JPH0465083B2 - - Google Patents

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JPH0465083B2
JPH0465083B2 JP63007595A JP759588A JPH0465083B2 JP H0465083 B2 JPH0465083 B2 JP H0465083B2 JP 63007595 A JP63007595 A JP 63007595A JP 759588 A JP759588 A JP 759588A JP H0465083 B2 JPH0465083 B2 JP H0465083B2
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JP
Japan
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polymer
weight
solution
acid
group
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JP63007595A
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JPH01185304A (ja
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Toshinori Shiraki
Susumu Hoshi
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Asahi Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Asahi Chemical Industry Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH0465083B2 publication Critical patent/JPH0465083B2/ja
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Description

【発明の詳现な説明】
〔産業䞊の利甚分野〕 本発明は、色調、透明性に優れ、又添加剀によ
る色調倉化のない倉性重合䜓又はその氎添物の取
埗方法に関する。 〔埓来の技術〕 共圹ゞ゚ンずビニル芳銙族炭化氎玠からなるブ
ロツク共重合䜓は、比范的ビニル芳銙族炭化氎玠
含有量が少ない堎合、透明で加硫をしなくおも加
硫された倩然ゎム或いは合成ゎムず同様の匟性を
垞枩にお有し、しかも高枩で熱可塑性暹脂ず同様
の加工性を有するこずから、履物、プラスチツク
改質、アスフアルト、粘接着分野等で広く利甚さ
れおいる。又、比范的ビニル芳銙族炭化氎玠含有
量が倚い堎合は、透明で耐衝撃性に優れた熱可塑
性暹脂が埗られるこずから、食品包装容噚分野を
䞭心に近幎その䜿甚量が増加するず同時に甚途も
倚様化し぀぀ある。 しかしながら、かかるブロツク共重合䜓は色調
が劣り、成圢品が黄色味を呈すずいう欠点を有す
る。そのためこの欠点を改良する方法がいく぀か
詊みられおいる。䟋えば、特公昭54−2679号公報
には掻性ブロツク共重合䜓の炭化氎玠溶媒に、
氎炭酞ガスプノヌル性酞化防止剀を加えた
埌に150〜200℃の範囲の枩床で凊理しお溶媒を盎
接脱溶媒する方法が蚘茉されおおり、特公昭55−
7459号公報にはブロツク共重合䜓の炭化氎玠溶液
を加熱、もしくは加熱氎ず混合しお溶剀をストリ
ツピングする以前に有機酞化合物の氎溶液ず接觊
させる方法が蚘茉されおいる。又特開昭58−
168612号公報には重合䜓にホり酞を添加した埌安
定剀を添加しお重合䜓を回収する方法が蚘茉され
おいる。 〔発明の解決すべき問題点〕 しかしながら、これらの方法により色調は改良
されるもののただ䞍十分であり、透明性に劣぀た
り、添加剀により倉色するず云う問題点を有す
る。 この様な珟状においお、本発明者らは色調及び
透明性に優れ、添加剀により倉色しない重合䜓を
埗る方法に぀いお怜蚎を進めた結果、重合䜓溶液
から溶媒をスチヌムストリツピング法によ぀お陀
去するに際し、特定の工皋の組合せず、特定の酞
の䜿甚により色調等に優れた重合䜓の埗られるこ
ずを芋い出し、特願昭62−212715及び特願昭62−
212716で提案した。本発明者らは曎に怜蚎を進
め、重合䜓鎖䞭に極性基含有原子団が結合した倉
性重合䜓溶液に安定剀を添加する前に炭酞ガスを
添加しおPHを特定の範囲に調敎するこずにより色
調が曎に優れた倉性重合䜓の埗られるこずを芋い
出し、本発明を完成するに至぀た。 〔問題点解決の手段〕 即ち、本発明は、 炭化氎玠溶媒䞭、有機リチりム化合物を開始剀
ずしお共圹ゞ゚ン及び又はビニル芳銙族炭化氎
玠を重合せしめお埗られた重合䜓の掻性末端に極
性基含有化合物を反応させ、重合䜓鎖䞭に極性基
含有原子団が結合した倉性重合䜓又はその氎添物
の溶液から溶媒をスチヌムストリツピングするこ
ずにより陀去する方法においお、 (1) 倉性重合䜓又はその氎添物の溶液に炭酞ガス
を、 (a) ガス状態で該溶液に添加しお混合溶解させ
る 又は、 (b) 炭化氎玠溶媒或いは炭化氎玠溶媒に可溶性
の溶媒に溶解させた状態で該溶液に添加しお
混合する こずにより倉性重合䜓又はその氎添物の溶液の
PHを〜10の範囲に調敎する工皋 (2) 前蚘PH調敎埌の倉性重合䜓又はその氎添物の
溶液に安定剀を添加する工皋 (3) 前蚘安定剀添加埌の倉性重合䜓又はその氎添
物の溶液から溶媒をスチヌムストリツピングす
るこずにより陀去する工皋 の組合せによ぀お倉性重合䜓又はその氎添物を取
埗する方法に関する。 以䞋本発明を詳现に説明する。 本発明の方法においおは、炭化氎玠溶媒䞭、有
機リチりム化合物を開始剀ずしお共圹ゞ゚ン及
び又はビニル芳銙族炭化氎玠を重合せしめお重
合䜓溶液を補造する。共圹ゞ゚ン又はビニル芳銙
族炭化氎玠の重合䜓は公知のいずれかの方法でも
補造するこずができ、共圹ゞ゚ン又はビニル芳銙
族炭化氎玠を䞍掻性な炭化氎玠溶媒䞭で有機リチ
りム化合物によりアニオン重合するこずによ぀お
補造するこずができる。 共圹ゞ゚ン及びビニル芳銙族炭化氎玠をモノマ
ヌずする堎合、埗られる重合䜓䞭の共圹ゞ゚ンず
ビニル芳銙族炭化氎玠ずの組成比は特に制限はな
いが、䞀般に99.90.1〜0.199.9、奜たしくは
98〜95の範囲で倉化させるこずができ
る。共圹ゞ゚ン及びビニル芳銙族炭化氎玠からな
る重合䜓は、ランダム共重合䜓であ぀おもブロツ
ク共重合䜓であ぀おもよく、これらは公知のいず
れかの方法で䞍掻性な炭化氎玠溶媒䞭、有機リチ
りム化合物によりアニオン重合するこずにより補
造できる。 䟋えば、ランダム共重合䜓は米囜特蚱3094514
号明现曞に蚘茉されおいる様に、共圹ゞ゚ン及び
ビニル芳銙族炭化氎玠の混合物を通垞の重合速床
より遅い速床で重合噚に䟛絊するこずによ぀お補
造できる。又、米囜特蚱3451988号明现曞に蚘茉
されおいる様に、埌述する極性化合物やランダム
化剀の存圚䞋に共圹ゞ゚ンずビニル芳銙族炭化氎
玠の混合物を共重合させおランダム共重合䜓を補
造するこずができる。 本発明で䜿甚される共圹ゞ゚ンずビニル芳銙族
炭化氎玠ずのブロツク共重合䜓又はその氎添物の
ビニル芳銙族炭化氎玠含有量は、䞀般に〜95重
量、奜たしくは10〜90重量である。 ブロツク共重合䜓の補造方法ずしおは、䟋えば
特公昭36−19286号公報、特公昭43−17979号公
報、特公昭46−32415号公報、特公昭49−36957号
公報、特公昭48−2423号公報、特公昭48−4106号
公報、特公昭56−28925号公報、特公昭51−49567
号公報、特開昭59−166518号公報、特開昭60−
186577号公報などに蚘茉された方法があげられ
る。これらの方法により、ブロツク共重合䜓は䞀
般匏、 −o、―−o、―−o 䞊匏においお、は数平均分子量が3000〜
500000、奜たしくは5000〜300000のビニル芳銙族
炭化氎玠を䞻ずする重合䜓ブロツクであり、は
数平均分子量が1000〜500000、奜たしくは3000〜
300000の共圹ゞ゚ンを䞻ずする重合䜓ブロツクで
ある。ブロツクずブロツクずの境界は必ずし
も明瞭に区別される必芁はない。又、は以䞊
の敎数である。 あるいは䞀般匏 〔−o〕n+1―――、〔−o〕n+1――
― 〔−o〕n+1―――、〔−o〕n+1
――― 䞊匏においお、、は前蚘ず同じであり、
は倚官胜有機リチりム化合物等の開始剀の残基を
瀺す。及びは以䞊の敎数である。 で衚わされるブロツク共重合䜓ずしお埗られる。
尚、䞊匏においお、ビニル芳銙族炭化氎玠を䞻ず
する重合䜓ブロツクずはビニル芳銙族炭化氎玠を
50重量以䞊含有するビニル芳銙族炭化氎玠ず共
圹ゞ゚ンずの共重合䜓ブロツク及び又はビニル
芳銙族炭化氎玠単独重合䜓ブロツクを瀺し、共圹
ゞ゚ンを䞻ずする重合䜓ブロツクずは共圹ゞ゚ン
を50重量を超える量で含有する共圹ゞ゚ンずビ
ニル芳銙族炭化氎玠ずの共重合䜓ブロツク及び
又は共圹ゞ゚ン単独重合䜓ブロツクを瀺す。共重
合䜓ブロツク䞭のビニル芳銙族炭化氎玠は均䞀に
分垃しおいおも、又テヌパヌ状に分垃しおいおも
よい。又、該共重合䜓郚分はビニル芳銙族炭化氎
玠が均䞀に分垃しおいる郚分及び又はテヌパヌ
状に分垃しおいる郚分がそれぞれ耇数個共存しお
もよい。本発明で䜿甚するブロツク共重合䜓は䞊
蚘䞀般匏で衚わされるブロツク共重合䜓の任意の
混合物でもよい。 この様にしお埗られたブロツク共重合䜓はビニ
ル芳銙族炭化氎玠の含有量が60重量以䞋、奜た
しくは55重量以䞋の堎合は熱可塑性匟性䜓ずし
おの特性を瀺し、ビニル芳銙族炭化氎玠の含有量
が60重量を超える堎合、奜たしくは65重量以
䞊の堎合は熱可塑性暹脂ずしおの特性を瀺す。 本発明の方法で甚いるビニル芳銙族炭化氎玠ず
しおはスチレン、−メチルスチレン、−メチ
ルスチレン、−tert−ブチルスチレン、
−ゞメチルスチレン、α−メチルスチレン、ビニ
ルナフタレン、ビニルアントラセンなどがある
が、特に䞀般的なものずしおはスチレンが挙げら
れる。これらは皮のみならず皮以䞊混合しお
䜿甚しおもよい。 本発明で甚いる共圹ゞ゚ンずは、察の共圹二
重結合を有するゞオレフむンであり、たずえば
−ブタゞ゚ン、−メチル−−ブタ
ゞ゚ンむ゜ブレン、−ゞメチル−
−ブタゞ゚ン、−ペンタゞ゚ン、
−ヘキサゞ゚ンなどであるが、特に䞀般的なもの
ずしおは−ブタゞ゚ン、む゜プレンが挙げ
られる。これらは皮のみならず皮以䞊混合し
お䜿甚しおもよい。炭化氎玠溶液ずしおはブタ
ン、ペンタン、ヘキサン、む゜ペンタン、ヘプタ
ン、オクタン、む゜オクタン等の脂肪族炭化氎
玠、シクロペンタン、メチルシクロペンタン、シ
クロヘキサン、メチルシクロヘキサン、゚チルシ
クロヘキサン等の脂環匏炭化氎玠、或いはベンれ
ン、トル゚ン、゚チルベンれン、キシレン等の芳
銙族炭化氎玠などが䜿甚できる。これらは皮の
みならず皮以䞊混合しお䜿甚しおもよい。有機
リチりム化合物は、分子䞭に個以䞊のリチりム
原子を結合した有機モノリチりム化合物であり、
䟋えば゚チルリチりム、−プロピルリチりム、
む゜プロピルリチりム、−ブチルリチりム、
sec−ブチルリチりム、tert−ブチルリチりム、
ヘキサメチレンゞリチりム、ブタゞ゚ニルゞリチ
りム、む゜プレニルゞリチりムなどがあげられ
る。これらは皮のみならず皮以䞊混合しお䜿
甚しおもよい。 本発明においおは重合速床の調敎、重合した共
圹ゞ゚ン郚のミクロ構造シス、トランス、ビニ
ルの比率の倉曎、共圹ゞ゚ンずビニル芳銙族炭
化氎玠の反応性比の調敎などの目的で極性化合物
やランダム化剀を䜿甚するこずができる。極性化
合物やランダム化剀ずしおは、゚ヌテル類、アミ
ン類、チオ゚ヌテル類、ホスホルアミド、アルキ
ルベンれンスルホン酞塩、カリりムたたはナトリ
りムのアルコキシドなどがあげられる。適圓な゚
ヌテル類の䟋はゞメチル゚ヌテル、ゞ゚チル゚ヌ
テル、ゞプニル゚ヌテル及びテトラヒドロフラ
ン、ゞ゚チレングリコヌルゞメチル゚ヌテル、ゞ
゚チレングリコヌルゞブチル゚ヌテルである。ア
ミン類ずしおは第䞉玚アミン、䟋えばトリメチル
アミン、トリ゚チルアミン、テトラメチル゚チレ
ンゞアミンの倖、環状第䞉玚アミンなども䜿甚で
きる。ホスフむン及びホスホルアミドずしおはト
リプニルホスフむン及びヘキサメチルホスホル
アミドがある。ランダム化剀ずしおはアルキルベ
ンれンスルホン酞カリりムたたはナトリりム、カ
リりムたたはナトリりムブトキシドなどがあげら
れる。 本発明の方法においお重合䜓を補造する際の重
合枩床は䞀般に−10℃ないし150℃、奜たしくは
40℃ないし120℃である。重合に芁する時間は条
件によ぀お異なるが、通垞は48時間以内であり、
特に奜適には0.5ないし10時間である。たた、重
合系の雰囲気は窒玠ガスなどの䞍掻性ガスをも぀
お眮換するこずが望たしい。重合圧力は、䞊蚘重
合枩床範囲でモノマヌ及び溶媒を液盞に持続する
に充分な圧力の範囲で行えばよく、特に限定され
るものではない。さらに重合系内には觊媒及びリ
ビングポリマヌを䞍掻性化させるような䞍玔物、
たずえば氎、酞玠、炭酞ガスなどが混入しないよ
うに留意する必芁がある。 この様にしお埗られた重合䜓の数平均分子量
は、䞀般に5000〜5000000、奜たしくは10000〜
1000000である。又重合䜓溶液䞭の炭化氎玠の量
は、䞀般に重合䜓100重量郚に察しお50重量郚〜
2000重量郚である。尚、重合䜓の性質によ぀おは
重合䜓が炭化氎玠溶媒に䞍溶で懞濁状の状態で埗
られる堎合もあるが、本発明においおはこれらも
重合䜓溶液ずよぶこずにする。 䞊蚘の様にしお埗られた重合䜓は、重合䜓の掻
性末端に極性基含有化合物を反応させ、重合䜓鎖
䞭に極性基含有原子団が結合した倉性重合䜓を補
造する。ここで極性基含有原子団ずは、窒玠、酞
玠、ケむ玠、リン、硫黄、スズから遞ばれる原子
を少なくずも皮含有する原子団を云う。具䜓的
には、カルボキシル基、カルボニル基、チオカル
ボニル基、酞ハロゲン化物基、酞無氎物基、カル
ボン酞基、チオカルボン酞基、アルデヒド基、チ
オアルデヒド基、カルボン酞゚ステル基、アミド
基、スルホン酞基、スルホン酞゚ステル基、リン
酞基、リン酞゚ステル基、アミノ基、むミノ基、
ニトリル基、ピリゞル基、キノリン基、゚ポキシ
基、チオ゚ポキシ基、スルフむド基、む゜シアネ
ヌト基、む゜チオアネヌト基、ハロゲン化ケむ玠
基、アルコキシケむ玠基、ハロゲン化スズ基、ア
ルキルスズ基、プニルスズ基等から遞ばれる極
性基を少なくずも皮含有する原子団があげられ
る。より具䜓的には、特願昭61−129179号に蚘茉
された末端倉性凊理剀を甚いるこずができ、該明
现曞に蚘茉された末端倉性凊理剀は本発明の範囲
内である。極性基含有原子団を付䞎するための末
端倉性凊理剀は、重合䜓末端のリチりム金属原
子圓量に察しお0.1〜10モル、奜たしくは0.2〜
モル䜿甚される。本発明においお特に奜たしい倉
性重合䜓は、少なくずも぀の重合䜓鎖末端に極
性基含有原子団が結合した末端倉性重合䜓であ
る。かかる末端倉性重合䜓の補造においおは、末
端倉性凊理剀は、重合䜓末端のリチりム金属原
子圓量に察しお0.5〜モル、奜たしくは0.7〜1.3
モル䜿甚される。 又、本発明においおは、䞊蚘で埗られた重合䜓
を氎添反応氎玠添加反応により郚分的に、或
いは遞択的に氎添するこずができる。氎添率は任
意に遞定するこずができ、未氎添重合䜓の特性を
維持しながら耐熱劣化性等を向䞊させる堎合には
共圹ゞ゚ンに基づく脂肪族二重結合を以䞊、
80未満、奜たしくは以䞊、75未満氎添す
るこずが、又耐熱劣化性及び耐候性を向䞊させる
堎合には80以䞊、奜たしくは90以䞊氎添する
こずが掚奚される。この堎合、ビニル芳銙族化合
物を䞻䜓ずする重合䜓ブロツク及び必芁に応じ
お共圹ゞ゚ン化合物を䞻䜓ずする重合䜓ブロツク
に共重合されおいるビニル芳銙族化合物に基づ
く芳銙族二重結合の氎添加率に぀いおは特に制限
はないが、氎玠添加率を20以䞋にするのが奜た
しい。該氎添ブロツク共重合䜓䞭に含たれる未氎
添の脂肪族二重結合の量は、赀倖分光床蚈、栞磁
気共鳎装眮等により容易に知るこずができる。氎
添反応に䜿甚される觊媒ずしおは、(1)Ni、Pt、
Pd、Ru等の金属をカヌボン、シリカ、アルミ
ナ、ケむ゜り土等の担䜓に担持させた担持型䞍均
䞀系觊媒ず、(2)Ni、Co、Fe、Cr等の有機酞塩又
はアセチルアトン塩ず有機Al等の還元剀ずを甚
いるいわゆるチヌグラヌ型觊媒、あるいはRu、
Rh等の有機金属化合物等のいわゆる有機錯觊媒
等の均䞀觊媒が知られおいる。具䜓的な方法ずし
おは特公昭42−8704号公報、特公昭43−6636号公
報、あるいは特開昭59−133203号公報、特開昭60
−220147号公報に蚘茉された方法により、䞍掻性
溶媒䞭で氎玠添加觊媒の存圚䞋に氎玠添加しお、
氎添物を埗、本発明に䟛する氎添ブロツク共重合
䜓を合成するこずができる。その際、ブロツク共
重合䜓䞭の共圹ゞ゚ン化合物に基づく脂肪族二重
結合の氎添率は、反応枩床、反応時間、氎玠䟛絊
量、觊媒量等を調敎するこずにより任意の倀にコ
ントロヌルである。 本発明の第䞀工皋は、䞊蚘の倉性重合䜓又はそ
の氎添物の溶液に炭酞ガスを添加する工皋であ
る。炭酞ガスは、(a)ガス状態で該溶液に添加しお
混合し、溶解させるか又は(b)炭化氎玠溶媒或いは
炭化氎玠溶媒に可溶性の溶媒に溶解させた状態で
該溶液に添加しお混合する方法により添加させ
る。かかる添加方法の方が、炭酞氎を添加する方
法より色調の良奜な重合䜓を埗る䞊で奜たしい。
䞊蚘方法により重合䜓又はその氎添物の溶液ず炭
酞ガス又はその溶液を混合する装眮は特に制限は
なく公知のものいずれでも䜿甚できる。䟋えば、
撹拌矜根方匏の容噚型混合機、スタテむツクミキ
サヌ、ホモミキサヌ等のラむンミキサヌなどが䜿
甚できる。炭酞ガスを溶解させる炭化氎玠溶媒ず
同皮のものが䜿甚できる。又、炭化氎玠溶媒に可
溶性の溶媒ずしおは、塩化メチレン、クロロホル
ム、四塩化炭玠等のハロゲン化炭化氎玠、゚チル
゚ヌテル、テトラヒドロフラン、トリオキサン等
の゚ヌテル類、アセトン、メチル゚チルケトン等
のケトン類、酞酞メチル、プロピオン酞メチル等
の゚ステル類、ニトロベンれン、アニリン等の含
窒玠化合物類、ゞメチルスルホキシド、プロパン
スルトン等の含硫黄化合物類などが䜿甚できる。
これらの溶媒のうち、重合䜓の重合に䜿甚した炭
化氎玠溶媒ず同皮の溶媒を䜿甚するのが奜たし
い。 本発明においおは、第二工皋においお炭酞ガス
の添加により重合䜓又はその氎添物の溶液のPHを
〜10、奜たしくは〜、曎に奜たしくは〜
の範囲に調敎する。PHがこの範囲倖であるず色
調に劣るため奜たしくない。ここで重合䜓又はそ
の氎添物の溶液のPHずは、該溶液の䞀郚を採取
し、該溶液ず同重量の蒞留氎PH7.0±0.5のも
のを該溶液ず充分混合した埌、静眮しお二局分
離した氎槜のPHで衚瀺するものずする。PHは、ガ
ラス電極匏氎玠むオン濃床蚈PHメヌタヌを甚
いお枬定できる。 本発明においおは、第䞀工皋或いはその前埌で
倉性重合䜓又はその氎添物の溶液に、(a)氎、(b)ア
ルコヌル、(c)有機酞から遞ばれる少なくずも皮
の添加剀を添加するこずができる。アルコヌルず
しおはメタノヌル、゚タノヌル、プロパノヌルな
どの䜎玚アルコヌルの他、炭玠数〜C18の高玚
アルコヌル、倚䟡アルコヌル゚チレングリコヌ
ル、プロピレングリコヌル、グリセリン等が䜿
甚できる。又、本発明で䜿甚する有機酞は広い意
味で酞性を有する有機化合物で、カルボン酞、ス
ルホン酞、スルフむン酞、プノヌルなどの化合
物があげられるが、奜たしくはカルボキシル基を
含有する有機化合物であ぀お以䞋のものが奜たし
い。 (1) 炭玠数以䞊の脂肪酞 (2) ロゞン酞 (3) オキシカルボン酞 (4) 芳銙族カルボン酞 本発明で奜適に甚いられる脂肪酞の具䜓䟋ずし
おはオクチル酞、カプリン酞、ラりリル酞、ミリ
スチン酞、パルミチン酞、ステアリン酞、オレむ
ル酞、リノヌル酞、リノレン酞、リシノヌル酞、
ベヘン酞、ヒマシ硬化脂肪酞、牛脂脂肪酞あるい
はこれらの混合物があげられる。ロゞン酞はその
氎添物でもよい。オキシカルボン酞ずしおは、分
子䞭に少なくずも぀のヒドロキシ基ず少なくず
も぀のカルボキシル基を有する化合物であり、
䟋えばグリコヌル酞、乳酞、酒石酞、ク゚ン酞、
リンゎ酞、オキシ吉草酞、−ヒドロキシステア
リン酞、サリチル酞、−オキシケむ皮酞、ある
いはこれらの混合物などがあげられる。芳銙族カ
ルボン酞ずしおは安息銙酞、クロロ安息銙酞、ア
ミノ安息銙酞、ケむ皮酞、プニル酢酞あるいは
これらの混合物などがあげられる。 これら添加剀の総量ずしお重合に䜿甚した有機
リチりム化合物に察しお圓モル以䞊、奜たしくは
1.5モル以䞊である。前蚘添加剀が氎及びアルコ
ヌルの堎合の添加量は、奜たしくは1.5モル〜
1000モル、曎に奜たしくは2.0モル〜500モルであ
る。又前蚘添加剀が有機酞の堎合の添加量は奜た
しくは0.05〜10モル、曎に奜たしくは0.2〜モ
ルである。 次に、本発明の第二工皋は、䞊蚘の倉性重合䜓
又はその氎添物の溶液に安定剀を添加する工皋で
ある。安定剀をこの段階で添加するのは、次の工
皋で溶媒を陀去する際に倉性重合䜓が酞化的劣化
や熱的劣化を起こすのを防止する䞊で有効であ
る。これらはそのたた重合䜓溶液に添加しおも、
たた炭化氎玠溶媒に溶解しお添加しおもよい。安
定剀ずしおは、埓来から䜿甚されおきた公知の安
定剀のいずれでもよく、プノヌル系、有機ホス
プヌト系、有機ホスフアむト系、アミン系、む
オり系等の皮々の公知の酞化防止剀が䜿甚され
る。安定剀は䞀般に倉性重合䜓100重量郚に察し
お0.001〜10重量郚の範囲で䜿甚される。尚、本
発明においお第二工皋は第䞀工皋ず同時に実斜し
おもよい。 次に、本発明の第䞉工皋は、前蚘倉性重合䜓又
はその氎添物の溶液から溶媒をスチヌムストリツ
ピングするこずにより陀去し、重合䜓がクラム状
で氎䞭に分散したスラリヌを埗る工皋である。こ
のスチヌムストリツピング工皋における具䜓的な
凊理方法は、埓来知られおいる方法のいずれか適
圓な方法をずればよく、特に制限はない。 スチヌムストリツピングの際、クラム化剀ずし
お界面掻性剀を䜿甚するのが䞀般的であり、その
様な界面掻性剀ずしおは次の様なものが䞀䟋ずし
おあげられる。 () アニオン界面掻性剀 アルキル炭玠数〜20ベンれンスルホン
酞塩Na、、NH4、高玚アルコヌル炭
玠数〜20硫酞゚ステル塩Na、、
NH4、炭玠数〜22の脂肪酞又はロゞン酞の
塩Na、、NH4、ポリオキシ゚チレン脂
肪アルコヌル炭玠数12〜20゚ヌテルサルフ
゚ヌトNa、、NH4、アルキル炭玠数
〜20プノヌルポリ゚チレンオキサむドリ
ン酞゚ステル又はその塩Na、、NH4、
高玚アルコヌル炭玠数〜20ポリ゚チレン
オキサむドリン酞゚ステル又はその塩Na、
、NH4、ゞむ゜ブチレンず無氎マレむン酞
の共重合䜓及びその塩Na、、NH4、ス
チレンず無氎マレむン酞の共重合䜓及びその塩
Na、、NH4 () カチオン界面掻性剀 炭玠数〜22の脂肪酞のアミン塩又はアミド
ピリゞりム塩、アルキル炭玠数〜20アン
モニりムハラむド、アルキル炭玠数〜22
アミンベンゞルハラむド () 非むオン界面掻性剀 ゜ルビタン脂肪酞炭玠数〜22゚ステ
ル、ポリ゚チレンオキサむドグリセリン脂肪酞
炭玠数〜22゚ステル、ポリ゚チレンオキ
サむド高玚アルコヌル炭玠数〜20゚ヌテ
ル、ポリ゚チレンオキサむドアルキル炭玠数
〜20プノヌル゚ヌテル、ポリ゚チレンオ
キサむドずポリプロピレンオキサむドずのブロ
ツクポリマヌ平均分子量1000以䞊、ポリ゚チ
レンオキサむドの含有量が〜90重量 これら界面掻性剀は、ストリツピング垯の氎に察
しお䞀般に0.1〜3000ppm添加される。これら界
面掻性剀に加えお、Li、Na、、Mg、Ca、Al、
Znなどの金属の氎溶性塩をクラムの分散助剀ず
しお甚いるこずもできる。 氎䞭に分散したクラム状の重合䜓の濃床は、䞀
般に0.1〜20重量、奜たしくは0.5〜15重量、
曎に奜たしくは〜10重量ストリツピング垯
の氎に察する割合であり、その範囲であれば運
転䞊の支障をきたすこずなく、良奜な粒埄を有す
るクラムを埗るこずができる。 次に、前蚘で埗られた氎分を含む倉性重合䜓又
はその氎添物のクラムを脱氎し、含氎率を〜30
重量、奜たしくは〜20重量、曎に奜たしく
は〜10重量にする以埌この工皋を第四工皋
ず呌ぶ。ここで氎を含むクラムを脱氎するずは、
ロヌル、バンバリヌ匏脱氎機、スクリナヌ抌出機
匏絞り脱氎機等の圧瞮氎絞機で脱氎するこずを云
う。本発明においおは䞀軞たたは二軞等の倚軞ス
クリナヌ抌出機匏絞り脱氎機が、脱氎効率及び䜜
業性の点で奜たしい。第四工皋においおクラム䞭
の含氎率を重量未満にするには、脱氎凊理時
間が長くなりすぎたり、氎絞機による剪断力で重
合䜓がゲル化したり、或いはシダツ解したりする
ため奜たしくない。又、含氎率が30重量を超え
るずリチりムの残存量が倚くなる。第䞉工皋で埗
られるスラリヌ化したクラムを、予め回転匏スク
リヌン、振動スクリヌン、遠心脱氎機等により含
氎率35〜60重量たで氎切りしおから圧瞮氎絞機
に導入するのが奜たしい。 次に、前蚘で埗られた倉性重合䜓又はその氎添
物を也燥し、含氎率を重量未満、奜たしくは
0.5重量以䞋、曎に奜たしくは0.1重量以䞋に
する以埌、この工皋を第五工皋ず呌ぶ。ここ
で也燥するずは、スクリナヌ抌出機型或いはニヌ
ダヌ型也燥機、゚キスパンダヌ也燥機、熱颚也燥
機の少なくずも皮の也燥機により含氎率を重
量未満にするこずを云う。特に奜適な也燥機は
軞又は軞等の倚軞スクリナヌベント抌出機型
也燥機であり、スクリナヌ長さ埄が
10〜40のものが䜿甚できる。第五工皋における含
氎率が重量以䞊の堎合には、重合䜓を成圢す
る際に発泡したり、シルバヌ等の倖芳䞍良を発生
したりするため奜たしくない。第五工皋におい
お、発泡したクラム状、粒状或いは粒末状の圢態
で重合䜓を埗るこずもでき、又ストランド状やペ
レツト状で埗るこずもできる。 本発明においお第四工皋ず第五工皋を、脱氎機
ず也燥機ずが䜓化された装眮で実斜するこずも
できる。この様な装眮ずしお奜適なものは、脱氎
甚のスリツトを少なくずも個、奜たしくは〜
個有し、脱気甚のベント郚を少なくずも個、
奜たしくは〜個有する軞以䞊のベント抌出
機があげられる。かかる構造のベント抌出機ずし
おは15〜50皋床のものが奜たしく、スク
リナヌのかみ合い構造は、かみ合い、非かみ合
い、いずれでも可胜であり、たた回転方向に぀い
おは同方向、異方向いずれでもよい。この様なベ
ント抌出機のスクリナヌ回転数、シリンダヌ加熱
枩床、ベント郚の圧力は、抌出胜力、重合䜓の特
性粘床や熱安定性、補品の品質等を勘案しお
遞定されるが、䞀般にスクリナヌ回転数20〜500
回転分、奜たしくは30〜400回転分、シリン
ダヌ枩床100〜300℃、奜たしくは130〜260℃、ベ
ント郚圧力は倧気圧〜10mmHg絶察圧、奜たしく
は500〜50mmHg絶察圧の範囲から遞定される。 前述の第䞀工皋から第五工皋の凊理を経お最終
的に埗られる倉性重合䜓又はその氎添物はリチり
ムの残存量を40ppm以䞋にするこずが䞀般に奜た
しいが、本発明においおはリチりム残存量が
40ppmを超える堎合、䟋えばリチりム残存量が41
〜300ppmにおいおも良奜な倉性重合䜓が埗られ
る。重合䜓䞭のリチりムの残存量は、原子吞光分
光光床蚈を甚いた原子吞光分光分析により枬定す
るこずができる。 本発明においお、第䞀工皋の前或いはその終了
埌、第二工皋及び又は第䞉工皋、或いはそれら
の前埌で脱灰凊理を斜すこずによりリチりム等の
金属成分を陀去するこずもできる。 本発明の方法においお、目的に応じお皮々の添
加剀を倉性重合䜓又はその氎添物に添加するこず
ができる。䟋えば、オむル等の軟化剀、可塑剀、
垯電防止剀、滑剀、玫倖線吞収剀、難燃剀、顔
料、無機充填剀、有機繊維・無機繊維、カヌボン
ブラツクなどの補匷剀、他の熱可塑性暹脂などが
添加剀ずしお䜿甚できる。尚、これらの添加剀
は、第䞀工皋以埌のいずれかの工皋で添加でき
る。本発明の方法により埗られた重合䜓は、添加
剀の添加による色調倉化、䟋えば玫倖線吞収剀の
添加による黄倉、顔料の添加による異垞色調等の
問題がないため、各皮添加剀ずの組合せを広範囲
に行なうこずができる。 実斜䟋 以䞋に実斜䟋を瀺し、本発明をより具䜓的に説
明する。尚、実斜䟋で䜿甚したブロツク共重合䜓
は次のようにしお補造した。埗られたブロツク共
重合䜓(A)〜(C)の重合䜓溶液の、重合䜓ず溶媒ずの
重量比はいずれもであ぀た。 〔ブロツク共重合䜓(A)〕 窒玠ガス雰囲気䞋においお、スチレン30重量郹
ずテトラヒドロフラン0.3重量郚を含むシクロヘ
キサン溶液に−ブチルリチりムを0.08重量郚添
加し、70℃で時間重合した埌、曎に−ブ
タゞ゚ン20重量郚ずスチレン50重量郚を含むシク
ロヘキサン溶液を加えお70℃で時間重合した。
埗られた重合䜓はスチレン含有量80重量の−
−構造のブロツク共重合䜓であ぀た。 〔ブロツク共重合䜓(B)〕 窒玠ガス雰囲気䞋においお、スチレン75重量郹
を含むシクロヘキサン溶液に−ブチルリチりム
を0.15重量郚添加し、70℃で時間重合した埌、
−ブタゞ゚ン25重量郚を含むシクロヘキサ
ン溶液を加えお70℃で時間重合し、スチレン含
有量75重量の−構造のブロツク共重合䜓を
埗た。 〔ブロツク共重合䜓(C)〕 窒玠ガス雰囲気䞋においお、−ブタゞ゚
ン15重量郚ずスチレン20重量郚を含む−ヘキサ
ン溶液に−ブチルリチりムを0.11重量郚添加
し、70℃で時間重合した埌、さらに−ブ
タゞ゚ン45重量郚ずスチレン20重量郚を含む−
ヘキサン溶液を加えお70℃で時間重合した。埗
られた重合䜓は、スチレン含有量40重量の−
−−構造のブロツク共重合䜓であ぀た。 〔ブロツク共重合䜓(D)〕 窒玠ガス雰囲気䞋においお、スチレン10重量郹
を含むシクロヘキサン溶液に−ブチルリチりム
を0.1重量郚を添加し70℃で時間重合した埌、
む゜プレン80重量郚を含むシクロヘキサン溶液を
添加しお70℃で時間重合した。その埌、曎にス
チレン10重量郚を含むシクロヘキサン溶液を加え
お70℃で時間重合した。埗られた重合䜓は、ス
チレン含有量20重量の−−構造のブロツ
ク共重合䜓であ぀た。 〔ブロツク共重合䜓(E)〕 窒玠ガス雰囲気䞋においお、−ブタゞ゚
ン15重量郚ずスチレン20重量郚を含む−ヘキサ
ン溶液に−ブチルリチりムを0.07重量郚添加
し、70℃で時間重合した埌に−ブタゞ゚
ン15重量郚ずスチレン50重量郚を含む−ヘキサ
ン溶液及び−ブチルリチりム0.02重量郚を加え
お70℃で時間重合した。埗られた重合䜓はスチ
レン含有量70重量の−−−構造のブロ
ツク共重合䜓ず−構造のブロツク共重合䜓か
らなる混合物であり、しかも埗られた重合䜓溶液
重合䜓の濃床30重量は懞濁状であ぀た。 〔ブロツク共重合䜓(F)〕 窒玠ガス雰囲気䞋においお、−ブタゞ゚
ン80重量郚ずスチレン20重量郚を含む−ヘキサ
ン溶液に−ブチルリチりムを0.08重量郚添加
し、70℃で時間重合した。埗られた重合䜓はス
チレン含有量20重量の−構造のブロツク共
重合䜓重合䜓の濃床20重量であ぀た。 実斜䟋、及び比范䟋、 前蚘で補造したブロツク共重合䜓(A)の溶液に、
重合に䜿甚した−ブチルリチりムに察しお圓モ
ルの4′−ゞメチルアミノベンゟプノンを反
応させ、重合䜓末端に該化合物の反応残基が結合
した末端倉性ブロツク共重合䜓の溶液を埗た。こ
の溶液に炭酞ガスをガス状態で添加し、充分混合
した第䞀工皋。溶液のPHは炭酞ガスの添加量
で調敎した。次に、ブロツク共重合䜓100重量郹
に察しおオクタデシル−−−ゞ−tert
−ブチル−−ヒドロキシプルプロピオネヌ
トを0.5重量郚、トリス−ゞ−tert−ブチ
ルプニルフオスフアむトを0.5重量郚添加し
お充分混合した第二工皋。 䞊蚘の倉性ブロツク共重合䜓をスチヌムストリ
ツピングするに圓り、クラム化剀ずしお、α−
−ノニルプニル−ω−ヒドロキシポリオ
キシ゚チレンのゞハむドロゞ゚ンリン酞゚ステ
ルずモノハむドロゞ゚ンリン酞゚ステルずの混合
物ポリオキシ゚チレンのオキシ゚チレン単
䜍は平均倀ずしお〜10をストリツピング垯の
氎に察しお30ppm甚い、90〜98℃の枩床で溶媒を
陀去した。溶媒陀去槜内のスラリヌ䞭の重合䜓ク
ラムの濃床はいずれも玄重量であ぀た第䞉
工皋。 次いで、䞊蚘で埗られたクラム状倉性ブロツク
共重合䜓〔〕の氎分散スラリヌを回転匏スクリ
ヌンに送り、含氎率玄45重量の含氎クラムを埗
た。この含氎クラムを軞スクリナヌ抌出機型氎
絞り機に送り、脱氎した重合䜓を埗た第四工
皋。その埌、前蚘で埗られた倉性重合䜓を軞
段ベント抌出機に䟛絊し、シリンダヌ枩床200
℃、スクリナヌ回転数玄200回転分、ベントの
圧力玄200mmHg絶察圧で抌出し、也燥した第五
工皋。抌出機先端からストランド状で埗た倉性
重合䜓はカツタヌにおペレツト状にした。結果を
第衚に瀺した。 第衚に瀺した様に、本発明の方法で埗られた
倉性ブロツク共重合䜓は透明性、色調、顔料着色
性に優れるものであ぀た。 尚、実斜䟋においおガス状の炭酞ガスの代わ
りに炭酞氎を甚いる以倖は実斜䟋ず同様の方法
により埗た倉性重合䜓のHazeは5.0、色調は1.0
でありガス状の炭酞ガスを甚いる方が、透明性及
び色調が良奜であ぀た。
【衚】 実斜䟋 〜 第衚に瀺したブロツク共重合䜓のリビングポ
リマヌに、重合に䜿甚した−ブチルリチりムに
察しお圓モルの末端凊理剀を反応させた埌、予め
シクロヘキサンに溶解させた炭酞ガスを該溶液に
添加し、充分混合した。溶液のPHは玄7.3に調敎
した。次に、倉性ブロツク共重合䜓100重量郚に
察しお、−tert−ブチル−−−tert−ブチ
ル−−ヒドロキシ−−メチルベンゞル−
−メチルプニルアクリレヌトを0.5重量郚、ト
リス−ゞ−tert−ブチルプニルフオ
スフアむトを0.1重量郚添加しお充分混合した。 䞊蚘の倉性ブロツク共重合䜓溶液をスチヌムス
トリツピングするに際し、クラム化剀ずしお第
衚に瀺したものを甚いた。溶媒陀去槜内の枩床は
箄85〜95℃、スラリヌ䞭の重合䜓クラムの濃床は
箄10重量であ぀た。 䞊蚘で埗られたクラム状倉性ブロツク共重合䜓
の氎分散スラリヌを回転匏スクリヌに送り、含氎
率箄45重量の含氎クラムを埗た。この含氎クラ
ムを、脱氎ず也燥が同䞀装眮内で実斜できる段
スリツト、段ベント付軞スクリナヌ型抌出機
に䟛絊し、ペレツト状のブロツク共重合䜓を埗
た。䜿甚した抌出機はスクリナヌ埄40、
比35のものを甚いた。抌出条件は、シリン
ダヌ枩床200℃、スクリナヌ回転数玄200回転
分、第ベントは開攟ずし枛圧せず、第ベント
は真空ベントで50mmHg絶察圧たで枛圧した。脱
氎埌の含氎率は第ベントより重合䜓の䞀郚をサ
ンプリングしお調べた。結果を第衚に瀺した。 尚、実斜䟋においおは、スチヌムストリツピ
ングにより埗られた重合䜓を次の様にしお也燥し
た。含氎率玄50重量のブロツク共重合䜓(F)の倉
性物の含氎クラムを軞スクリナヌ抌出機型氎絞
り機に送り、含氎率玄重量の脱氎クラムを埗
た。その埌、該含氎クラムを軞スクリナヌ型゚
キスパンダヌ也燥機に送り倚孔性クラムずした
埌、曎に熱颚也燥機により也燥を行぀た。
〔効果〕
本発明の方法で埗られた倉性重合䜓又はその氎
添物は、透明で色調、顔料の添加による着色性に
優れるためその特城を生かしお、シヌト、フむル
ム、各皮圢状の射出成圢品、䞭空成圢品、圧空成
圢品、真空成圢品等倚皮倚様の成圢品ずしお掻甚
できる他、各皮熱可塑性暹脂の改質材、履物の玠
材、粘着剀・接着剀の玠材、アスフアルトの改質
材、電線ケヌブルの玠材、加硫ゎム甚玠材、加硫
ゎムの改資材、家電補品・自動車郚品・工業郚
品、家庭甚品・玩具等の玠材などに利甚できる。
又、本発明の方法は、共圹ゞ゚ンずビニル芳銙族
炭化氎玠ずのブロツク共重合䜓の倉性物の他、共
圹ゞ゚ン重合䜓の倉性物、ビニル芳銙族炭化氎玠
重合䜓共圹ゞ゚ンずビニル芳銙族炭化氎玠ずのラ
ンダム共重合䜓の倉性物等にも利甚できる。

Claims (1)

  1. 【特蚱請求の範囲】  炭化氎玠溶媒䞭、有機リチりム化合物を開始
    剀ずしお共圹ゞ゚ン及び又はビニル芳銙族炭化
    氎玠を重合せしめお埗られた重合䜓の掻性末端に
    極性基含有化合物を反応させ、重合䜓鎖䞭に極性
    基含有原子団が結合した倉性重合䜓又はその氎添
    物の溶液から溶媒をスチヌムストリツピングする
    こずにより陀去する方法においお、 (1) 倉性重合䜓又はその氎添物の溶液に炭酞ガス
    を、 (a) ガス状態で該溶液に添加しお混合溶解させ
    る 又は、 (b) 炭化氎玠溶媒或いは炭化氎玠溶媒に可溶性
    の溶媒に溶解させた状態で該溶液に添加しお
    混合する、 こずにより倉性重合䜓又はその氎添物の溶液の
    PHを〜10の範囲に調敎する工皋、 (2) 前蚘PH調敎埌の倉性重合䜓又はその氎添物の
    溶液に安定剀を添加する工皋、 (3) 前蚘安定剀添加埌の倉性重合䜓又はその氎添
    物の溶液から溶媒をスチヌムストリツピングす
    るこずにより陀去する工皋、 の組合せによ぀お倉性重合䜓又はその氎添物を取
    埗する方法。
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