JPH02141258A - ワイヤドット印字ヘッド駆動方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、シリアルのインパクトプリンタに使用される
ワイヤドツト印字ヘッドの駆動方法、特に、同時に駆動
される印字ワイヤの本数（ドツト本数）により、各印字
ワイヤの印字動作に影響を与えることのないワイヤドツ
ト印字へンドの駆動方法に関する。

（従来の技術） 印字ワイヤを駆動してインクリボンを介して印字媒体を
打撃し、その力で印字媒体上に印字を行うインパクトプ
リンタは、比較的廉価であり、多種類の印字媒体に印字
することが可能なことから、情報処理システム等の出力
装置をはじめ多方面に用いられている。

上記インパクトプリンタは、ワイヤドツト印字ヘッドの
型式から、プランジャ型、バネチャージ型、クランパ型
に分けられる。

この内、バネチャージ型のものは、印字ワイヤを固定し
たアーマチュアをバイアス用板バネの仮バネによって揺
動自在に支持し、該アーマチュアを予め上記バイアス用
板バネの弾性力に抗して永久磁石によってコアに吸引さ
せておき、印字する際に、上記コアに巻かれたコイルを
励磁させて上記永久磁石と逆方向に磁束を発生させ、上
記アーマチュアを解放させる構造となっているが、近年
印字の高速化が求められてきており、高速応答性の良好
なこのバネチャージ型のワイヤドツト印字ヘッドが多く
採用されている。

第２図は、上記従来のバネチャージ型ワイヤドツト印字
ヘッドの断面図である。

図において、１は永久磁石、２は合板、３はベース、４
はコア、５は該コア４に巻装されるコイル、６はバイア
ス用板バネ、７はアーマチュア、８は印字ワイヤ、９は
ヨーク、１０はスペーサ、１１は印字ワイヤ８を案内す
るガイド、１２はクランプである。

上記ベース３の上の外縁部に、永久磁石１、台板２、ス
ペーサｌＯ、ヨーク９が順次積層されており、かつ該ヨ
ーク９とスペーサＩＯの間にバイアス用板バネ６の固定
端が挟持されている。更に、上記ヨーク９上にはガイド
１１の基部が重ねられていて、これがクランプ１２によ
り一体に固定されている。

上記バイアス用板バネ６の自由端にはアーマチュア７が
支持されており、該アーマチュア７の先端には印字ワイ
ヤ８の基部が固着されていて、この印字ワイヤ８の先端
はヘッド中央部のガイド１１から突出するように配置さ
れている。

また、ベース３の中央部にはコア４が設けられ、このコ
ア４の外周にはコイル５が巻装されていて、両者により
電磁石が形成されている。

上述した構成において、コイル５に通電しない状態では
、永久磁石１の磁束が台板２、スペーサ１０、ヨーク９
、アーマチュア７、コア４、ベース３を通り磁束回路を
形成する。その際、コア４とアーマチュア７との間に磁
気吸引力が生じるため、アーマチュア７を取り付けたバ
イアス用板バネ６がコア４に吸引されて１発み、バイア
ス用板バネ６に歪エネルギーが蓄積される。

この状態でコイル５に通電すると、上記永久磁石１の磁
束と逆方向のｍ東が該コイル５に発生し、コア４とアー
マチュア７との間の空隙において上記永久６１石１の磁
束を打ち消すため、アーマチュア７がコア４から解放さ
れる。これにより上記バイアス用板バネ６に蓄積されて
いた歪エネルギーが解放され、該バイアス用板バネ６が
復旧することにより、アーマチュア７に固着されている
印字ワイヤ８の先端がガイド１１の前方に突出し、図示
しないインクリボンを介して印字媒体を打撃して印字を
行う。

（発明が解決しようとする課題） ところが、近年、ワイヤドツト印字ヘッドの小型化、高
密度化が進んでおり、これに伴ってコア４及びコイル５
で構成される複数の電磁マグネット相互に磁気干渉が発
生することが多くなってきている。そして、それが原因
となって印字ワイヤの動作が不安定になり、印字品位が
低下するという問題が生じてきている。

そこで、第３図に示すように、同時に駆動される印字ワ
イヤの本数に応じて駆動電流を変化させ、印字ワイヤの
動作を安定化させたワイヤドツト印字ヘッドが提供され
ている（実公昭６３−１３００９号公報参照）。

すなわち、上記ワイヤドツト印字ヘッドの駆動回路にお
いては、ワイヤドツトの印字ワイヤの駆動の有無を示す
印字ドツトデータが一時的にバンファレジスタ１３に記
憶され、印字ワイヤの駆動本数に応じた電流が抵抗加算
回路１４において出力されるようになっている。該出力
電流はコンデンサ１５で積分され、その充電電圧が比較
器１６において基準電圧と比較され、該比較器１６の出
力電圧によりトランジスタ１７がオンオフされ、コイル
５を駆動する。

ここで、抵抗加算回路１４の出力電流が、同時に駆動さ
れるワイヤの数に応じて変化して比較器１６の入力電位
を変化させることにより、トランジスタ１７のオン時間
を変えるようになっている。したがって、同時に駆動さ
れるワイヤによって生ずる磁気干渉が抑制され、印字ワ
イヤの動作が安定化する。

しかしながら、上記従来のワイヤドツト印字ヘッドの駆
動方法においては、印字力の補正が完全に行われておら
ず、同時に駆動される印字ワイヤの本数が増加すると、
印字ワイヤが印字媒体に衝突するまでの印字時間が遅延
し、かつ、印字力も低下する。そして同時に、コイル駆
動電流が増加し、入力エネルギーの大きな変動と発熱の
増加等の問題を生ずることがあった。

この発明は、以上述べた同時印字時における印字時間の
変動、印字力の低下、発熱量の増加及び入力エネルギー
の変動等の問題点を除去し、印字特性のすぐれたワイヤ
ドツト印字ヘッドの駆動方法を提供することを目的とす
る。

（課題を解決するための手段） そのために本発明は、先端に印字ワイヤ°を固着した複
数のアーマチュアと、各アーマチュアに対向して設けら
れるコアと、上記アーマチュアを固着するとともに、片
持ち梁式に支持されるバイアス用板バネと、上記コアに
巻装され、励磁時に磁束を発生して上記アーマチュアを
揺動するコイルとからなるワイヤドツト印字ヘッド駆動
方法において、指定された印字文字又はパターンを分割
してドツト単位の信号を出させ、同時に駆動される印字
ワイヤの本数を計測するようにしである。

そして、同時に駆動される印字ワイヤの本数が増加する
にしたがい、上記コイルに印加される駆動電圧が増加さ
せられるようになっている。

（作用） 本発明によれば、指定された印字文字又はパターンを分
割してドツト単位の信号を出させ、同時に駆動される印
字ワイヤの本数を計測し、同時に駆動される印字ワイヤ
の本数が増加するにしたがい、コイルに印加される駆動
電圧が増加させられるので、駆動電流の立上がりが速く
なり、印字ワイヤの飛行速度が速くなる。したがって、
印字時間が従来のワイヤドツト印字ヘッドと比較して極
端に短くなるので、同時に駆動される印字ワイヤにより
印字時間が変動することがなくなるとともに、印字力の
変動もなくなる。

（実施例） 以下、本発明の実施例について図面を参照しながら詳細
に説明する。

第１図は本発明のワイヤドツト印字ヘッドの駆動方法を
示すブロック図である。

図において、２１は印字指令回路であり、指定された印
字文字又はパターンをドツト単位に分１１Ｌ、ドツト単
位の信号を出す。２２は上記印字指令回路２１より出さ
れた信号から、同時に駆動する印字ワイヤの本数を計測
する同時印字本数計測回路であって、電源電圧指令回路
２３及びヘッド駆動回路２４に信号を出す。

電源電圧指令回路２３では、同時に駆動される印字ワイ
ヤの本数に応じて電ａ２５から供給される電圧を変動さ
せてヘッド駆動回路２４に印加する。そして、該ヘッド
駆動回路２４では、ヘッド駆動用のトランジスタが作動
させられ、印字ヘッド２６のコイルに電流が印加され、
指定された印字文字又はパターンを形成する。

次に、第４図に従来の第５図に本発明のワイヤドツト印
字ヘッドの駆動方法によって得られるコイルの端子電圧
、コイルに流れる電流波形、印字力波形及び印字ワイヤ
の飛行波形の動作タイムチャートを示す。第４図は従来
のワイヤドツト印字ヘッドの駆動方法によるもの、第５
図は本発明のワイヤドツト印字ヘッドの駆動方法による
ものである。図において、実線は１ビン駆動時の波形、
破線は多数ピン同時駆動時の波形である。

従来のワイヤドツト印字ヘッドの駆動方法においては、
同時に駆動される印字ワイヤの本数に応じて駆動時間を
可変とし、該本数が増加するにしたがい印字ワイヤの駆
動時間を長くし、磁気干渉による特性劣化を補正してい
た。この場合、駆動時間を長くすることにより、印字力
はかなり補正することができるが、印字時間の遅れはあ
まり補正できない。

一方、本発明のワイヤドツト印字ヘッドの駆Ｖ」方法に
おいては、駆動電圧を同時に駆動される印字ワイヤの本
数が増えるにしたがって駆動電圧を増加させると、第５
図に示すように駆動電流の立上がりが速くなり、これに
よって印字ワイヤの飛行速度が速くなって印字時間が従
来の駆動方法に比べ極端に速くなる。これによって、同
時に駆動される印字ワイヤの本数による印字時間の変動
がなくなり、かつ、印字力の変動もなくなり、印字特性
の安定したワイヤドツト印字ヘッドを得ることができる
。

第６図に同時に駆動される印字ワイヤの本数による印字
力及び印字時間の印字特性を示す。第６図（ａ）は従来
のワイヤドツト印字ヘッドの駆動方法によるものであり
、印字ワイヤの本数が増加するにしたがい駆動時間が長
くなるように制御され、第６図（ｂ）は本発明のワイヤ
ドツト印字ヘッドの駆動方法によるものであり、印字ワ
イヤの本数が増加するにしたがい駆動電圧が増加させら
れる。

従来のワイヤドツト印字へノドの駆動方法によると、印
字ワイヤの本数が増加すると、印字力が低下し、印字時
間が長くなるが、本発明のワイヤドツト印字ヘッドの駆
動方法によると、印字ワイヤの本数が増加しても印字力
は低下せず、また印字時間も長くならない。

なお、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、
本発明の趣旨に基づき種々の変形が可能であり、それら
を本発明の範囲から排除するものではない。

（発明の効果） 以上、詳細に説明したように、本発明のワイヤドツト印
字ヘッドの駆動方法によれば、同時に駆動される印字ワ
イヤの本数が増加するにしたがい、コイルに印加される
駆動電圧が増加させられるため、駆動電流の立上がりが
速くなり、印字ワイヤの飛行速度が速くなる。したがっ
て、印字時間が従来のワイヤドツト印字ヘッドと比較し
て極端に短くなるので、同時に駆動される印字ワイヤに
より印字時間が変動することがなくなるとともに、印字
力の変動もなくなり、安定した印字特性を有するワイヤ
ドツト印字ヘッドを得ることができる。

また、印字に必要なコイル駆動電流が増加しないので、
入力エネルギーの大きな変動と発熱の増加等の問題を生
ずることのないワイヤドツト印字ヘッドを得ることがで
きる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明のワイヤドツト印字ヘッドの駆動方法を
示すブロック図、第２図は従来のワイヤドツト印字ヘッ
ドの断面図、第３図は従来のワイヤドツト印字ヘソ１′
の駆動回路を示す図、第４図は従来のワイヤドツト印字
ヘッドの駆動方法による動作タイムチャート、第５図は
本発明のワイヤドツト印字ヘッドの駆動方法による動作
タイムチャート、第６図はワイヤドツト印字ヘッドの特
性比較図である。 ２１・・・印字指令回路、２２・・・同時印字本数計測
回路、２３・・・電源電圧指令回路、２４・・・ヘッド
駆動回路、２５・・・電源、２６・・・印字ヘッド。 特許出願人　沖電気工業株式会社 代理人　弁理士　川　合　　誠（外１名）メ５テのワイ
ヤ上１．ト印字ヘッドのと１」コ第２図 ζ 従来のフイマドット印字ヘットの、巧区！１巧域してコ
ろ雪カイ学タノムチイート第４図 渡来のワメヤドット印ＳヘッドのＳ４妨回路第３図 木完朗のフイマドット印客へ・ンドめ謳匍ＬＬ式してよ
ろ動行りＡム５−ト第５図 同時罵区會力Ｘ′Ｍ。 ワイヤドツト印字へ、７ドの特・姓比較閏第６図 同綺、駆動本数

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 　先端に印字ワイヤを固着した複数のアーマチュアと、
   各アーマチュアに対向して設けられるコアと、上記アー
   マチュアを固着するとともに、片持ち梁式に支持される
   バイアス用板バネと、上記コアに巻装され、励磁時に磁
   束を発生して上記アーマチュアを揺動するコイルとから
   なるワイヤドット印字ヘッド駆動方法において、 （ａ）指定された印字文字又はパターンを分割してドッ
   ト単位の信号を出させ、 （ｂ）同時に駆動される印字ワイヤの本数を計測し、（
   ｃ）該同時に駆動される印字ワイヤの本数が増加するに
   したがい、上記コイルに印加される駆動電圧を増加させ
   ることを特徴とするワイヤドット印字ヘッド駆動方法。