JP5253799B2 - フォトセンサー、及びフォトセンサーの製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、可視光を電荷へ変換するフォトダイオード及びスイッチング素子に用いられる薄膜トランジスタ(以下、TFTと呼ぶ)をマトリクス状に配置したTFTアレイ基板を備えたフラットパネルであるフォトセンサー及びその製造方法に関する。
可視光を光電変換するフォトダイオードとTFTとを配置したTFTアレイ基板を備えたフラットパネルであるフォトセンサーは、密着イメージセンサーやX線撮像表示装置などに適用され広く用いられている。特に、TFTアレイ基板上にX線を可視光に変換するシンチレーターを設けることにより構成されるフラットパネルX線撮像表示装置(以後、FPDと呼ぶ)は医療産業等への適用が有望な装置である。
X線画像診断の分野では精密画像(静止画)とリアルタイム画像観察(動画)が使い分けられている。静止画の撮影には主にX線フイルムが今なお使用されている。一方、動画の撮影には光電子増倍管とCCDを組み合わせた撮像管(イメージインテンシファイア)が使用されている。X線フイルムは空間分解能が高い反面、感度が低く静止画しか撮影できない。また、X線フイルムは、撮影後に現像処理を必要とし、即時性に欠けるといった欠点がある。一方、撮像管は感度が高く動画の撮影が可能である反面、空間分解能が低い。また、撮像管は、真空デバイスであるため大型化に限界があるといった欠点がある。
FPDには、CsIなどのシンチレ一夕一によってX線を光に変換後、フォトダイオードにより電荷へ変換する間接変換方式と、Seを代表とするX線検出素子によりX線を直接電荷へ変換する直接変換方式がある。間接変換方式は、直接変換方式に比べ、量子効率が高く、シグナル/ノイズ比に優れ、少ない被爆線量で透視、撮影が可能である。間接変換方式のFPDのアレイ基板に関する構造や製造方法については従来から開示がなされている。(例えば、特許文献1〜2参照)
特開2004−63660号公報(図9) 特開2004−48000号公報(図4)
FPDのアレイ基板においては、フォトセンサーの感度やノイズ等に影響を与えるフォトダイオードの形成は重要となる。フォトセンサーは、電極上に形成されたアモルファスシリコン層からなる。例えば、特許文献1のように、ゲート電極と同じレイヤで構成された電極上にフォトセンサーを形成すると、以下のような問題が生じる。すなわち、フォトダイオードの下部の電極をゲート配線と同じ材料で形成した場合は、ゲート電極自体が最下層にあるため、ドライエッチによるダメージをより多く受ける。これにより、フォトダイオードのリーク電流の増大を招くという問題がある。
さらに、フォトセンサーは、ソース電極層605やドレイン電極層606の形成によるダメージも受けることになるが、これは材料の選択性を狭めることになる。また、ソース電極層605とカソード電極層609との接続には、マスク数の増加や開口寸法のマージン減少という問題もある。
このような問題を回避するため、特許文献2のように、フォトセンサーの下部に形成される電極を、薄膜トランジスタのソース電極やドレイン電極と同じレイヤで構成された電極上に形成することがある。
ところで、PIN型のフォトセンサーを用いてFPDを形成する場合において、リアルタイム画像観察を行うためには、フォトセンサーのアモルファスシリコンの膜厚を厚くする必要がある。その結果、膜応力が大きくなり、アモルファスシリコンと下地膜との間の密着性が弱い場所でアモルファスシリコンが浮く現象が発生する。この結果、処理装置のダストが増加し、付着物による欠陥数の増加が発生する。一般的に、アモルファスシリコンと窒化シリコンとの密着性は、弱いことが知られており、図21のように、TFT部分の窒化シリコン(602、614)を残し、その他の窒化シリコンを全て除去している(特許文献1)。ここで、600はガラス基板、601はゲート電極、602は絶縁層、603はチャネル層、604はアモルファスシリコン層、605はソース電極層を示している。前述のように、窒化シリコンを全て除去すると、ゲート絶縁膜602の段差をソース電極605、ドレイン電極層606が乗り越える必要があり、この段差部分でのソース電極605、ドレイン電極層606の断線不良が懸念される。そのため、アモルファスシリコンとの密着性を考慮した上で、ソース電極及びドレイン電極の断線を防止することができる新たな構造を採用することが不可欠となる。
本発明に係るフォトセンサーの一態様は、薄膜トランジスタをアレイ状に配置した素子領域を有するTFTアレイ基板を備えたフォトセンサーであって、前記薄膜トランジスタの上部に設けられ、コンタクトホールが形成されたパッシベーション膜と、前記コンタクトホールを介して前記薄膜トランジスタのドレイン電極と接続するフォトダイオードとを備え、前記TFTアレイ基板の前記素子領域の外側の周辺領域では、基板端の前記パッシベーション膜及び前記ゲート絶縁膜が除去され、前記周辺領域の前記パッシベーション膜のエッヂは、前記基板周辺の前記ゲート絶縁膜のエッヂと同じ位置、又は前記ゲート絶縁膜のエッヂより外側に形成されていることを特徴とする。
本発明に係るフォトセンサーの製造方法の一態様は、薄膜トランジスタをアレイ状に配置した素子領域及び前記素子領域の外側の周辺領域を有するTFTアレイ基板を備えたフォトセンサーの製造方法であって、基板上に薄膜トランジスタを形成する工程と、前記薄膜トランジスタのドレイン電極上にコンタクトホールを有するパッシベーショシ膜を形成する工程と、前記パッシベーション膜の上にフォトセンサーを形成する工程と、を備え、前記基板の前記薄膜トランジスタが形成された前記素子領域の外側の周辺領域では、基板端の前記パッシベーション膜及び前記ゲート絶縁膜が除去され、前記周辺領域の前記パッシベーション膜のエッヂは、前記基板周辺の前記ゲート絶縁膜のエッヂと同じ位置、又は前記ゲート絶縁膜のエッヂより外側に形成されていることを特徴とする。
本発明に係るフォトセンサーの一態様によれば、フォトセンサーに備えられるフォトダイオードを構成するアモルファスシリコン層の成膜時に、TFTアレイ基板の基板端で密着力が向上し、アモルファスシリコン膜が剥れることを防止することが出来る。さらに、アモルファスシリコン成膜後の写真製版などの処理においてアモルファスシリコン膜が剥れることによる処理装置の汚染や、アモルファスシリコン膜の剥れの再付着による異物に起因するパターン不良を抑止できるので、大型のフォトセンサーにおいても欠陥の少ないパネルを実現することが出来る。
[実施の形態1]
以下、本発明の実施の形態を示す図面に基づき具体的に説明する。図1は、本実施の形態にかかるフォトセンサーに備えられるTFTアレイ基板の平面図を示したものである。図2は、図1においてII−IIで示された箇所における断面図である。TFTアレイ基板には、受光画素がアレイ状に配列されている。各画素には、1つのフォトダイオード100と1つの薄膜トランジスタ(以下、TFTという。)101が設けられている。従って、基板上には、フォトダイオード100及びTFT101がアレイ状に配列されている。ここで、フォトダイオード100及びTFT101がアレイ状に形成された領域を素子領域とし、その外側の領域を周辺領域とする。例えば、素子領域は矩形状に形成され、周辺領域は額縁状に形成されている。そして、周辺領域は、素子領域に形成されている配線の端子部分よりも外側に形成される。従って、基板の中央に素子領域が配置され、素子領域の外側に配線の端子が形成された端子領域が配置される。さらに、端子領域の外側に周辺領域が配置される。
基板には、TFT101を駆動するため、複数のゲート電極2bを含むゲート配線2、及び複数のデータ配線14が形成されている。なお、ゲート配線2のうち、TFT101を構成する部分をゲート電極2bとしている。データ配線14は、ソース電極6に接続されている。ここでは、複数のゲート配線2は、横方向に形成され、データ配線14が縦方向に形成されている。ゲート電極2bとソース電極6とは、ゲート絶縁膜3を介して交差している。複数のゲート配線2は、平行に配列されている(図1)。また、複数のデータ配線14は、平行に配列されている。ゲート配線2は、横一列に配列されたTFT101にゲート信号を供給する。これにより、横一列のTFT101が同時にONする。データ配線14は、縦一列に配列された複数のTFT101からデータを順次読み出す。隣接するゲート配線2と隣接するデータ配線14で区画される領域が受光画素領域となる。従って、フォトセンサーは、2次元アレイ光検出器である。
絶縁性基板であるガラス基板1上に、低抵抗金属材料であるAl(アルミニウム)を主成分とする金属よりなるゲート配線2が形成されている。Alを主成分とする金属としてはAlNiNd、AlNiSi、AlNiMg等のNiを含むAl合金、すなわちAl−Ni合金を用いることができる。また、ゲート配線2は、その他のAl合金であってもよい。更に、Al以外にも、ゲート配線2に低抵抗金属材料としてCu等を用いてもよい。また、ゲート配線2は、低抵抗金属材料の単層に限られるものではなく、例えば、低抵抗金属材料と他の金属材料との積層膜であってもよい。ゲート絶縁膜3は、ゲート電極2bを覆うように形成される。ゲート絶縁膜3上に、ゲート電極2bと対向するように半導体層4が形成されている。半導体層4は、水素原子が添加されたアモルファスシリコン(以下、a−Si:H層とする。)である。この半導体層4上にオーミックコンタクト層5が形成されている。オーミックコンタクト層5は、a−Si:H層にn型の不純物が高濃度にドープされている(以下、n+a−Si:H層とする。)。
データ配線14とゲート配線2との交差点近傍には、TFT101が配置されている。TFT101は、半導体層4、コンタクト層5、ゲート電極2b、ゲート絶縁膜3、ソース電極6、及びドレイン電極7等を有している。ここで、半導体層4は、チャネル領域、ソース領域、及びドレイン領域を有している。チャネルは、ソース領域とドレイン領域の間に配置される。ソース領域とドレイン領域の上には、オーミックコンタクト層5が形成されている。ソース領域の上には、ソース電極6が形成され、ドレイン領域の上には、ドレイン電極7が形成されている。
ソース電極6及びドレイン電極7は、このオーミックコンタクト層5を介して、半導体層4と接続する。ソース電極6やドレイン電極7を覆うようにして、第一パッシベーション膜8が形成されている。第一パッシベーション膜8には、コンタクトホールCH1が形成されている。この開口したコンタクトホールCH1を介して、ドレイン電極7と接続するように、フォトダイオード100が形成されている。
受光画素領域の中央に略矩形状のフォトダイオード100が形成されている。このフォトダイオード100が受光画素となる。フォトダイオード100は、3層積層構造を有している。フォトダイオード100は、ガラス基板1側から順に、アモルファスシリコン膜9、10、11を備えている。アモルファスシリコン膜9は、P(リン)がドープされている。アモルファスシリコン膜10は、イントリンシックである。アモルファスシリコン膜11は、B(ボロン)がドープされている。フォトダイオード100は、ドレイン電極7上に形成され、ドレイン電極7と接続される。具体的には、ドレイン電極7上の第一パッシベーション膜8には、コンタクトホールCH1が形成されている。そして、コンタクトホールCH1内にアモルファスシリコン9が形成されている。フォトダイオード100は、コンタクトホールCH1に内包されるように形成されている。さらにアモルファスシリコン11の上層には、IZO、ITZO、ITSO等からなる透明電極12が形成されている。このように構成されたフォトダイオード100は、受光した光を電荷に変換する。
第二パッシベーション膜13は、フォトダイオード100及びTFT101を覆うように形成される。第二パッシベーション膜13は、コンタクトホールCH2、CH3が形成されている。コンタクトホールCH2は、第一パッシベーション膜8及び第二パッシベーション膜13を貫通する。第二パッシベーション膜13上のデータ配線14は、コンタクトホールCH2を介してソース電極6と接続されている。第二パッシベーション膜13上のバイアス配線15は、コンタクトホールCH3を介して透明電極12と接続されている。ここで、データ配線14とバイアス配線15は、少なくともその最上層もしくは最下層にAl−Ni合金膜が形成されている。なお、データ配線14及びバイアス配線15は、Al−Ni合金膜の単層であってもよい。最上層にAl−Ni合金膜がある場合、さらに表面を窒化層としてもよい。
また、データ配線14は、3層積層構造からなるフォトダイオード100において変換された電荷を読み出すための配線である。また、バイアス配線15は、光が当たらないときにOff状態を作るために、3層積層構造からなるフォトダイオード100に逆バイアスをかけるための配線である。さらに、第二パッシベーション膜13上には、TFT101を遮光するための遮光層16が形成されている。遮光層16は、例えば、バイアス配線15の幅広部分により形成される。そして、第二パッシベーション膜13、遮光層16、データ配線14、及びバイアス配線15等を覆うようにして第三パッシベーション膜17が形成されている。また、第三パッシベーション膜17の上には、第四パッシベーション膜18が形成されている。ここで、第四パッシベーション膜18は、表面が平坦な膜であり、例えば有機樹脂などからなる。
さらに、データ配線14の間には、バイアス配線15が形成されている。すなわち、データ配線14とバイアス配線15が交互に配置されている。データ配線14及びバイアス配線15は、平行に形成されている。従って、バイアス配線15は、ゲート配線2と交差する。また、バイアス配線15は、ゲート配線2との交差位置において、幅広に形成され、TFT101を覆っている。バイアス配線15は、フォトダイオード100上を通過するように形成される。バイアス配線15は、フォトダイオード100上の透明電極12と接続され、フォトダイオード100に逆バイアス電圧を供給する。
このように構成されたフォトセンサーでは、データ配線14は、フォトダイオード100からの電荷をTFT101を介して読み出す。具体的には、ゲート配線2に供給されるゲート信号によって、TFT101をONしていく。これによって、電荷がTFT101を介してデータ配線14に読み出される。
次に、図3、図4を参照してTFTアレイ基板端部に関する説明を以下に行う。図3はTFTアレイ基板の正面図である。図4はTFTアレイ基板端部の断面図である。基板には、フォトダイオード100とTFT101がアレイ状に配列されている。TFT101は、ソースがデータ配線14に接続され、ゲートがゲート配線2に接続され、ドレインがフォトダイオード100に接続されている。フォトダイオード100及びTFT101がアレイ状に配列された領域は、素子領域102である。図3では、矩形状に形成された素子領域102の左上の角部周辺を示している。そして、素子領域102の外側には、額縁状の端子領域104が形成されている。端子領域104には、ゲート配線2のゲート端子2a、データ配線14のデータ端子14a、バイアス配線15のバイアス端子15aが配設されている。これらの端子は、各配線の端部近傍に形成されている。すなわち、配線の素子領域102の外側まで引き出された部分が、端子となる。各端子は表面側に露出しており、外部の配線に接続される。なお、各端子の外側には、ショートリング配線が形成されていてもよい。さらに、端子領域104の外側が周辺領域103となる。従って、端子領域104は、周辺領域103と素子領域102との間に配置される。周辺領域103は、額縁状に形成されている。周辺領域103では、ガラス基板1端部のゲート絶縁膜3及び第一パッシベーション膜8が除去されている。
絶縁性基板であるガラス基板1上には、ゲート絶縁膜3が形成されている。ゲート絶縁膜3は、基板端27より幅W1の領域で除去されている。すなわち、ゲート絶縁膜3には、ゲート絶縁膜が形成されていない幅W1で示されるゲート絶縁膜除去領域が形成されている。このゲート絶縁膜除去領域は、ガラス基板1の全周において形成されている。換言すれば、ゲート絶縁膜3は、エッヂ28が形成されている。ゲート絶縁膜3を覆うようにして、第一パッシベーション膜8が形成されている。第一パッシベーション膜8は、基板端27より幅W2の領域で除去され、幅W2で示される第一パッシベーション除去領域が形成されている。第一パッシベーション除去領域は、ガラス基板1の全周において形成されている。すなわち、第一パッシベーション膜8には、エッヂ29が形成されている。第一パッシベーション膜8は、ゲート絶縁膜3のエッヂ28を乗り越えるように形成されている。換言すれば、第一パッシベーション膜8は、ゲート絶縁膜3からはみ出すよう形成されている。この時の幅W1と幅W2の関係はW1≧W2である。すなわち、ガラス基板1の全周において、基板端27とエッヂ28との間にエッヂ29が配置されている。換言すれば、エッヂ29がエッヂ28の外側に形成されている。さらにその上層には、第二パッシベーション膜13、第三パッシベーション膜17、及び第四パッシベーション膜18が形成されている。
第二パッシベーション膜13には、エッヂ30が形成されている。第三パッシベーション膜17には、エッヂ31が形成されている。また、第四パッシベーション膜18には、エッヂ32が形成されている。なお、第二パッシベーション膜13、第三パッシベーション膜17及び第四パッシベーション膜18のエッヂ30、31、32は、任意の位置に形成されている。なお、ここではガラス基板1に対し、Y方向に沿ったエッヂについて述べたが、X方向に沿ったエッヂについても、ゲート絶縁膜3のエッヂ28と第一パッシベーション膜8のエッヂ29が同じ配置関係にあれば、基板端27からの距離は、同一である必要が無い。
図1、2に示すTFTアレイ基板を用いて、公知の方法によりX線撮像装置などのようなフォトセンサーを製造することも可能である。図示しないが、図1に示す第四パッシベーション膜18の上に、例えばCsIからなるX線を可視光に変換するシンチレ一ターを蒸着し、低ノイズアンプとA/Dコンバーターなどを有するデジタルボード、TFTを駆動するドライバーボード、および電荷を読み出す読み出しボードを接続することにより、X線撮像装置を作成することが出来る。
本実施の形態にかかるフォトセンサーに備えられるTFTアレイ基板では、フォトダイオードを構成するSi層の形成時の基板周辺でのSi層の密着力の低下を防止できる。そのため、TFTアレイ基板からの異物の発生を抑えられ、欠陥の少ない大型のフォトセンサーを実現することができる。
次に、図5(a)〜(d)、図6(a)〜(c)、図7(a)〜(c)、図8(a)、(b)、図9(a)、(b)を用いて本実施の形態にかかるフォトセンサーに備えられるTFTアレイ基板の製造方法について説明する。なお、図5、図6、図7、図8、及び図9は、図2、図4に対応する箇所における工程ごとの断面図である。なお、図6と図7、図8と図9は、それぞれ同じ工程での各場所の断面を示す。
最初にガラス基板1上に、第一の導電性薄膜として、Alを主成分とする金属を形成する。例えば、Niを含むAl合金によって第一の導電性膜を形成する。例えば、AlNiNdを、スパッタリング法により形成することで第一の導電性膜を形成する。成膜条件は、圧力0.2〜0.5Pa、DCパワー1.0〜2.5kW(パワー密度で示すと0.17〜0.43W/cm2)とする。また、成膜温度は、室温〜180℃位までの範囲を適用する。
第一の導電性膜の膜厚は、150〜300nmとする。現像液との反応を抑えるためにAlNiNdの上に、窒化したAlNiNdN層を形成しても良い。また、AlNiNdの代わりにAlNiSiやAlNiMgなどを使用しても良い。さらに、データ配線14やバイアス配線15に、同じ材料を用いれば、生産効率を向上させることもできる。また、Al以外にも低抵抗金属材料として、CuもしくはCu合金を用いることができる。この場合には、Alと同様にスパッタリング法で成膜することができる。
次に、第一のフォトリソグラフィー工程でゲート電極形状のレジストを形成する。図5(a)に示ように、エッチング工程において、例えば、燐酸・硝酸・酢酸の混酸を用いて第一の導電性薄膜をパターニングしてゲート電極2bを含むゲート配線2を形成する。なお、ゲート配線2の断面形状をテーパー形状にすると、後工程の膜形成における断線などの不良を低減できる。エッチングは、燐酸、硝酸及び酢酸の混酸を例に挙げたが、エッチング液の種類はこの限りではない。また、ゲート配線2の形成には、ドライエッチを用いても良い。本実施の形態においては、フォトダイオードの形成の際に、ゲート配線2が露出しない構造となっている。そのため、ゲート配線2として、ダメージにそれほど強くないAlやCuを主成分とする金属を用いることができる。そのため、低抵抗な配線を形成できるので、大型のフォトセンサーを形成することが可能となる。
次に、図5(b)に示すように、ゲート絶縁膜3を200〜400nm、a−Si:H(水素原子が添加されたアモルファスシリコン)半導体層4を100〜200nm、n+a−Si:Hのオーミックコンタクト層5を20〜50nmの膜厚で、プラズマCVD法で積層する。なお、フォトセンサーは、高い電荷読み出し効率が求められ、駆動能力の高いトランジスタが求められる。そのため、a−Si:H半導体層4を、2ステップに分割して成膜し、トランジスタの高性能化を図っても良い。その場合の成膜条件としては、1層目はデポレートが5〜20nm/min(50〜200Å/min)とする。この低速レートにより、良質な膜を形成する。その後、成膜条件は、残りを30nm/min(300Å/min)以上のデポレートとする。また、ゲート絶縁膜3、a−Si:H半導体層4、n+a−Si:Hのオーミックコンタクト層5を、成膜温度が250〜350℃で成膜する。
次に、第二のフォトリソグラフィー工程で、チャネル形状のレジストを形成する。そして、図5(c)に示すように、エッチング工程で、半導体層4とオーミックコンタクト層5を、アイランド状にパターニングする。このアイランド状に形成された半導体層4には、ソース領域、ドレイン領域、及びチャネル領域が形成される。エッチングでは、例えばSF6とHClの混合ガスを用いたプラズマを用いて行う。なお、チャネルの断面形状をテーパー形状にすると、後工程の膜形成における断線などの不良を低減できる。ここで、エッチングガスとしてSF6とHClの混合ガスを例として挙げたが、エッチングに用いるガス種は、この限りではない。
次に、第三のフォトリソグラフィー工程で、基板周辺のみ開口するパターン(図示せず)を形成する。そして、図5(d)に示すように、ゲート絶縁膜3を周辺領域の全周にわたって除去する。周辺領域103において、ゲート絶縁膜3を基板1の表面が露出するまで除去する。エッチングでは、例えばCF4とO2の混合ガスのプラズマを用いてパターニングする。エッチングガスとしてCF4とO2の混合ガスを挙げたが、エッチングガスはこの限りでは無い。
次に、第二の導電性薄膜を成膜する。第二の導電性薄膜の形成は、例えばスパッタリング法を用いて、Crなどの高融点金属膜を成膜することにより行う。膜厚は50〜300nm形成する。
次に、第四のフォトリソグラフィー工程で、ソース電極とドレイン電極に対応するレジスト(図示せず)を形成する。そして、図6(a)及び図7(a)に示すように、エッチング工程において、例えば、硝酸セリウムアンモニウムと硝酸の混酸を用いて第二の導電性薄膜をパターニングし、ソース電極6及びドレイン電極7を形成する。その後、形成した電極をマスクにして、例えばSF6とHClの混合ガスを用いたプラズマを用いて、オーミックコンタクト層5をエッチングする。これにより、薄膜トランジスタを形成する。ここまでの工程で、3枚のマスクを使用しているが、シリコンアイランド化とソース電極6、ドレイン電極7及びオーミックコンタクト層5の形成という第二、第三のフォトリソグラフィー工程において、グレートーンマスク等を利用してもよい。グレートーンマスクを用いることで、1枚のマスク工程でソース電極6、ドレイン電極7及びオーミックコンタクト層5を形成することができる。
また、ソース電極6とドレイン電極7の形成のエッチング液として硝酸セリウムアンモニウムと硝酸の混酸を挙げ、オーミックコンタクト層5のエッチングガスとしてSF6とHClの混合ガスを挙げたが、エッチング液及びエッチングガスはこの限りではない。さらに、本実施の形態においては第二の導電性薄膜としてCrを用いる形態について説明したが、第二の導電性薄膜として、Crの他にも、Siとのオーミックコンタクトが取れる金属であってもよい。薄膜トランジスタの特性を向上させるために、この後、パッシベーション膜8を形成する前に、水素ガスを用いたプラズマ処理を行い、バックチャネル側、すなわち半導体層4の表面を荒らしてもよい。これにより、TFT101が形成される。
次に、図6(b)及び図7(b)に示すように、プラズマCVD等の方法で、第一パッシベーション膜8を形成する。そして、第五のフォトリソグラフィー工程で、ドレイン電極7とP(リン)をドープしたアモルファスシリコン膜9とのコンタクトをとるためのコンタクトホールCH1を、レジスト(図示せず)にて形成する。例えば、コンタクトホールCH1は、CF4とO2の混合ガスのプラズマを用いて、第一パッシベーション膜8をエッチングしてパターニングすることで形成することができる。第一パッシベーション膜8は、基板1の周辺領域103の全周にわたって除去されている。第一パッシベーション膜8のエッヂ29は、ゲート絶縁膜3のエッヂ28よりも外側に形成されている。すなわち、基板1の端部からゲート絶縁膜3のエッヂ28までの幅W1は、基板1の端部から第一パッシベーション膜8のエッヂ29までの幅W2よりも大きい。第一パッシベーョン膜8としては、誘電率の低い酸化珪素(SiO2)膜を、膜厚200〜400nmで形成する。酸化珪素膜の成膜条件は、SiH4流量が1.69〜8.45×10−2Pa・m3/s(10〜50sccm)、N2O流量が3.38〜8.45×10−1Pa・m3/s(200〜500sccm)、成膜圧力は50Pa、RFパワーが50〜200W(パワー密度で示すと0.015〜0.67W/cm2)とする。また、成膜温度は200〜300℃とする。
なお、エッチングガスにCF4とO2の混合ガスを挙げたが、エッチングガスの種類はこの限りでは無い。さらには、第一パッシベーション膜8として酸化珪素を挙げたが、この限りでは無い。第一パッシベーション膜8は、SiNやSiONでもよい。なお、第一パッシベーション膜8には、下層に設けられたSiNと上層に設けられたSiO2との積層膜を用いてもよい。さらには、第一パッシベーション膜8として、下層に設けられたSiONと上層に設けられたSiO2との積層膜を用いてもよい。この場合、上記ガスに水素、窒素、NH3を加えて形成する。また、第四のフォトリソグラフィー工程において、コンタクトホールCH1の開口エッヂは、ドレイン電極7とフォトダイオード100とが接続する領域のエッヂより外側に配置されるマスクにより形成する。
次に、プラズマCVD法で、アモルファスシリコン膜9、アモルファスシリコン膜10、アモルファスシリコン膜11を形成する。アモルファスシリコン膜9はフォトダイオード100を形成するためのP(リン)がドープされている。アモルファスシリコン膜10はイントリンシックである。アモルファスシリコン膜11は、B(ボロン)がドープされている。アモルファスシリコン膜9、10、11は、一度も真空を破らずに同一成膜室で順番に成膜する。この時、得られるシリコン積層膜の各膜厚は、P(リン)をドープしたアモルファスシリコン膜9の膜厚が5〜60nm、イントリンシックのアモルファスシリコン膜10の膜厚が0.5〜2.0μm、B(ボロン)をドープしたアモルファスシリコン膜11の膜厚が10〜80nmである。イントリンシックのアモルファスシリコン膜10は、例えばSiH4流量が1.69〜3.38×10ー1Pa・m3/s(100〜200sccm)、H2流量が1.69〜5.07×10−1Pa・m3/s(100〜300sccm)、成膜圧力は100〜300Pa、RFパワーが30〜150W(パワー密度で示すと、0.01〜0.05W/cm2)、成膜温度は200〜300℃で成膜する。P(リン)あるいはB(ボロン)のドープトシリコンはそれぞれ0.2〜1.0%のPH3あるいはB2H6を上記成膜条件のガスに混合した成膜ガスで成膜する。
B(ボロン)をドープしたアモルフアスシリコン膜11は、イオンシャワードーピング方法またはイオン注入方法により、イントリンシックのアモルファスシリコン膜10の上層部にB(ボロン)を注入して形成しても良い。なお、イオン注入を用いてBドープしたアモルファスシリコン膜11を形成する場合、それに先立ってイントリンシックのアモルファスシリコン膜10の表面に膜厚5〜40nmのSiO2膜を形成してもよい。これは、Bを注入する際のダメージを軽減させるためである。その場合、イオン注入後にSiO2膜をBHF等により除去してもよい。
次に例えばIZO、ITZO、ITSOのいずれかのターゲットを用いたスパッタ法により非結晶透明導電膜を成膜する。成膜条件は、圧力0.3〜0.6Pa、DCパワーは3〜10kW(パワー密度で言うなれば、0.65〜2.3W/cm2)、Ar流量8.45〜25.4×10−2Pa・m3/s(50〜150sccm)、酸素流量1.69〜3.38×10−3Pa・m3/s(1〜2sccm)とする。また、成膜温度は、室温から180℃くらいまでとする。以上の条件により非結晶透明導電膜を成膜する。非結晶透明導電膜の成膜後、第六のフォトリソグラフィー工程で、レジスト(図示せず)を形成する。そして、図6(c)及び図7(c)に示すように、例えばシュウ酸を用いてエッチングを行い、パターニングすることで透明電極12を形成する。なお、エッチング液としてシュウ酸を挙げたが、エッチング液はこの限りではない。本実施の形態においては、透明電極12としてIZO、ITZO、ITSOのいずれかを含む膜を用いることで、下層のB(ボロン)をドープしたアモルファスシリコン膜11上を、微小な結晶粒をほとんど含まない非結晶状態で成膜することができる。したがって、エッチング残渣を生じないという効果を奏する。さらに、透明電極12は、上記の材料を混合した膜を用いてもよいし、それぞれの材料からなる膜を積層させた構造でもよい。または、それぞれの材料を混合させた膜を積層させてもよい。
次に、第七のフォトリソグラフィー工程で、透明電極12のパターンより一回り大きく、かつ、コンタクトホールCH1の開口エッヂより内側になるようなレジストパターンを形成する。次に、図8(a)、図9(a)に示すように、例えば、SF6とHClの混合ガスのプラズマを用いてアモルファスシリコン層、すなわち、P(リン)をドープしたアモルファスシリコン膜9、イントリンシックのアモルファスシリコン膜10、B(ボロン)をドープしたアモルファスシリコン膜11の3層をパターニングする。図9(a)に示すように、基板1の周辺領域103においては、アモルファスシリコン膜9、10、11が除去され、第一パッシベーション膜8が露出する。また、ゲート絶縁膜3は、第一パッシベーション膜8に覆われて露出していない。なお、エッチングガスとしてSF6とHClの混合ガスを挙げたが、エッチングガスはこの限りではない。これにより、3層積層構造からなるフォトダイオードが形成される。P(リン)をドープしたアモルファスシリコン膜9、イントリンシックのアモルファスシリコン膜10、及びB(ボロン)をドープしたアモルファスシリコン膜11の3層から構成されるフォトダイオードは、コンタクトホールCH1の開口エッヂよりも内側に形成されている。したがって、ドレイン電極7のパターン端よりも内側にも形成されていることになる。
次に、フォトダイオードを保護するための第二パッシベーション膜13を成膜する。その後、第八のフォトリソグラフィー工程で、ソース電極6とデータ配線14とを接続するコンタクトホールCH2、及びフォトダイオードの透明電極12とバイアス配線15とを接続するコンタクトホールCH3に対応するレジストパターン(図示せず)を形成する。そして、CF4とArの混合ガスを用いたプラズマを用いて、コンタクトホールをパターニングする。この時、ゲート配線2の端部と導電パターン21とを接続するコンタクトホールCH4やコンタクトホールCH6を同時に開口してもよい。データ配線14とバイアス配線15にかかる負荷容量を小さくするために、第二パッシベーション膜13として、誘電率の低い酸化珪素膜を0.5〜1.5μmの厚膜で成膜する。酸化珪素膜の成膜条件は、SiH4流量が1.69〜8.45×10−2Pa・m3/s(10〜50sccm)、N2O流量が3.38〜8.45×10−1Pa・m3/s(200〜500sccm)、成膜圧力は50Pa、RFパワーが50〜200W(パワー密度で示すと、0.015〜0.67W/cm2)とする。また、成膜温度は、200〜300℃とする。なお、第二パッシベーション膜13の材料として酸化珪素膜を挙げたが、この限りではない。
第二パッシベーション膜13は、SiN等でもよい。また、コンタクトホールの開口の際には、その断面がテーパー形状となるように加工すると上層の被覆性が向上し、断線等を低減できる。また、本実施の形態では、第二パッシベーション膜13を成膜した後に、コンタクトホールCH2、CH3を開口する製造方方法について記載したが、製造方法は、必ずしもこれに限定されるものではない。例えば、あらかじめコンタクトホールCH1を開口する際に、同時に、コンタクトホールCH2、CH3やコンタクトホールCH4、CH6に相当する箇所に開口しておいてもよい。この場合、第一パッシベーション膜8が除去できるので、第二パッシベーション膜13を成膜した後の開口のエッチング時間を短縮できる、という効果を奏する。
次に、データ配線14、バイアス配線15、および遮光層16を形成するために、第三の導電性薄膜を成膜する。第三の導電性薄膜として、抵抗が低く、かつ耐熱性に優れ、かつ透明導電膜とのコンタクト特性に優れたNiを含むAl合金で成膜する。例えば、第三の導電性薄膜として、AlNiNdを膜厚0.5〜1.5μmで成膜する。データ配線14、およびバイアス配線15は、AlNiNdの単層でも良い。また、AlNiNdと、MoやMo合金、あるいはCrなどの高融点金属との積層でも良い。また、現像液との反応を抑えるために、AlNiNdの上に、窒化したAlNiNdNを形成しても良い。例えば、スパッタリング法により下地をMo合金、その上に、AlNiNdを連続成膜する。成膜条件は、圧力0.2〜0.5Pa、DCパワーが1.0〜2.5kW(パワー密度で言うなれば、0.17〜0.43W/cm2)とする。また、成膜温度は、室温から180℃ぐらいまでの範囲で行う。
次に、図8(b)、図9(b)に示すように、第九のフォトリソグラフィー工程でデータ配線14、バイアス配線15、および遮光層16に対応するレジストを形成する。AlNiNdとMoの積層膜の場合は、例えば燐酸、硝酸、酢酸の混酸を用いてパターニングする。なお、エッチング液としては燐酸、硝酸及び酢酸の混酸を挙げたが、エッチング液の種類はこの限りではない。ここで、データ配線14はCH2を介してソース電極6と接続する。また、バイアス配線15は、CH3を介して透明電極12と接続している。バイアス配線15としては、先の通りNiを含むAl合金、もしくは高融点金属が最下層に用いられているので、下層の透明電極12との間のコンタクト抵抗は低く、良好な接続を得ることができる。
次に、データ配線14、およびバイアス配線15を保護するために、第三パッシベーション膜17、第四パッシベーション膜18を形成する。例えば、第三パッシベーション膜17にSiNを用い、第四パッシベーション膜18に平坦化膜を用いる。
第十のフォトリソグラフィー工程で、端子との接続を取るためのコンタクトホールCH5やCH7をレジストにて形成する。そして、CF4とO2の混合ガスのプラズマを用い、パターニングする。エッチングガスとしては、CF4とO2の混合ガスを挙げたが、用いるエッチングガスはこの限りでは無い。なお、第四パッシベーション膜18として、感光性を持つ平坦化膜を用いる。これにより、第十のフォトリソグラフィー工程における第四パッシベーション膜18のパターニングは、露光と現像処理によって行ってもよい。
次に、端子引き出し電極22となる導電膜を成膜する。電極材料は信頼性を確保するために、例えばアモルファスITOなどの透明導電膜を成膜する。次に、第十一のフォトリソグラフィー工程にて、端子形状のレジストを形成する。例えば、シュウ酸を用いてエッチングすることで、端子引き出し電極22を形成する。端子引き出し電極22は、図3において端子領域104に設けられる。端子引き出し電極22は、ゲート配線2、データ配線14及びバイアス配線15などの配線を、端子領域104において外部と接続するための引き出し端子である。その後、アニールによりITOを結晶化する。ここで、端子引き出し電極22は、図10(a)、(b)、図11(a)、(b)に示すように、コンタクトホールCH5やCH7を介して、導電パターン21や配線の端部24と接続される。
図10(a)は、ガラス基板1の端子領域104における断面図である。図10(a)に示すように、ゲート絶縁膜3、第一パッシベーション膜8、及び第二パッシベーション膜13を貫通するように、コンタクトホールCH4が形成されている。第二パッシベーション膜13の上には、導電パターン21が形成されている。この導電パターン21は、データ配線14及びバイアス配線15と同じ層に形成されている。導電パターン21は、このコンタクトホールCH4を介して、配線の端部20と接続されている。第三パッシベーション膜17及び第四パッシベーション膜18を貫通するように、コンタクトホールCH5が形成されている。コンタクトホールCH5の内側から第四パッシベーション膜18の表面に延在するように、端子引き出し電極22が形成されている。端子引き出し電極22は、コンタクトホールCH5の底面及び側面に形成されている。端子引き出し電極22は、コンタクトホールCH5を介して導電パターン21と接続されている。すなわち、端子引き出し電極22は、導電パターン21を介して配線の端部20と接続されている。この端子引出し電極22は、端子領域104に形成され、例えば、ゲート配線2の引き出し端子とすることができる。
なお、ゲート配線2以外のデータ配線14、バイアス配線15といった配線についても同様に、配線として形成された導電層は、コンタクトホールを介して基板表面に形成された引き出し電極22に接続される。端子引き出し電極22は、端子領域104に形成され、それぞれの配線を外部と接続するための引き出し端子となる。
図10(b)は、ガラス基板1の端子領域104における他の断面図である。図10(b)に示すように、ゲート絶縁膜3、第一パッシベーション膜8、及び第二パッシベーション膜13を貫通するようにコンタクトホールCH4が形成されている。第二パッシベーション膜13の上には、導電パターン21が形成されている。この導電パターン21は、データ配線14及びバイアス配線15と同じ層に形成されている。導電パターン21は、コンタクトホールCH4を介して配線の端部20に接続されている。第一パッシベーション膜8の上には、ショートリング配線23が形成されている。ショートリング配線23は、配線の端部20よりも基板端側に配設されている。ショートリング配線23は、例えば、端子領域104に形成される。また、第二パッシベーション膜13には、コンタクトホールCH2が形成されている。導電パターン21は、コンタクトホールCH2を介してショートリング配線23に接続されている。
ショートリング配線23は、透明電極12と同じ層に形成されている。すなわち、ショートリング配線23は、導電パターン21を介して配線の端部20に接続されている。第二パッシベーション膜13、第三パッシベーション膜17及び第四パッシベーション膜18を貫通するように、コンタクトホールCH5が形成されている。コンタクトホールCH5の内部から第四パッシベーション膜18の表面に延在するように、端子引き出し電極22が形成されている。端子引き出し電極22は、コンタクトホールCH5の底面及び側面に形成されている。端子引き出し電極22は、コンタクトホールCH5を介してショートリング配線23に接続されている。すなわち、端子引き出し電極22は、ショートリング配線23及び導電パターン21を介して配線の端部20に接続されている。図10(b)に示される配線の端部20は、例えば、ゲート配線2の端部とすることができる。ショートリング配線23は、図示しない外部の保護回路などに接続されている。ショートリング配線23は、例えば、フォトセンサーの製造工程等において、接続された配線に過電流が流れた場合等に配線をショートさせ、フォトセンサーを保護するために形成されている。
図11(a)は、ガラス基板1の端子領域104における、データ配線14、バイアス配線15に設けられた端子の断面図である。図11(a)に示すように、ガラス基板1の上には、ショートリング配線23が形成されている。このショートリング配線23は、ゲート配線2と同じ層に形成されている。ゲート絶縁膜3、第一パッシベーション膜8及び第二パッシベーション膜13を貫通するように、コンタクトホールCH6が形成されている。第二パッシベーション膜13の上には、配線の端部24が形成されている。配線の端部24は、コンタクトホールCH6を介してショートリング配線23に接続されている。第三パッシベーション膜17及び第四パッシベーション膜18を貫通するようにコンタクトホールCH7が形成されている。コンタクトホールCH7の内部から第四パッシベーション膜18の表面に延在するように端子引き出し電極22が形成されている。端子引き出し配線22は、コンタクトホールCH7の底面及び側面に形成されている。端子引き出し配線22は、コンタクトホールCH7を介して配線の端部24に接続されている。すなわち、端子引き出し電極22は、配線の端部24を介してショートリング配線23に接続されている。例えば、配線の端部24は、データ配線14又はバイアス配線15の端部とすることができる。また、この端子引き出し電極22は、例えば、データ配線14又はバイアス配線15に接続されたショートリング配線23の引き出し端子とすることができる。
図11(b)は、ガラス基板1の端子領域104における、データ配線14、バイアス配線15に設けられた端子の他の断面図である。図11(b)では、ショートリング配線23が図11(a)とは異なる配線層に形成されている。図11(b)に示すように、第一パッシベーション膜8の上には、ショートリング配線23が形成されている。このショートリング配線23は、透明電極12と同じ層に形成されている。第二パッシベーション膜13には、コンタクトホールCH2が形成されている。第二パッシベーション膜13の上には、配線の端部24が形成されている。配線の端部24は、コンタクトホールCH2を介してショートリング配線23に接続されている。ショートリング配線23は、配線の端部24よりも基板端側に形成されている。
第二パッシベーション膜13、第三パッシベーション膜17及び第四パッシベーション膜18を貫通するように、コンタクトホールCH7が形成されている。コンタクトホールCH7の内部から第四パッシベーション膜18の表面に延在するように、端子引き出し電極22が形成されている。端子引き出し電極22は、コンタクトホールCH7の底面及び側面に形成されている。端子引き出し電極22は、コンタクトホールCH7を介してショートリング配線23に接続されている。すなわち、端子引き出し電極22は、ショートリング配線23を介して配線の端部24に接続されている。配線の端部24は、例えば、データ配線14又はバイアス配線15の端部とすることができる。
なお、本実施の形態の説明においては、第三のフォトリソグラフィー工程のパターンを用いて基板周辺のゲート絶縁膜3を除去したが、ソース電極6とドレイン電極7を形成した後に周辺のゲート絶縁膜3を除去してもよい。例えば、オーミックコンタクト層5の成膜後に、基板周辺のオーミックコンタクト層5、半導体層4及びゲート絶縁膜3を除去してもよい。また、第五のフォトリソグラフィー工程において、コンタクトホールCH1を開口するパターニングを行うマスクパターンに、基板周辺を開口したものを用いる。そして、コンタクトホールCH1の形成工程において、そのマスクパターンを用いて、第一パッシベーション膜8とゲート絶縁膜3を同時に除去し、図12(a)の形状としても良い。この方法によると、第五のフォトリソグラフィー工程で、周辺領域103のゲート絶縁膜3、及び第一パッシベーション膜8をエッチングすることができるため、上記の第三のフォトリソグラフィー工程を省略することができる。なお、第一パッシベーション膜8とゲート絶縁膜3とを同時に除去する場合は、ドレイン電極7のドライエッチダメージを少なくするエッチング条件で行うのが望ましい。
また、図10(b)、及び図11(b)では、第一パッシベーション膜8と第二パッシベーション膜13との間に、ショートリング配線23が設けられていたが、ショートリング配線23は、他のレイヤで形成してもよい。例えば、ショートリング配線23をゲート絶縁膜3と第一パッシベーション膜8との間のレイヤで形成してもよい。この場合、そのレイヤ上に第一パッシベーション膜8を貫通するコンタクトホールを形成する。もちろん、ショートリング配線23は、透明電極12と異なるレイヤであってもよい。
また、本実施の形態の説明においては、第二パッシベーション膜13のエッヂ30は、第一パッシベーション膜8より基板端側に配置したが、図12(b)に示すようにコンタクトホールCH2、CH3、CH4、及びCH6の形成時に、基板端の第一パッシベーション膜8、ゲート絶縁膜3の一部を同時にエッチングする場合には、エッチングされた膜のエッヂ28、29は第二パッシベーション膜13のエッヂ30とほぼ同一形状となる。ただし、図12(b)に示すように、基板端より幅W1、W2の位置のガラス基板1上に第一パッシベーション膜8の痕跡33及びゲート絶縁膜3エッヂの痕跡34が形成される。
従来のフォトセンサーの製造工程においては、基板の端部までゲート絶縁膜3及び第一パッシベーション膜8が形成された上部に、アモルファスシリコン層9、10、11を成膜していた。そのため、基板1の端部では、ゲート絶縁膜3及び第一パッシベーション膜8が積層され上に、膜厚のアモルファスシリコン膜9、10、11が形成されることとなる。そのため、フォトダイオードの出力を上げるためにアモルファスシリコンの膜厚化が進むと、ゲート絶縁膜3と、アモルファスシリコン膜9、10、11との密着性が弱くなり、基板1の端部において、アモルファスシリコン膜の膜はがれが生じる。これに対し、本実施の形態では、基板1の周辺領域103において、ゲート絶縁膜3を除去することで、基板1とアモルファスシリコン膜9、10、11との密着性の向上を図っている。また、ゲート絶縁膜3のエッヂ28を覆うように、第一パッシベーション膜8を形成することで、基板端部の段差をアモルファスシリコン膜が乗り越えやすいようにする。これにより、基板端部において、アモルファスシリコンの密着性を向上させ、フォトセンサーの信頼性を向上させることができる。
[実施の形態2]
本実施の形態1において、フォトダイオード100の下部電極となるドレイン電極7とアモルファスシリコン膜9とを接続するコンタクトホールCH1を形成する際に、エッチング条件によっては、エッチングガスの成分がポリマーを形成し、ドレイン電極7上に再付着する場合がある。このような状態においては、フォトダイオードを構成するP(リン)をドープしたアモルファスシリコン膜9、イントリンシックのアモルファスシリコン膜10、B(ボロン)をドープしたアモルファスシリコン膜11を成膜する際に、ドレイン電極7との密着性が悪く、アモルファスシリコン膜の膜はがれが発生することがある。
本実施の形態2においては、以下、フォトダイオード100及びTFTアレイ基板周辺での、アモルファスシリコン膜の膜はがれを防止する実施の形態について、図13、図14に基づき説明する。図13は、本実施の形態にかかるフォトセンサーに備えられるTFTアレイ基板の平面図を示したものである。図14は、図13においてXIV−XIVで示された箇所における断面図である。本実施の形態2においては、図13、14に示すように、フォトダイオード100の下に下部電極25が形成されている。下部電極25は、コンタクトホールCH1を覆うように形成されている。下部電極25は、コンタクトホールCH1の内部から第一パッシベーション膜8の表面まで延在されていることを特徴とする。また、フォトダイオード100は、下部電極25と接続するようにその上部に形成されていることを特徴とする。さらに、フォトダイオード100は、コンタクトホールCH1に内包されている。フォトダイオード100は、コンタクトホールCH1の開口エッヂ近傍(図14中の破線の領域26)をまたがないようにして配置されていることに特徴がある。したがって、実施の形態1と同様に、基板周辺のアモルファスシリコン膜の膜はがれを防止に加え、TFTアレイパターン内でのアモルファスシリコン膜の膜剥れを防止することができる。
次に、製造方法について説明する。第五のフォトリソグラフィー工程により、コンタクトホールCH1を形成するまでは、実施の形態1と同様の製造方法で形成するため、説明を省略する。本実施の形態2においては、コンタクトホールCH1の形成後、フォトダイオード100の下部電極25となる第四の導電性薄膜を成膜する。第四の導電性薄膜の形成は、例えばスパッタリング法を用いて、Crなどの高融点金属膜を成膜することにより行う。
実施の形態2の製造方法は、実施の形態1の第五のフォトグラフィー工程と第六のフォトグラフィー工程との間に、更に1回のフォトグラフィー工程が追加されている。図15(a)、(b)に示すように、この追加されたフォトリソグラフィー工程で、コンタクトホールCH1を覆うようにしてフォトダイオードの下部電極25を形成する。次に、P(リン)をドープしたアモルファスシリコン膜9、イントリンシックのアモルファスシリコン膜10、B(ボロン)をドープしたアモルファスシリコン膜11を成膜する。下部電極25は、コンタクトホールCH1を形成した後に形成されている上に、下部電極25の表面には表面汚染が残りにくい。そのため、アモルファスシリコン積層膜との密着力が良く、膜剥れを防止することが可能となる。なお、ドレイン電極7と下部電極25の界面には、エッチングガスによるポリマーが残存し、界面が汚染している場合があるが、フォトダイオードとのコンタクト抵抗から見るとドレイン電極7と下部電極25とのコンタクト抵抗の増加は微少であり問題ない。
アモルファスシリコン積層膜を形成する以降の製造方法については、実施の形態1と同様の方法で形成するため省略する。前述の通り、実施の形態2については、フォトダイオード100がコンタクトホールCH1の開口エッヂ近傍において下部電極25が第一パッシベーション膜8を覆っている領域(図14中の破線の領域26)をまたがないようにして配置されていることに特徴がある。したがって、実施の形態1と同様に、フォトダイオード100を構成するアモルファスシリコン積層膜には、段差を乗り越える領域が無いため、リーク電流の少ない良好なフォトダイオ−ド100を形成することができる。さらに、下部電極25を形成し、フォトダイオード100をその上部に形成することにより、コンタクトホールCH1を開口する際に付着するポリマーに起因するアモルファスシリコン膜の剥れを防止することができる。
本実施の形態の説明においては、フォトダイオード100は下部電極25に内包する配置となっており、フォトダイオード100は、コンタクトホールCH1の開口エッヂ内に配置されていることを前提としていた。しかしながら、前記のようにフォトダイオード100を配置するためには、フォトリソグラフィー工程において少なくともコンタクトホールCH1とドレイン電極7とのアライメントマージン、コンタクトホールCH1とフォトダイオードとのアライメントマージンの2種類のアライメントマージンと、コンタクトホールCH1、ドレイン電極7及びフォトダイオードの3種類の仕上がりばらつきを考慮して設計を行う必要がある。そのため、条件を考慮してフォトダイオード100を配置するよう設計すると、フォトダイオードの開口率低下につながる場合もある。ここで、開口率を低下させることがない実施の形態2の変形例を、図16、図17に基づき説明する。図16は、本実施の形態にかかるフォトセンサーに備えられるTFTアレイ基枚の平面図を示したものである。図17は、図16においてXVII−XVIIで示された箇所における断面図である。
製造方法については、ドレイン電極7の形成、コンタクトホールCH1の開口、下部電極25を形成する時のマスク寸法以外は実施の形態2と同様の方法で形成するため、説明を省略する。図16に示すように、この変形例では、実施の形態2と同様に、ドレイン電極7と下部電極25とのコンタクトホールCH1の開口エッヂを、フォトダイオード100を構成するアモルファスシリコン積層膜が乗り越えないよう構成されている。ここで、変形例の特徴は、フォトダイオード100を形成するアモルファスシリコン積層膜が、コンタクトホールCH1の外側に形成されていることに特徴がある。下部電極25は、コンタクトホールCH1の内部から第一パッシベーション膜8の表面まで延在されている。
フォトダイオード100は、コンタクトホールCH1の外側において、第一パッシベーション膜8の上に形成された下部電極25の上に形成されている。このように、変形例では、フォトダイオード100がコンタクトホールCH1の開口エッヂの段差に乗り上げず、コンタクトホールCH1の外側の均一な下地膜の上に形成されることとなる。そのため、下地膜の上に形成されたフォトダイオード100が、下地膜から浮いてしまう現象を低減させることができる。前記の配置では、フォトダイオード100のフォトリソグラフィー工程において、フォトダイオード100と下部電極25とのアライメントマージンのみを確保すればよく、実施の形態1よりアライメントマージンを小さくすることが可能となる。この結果、関口率を高めることが可能となる。
[実施の形態3]
実施の形態1、2において、第一パッシベーション膜8上にクリーンルーム中の雰囲気による有機汚染などにより、部分的に第一パッシベーション膜8とアモルファスシリコン膜9、10、11との密着力が低くなる場合がまれに発生する。その結果、アモルファスシリコン膜の膜剥れが発生し不良率が高くなる場合がある。
本実施の形態3において、以下、フォトダイオード100及びTFTアレイ基板周辺での、アモルファスシリコン膜の膜はがれを防止する実施の形態を図18(a)〜(c)、図19(a)〜(c)に基づき説明する。図18及び図19は、図13及び図14に対応する箇所における工程毎の断面図である。実施の形態3の特徴は、その製造方法にある。実施の形態3の製造方法において完成されたTFT基板については、図13、図14に示される第2の実施形態と略同一構成である。
以下、製造方法について説明する。第五のフォトリソグラフィー工程によりコンタクトホールCH1を形成するまでは、実施の形態1及び実施の形態2と同様の製造方法で形成するため説明は省略する。本実施の形態3においては、コンタクトホールCH1の形成後、フォトダイオード100の下部電極25となる第四の導電性薄膜を成膜する。第四の導電性薄膜の形成は、例えば、スパッタリング法を用いて、Crなどの高融点金属膜を成膜することにより行う。実施の形態3では、下部電極25が積層されたアモルファスシリコンの形成後にパターニングされることに特徴がある。
次に、図18(a)、図19(a)に示すように、プラズマCVD法でフォトダイオード100を形成するためのP(リン)をドープしたアモルファスシリコン膜9、イントリンシックのアモルファスシリコン膜10、B(ボロン)をドープしたアモルファスシリコン膜11を一度も真空を破らずに同一成膜室で順番に成膜する。すなわち、第四の導電性膜をパターニングせずに、アモルファスシリコン膜9、10、11を成膜する。従って、第四の導電性薄膜が略全面に形成された状態で、アモルファスシリコン膜9、10、11が成膜される。
次に、例えばIZO、ITZO、ITSOのいずれかのターゲットを用いたスパッタ法により非結晶透明導電膜を成膜する。非結晶透明導電膜の成膜後、第六のフォトリソグラフィー工程で、レジスト(図示せず)を形成する。そして、例えばシュウ酸を用いてエッチングを行い、パターニングして透明電極12を形成する。
次に、第七のフォトリソグラフィー工程で透明電極12のパターンより一回り大きく、かつ、コンタクトホールCH1の開口エッヂより内側になるようなレジストパターンを形成する。次に、図18(b)、図19(b)に示すように、アモルファスシリコン層すなわち、P(リン)をドープしたアモルファスシリコン膜9、イントリンシックのアモルファスシリコン膜10、B(ボロン)をドープしたアモルファスシリコン膜11の3層をパターニングする。これにより、3層積層構造からなるフォトダイオードが形成される。
次に、フォトリソグラフィー工程でアモルファスシリコン膜9、10、11のパターンより一回り大きいレジストパターンを形成する。そして、図18(c)、図19(c)に示すように、下部電極25となる第四の導電性薄膜をパターニングする。
下部電極25を形成する以降の製造方法については、実施の形態1、2の積層アモルファスシリコンを形成した以降と同様の方法で形成するため省略する。この製造方法により、基板端部のアモルファスシリコン膜の膜剥れを防止するだけでなく、TFTアレイ基板内の第一パッシベーション膜8上のアモルファスシリコン膜、コンタクトホールCH1内部のアモルファスシリコン膜の膜剥れを防止することができる。
なお、本実施の形態の説明においては、フォトダイオード100は下部電極25を内包する配置となっているが、図16、図17に示す配置としてもアモルファスシリコン膜のはがれを防止することができる。
また、基板端部の本実施の形態の説明においては、ゲート絶縁膜3のエッヂ28は、第一パッシベーション膜29に覆われている形状としたが、本実施例の図19(a)の状態を、図20に示す状態としてもアモルファスシリコン膜のはがれを防止することができる。このように、実施の形態2とは異なる製造方法であっても、アモルファスシリコン膜のはがれを防止することができるフォトセンサーを製造することができる。
本案施例1、2、3に記述したTFTは、アモルファスシリコンを用いた逆スタガ型のチャネルエッチタイプについて記述したが、ポリシリコンTFTやクリスタルシリコンを用いたMOSを用いても良く、さらにはスイッチング機能をもつ素子とフォトダイオードを組み合わせても良い。
上記の様に得られるアレイ基板を用いて、公知の方法によりX線撮像装置などのようなフォトセンサーを製造することも可能である。図示しないが、図2に示す第四パッシベーション膜18上、もしくはそれよりも上層に、例えばCsIからなるX線を可視光に変換するシンチレーターを蒸着により形成する。そして、低ノイズアンプとA/Dコンバーターなどを有するデジタルボード、TFTを駆動するドライバーボード、及び電荷を読み出す読み出しボードを接続し、X線撮像装置を作成することが出来る。
実施の形態1に係るフォトセンサーに備えられるTFTアレイ基板の平面図である。 実施の形態1に係るフォトセンサーに備えられるTFTアレイ基板の断面図である。 実施の形態1に係るフォトセンサーに備えられるTFTアレイ基底端部の平面図である。 実施の形態1に係るフォトセンサーに備えられるTFTアレイ基板端部の断面図である。 実施の形態1に係るフォトセンサーに備えられるTFTアレイ基板の基板端部の製造工程を示す断面図である。 実施の形態1に係るフォトセンサーに備えられるTFTアレイ基板の製造工程を示す断面図である。 実施の形態1に係るフォトセンサーに備えられるTFTアレイ基板端部の製造方法を示す断面図である。 実施の形態1に係るフォトセンサーに備えられるTFTアレイ基板の製造工程を示す断面図である。 実施の形態1に係るフォトセンサーに備えられるTFTアレイ基板端部の製造工程を示す断面図である。 実施の形態1に係るフォトセンサーに備えられるTFTアレイ基板の端子部の製造工程を示す断面図である。 実施の形態1に係るフォトセンサーに備えられるTFTアレイ基板の端子部の製造工程を示す断面図である。 実施の形態1に係るフォトセンサーに備えられるTFTアレイの他の例による基板端部の断面図である。 実施の形態2に係るフォトセンサーに備えられるTFTアレイ基板の平面図である。 実施の形態2に係るフォトセンサーに備えられるTFTアレイ基板の断面図である。 実施の形態2に係るフォトセンサーに備えられるTFTアレイ基板の製造工程を示す断面図である。 実施の形態2に係るフォトセンサーに備えられる他の例によるTFTアレイ基板と基板の平面図である。 実施の形態2に係るフォトセンサーに備えられる他の例によるTFTアレイ基板と基板の断面図である。 実施の形態3に係るフォトセンサーに備えられるTFTアレイ基板の製造工程を示す断面図である。 実施の形態3に係るフォトセンサーに備えられるTFTアレイ基板の製造工程を示す基板端部の断面図である。 実施の形態3に係るフォトセンサーに備えられるTFTアレイ基板の他の製造工程を示す基板端部の断面図である。 特許文献1に記載されたTFTアレイ基板の断面図である。
符号の説明
1 ガラス基板 2 ゲート配線 3 ゲート絶縁膜 4 半導体層
5 オーミックコンタクト層 6 ソース電極 7 ドレイン電極
8 第一パッシベーション膜 9 アモルファスシリコン膜
10 アモルファスシリコン膜 11 アモルファスシリコン膜 12 透明電極
13 第二パッシベーション膜 14 データ配線 15 バイアス配線
16 遮光層 17 第三パッシベーション膜
18 第四パッシベーション膜 20 端部
21 導電パターン 22 電極 23 ショートリング配線 24 端部
25 下部電極 26 領域 27 基板端 28〜32 エッヂ
33、34 痕跡 100 フォトダイオード 602 ゲート絶縁膜
605 ソース電極層 605 ソース電極 606 ドレイン電極層
609 カソード電極層 CH1〜CH7 コンタクトホール W1、W2 幅
102 素子領域 103 周辺領域 104 端子領域

Claims (6)

  1. 薄膜トランジスタをアレイ状に配置した素子領域及び前記素子領域の外側の周辺領域を有するTFTアレイ基板を備えたフォトセンサーの製造方法であって、
    基板上に薄膜トランジスタを形成する工程と、
    前記薄膜トランジスタのドレイン電極上にコンタクトホールを有するパッシベーション膜を形成する工程と、
    前記パッシベーション膜の上にアモルファスシリコン膜を成膜して、フォトダイオードを形成する工程と、を備え、
    前記基板の前記薄膜トランジスタが形成された前記素子領域の外側の周辺領域では、基板端の前記パッシベーション膜及び前記薄膜トランジスタのゲート絶縁膜が除去され、
    前記周辺領域の前記パッシベーション膜のエッヂは、基板周辺の前記ゲート絶縁膜のエッヂと同じ位置、又は前記ゲート絶縁膜のエッヂより外側に形成され、
    前記基板端において、前記アモルファスシリコン膜と前記基板とが接触するよう前記パッシベーション膜のエッジの外側まで前記アモルファスシリコン膜を成膜した後、前記周辺領域において前記アモルファスシリコン膜をエッチングすることで前記パッシベーション膜を露出するフォトセンサーの製造方法。
  2. 前記薄膜トランジスタの上に前記パッシベーション膜を形成する工程の後に、前記パッシベーション膜をパターニングするマスクパターンにより、前記周辺領域の前記ゲート絶縁膜を除去する工程と、を更に備えた請求項に記載のフォトセンサーの製造方法。
  3. 前記薄膜トランジスタのドレイン電極上にコンタクトホールを有するパッシベーション膜を形成する工程の後に、前記コンタクトホールの内部から前記パッシベーション膜上まで延在するよう下部電極を形成する工程を更に有し、
    前記コンタクトホールにおいて、前記下部電極の上に前記フォトダイオードが内包されている請求項1又は2に記載のフォトセンサーの製造方法。
  4. 前記薄膜トランジスタのドレイン電極上にコンタクトホールを有するパッシベーショシ膜を形成する工程の後に、前記コンタクトホールの内部から前記パッシベーション膜上まで延在するよう下部電極を形成する工程を更に有し、
    前記フォトダイオードは、前記コンタクトホールの外側に形成されている請求項1又は2に記載のフォトセンサーの製造方法。
  5. 前記パッシベーション膜よりも上層にシンチレーターが形成されており、
    少なくとも低ノイズアンプとA/Dコンパレータを有するデジタルボード、前記薄膜トランジスタを駆動するドライバーボード、および電荷を読み出す読み出しボードが接続されている請求項1乃至4のうちいずれか1項に記載のフォトセンサーの製造方法
  6. X線を前記シンチレーターにより可視光に変換することによりX線撮像表示を行う機能を有する請求項5に記載のフォトセンサーの製造方法
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