JPS6239373Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPS6239373Y2
JPS6239373Y2 JP1982075816U JP7581682U JPS6239373Y2 JP S6239373 Y2 JPS6239373 Y2 JP S6239373Y2 JP 1982075816 U JP1982075816 U JP 1982075816U JP 7581682 U JP7581682 U JP 7581682U JP S6239373 Y2 JPS6239373 Y2 JP S6239373Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
shutter
drive
coil
drive coil
output
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1982075816U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS58178120U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP7581682U priority Critical patent/JPS58178120U/ja
Publication of JPS58178120U publication Critical patent/JPS58178120U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPS6239373Y2 publication Critical patent/JPS6239373Y2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Shutters For Cameras (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案はシヤツター羽根の閉じ作動を行う駆動
ばねと永久磁石と協働して電磁的にシヤツター羽
根に開き作動を与えるようにシヤツター羽根に設
けられた駆動コイルとを有する電磁駆動プログラ
ムシヤツターに関する。
このような電磁駆動プログラムシヤツターにお
いては従来駆動コイルに所定の駆動パルスを与え
て所定絞り開口を得る際に別に制動コイルを併設
してシヤツター羽根に制動力を与えて作動を安定
させるものが提案されている。
しかしながらこのような制動コイルが設けられ
ていないものでは駆動パルスの消滅後もなおシヤ
ツター羽根が慣性力によつて開き作動を続ける
が、その間の開き作動状態は、シヤツター羽根の
開き速度と、閉じ作動用の駆動ばねの力と、摩擦
抵抗とによつて定められるので、摩擦抵抗の違い
等によつてシヤツター羽根の速度が変化してその
時に達する最大絞り開口が大巾に変化し、そのば
らつきによる乱調を低減させる作用力が働かない
欠点があつた。
本考案は上述の点に鑑み、別に制動コイルを設
けることなく簡単な構造で上述の乱調を最小限に
なし得る電磁駆動プログラムシヤツターを提供す
ることを目的とする。
本考案による電磁駆動プログラムシヤツターは
駆動パルスの消滅後なおシヤツター羽根が慣性的
に開き作動を続ける間駆動コイルを短絡して制動
電流を発生させ、シヤツター羽根の速度が変化し
ていてもこれに応じて制動電流が変化して駆動パ
ルス消滅後のシヤツター羽根が最大口径に達する
までの開き作動を実質的に一定の状態になし、乱
調を大巾に低減させるようになすものである。
すなわち、磁界B〔wb/m2〕中で導体長l
〔m〕のコイルを磁界に対して直角方向に速度v
〔m/sec〕で動作させるとコイルの両端に起電力
E=Blv〔V〕が発生する。シヤツター羽根の閉
じ方向に働く駆動ばねを有する電磁駆動プログラ
ムシヤツターにおいては、駆動コイルに電流を通
じている間は〔電磁力−駆動ばね力〕の力でシヤ
ツター羽根を開き方向に作動させている。電流を
iとするとその電磁力はF=Bil〔N〕で、この
電流iはシヤツター羽根の開き速度による逆起電
力の影響を受け、作動速度が大きいほど電流iは
小さくなつて電磁力が減少し、作動速度に対して
フイードバツクの効果を有するのである。
ところが駆動コイルの駆動電流を遮断した後、
コイルの両端を開放状態にしておくと前述の理由
によりシヤツター羽根の慣性力による開き作動速
度に比例した起電力Eは発生するが、電流が流れ
ないために電磁力を生じないから、駆動電流遮断
後は遮断時のシヤツター羽根の開き作動速度によ
る運動量と閉じ方向の駆動ばねの力によつてシヤ
ツター羽根の作動が規制されるが、駆動コイルの
駆動電流を遮断した後にコイルの両端を短絡する
と作動速度に比例して発生した起電力により電流
が流れ、作動している方向とは逆方向に電磁力が
発生してこれがシヤツター羽根の制動力となる。
この電磁制動力は作動速度に比例しているためフ
イードバツクの効果を持つていて、シヤツター羽
根等の摩擦抵抗等の条件の変化によつてシヤツタ
ー羽根の作動速度が変化してもその変化量を押え
る働きがあり、乱調を減少させる効果を生ずる。
また、駆動パルスによる電磁力消滅後、最大口径
になるまでのシヤツター羽根の作動時間を短縮で
きることから設計最大絞り開口における乱調も減
少するのである。
本考案による電磁駆動プログラムシヤツターは
シヤツター羽根に閉じ作動を与える駆動ばねと、
制御回路により発生される所定時間の駆動パルス
を与えられることにより永久磁石と協働して前記
駆動ばねの作用に抗して電磁的にシヤツター羽根
に所定絞り開口まで開き作動を与えるためシヤツ
ター羽根に設けられた駆動コイルとを有する電磁
駆動プログラムシヤツターにおいて、駆動コイル
に与えられた駆動パルスが消滅した後所定時間駆
動コイルを短絡してシヤツター羽根の慣性により
開き作動を続けることにより駆動コイルに生ずる
起動力によつて制動電流を生じさせてシヤツター
羽根の作動を安定化させるための短絡回路を設
け、前記短絡回路が駆動パルスの消滅後なおシヤ
ツター羽根が開き作動を続けている方向に対応す
る極性の駆動コイルに生ずる起電力を検知してそ
の時の最大口径に達するまで駆動コイルを短絡す
るように構成されていることを特徴とする。
このように構成してあるから駆動パルス消滅後
シヤツター開き速度に応じた制動電流が発生され
て、その時の最大口径に達するまでの開き作動が
実質的に一定に短縮され、乱調が著しく低減され
るのである。
以下に添付図面を参照して本考案の望ましい実
施例を説明する。
第1図および第2図は本考案による電磁駆動プ
ログラムシヤツターの要部を示す。
図示のシヤツターは下側磁性ヨーク1に設けた
ガイド2により両側縁を案内されて往復作動する
それぞれ例えばガラス入りエポキシ樹脂等のプラ
スチツク製の絶縁性のプリント基板として役立つ
シヤツター羽根3と、同様のたゞし左右方向に対
称的に逆方向に配向されたシヤツター羽根4と、
羽根4とヨーク1との間に配置されてヨーク1に
固定された第2図にて上下方向に互に逆極性の1
対の永久磁石5および6と、羽根3の上方に配置
されてヨーク1の左右の直立折曲部1aに接続さ
れる上側磁性ヨーク7とより成つていて永久磁石
5,6はそれぞれ羽根3,4の移動終端位置を制
限するストツパーを兼ねる位置決め部材8,9に
より位置を規定されている。
磁気回路は永久磁石5−ヨーク7−永久磁石6
−ヨーク1−永久磁石5により完結されている。
羽根3,4をそれぞれストツパー8,9に当接
するように附勢するそれぞれ1対の導電性駆動ば
ね10,11はその中央巻回部10a,11aが
それぞれ基板Bに植設したピンP1,P2に嵌合され
て支持され、1方の腕10b,11bが基板Bに
植設したピンP3,P4により支持され、他方の腕1
0c,11cがそれぞれ後述する羽根3の駆動プ
リントコイル13に駆動電流を与えるための導電
性スリツプリングとして役立つピン3e,3dお
よび同様に羽根4のプリントコイルに駆動電流を
与えるスリツプリングとして役立つピン4e,4
dに支持されて、羽根3,4をそれぞれ第1図に
示されたストツパー8,9に当接して制止される
シヤツター閉じ位置に弾性的に附勢している。
羽根3,4にはそれぞれ対称的な形状の尖頭部
3a,4aを対向位置に有する受光窓3b,4b
を形成されていて、第1図に図示されているシヤ
ツター開口12の閉じ位置では尖頭部3aが右方
に、尖頭部4aが左方に動いた位置で互に離隔し
ていて開口12を全閉状態に保つているが、羽根
3,4が互に接近する方向に対称的に動かされる
につれて尖頭部3a,4aが合致してシヤツター
開口12の中心に小さい開口径を形成し、次第に
開口径を増大して開口12を全開した開き位置に
達する。この位置でそれぞれ羽根3,4のストツ
パー9,8により終端位置を規制される。全開位
置に達する前に羽根3,4の閉じ作動を開始する
ことによつてプログラムシヤツターとして作動さ
れる。
羽根3,4をばね10,11の作用に抗して開
き位置に動かすためにそれぞれ永久磁石5,6と
協働するプリントコイル13が羽根3に設けら
れ、同様のプリントコイルが羽根4に設けられて
いる。両方のコイルは実質的に同じであるからプ
リントコイル13のみ説明する。プリントコイル
13は第3図に示されるように羽根3の片面また
は両面に全面にわたつて銅のような金属箔を貼着
しあるいは金属蒸着を施して所定の形状にエツチ
ングを施してプリントコイルを形成し、両面の場
合は表裏面のプリントコイルの1端を羽根3に設
けた通孔3cを介して互に接続し、裏面側のコイ
ルの他端を1方のばね10を支持する導電性ピン
3dに接続し、裏面側のコイルの他端を他方のば
ね10を支持する導電性ピン3eに接続し、片面
の場合はコイルの両端をピン3d,3eに接続
し、図示されない制御回路からの駆動電流を基板
上のばね枢支ピンP1ばね10、ピン3d,3eを
介してプリントコイル13に与え、永久磁石5,
6との作用によつて生ずる電磁力により羽根3を
ばね10の作用に抗して左方に動かす。
全く同様に羽根4にもプリントコイルが形成さ
れていて、ばね11を介して駆動電流を与えられ
て永久磁石5,6との作用により羽根3と対称的
に同期的に右方に動かされて開き作動を行う。そ
れぞれの羽根3,4のプリントコイルに対する駆
動電流を断てばばね10,11の作用により羽根
3,4は閉じ作動を行う。既述のように羽根3,
4が全開位置に達する前に閉じ作動を与えてプロ
グラムシヤツターとして動かすことができる。
羽根3の摺動部の耐摩耗性を増すためにプリン
トコイルの形成時に同時処理により同材質の耐摩
耗部3f,3gを両面に形成するのが望ましい。
全く同様にして羽根4にも耐摩耗部を形成する。
それぞれの羽根3,4の往復作動時にシヤツタ
ー開口12を覆う遮光面積部分(第3図に羽根3
の遮光面積部分を3bで示してある)にもプリン
トコイルを形成する時に同時処理により遮光面積
部分に同材質の金属遮光面3hを形成するのが望
ましい。
第4図は本考案による電磁駆動プログラムシヤ
ツターの制御回路図である。
第4図に示された制御回路は図示のように光電
素子14の出力を増巾するように接続された演算
増巾器15と、これの出力を帰還するように接続
された対数圧縮ダイオード16と、ベースが演算
増巾器15の出力に接続され、エミツターが接地
された対数伸長トランジスター17と、電源電圧
Vccとトランジスター17のコレクターとの間に
並列接続されるコンデンサー18および常時は閉
じられていてシヤツター羽根の開き走行に連動し
て光電素子14が未だ露光されない間に開かれる
ようになつているトリガースイツチ19とより成
る被写界光測光情報電圧回路を含んでいる。
この被写界光測光情報電圧回路の出力電圧信号
がコンパレーター20の非反転入力端子に印加さ
れ、定電圧基準電圧回路21の基準電圧Vrがコ
ンパレーター20の反転入力端子に印加され、こ
れら両方の電圧がコンパレーター20によつて比
較されて、コンパレーター20の出力レベル如何
によつて以下に述べるように両方のシヤツター羽
根駆動コイルすなわちプリントコイル13を附勢
し、滅勢して適正露出を得られるようになつてい
るのである。
コンパレーター20の出力はアンドゲート22
の1方の入力に接続されている。電源電圧Vccに
抵抗23とレリーズスイツチ24との直列回路が
接続され、レリーズスイツチ24の他方の端子は
接地されていて、抵抗23とレリーズスイツチ2
4の接続点がアンドゲート22の他方の入力に接
続され、アンドゲート22の出力は抵抗25を介
してトランジスター26のベースに接続され、ト
ランジスター26のエミツターは接地され、コレ
クターは両方のシヤツター羽根駆動用プリントコ
イル13を介して電源電圧Vccに接続され、プリ
ントコイルに通電することにより、永久磁石5,
6と協働してシヤツター羽根3,4を駆動ばね1
0,11の作用に抗して開くようになつている。
上述の制御回路の作動を説明すれば電磁駆動プ
ログラムシヤツターの作動前にはレリーズスイツ
チ24、トリガースイツチ19が閉じられてい
て、アンドゲート22の前記他方の入力はLレベ
ルであり、コンパレーター20の非反転入力端子
に電源電圧Vccが入力され、反転入力端子にはこ
れより低い定電圧Vrが印加されているからコン
パレーター20の出力はHレベルであるが、アン
ドゲート22の他方の入力はLレベルなのでアン
ドゲート22の出力はLレベルであり、トランジ
スター26は非導通状態で、したがつてシヤツタ
ー羽根駆動コイル13には電流が流れず、シヤツ
ター羽根3,4は閉じた状態を保つている。
シヤツターを作動させるためにレリーズを操作
するとレリーズスイツチ24が開かれ、アンドゲ
ート22の他方の入力がHレベルとなるから1方
の入力は既にHレベルであるのでアンドゲート2
2が開いてHレベルの出力がトランジスター26
のベースに与えられて導通し、シヤツター羽根駆
動コイル13に通電されて羽根3,4はばね1
0,11の作用に抗して開き方向に動かされ、シ
ヤツターを開き始める。
羽根3,4の走行に連動して光電素子14が未
だ遮光されている間にトリガースイツチ19が開
かれ、その後羽根3,4の開き作動によつてシヤ
ツター開口が開かれるにつれて光電素子14の受
光が開始され、光電素子14に光電流が発生し、
演算増巾器15によつて増巾される際に帰還接続
の対数圧縮ダイオード16により演算増巾器15
の出力端子には光電流の対数に比例した圧縮電圧
が発生し、したがつて光電流に比例した電流が対
数伸長トランジスター17に流れ込み、コンデン
サー18には光量の積分量に対応する電荷が充電
されるようになる。
したがつてコンパレーター20の非反転入力端
子の電圧は徐々に降下し、反転入力端子に印加さ
れる基準電圧Vrに等しくなつた時点でコンパレ
ーター20の出力が反転してLレベルとなり、ア
ンドゲート22が閉じてその出力がLレベルとな
つてトランジスター26を非導通とし、シヤツタ
ー羽根駆動コイルの通電を停止するから羽根3,
4はばね10,11の作用によつて閉じ位置に復
帰して適正露光を終了する。アンドゲート22の
出力駆動パルス巾は被写界輝度に関係して変化さ
れ、被写界輝度が大であれば小さく、シヤツター
羽根は全開に至らないうちに復帰され、プログラ
ムシヤツターとして働き、被写界輝度が小さけれ
ば駆動パルス巾は大となつてシヤツター羽根が全
開した状態に保たれ、所定時間後に閉じ作動が行
われる。
本考案の特徴によつてアンドゲート22の出力
にはインバーター37が接続され、インバーター
37の出力はナンドゲート38の1方の入力に接
続されている。ナンドゲート38の出力は抵抗3
9を介してトランジスター40のベースに接続さ
れる。トランジスター40のエミツターは電源電
圧Vccに接続されるとともにコレクターは駆動コ
イル13とトランジスター26のコレクターとの
接続点に接続されている。シヤツター羽根が作動
している間に駆動コイルに生ずる起電力を検知す
るためにコンパレーター41が設けられ、これの
非反転入力は電源電圧Vccより少しく低く設定さ
れた基準電圧Vr′を生ずる分圧用抵抗42,43
の接続点に接続され、反転入力は駆動コイル13
とトランジスター26のコレクターとの接続点に
接続されていて、コンパレーター41の出力はナ
ンドゲート38の他方の入力に接続されている。
上述のように本考案においては、閉じ信号発生
後駆動コイルに生ずるシヤツター羽根の開き方向
に対応した極性の起電力をモニターしながら、そ
の極性の起電力が発生している間だけ制動機能を
働かせるようになつているから、最も能率の良好
な制動効果を発揮できるのである。
シヤツター羽根が作動している間に永久磁石と
の協働作用で駆動コイルに起電力が発生する場合
は次のとおりである。
(1) トランジスター26が導通状態で駆動パルス
が駆動コイル13に与えられてシヤツター羽根
が開き作動をしている場合で、その極性は電源
電圧Vcc側が(+)である。
(2) トランジスター26が非導通となつて駆動パ
ルスが消滅した後シヤツター羽根がなお慣性力
によつて開き作動を続けており、トランジスタ
ー40が非導通状態の場合で、その極性は(1)の
場合と同様に電源電圧Vcc側が(+)である。
(3) トランジスター26が非導通となつていて、
シヤツター羽根が駆動ばねの作用によつて閉じ
作動を行つており、トランジスター40が非導
通状態の場合で、その極性は(2)の場合とは逆に
電源電圧Vcc側が(−)である。
本考案においては上述の(1)ないし(3)の場合の内
(1)および(2)の場合の起電力をコンパレーター41
によつて検出選択し、さらにその出力と駆動パル
スの消滅信号をインバーター37を介してナンド
ゲート38に入力させることによつて上述の(1)の
場合のみを選択してその場合だけトランジスター
40を導通状態となして駆動コイル13を短絡し
て制動パルスを与えるようにしたものであつて、
その作動は次のとおりである。
撮影前の状態ではレリーズスイツチ24は
ON、トリガースイツチ19もONであり、コンパ
レーター20の出力は前述したとおりHレベルで
あるが、レリーズスイツチ24がONしているた
めアンドゲート22の出力はLレベルであつて、
トランジスター26は非導通状態で駆動コイルに
は駆動パルスが与えられていない。
コンパレーター41の非反転入力には電源電圧
Vccより低い基準電圧Vr′が与えられており、駆
動コイルには駆動パルスが与えられていないから
コンパレーター41の反転入力は基準電圧Vr′よ
りも高い電源電圧Vccが与えられるから出力はL
レベルである。またインバーター37の出力はH
レベルであり、ナンドゲート38の出力はHレベ
ルでトランジスター40は非導通状態である。
レリーズスイツチ24がOFFするとアンドゲ
ート22の出力がHレベルとなり、トランジスタ
ー26が導通して駆動コイル13に駆動パルスが
流れてシヤツター羽根に開き作動が与えられ、駆
動コイルに生ずる起電力によりコンパレーター4
1の反転入力は非反転入力の基準電圧Vr′よりも
低くなつてその出力はHレベルとなる。またイン
バーター37の出力はLレベルとなるからナンド
ゲート38の出力はHレベルで、トランジスター
40は非導通状態である。
シヤツター羽根の開き作動に連動してトリガー
スイツチ19がOFFすると積分コンデンサー1
8が充電され、被写界輝度に応じた時間にコンパ
レーター20の非反転入力の電圧が低下して、そ
の出力がLレベルに反転し、アンドゲート22の
出力がLレベルとなつてトランジスター26が非
導通となり、駆動パルスを消滅させる。シヤツタ
ー羽根は慣性力によりなお開き作動を続けてい
て、駆動コイルには起電力を生じ、コンパレータ
ー41の反転入力の電圧は非反転入力の基準電圧
r′よりも低くなり、コンパレーター41の出力
がHレベルとなる。またインバーター37の出力
はHレベルとなるからナンドゲート38の出力は
Lレベルに反転してトランジスター40が導通状
態となり、駆動コイル13を短絡して駆動コイル
に生じた起電力により制動パルスを流し、シヤツ
ター羽根に制動を与える。トランジスター40が
導通するとコンパレーター41の反転入力電圧が
非反転入力の基準電圧Vr′より高くなるからコン
パレーター41の出力がLレベルになり、ナンド
ゲート38の出力がHレベルとなり、トランジス
ター40が非導通となる。そしてシヤツター羽根
がその時の最大開口口径に達するまで開き作動を
続けている間はその時に生ずる起電力によりコン
パレーター41の反転入力電圧は基準電圧Vr′よ
り低くなつて再びコンパレーター41の出力がH
レベルとなつて上述の経過を繰返して断続的にシ
ヤツター羽根に制動力を与える。
シヤツター羽根がその時の最大開口口径に達し
て駆動ばねの作用によつて閉じ作動が行われる
と、駆動コイルには前述した(3)の場合の逆方向の
起電力が発生してコンパレーター41の反転入力
電圧は常に非反転入力の基準電圧Vr′よりも高く
なり、コンパレーター41の出力はLレベルに保
たれてナンドゲート38の出力はHレベルとな
り、トランジスター40は非導通状態を保つ。
第7図は上述の回路のシヤツター羽根開き作動
駆動パルス、シヤツター羽根開口波形、駆動コイ
ルの両端電圧、コンパレーター41の出力電圧お
よび制動電流を実線で示す。鎖線で示されたシヤ
ツター開口波形は従来のシヤツターのものを示
す。図示により明らかなようにシヤツター羽根開
き作動駆動パルス消滅後その時の最大口径に至る
までの本考案の場合のばらつきaが、従来のもの
のばらつきbよりも格段に小さく、乱調が大巾に
低減されていることが判る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案による電磁駆動プログラムシヤ
ツターの平面図。第2図は第1図の線−によ
る断面図。第3図はシヤツター羽根の駆動プリン
トコイルを示す平面図。第4図は本考案による実
施例の回路図。第5図は第4図の回路の特性を示
す線図。 1,7……磁性ヨーク、3,4……シヤツター
羽根、5,6……永久磁石、10,11……駆動
ばね、13……駆動プリントコイル、14……光
電素子、15……演算増巾器、16……対数圧縮
ダイオード、17……対数伸長トランジスター、
18……コンデンサー、19……トリガースイツ
チ、20,41……コンパレーター、22……ア
ンドゲート、24……レリーズスイツチ、26,
40……トランジスター、37……インバータ
ー、38……ナンドゲート。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. シヤツター羽根に閉じ作動を与える駆動ばね
    と、制御回路により発生される所定時間の駆動パ
    ルスを与えられることによつて永久磁石と協働し
    て前記駆動ばねの作用に抗して電磁的にシヤツタ
    ー羽根に所定絞り開口まで開き作動を与えるため
    シヤツター羽根に設けられた駆動コイルとを有す
    る電磁駆動プログラムシヤツターにおいて、駆動
    コイルと並列に短絡回路を設けると共に前記制御
    回路の出力に接続されるインバーター、このイン
    バーターに一方の入力が接続されたナンドゲート
    及び前記駆動コイルと基準電圧回路に入力が接続
    され、出力が前記ナンドゲートの他方の入力に接
    続されるコンパレーターより成る前記駆動コイル
    の誘導起電力検知回路を設け、駆動パルスが消滅
    した時、前記短絡回路を作動させて駆動コイルに
    生ずる起動力により制動電流を生じさせるように
    すると共に、前記短絡回路の作動による信号で前
    記短絡回路を自己復帰させ、これによりシヤツタ
    ー羽根が開き作動を行つている間、駆動コイルに
    誘導される起電力を検知すると、再び前記短絡回
    路を作動させて、前記誘導される起電力により制
    動電流を生じさせるようにし、振動的制動作用を
    行わせるようにしたことを特徴とする電磁駆動プ
    ログラムシヤツター。
JP7581682U 1982-05-24 1982-05-24 電磁駆動プログラムシヤツタ− Granted JPS58178120U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7581682U JPS58178120U (ja) 1982-05-24 1982-05-24 電磁駆動プログラムシヤツタ−

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7581682U JPS58178120U (ja) 1982-05-24 1982-05-24 電磁駆動プログラムシヤツタ−

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS58178120U JPS58178120U (ja) 1983-11-29
JPS6239373Y2 true JPS6239373Y2 (ja) 1987-10-07

Family

ID=30085152

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7581682U Granted JPS58178120U (ja) 1982-05-24 1982-05-24 電磁駆動プログラムシヤツタ−

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS58178120U (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5393020A (en) * 1977-01-26 1978-08-15 Copal Co Ltd Camera shutter system

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS56115130U (ja) * 1980-02-06 1981-09-04

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5393020A (en) * 1977-01-26 1978-08-15 Copal Co Ltd Camera shutter system

Also Published As

Publication number Publication date
JPS58178120U (ja) 1983-11-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0054929B1 (en) Method of controlling electromechanical actuator in camera and such camera
US4323997A (en) Linear-tracking pick-up arm drive assembly
CA1090439A (en) Reed switch oscillator assembly for a position indicating system
JPS6239373Y2 (ja)
US4218643A (en) Braking system for loaded stepping motor
US4940343A (en) Wire-dot print head driving apparatus
US4620259A (en) Circuit for driving solenoid valve
US4184757A (en) Exposure servo-control device for cameras
US3284668A (en) Electronic speed sensor
ATE14814T1 (de) Regeleinrichtung fuer einen schwingankermotor.
JPS6237218Y2 (ja)
US2631265A (en) Motor speed controller
US4462672A (en) Control circuit for an electromagnetically driven programming shutter
US3397352A (en) Fan speed control means employing a vibrating contact
US4196375A (en) A.C. tape reel servo
US3414790A (en) Photoelectric motor speed control
US2900142A (en) Tape reel drive reversing switch
US3358199A (en) Tape handling systems utilizing a magnetically operated switch
US1203825A (en) Circuit-controlling device.
JPS58149027A (ja) 電磁駆動プログラムシヤツタ−の制御回路
JPS5928744B2 (ja) エンジン発電機の回転速度制御装置
US1136739A (en) Phonograph.
JPS6158010B2 (ja)
JPH0514253B2 (ja)
JPS591055B2 (ja) 磁気アクチユエ−タ装置