いる。
【0034】そして、別の透明な絶縁性基板2上には、
図2(b)と図3(b)に示すように、原稿面からの反
射光を色分離するためのカラ−フィルタ34と、薄膜ト
ランジスタ12′を遮光するための遮光層35が形成さ
れている。具体的には、各受光素子アレイ毎に異なる波
長領域の光に反応するようにするため、受光素子アレイ
11aの上部には赤のカラ−フィルタ34a、受光素子
アレイ11bの上部には緑のカラ−フィルタ34b、受
光素子アレイ11cの上部には青のカラ−フィルタ34
cが配置されるように基板2上に設計、形成されてい
る。つまり、個々のカラ−フィルタ34は、対応する受
光素子アレイ11を覆うように受光素子アレイ11と同
程度の幅及び長さとなるよう主走査方向に帯状に形成さ
れ、カラ−フィルタ34a、34b、34cで3色のス
トライプ状に配列されている。
【0035】また、基板1の電荷転送部12の上部に対
応する基板2上の位置には遮光層35が形成されてい
る。遮光層35は、クロム(Cr)等の金属層であり、
薄膜トランジスタ12′に対向する表面はピュアクロム
上に酸化クロム(Cr23 )を形成することで反射率
を15%以下と低くしてあり、各薄膜トランジスタ1
2′のチャネル部分を覆うように100〜200μmの
幅で電荷転送部12と同程度の長さになるよう主走査方
向に帯状に形成され、電荷転送部12a、12b、12
cの上部にそれぞれ配置されるようになっている。すな
わち、基板2においてはカラ−フィルタ34と遮光層3
5が交互に配置されてストライプ状になっている。
【0036】尚、遮光層35の薄膜トランジスタ12′
側の表面を15%以下の反射率の低反射表面とすること
により、横方向から回り込んでくる光を薄膜トランジス
タ12′側に反射させないようになるので、薄膜トラン
ジスタ12′のスイッチング特性を向上させることがで
きるものである。更に、遮光層35の薄膜トランジスタ
12′側の表面を低反射表面とするのに、遮光層35の
ピュアクロム上に同じクロムの酸化物である酸化クロム
を形成することにより実現しているので、低反射表面の
形成を容易にできるものである。
【0037】また、遮光層35は基板2の端部で共通配
線となるよう接続されており、この接続部分から更に一
定電位に接続されるようになっている。そして、基板2
のほぼ全面にポリイミド等のパシベーション層33bが
形成され、遮光層35が一定電位に接続する部分が露出
するようにポリイミドがパターニングされている。
【0038】基板1と基板2は、受光素子アレイ11a
上に赤のカラ−フィルタ34a、11b上に緑のカラ−
フィルタ34b、11c上に青のカラ−フィルタ34c
が対応し、また、電荷転送部12上に遮光層35が対応
するように位置合わせをして貼り合わされている。基板
1と基板2の接着には、大部分はエポキシ系などの絶縁
性接着剤36を用い、基板1と基板2の端部でパシベー
ション層33を除去した部分のみ導電性接着剤37を用
いている。
【0039】ここで、基板1と基板2の端部における貼
合わせ部分について、図4の断面説明図を使って説明す
る。基板2上の遮光層35から引き延ばされた金属層3
5′は、導電性接着剤37を介して基板1上の金属層3
2′に接続され、さらにこの金属層32′はワイヤボン
ディング38等によりセンサ外部に接続され、一定電位
(グランド)となるよう接地されている。このように遮
光層35を接地するのは、遮光層の電位がイメージセン
サのスイッチング動作等の電位変化に容易に追従して変
化し、この遮光層の電位変化がセンサにノイズとして悪
影響を及ぼすのを防ぐためである。
【0040】上記構成のカラーイメージセンサにおい
て、光源(図示せず)から出た光は原稿面(図示せず)
で反射され、この反射光は赤、緑、青のカラ−フィルタ
34を通過するときにフィルタの色によって特定の色の
波長成分のみが取り出され、受光素子11′の受光部に
達し、そこで照度に応じた電荷が発生する。そして、薄
膜トランジスタ12′のON/OFFによって各色の画
像情報が順次読み出され、色別の画像信号はセンサ外部
のメモリに一時蓄積され、各受光素子アレイ間の間隔を
計算して画像データを合成するようになっている。
【0041】次に、本実施例のカラーイメージセンサの
製造方法について説明する。まず、ガラス等の基板1上
に、クロム(Cr1)層をDCスパッタリングにより7
50オングストローム程度の厚さで着膜し、フォトリソ
・エッチング工程によりパターニングして、ゲート電極
24を形成する。
【0042】洗浄後、Cr1のパターン上に薄膜トラン
ジスタ12′のゲート絶縁層25とその上の半導体活性
層26とチャネル保護層27を形成するためにシリコン
窒化膜(SiNx )を2900オングストローム程度の
厚さで、a−Si:Hを500オングストローム程度の
厚さで、更にSiNx を1500オングストローム程度
の厚さでプラズマCVD法により順次積層し、上部Si
Nx をフォトリソエッチングによりチャネル保護層27
のパターンを形成する。
【0043】次に、オーミックコンタクト層30として
のn+ 水素化アモルファスシリコン(n+ a−Si:
H)をプラズマCVD法により1000オングストロー
ム程度着膜する。更に、薄膜トランジスタのドレイン電
極28とソース電極29及び受光素子11′の下部の金
属電極21となるクロム(Cr2)層をDCマグネトロ
ンスパッタ法により1500オングストローム程度の厚
さで着膜し、受光素子11′の光導電層22となるa−
Si:HをP−CVD法で13000オングストローム
程度の厚さで着膜し、受光素子11′の透明電極23と
なるITOをDCマグネトロンスパッタにより600オ
ングストローム程度着膜する。
【0044】その後、受光素子11′の透明電極23を
形成するために、ITOをフォトリソエッチングでパタ
ーニングする。更に、同一のレジストパターンをマスク
として光導電層22のa−Si:H層をドライエッチン
グによりパターニングする。次に、受光素子11′の金
属電極21のクロム層とTFTのドレイン電極28とソ
ース電極29のクロム層となるCr2をフォトリソエッ
チングにてパターニングし、同一のレジストパターンを
用いてTFTのオーミックコンタクト層29のn+ a−
Si:H層をエッチングする。
【0045】次に、TFTのゲート絶縁層25を形成す
るために、下部のSiNx をフォトリソエッチング工程
でパターニングする。そして、イメージセンサ全体を覆
うように層間絶縁層31としてのポリイミドを1150
0オングストローム程度の厚さで塗布し、フォトリソエ
ッチングによりコンタクトホールを形成する。そして、
アルミニウム(Al)をDCマグネトロンスパッタによ
り15000オングストローム程度の厚さで着膜し、フ
ォトリソエッチングにて所望の形状にパターニングし
て、配線層36部分を形成する。
【0046】その後、ポリイミドを塗布し、フォトリソ
エッチングでパターニングを行いべーキングしてパシベ
ーション層33aを形成する。ここで、基板2の遮光層
35から導かれた金属層35′と基板1上の接地された
金属層32′とを接続するためのコンタクト部分を形成
しておく。これにより基板1のセンサ本体部分が形成さ
れる。
【0047】次に、別の透明な絶縁性基板2上に遮光層
35となるクロム(Cr3)をDCマグネトロンスパッ
タ法にて500〜2000オングストローム程度の膜厚
で着膜する。このとき、先にピュアクロムを400〜1
500オングストローム程度の膜厚で着膜し、次にO2
雰囲気で続けてスパッタ法により酸化クロム(Cr23
)を100〜500オングストローム程度の膜厚で着
膜する。
【0048】そして、フォトリソエッチング工程によ
り、基板1上に主走査方向に形成された薄膜トランジス
タ(TFT)12′のアレイである電荷転送部12a、
12b、12cを覆うようCr3を3本の帯状の形状に
パターニングし、遮光層35を形成する。但し、遮光層
35は基板2の端部において共通となるよう接続され、
金属層35′を引き出している。
【0049】また、遮光層35の作製方法として、Cr
を500〜2000オングストローム程度の膜厚でDC
マグネトロンスパッタ法により着膜し、次にフォトリソ
エッチング工程により所望の形状にパターニングし、更
に陽極酸化法又はO2 プラズマに晒すことで、表面から
100〜500オングストローム程度を酸化するように
してもよい。
【0050】そして、透明感光性樹脂に有機顔料を分散
させて感光液とし、これを通常のフォトリソグラフィー
におけるレジストと同様に塗布、露光、現像を行い、基
板1上に形成された受光素子アレイ11を覆うような帯
状の形状にパターニングしてカラ−フィルタ34を形成
する(有機顔料分散法)。分散させる有機顔料の種類や
量を調節することにより、フィルタの分光特性をコント
ロールすることができる。本実施例では、受光素子アレ
イ11aには赤、11bには緑、11cには青の光に反
応して電荷を発生させるよう、それぞれ赤、緑、青の波
長領域の光を透過する3種類のカラ−フィルタ34を形
成している。
【0051】次に、ポリイミド等のパシベーション層3
3bを1〜2μm程度の厚さで着膜し、べーキングした
後、Cr3の一部が露出するようにパターニングする。
これにより、遮光層35から続く金属層35′を基板1
上の金属層32′に接続するためのコンタクト部分が形
成される。
【0052】次に、基板1と基板2を接着剤で接着す
る。接着剤は、基板上の大部分においてはエポキシ系等
の絶縁性接着剤36を用いるが、遮光層を接地するため
のコンタクト部分においては導電性接着剤37を用い
る。これにより、基板1と基板2が接着剤で接着され、
更に基板2上に形成された金属層35′と基板1上に形
成された金属層32′とが導通されて、ワイヤボンディ
ング38によりセンサ外部に接続されて接地される。こ
のようにして、カラーイメージセンサが形成される。
【0053】本実施例のカラーイメージセンサによれ
ば、カラ−フィルタ34を形成するための基板2上に薄
膜トランジスタ12′を遮光するための遮光層35を形
成し、イメージセンサ本体が形成された基板1と、カラ
−フィルタ34及び遮光層35が形成された基板2とを
位置合わせをして貼り合わせた構造のカラーイメージセ
ンサとしているので、基板1上の金属配線等のレイアウ
トを複雑にすることなく、薄膜トランジスタのチャネル
部分を遮光でき、薄膜トランジスタのスイッチング特性
を向上させることができる効果がある。
【0054】また、基板2に遮光層35を設けることに
より、従来必要であった遮光用金属パターンとその接続
が不要となるため、イメージセンサ本体のレイアウト設
計が容易になると同時に、センサ全体の面積を小さくす
ることができ、コストを低下させることができる効果が
ある。
【0055】また、従来例では薄膜トランジスタのドレ
イン電極28及びソース電極29の上に層間絶縁層31
のみを介して金属遮光層が形成されていたために浮遊容
量が生じていたが、これを低減させることができるため
に、センサ設計において余分な容量を考慮する必要がな
く、共通信号線への出力が小さくなって感度が低下する
のを防止できる効果がある。
【0056】更に、金属層から成る遮光層35を形成す
ることにより、イメージセンサ外部から電気的なノイズ
が入るのを防止することができる効果がある。そして、
遮光層35の薄膜トランジスタ側の表面を低反射表面と
することにより、横方向空回り込んでくる光を薄膜トラ
ンジスタ側に反射させないため、薄膜トランジスタのス
イッチング特性を向上させることができる効果があり、
また、低反射表面をクロムの酸化物で形成しているの
で、形成が容易となる効果がある。
【0057】また、遮光層を拡大して、薄膜トランジス
タ部分だけでなく、マトリクス状の多層配線13の上部
にも金属の遮光層を設けることも考えられる。このよう
な構成にすることで多層配線部分に対してもノイズ防止
効果がより一層高くなってイメージセンサの信頼性を高
めることができる効果がある。
【0058】上記実施例では、遮光層35を金属層で形
成しているが、別の実施例として、図5の断面説明図に
示すように、遮光層をカラ−フィルタと同一の材料を用
いて形成することも可能である。この別の実施例におけ
る遮光層35″は、基板2にカラ−フィルタを形成する
際に、カラ−フィルタ34と同一の感光性樹脂に黒色系
の顔料を分散させた感光液を用いて、塗布、露光、現像
を行い所望の形状にパターニングして形成される。すな
わち、赤、緑、青のカラ−フィルタと同一材料で、同様
の工程により、黒色フィルタとして遮光層35″を形成
できるので、新たな工程を増加することなく簡便に形成
できる効果がある。
【0059】また、図5の実施例のカラーイメージセン
サでは、図2、図3の実施例と比較して、遮光層35″
がCr等の金属層ではないため一定電位に保持する必要
がなく、従って接地等の接続を省略でき、構成を簡単に
することができる効果がある。更に、図5の実施例にお
いては、基板1と基板2は絶縁性接着剤36のみにより
貼り合わされている。
【0060】また、黒色フィルタで形成された遮光層3
5″は、光を吸収する特性があるので、上方向から入射
する光だけでなく、横方向から回り込んでくる光をも吸
収して、薄膜トランジスタへの入光を防ぐため、遮光効
果が大きい。
【0061】この別の実施例のカラーイメージセンサに
おいても、遮光層をイメージセンサ本体とは別の基板に
形成して貼り合わせた構造としているため、配線等のレ
イアウトを複雑にすることなく、薄膜トランジスタのス
イッチング特性を向上させ、信頼性の高いイメージセン
サとすることができる効果がある。
【0062】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、基板上に
形成された受光素子を覆う位置にカラーフィルタと、薄
膜トランジスタを覆う位置に遮光層とを絶縁層を介して
形成したカラーイメージセンサとしているので、配線等
の上に絶縁層を介してカラーフィルタ及び遮光層を形成
することができ、配線等のレイアウトを複雑にすること
なく薄膜トランジスタのチャネル部分を遮光でき、更に
薄膜トランジスタと遮光層との距離をある程度保つこと
ができるため、薄膜トランジスタにおける浮遊容量を軽
減でき、スイッチング特性を向上させてカラーイメージ
センサの信頼性を高めることができる効果がある。
【0063】請求項2記載の発明によれば、遮光層が薄
膜トランジスタ側に低反射表面を有する請求項1記載の
カラーイメージセンサとしているので、横方向から回り
込んでくる光を薄膜トランジスタ側に反射させるのを防
止でき、スイッチング特性を向上させてカラーイメージ
センサの信頼性を高めることができる効果がある。
【0064】請求項3記載の発明によれば、第1の基板
上に形成された薄膜トランジスタを遮光するための遮光
層をカラ−フィルタが形成された第2の基板上に形成
し、接着層により第2の基板を第1の基板に貼り合わせ
たカラーイメージセンサとしているので、配線等のレイ
アウトを複雑にすることなく薄膜トランジスタのチャネ
ル部分を遮光でき、更に薄膜トランジスタと遮光層との
距離をある程度保つことができるため、薄膜トランジス
タにおける浮遊容量を軽減でき、スイッチング特性を向
上させてカラーイメージセンサの信頼性を高めることが
できる効果がある。
【0065】請求項4記載の発明によれば、遮光層が薄
膜トランジスタ側に低反射表面を有する請求項3記載の
カラーイメージセンサとしているので、横方向から回り
込んでくる光を薄膜トランジスタ側に反射させるのを防
止でき、スイッチング特性を向上させてカラーイメージ
センサの信頼性を高めることができる効果がある。
【0066】請求項5記載の発明によれば、遮光層が金
属材料から構成され、遮光層の低反射表面が金属材料の
酸化物から成る請求項4記載のカラーイメージセンサと
しているので、低反射表面の形成が容易となり、また横
方向から回り込んでくる光を薄膜トランジスタ側に反射
させるのを防止でき、スイッチング特性を向上させてカ
ラーイメージセンサの信頼性を高めることができる効果
がある。
【0067】請求項6記載の発明によれば、遮光層が導
電性材料から構成され、遮光層を一定電位に保つ手段を
有する請求項3記載のカラーイメージセンサとしている
ので、外部からの電気的なノイズの影響を薄膜トランジ
スタが受け難くし、カラーイメージセンサの信頼性を高
めることができる効果がある。
【0068】請求項7記載の発明によれば、請求項3記
載のカラーイメージセンサにおいて、カラ−フィルタと
同一の感光性樹脂に黒色系の顔料を分散させた材料で遮
光層を形成しているので、薄膜トランジスタにおける浮
遊容量をなくすことができ、またカラ−フィルタと同様
の工程で遮光層を形成することができため製造が容易で
あり、更に遮光層が光を吸収する性質があるため上方向
から入射する光のみならず横方向から回り込んでくる光
をも吸収して薄膜トランジスタへの入光を防止できるの
で、より効果的に遮光を行うことができ、カラーイメー
ジセンサの信頼性を高めることができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例に係るカラーイメージセン
サの等価回路図である。
【図2】 (a)は本実施例のセンサ本体部分の平面概
略図、(b)はカラ−フィルタ及び遮光層部分の平面概
略図である。
【図3】 (a)は図2(a)のA−A′部分の断面説
明図、(b)は図2(b)のB−B′部分の断面説明図
である。
【図4】 本実施例のカラーイメージセンサの接着部分
の断面説明図である。
【図5】 別の実施例の断面説明図である。
【図6】 従来のカラーイメージセンサのセンサ部分の
平面概略図である。
【図7】 従来のカラーイメージセンサのセンサ部分の
断面説明図である。
【図8】 従来のカラーイメージセンサのフィルタ部分
の平面概略図である。
【符号の説明】
1…基板、 2…基板、 11…受光素子アレイ、 1
1′…受光素子、 12…電荷転送部、 12′…薄膜
トランジスタ、 13…多層配線、 14…共通信号
線、 15…駆動用IC、 21…金属電極、 22…
光導電層、 23…透明電極、 24…ゲート電極、
25…ゲート絶縁層、 26…半導体活性層、 27…
チャネル保護層、 28…ドレイン電極、 29…ソー
ス電極、30…オーミックコンタクト層、 31…層間
絶縁層、 32…配線層、 32′…遮光用金属層、
33…パシベーション層、 34…カラ−フィルタ、
35…遮光層、 35′…金属層、 35″…遮光層、
36…絶縁性接着剤、37…導電性接着剤、 38…
ワイヤボンディング

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板と、前記基板上に形成された受光素
    子と、前記受光素子に接続され、前記基板上に形成され
    た薄膜トランジスタと、前記薄膜トランジスタ及び前記
    受光素子を覆う絶縁層と、前記絶縁層上にあって前記受
    光素子を覆う位置に形成されたカラーフィルタと、前記
    絶縁層上にあって前記薄膜トランジスタを覆う位置に形
    成された遮光層とを有することを特徴とするカラーイメ
    ージセンサ。
  2. 【請求項2】 遮光層は、薄膜トランジスタ側に低反射
    表面を有することを特徴とする請求項1記載のカラーイ
    メージセンサ。
  3. 【請求項3】 第1の基板と、前記第1の基板上に形成
    された受光素子と、前記受光素子に接続され、前記第1
    の基板上に形成された薄膜トランジスタと、第2の基板
    と、前記第2の基板にあって前記受光素子を覆う位置に
    形成されたカラーフィルタと、前記第2の基板にあって
    前記薄膜トランジスタを覆う位置に形成された遮光層
    と、前記第1の基板と前記第2の基板との間に介在され
    た接着層とを有することを特徴とするカラーイメージセ
    ンサ。
  4. 【請求項4】 遮光層は、薄膜トランジスタ側に低反射
    表面を有することを特徴とする請求項3記載のカラーイ
    メージセンサ。
  5. 【請求項5】 遮光層は、金属材料から構成され、前記
    遮光層の低反射表面は、前記金属材料の酸化物から成る
    ことを特徴とする請求項4記載のカラーイメージセン
    サ。
  6. 【請求項6】 遮光層は、導電性材料から構成され、前
    記遮光層を一定電位に保つ手段を有することを特徴とす
    る請求項3記載のカラーイメージセンサ。
  7. 【請求項7】 遮光層は、カラーフィルタと同一の感光
    性樹脂に黒色系の顔料を分散させた材料から構成される
    ことを特徴とする請求項3記載のカラーイメージセン
    サ。
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