JPH05116348A - ワイヤドツトヘツドの駆動装置 - Google Patents

ワイヤドツトヘツドの駆動装置

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JPH05116348A
JPH05116348A JP3279619A JP27961991A JPH05116348A JP H05116348 A JPH05116348 A JP H05116348A JP 3279619 A JP3279619 A JP 3279619A JP 27961991 A JP27961991 A JP 27961991A JP H05116348 A JPH05116348 A JP H05116348A
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signal
circuit
timing
sensor
time
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Tadashi Kasai
忠 笠井
Takao Uchida
隆雄 内田
Jiro Tanuma
二郎 田沼
Naoji Akutsu
直司 阿久津
Tomohiro Komori
智裕 小森
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Oki Electric Industry Co Ltd
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J2/00Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
    • B41J2/22Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by selective application of impact or pressure on a printing material or impression-transfer material
    • B41J2/23Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by selective application of impact or pressure on a printing material or impression-transfer material using print wires
    • B41J2/30Control circuits for actuators

Abstract

(57)【要約】 【目的】基板の隣接パターンからの誘導ノイズがある場
合などに、印字かすれや脱ドットが発生して印字品位が
低下するのを防止する。 【構成】印字ワイヤの変位がセンサによって検出され、
該センサが検出した変位に対応する信号をセンサ回路が
出力する。該センサ回路の出力信号はタイミング抽出回
路に送られ、印字ワイヤの移動開始タイミングと衝突タ
イミングを示すセンサ信号に変換される。上記センサ信
号と制御回路を受けてドライブ制御回路65は、第1の
信号及び上記第2の信号を駆動回路66に出力する。上
記第1の信号及び第2の信号は駆動回路66に送られ、
上記第1の信号及び第2の信号が有効な間に上記印加電
流が発生させられ、第1の信号が無効になった後、第2
の信号が有効な間に回制電流が発生させられる。また、
リミット回路64が設けられ、上記第1の信号及び第2
の信号を有効にする時間の長さを設定するための信号を
上記ドライブ制御回路65に出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、インパクトプリンタに
おけるワイヤドットヘッドの駆動装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、ワイヤドットヘッドを用いたプリ
ンタは、印字媒体の自由度が高く、複写紙などを使用す
ることができ、高い需要を得ている。上記ワイヤドット
ヘッドは、永久磁石の磁気吸引力によって印字ワイヤを
駆動するようになっている。上記プリンタは、ワイヤド
ットヘッドの型式から、プランジャ型、ばねチャージ型
及びクラッパ型に分けられる。
【0003】このうち、ばねチャージ型のものは、印字
ワイヤを固定したアーマチュアをバイアス用の板ばねに
よって揺動自在に支持し、該アーマチュアをあらかじめ
上記バイアス用の板ばねの弾性力に抗して永久磁石によ
ってコアに吸引させておき、印字する際に、上記コアに
巻かれたコイルを励磁させて上記永久磁石と逆方向に磁
束を発生させ、上記アーマチュアを解放させる構造とな
っている。
【0004】ところで、ワイヤドットヘッドのドライブ
時間はタイマ回路によって一義的に決定され、その値は
電源Vccの電圧変化の実験データなどに基づいて予測し
た最適値が設定されていた。しかし、ワイヤドットヘッ
ドの特性のばらつき、印字ワイヤの先端部と印字媒体間
の距離、コイル相互間の磁気的な干渉や特性のばらつき
等によってタイマ回路によるドライブ時間が実際に必要
とされるドライブ時間より短かったり、長かったりする
場合があった。
【0005】すなわち、ドライブ時間が短いと、印字ワ
イヤの先端部が印字媒体に衝突する際の速度が小さく、
印字の際のエネルギが小さくなるため、印字品位が低下
したり、印字ワイヤの先端部が印字媒体に届かず、印字
することができないというような問題が生じ、またドラ
イブ時間が長いと、印字ワイヤが突出後に吸引力が働く
のが遅くなり、印字ワイヤが通常の位置に戻るのが遅く
なるため、次の印字の際の印字ワイヤの突出に間に合わ
なくなり、印字速度を低下させなければ印字を行うこと
ができなくなる。
【0006】そこで、必要とされるドライブ時間が印字
動作ごと又は印字ワイヤごとに相違するような場合で
も、印字品位を維持することができ、印字速度を低下さ
せることのないワイヤドットヘッドの駆動装置が提供さ
れている(特開昭64−53860号公報参照)。この
場合、印字ワイヤ又はそのアーマチュアの変位を検出す
るセンサが設けられ、該センサから印字ワイヤの変位に
対応した信号を取り出し、印字ワイヤの移動開始タイミ
ング及び印字媒体との衝突タイミングを抽出し、移動開
始タイミングを受信した時、又はその一定時間後にコイ
ルに印加する駆動電圧を切断し、衝突タイミングを受信
した時に回制電流を切断するようにしている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のワイヤドットヘッドの駆動装置においては、アーマ
チュアの変位を検出するセンサは、静電容量の微小な変
化を測定するようになっているため、ノイズの影響を受
けやすい。そして、基板の隣接パターンからの誘導ノイ
ズや他の印字ワイヤのドライブ時における電源電圧の変
動が特に大きいと、センサ回路に内蔵された低域ろ波器
はそれらノイズを除去しきれず、タイミング抽出回路に
おいてそれらをタイミングとして抽出してしまう。その
場合、本来期待されるタイミングよりも早く信号が切り
換わることがある。また、直前に印字した印字ワイヤの
リバウンドの影響などで本来期待されるタイミングより
も異常に早くセンサ信号が切り換わることもある。
【0008】このようなとき、コイルに駆動電圧を印加
する時間、すなわち印加時間が短くなり、印字かすれや
脱ドットが発生しやすくなってしまう。ノイズの影響を
受けないように電源パターンを強化したりシールドを設
けたりすることができるが、部品点数が増加してワイヤ
ドットヘッドが大型化して、コストが上昇してしまう。
【0009】また、電流経路に介在するコネクタの接触
不良や電源電圧の異常低下などでコイルに電流が流れに
くくなったり、印字ワイヤのばね力が異常に劣化したり
してワイヤドットヘッドの性能が劣化すると、本来期待
されるタイミングより異常に遅くセンサ信号が切り換わ
る。また、センサの不良、電圧の設定の不良、ヘッドギ
ャップの異常等が発生したり、印字ワイヤが動きにくく
なっていたりしてセンサ信号が出力されないことがあ
る。その場合、駆動電圧が印加され続けてしまう。その
ような異常状態で駆動電圧を印加し続けると、コイルや
ドライブ回路の消費電力が大きくなるだけでなく、発
熱、焼損、印字ワイヤ折れ等が発生してワイヤドットヘ
ッドの故障が発生することがある。
【0010】さらに、ヘッドギャップが異常に広いとき
は、印字ワイヤの衝突するタイミングが異常に遅くなる
ため、電流が回制する時の回制時間がその分延びる。そ
の場合、衝突後の印字ワイヤの戻りが遅くなって次の印
字に間に合わなくなったり、印字ワイヤがインクリボン
に引っ掛かり、印字汚れや印字ワイヤ折れが起こること
がある。また、その他の要因で印字ワイヤがインクリボ
ンや印字媒体に引っ掛かり、衝突後の印字ワイヤが戻り
にくくなっているときにも電流が回制し続け、印字ワイ
ヤがインクリボンや印字媒体を押えようとするので、ま
すます戻りにくくなる。さらに、印字ワイヤが折れたと
きも衝突するタイミングは異常に遅くなるが、このよう
な場合にも回制時間が異常に延び、不良を助長させてし
まう。
【0011】本発明は、上記従来のワイヤドットヘッド
の駆動装置の問題点を解決して、基板の隣接パターンか
らの誘導ノイズや、他の印字ワイヤのドライブ時におけ
る電源電圧の変動が大きい場合などに、印字かすれや脱
ドットが発生して印字品位が低下することがなく、ま
た、印字ワイヤ、電気系、センサ、ヘッドギャップ等に
異常が発生した場合にも適正に印字を行うことができ、
かつ、部品点数が増加してワイヤドットヘッドが大型化
したり、コストが上昇することのないワイヤドットヘッ
ドの駆動装置を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】そのために、本発明のワ
イヤドットヘッドの駆動装置においては、印字ワイヤを
固定するアーマチュアに対向して電磁石を配設し、該電
磁石のコイルに流れる印加電流と、該印加電流の遮断後
に上記コイルに流れ続ける回制電流を制御して上記印字
ワイヤの変位を制御するようになっている。
【0013】そして、印字ワイヤ及びアーマチュアのい
ずれか一方の変位がセンサによって検出され、該センサ
が検出した変位に対応する信号をセンサ回路が出力す
る。該センサ回路の出力信号はタイミング抽出回路に送
られ、該タイミング抽出回路において印字ワイヤの移動
開始タイミングと衝突タイミングを示すセンサ信号に変
換される。
【0014】上記タイミング抽出回路が出力するセンサ
信号と制御回路が出力する信号は、ドライブ制御回路に
送られ、上記印加電流を制御するための第1の信号及び
上記回制電流を制御するための第2の信号が出力され
る。該第1の信号及び第2の信号は駆動回路に送られ、
上記印加電流及び回制電流が発生させられる。また、リ
ミット回路が設けられ、上記第1の信号及び第2の信号
を有効にする時間を設定するための信号を上記ドライブ
制御回路に出力する。該ドライブ制御回路は、最初の移
動開始タイミングで第1の信号を無効にし、最初の衝突
タイミングで第2の信号を無効にし、2回目以降は、移
動開始タイミングで第2の信号を有効にし、衝突タイミ
ングで第2の信号を無効にする手段を有する。
【0015】上記リミット回路は、第1の信号を有効に
する時間の最小値を設定するための設定信号を発生し、
上記ドライブ制御回路は上記設定信号のタイミングで第
1の信号を有効にする。また、第1の信号を有効にする
時間の最大値を設定するための設定信号を発生し、上記
ドライブ制御回路は上記設定信号のタイミングで第1の
信号を無効にする。
【0016】さらに、上記リミット回路は、上記第1の
信号を無効にした場合に第2の信号を無効にする。この
場合、第2の信号を無効にした後、移動開始タイミング
で第2の信号を有効にし、衝突タイミングで第2の信号
を無効にする。また、上記リミット回路は、第2の信号
を有効にする時間の最大値を設定するための設定信号を
発生し、上記ドライブ制御回路は該設定信号のタイミン
グで第2の信号を無効にする。
【0017】そして、上記センサ回路とタイミング抽出
回路間に両者を選択的に分離するスイッチ回路が設けら
れ、上記リミット回路は、第1の信号を有効にする時間
の最大値を設定するための第1の設定信号と、第2の信
号を有効にする時間の最大値を設定するための第2の設
定信号を発生し、上記ドライブ制御回路は、第1の設定
信号のタイミングで第1の信号を無効にし、第2の設定
信号のタイミングで第2の信号を無効にする。
【0018】
【作用】本発明によれば、上記のように印字ワイヤを固
定するアーマチュアに対向して電磁石を配設し、該電磁
石のコイルに流れる印加電流と、該印加電流の遮断後に
上記コイルに流れ続ける回制電流を制御して上記印字ワ
イヤの変位を制御するようになっている。
【0019】そして、印字ワイヤ及びアーマチュアのい
ずれか一方の変位がセンサによって検出され、該センサ
が検出した変位に対応する信号をセンサ回路が出力す
る。該センサ回路の出力信号はタイミング抽出回路に送
られ、該タイミング抽出回路において印字ワイヤの移動
開始タイミングと衝突タイミングを示すセンサ信号に変
換される。
【0020】上記タイミング抽出回路が出力するセンサ
信号と制御回路が出力する信号は、ドライブ制御回路に
送られ、上記印加電流を制御するための第1の信号及び
上記回制電流を制御するための第2の信号が出力され
る。該第1の信号及び第2の信号は駆動回路に送られ、
上記第1の信号及び第2の信号が有効な間に上記印加電
流が発生させられ、第1の信号が無効になった後、第2
の信号が有効な間に回制電流が発生させられる。
【0021】また、リミット回路が設けられ、上記第1
の信号及び第2の信号を有効にする時間の長さを設定す
るための信号を上記ドライブ制御回路に出力する。上記
ドライブ制御回路は、最初の移動開始タイミングで第1
の信号を無効にし、最初の衝突タイミングで第2の信号
を無効にし、2回目以降は、移動開始タイミングで第2
の信号を有効にし、衝突タイミングで第2の信号を無効
にする手段を有する。したがって、センサ信号にノイズ
が発生した場合には、移動開始タイミングと衝突タイミ
ングがそれぞれ複数回形成されるが、2回目以降は、移
動開始タイミングで第2の信号を有効にし、衝突タイミ
ングで第2の信号を無効にするため、そのたびに回制電
流が発生させられる。
【0022】上記リミット回路は、第1の信号を有効に
する時間の最小値を設定するための設定信号を発生し、
上記ドライブ制御回路は該設定信号のタイミングで第1
の信号を有効にする。したがって、上記センサ信号の発
生が早すぎても第1の信号を有効にする時間を所定時間
だけ確保し、印加電流が流れる時間が短くなるのを防止
する。
【0023】また、上記リミット回路は、第1の信号を
有効にする時間の最大値を設定するための設定信号を発
生し、上記ドライブ制御回路は該設定信号のタイミング
で第1の信号を無効にする。したがって、上記センサ信
号の発生が遅すぎても第1の信号を有効にする時間を所
定時間でカットし、印加電流が流れる時間が長くなるの
を防止する。
【0024】さらに、上記リミット回路は、上記第1の
信号を無効にした場合に第2の信号を無効にして回制電
流も遮断する。第2の信号を無効にした後にセンサ信号
が発生した場合、移動開始タイミングで第2の信号を有
効にし、衝突タイミングで第2の信号を無効にする。こ
の間回制電流が発生する。また、上記リミット回路は、
第2の信号を有効にする時間の最大値を設定するための
設定信号を発生し、上記ドライブ制御回路は該設定信号
のタイミングで第2の信号を無効にして、回制電流が流
れる時間が長くなりすぎるのを防止する。
【0025】そして、上記センサ回路とタイミング抽出
回路間に両者を選択的に分離するスイッチ回路が設けら
れ、上記リミット回路は、第1の信号を有効にする時間
の最大値を設定するための第1の設定信号と、第2の信
号を有効にする時間の最大値を設定するための第2の設
定信号を発生する。上記ドライブ制御回路は、第1の設
定信号のタイミングで第1の信号を無効にし、第2の設
定信号のタイミングで第2の信号を無効にする。したが
って、第1の信号及び第2の信号が有効になる時間を自
由に設定することができ、高速印字ドライブ、高インパ
クト印字ドライブ等を行う時に特別のコイル電流波形を
発生させることができる。
【0026】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
ながら詳細に説明する。図2は本発明の実施例を示すワ
イヤドットヘッドの駆動装置のブロック図である。図に
おいて、4はワイヤドットヘッド、43はセンサ、44
はセンサ回路、45はタイミング抽出回路、46はドラ
イブ回路、47は制御回路である。
【0027】次に、上記ワイヤドットヘッド4及びセン
サ43の詳細について説明する。図3はワイヤドットヘ
ッドの縦断面図、図4はプリント基板の平面図、図5は
プリント基板の要部斜視図である。図3において、30
はワイヤドットヘッド4内に複数本備えられた印字ワイ
ヤ(図では2本のみを示す。)、31は印字ワイヤ30
を案内するためのガイド孔31aを有する前面カバー、
32は磁性体から成るアーマチュア、33はアーマチュ
ア32を支持する板ばねである。34はベース板、35
はコア35aの外周にコイル35bを巻装させて構成さ
れる電磁石、36は電磁石35に駆動電流を供給するた
めのプリント配線とコネクタ端子とを有するプリント基
板、37は永久磁石、38は台板、39はスペーサ、4
0はヨーク、41はプリント基板、42はクランプであ
る。上記プリント基板36はコネクタ端子を介してドラ
イブ回路46に接続され、該ドライブ回路46から駆動
電流が供給されるようになっている。
【0028】クランプ42は、ベース板34、永久磁石
37、台板38、スペーサ39、板ばね33、ヨーク4
0、プリント基板41、前面カバー31を順に積層させ
て一体にした状態で、これら各要素を狭圧保持する。ま
た、板ばね33の自由端33a側にはアーマチュア32
が支持され、このアーマチュア32の先端32aには一
本の印字ワイヤ30の基部30aが固着されている。そ
して、印字ワイヤ30の先端部30bは前面カバー31
のガイド孔31aに案内されて印字媒体の所定位置に衝
突するように構成されている。
【0029】図4及び図5に示すように、プリント基板
41のアーマチュア32と対向した位置に、銅箔パター
ンから成るセンサ電極10aが設けられ、このセンサ電
極10aはプリント配線によってプリント基板41の端
部に備えられたコネクタ端子41aに接続される。上記
プリント基板41はヨーク40との絶縁を保つため、絶
縁被膜でコートされている。したがって、センサ電極1
0aとアーマチュア32間には静電容量が現れ、その値
は両者の間隔が大きくなるほど小さくなり、両者の間隔
が小さくなるほど大きくなる。
【0030】そこで、上記センサ43は上記静電容量の
変化に基づいてアーマチュア32、すなわち印字ワイヤ
30の変位を検出する。そのため、上記プリント基板4
1はコネクタ端子41aを介して上記センサ回路44に
接続される。上記構成のワイヤドットヘッド4におい
て、コイル35bに通電しないときには、アーマチュア
32を永久磁石37の吸引力によって、板ばね33の弾
性力に抗してベース板34側(図の下方向)に吸引させ
ておく。この状態でコイル35bに通電すると、電磁石
35の磁束で永久磁石37の磁束が打ち消され、アーマ
チュア32は永久磁石37の吸引力から解放され、板ば
ね33の弾性力によって前面カバー31側(図の上方
向)に移動する。板ばね33が移動すると、アーマチュ
ア32も前面カバー31側に移動し、印字ワイヤ30は
ガイド孔31aから突出して印字媒体に衝突して印字を
行う。
【0031】ここで、ヨーク40は電磁石35が形成す
る磁気回路の一部を構成するとともに、センサ電極10
aの相互干渉を断つ役割を果たす。図6はセンサ回路及
びタイミング抽出回路の詳細ブロック図、図7はセンサ
回路のタイムチャート、図8はタイミング抽出回路のタ
イムチャートである。図6において、51,52は発振
器、53は混合器、54,55は低域ろ波器、56は波
形整形器、57はパルスカウント検出器であり、これら
は上記センサ43に対応するセンサ回路44を構成す
る。また、60は微分回路、61は電圧比較器であり、
これらは上記センサ43に対応するタイミング抽出回路
45を構成する。なお、実際にはこれらのセンサ回路4
4及びタイミング抽出回路45が各センサ43ごとに設
けられる。
【0032】上記発振器51にはセンサ43が接続され
ており、その静電容量によって発振周波数が変化する。
さらに、発振器51の出力と発振器52の出力は混合器
53に入力されている。発振器51,52の発振周波数
は、それぞれ約100MHZ と約110MHZ に調整し
てあり、混合器53の出力には両周波数の和と差の周波
数成分が含まれている。この出力は低域ろ波器54に入
力され、約10MHZ の差の周波数成分のみ取り出され
て増幅される。
【0033】センサ43の静電容量値は印字ワイヤ30
が突出する方向に動くと増大し、印字ワイヤ30が突出
していない通常の位置に戻っている時に最小となる。し
たがって、印字ワイヤ30が突出する方向に変位してい
る場合、発振器51の発振周波数が低下し、低域ろ波器
54の出力の周波数は高くなる。さらに、この低域ろ波
器54の出力は波形整形器56に送られ、方形波に整形
された後、ワンショットマルチバイブレータによって構
成されたパルスカウント検出器57に送られ、更に低域
ろ波器55に入力される。
【0034】図7において、上記低域ろ波器54が出力
する信号A、波形整形器56が出力する信号B、パルス
カウント検出器57が出力する信号C及び低域ろ波器5
5が出力する信号Dの波形を示す。すなわち、周波数の
変化は、同じパルス幅のパルス列に変換され、積分され
ることによって電圧の変化として取り出され、この電圧
は印字ワイヤ30が突出方向に変位した場合の変位量に
応じて高くなる。このようにして、印字ワイヤ30の変
位はセンサ回路44で電圧信号に変換され、タイミング
抽出回路45に送られる。
【0035】上記タイミング抽出回路45において、上
記低域ろ波器55が出力する信号Dは微分回路60に入
力され、該微分回路60が出力する信号Eは電圧比較器
61に入力される。図8に示すように、印字ワイヤ30
の変位に対応した信号D(ただし、図7とは時間軸上の
パラメータが異なる。)は微分され、直流的な変動が取
り除かれるとともに、ほぼアーマチュア32の移動(運
動)の速度に対応した信号Eとなり、出力される。印字
ワイヤ30の移動開始はアーマチュア32の運動速度が
0から急速に正の値になる所であり、また、印字ワイヤ
30の衝突はアーマチュア32の移動速度が正の値から
急速に負の値に変化する所である。したがって、信号E
を0よりもやや大きい電圧と比較することによってこれ
らのタイミングを検出することが可能であり、電圧比較
器61でこれを行っている。該電圧比較器61が出力す
るセンサ信号Fにおいて、パルスの前端が印字ワイヤ3
0の移動開始タイミングに、後端が印字ワイヤ30の衝
突タイミングに対応している。
【0036】なお、上記センサ信号Fには、アーマチュ
ア32が戻ってきた際にコア35aと衝突し、リバウン
ドした時に発生する速度の変化も混入している。上記タ
イミング抽出回路45は、電圧比較器61のセンサ信号
Fを直接ドライブ回路46及び制御回路47に出力す
る。図1はドライブ回路の内部ブロック図である。
【0037】図において、64はリミット回路、65は
ドライブ制御回路、66は駆動回路である。上記リミッ
ト回路64は制御回路47から印字トリガ信号Iが入力
され、印加時間及び回制時間を制御するための3種類の
信号LMIN,LMAX,KMAXを出力する。ドライ
ブ制御回路65は上記信号LMIN,LMAX,KMA
X及び印字トリガ信号Iが入力され、さらに、制御回路
47から印字パターン信号Gが、タイミング抽出回路4
5からセンサ信号Fが入力され、信号L,Kを駆動回路
66に出力する。なお、リミット回路64とドライブ制
御回路65には、図示しない共通のクロック信号CLK
とリセット信号RESETが分配されている。
【0038】図9はリミット回路の詳細図、図10はド
ライブ制御回路の詳細図、図11は駆動回路の詳細図、
図12はリミット回路及びドライブ制御回路の第1のタ
イムチャートである。図12の(a)は通常動作時のタ
イムチャート、(b)はセンサ波形割れ時のタイムチャ
ートである。図9において、68〜70はレジスタ、7
1,72はカウンタ、73〜75はコンパレータ、76
〜78はANDゲート、79〜81はJKフリップフロ
ップ、82はNORゲート、83はORゲート、84は
インバータである。上記レジスタ68〜70は図示しな
い制御線によって制御回路47(図2)と接続されてお
り、印字動作に先立ってあらかじめ値が設定されてい
る。
【0039】次に、上記構成のリミット回路64の動作
について図12を併用して説明する。上記リミット回路
64は、コイル電流を発生させるための信号L,Kが
“H”(有効)になる時間を設定するために設けられて
いて、上記信号LMIN,LMAX,KMAXを発生す
る。
【0040】そして、制御回路47から印字トリガ信号
Iが入力されると、NORゲート82の出力信号が
"L”(無効)になってカウンタ71が初期値の "0”
にロードされるとともに、JKフリップフロップ79の
出力信号である信号LMINが "H”になる。すると、
上記カウンタ71のイネーブル信号ENが "H”にな
り、カウント動作を開始する。カウンタ71の値が次第
にインクリメントされ、レジスタ69の値と等しくなっ
た時、コンパレータ73は出力信号を "H”にし、AN
Dゲート76の出力信号が "H”になって、JKフリッ
プフロップ79の出力信号は "L”になる。この時、A
NDゲート76の出力信号はJKフリップフロップ80
及びNORゲート82にも入力され、JKフリップフロ
ップ80の出力信号である信号LMAXは "H”になる
とともに、カウンタ71は "0”にロードされ、再度カ
ウント動作を開始する。
【0041】また、同時にANDゲート76の出力信号
はJKフリップフロップ81及びインバータ84に入力
されるため、JKフリップフロップ81の出力信号であ
る信号KMAXが "H”となり、カウンタ72が "0”
にロードされ、カウント動作を開始する。カウンタ71
の値がレジスタ69の値と等しくなると、コンパレータ
74の出力信号は "H”になり、JKフリップフロップ
80の信号LMAXは "L”になる。また、上記レジス
タ70の値はレジスタ69より大きく設定してあり、続
いてカウンタ72の値とレジスタ70の値が等しくなる
と、コンパレータ75の出力信号は "H”になり、JK
フリップフロップ81の信号KMAXは "L”になる。
【0042】また、図10において、83,84はJK
フリップフロップ、85はDフリップフロップ、86〜
91はANDゲート、93,94はORゲート、96〜
99はインバータである。また、LMIN,LMAX,
KMAXはリミット回路64からの信号、Gは制御回路
47からの印字パターン信号、Iは制御回路47からの
印字トリガ信号、Fはタイミング抽出回路45からのセ
ンサ信号、L,Kは駆動回路66に出力される信号であ
る。
【0043】また、図11において105,106はバ
ッファゲート、Tr1〜Tr3はトランジスタ、D1,
D2はダイオード、Ln はコイルである。上記バッファ
ゲート106に入力される信号Kが "H”になると、ト
ランジスタTr3をオンにするため、電源Vccがコイル
n に印加され、矢印aに示すように電源Vcc→トラン
ジスタTr2→コイルLn →トランジスタTr3→グラ
ンドの順にコイル電流として印加電流が流れる。
【0044】上記バッファゲート105に入力される信
号Lが "L”になると、トランジスタTr1,Tr2は
オフになり、電源Vccは切断されるが、コイルLn が発
生する起電力によって矢印bに示すようにコイルLn
トランジスタTr3→グランド→ダイオードD1→コイ
ルLn の順に電流が回制される。この状態で信号Kが
"L”になると、トランジスタTr3がオフになること
によってコイル電流は矢印cに示すようにダイオードD
1,D2を通って電源Vccに吸収され、急速に0とな
る。
【0045】上記構成のドライブ制御回路65及び駆動
回路66において、制御回路47からの印字パターン信
号Gが "H”になり、印字トリガ信号Iが入力される
と、ANDゲート86を介してJKフリップフロップ8
3の出力信号である信号Lは、"H”になる。また、同
時にANDゲート86及びORゲート94を介してDフ
リップフロップ85の出力信号である信号Kも "H”に
なる。JKフリップフロップ83はK端子に入力されな
い限り、 "H”を保持するので、その間Dフリップフロ
ップ85の信号Kも "H”になっている。この時、駆動
回路66において、図11の矢印aで示すようにコイル
n にコイル電流が流れる。
【0046】しばらくすると、印字ワイヤ30は運動を
開始し、これに対応して微分回路60(図6)から出力
される信号Eのレベルが徐々に高くなり、電圧比較器6
1の比較電圧より高くなった時にセンサ信号Fが "H”
になる。この時、信号LMINは "L”であり、インバ
ータ97の出力信号が "H”であるので、ANDゲート
88,93を介してJKフリップフロップ83の信号L
は "L”に切り換わり、同時にJKフリップフロップ8
4の出力信号が "H”になる。すると、ANDゲート9
1が "H”になるので、Dフリップフロップ85の信号
Kは "H”を保持し続ける。この時、駆動回路66に図
11の矢印bで示すようにコイル電流として回制電流が
流れる。
【0047】次に、印字ワイヤ30が印字媒体に衝突
し、センサ信号Fが "L”になるとANDゲート91の
出力信号が "L”になるため、Dフリップフロップ85
の信号Kは "L”になる。この時、駆動回路66に図1
1の矢印cで示すようにコイルLn にコイル電流が流
れ、該コイル電流が吸収され急速に0になり、1回の印
字動作が終了する。その後、JKフリップフロップ84
の出力信号は信号KMAXの立下がりで "L”に戻る。
【0048】次に、センサ信号Fがノイズの影響で波形
割れとなった場合について説明する。図10に示すよう
に、JKフリップフロップ83の信号L及びDフリップ
フロップ85の信号Kが "H”になっている時に、信号
Eがノイズによって図12の(b)のようになるとセン
サ信号Fに波形割れが生じる。そのノイズの立上がりで
JKフリップフロップ83の信号Lが "L”に、JKフ
リップフロップ84の出力信号は "H”になる。そし
て、ノイズの立下がりでDフリップフロップ85の信号
Kは" L”になる。しばらくして本来のセンサ出力によ
って、センサ信号Fが "H”になると、Dフリップフロ
ップ85の信号Kは再び "H”になり、センサ信号Fが
"H”の間だけ "H”を保持し、センサ信号Fが "L”
になると "L”に切り換わる。その時のコイル電流は図
に示すようになり、センサ43によるタイミングの切換
わりまでドライブ時間が延びる。
【0049】ここで、従来のワイヤドットヘッドの駆動
装置におけるセンサ波形割れ時のタイムチャートについ
て説明する。図13は従来のワイヤドットヘッドの駆動
装置のタイムチャートである。(a)は通常動作時のタ
イムチャート、(b)はセンサ波形割れ時のタイムチャ
ートである。
【0050】この場合、(b)に示すようにセンサ信号
Fにノイズが発生すると、ノイズの立上がりで、信号L
が "L”になりそのまま保持され、ノイズの立下がり
で、信号Kが "L”になりそのまま保持される。したが
って、信号Lが“H”の間が印加電流の流れる印加時間
となり、信号Lが "L”になった後、信号Kが "L”に
なるまでの間が回制電流の流れる回制時間となる。
【0051】このように、センサ波形割れ時において
は、コイル電流が流れる時間が通常動作時よりかなり短
くなることが分かる。これに対して、本発明のワイヤド
ットヘッド4の駆動装置においては、図12の(b)に
示すように、ノイズの立下がりの後、本来のセンサ信号
Fの立上がりで再び信号Kが "H”になるようになって
いるので、その後信号Kが "L”になるまで回制時間が
形成される。したがって、回制時間の分だけコイル電流
が多くなる。
【0052】ところで、図11において、上記信号LM
IN,LMAX,KMAXは矢印aに示すようにコイル
n の印加電流を流すための、信号Kは矢印bに示すよ
うに回制電流を流すためのものであるが、両信号L,K
を適正な波形で出力するため、信号Lを有効にする時間
の最小値、最大値を設定するため、また、信号Kを有効
にする時間の最大値を設定するために信号LMIN,L
MAX,KMAXが発生させられる。そして、信号Lの
立下がりを信号LMINの立下がりから信号LMAXの
立下がりまでの範囲に納めるように設定し、信号Kの立
下がりを信号Lの立下がりから信号KMAXの立下がり
までの範囲に納まるように設定している。この範囲に納
まれば、センサ43が検出した静電容量を反映させて、
ドライブ時間を印字に最適な値にすることができる。上
記範囲を外れるようにセンサ43が出力した場合は異常
な状態であるので、印字動作を保護するために、次に示
す四つの方法でドライブ時間を設定するようにしてい
る。
【0053】図14は本発明のワイヤドットヘッドの駆
動装置における第2のタイムチャート、図15は本発明
のワイヤドットヘッドの駆動装置における第3のタイム
チャート、図16は本発明のワイヤドットヘッドの駆動
装置における第4のタイムチャートである。図14の
(a)はセンサ信号Fの立上がりが信号LMINの立下
がりより前になった場合のタイムチャート、(b)はセ
ンサ信号Fの立上がりが信号LMAXの立下がりより前
になった場合のタイムチャート、図15の(a)はセン
サ信号Fの立上がりが信号KMAXの立下がりより後に
なった場合のタイムチャート、図15の(b)はセンサ
信号Fが出力されない場合のタイムチャートである。
【0054】図14の(a)においては、センサ信号F
の立上がりで信号Lが"L”になると、信号Lを有効に
する時間が非常に短くなってしまうので、信号LMIN
の立下がりまで信号Lをそのまま "H”に保持してい
る。こうすることによって、信号LMINの立下がり前
に信号Lが "L”になることがなくなる。そして、図1
6に示すように、信号LMINの立下がり前にセンサ波
形割れが生じた場合でも信号Lが "L”になることがな
くなり、印字動作を保護することができる。すなわち、
ドライブ時間の最小値を設定することができる。
【0055】図14の(b)においては、センサ信号F
の立上がりが遅く、それを待っていると信号Lを有効に
する時間が長くなってしまう。したがって、信号Lを信
号LMAXの立下がり以降カットして "L”にする。こ
の場合、同時に信号Kもカットし、その後センサ信号F
の立上がりで信号Kを再度 "H”にし、センサ信号Fの
立下りで信号Kを再度 "L”にするようにしている。
【0056】したがって、信号LMAXの立下がり後に
信号Lが "H”のまま保持されることがなくなるため、
信号Lを有効にする時間の最大値を設定することができ
る。信号LMAXの立下がり後も信号Kをカットせず、
センサ信号Fの立下がりまで回制を行うようにしてもよ
いが、異常状態であるので、回制電流も遮断する方が保
護に適している。
【0057】図15の(a)においては、センサ信号F
の立下がりが遅く、それを待っていると信号Kを有効に
する時間が非常に長くなってしまう。したがって、信号
Kを信号KMAXの立下がりでカットして "L”にす
る。したがって、信号KMAXの立下がり後に信号Kが
"H”のまま保持されることがなくなるため、回制時間
の最大値を設定することができる。
【0058】また、図15の(b)においては、センサ
信号Fが出力されないため、信号L,Kが "H”のまま
保持されてしまう。したがって、信号L,Kを信号LM
AXの立下がりでカットする。したがって、印加時間及
び回制時間を制限することができる。回制時間を信号K
MAXの立下がりまで延ばすこともできるが、回制電流
も遮断する方が保護に適している。
【0059】このように、最適な印字動作を行うことが
できる範囲を信号LMIN,LMAX,KMAXで設定
するようになっているが、該信号LMIN,LMAX,
KMAXを出力するため、上記リミット回路64のレジ
スタ68〜70の値があらかじめ設定される。なお、上
記実施例においては、1本の印字ワイヤ30について説
明しているが、実際のワイヤドットヘッド4は9本や2
4本の印字ワイヤ30を有しており、各印字ワイヤ30
ごとにセンサ43、センサ回路44、タイミング抽出回
路45、ドライブ制御回路65、駆動回路66が設けら
れる。また、リミット回路64は各印字ワイヤ30ごと
に設けてもよいが、複数個のドライブ制御回路65に共
通に設けることができ、その場合、回路規模を小さくす
ることができる。
【0060】また、ノイズの発生頻度が低く、印加時間
や回制時間を制限する必要がない場合には、リミット回
路64は不要である。次に、本発明の第2の実施例につ
いて説明する。図17は本発明の第2の実施例における
ドライブ制御回路の詳細図、図18は本発明の第2の実
施例における第1のタイムチャートである。
【0061】図17において、83,84,85′はJ
Kフリップフロップ、86〜92はANDゲート、93
〜95はORゲート、96〜102はインバータであ
る。また、LMIN,LMAX,KMAXはリミット回
路64(図1)からの信号、Gは制御回路47(図2)
からの印字パターン信号、Iは制御回路47からの印字
トリガ信号、Fはタイミング抽出回路45からのセンサ
信号、L,Kは駆動回路66に出力される信号である。
上記印字パターン信号Gは印字する時に "H”になる。
【0062】上記構成のドライブ制御回路65′及び駆
動回路66(図11)において、制御回路47からの印
字パターン信号Gが "H”になり、印字トリガ信号Iが
入力されると、ANDゲート86を介してJKフリップ
フロップ83の出力信号である信号Lは、 "H”にな
る。また、同時にANDゲート86及びORゲート94
を介してJKフリップフロップ85′の出力信号である
信号Kも "H”になる。JKフリップフロップ83はK
端子に入力されない限り、 "H”を保持するので、その
間、インバータ100を介して接続されたJKフリップ
フロップ85′も"H”を保持する。この時、駆動回路
66において、図11の矢印aで示すようにコイルLn
に印加電流が流れる。
【0063】しばらくすると、印字ワイヤ30は運動を
開始し、これに対応して微分回路60(図6)から出力
された信号Eのレベルが徐々に高くなり、電圧比較器6
1の比較電圧より高くなった時にセンサ信号Fが "H”
になる。この時、信号LMINは "L”であり、インバ
ータ97の出力信号が "H”であるので、ANDゲート
88、ORゲート93を介してJKフリップフロップ8
3の信号Lは "L”に切り換わり、同時にJKフリップ
フロップ84の出力信号が "H”になる。すると、AN
Dゲート90が "H”になるため、直ちにJKフリップ
フロップ84の出力信号が "L”になる。
【0064】そして、この間、信号KMAXが "H”で
あるので、ANDゲート92が "L”になる。また、セ
ンサ信号Fが "H”であるので、ORゲート95の出力
信号が "H”になり、インバータ101を介して接続さ
れるANDゲート91が "L”になる。したがって、O
Rゲート94の出力信号は "L”を保持し、JKフリッ
プフロップ85′の信号Kは "H”を保持する。この
時、駆動回路66に図11の矢印bで示すように回制電
流が流れる。
【0065】次に、印字ワイヤ30が印字媒体に衝突
し、センサ信号Fが "L”になるとORゲート95の出
力信号が "L”になるため、インバータ101、AND
ゲート91を介してORゲート94の出力信号が "H”
になり、JKフリップフロップ85′の信号Kは "L”
になる。この時、駆動回路66に図11の矢印cで示す
ようにコイルLn にコイル電流が流れ、該コイル電流が
吸収され急速に0になり、1回の印字動作が終了する。
その後、JKフリップフロップ84は信号KMAXの立
下がりで "L”に戻る。
【0066】次に、センサ信号Fがノイズの影響で波形
割れとなった場合について説明する。図18に示すよう
に、JKフリップフロップ83,85′の信号L,Kが
"H”になっている時に、信号Eがノイズによって図1
8の(b)のようになるとセンサ信号Fに波形割れが生
じる。この間、信号Lが "H”であるので、インバータ
100の出力信号が "L”となり、ANDゲート91,
92の出力信号がいずれも "L”になってJKフリップ
フロップ85′の信号Kは "H”を保持する。
【0067】図19は本発明の第2の実施例における第
2のタイムチャート、図20は本発明の第2の実施例に
おける第3のタイムチャートである。図19の(a)は
センサ信号Fの立上がりが信号LMINの立下がりより
前になった場合のタイムチャート、(b)はセンサ信号
Fの立上がりが信号LMAXの立下がりより前になった
場合のタイムチャート、図20の(a)はセンサ信号F
の立下がりが信号KMAXの立下がりより後になった場
合のタイムチャート、図20の(b)はセンサ信号Fが
出力されない場合のタイムチャートである。
【0068】図19の(a)においては、センサ信号F
の立上がりで信号Lが"L”になると、信号Lを有効に
する時間が異常に短くなってしまうので、信号LMIN
の立下がりまでJKフリップフロップ83の入力信号を
"L”にして信号Lを "H”に保持する。こうすること
によって、信号LMINの立下がり前に信号Lが "L”
になることがなくなる。そして、図18の(b)に示す
ように、信号LMINの立下がり前にセンサ波形割れが
生じた場合でも信号Lが "L”になることがなくなり、
印字動作を保護することができる。すなわち、印加時間
の最小値を設定することができる。
【0069】図19の(b)においては、センサ信号F
の立上がりが遅く、それを待っていると信号Lを有効に
する時間が長くなってしまう。したがって、信号Lを信
号LMAXの立下がり以降カットして "L”にする。こ
の場合、信号LMINが "L”であるので、信号LMA
Xの立下がりと共にANDゲート89の出力信号が
"H”になり、JKフリップフロップ83の入力信号を
"H”にして信号Lを "L”にする。この時、JKフリ
ップフロップ84の出力信号は "H”になり、センサ信
号Fが立ち上がるまでその状態を保持する。そして、セ
ンサ信号Fが立ち上がり、その後立ち下がるとJKフリ
ップフロップ85′の信号Kが "L”になる。
【0070】したがって、信号LMAXの立下がり以降
に信号Lが "H”のまま保持されることがなくなるた
め、信号Lを有効にする時間の最大値を設定することが
できる。図20の(a)においては、センサ信号Fの立
下がりが遅く、それを待っていると信号Kを有効にする
時間が異常に長くなってしまう。そこで、信号Kを信号
KMAXの立下がりでカットして "L”にする。すなわ
ち、センサ信号Fの立下がり前に信号KMAXが "L”
になると、JKフリップフロップ85′の信号Kは
"L”になる。したがって、信号KMAXの立下がり以
降に信号Kが "H”のまま保持されることがなくなるた
め、回制時間の最大値を設定することができる。
【0071】また、図20の(b)においては、センサ
信号Fが出力されないため、信号L,Kが "H”に保持
される。したがって、信号Lを信号LMAXの立下がり
以降、信号Kを信号KMAXの立下がり以降でカットす
る。すなわち、信号LMAXの立下がりでJKフリップ
フロップ83の信号Lを "L”にする。この時、JKフ
リップフロップ84の出力信号は "H”になり、センサ
信号Fが "H”になるまでその状態を保持する。その
間、JKフリップフロップ85′の信号Kも "H”にな
る。そして、信号KMAXの立下がりでJKフリップフ
ロップ84,85′の信号Kが "L”になる。したがっ
て、印加時間及び回制時間を制限することができる。回
制時間を信号KMAXの立ち下がりまで延ばすこともで
きるが、回制電流も遮断する方が保護に適している。
【0072】また、従来は必要とされるドライブ時間の
変動分を考慮し、ドライブ時間にある程度余裕を与えて
ドライブしていたが、ドライブ時間を最適化することに
よって従来よりもドライブ時間を短縮化することがで
き、ワイヤドットヘッド4の発熱も少なくなり、低消費
電力化が可能となる。なお、図9において、リミット回
路64をカウンタ71,72などのロジック回路で構成
しているが、ワンショットタイマなどのアナログ回路で
構成しても、制御回路47内の内部タイマを用いてソフ
トウェアで構成してもよい。また、信号LMIN,LM
AX,KMAXは、印字トリガ信号Iの入力でスタート
させ、タイマを用いてそれぞれ独立に発生させてもよい
し、信号LMAXの立下がりで信号KMAXを "H”に
するようにしてもよい。
【0073】次に、リミット回路64の他の設定方法に
ついて説明する。図21は本発明の第3の実施例におけ
るドライブ状態の説明図、図22は本発明の第3の実施
例におけるタイムチャートである。図において、信号E
の実線で示す波形e0 は、通常ドライブ時のものである
が、高速印字ドライブを行う場合には、比較電圧をTH
1まで低く設定する。その時のコイル電流の波形をi1
で示す。しかし、高速印字ドライブに必要なコイル電流
の波形としては、i1 の斜線部分を削除したものが理想
であり、これは、信号Eの破線で示す波形e1 に相当す
る。このようなコイル電流を流せば印字ワイヤ30の戻
りの時間が早くなり、繰返し時間が短くなるため、高速
印字が可能となる。
【0074】逆に、高インパクト印字ドライブを行う場
合には、比較電圧をTH2まで高く設定する。その時の
コイル電流の波形はi2 で示すようになる。しかし、高
インパクト印字ドライブに必要なコイル電流の波形とし
ては、i2 の斜線部分を追加したものが理想であり、こ
れは、信号Eの一点鎖線で示す波形e2 に相当する。こ
のようなコイル電流を流せばワイヤ速度が速くなり、高
インパクト印字が可能となる。
【0075】このように、比較電圧TH0〜TH2をコ
ントロールすると、信号Lの制御は可能であるが信号K
の制御は困難である。そこで、信号L,Kを共に制御す
るために信号LMAX,KMAXを使用する方法を図2
2に示す。この場合、センサ43からの信号は図示しな
いスイッチ回路(例えば、アナログスイッチ)でタイミ
ング抽出回路45と分離されるため、信号E、センサ信
号Fは出力されない。また、リミット回路64のレジス
タ68の設定値は "0”であり、レジスタ69,70は
所望の電波波形を作るための信号L,Kに対応させてそ
れぞれ設定する。
【0076】なお、本発明は上記実施例に限定されるも
のではなく、本発明の趣旨に基づいて種々変形すること
が可能であり、これらを本発明の範囲から排除するもの
ではない。
【0077】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、印字ワイヤ及びアーマチュアのいずれか一方の変
位がセンサによって検出され、該変位に対応する信号を
センサ回路が出力する。該センサ回路の出力信号はタイ
ミング抽出回路に送られ、印字ワイヤの移動開始タイミ
ングと衝突タイミングを示すセンサ信号に変換される。
そして、該センサ信号と制御回路が出力する信号はドラ
イブ制御回路に送られ、上記印加電流を制御するための
第1の信号及び上記回制電流を制御するための第2の信
号が駆動回路に送られる。
【0078】また、リミット回路が設けられ、上記第1
の信号及び第2の信号を有効にする時間の長さを設定す
るための信号を上記ドライブ制御回路に出力する。上記
ドライブ制御回路は、最初の移動開始タイミングで第1
の信号を無効にし、最初の衝突タイミングで第2の信号
を無効にし、2回目以降は、移動開始タイミングで第2
の信号を有効にし、衝突タイミングで第2の信号を無効
にする手段を有する。センサ信号にノイズが発生した場
合には、移動開始タイミングと衝突タイミングがそれぞ
れ複数回形成されるが、2回目以降は、移動開始タイミ
ングで第2の信号を有効にし、衝突タイミングで第2の
信号を無効にするため、そのたびに回制電流が発生させ
られる。したがって、基板の隣接パターンからの誘導ノ
イズや他の印字ワイヤのドライブ時における電源電圧の
変動が大きい場合などに、印加電流と回制電流が誤って
発生され、本来のセンサ信号に基づく印加電流と回制電
流が発生されなくなるのを防止することができる。その
結果、印字かすれや脱ドットが発生して印字品位が低下
することがなくなる。
【0079】また、ノイズの影響を受けないようにする
ために、電源パターンを強化したり、シールドを配設す
る必要がないので、ワイヤドットヘッドが大型化した
り、コストが上昇することはない。また、上記リミット
回路は、第1の信号を有効にする時間の最小値を設定す
るための設定信号を発生し、上記ドライブ制御回路は、
該設定信号のタイミングで第1の信号を有効にする。こ
の場合、上記センサ信号の発生が早すぎても、第1の信
号を有効にする時間を所定時間だけ確保し、印加電流が
流れる時間が短くなるのを防止することができる。
【0080】また、上記リミット回路は、第1の信号を
有効にする時間の最大値を設定するための設定信号を発
生し、上記ドライブ制御回路は、該設定信号のタイミン
グで第1の信号を無効にする。この場合、上記センサ信
号の発生が遅すぎても、第1の信号を有効にする時間を
所定時間でカットし、印加電流が流れる時間が長くなる
のを防止することができる。
【0081】さらに、上記リミット回路は、上記第1の
信号を無効にした場合に第2の信号を無効にして、回制
電流も遮断する。第2の信号を無効にした後、センサ信
号が発生した場合、移動開始タイミングで第2の信号を
有効にし、衝突タイミングで第2の信号を無効にする。
この間回制電流が発生する。また、上記リミット回路
は、第2の信号を有効にする時間の最大値を設定するた
めの設定信号を発生し、上記ドライブ制御回路は、該設
定信号のタイミングで第2の信号を無効にして、回制電
流が流れる時間が長くなりすぎるのを防止する。
【0082】したがって、印字ワイヤ、電気系、セン
サ、ヘッドギャップ等に異常が発生した場合にも適正な
印字を行うことができる。そして、上記センサ回路とタ
イミング抽出回路間に両者を選択的に分離するスイッチ
回路が設けられ、上記リミット回路は、第1の信号を有
効にする時間の最大値を設定するための第1の設定信号
と第2の信号を有効にする時間の最大値を設定するため
の第2の設定信号を発生し、上記ドライブ制御回路は、
第1の設定信号のタイミングで第1の信号を無効にし、
第2の設定信号のタイミングで第2の信号を無効にす
る。高速印字ドライブ、高インパクト印字ドライブ等を
行う時に特別のコイル電流波形を発生させることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】ドライブ回路の内部ブロック図である。
【図2】本発明の実施例を示すワイヤドットヘッドの駆
動装置のブロック図である。
【図3】ワイヤドットヘッドの縦断面図である。
【図4】プリント基板の平面図である。
【図5】プリント基板の要部斜視図である。
【図6】センサ回路及びタイミング抽出回路の詳細ブロ
ック図である。
【図7】センサ回路のタイムチャートである。
【図8】タイミング抽出回路のタイムチャートである。
【図9】リミット回路の詳細図である。
【図10】ドライブ制御回路の詳細図である。
【図11】駆動回路の詳細図である。
【図12】リミット回路及びドライブ制御回路の第1の
タイムチャートである。
【図13】従来のワイヤドットヘッドの駆動装置のタイ
ムチャートである。
【図14】本発明のワイヤドットヘッドの駆動装置にお
ける第2のタイムチャートである。
【図15】本発明のワイヤドットヘッドの駆動装置にお
ける第3のタイムチャートである。
【図16】本発明のワイヤドットヘッドの駆動装置にお
ける第4のタイムチャートである。
【図17】本発明の第2の実施例におけるドライブ制御
回路の詳細図である。
【図18】本発明の第2の実施例における第1のタイム
チャートである。
【図19】本発明の第2の実施例における第2のタイム
チャートである。
【図20】本発明の第2の実施例における第3のタイム
チャートである。
【図21】本発明の第3の実施例におけるドライブ状態
の説明図である。
【図22】本発明の第3の実施例におけるタイムチャー
トである。
【符号の説明】
30 印字ワイヤ 32 アーマチュア 35b コイル 43 センサ 44 センサ回路 45 タイミング抽出回路 47 制御回路 64 リミット回路 65 ドライブ制御回路 66 駆動回路 F センサ信号
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 阿久津 直司 東京都港区虎ノ門1丁目7番12号 沖電気 工業株式会社内 (72)発明者 小森 智裕 東京都港区虎ノ門1丁目7番12号 沖電気 工業株式会社内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 印字ワイヤを固定するアーマチュアに対
    向して電磁石を配設し、該電磁石のコイルに流れる印加
    電流と、該印加電流の遮断後に上記コイルに流れ続ける
    回制電流を制御して上記印字ワイヤの変位を制御するワ
    イヤドットヘッドの駆動装置において、(a)印字ワイ
    ヤ及びアーマチュアのいずれか一方の変位を検出するセ
    ンサと、(b)該センサが検出した変位に対応する信号
    を出力するセンサ回路と、(c)該センサ回路の出力信
    号を、印字ワイヤの移動開始タイミングと衝突タイミン
    グを示すセンサ信号に変換するタイミング抽出回路と、
    (d)該タイミング抽出回路が出力するセンサ信号と、
    制御回路が出力する信号を受け、上記印加電流を制御す
    るための第1の信号及び上記回制電流を制御するための
    第2の信号を出力するドライブ制御回路と、(e)該ド
    ライブ制御回路が出力する第1の信号及び第2の信号を
    受けて、上記印加電流及び回制電流を発生させる駆動回
    路と、(f)上記第1の信号及び第2の信号を有効にす
    る時間を設定するための信号を上記ドライブ制御回路に
    出力するリミット回路を有することを特徴とするワイヤ
    ドットヘッドの駆動装置。
  2. 【請求項2】 上記ドライブ制御回路は、最初の移動開
    始タイミングで第1の信号を無効にし、最初の衝突タイ
    ミングで第2の信号を無効にし、2回目以降は、移動開
    始タイミングで第2の信号を有効にし、衝突タイミング
    で第2の信号を無効にする手段を有する請求項1記載の
    ワイヤドットヘッドの駆動装置。
  3. 【請求項3】 上記リミット回路は、第1の信号を有効
    にする時間の最小値を設定するための設定信号を発生
    し、上記ドライブ制御回路は、該設定信号のタイミング
    で第1の信号を有効にする手段を有する請求項1記載の
    ワイヤドットヘッドの駆動装置。
  4. 【請求項4】 上記リミット回路は、第1の信号を有効
    にする時間の最大値を設定するための設定信号を発生
    し、上記ドライブ制御回路は、該設定信号のタイミング
    で第1の信号を無効にする手段を有する請求項1記載の
    ワイヤドットヘッドの駆動装置。
  5. 【請求項5】 上記リミット回路は、上記第1の信号を
    無効にした場合に第2の信号を無効にする手段を有する
    請求項4記載のワイヤドットヘッドの駆動装置。
  6. 【請求項6】 第2の信号を無効にした後、移動開始タ
    イミングで第2の信号を有効にし、衝突タイミングで第
    2の信号を無効にする手段を有する請求項5記載のワイ
    ヤドットヘッドの駆動装置。
  7. 【請求項7】 上記リミット回路は、第2の信号を有効
    にする時間の最大値を設定するための設定信号を発生
    し、上記ドライブ制御回路は、該設定信号のタイミング
    で第2の信号を無効にする手段を有する請求項1記載の
    ワイヤドットヘッドの駆動装置。
  8. 【請求項8】 上記センサ回路とタイミング抽出回路間
    に両者を選択的に分離するスイッチ回路を有し、上記リ
    ミット回路は、第1の信号を有効にする時間の最大値を
    設定するための第1の設定信号と、第2の信号を有効に
    する時間の最大値を設定するための第2の設定信号を発
    生し、上記ドライブ制御回路は、第1の設定信号のタイ
    ミングで第1の信号を無効にし、第2の設定信号のタイ
    ミングで第2の信号を無効にする手段を有する請求項1
    記載のワイヤドットヘッドの駆動装置。
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