JP2505866B2 - ワイヤドット印字ヘッドの制御装置 - Google Patents
ワイヤドット印字ヘッドの制御装置Info
- Publication number
- JP2505866B2 JP2505866B2 JP21261788A JP21261788A JP2505866B2 JP 2505866 B2 JP2505866 B2 JP 2505866B2 JP 21261788 A JP21261788 A JP 21261788A JP 21261788 A JP21261788 A JP 21261788A JP 2505866 B2 JP2505866 B2 JP 2505866B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- wire
- armature
- print head
- circuit
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B41—PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
- B41J—TYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
- B41J2/00—Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
- B41J2/22—Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by selective application of impact or pressure on a printing material or impression-transfer material
- B41J2/23—Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by selective application of impact or pressure on a printing material or impression-transfer material using print wires
- B41J2/30—Control circuits for actuators
Landscapes
- Dot-Matrix Printers And Others (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） この発明は、シリアルプリンタにおけるワイヤドット
印字ヘッドの制御装置、特に先端に印字ワイヤを有する
アーマチュアを永久磁石によってコアに吸引させてお
き、該永久磁石が発生する磁束と反対方向の磁束をコイ
ルにより発生させてアーマチュアを解放し、その時の印
字ワイヤの駆動によって印字するワイヤドット印字ヘッ
ドの制御装置に関するものである。
印字ヘッドの制御装置、特に先端に印字ワイヤを有する
アーマチュアを永久磁石によってコアに吸引させてお
き、該永久磁石が発生する磁束と反対方向の磁束をコイ
ルにより発生させてアーマチュアを解放し、その時の印
字ワイヤの駆動によって印字するワイヤドット印字ヘッ
ドの制御装置に関するものである。
（従来の技術） 従来、先端に印字ワイヤを有するアーマチュアを永久
磁石によってコアに吸引させておき、該永久磁石が発生
する磁束と反対方向の磁束をコイルにより発生させてア
ーマチュアを解放し、その時の印字ワイヤの駆動によっ
て印字するワイヤドット印字ヘッドが提供されている。
磁石によってコアに吸引させておき、該永久磁石が発生
する磁束と反対方向の磁束をコイルにより発生させてア
ーマチュアを解放し、その時の印字ワイヤの駆動によっ
て印字するワイヤドット印字ヘッドが提供されている。
この種のワイヤドット印字ヘッドは、アーマチュアを
解放する際に付勢力を与えるための板バネを使用してお
り、周波数応答が良好であり、バネチャージ型のワイヤ
ドット印字ヘッドと呼ばれている。
解放する際に付勢力を与えるための板バネを使用してお
り、周波数応答が良好であり、バネチャージ型のワイヤ
ドット印字ヘッドと呼ばれている。
第９図に、上記従来のバネチャージ型のワイヤドット
印字ヘッドの断面図を示す。
印字ヘッドの断面図を示す。
ワイヤドット印字ヘッド内の各印字ワイヤ１に対応し
てそれぞれ配置されたコイル２に通電を行わない状態で
は、印字ワイヤ１が取り付けられたアーマチュア３を支
持する板バネ４が永久磁石５の磁界によりコア６に吸引
されていて、上記印字ワイヤ１はガイド７より突出しな
い状態に置かれる。上記永久磁石５はベース８の上に支
持され、永久磁石５の上に積層固定された台板９、スペ
ーサ10及びヨーク11と共にクランプ12によって把持され
ている。
てそれぞれ配置されたコイル２に通電を行わない状態で
は、印字ワイヤ１が取り付けられたアーマチュア３を支
持する板バネ４が永久磁石５の磁界によりコア６に吸引
されていて、上記印字ワイヤ１はガイド７より突出しな
い状態に置かれる。上記永久磁石５はベース８の上に支
持され、永久磁石５の上に積層固定された台板９、スペ
ーサ10及びヨーク11と共にクランプ12によって把持され
ている。
上記状態においてコイル２に通電すると、上記永久磁
石５の磁界を打ち消す磁界が発生し、板バネ４の復元力
によって印字ワイヤ１がガイド７の端面より突出する。
こうして突出した印字ワイヤ１は、プリントヘッドに対
向して置かれたインクリボンと印字媒体を、プラテンに
強く押しつけて印字を行う。
石５の磁界を打ち消す磁界が発生し、板バネ４の復元力
によって印字ワイヤ１がガイド７の端面より突出する。
こうして突出した印字ワイヤ１は、プリントヘッドに対
向して置かれたインクリボンと印字媒体を、プラテンに
強く押しつけて印字を行う。
ところが、上記印字ワイヤ１はプラテンではね返さ
れ、アーマチュア３と板バネ４は、コア６に向かって戻
ってくる。この時のアーマチュア３と板ばね４の戻り速
度が速いため、コア６に衝突した際に出る音が大きく、
これを抑制するため、アーマチュア３と板バネ４がコア
６に衝突する前にコイル２に再通電することによって両
者の戻り動作にブレーキをかけ、コア６に静かに納める
制御が行われていた。
れ、アーマチュア３と板バネ４は、コア６に向かって戻
ってくる。この時のアーマチュア３と板ばね４の戻り速
度が速いため、コア６に衝突した際に出る音が大きく、
これを抑制するため、アーマチュア３と板バネ４がコア
６に衝突する前にコイル２に再通電することによって両
者の戻り動作にブレーキをかけ、コア６に静かに納める
制御が行われていた。
その場合、上記再通電を行う方法には数通り考えられ
るが、その一例を第10図及び第11図に基づいて説明す
る。
るが、その一例を第10図及び第11図に基づいて説明す
る。
第10図は従来のワイヤドット印字ヘッドの制御回路
図、第11図は従来のワイヤドット印字ヘッドの動作波形
図である。
図、第11図は従来のワイヤドット印字ヘッドの動作波形
図である。
図において、図示されていない指令部から印字ワイヤ
駆動トリガs1が出力されると、コンデンサC1,抵抗R1,ダ
イオードD1で構成された充放電回路21によってコンパレ
ータQ2,Q3の（＋）端子側にs2の信号が加わる。コンパ
レータQ2,Q3の（−）端子側には、それぞれ比較電圧s3,
s5が入力されており、それぞれ第11図のs4,s6に示され
る信号が出力される。s4は、印字ワイヤを主駆動するた
めの時間信号、s6は、印字ワイヤに再駆動をかけるため
の時間信号である。
駆動トリガs1が出力されると、コンデンサC1,抵抗R1,ダ
イオードD1で構成された充放電回路21によってコンパレ
ータQ2,Q3の（＋）端子側にs2の信号が加わる。コンパ
レータQ2,Q3の（−）端子側には、それぞれ比較電圧s3,
s5が入力されており、それぞれ第11図のs4,s6に示され
る信号が出力される。s4は、印字ワイヤを主駆動するた
めの時間信号、s6は、印字ワイヤに再駆動をかけるため
の時間信号である。
次に、上記信号s6は微分回路22に入力されて、ワンシ
ョット回路23に加えるべきトリガパルスs7が作られる。
そして、ワンショット回路23の出力s8とコンパレータQ2
の出力s4とをORゲート24に通し、更にその出力s9と印字
データ信号s10とをNANDゲート25に通すことにより、コ
イルに通電を行うトランジスタTR1を制御する信号s11が
得られる。この時、信号s11がＬの状態にあるT1（第11
図）の時間だけトランジスタTR1がONとなり、電流がVCC
→TR1→L1→GRD（接地）と流れ、印字ワイヤ駆動用コイ
ルL1が励磁されてアーマチュアが解放され、印字が行わ
れる。
ョット回路23に加えるべきトリガパルスs7が作られる。
そして、ワンショット回路23の出力s8とコンパレータQ2
の出力s4とをORゲート24に通し、更にその出力s9と印字
データ信号s10とをNANDゲート25に通すことにより、コ
イルに通電を行うトランジスタTR1を制御する信号s11が
得られる。この時、信号s11がＬの状態にあるT1（第11
図）の時間だけトランジスタTR1がONとなり、電流がVCC
→TR1→L1→GRD（接地）と流れ、印字ワイヤ駆動用コイ
ルL1が励磁されてアーマチュアが解放され、印字が行わ
れる。
次に、信号s11がＨの状態にあるT2の時間だけトラン
ジスタTR1がOFFとなり、電流がL1→D3→VCCと流れて印
字ワイヤは戻って来る。更に、信号s11が再びＬの状態
になるT3の時間だけトランジスタTR1がONとなり、電流
がVCC→TR1→L1→GRD（接地）と流れて印字ワイヤ駆動
用コイルL1が励磁され、跳ね返されアーマチュア３にブ
レーキがかかり、板バネ４がコア６に静かに納まる。
ジスタTR1がOFFとなり、電流がL1→D3→VCCと流れて印
字ワイヤは戻って来る。更に、信号s11が再びＬの状態
になるT3の時間だけトランジスタTR1がONとなり、電流
がVCC→TR1→L1→GRD（接地）と流れて印字ワイヤ駆動
用コイルL1が励磁され、跳ね返されアーマチュア３にブ
レーキがかかり、板バネ４がコア６に静かに納まる。
（発明が解決しようとする課題） しかしながら、上記従来の方法では、印字ワイヤが飛
び出してから戻ってくる時間、すなわち飛行時間が常時
一定であるものとして印字ワイヤの再駆動を制御してい
るため、各印字ワイヤごとの飛行時間のバラツキやイン
クリボン・印字媒体との接触時間のバラツキ等が原因
で、印字ワイヤの戻りが想定している時間より早すぎる
と、再駆動によるブレーキが全く効かず、アーマチュア
3,板バネ４が高速でコア６に衝突して跳ね返り、再び飛
び出して行ってしまうことがあった。
び出してから戻ってくる時間、すなわち飛行時間が常時
一定であるものとして印字ワイヤの再駆動を制御してい
るため、各印字ワイヤごとの飛行時間のバラツキやイン
クリボン・印字媒体との接触時間のバラツキ等が原因
で、印字ワイヤの戻りが想定している時間より早すぎる
と、再駆動によるブレーキが全く効かず、アーマチュア
3,板バネ４が高速でコア６に衝突して跳ね返り、再び飛
び出して行ってしまうことがあった。
また、逆に印字ワイヤの戻りが想定した時間よりも遅
すぎると、再駆動によりいつまでも印字ワイヤが戻って
来られず、印字不良を引き起こす原因になっていた。
すぎると、再駆動によりいつまでも印字ワイヤが戻って
来られず、印字不良を引き起こす原因になっていた。
本発明は、以上述べたように印字ワイヤの再駆動を主
駆動から常に一定時間後に行うという制御方法をとるこ
とによって生ずる問題点を解決して、印字ワイヤ毎の飛
行時間のバラツキやインクリボン・印字媒体との接触時
間のバラツキ等に関係なく、アーマチュアの跳ね返りに
対してブレーキを掛け、板バネをコアに静かに納めるこ
とを可能としたワイヤドット印字ヘッドの制御装置を提
供することを目的とする。
駆動から常に一定時間後に行うという制御方法をとるこ
とによって生ずる問題点を解決して、印字ワイヤ毎の飛
行時間のバラツキやインクリボン・印字媒体との接触時
間のバラツキ等に関係なく、アーマチュアの跳ね返りに
対してブレーキを掛け、板バネをコアに静かに納めるこ
とを可能としたワイヤドット印字ヘッドの制御装置を提
供することを目的とする。
（課題を解決するための手段） そのために本発明は、先端に印字ワイヤを有するアー
マチュアを永久磁石によってコアに吸引させておき、該
永久磁石が発生する磁束と反対方向の磁束をコイルによ
り発生させてアーマチュアを解放し、その時の印字ワイ
ヤの駆動によって印字するワイヤドット印字ヘッドの制
御装置において、印字ワイヤ又は印字ワイヤと連動する
アーマチュアの変位を観測するためのセンサが設けら
れ、センサ検出回路によって上記センサから印字ワイヤ
又はアーマチュアの変位に対応した信号が取り出される
ようになっている。
マチュアを永久磁石によってコアに吸引させておき、該
永久磁石が発生する磁束と反対方向の磁束をコイルによ
り発生させてアーマチュアを解放し、その時の印字ワイ
ヤの駆動によって印字するワイヤドット印字ヘッドの制
御装置において、印字ワイヤ又は印字ワイヤと連動する
アーマチュアの変位を観測するためのセンサが設けら
れ、センサ検出回路によって上記センサから印字ワイヤ
又はアーマチュアの変位に対応した信号が取り出される
ようになっている。
上記センサ検出回路の信号は、比較回路により設定値
と比較され、印字ワイヤ又はアーマチュアがコアに一定
以上接近したことが判断される。そして該比較回路から
の信号により、駆動回路が印字ワイヤの再駆動を行うよ
うになっている。
と比較され、印字ワイヤ又はアーマチュアがコアに一定
以上接近したことが判断される。そして該比較回路から
の信号により、駆動回路が印字ワイヤの再駆動を行うよ
うになっている。
（作用） 本発明によれば、上記のように構成したので、印字ワ
イヤがインクリボンを介して印字媒体を打撃した反動で
印字ワイヤがコアに戻って来ると、印字ワイヤ及び印字
ワイヤと連動するアーマチュアの変位がセンサによって
検出される。これによって得られた変位信号は、比較回
路により設定値と比較され、印字ワイヤ又はアーマチュ
アがコアに一定以上接近したかどうかが判断される。
イヤがインクリボンを介して印字媒体を打撃した反動で
印字ワイヤがコアに戻って来ると、印字ワイヤ及び印字
ワイヤと連動するアーマチュアの変位がセンサによって
検出される。これによって得られた変位信号は、比較回
路により設定値と比較され、印字ワイヤ又はアーマチュ
アがコアに一定以上接近したかどうかが判断される。
そして、コアに一定以上接近していることが分かる
と、印字ワイヤ駆動回路が作動して印字ワイヤを再駆動
してコアに向かう動きに対してブレーキを掛け、十分減
速した状態でアーマチュアをコアに納める。
と、印字ワイヤ駆動回路が作動して印字ワイヤを再駆動
してコアに向かう動きに対してブレーキを掛け、十分減
速した状態でアーマチュアをコアに納める。
（実施例） 以下、本発明の実施例について第１図〜第８図に基づ
き詳細に説明する。
き詳細に説明する。
第１図は、本発明のワイヤドット印字ヘッドの制御回
路図、第２図は本発明のワイヤドット印字ヘッドの動作
波形図である。
路図、第２図は本発明のワイヤドット印字ヘッドの動作
波形図である。
図において、印字ワイヤ駆動トリガs1が入力され、充
放電回路21とコンパレータQ2とによって主駆動時間信号
s4を作りだす部分は、従来と同様である。
放電回路21とコンパレータQ2とによって主駆動時間信号
s4を作りだす部分は、従来と同様である。
31は印字ワイヤの動きを検出するセンサ検出回路であ
る。本発明においては、該センサ検出回路31によって検
出されたアーマチュアの位置に基づいて印字ワイヤの再
駆動が制御される。
る。本発明においては、該センサ検出回路31によって検
出されたアーマチュアの位置に基づいて印字ワイヤの再
駆動が制御される。
すなわち、上記センサ検出回路31の出力はクランプ回
路32に送られ、そこで得られた印字ワイヤの変位信号s
12がコンパレータ33の（＋）端子に入力される。コンパ
レータ33の（−）端子には、印字ワイヤが取り付けられ
ているアーマチュアと板バネがコアに向けて一定の距離
まで戻ってきたことを検知するためのスライスレベル信
号s18が加えられていて、両信号が比較されてs15の信号
が得られる。そして、該信号s15の立ち下がりエッジで
タイマーIC34を作動させ、印字ワイヤの再駆動時間信号
s17が作られる。
路32に送られ、そこで得られた印字ワイヤの変位信号s
12がコンパレータ33の（＋）端子に入力される。コンパ
レータ33の（−）端子には、印字ワイヤが取り付けられ
ているアーマチュアと板バネがコアに向けて一定の距離
まで戻ってきたことを検知するためのスライスレベル信
号s18が加えられていて、両信号が比較されてs15の信号
が得られる。そして、該信号s15の立ち下がりエッジで
タイマーIC34を作動させ、印字ワイヤの再駆動時間信号
s17が作られる。
該印字ワイヤの再駆動時間信号s17と上記主駆動時間
信号s4とをORゲート35に通し、更にその出力s19と印字
データ信号s10とNANDゲート36を通すことにより、コイ
ルに通電を行うトランジスタTR1を制御する信号s20が得
られる。この時、信号s20がＬの状態にあるT1（第２
図）の時間だけトランジスタTR1がONし、電流がVCC→TR
1→L1→GRD（接地）と流れ、印字ワイヤ駆動用コイルL1
が励磁されてアーマチュアが解放され印字が行われる。
信号s4とをORゲート35に通し、更にその出力s19と印字
データ信号s10とNANDゲート36を通すことにより、コイ
ルに通電を行うトランジスタTR1を制御する信号s20が得
られる。この時、信号s20がＬの状態にあるT1（第２
図）の時間だけトランジスタTR1がONし、電流がVCC→TR
1→L1→GRD（接地）と流れ、印字ワイヤ駆動用コイルL1
が励磁されてアーマチュアが解放され印字が行われる。
次に、信号s20がＨの状態にあるT2の時間だけトラン
ジスタTR1がOFFとなり、電流がL1→D3→VCCと流れ、印
字ワイヤは戻って来る。更に、信号s20が再びＬの状態
になるT3の時間だけトランジスタTR1がONとなり、電流
がVCC→TR1→L1→GRD（接地）と流れて印字ワイヤ駆動
用コイルL1が励磁され、跳ね返されたアーマチュアにブ
レーキがかかり、板バネがコアに静かに納まる。
ジスタTR1がOFFとなり、電流がL1→D3→VCCと流れ、印
字ワイヤは戻って来る。更に、信号s20が再びＬの状態
になるT3の時間だけトランジスタTR1がONとなり、電流
がVCC→TR1→L1→GRD（接地）と流れて印字ワイヤ駆動
用コイルL1が励磁され、跳ね返されたアーマチュアにブ
レーキがかかり、板バネがコアに静かに納まる。
ここで、本発明を実施するためのワイヤドット印字ヘ
ッドを第３図及び第４図で説明する。
ッドを第３図及び第４図で説明する。
第３図は本発明に使用するワイヤドット印字ヘッドの
断面図、第４図は本発明に使用するワイヤドット印字ヘ
ッドの部分拡大図であり、（ａ）はプリント配線板の配
線図、（ｂ）はプリント配線板の部分斜視図である。
断面図、第４図は本発明に使用するワイヤドット印字ヘ
ッドの部分拡大図であり、（ａ）はプリント配線板の配
線図、（ｂ）はプリント配線板の部分斜視図である。
図において、印字ヘッドの動作原理および基本構造は
従来の物と同様であるが、印字ワイヤ１の変位を検出す
るために、印字ワイヤ１と連動するアーマチュア３の位
置が静電容量センサ40によって観測される。
従来の物と同様であるが、印字ワイヤ１の変位を検出す
るために、印字ワイヤ１と連動するアーマチュア３の位
置が静電容量センサ40によって観測される。
該静電容量センサ40は、ガイド７とヨーク11との間に
第４図に示す様な観測端子41と固定極42を備えたプリン
ト配線板43を積層した構造となっている。各固定極42
は、アーマチュア３に対して各々ある空隙をおいて対面
するように設置され、対面するアーマチュア３との間に
静電容量を有するようになっている。
第４図に示す様な観測端子41と固定極42を備えたプリン
ト配線板43を積層した構造となっている。各固定極42
は、アーマチュア３に対して各々ある空隙をおいて対面
するように設置され、対面するアーマチュア３との間に
静電容量を有するようになっている。
アーマチュア３は、板バネ４を介してワイヤドット印
字ヘッド全体と導通しており、また固定極42はプリント
配線板43の銅箔パターンによって構成され、同様に銅箔
パターンによって構成される観測端子41との間が銅箔パ
ターンにより接続されている。したがって、ワイヤドッ
ト印字ヘッド全体と観測端子41の間には、固定極42とア
ーマチュア３の間の静電容量が現れる。
字ヘッド全体と導通しており、また固定極42はプリント
配線板43の銅箔パターンによって構成され、同様に銅箔
パターンによって構成される観測端子41との間が銅箔パ
ターンにより接続されている。したがって、ワイヤドッ
ト印字ヘッド全体と観測端子41の間には、固定極42とア
ーマチュア３の間の静電容量が現れる。
この静電容量は、アーマチュア３の変位によって変化
する。すなわち、印字ワイヤ１がガイド７から突出する
方向へ変位する際にアーマチュア３が固定極42に近づ
き、静電容量が増加する。一方、印字ワイヤ１が復旧す
ると、逆に静電容量が減少する。
する。すなわち、印字ワイヤ１がガイド７から突出する
方向へ変位する際にアーマチュア３が固定極42に近づ
き、静電容量が増加する。一方、印字ワイヤ１が復旧す
ると、逆に静電容量が減少する。
したがって、上記ワイヤドット印字ヘッドでは、静電
容量を観測することにより印字ワイヤ１の変位を観測で
きる。
容量を観測することにより印字ワイヤ１の変位を観測で
きる。
なお、上記静電容量センサ40を形成しているプリント
配線板43は、ヨーク11との絶縁を保つため、カードエッ
ジコネクタを形成する観測端子41以外は全てレジスト
（絶縁被膜）をコートしてある。そして、プリント配線
板43に密着し積層されるヨーク11は、ワイヤドット印字
ヘッドの磁気回路を形成するためだけでなく、固定極42
が相互に干渉するのを防ぐシールドの役目を果たす様に
なっている。
配線板43は、ヨーク11との絶縁を保つため、カードエッ
ジコネクタを形成する観測端子41以外は全てレジスト
（絶縁被膜）をコートしてある。そして、プリント配線
板43に密着し積層されるヨーク11は、ワイヤドット印字
ヘッドの磁気回路を形成するためだけでなく、固定極42
が相互に干渉するのを防ぐシールドの役目を果たす様に
なっている。
また、カードエッジコネクタは、上記静電容量センサ
40の観測端子41だけでなく、コア６に巻装されているコ
イル２の端子の接続にも利用される。すなわち、コネク
タ44がプリント配線によってカードエッジコネクタを構
成しており、一方、コイル２の端子はボビン45のコイル
端子46より取り出させ、上記コネクタ44とコイル端子46
はパターン配線により接続されている。
40の観測端子41だけでなく、コア６に巻装されているコ
イル２の端子の接続にも利用される。すなわち、コネク
タ44がプリント配線によってカードエッジコネクタを構
成しており、一方、コイル２の端子はボビン45のコイル
端子46より取り出させ、上記コネクタ44とコイル端子46
はパターン配線により接続されている。
次に、前述の静電容量センサ40の静電容量を電圧の変
化に変換する静電容量センサ回路（以下、センサ回路と
略す）について説明する。
化に変換する静電容量センサ回路（以下、センサ回路と
略す）について説明する。
第５図は本発明に使用する静電容量センサ回路の回路
図、第６図は同静電容量センサ回路の原理説明図、第７
図は同静電容量センサ回路の原理説明図の動作波形図、
第８図は印字ワイヤの変位量と静電容量センサ回路の出
力電圧の関係図である。
図、第６図は同静電容量センサ回路の原理説明図、第７
図は同静電容量センサ回路の原理説明図の動作波形図、
第８図は印字ワイヤの変位量と静電容量センサ回路の出
力電圧の関係図である。
図において、51はディジタルICであり、52,53は内部
等価回路のMOS型FET（電界効果トランジスタ）である。
発振器54からディジタルIC51にOSC出力信号を入力し、
ディジタルIC51の出力側に静電容量センサ40を接続する
と、該ディジタルIC51の出力として、第７図に示す様な
電流iCが流れる。これは、FET52,53が交互にON,OFFする
ために静電容量センサ40に流れる充放電容量であり、こ
の電荷はFET53,抵抗55を通って放電し、該抵抗55には第
７図に示す様な放電電流iSとなって現れる。該放電電流
iSは静電容量センサ40の放電電流であるため、静電容量
センサ40に充電されている電荷量をＱとすれば、iSを積
分器56によって一周期分積分した値はほぼＱとなる。
等価回路のMOS型FET（電界効果トランジスタ）である。
発振器54からディジタルIC51にOSC出力信号を入力し、
ディジタルIC51の出力側に静電容量センサ40を接続する
と、該ディジタルIC51の出力として、第７図に示す様な
電流iCが流れる。これは、FET52,53が交互にON,OFFする
ために静電容量センサ40に流れる充放電容量であり、こ
の電荷はFET53,抵抗55を通って放電し、該抵抗55には第
７図に示す様な放電電流iSとなって現れる。該放電電流
iSは静電容量センサ40の放電電流であるため、静電容量
センサ40に充電されている電荷量をＱとすれば、iSを積
分器56によって一周期分積分した値はほぼＱとなる。
今、静電容量センサ40の静電容量をCX,発振器54の発
振周波数をf,抵抗55の抵抗値をRSとし、増幅器57の増幅
率をａ倍とすると、電流iSの平均値は、 iS＝ｆ・Ｑ＝ｆ・CX・VDDであるから、 増幅器57の出力電圧voは、 vo＝ａ・iS・RS ＝ａ・ｆ・CX・VDD・RSとなり、 静電容量センサ40の静電容量CXに比例した電圧が本回路
により得られることになる。
振周波数をf,抵抗55の抵抗値をRSとし、増幅器57の増幅
率をａ倍とすると、電流iSの平均値は、 iS＝ｆ・Ｑ＝ｆ・CX・VDDであるから、 増幅器57の出力電圧voは、 vo＝ａ・iS・RS ＝ａ・ｆ・CX・VDD・RSとなり、 静電容量センサ40の静電容量CXに比例した電圧が本回路
により得られることになる。
実際には、増幅器57は交流増幅器であり、センサの他
に存在する分布量等によるオフセット（直流分）を切り
捨て、印字ワイヤの変位量のみを出力する様にしてい
る。
に存在する分布量等によるオフセット（直流分）を切り
捨て、印字ワイヤの変位量のみを出力する様にしてい
る。
また、実際の印字ワイヤ１の変位量とその時の静電容
量センサ回路の出力電圧との関係は、静電容量センサ40
の静電容量がアーマチュア３と固定極42との距離にほぼ
反比例するため、第８図に示したグラフ図の様になる。
量センサ回路の出力電圧との関係は、静電容量センサ40
の静電容量がアーマチュア３と固定極42との距離にほぼ
反比例するため、第８図に示したグラフ図の様になる。
なお、本発明は上記実施例に限定されるものではな
く、本発明の趣旨に基づいて種々の変形が可能であり、
これらを本発明の範囲から排除するものではない。
く、本発明の趣旨に基づいて種々の変形が可能であり、
これらを本発明の範囲から排除するものではない。
（発明の効果） 以上説明したように、本発明によれば、コアに向かっ
て戻ってくる印字ワイヤ又はアーマチュアに対して、コ
アから一定の位置で常にブレーキをかけることが可能と
なり、アーマチュアをコアに向けて静かに止めることが
できる。
て戻ってくる印字ワイヤ又はアーマチュアに対して、コ
アから一定の位置で常にブレーキをかけることが可能と
なり、アーマチュアをコアに向けて静かに止めることが
できる。
更に、アーマチュアが十分減速した状態でコアに納ま
るため、板バネやコアの摩耗が少なくなり、印字ヘッド
の寿命が長くなる。
るため、板バネやコアの摩耗が少なくなり、印字ヘッド
の寿命が長くなる。
第１図は本発明のワイヤドット印字ヘッドの制御回路
図、第２図は本発明のワイヤドット印字ヘッドの動作波
形図、第３図は本発明に使用するワイヤドット印字ヘッ
ドの断面図、第４図は本発明に使用するワイヤドット印
字ヘッドの部分拡大図、第５図は本発明に使用する静電
容量センサ回路の回路図、第６図は同静電容量センサ回
路の原理説明図、第７図は同静電容量センサ回路の原理
説明図の動作波形図、第８図は印字ワイヤの変位量と静
電容量センサ回路の出力電圧の関係図、第９図は従来の
バネチャージ型のワイヤドット印字ヘッドの断面図、第
10図は従来のワイヤドット印字ヘッドの制御回路図、第
11図は従来のワイヤドット印字ヘッドの動作波形図であ
る。 １……印字ワイヤ、２……コイル、３……アーマチュ
ア、４……板バネ、５……永久磁石、６……コア、７…
…ガイド、８……ベース、９……台板、10……スペー
サ、11……ヨーク、12……クランプ、21……充放電回
路、22……微分回路、23……ワンショット回路、24,35
……ORゲート、25,36……NANDゲート、31……センサ検
出回路、32……クランプ回路、33……コンパレータ、34
……タイマーIC、40……静電容量センサ、41……観測端
子、42……固定極、43……プリント配線板、44……コネ
クタ、45……ボビン、46……コイル端子、51……ディジ
タルIC、52,53……MOS型FET、54……発振器、55……抵
抗、56……積分器、57……増幅器。
図、第２図は本発明のワイヤドット印字ヘッドの動作波
形図、第３図は本発明に使用するワイヤドット印字ヘッ
ドの断面図、第４図は本発明に使用するワイヤドット印
字ヘッドの部分拡大図、第５図は本発明に使用する静電
容量センサ回路の回路図、第６図は同静電容量センサ回
路の原理説明図、第７図は同静電容量センサ回路の原理
説明図の動作波形図、第８図は印字ワイヤの変位量と静
電容量センサ回路の出力電圧の関係図、第９図は従来の
バネチャージ型のワイヤドット印字ヘッドの断面図、第
10図は従来のワイヤドット印字ヘッドの制御回路図、第
11図は従来のワイヤドット印字ヘッドの動作波形図であ
る。 １……印字ワイヤ、２……コイル、３……アーマチュ
ア、４……板バネ、５……永久磁石、６……コア、７…
…ガイド、８……ベース、９……台板、10……スペー
サ、11……ヨーク、12……クランプ、21……充放電回
路、22……微分回路、23……ワンショット回路、24,35
……ORゲート、25,36……NANDゲート、31……センサ検
出回路、32……クランプ回路、33……コンパレータ、34
……タイマーIC、40……静電容量センサ、41……観測端
子、42……固定極、43……プリント配線板、44……コネ
クタ、45……ボビン、46……コイル端子、51……ディジ
タルIC、52,53……MOS型FET、54……発振器、55……抵
抗、56……積分器、57……増幅器。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小森 智裕 東京都港区虎ノ門１丁目７番12号 沖電 気工業株式会社内 (56)参考文献 特開 平２−533（ＪＰ，Ａ) 特開 平２−41257（ＪＰ，Ａ) 特開 昭58−173677（ＪＰ，Ａ) 特開 昭60−63173（ＪＰ，Ａ) 実開 昭62−9530（ＪＰ，Ｕ) 特公 平５−64598（ＪＰ，Ｂ２)
Claims (1)
- 【請求項１】先端に印字ワイヤを有するアーマチュアを
永久磁石によってコアに吸引させておき、該永久磁石が
発生する磁束と反対方向の磁束をコイルにより発生させ
てアーマチュアを解放し、その時の印字ワイヤの駆動に
よって印字するワイヤドット印字ヘッドの制御装置にお
いて、 （ａ）印字ワイヤ又は印字ワイヤと連動するアーマチュ
アの変位を観測するためのセンサと、 （ｂ）該センサから印字ワイヤ又はアーマチュアの変位
に対応した信号を取り出すセンサ検出回路と、 （ｃ）該センサ検出回路の信号を設定値と比較して印字
ワイヤ又はアーマチュアがコアに一定以上接近したこと
を判断する比較回路と、 （ｄ）該比較回路からの信号により印字ワイヤの再駆動
を行う駆動回路とからなることを特徴とするワイヤドッ
ト印字ヘッドの制御装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21261788A JP2505866B2 (ja) | 1988-08-29 | 1988-08-29 | ワイヤドット印字ヘッドの制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21261788A JP2505866B2 (ja) | 1988-08-29 | 1988-08-29 | ワイヤドット印字ヘッドの制御装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0262247A JPH0262247A (ja) | 1990-03-02 |
| JP2505866B2 true JP2505866B2 (ja) | 1996-06-12 |
Family
ID=16625643
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP21261788A Expired - Fee Related JP2505866B2 (ja) | 1988-08-29 | 1988-08-29 | ワイヤドット印字ヘッドの制御装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2505866B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2937712B2 (ja) * | 1993-10-22 | 1999-08-23 | 沖電気工業株式会社 | ワイヤドットヘッドのワイヤ動作検出装置 |
-
1988
- 1988-08-29 JP JP21261788A patent/JP2505866B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0262247A (ja) | 1990-03-02 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US4940343A (en) | Wire-dot print head driving apparatus | |
| JPH05290704A (ja) | 電磁接触器 | |
| JP2505866B2 (ja) | ワイヤドット印字ヘッドの制御装置 | |
| US5039238A (en) | Dot-matrix printer with impact force determination | |
| JPH06171120A (ja) | インパクトプリンタの制御装置 | |
| EP0395763B1 (en) | Wire dot impact printer | |
| JP2553137B2 (ja) | ワイヤドットインパクトプリンタ | |
| EP0382465B1 (en) | Drive circuit for driving a wire dot print head | |
| JP2505532B2 (ja) | ワイヤドットインパクトプリンタ装置 | |
| US5518327A (en) | Wire motion detecting apparatus for wire dot head and wire dot impact printer apparatus therewith | |
| JPS5918845B2 (ja) | 電磁石の駆動方法 | |
| US5330277A (en) | Drive system for wire dot head | |
| US5071268A (en) | Wire-dot print head driving apparatus having sensing coils | |
| KR900007521B1 (ko) | 잉크 도트 프린터 | |
| JPH0564598B2 (ja) | ||
| JP2867489B2 (ja) | ワイヤドット型印字ヘッドの駆動回路 | |
| JP2746787B2 (ja) | ワイヤドット印字ヘッドの制御装置 | |
| JP2699314B2 (ja) | ワイヤドット印字ヘッド | |
| JPS6239373Y2 (ja) | ||
| JPH0544542U (ja) | ワイヤドツト印字ヘツド | |
| JPH06286173A (ja) | ワイヤドットヘッドの駆動装置 | |
| JPS618159U (ja) | プリンタ | |
| JPS61164866A (ja) | ハンマのリバウンド防止回路 | |
| JPH0569596A (ja) | ワイヤドツトプリンタ | |
| JPH0563842U (ja) | ワイヤドット印字ヘッド |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |