JPH0567764A - カラーイメージセンサ - Google Patents

カラーイメージセンサ

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JPH0567764A
JPH0567764A JP3252780A JP25278091A JPH0567764A JP H0567764 A JPH0567764 A JP H0567764A JP 3252780 A JP3252780 A JP 3252780A JP 25278091 A JP25278091 A JP 25278091A JP H0567764 A JPH0567764 A JP H0567764A
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JP
Japan
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light receiving
receiving element
signal line
layer
electrode
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Application number
JP3252780A
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English (en)
Inventor
Tsutomu Hamada
勉 浜田
Hisao Ito
久夫 伊藤
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Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Xerox Co Ltd filed Critical Fuji Xerox Co Ltd
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Publication of JPH0567764A publication Critical patent/JPH0567764A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 カラ−イメ−ジセンサの受光部において、受
光素子アレイの主走査方向の画素ピッチと同程度に受光
素子アレイの副走査方向の間隔を小さくして、複数の受
光素子アレイを近接させることで、ラインメモリを小容
量とし、色ずれのないカラ−イメ−ジセンサを提供す
る。 【構成】 受光素子の下部電極が個別電極となり、受光
素子から電荷を読み出す接続信号線が絶縁層を介して下
部電極と接続するようになっているので、接続信号線は
他の受光素子の下部電極と接触することなく、複数の受
光素子アレイを近接させることができ、ラインメモリを
小容量とし、色ずれのないカラ−イメ−ジセンサであ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ファクシミリ、ディジ
タル複写機等の画像入力部に使用されるカラ−イメ−ジ
センサに係り、特に各色に対応する複数列の受光素子ア
レイを接近して配置し、小容量のラインメモリで色ずれ
のないカラ−イメ−ジセンサに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ファクシミリ等には、例えば原稿
等の画像情報を1対1に投影して電気信号に変換する密
着型イメ−ジセンサが使用されている。そして、投影し
た画像を多数の画素に分割し、画素に対応する各受光素
子で発生した電荷を薄膜トランジスタ(TFT)で構成
されたスイッチング素子を使って特定のブロック単位で
各配線の配線容量に一時蓄積し、駆動用ICにより電気
信号として時系列的に順次読み出すTFT駆動型イメ−
ジセンサが提案されている。
【0003】このTFT駆動型イメ−ジセンサは、TF
Tによるマトリックス駆動を行なうことにより単一の駆
動用ICで複数のブロックの受光素子の読み取りが可能
となるので、イメ−ジセンサを駆動する駆動用ICの個
数を少なくすることができる。
【0004】TFT駆動型イメ−ジセンサは、例えば、
その等価回路図を図9に示すように、複数の受光素子P
i,j (i=1〜k, j=1〜n)を一列にライン状に配設し、原稿
幅と略同じ長さとした受光素子アレイ81と、前記各受
光素子Pi,j に1:1に対応する個数の薄膜トランジス
タTi,j (i=1〜k, j=1〜n)から成る電荷転送部82と、
マトリックス状の多層配線83とを具備して構成されて
いる。
【0005】前記受光素子アレイ81は、K個のブロッ
クの受光素子群に分割され、一つの受光素子群を形成す
るn個の受光素子Pi,j は、フォトダイオ−ドと寄生容
量により等価的に表すことができる。各受光素子Pi,j
は各薄膜トランジスタTi,jのドレイン電極にそれぞれ
接続されている。そして、薄膜トランジスタTi,j のソ
−ス電極は、マトリックス状に接続された多層配線83
を介して受光素子群毎にn本の共通信号線84にそれぞ
れ接続され、更に共通信号線84は駆動用IC85に接
続されている。各薄膜トランジスタTi,j のゲ−ト電極
には、ブロック毎に導通するようにゲ−トパルス発生回
路86に接続されている。
【0006】各受光素子Pi,j で発生する光電荷は一定
時間受光素子Pi,j の寄生容量と薄膜トランジスタTi,
j のドレイン電極・ゲ−ト電極間のオ−バ−ラップ容量
に蓄積された後、薄膜トランジスタTi,jを電荷転送用
のスイッチとして用いてブロック毎に順次多層配線83
の配線容量CL に転送蓄積される。すなわち、ゲ−トパ
ルス発生回路86からゲ−ト信号線Gi (i=1〜k)を経由
してゲートパルスφGが伝達されるようになっている。
【0007】例えば、ゲ−トパルスφG1がゲ−ト信号線
G1 に与えられると、第1のブロックの薄膜トランジス
タT1,1 〜T1,n をオンにし、第1のブロックの各受光
素子Pi,j で発生した電荷が各配線容量CL に転送蓄積
される。
【0008】そして、各配線容量CL に蓄積された電荷
により各共通信号線84の電位が変化し、この電圧値を
駆動用IC85内のアナログスイッチSWj (j=1〜n)を
順次オンして時系列的に出力線87に抽出する。そし
て、ゲ−トパルスφG2〜φGkにより第2〜第Kのブロッ
クの薄膜トランジスタT2,1 〜T2,n からTk,1 〜Tk,
n までがそれぞれオンすることによりブロック毎に受光
素子側の電荷が転送され、順次読み出すことにより原稿
の主走査方向の1ラインの画像信号を得、ロ−ラ等の原
稿送り手段(図示せず)により原稿を移動させて前記動
作を繰り返し、原稿全体の画像信号を得るものである
(特開昭63−9358号公報参照)。
【0009】上記イメージセンサを使用してカラ−イメ
−ジセンサとする場合、例えば、図10に具体的な平面
説明図を示すように、受光素子アレイ81a,81b,
81cを副走査方向に3列並列に設けて受光素子アレイ
列を形成している。
【0010】そして、各受光素子アレイの各ビットに対
応するスイッチング素子Tのソ−ス電極S同士を、受光
素子間に副走査方向に沿って形成される信号出力線90
で接続することにより、図11に示す多層配線83に対
して前記各受光素子アレイ81a,81b,81cがそ
れぞれ並列になるように接続されている。
【0011】また、各受光素子アレイ81a,81b,
81c上には、一定範囲の波長の光を選択的に透過させ
る帯状のフィルタ(図示せず)が載置され、例えば、赤
色,緑色,青色に色分離された画像信号を得ることがで
きるようになっている。
【0012】そして、カラ−イメ−ジセンサの場合に
は、一度の原稿読取りにおいて、受光素子アレイ81
a,81b,81cがそれぞれ別々の1ラインを読み取
ることとなるので、原稿の同一箇所に関するカラ−画像
を読み取るには時間差を考慮して画像信号を出力する必
要がある。その為に、各受光素子アレイ81a,81
b,81cが読み取った1ライン分の画像デ−タをライ
ンメモリ等に蓄えておき、読み取る時の時間差に対応す
るタイミングで出力するようになっていた。そして、受
光素子アレイ列の副走査方向の画素ピッチが大きくなる
に従ってラインメモリで記憶する画像デ−タが多くな
り、そのメモリ容量も大きくなっていた。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のカラ−イメ−ジセンサでは、各受光素子アレイ81
の間にスイッチング素子Tが存在するため、各色に対応
する受光素子アレイ81の副走査方向の間隔が大きくな
り、抽出した画像信号から合成画像デ−タを得るために
は、ライン毎に抽出した信号を画像デ−タとして記憶す
るラインメモリの容量が大きくなるとの問題点があっ
た。
【0014】また、原稿面からの反射光は、カラ−イメ
−ジセンサの上に配置されたセルフォックレンズ(図示
せず)により各受光素子アレイ81上に結像されるが、
受光素子アレイの間隔が広いと光が強く入射して結像す
る中央の受光素子アレイ81bと光が弱く入射して結像
する周辺の受光素子アレイ81a,81cとで光の強さ
に差が生じ、同じ光量の反射光でも、各色に対応する受
光素子アレイ81における入射光量が異なることとな
り、カラ−画像が不鮮明になるとの問題点があった。
【0015】そのため、上記問題点を解決するために、
図12及び図13に示すカラ−イメ−ジセンサが提案さ
れている。図12は、カラ−イメ−ジセンサの受光部の
平面説明図であり、図13は、図12のB−B′部分の
断面説明図である。
【0016】図12及び図13に示すように、カラ−イ
メ−ジセンサは、複数の受光素子をそれぞれ一列に並べ
た3列の受光素子アレイ10a,10b,10cを互い
に平行になるように近接して配置して受光素子アレイ列
を形成している。受光素子アレイ10内の各受光素子
は、共通電極となる帯状のクロム(Cr)等の下部電極
11と、酸化インジウム・スズ(ITO)等の透明導電
膜から成り画素毎に分離形成されて個別電極となる上部
電極13とで、水素化アモルファスシリコン(a−S
i:H)膜から成る光電変換層12を挟んだサンドイッ
チ構造となっている。そして、共通電極の下部電極11
にはバイアス電圧が印加されている。
【0017】そして、各受光素子アレイ10a,10
b,10c上には、図13に示すように、ポリイミドか
ら成る層間絶縁層50及び保護層60を介して赤色、緑
色、青色の帯状カラ−フィルタ70a,70b,70c
がそれぞれ配置されている。
【0018】また、図12に示すように、受光素子アレ
イ10aと受光素子アレイ10cとでは、各受光素子の
個別電極となる上部電極13が、それぞれ副走査方向の
反対側へと接続信号線35により引き出されている。一
方、中央に位置する受光素子アレイ10bでは、各受光
素子の上部電極13が、一画素毎に交互に副走査方向の
反対方向に接続信号線35によって引き出されている。
【0019】ここで、受光素子アレイ10bの受光素子
から信号線が引き出される部分の構成は、受光素子アレ
イ10bと隣接する受光素子アレイ10a,10cとの
間に、一画素毎にアルミニウム(Al)のコンタクト部
14が形成され、受光素子アレイ10bの受光素子の上
部電極13がビアコンタクトaでコンタクト部14に接
続する一方、接続信号線35がビアコンタクトbでコン
タクト部14に接続するようになっている。そして、各
接続信号線35はそれぞれTFT(図示せず)のドレイ
ン電極に接続するようになっている。
【0020】しかしながら、上記カラ−イメ−ジセンサ
では、受光素子アレイ列の中央に位置する受光素子アレ
イ10bの受光素子の上部電極13bと接続信号線35
とがAlのコンタクト部14で接続するようになってい
るため、2箇所のビアコンタクトa,bが必要となっ
て、副走査方向の画素ピッチとして略1ライン分のスペ
−スがこの接続部分に取られてしまうので、副走査方向
の画素ピッチを主走査方向の画素ピッチと同程度に近接
させることができず、ラインメモリの容量を最小にする
ことができないとの問題点があった。
【0021】本発明は上記実情に鑑みて為されたもの
で、各受光素子アレイの副走査方向の間隔を狭くし、主
走査方向の画素ピッチと同じピッチとして、ラインメモ
リを小容量とし、色ずれのないカラ−イメ−ジセンサを
提供することを目的とする。
【0022】
【課題を解決するための手段】上記従来例の問題点を解
消するため本発明は、基板上に下部電極、光電変換層、
上部電極を積層形成した受光素子を主走査方向に複数配
列した受光素子アレイを副走査方向に複数並列に配置し
たカラーイメージセンサにおいて、前記受光素子の下部
電極を個別電極とし、前記基板上に接続信号線を形成
し、前記接続信号線と前記受光素子の下部電極とが絶縁
層を介して接続することを特徴としている。
【0023】
【作用】本発明によれば、カラ−イメージセンサにおい
て、受光素子アレイの各受光素子の下部電極を個別電極
として、この下部電極を絶縁層を介して基板上に形成し
た接続信号線に接続し、この接続信号線が引き出されて
受光素子に対応するスイッチング素子に接続するように
なっているので、各受光素子アレイ間に不要なコンタク
ト部を設けて信号線を引き出すことがないため、受光素
子アレイを互いに近接させることができ、そのためライ
ンメモリを小容量とし、色ずれをなくすことができる。
【0024】
【実施例】本発明の一実施例について図面を参照しなが
ら説明する。図1は、本発明の一実施例に係るカラ−イ
メ−ジセンサの受光素子部分の平面説明図、図2は、図
1のA−A′部分の断面説明図である。本実施例のカラ
−イメ−ジセンサの受光素子部分の構成について図1及
び図2を使って説明する。
【0025】図2に示すように、本実施例のカラ−イメ
−ジセンサの受光素子の下層部は、ガラス基板1上にC
r1 等から成る接続信号線2と、窒化シリコン(SiN
x )層の第1絶縁層3aと、アモルファスシリコン(a
−Si)から成る半導体活性層4とが順次積層して形成
されている。
【0026】そして、受光素子部分は、半導体活性層4
上部に、n+ 型のアモルファスシリコンのオ−ミックコ
ンタクト層5とCr2 等のバリヤメタル層6′の2層か
ら成る下部電極6と、a−Si層の光電変換層7と、酸
化インジウム・スズ(ITO)等から成る上部電極8と
が順次積層する構成となっている。尚、下部電極6は各
画素毎に分割形成されて個別電極となっており、光電変
換層7及び上部電極8も同様に個別の形状となるよう形
成されている。
【0027】更に、主走査方向及び副走査方向に複数形
成された受光素子を覆うようにSiNx の層間絶縁層3
bが形成され、コンタクトホールを介して各受光素子の
上部電極8にアルミニウム(Al)のバイアスライン9
がそれぞれ接続している。バイアスライン9は、バイア
ス電圧を各画素の上部電極8へ供給するために主走査方
向に形成されている。従って、上部電極8はバイアス電
圧が印加されて、共通電極となるようになっている。ま
た、下部電極6は、コンタクトホ−ルを介してその下層
に位置する各接続信号線2に接続するようになってい
る。
【0028】更に、ポリイミドの保護層3cがイメージ
センサ全体を覆うように形成され、保護層3c上に各受
光素子の画素上部の位置に特定の波長の光のみを透過さ
せるカラ−フィルタ21a,21b,21cが設けられ
ている。
【0029】また、各受光素子で発生した電荷を転送す
るためのスイッチング素子は、例えば、薄膜トランジス
タ(TFT)が使用され、各受光素子に接続している。
TFTの構成は、クロム(Cr1 )から成りブロック毎
に共通となるゲ−ト電極、SiNx から成るゲ−ト絶縁
層、a−Siから成る半導体活性層、SiNx から成る
チャネル保護膜、ドレイン電極及びソ−ス電極に対応す
るように互いに分離形成されたn+ a−Siから成るオ
−ミックコンタクト層、クロム(Cr2 )から成るバリ
ヤメタル層を順次ガラス基板1上に積層した逆スタガ型
のトランジスタとなっている。
【0030】そして、図1に示すように、各受光素子は
主走査方向に3列の各色(例えば、赤(R),緑
(G),青(B)の色)に対応するアレイ列となってお
り、主走査方向に2本の、つまり、受光素子アレイ10
間にバイアスライン9が配線され、特に中央の受光素子
アレイ10bへのバイアスライン9の接続は、2本のバ
イアスラインが交互に受光素子アレイ10bの各画素に
接続している。
【0031】そして、個別電極となる各下部電極6から
は、ガラス基板1上に副走査方向(図1中で受光素子ア
レイ列の上下方向)にクロム(Cr1 )等の接続信号線
2が引き出され、この接続信号線2から電荷が読み出さ
れるようになっている。そして、接続信号線2はTFT
(図示せず)のドレイン電極に接続されている。特に中
央の受光素子アレイ10bからは画素毎に反対側の副走
査方向に接続信号線2が引き出され、それに接続するT
FTの配置のバランスを取っている。
【0032】次に、本実施例のカラ−イメ−ジセンサの
受光部及びTFT部の製造方法について、図3の(a)
〜(c)及び図4の(d)〜(f)の製造プロセス断面
説明図を使って説明する。
【0033】ガラス基板1上に接続信号線2及びTFT
のゲ−ト電極2′となるCr1 を着膜し、フォトリソエ
ッチングを用いて、接続信号線2を副走査方向に、ゲ−
ト電極2′を主走査方向及び副走査方向に、それぞれの
形状となるようパタ−ニ−ングする(図3(a)参
照)。
【0034】続いて、TFT部分のゲ−ト絶縁層3a′
と受光素子部分の第1絶縁層3aとなるSiNx 、半導
体活性層4となるa−Si、TFT部分のチャネル保護
膜3dとなるSiNx を連続着膜する。そして、チャネ
ル保護膜3dのパターンを形成するようにSiNx をフ
ォトリソエッチングし、次に、半導体活性層4及び第1
絶縁層3aのフォトリソエッチングを行い、接続信号線
2に接続するコンタクトホ−ルを形成する(図3(b)
参照)。
【0035】そして、TFT部分のオ−ミックコンタク
ト層5となるn+ a−Si、受光部の下部電極6及びT
FT部分のバリヤメタル層6′となるCr2 、受光部の
光電変換層7となるa−Si、受光部の上部電極8とな
るITOを順に着膜する(図3(c)参照)。
【0036】次に、受光部のITOとa−Siを、フォ
トリソエッチングを用いて個別形状となるよう分割し、
受光素子の上部電極8及び光電変換層7を形成する。一
方、このエッチング時にTFT部分に積層されたITO
膜とa−Si層とを除去する(図4(d)参照)。
【0037】次に、Cr2 及びn+ 型a−Siをフォト
リソエッチングを用いてパタ−ニ−ングし、受光素子部
分においてバリヤメタル層6′及びその下層のn+ a−
Siの形状が形成されて下部電極6となり、またTFT
部分においてバリヤメタル層6′及びオ−ミックコンタ
クト層5がチャネル保護膜3dを挟むようにTFTのド
レイン電極D及びソ−ス電極Sとして分離形成される
(図4(e)参照)。
【0038】そして、層間絶縁層3bとなるSiNx を
受光素子部分及びTFT部分全体を覆うように着膜し、
上部電極8上部とドレイン電極D及びソ−ス電極S上部
にコンタクトホ−ルを形成するように、層間絶縁層3b
をフォトリソエッチングでパタ−ニ−ングする。
【0039】次に、層間絶縁層3b上にアルミニウム
(Al)層が積層され、パターニングされてバイアスラ
イン9及びドレイン電極D及びソ−ス電極Sに接続する
配線が形成される。バイアスライン9は層間絶縁層3b
のコンタクトホ−ルを介して上部電極8に接続し、また
同様にドレイン電極D及びソ−ス電極Sに接続する配線
も層間絶縁層3bのコンタクトホ−ルを介して接続する
ようになっている。
【0040】最後に、受光素子部分とTFT部分との全
体をポリイミド等の保護層3cで覆い、保護層3cの各
受光素子の画素上部には各色のカラ−フィルタ21a,
21b,21cが形成される(図4(f)参照)。
【0041】次に、本実施例のカラ−イメ−ジセンサの
受光部とTFT部との接続関係について図5を使って説
明する。尚、図5は、受光部とTFT部との接続関係を
示す平面説明図である。
【0042】図5に示すように、各受光素子Pには、各
受光素子Pで発生した電荷を転送するためのスイッチン
グ素子としての薄膜トランジスタ(TFT)20が接続
されている。そして、TFT20は、副走査方向に受光
素子アレイ列の外側の位置へ振り分けて配置されてい
る。
【0043】具体的には、受光素子アレイ10aに接続
するTFT20aは、受光素子アレイ10a側の副走査
方向外側位置(図中上方向位置)に配置され、受光素子
アレイ10cに接続するTFT20cは、受光素子アレ
イ10c側の副走査方向外側位置(図中下方向位置)に
配置している。そして、受光素子アレイ列の中央に位置
する受光素子アレイ10bに接続するTFT20bは、
一画素おきに副走査方向の互いに反対側(図中上下方向
側)へ振り分けて形成されている。
【0044】更に、各TFT20のソ−ス電極Sはマト
リックス状の多層配線(図示せず)へ接続し、共通信号
線を介して駆動用ICに接続するようになっている。ま
た、TFT20上には、半導体活性層4に光が入射しな
いように、層間絶縁層3b及び保護層3cを介して遮光
フィルタ等(図示せず)が配置される構成となってい
る。
【0045】そして、受光素子PとTFT20との間に
は、受光素子側の容量を大きくするための付加容量40
が形成されている。付加容量40は、受光素子の下部電
極6から引き出され、ビアコンタクトを介してTFT2
0のドレイン電極Dに接続するAlの信号線の一部を方
形状に形成して一方の電極とし、ゲ−ト絶縁層3a′を
介して、この方形状部分に対応する形状をCr1 等で下
部配線32に他方の電極を形成することにより構成され
るものである。下部配線32は、各受光素子アレイ10
に対応する付加容量40毎に共通となっており、一定電
位(例えば、グランド電位)に保持されている。
【0046】次に、本実施例のカラ−イメ−ジセンサを
ミアンダ配線構造に適用した場合の別の実施例について
説明する。この別の実施例のカラーイメージセンサを説
明する前に図6を使ってミアンダ配線構造のイメ−ジセ
ンサの構成を簡単に説明する。図6は、ミアンダ配線構
造のイメ−ジセンサの等価回路図である。尚、ミアンダ
接続について、受光素子アレイが一列の場合について説
明する。
【0047】第1ブロックの受光素子に接続された薄膜
トランジスタT1,1〜T1,n のソ−ス電極S側は、それ
ぞれ信号線(ミアンダ配線)36を介して第2のブロッ
クの薄膜トランジスタT2,1 〜T2,n にそれぞれ接続さ
れ、第1ブロックの薄膜トランジスタT1,1 〜T1,n と
第2ブロックの薄膜トランジスタT2,1 〜T2,n との接
続は、主走査方向の距離の近い順にブロック間をそれぞ
れ接続している。そして、ミアンダ配線36は、接続距
離が短い順に受光素子アレイ10側に近づけて配置され
ている。
【0048】すなわち、第1ブロックと第2ブロックの
間で具体的に説明すると、最も短いミアンダ配線361
が受光素子アレイ10に最も近く配置され、次に、ミア
ンダ配線362 が受光素子アレイ10に2番目に近く配
置され、このようにして最も長いミアンダ配線36n が
一番外側に配置されることになる。
【0049】第2のブロックの薄膜トランジスタT2,1
〜T2,n と第3のブロックの薄膜トランジスタT3,1 〜
T3,n とは、同様にミアンダ配線36を介して接続され
ている。また、ミアンダ配線36群とミアンダ配線36
群とは、受光素子アレイ10を中心として反対位置にな
るよう交互に形成されており、以下第Kブロックに至ま
で交互にミアンダ配線36群が配置され、受光素子アレ
イ10の主走査方向に蛇行するように形成されることに
より、各ミアンダ配線36が互いに重なり合わないよう
に構成されている。そして、第1ブロックの薄膜トラン
ジスタのソ−ス電極Sに接続された共通信号線84の一
端部を駆動用IC85に接続するようになっている。
【0050】このミアンダ配線構造のイメージセンサの
駆動方法は、薄膜トランジスタT1,1 〜Tk,n を順次ブ
ロック単位にオンさせることにより、ブロック毎に受光
素子の電荷を共通信号線84の配線容量CL に転送す
る。転送された電荷は、奇数ブロックから転送される
と、図6において右側から左側に向かって、また偶数ブ
ロックから転送されると、図6において左側から右側に
向かって、駆動用IC85でそれぞれ対応する電荷を時
系列的に読み出すようになっている。従って、偶数ブロ
ックの場合は読取り方向が逆になるので、外部記憶回路
を設けて一旦信号を記憶し、読み出し順序を逆にする必
要がある。
【0051】上記のイメ−ジセンサによれば、図11に
おけるマトリックス状の多層配線83で構成されていた
部分が、蛇行するミアンダ配線36で構成されているの
で、多層配線構造による信号線同士の交差をなくし、従
来信号線間に生じていたクロスト−クの発生を防止し、
S/N比を大きくすることができる効果がある。
【0052】次に、ミアンダ配線構造に適用された別の
実施例のイメ−ジセンサの具体的構成について、図7の
受光部分の平面説明図及び図8の受光部とTFT部との
接続関係を示す平面説明図を使って説明する。尚、図1
及び図5と同様の構成をとる部分については同一の符号
を付して説明する。
【0053】先ず、受光部分について、各受光素子Pの
個別電極となる下部電極から副走査方向へ接続信号線2
が引き出されている。受光素子アレイ10aと受光素子
アレイ10cからの接続信号線2はそれぞれ副走査方向
の反対側へ引き出され、中央の受光素子アレイ10bか
らの接続信号線2は一画素毎に交互に副走査方向の反対
側へ引き出されるようになっている。そして、各接続信
号線2はビアコンタクトcを介してTFTのドレイン電
極Dと接続するようになっている。
【0054】次に、別の実施例のイメ−ジセンサにおけ
る受光部分とTFT部分との接続状況について、図8に
示すように、受光素子アレイ10aに接続されるTFT
20aは、受光素子アレイ10a側の副走査方向外側位
置に配置し、受光素子アレイ10cに接続されるTFT
20cは、受光素子アレイ10c側の副走査方向外側位
置に配置し、中央に位置する受光素子アレイ10bに接
続されるTFT20bは、一画素毎に副走査方向の互い
に反対側へ振り分けて形成されている。
【0055】そして、各TFT20のソ−ス電極S同士
は信号線30により接続されている。また、ミアンダ配
線36が副走査方向の受光素子に接続するTFT20
a,20b,20cのそれぞれのソース電極Sを信号線
30を介して接続している。そして、このミアンダ配線
36に接続する信号線30は、受光素子アレイ列部分に
おいてはビアコンタクトdを介して受光素子部分の下層
をCr1 等の基板上に直接形成された金属配線を用いて
受光素子アレイ列の間の配線を形成している。これによ
り、受光素子上部に形成されたバイアスライン9に接触
することがない。尚、TFT20上には、半導体活性層
4に光が入射しないように、層間絶縁層3b及び保護層
3cを介して遮光フィルタ(図示せず)等が配置されて
いる。
【0056】本実施例及び上記別の実施例のカラ−イメ
−ジセンサによれば、受光素子の下部電極が個別電極と
なり、また、受光素子から電荷を読み出す接続信号線が
受光素子アレイの下層で副走査方向に引き出されるよう
になっており、そして、下部電極と接続信号線とを接続
するようにしているので、従来例のように受光素子アレ
イ間にコンタクト部を設ける必要がなくなり、副走査方
向の画素ピッチを主走査方向と同程度とすることがで
き、そのためラインメモリを小容量化でき、色ずれをな
くすことができる効果がある。
【0057】
【発明の効果】本発明によれば、カラ−イメージセンサ
において、受光素子アレイの各受光素子の下部電極を個
別電極として、この下部電極を絶縁層を介して基板上に
形成した接続信号線に接続し、この接続信号線が引き出
されて受光素子に対応するスイッチング素子に接続する
ようになっているので、各受光素子アレイ間に不要なコ
ンタクト部を設けて信号線を引き出すことがないため、
受光素子アレイを互いに近接させることができ、そのた
めラインメモリを小容量とし、色ずれをなくすことがで
きる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例に係るイメ−ジセンサの受
光素子部分の平面説明図である。
【図2】 図1のAーA′部分の断面説明図である。
【図3】 (a)〜(c)は本実施例のイメ−ジセンサ
の製造プロセス断面説明図である。
【図4】 (d)〜(f)は本実施例のイメ−ジセンサ
の製造プロセス断面説明図である。
【図5】 本実施例の受光部とTFT部との接続関係を
示す平面説明図である。
【図6】 ミアンダ配線構造のイメ−ジセンサの等価回
路図である。
【図7】 別の実施例のイメ−ジセンサの受光部分の平
面説明図である。
【図8】 別の実施例の受光部とTFT部との接続関係
を示す平面説明図である。
【図9】 従来のTFT駆動型イメ−ジセンサの等価回
路図である。
【図10】 従来のTFT駆動型イメ−ジセンサの受光
部とTFT部の平面説明図である。
【図11】 従来のカラ−イメ−ジセンサの等価回路図
である。
【図12】 従来のカラ−イメ−ジセンサの受光部の平
面説明図である。
【図13】 図12のBーB′部分の断面説明図であ
る。
【符号の説明】
1…基板、 2…接続信号線、 2′…ゲ−ト電極、
3a…第1絶縁層、3a′…ゲ−ト絶縁層、 3b…層
間絶縁層、 3c…保護層、 3d…チャネル保護膜、
4…半導体活性層、 5…オ−ミックコンタクト層、
6…下部電極、6′…バリヤメタル層、 7…光電変
換層、 8…上部電極、 9…バイアスライン、 10
…受光素子アレイ、 11…下部電極、 12…光電変
換層、 13…上部電極、 14…コンタクト部、 2
0…薄膜トランジスタ、21…カラ−フィルタ、 30
…信号出力線、 32…下部配線、 36…ミアンダ配
線、40…付加容量、 50…絶縁層、 60…保護
層、 70…帯状カラ−フィルタ、 71…遮光フィル
タ、 81…受光素子アレイ、 82…電荷転送部、
83…多層配線、 84…共通信号線、 85…駆動用
IC、 86…ゲ−トパルス発生回路、 87…出力
線、 D…ドレイン電極、 S…ソ−ス電極、 P…受
光素子、 T…薄膜トランジスタ、 SW…アナログス
イッチ、 CL …配線容量、 a,b,c,d…ビアコ
ンタクト

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板上に下部電極、光電変換層、上部電
    極を積層形成した受光素子を主走査方向に複数配列した
    受光素子アレイを副走査方向に複数並列に配置したカラ
    ーイメージセンサにおいて、前記受光素子の下部電極を
    個別電極とし、前記基板上に接続信号線を形成し、前記
    接続信号線と前記受光素子の下部電極とが絶縁層を介し
    て接続することを特徴とするカラ−イメージセンサ。
JP3252780A 1991-09-05 1991-09-05 カラーイメージセンサ Pending JPH0567764A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014116429A (ja) * 2012-12-07 2014-06-26 Japan Display Inc 撮像装置及び撮像表示システム

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JP2014116429A (ja) * 2012-12-07 2014-06-26 Japan Display Inc 撮像装置及び撮像表示システム

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