JPH06171120A - インパクトプリンタの制御装置 - Google Patents

インパクトプリンタの制御装置

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JPH06171120A
JPH06171120A JP4330815A JP33081592A JPH06171120A JP H06171120 A JPH06171120 A JP H06171120A JP 4330815 A JP4330815 A JP 4330815A JP 33081592 A JP33081592 A JP 33081592A JP H06171120 A JPH06171120 A JP H06171120A
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JP
Japan
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print
armature
adjustment data
self
wire
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Application number
JP4330815A
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English (en)
Inventor
Koichi Ando
紘一 安藤
Mitsuru Kishimoto
充 岸本
Hideaki Iwami
英昭 石水
Yoichi Umezawa
洋一 梅沢
Toshiyuki Asaka
俊行 浅香
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Oki Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Oki Electric Industry Co Ltd
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Publication date
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J2/00Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
    • B41J2/22Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by selective application of impact or pressure on a printing material or impression-transfer material
    • B41J2/23Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by selective application of impact or pressure on a printing material or impression-transfer material using print wires
    • B41J2/30Control circuits for actuators
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J2/00Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
    • B41J2/22Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by selective application of impact or pressure on a printing material or impression-transfer material
    • B41J2/23Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by selective application of impact or pressure on a printing material or impression-transfer material using print wires
    • B41J2/27Actuators for print wires
    • B41J2/28Actuators for print wires of spring charge type, i.e. with mechanical power under electro-magnetic control

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  • Dot-Matrix Printers And Others (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】印字を繰り返して印字ドット回数が増加し、コ
アや印字ワイヤの先端が摩耗したり、外部からインパク
トプリンタに衝撃が加わったり、キャリッジが摩耗した
りしても印字品位を維持する。 【構成】電磁石に駆動電流を供給してアーマチュアを変
位させ、該アーマチュアの先端に固定された印字ワイヤ
によって印字を行うようになっていて、前記アーマチュ
アとコア間の静電容量が静電容量センサによって検出さ
れ、検出された静電容量からセンサ出力波形が求められ
る。そして、あらかじめ設定されたスライスレベルV
REF1,VREF2と前記センサ出力波形に基づいてセルフア
ジャストデータが取り込まれる。そして、該セルフアジ
ャストデータに基づいて電磁石に駆動電流を供給する駆
動条件を駆動条件調整手段によって調整する。したがっ
て、印字保証の寿命に至るまで印字品位を維持すること
ができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ワイヤドット印字ヘッ
ドの内部にアーマチュアの動作を監視するセンサを有す
るインパクトプリンタの制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、印字ワイヤを駆動させ、印字ヘッ
ドに対向して置かれたインクリボンと印字媒体を、プラ
テンに強く押し付けて印字を行うインパクトプリンタ
は、印字媒体の自由度が高く、また比較的廉価なことか
ら、情報処理システムなどの出力装置を始め多方面に使
用されている。
【0003】前記インパクトプリンタはワイヤドット印
字ヘッドを有しており、該ワイヤドット印字ヘッドは、
プランジャ型、ばねチャージ型、クラッパ型に分けられ
る。このうち、ばねチャージ型のワイヤドット印字ヘッ
ドは、バイアス用の板ばねによって揺動自在に支持した
アーマチュアを前記板ばねの復元力に抗して永久磁石に
よってコアに吸引させておき、印字する際に、前記コア
に巻装されたコイルを励磁させて前記永久磁石と逆方向
に磁束を発生させ、前記アーマチュアを解放させる構造
となっている。
【0004】図2は従来のばねチャージ型のワイヤドッ
ト印字ヘッドの断面図、図3はギャップの説明図であ
る。図において、1はベースであり、該ベース1の周縁
部に永久磁石2、台板3、スペーサ4が順次積み重ねら
れ、スペーサ4とガイドフレーム5間にクランプ6を介
して板ばね7及びヨーク8が片持梁(ばり)状に挟持さ
れている。
【0005】また、9は前記ベース1に設けられたコ
ア、10は該コア9の外周に巻装されたコイルであり、
これらコア9及びコイル10によって電磁石11が形成
されている。12はカバーであり、前記コイル10を通
電する通電基板13を保護している。前記板ばね7の可
撓(かとう)部には、前記ヨーク8に隣接してアーマチ
ュア14が取り付けられ、該アーマチュア14の先端に
印字ワイヤ15が固定され、ガイドフレーム5に固着さ
れたワイヤガイド16によってプラテン21側に案内さ
れる。
【0006】前記構成のワイヤドット印字ヘッドでコイ
ル10に通電していない状態においては、印字ワイヤ1
5が取り付けられたアーマチュア14を支持する板ばね
7が永久磁石2の磁界によってコア9に吸引されてい
て、前記印字ワイヤ15はワイヤガイド16から突出し
ない状態に置かれる。この状態においてコイル10に通
電すると、前記永久磁石2の磁界を打ち消す方向に磁界
が発生し、板ばね7の復元力によって印字ワイヤ15が
ワイヤガイド16の端面から突出する。こうして突出し
た印字ワイヤ15は、ワイヤドット印字ヘッドに対向し
て置かれたインクリボン22と印字媒体を、プラテン2
1に強く押し付けて印字を行う。
【0007】また、17は前記ガイドフレーム5とヨー
ク8間に設けられた検出基板であり、該検出基板17上
に固定極18が設けられる。該固定極18は狭い空間を
置いて各アーマチュア14に対面することによって静電
容量センサ20を形成し、両者間に所定の静電容量を形
成する。ところで、各印字ワイヤ15ごとの飛行時間に
ばらつきがあったり、インクリボン22と印字媒体間の
接触時間にばらつきがあったりすると、印字ワイヤ15
の戻り時間が想定しているものと異なり、アーマチュア
14や板ばね7がコア9に衝突したり、いつまでも印字
ワイヤ15が戻って来られず、印字不良を引き起こすこ
とがある。
【0008】そこで、各アーマチュア14の変位を検出
して印字ワイヤ15ごとに異なる駆動時間を設定するよ
うにしている。なお、gA はプリンタの組立調整時にお
けるプラテン21と印字ワイヤ15間の基準ギャップで
ある。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来のインパクトプリンタにおいては、印字媒体の厚さが
変わった場合や単紙と複写紙が入れ替わった場合には、
印字ワイヤ15と印字媒体間のギャップgが変化し、印
字ワイヤ15の動作が変化して印字品位を低下させてし
まう。
【0010】そこで、印字ワイヤ15と印字媒体間のギ
ャップgを検出し、該ギャップgに対応して電磁石11
の駆動時間を制御するものが考えられる。この場合、ワ
イヤドット印字ヘッドの位置を変えることができるよう
にするとともに、インパクトプリンタの組立調整時にプ
ラテン21と印字ワイヤ15間を基準ギャップgA (例
えば、gA =0.5〔mm〕)になるようにワイヤドッ
ト印字ヘッドをセットする。次に、厚さの分かっている
印字媒体をプラテン21と印字ワイヤ15間に挿入し、
該印字媒体と印字ワイヤ15間に形成される標準ギャッ
プgB ですべての印字ワイヤ15(例えば、9本又は2
4本)をそれぞれ駆動し、その時の各アーマチュア14
の変位によるセンサ出力波形としての速度波形の一部又
はすべてのデータ(「以下、「セルフアジャストデー
タ」という。)を図示しないメモリに記憶させるように
している。そして、インパクトプリンタの使用中におい
て、あらかじめ設定された条件下で前記セルフアジャス
トデータを再度取り込み、更新する方法が考えられる。
【0011】図4は速度波形を示す図である。図におい
て、横軸は時間tを、縦軸はセンサ出力であるアーマチ
ュア14(図2)の速度vを示す。VREF1はハイ側のス
ライスレベル、VREF2はロー側のスライスレベルであ
り、スライスレベルVREF1によって印字ワイヤ15及び
アーマチュア14がコア9から解放されるまでの解放時
間T1 及び印字ワイヤ15がプラテン21(図3)に衝
突するまでの第1印字時間T2 を得ることができ、スラ
イスレベルVREF1,VREF2によって印字ワイヤ15がプ
ラテン21に衝突するまでの第2印字時間T2aを得るこ
とができ、また、スライスレベルVREF2によって印字ワ
イヤ15が再びコア9に吸引されるまでの戻り時間T3
を得ることができる。また、V1 ,V2 はアーマチュア
14の最高速度である。
【0012】そして、前記解放時間T1 、第1印字時間
2 、第2印字時間T2a、戻り時間T3 及び最高速度V
1 ,V2 が前記セルフアジャストデータになる。ところ
が、前記構成のインパクトプリンタにおいては、印字を
繰り返す間に最適なギャップgを維持することができな
くなってしまう。図5はコアによるアーマチュアの吸引
状態を示す図である。図の(a)はインパクトプリンタ
の組立調整時の状態を、(b)は印字保証の寿命に至っ
た時の状態を示す。
【0013】図に示すように、印字を繰り返して印字ド
ット回数が増加するのに伴い、コア9上のアーマチュア
14の吸引点が摩耗するとともに、印字ワイヤ15の吸
引ストロークがKだけ増加し、インパクトプリンタの組
立調整時におけるギャップgの値が基準ギャップgA
あったのに対し、印字保証の寿命に至った時のギャップ
gの値は(gA +K)となってしまう。
【0014】また、印字ワイヤ15の先端の摩耗、外部
からインパクトプリンタに加わる衝撃、図示しないキャ
リッジの摩耗等によってもギャップgの値は変化してし
まう。したがって、静電容量センサ20(図2)のセン
サ出力が変化し、ギャップgを検出する精度や印字媒体
の種類を認識する精度が低くなり、印字品位が低下して
しまう。
【0015】したがって、印字保証の寿命に近くなる
と、印字ワイヤ15の往復動作が印字タイミング信号の
タイミングより遅れ、脱ドットが発生することがある。
これを防止するために、インパクトプリンタの組立調整
時に、駆動時間を長めに設定することも考えられるが、
消費電力が大きくなるだけでなく、コイル10の発熱に
よってワイヤドット印字ヘッドの温度が上昇してしま
う。
【0016】本発明は、前記従来のインパクトプリンタ
の制御装置の問題点を解決して、印字を繰り返して印字
ドット回数が増加し、コアや印字ワイヤの先端が摩耗し
たり、外部からインパクトプリンタに衝撃が加わった
り、キャリッジが摩耗したりしても印字品位が低下する
ことがないインパクトプリンタの制御装置を提供するこ
とを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】そのために、本発明のイ
ンパクトプリンタの制御装置においては、電磁石に駆動
電流を供給してアーマチュアを変位させ、該アーマチュ
アの先端に固定された印字ワイヤによって印字を行うよ
うになっている。そして、前記アーマチュアとコア間の
静電容量を検出する静電容量センサと、検出した静電容
量からセンサ出力波形を求める手段と、あらかじめ設定
されたスライスレベルと前記センサ出力波形に基づいて
セルフアジャストデータを取り込む手段と、該セルフア
ジャストデータに基づいて電磁石に駆動電流を供給する
駆動条件を調整する駆動条件調整手段を有する。
【0018】該駆動条件調整手段は、各印字ワイヤごと
のセルフアジャストデータの平均値に対応して駆動時間
又は駆動周期を調整するものである。
【0019】
【作用】本発明によれば、前記のようにインパクトプリ
ンタの制御装置は、電磁石に駆動電流を供給してアーマ
チュアを変位させ、該アーマチュアの先端に固定された
印字ワイヤによって印字を行うようになっている。そし
て、前記アーマチュアとコア間の静電容量が静電容量セ
ンサによって検出され、検出された静電容量からセンサ
出力波形が求められる。そして、あらかじめ設定された
スライスレベルと前記センサ出力波形に基づいてセルフ
アジャストデータが取り込まれる。該セルフアジャスト
データは、印字を繰り返して印字ドット回数が増加する
のに伴って変化するだけでなく、組立調整時の、コアに
よるアーマチュアの吸引力のばらつきによって異なる。
【0020】そこで、該セルフアジャストデータに基づ
いて電磁石に駆動電流を供給する駆動条件を駆動条件調
整手段によって調整する。該駆動条件調整手段は、各印
字ワイヤごとのセルフアジャストデータの平均値に対応
して駆動時間又は駆動周期を調整する。
【0021】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
ながら詳細に説明する。図1は本発明の第1の実施例を
示すインパクトプリンタの制御装置における速度波形図
である。なお、ワイヤドット印字ヘッドの構造は従来の
ものと同じであるので、説明を省略する。
【0022】本発明のインパクトプリンタの制御装置に
おいては、組立調整時のギャップgを最適ギャップgR
に調整し、例えば、印字媒体をセットしないでインクリ
ボン22(図3参照)を装着した時、印字媒体をセット
した時等にセルフアジャストデータを得るようにしてい
る。図において、横軸は時間tを、縦軸はセンサ出力で
あるアーマチュア14(図2参照)の速度vを示す。a
はインパクトプリンタの組立調整時におけるアーマチュ
ア14の速度波形、bは印字保証の寿命に近くなって、
コア9や印字ワイヤ15の先端が摩耗したり、外部から
インパクトプリンタに衝撃が加わったり、図示しないキ
ャリッジが摩耗したりした時のアーマチュア14の速度
波形である。
【0023】また、VREF1はハイ側のスライスレベル、
REF2はロー側のスライスレベルである。そして、該ス
ライスレベルVREF1,VREF2によって、電磁石11の駆
動時間を調整するためのセルフアジャストデータを得る
ようにしている。すなわち、スライスレベルVREF1によ
ってアーマチュア14がコア9から解放されるまでの解
放時間TA1, TB1及び印字ワイヤ15がプラテン21に
衝突するまでの第1印字時間TA2, TB2を得ることがで
き、スライスレベルVREF1,VRE F2によって印字ワイヤ
15がプラテン21に衝突するまでの第2印字時間T
A2a,TB2a を得ることができ、また、スライスレベル
REF2によって印字ワイヤ15が再びコア9に吸引され
るまでの戻り時間TA3,TB3を得ることができる。
【0024】また、VA1,VA2, VB1, VB2はアーマチ
ュア14の最高速度である。前記解放時間TA1,第1印
字時間TA2、第2印字時間TA2a 、戻り時間TA3及び最
高速度VA1,VA2はインパクトプリンタの組立調整時に
おけるセルフアジャストデータであり、解放時間TB1
第1印字時間TB2、第2印字時間TB2a 、戻り時間TB3
及び最高速度VB1, VB2は印字保証の寿命に近くなった
時のセルフアジャストデータである。
【0025】図から、 TA1=TB1A2≦TB2A2a ≦TB2aA3≦TB3A1≦VB1A2≦VB2 であることが明らかである。
【0026】なお、この場合、セルフアジャストデータ
を得るために二つのスライスレベルVREF1,VREF2を設
定し、該スライスレベルVREF1,VREF2と速度波形a,
bが交差する点を求めるようにしているが、スライスレ
ベルVREF1,VREF2のほかに他のスライスレベルを設定
することができ、個数が増加することによって得られる
セルフアジャストデータも増加する。
【0027】このようにして得たセルフアジャストデー
タは、単独で又は適宜組み合わせて調整用データとさ
れ、該調整用データを使用して電磁石11の駆動時間が
調整されるようになっている。なお、前記実施例におい
ては、センサ出力をアーマチュア14の速度波形として
得ているが、アーマチュア14の変位波形や加速度波形
として得ることもできる。
【0028】図6は印字ドット回数と調整用データの関
係図である。図の(a)は解放時間TB1と第1印字時間
B2の和の推移を示す図、(b)は戻り時間TB3の推移
を示す図である。図に示すように、印字を繰り返すこと
によって印字ドット回数が増加するが、それに伴ってギ
ャップgが広くなるとともに、解放時間TB1と印字時間
B2の和、戻り時間TB3等の調整用データの値が大きく
なる。
【0029】そこで、印字保証の寿命に近くなった時に
脱ドットなどが発生するのを防止するため、調整用デー
タに設定値X1 ,Y1 等を設定することによって危険区
域が設定される。例えば、 TB1+TB2≧X1B3≧Y1 になった場合に、電磁石11の駆動時間を長くして脱ド
ットが発生するのを防止する。
【0030】なお、前記駆動時間を変更する場合、印字
時間TB2、印字時間TB2と戻り時間TB3の和、最高速度
B1等の値によって危険区域を設定することもできる。
また、前記駆動時間をセルフアジャストデータの変化に
対応してリニアに変化させたり、段階的に変化させるこ
とができる。さらに、ワイヤドット印字ヘッドのすべて
の印字ワイヤ15について、セルフアジャストデータの
平均値を計算し、該平均値と前記調整用データを比較し
て駆動時間を変更することができるとともに、各印字ワ
イヤ15の単独のセルフアジャストデータによって、各
印字ワイヤ15ごとに駆動時間を変更することもでき
る。
【0031】ところで、インパクトプリンタの組立調整
時に各印字ワイヤ15ごとのコア9によるアーマチュア
14の吸引力にばらつきが発生し、アーマチュア14の
速度波形aが各印字ワイヤ15ごとに異なってしまう。
したがって、各印字ワイヤ15の動作がそれぞれ異な
り、印字品位が低下してしまう。そこで、各印字ワイヤ
15のセルフアジャストデータに対応して電磁石11の
駆動時間を印字ワイヤ15ごとに設定し、印字ドット回
数に伴うセルフアジャストデータの変化に合わせて駆動
時間を変更し、最適な駆動を行うようにしている。
【0032】次に、本発明の第2の実施例について説明
する。図8は本発明の第2の実施例を示すインパクトプ
リンタの制御装置における速度波形図である。図におい
て、横軸は時間tを、縦軸はセンサ出力であるアーマチ
ュア14(図2参照)の速度vを示す。aはインパクト
プリンタの組立調整時におけるアーマチュア14の速度
波形、cはインパクトプリンタの組立調整時における他
のアーマチュア14の速度波形である。
【0033】また、VREF1はハイ側のスライスレベル、
REF2はロー側のスライスレベルである。そして、該ス
ライスレベルVREF1,VREF2によって、電磁石11の駆
動時間を調整するためのセルフアジャストデータを得る
ようにしている。すなわち、スライスレベルVREF1によ
ってアーマチュア14がコア9から解放されるまでの解
放時間TA1, TC1及び印字ワイヤ15がプラテン21
(図3参照)に衝突するまでの第1印字時間TA2, TC2
を得ることができ、スライスレベルVREF1,VREF2によ
って印字ワイヤ15がプラテン21に衝突するまでの第
2印字時間TA2a ,TC2a を得ることができ、また、ス
ライスレベルVREF2によって印字ワイヤ15が再びコア
9に吸引されるまでの戻り時間TA3,TC3を得ることが
できる。
【0034】また、VA1,VA2, VC1, VC2はアーマチ
ュア14の最高速度である。前記解放時間TA1,第1印
字時間TA2、第2印字時間TA2a 、戻り時間TA3及び最
高速度VA1,VA2はインパクトプリンタの組立調整時に
おける所定の印字ワイヤ15についてのセルフアジャス
トデータであり、解放時間TC1、第1印字時間TC2、第
2印字時間TC2a 、戻り時間TC3及び最高速度VC1, V
C2はインパクトプリンタの組立調整時における他の印字
ワイヤ15についてのセルフアジャストデータである。
【0035】前記各実施例においては、セルフアジャス
トデータによって調整用データを設定し、該調整用デー
タの値に対応して電磁石11の駆動時間を調整するよう
にしているが、該電磁石11の駆動周期を調整すること
もできる。図7はギャップと調整用データの関係図であ
る。すなわち、電磁石11(図2参照)の駆動周期は印
字速度で決まり、ギャップgが広くなるとともに長くな
る。そして、ギャップgが設定値以上になると、電磁石
11の駆動時間を最適化しただけではアーマチュア15
を正確に変位させることができなくなる。
【0036】その場合、調整用データに設定値X1 より
大きい設定値X2 を設定し、各印字ワイヤ15のセルフ
アジャストデータの平均値について、例えば、 TB1+TB2≧X2 である時に電磁石11の駆動周期を長くして脱ドットが
発生するのを防止する。なお、この場合、印字速度はわ
ずかに遅くなる。
【0037】また、各印字ワイヤ15のセルフアジャス
トデータの平均値ではなく、少なくとも1本の印字ワイ
ヤ15のセルフアジャストデータについて TB1+TB2≧X2 以上の時に電磁石11の駆動周期を長くすることもでき
る。さらに、セルフアジャストデータを取り込んで電磁
石11の駆動時間や駆動周期を変更した場合、次回のセ
ルフアジャストデータを取り込むための印字時間検出モ
ードにおいて電磁石11の駆動時間を段階的又はリニア
に変更し、セルフアジャストデータの信頼性を高めた
り、その時点でセルフアジャストデータを取り込み直し
たりすることも考えられる。
【0038】また、自動ギャップ調整を行う際に電磁石
11の駆動時間を段階的又はリニアに変更し、自動ギャ
ップ調整の信頼性を高めることもできる。なお、本発明
は前記実施例に限定されるものではなく、本発明の趣旨
に基づいて種々変形することが可能であり、これらを本
発明の範囲から排除するものではない。
【0039】例えば、前記実施例においては、バネチャ
ージ型のワイヤドット印字ヘッドについて説明したが、
クラッパ型のワイヤドット印字ヘッドに適用することも
できる。
【0040】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、インパクトプリンタの制御装置は、電磁石に駆動
電流を供給してアーマチュアを変位させ、該アーマチュ
アの先端に固定された印字ワイヤによって印字を行うよ
うになっている。そして、前記アーマチュアとコア間の
静電容量が静電容量センサによって検出され、検出され
た静電容量からセンサ出力波形が求められる。そして、
あらかじめ設定されたスライスレベルと前記センサ出力
波形に基づいてセルフアジャストデータが取り込まれ
る。
【0041】そして、該セルフアジャストデータに基づ
いて電磁石に駆動電流を供給する駆動条件を駆動条件調
整手段によって調整する。前記駆動条件調整手段は、各
印字ワイヤごとのセルフアジャストデータの平均値に対
応して駆動時間又は駆動周期を調整する。したがって、
印字保証の寿命に至るまで印字品位を維持することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示すインパクトプリン
タの制御装置における速度波形図である。
【図2】従来のばねチャージ型のワイヤドット印字ヘッ
ドの断面図である。
【図3】ギャップの説明図である。
【図4】速度波形を示す図である。
【図5】コアによるアーマチュアの吸引状態を示す図で
ある。
【図6】印字ドット回数と調整用データの関係図であ
る。
【図7】ギャップと調整用データの関係図である。
【図8】本発明の第2の実施例を示すインパクトプリン
タの制御装置における速度波形図である。
【符号の説明】
9 コア 11 電磁石 14 アーマチュア 15 印字ワイヤ 20 静電容量センサ VREF1,VREF2 スライスレベル
フロントページの続き (72)発明者 梅沢 洋一 東京都港区虎ノ門1丁目7番12号 沖電気 工業株式会社内 (72)発明者 浅香 俊行 東京都港区虎ノ門1丁目7番12号 沖電気 工業株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電磁石に駆動電流を供給してアーマチュ
    アを変位させ、該アーマチュアの先端に固定された印字
    ワイヤによって印字を行うインパクトプリンタの制御装
    置において、(a)前記アーマチュアとコア間の静電容
    量を検出する静電容量センサと、(b)検出した静電容
    量からセンサ出力波形を求める手段と、(c)あらかじ
    め設定されたスライスレベルと前記センサ出力波形に基
    づいてセルフアジャストデータを取り込む手段と、
    (d)該セルフアジャストデータに基づいて電磁石に駆
    動電流を供給する駆動条件を調整する駆動条件調整手段
    を有することを特徴とするインパクトプリンタの制御装
    置。
  2. 【請求項2】 前記駆動条件調整手段は、各印字ワイヤ
    ごとのセルフアジャストデータの平均値に対応して駆動
    時間を調整するものである請求項1に記載のインパクト
    プリンタの制御装置。
  3. 【請求項3】 前記駆動条件調整手段は、各印字ワイヤ
    ごとのセルフアジャストデータの平均値に対応して駆動
    周期を調整するものである請求項1に記載のインパクト
    プリンタの制御装置。
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