JP3052526B2 - ドットインパクトハンマの駆動方式 - Google Patents
ドットインパクトハンマの駆動方式Info
- Publication number
- JP3052526B2 JP3052526B2 JP1595492A JP1595492A JP3052526B2 JP 3052526 B2 JP3052526 B2 JP 3052526B2 JP 1595492 A JP1595492 A JP 1595492A JP 1595492 A JP1595492 A JP 1595492A JP 3052526 B2 JP3052526 B2 JP 3052526B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- hammer
- printing
- pole core
- dot impact
- Prior art date
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- Expired - Lifetime
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- Dot-Matrix Printers And Others (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はドットインパクトハンマ
の駆動方式に関するものである。
の駆動方式に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のドットインパクトハンマの駆動方
式で、印字ハンマが駆動される場合には、印字ハンマが
必ずポールコアに吸着された後に次の駆動を行う方式が
とられていた。図2は従来の印字ハンマが連続駆動する
時の一連の動きをモデル化した図である。図2(a)で
は、印字ハンマは印字に必要なエネルギを貯えるべくた
わみをもった状態で図示しない永久磁石によりポールコ
ア3に吸引保持されている。この状態でハンマコイル2
励磁電流を流すと、図2(b)の如く印字ハンマは永久
磁石の磁力から釈放され矢印方向へ飛びだす。飛び出し
た印字ハンマ1は図2(c)に示すようにインクリボン
4を介して印字用紙5に印字する。その後印字ハンマ1
は図2(d)及び図2(e)に示すようにポールコア3
側に戻ってくる。そして再び図2(a)に示すように、
印字ハンマ1はたわんだ状態でポールコアに吸引保持さ
れる。
式で、印字ハンマが駆動される場合には、印字ハンマが
必ずポールコアに吸着された後に次の駆動を行う方式が
とられていた。図2は従来の印字ハンマが連続駆動する
時の一連の動きをモデル化した図である。図2(a)で
は、印字ハンマは印字に必要なエネルギを貯えるべくた
わみをもった状態で図示しない永久磁石によりポールコ
ア3に吸引保持されている。この状態でハンマコイル2
励磁電流を流すと、図2(b)の如く印字ハンマは永久
磁石の磁力から釈放され矢印方向へ飛びだす。飛び出し
た印字ハンマ1は図2(c)に示すようにインクリボン
4を介して印字用紙5に印字する。その後印字ハンマ1
は図2(d)及び図2(e)に示すようにポールコア3
側に戻ってくる。そして再び図2(a)に示すように、
印字ハンマ1はたわんだ状態でポールコアに吸引保持さ
れる。
【0003】以上のように図2(a)〜(e)までを1
サイクルとして従来の印字ハンマは連続駆動されてい
る。
サイクルとして従来の印字ハンマは連続駆動されてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の印字方
式では、印字ハンマが駆動する時に必ず印字ハンマとポ
ールコアが接触するため、それらの接触部分の摩耗がド
ットインパクトハンマの寿命を決定する大きな要因の一
つとなっている。特に、印字ハンマに連続して駆動信号
がかかった場合は印字ハンマとポールコアの接触頻度が
高く、また、ハンマコイルによる励磁頻度も高くなり印
字ハンマ周辺の温度も上昇するため、印字ハンマとポー
ルコアの接触部分の摩耗が急激に進行するという問題が
あった。
式では、印字ハンマが駆動する時に必ず印字ハンマとポ
ールコアが接触するため、それらの接触部分の摩耗がド
ットインパクトハンマの寿命を決定する大きな要因の一
つとなっている。特に、印字ハンマに連続して駆動信号
がかかった場合は印字ハンマとポールコアの接触頻度が
高く、また、ハンマコイルによる励磁頻度も高くなり印
字ハンマ周辺の温度も上昇するため、印字ハンマとポー
ルコアの接触部分の摩耗が急激に進行するという問題が
あった。
【0005】従って、本発明の目的とするところは長寿
命の印字ヘッドを提供することにある。
命の印字ヘッドを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的は、板バネと印
字ピンで構成された複数の印字ハンマと、該印字ハンマ
を屈曲させてポールコアに保持するべく磁気吸引力を発
生する永久磁石と、前記印字ハンマを駆動するために各
印字ハンマに対応して設けられ、所定幅の励磁電流が供
給されて前記永久磁石の磁界を打ち消すハンマコイルと
を具備し、該ハンマコイルに励磁電流が供給された時に
印字ハンマを解放し印刷を行うスプリングチャージ式の
ドットインパクトプリンタにおいて、前記印字ハンマを
連続駆動する時には、前記励磁電流の周期を通常の印字
ハンマ駆動の励磁電流周期よりも短くし、前記印字ハン
マがポールコアに接触することなく駆動させるようにし
たことにより達成される。
字ピンで構成された複数の印字ハンマと、該印字ハンマ
を屈曲させてポールコアに保持するべく磁気吸引力を発
生する永久磁石と、前記印字ハンマを駆動するために各
印字ハンマに対応して設けられ、所定幅の励磁電流が供
給されて前記永久磁石の磁界を打ち消すハンマコイルと
を具備し、該ハンマコイルに励磁電流が供給された時に
印字ハンマを解放し印刷を行うスプリングチャージ式の
ドットインパクトプリンタにおいて、前記印字ハンマを
連続駆動する時には、前記励磁電流の周期を通常の印字
ハンマ駆動の励磁電流周期よりも短くし、前記印字ハン
マがポールコアに接触することなく駆動させるようにし
たことにより達成される。
【0007】
【作用】上記のような駆動方式で印字ハンマが連続駆動
されれば、印字ハンマの周辺温度が急激に上昇し、印字
ハンマとポールコアの接触部の摩耗が進むという問題点
を解決し、印字ハンマの長寿命化を図ることができる。
されれば、印字ハンマの周辺温度が急激に上昇し、印字
ハンマとポールコアの接触部の摩耗が進むという問題点
を解決し、印字ハンマの長寿命化を図ることができる。
【0008】
【実施例】以下実施例を図面を参照して本発明を説明す
る。図1は、本発明の印字ハンマが連続駆動する時の一
連の動きをモデル化した図である。1は板バネと印字ピ
ンからなる印字ハンマ、2はハンマコイル、3はポール
コア、4はインクリボン、5は印字用紙、6はプラテン
である。図1(a)では、印字ハンマ1はたわんだ状態
で図示しない永久磁石の磁力によりポールコア3に吸引
保持されている。この状態でハンマコイル2に励磁電流
を流すと、図2(b)に示すように、印字ハンマ1は永
久磁石の磁力から釈放され、矢印の方向へ飛びだす。飛
び出した印字ハンマ1は貯えられたエネルギにより、図
1(c)に示すようにインクリボン4を介し印字用紙5
に印字する。そして印字を行った後、図1(d)に示す
ように印字ハンマ1はポールコア3に戻ってくる。図1
(e)に示される状態、すなわち印字ハンマ1とポール
コア3が接触する直前で印字ハンマ1をプラテン6方向
に動くようにハンマコイル2に励磁電流を流すことによ
り、印字ハンマは図2(b)に示す状態となる。
る。図1は、本発明の印字ハンマが連続駆動する時の一
連の動きをモデル化した図である。1は板バネと印字ピ
ンからなる印字ハンマ、2はハンマコイル、3はポール
コア、4はインクリボン、5は印字用紙、6はプラテン
である。図1(a)では、印字ハンマ1はたわんだ状態
で図示しない永久磁石の磁力によりポールコア3に吸引
保持されている。この状態でハンマコイル2に励磁電流
を流すと、図2(b)に示すように、印字ハンマ1は永
久磁石の磁力から釈放され、矢印の方向へ飛びだす。飛
び出した印字ハンマ1は貯えられたエネルギにより、図
1(c)に示すようにインクリボン4を介し印字用紙5
に印字する。そして印字を行った後、図1(d)に示す
ように印字ハンマ1はポールコア3に戻ってくる。図1
(e)に示される状態、すなわち印字ハンマ1とポール
コア3が接触する直前で印字ハンマ1をプラテン6方向
に動くようにハンマコイル2に励磁電流を流すことによ
り、印字ハンマは図2(b)に示す状態となる。
【0009】以上のように、印字ハンマ1が連続駆動す
るとき、図1(b)〜図1(e)までを1サイクルとし
て繰り返し駆動する。従って印字ハンマ1とポールコア
3は接触することなく、印字ハンマ1が連続駆動するこ
とになる。
るとき、図1(b)〜図1(e)までを1サイクルとし
て繰り返し駆動する。従って印字ハンマ1とポールコア
3は接触することなく、印字ハンマ1が連続駆動するこ
とになる。
【0010】図3は、印字ハンマ1の動作波形とハンマ
コイル2に流れる励磁電流波形を示した図である。ハン
マコイル2に励磁電流を流すと印字ハンマ1の板バネは
時間(Td)の遅れで動きはじめ、時間(Td)の間解
放され、その後ポールコア3に吸引保持される。今、ハ
ンマコイルに流すと励磁電流を周期Tp’(Tp’<T
p)とすると、印字ハンマがポールコアから放れてか
ら、戻るまでの時間TpよりTp’が短いため印字ハン
マ1がポールコア3に戻らず次の印字動作を行うように
なる。つまり印字ハンマ1がポールコア3と接触するこ
となく駆動することができる。
コイル2に流れる励磁電流波形を示した図である。ハン
マコイル2に励磁電流を流すと印字ハンマ1の板バネは
時間(Td)の遅れで動きはじめ、時間(Td)の間解
放され、その後ポールコア3に吸引保持される。今、ハ
ンマコイルに流すと励磁電流を周期Tp’(Tp’<T
p)とすると、印字ハンマがポールコアから放れてか
ら、戻るまでの時間TpよりTp’が短いため印字ハン
マ1がポールコア3に戻らず次の印字動作を行うように
なる。つまり印字ハンマ1がポールコア3と接触するこ
となく駆動することができる。
【0011】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
印字ハンマを連続駆動する時、ポールコアと印字ハンマ
が接触することがないようにしたので、ドットインパク
トハンマの寿命を改善することができる。
印字ハンマを連続駆動する時、ポールコアと印字ハンマ
が接触することがないようにしたので、ドットインパク
トハンマの寿命を改善することができる。
【図1】 本発明の印字ハンマの動きをモデル化した略
断面図である。
断面図である。
【図2】 従来の印字ハンマの動きをモデル化した略断
面図である。
面図である。
【図3】 印字ハンマの動作波形及びハンマコイルの電
流波形を示した図である。
流波形を示した図である。
1 印字ハンマ 2 ハンマコイル 3 ポールコア 4 インクリボン 5 用紙 6 プラテン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−241754(JP,A) 特開 平2−62247(JP,A) 特開 平3−73373(JP,A) 特開 平4−110159(JP,A) 実開 平2−8944(JP,U) 実開 昭56−118047(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B41J 2/30
Claims (1)
- 【請求項1】板バネと印字ピンで構成された複数の印字
ハンマと、該印字ハンマを屈曲させてポールコアに保持
するべく磁気吸引力を発生する永久磁石と、前記印字ハ
ンマを駆動するために各印字ハンマに対応して設けら
れ、所定幅の励磁電流が供給されて前記永久磁石の磁界
を打ち消すハンマコイルとを具備し、該ハンマコイルに
励磁電流が供給された時に前記印字ハンマを解放し印刷
を行うスプリングチャージ式のドットインパクトプリン
タにおいて、前記 印字ハンマを連続駆動する時には、前記励磁電流の
周期を通常の印字ハンマ駆動の励磁電流周期よりも短く
し、前記印字ハンマがポールコアに接触することなく駆
動させるようにしたことを特徴とするドットインパクト
ハンマの駆動方式。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1595492A JP3052526B2 (ja) | 1992-01-31 | 1992-01-31 | ドットインパクトハンマの駆動方式 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1595492A JP3052526B2 (ja) | 1992-01-31 | 1992-01-31 | ドットインパクトハンマの駆動方式 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05208506A JPH05208506A (ja) | 1993-08-20 |
JP3052526B2 true JP3052526B2 (ja) | 2000-06-12 |
Family
ID=11903141
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1595492A Expired - Lifetime JP3052526B2 (ja) | 1992-01-31 | 1992-01-31 | ドットインパクトハンマの駆動方式 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3052526B2 (ja) |
-
1992
- 1992-01-31 JP JP1595492A patent/JP3052526B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH05208506A (ja) | 1993-08-20 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20000307 |