JPS62215613A - 重合体の色調改良方法 - Google Patents

重合体の色調改良方法

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JPS62215613A
JPS62215613A JP5816086A JP5816086A JPS62215613A JP S62215613 A JPS62215613 A JP S62215613A JP 5816086 A JP5816086 A JP 5816086A JP 5816086 A JP5816086 A JP 5816086A JP S62215613 A JPS62215613 A JP S62215613A
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JP
Japan
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polymer
weight
parts
solvent
added
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Application number
JP5816086A
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English (en)
Inventor
Susumu Hoshi
進 星
Toshinori Shiraki
利典 白木
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Asahi Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Asahi Chemical Industry Co Ltd
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Publication date
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  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は重合体にかかわる各種の色調、例えば重合体自
体の色調、加工成型時の色調、或いは最終製品の色調の
改良方法に関する。
〔従来の技術〕
共役ジエンとビニル芳香族炭化水素からなるブロック共
重合体は、比較的ビニル芳香族炭化水素含有量が少ない
場合、透明で加硫をしなくても加硫された天然ゴム或い
は合成ゴムと同様の弾性を常温にて有し、しかも高温で
熱可塑性樹脂と同様の加工性を有することから、履物、
プラスチック改質、アスファルト、粘接着分野等で広く
利用されている。又、比較的ビニル芳香族炭化水素含有
母が多い場合は、透明で耐衝撃性に優れた熱可塑性樹脂
が得られることから、食品包装容器分野を中心に近年そ
の使用量が増加すると同時に用途も多様化しつつある。
しかしながら、かかるブロック共重合体は色調が劣り、
成形品が黄色味を呈すという欠点を有する。そのためこ
の欠点を改良する方法がいくつか試みられている。例え
ば、特公昭54−2679号公報には活性ブロック共重
合体の炭化水素溶媒に、水/炭酸ガス/フェノール性酸
化防止剤を加えた後に150〜200℃の範囲の温度で
処理して溶媒を直接脱溶媒する方法が記載されており、
特公昭55−7459号公報にはブロック共重合体の炭
化水素溶液を加熱、もしくは加熱水と混合して溶剤をス
トリツピングする以前に有機酸化合物の水溶液と接触さ
せる方法が記載されている。又特開昭58−16861
2号公報には重合体にホウ酸を添加した後安定剤を添加
して重合体を回収する方法が記載されている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながら、これらの方法により色調は改良されるも
のの、耐失透性に劣り、上記方法で(qた重合体を多湿
雰囲気下に長期間放置したり、水に浸漬すると白濁して
透明性が失われるという問題点を有する。
この様な現状において、本発明者らは色調及び耐失透性
に優れた重合体を得る方法について検討を進めた結果、
重合体溶液及び安定剤を添加した後溶媒を除去して残存
溶媒量を特定量以下とした重合体に実質的に水の非存在
下でオキシカルボン酸及び/又はアミノ酸を添加するこ
とによりその目的が達成されることを見出だし、本発明
を完成するに到った。
〔問題点を解決するための手段〕 即ち、本発明は炭化水素溶媒中、有機リチウム化合物を
開始剤として共役ジエン及び/又はビニル芳香族炭化水
素を重合せしめて得られた重合体溶液又は該重合体溶液
から溶媒を除去して得た重合体に、重合体100重間部
に対してオキシカルボン酸及び/又はアミノ酸を0.0
1〜1.0重量部、実質的に水の非存在下で添加して混
合することを特徴とする重合体の色調改良方法に関する
以下、本発明の詳細な説明する。
本発明の方法においては、炭化水素溶媒中、有機リチウ
ム化合物を開始剤として共役ジエン及び/又はビニル芳
香族炭化水素を重合せしめて重合体溶液を製造する。共
役ジエン又はビニル芳香族炭化水素の重合体は公知のい
ずれかの方法でも製造することができ、共役ジエン又は
ビニル芳香族炭化水素を不活性な炭化水素溶媒中で有機
リチウム化合物によりアニオン重合することによって製
造することができる。
共役ジエン及びビニル芳香族炭化水素を七ツマ−とする
場合、得られる重合体中の共役ジエンとビニル芳香族炭
化水素との組成比は特に制限はないが、一般に99.9
: 0.1〜0.1:99.9、好ましくは98:2〜
5:95の範囲で変化させることができる。共役ジエン
及びビニル芳香族炭化水素からなる重合体は、ランダム
共重合体であってもブロック共重合体であってもよく、
これらは公知のいずれかの方法で不活性な炭化水素溶媒
中、有機リチウム化合物によりアニオン重合することに
より製造できる。
例えば、ランダム共重合体は米国特許3094514号
明細出に記載されている様に、共役ジエン及びビニル芳
香族炭化水素の混合物を通常の重合速度より遅い速度で
重合器に供給することに°よって製造できる。又、米国
特許3451988号明細書に記載されている様に、後
述する極性化合物やランダム化剤の存在下に共役ジエン
とビニル芳香族炭化水素の混合物を共重合させてランダ
ム共重合体を製造することができる。
一方、ブロック共重合体の製造方法としては、例えば特
公昭3B−19286号公報、特公昭43−17979
号公報、特公昭46−32415号公報、特公昭49−
36957号公報、特公昭48−2423号公報、特公
昭48−4106号公報、特公昭56−28925号、
特公昭51−49567号公報などに記載された方法が
あげられる。これらの方法により、ブロック共重合体は
一般式、(A−8> 、 、 A−(−B−A> 。、
 B+A−8) n(上式において、Aはビニル芳香族
炭化水素を主とする重合体ブロックであり、Bは共役ジ
エンを主とする重合体ブロックである。AブロックとB
ブロックとの境界は必ずしも明瞭に区分される必要はな
い。又、nは1以上の整数である。) で表わされる線状ブロック共重合体、あるいは一般式、 [(B−A)ねX、 [(A−B)層m+2 ×[(B
−AP、8七1iix−[(A−837,A九万X(上
式において、A、Bは前記と同じであり、Xは例えば四
塩化ケイ素、四塩化スズ、エポキシ化大豆油等のカップ
リング剤の残塁又は多官能有機リチウム化合物等の開始
剤の残基を示す。m及びnは1以上の整数である)で表
わされるラジアルブロック共重合体として得られる。尚
、上式において、ビニル芳香族炭化水素を主とする重合
体ブロックとはビニル芳香族炭化水素を50@量%以上
含有するビニル芳香族炭化水素と共役ジエンとの共重合
体ブロック及び/又はビニル芳香族炭化水素単独重合体
ブロックを示し、共役ジエンを主とする重合体ブロック
とは共役ジエンを50重母%を超える量で含有する共役
ジエンとビニル芳香族炭化水素との共重合体ブロック及
び/又は共役ジエン単独重合体ブロックを示す。共重合
体ブロック中のビニル芳香族炭化水素は均一に分布して
いても、又テーパー状に分布していてもよい。又、該共
重合体部分はビニル芳香族炭化水素が均一に分布してい
る部分及び/又はテーパー状に分布している部分がそれ
ぞれ複数個共存してもよい。
この様にして得られたブロック共重合体はビニル芳香族
炭化水素の含有量が60重量%以下、好ましくは55重
量%以下の場合は熱可塑性弾性体としての特性を示し、
ビニル芳香族炭化水素の含有量が60重量%を超える場
合、好ましくは65重量%以上の場合は熱可塑性樹脂と
しての特性を示す。
本発明の方法で用いるビニル芳香族炭化水素としてはス
チレン、0−メチルスチレン、p−メチルスチレン、p
 −tert−ブチルスチレン、1,3−ジメチルスチ
レン、α−メチルスチレン、ビニルナフタレン、ビニル
アントラセンなどがあるが、特に一般的なものとしては
スチレンが挙げられる。
これらは1種のみならず2種以上混合して使用してもよ
い。
本発明で用いる共役ジエンとは、1対の共役二重結合を
有するジオレフィンであり、たとえば1゜3−ブタジェ
ン、2−メチル−1,3−ブタジェン(イソプレン)、
2.3−ジメチル−1,3−ブタジェン、1,3−ペン
タジェン、1,3−へキサジエンなどであるが、特に一
般的なものとしては1,3−ブタジェン、イソプレンが
挙げられる。これらは1種のみならず2種以上混合して
使用してもよい。
炭化水素溶媒としてはブタン、ペンタン、ヘキサン、イ
ソペンタン、ヘプタン、オクタン、イソオクタン等の脂
肪族炭化水素、シクロペンタン、メチルシクロペンタン
、シクロヘキサン、メチルシクロヘキサン、エチルシク
ロヘキサン等の脂環式炭化水素、或いはベンゼン、トル
エン、エチルベンゼン、キシレン等の芳香族炭化水素な
どが使用できる。これらは1種のみならず2種以上混合
して使用してもよい。有機リチウム化合物は、分子中に
1個以上のリチウム原子を結合した有機モノリチウム化
合物であり、例えばエチルリチウム、n−プロピルリチ
ウム、イソプロピルリチウム、n−ブチルリチウム、5
ec−ブチルリチウム、tert−ブチルリチウム、ヘ
キサメチレンジリチウム、ブタジェニルジリチウム、イ
ソプロピルリチウムなどがあげられる。これらは1種の
みならず2種以上混合して使用してもよい。
本発明においては重合速度の調整、重合した共役ジエン
部のミクロ構造(シス、トランス、ビニルの比率)の変
更、共役ジエンとビニル芳香族炭化水素の反応性比の調
整などの目的で極性化合物やランダム化剤を使用するこ
とができる。極性化合物やランダム化剤としては、エー
テル類、アミン類、チオエーテル類、ホスホルアミド、
アルキルベンゼンスルホン酸塩、カリウムまたはナトリ
ウムのアルコキシドなどがあげられる。適当なエーテル
類の例はジメチルエーテル、ジエチルエーテル、ジフェ
ニルエーテル及びテトラヒドロフラン、ジエチレングリ
コールジメチルエーテル、ジエチレングリコールジブチ
ルエーテルである。アミン類としては第三級アミン、例
えばトリメチルアミン、トリエチルアミン、テトラメチ
ルエチレンジアミンの外、環状第三級アミンなども使用
できる。ホスフィン及びホスホルアミドとしてはトリフ
ェニルホスフィン及びヘキサメチルホスホルアミドがあ
る。ランダム化剤としてはアルキルベンピンスルホン酸
カリウムまたはナトリウム、カリウムまたはナトリウム
ブトキシドなどがあげられる。
本発明の方法において重合体を製造する際の重合@度は
一般に一40℃ないし150℃、好ましくは40℃ない
し120℃である。重合に要する時間は条件によって異
なるが、通常は48時間以内であり、特に好適には1な
いし10時間である。また、重合系の雰囲気は窒素ガス
などの不活性ガスをもって置換することが望ましい。重
合圧力は、上記重合@度範囲でモノマー及び溶媒を液相
に維持するに充分な圧力の範囲で行えばよく、特に限定
されるものではない。ざらに重合系内には触媒及びリビ
ングポリマーを不活性させるような不純物、たとえば水
、酸素、炭酸ガスなどが混入しないように留意する必要
がある。
この様にして得られた重合体の重量平均分子」は、一般
に5,000〜5,000.QOQ1好ましくは10.
000〜1.QOQ、000である。又重合体溶液中の
炭化水素の量は、一般に重合体100重量部に対して5
0重量部〜2000重量部である。尚、重合体の性質に
よっては重合体が炭化水素溶媒に不溶で懸濁状の状態で
得られる場合もあるが、本発明においてはこれらも重合
体溶液とよぶことにする。
上記で得られた重合体溶液にオキシカルボン酸及び/又
はアミノ酸を停止剤として添加できる。
又、安定剤、或いは安定剤と停止剤を添加した後にオキ
シカルボン酸及び/又はアミノ酸を添加できる。これら
はそのまま重合体溶液に添加しても、また炭化水素溶媒
に溶解して添加してもよい。安定剤としては、従来から
使用されてきた公知の安定剤のいずれでもよく、フエー
ノル系、有機ホスフェート系、有機ホスファイト系、ア
ミン系、イオウ系等の種々の公知の酸化防止剤が使用さ
れる。
安定剤は一般に重合体100重量部に対してo、ooi
〜10重量部の範囲で使用される。停止剤としてはオキ
シカルボン酸及び/又はアミノ酸はもとより、有機リチ
ウム化合物によって製造されたリビング重合体を失活さ
せることができる公知の停止剤も使用できるが、好適な
ものはアルコール(メタノール、エタノール、プロパツ
ール等)、多価アルコール(エチレングリコール、プロ
ピレングリコール、グリセリン等)及びこれらの混合物
である。
これらは、一般に重合体100重量部に対して0.01
〜10重量部の範囲で使用される。停止剤は安定剤を添
加する前に添加してもよいし、安定剤と同時に添加して
もよい。
本発明においては安定剤、又は安定剤と停止剤を添加し
た重合体溶液から溶媒を除去した後にオキシカルボン酸
及び/又はアミノ酸を添加できる。
この際、溶媒は残存溶媒量が重合体100重量部に対し
て30重量部以下、好ましくは10重量部以下になるま
で除去するのが耐失透性に優れた重合体を得る上で好ま
しい。重合体溶液から溶媒を除去する方法は公知のいず
れの方法でもよく、例えば溶液を加熱して溶媒を蒸発さ
せる方法、溶液を水又は温水に分散させ、水蒸気を吹き
込んで溶媒を蒸発させる方法(スチームドリッピング法
)、メタノール等の沈澱剤を多量に添加して重合体を沈
澱させて溶媒と分離する方法、溶液を真空乾燥する方法
、フラッシュ塔などで溶媒の一部を蒸発させた後、更に
ベント式押出機で溶媒を除去する方法などが採用できる
オキシカルボン酸及び/又はアミノ酸は重合体100重
量部に対して0.01〜1.0重量部、好ましくは0.
05〜0.5重量部を実質的に水の非存在下で添加する
。オキシカルボン酸及び/又はアミノ酸が0.01重量
部未満では本発明の目的とする各種の色調改良効果は不
十分であり、逆に1.0重量部を超える量の配合は透明
性や耐失透性が劣る。
本発明において、オキシカルボン酸は、分子中に少なく
とも1つのヒドロキシ基と少なくとも1つのカルボキシ
ル基を有する化合物であり、例えばグリコール酸、乳酸
、酒石酸、クエン酸、リンゴ酸、オキシ吉草酸、2−ヒ
ドロキシステアリン酸、サリチル酸、0−オキシケイ皮
酸、あるいはこれらの混合物などがあげられる。
アミノ酸としては、分子内に少なくとも1つのカルボキ
シ基と少なくとも1つのアミノ基を有する化合物であり
、例えばグリシン、アラニン、バリン、ロイシンなどの
脂肪族アミノ酸、セリン、トレオニンのオキシアミノ酸
、システィン、シスチンなどのイオウを含むアミノ酸、
アスパラギン酸、グルタミン酸などのモノアミノジカル
ボン酸、アミノ安息香酸、アントラニル酸などの芳香族
アミノ酸、あるいはこれらの混合物などがあげられる。
又本発明において重合体溶液及び重合体へのオキシカル
ボン酸及び/又はアミノ酸の添加は実質的に水の非存在
下で行われる必要がある。水の存在下で添加すると耐失
透性を損なうため好ましくない。本発明に鞠いて実質的
に水の非存在下で添加するとは、オキシカルボン酸及び
/又はアミノ酸を多量の水に溶解させたり分散させたり
して添加する操作を行わないことを意味し、具体的には
、重合体100重量部に対して0.3重量部以下、好ま
しくは0.1重聞部以下、更に好ましくは0.05重量
部以下の水の存在しか認められない状態で添加すること
をいう。尚、オキシカルボン酸、アミノ酸が結晶水等の
形で水を共存している場合、これらの添加状態は実質的
に水の非存在かで行われているものとする。
上記のオキシカルボン酸及び/又はアミノ酸を添加した
重合体は従来公知の混線機で均一に混合するのが好まし
い。混線機としてはオープンロール、インテンシブミキ
サー、インターナルミキサー、コニーダー、二輪ロータ
ー付きの連続混練機、押出機等が用いられる。
尚、本発明の方法において、オキシカルボン酸及び/又
はアミノ酸を添加した後、重合体中に残存している溶媒
を更に除去したい場合は、前記の溶媒除去方法のいずれ
かの方法を採用して除去すればよい。
本発明の方法の好ましい実IM態様は、■安定剤、又は
安定剤と停止剤を添加した重合体溶液から溶媒を加熱蒸
発させる方法かスチームストリッピング法により重合体
中の残存溶媒量を重合体100@量部に対して5重量%
以下、好ましくは1重量%以下にした後、オキシカルボ
ン酸及び/又はアミノ酸を添加して押出機(ベント式押
出機を含む)で混練する方法、■或いは安定剤、又は安
定剤と停止剤を添加した重合体溶液からフラッシュ塔で
溶媒の一部を蒸発させた後、ベント式押出機で残存溶媒
を更に除去して重合体を回収する方法において、重合体
中の残存溶媒量が重合体100重量部に対して5重量部
以下、好ましくは1重量部以下になる工程でオキシカル
ボン酸及び/又はアミノ酸を添加する方法があげられる
本発明の方法によって1qられた重合体には目的に応じ
て種々の添加剤を添加することができる。
例えば、オイル等の軟化剤、可塑剤、帯電防止剤、滑剤
、紫外線吸収剤、難燃剤、顔料、無機充填剤、有機繊維
、無機$ll1lt、カーボンブラックなどの補強剤、
他の熱可塑性樹脂などが添加剤として使用できる。
〔実施例〕
以下に実施例に示し、本発明をより具体的に説明する。
尚、実施例で使用したブロック共重合体は次のようにし
て製造した。得られた重合体溶液の、重合体と溶媒との
重り比はいずれも1:4であった。
〔ブロック共重合体(A)〕
窒素ガス雰囲気下において、1,3−ブタジェン15重
量部とスチレン20重量部を含むn−ヘキサン溶液にn
−ブチルリチウムを0.11重量部添加し、70℃で2
時間重合した後、さらに1,3−ブタジェン45重量部
とメチシン20重聞部を含むn −ヘキサン溶液を加え
て70℃で2時間重合した。得られた重合体は、スチレ
ン含有ff140重量%のB−A−B−Al1造のブロ
ック共重合体であった。
〔ブロック共重合体(B)〕
窒素ガス雰囲気下において、スチレン15重量部を含む
シクロヘキサン溶液にn−ブチルリチウムを0.111
重部を添加し70℃で1時間重合した後、1.3−ブタ
ジェン70重量部を含むシクロヘキサン溶液を添加して
70℃で2時間重合した。その後、更にスチレン15重
量部を含むシクロヘキサン溶液を加えて70℃で1時間
重合した。得られた重合体は、スチレン含有量30重皿
%のA−B−A構造のブロック共重合体であった。
〔ブロック共重合体(C)〕
窒素ガス雰囲気下において、スチレン30重量部とテト
ラヒドロフラン0.3重量部を含むシクロへキリ゛ン溶
液に「1−ブチルリチウムを0.08重量部添加し、7
0℃で1時間重合した後、更に1.3−ブタジェン20
重ω部とスチレン50重量部を含むシクロヘキサン溶液
を加えて70℃で2時間重合した。
(qられた重合体はスチレン含有量80重量%のA−B
−A構造のブロック共重合体であった。
〔ブロック共重合体(O)〕
窒素ガス雰囲気下において、1.3−ブタジェン15重
量部とスチレン20重量部を含むn−へキサン溶液にn
−ブチルリチウムを0.07 重量部添加し、70℃で
2時間重合した後、更に1,3−ブタジェン15重量部
とメチシン50重徂部を含むn−ヘキサン溶液及びn−
ブチルリチウムQ、02 @旧都を加えて70℃で2時
間重合した。得られた重合体はスチレン含有量70重量
%のB−A−B−A構造のブロック共重合体とB−A4
!ll3mのブロック共重合体からなる混合物であり、
しかも得られた重合体溶液は懸濁状であった。
〔ブロック共重合体(E)〕
窒素ガス雰囲気下において、スチレン75重1部を含む
シクロヘキサン溶液にn−ブチルリチウムを0.15重
量部添加し、70℃で1時間重合した後、1.3−ブタ
ジェン25重足部を含むシクロヘキサン溶液を加えて7
0℃で2時間重合した。その後エポキシ化大豆油を5重
量部添加してスチレン含有量75重量%のラジアル構造
のブロック共重合体を得た。
〔ブロック共重合体(F)〕
窒素ガス雰囲気下において、1,3−ブタジェン80重
量部とスチレン20重量部を含むn−へキサン溶液にn
−ブチルリチウムを0.08重量部添加し、70℃で2
時間重合した。得られた重合体はスチレン含有量20重
1%のB−A@mのブロック共重合体であった。
実施例1〜4及び比較例1〜4 前記で製造したブロック共重合体(C)の溶液に安定剤
として4−メチル−2,6−シーtert−ブチルフェ
ノール及びトリスノニルフェニルフォスファイトを重合
体iooam部に対して夫々0.5重量部添加した後、
重合体中の残存溶媒の量が第1表に示した量になるまで
溶媒を加熱除去した。
その後、第1表に示した配合処方に従ってオキシカルボ
ン酸及び/又はアミノ酸を添加しN 30#1lllφ
押出機で押出してベレットした。尚、重合体中の残存溶
媒の量が多い場合は、残存溶tsmが約1重量%以下に
なるまで溶媒を加熱除去した後押出機にかけた。ペレッ
トを180℃でプレス成形して厚さ2mのシートを作成
し、@ 3 art s横4cIlの試験片の色調、透
明性、耐失透性を測定した。その結果を第1表に示す。
以下余白 傘に重合体100重量部に対する残存溶媒量又は配合量
を示す。
*2:日本電色工業株式会社製N0−VBB型総合視覚
測定器のb値を測定して色調を調べた。b値が大きい程
みかけの黄色度が大きい。
b値が5未満    。
b値が5〜10    0 b値が10を超える  X *3 : ASTHD−1003に準拠して曇度を測定
した。
曇度が5未満    ◎ 曇度が5〜10    。
曇度が10を超える  X 傘4:水を張ったデシケータ−中に水が直接接触しない
ようにして試験片を7日間間静置した後、各試験片の曇
度を ^STHD−1003に準拠して測定し、安定剤
のみを添加して溶媒を除去して得た各重合体の試験片の
曇度との差を求め耐失透性を判断した。この差が大きい
はど耐失透性が悪い。
曇度の差が+5未満◎ 曇度の差が+5〜+150 曇度の差が+15を超えるX 実施例5〜8 実施例1〜4においてブロック共重合体(C)の溶液に
安定剤を添加する前に重合停止剤として添加する以外は
、実施例1〜4と同様の方法で各試験片を作成した。得
られた試験片はそれぞれ実施例1〜4と同等の色調、透
明性及び耐失透性を示した。
実施例9〜12 実施例1〜4においてブロック共重合体(C)の溶液に
安定剤を添加する前に予めイソプロピルアルコールをブ
ロック共重合体10Ota量旧都対して0.5重員部添
加する以外は、実施例1〜4と同様の方法で各試験片を
作成した。得られた試験片はそれぞれ実施例1〜4と同
等の色調、透明性及び耐失透性を示した。
比較例5及び6 実施例1においてクエン酸の添加を水0.4及び1.0
重量部(全リチウム量に対して17.8及び44.4当
間)の存在下で実施した。得られた試験片はいずれも耐
失透性が極めて悪いものであった。
(評価ランクはX)。
実施例12〜21 実施例1及び2と同様の方法で得た残存溶媒が0.5重
量部以下の重合体に、第2表に示した配合処方にしたが
って、オキシカルボン酸及び/又は゛アミノ酸を200
℃の40mtφ押出機で混練配合した。
その後得られた各重合体の色調、透明性、耐失透性を測
定した。その結果を第2表に示す。
以下余白 実施例22 窒素ガス雰囲気下において1,3−ブタ9エンフジ重吊
部、スチレン25重量部を含むn−ヘキサンに、n−ブ
チルリチウム0.07重量部、テトラメチルエチレンジ
アミンを0.4重量部添加し、50℃で6時間重合した
。得られた重合体溶液に4−メチル−2,6−シーte
rt−ブチルフェノールをそれぞれ、1重量部添加した
後、重合体溶液を約120℃に加熱し、フラッシュ塔で
残存溶媒が20重量部(@合体ioo @m部に対して
)になるまで溶媒を除去した。その後、この重合体にク
エン酸0.2重量部を添加し、ベント押出機で押出すと
同時に残存溶媒をベント部より除去した。
この様にして得られた重合体は、色調、透明性、耐失透
性の良好な重合体であった。
実施例23 窒素ガス雰囲気下において1.3−ブタジェン100f
flffi部を含むn−ヘキサンにn−ブチルリチウム
を0.05重量部添加し70℃で4時間重合した。
得られた重合体溶液に4−メチル−2,6−シーter
t−ブチルフェノールを1重量部添加した後、残存溶媒
が約1型組部になるまで溶媒を加熱除去した。このポリ
ブタジェン100重量部にクエン酸を0.2重量部添加
し、60℃の8φインチロールで10分間混練した結果
、色調のよいポリブタジェンが得られた。
〔発明の効果〕
本発明の方法で得られた重合体は、透明で色調に優れる
ためその特徴を生かして、シート、フィルム、各種形状
の射出成形品、中空成形品、圧空成形品、真空成形品等
多種多様の成形品として活用できる。
特に本発明の方法で得られた重合体は、耐失透性に優れ
るため、多湿雰囲気下で使用したり、水と接触する様な
用途分野、例えば食品容器、食品包装材料、玩具類、医
療用品等に有効に利用できる。
又、本発明の方法は、共役ジエンとビニル芳香族炭化水
素とのブロック共重合体の他、共役ジエン重合体、ビニ
ル芳香族炭化水素重合体、共役ジエンとビニル芳香族炭
化水素とのランダム共重合体にも利用できる。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 炭化水素溶媒中、有機リチウム化合物を開始剤として共
    役ジエン及び/又はビニル芳香族炭化水素を重合せしめ
    て得られた重合体溶液又は該重合体溶液から溶媒を除去
    して得た重合体に、重合体100重量部に対してオキシ
    カルボン酸及び/又はアミノ酸を0.01〜1.0重量
    部、実質的に水の非存在下で添加して混合することを特
    徴とする重合体の色調改良方法。
JP5816086A 1986-03-18 1986-03-18 重合体の色調改良方法 Pending JPS62215613A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5482935B1 (ja) * 2013-04-19 2014-05-07 宇部興産株式会社 共役ジエン重合体の製造方法、それによって得られた共役ジエン重合体、及び共役ジエン重合体の着色防止方法
JP2017115085A (ja) * 2015-12-25 2017-06-29 日本エラストマー株式会社 共役ジエン系重合体の製造方法

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS60231717A (ja) * 1984-05-01 1985-11-18 Asahi Chem Ind Co Ltd 重合体の製造方法

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