JPH0463375B2 - - Google Patents

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Publication number
JPH0463375B2
JPH0463375B2 JP60102839A JP10283985A JPH0463375B2 JP H0463375 B2 JPH0463375 B2 JP H0463375B2 JP 60102839 A JP60102839 A JP 60102839A JP 10283985 A JP10283985 A JP 10283985A JP H0463375 B2 JPH0463375 B2 JP H0463375B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
liquid crystal
pan
tank
suction member
cell
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP60102839A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS61275726A (ja
Inventor
Kiju Mori
Yoichiro Akanuma
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Stanley Electric Co Ltd
Original Assignee
Stanley Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Stanley Electric Co Ltd filed Critical Stanley Electric Co Ltd
Priority to JP10283985A priority Critical patent/JPS61275726A/ja
Publication of JPS61275726A publication Critical patent/JPS61275726A/ja
Publication of JPH0463375B2 publication Critical patent/JPH0463375B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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  • Devices For Indicating Variable Information By Combining Individual Elements (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は、液晶の分野に利用できる技術であ
つて、液晶セルへの液晶注入方法に関するもので
ある。
(従来の技術) 液晶セルの内部に液晶を注入する方法の一つと
して圧力差を利用したものがあり、この方法は、
第4図イに示すようにタンクa内に液晶パンbを
入れ、その液溜め部a′には液晶cが収納されてお
り、この液晶パンbに対して液晶セルdが近接配
置され、まずポンプeでタンクa内のエアーを引
いて真空にすると共に、液晶セルd内も高真空に
する。ついで、同図ロに示すように液晶パンbを
90゜回転させて水平位置にすると、前記液晶セル
dも同時に90゜回転し、かつ下降して注入口d′が
液晶cに接触するようになつており、この後タン
クa内に窒素ガス等を入れて常圧に戻し、液晶セ
ルd内の真空との圧力差を利用して液晶cを注入
口d′から注入するようになつている。
(発明が解決しようとする問題点) 上記の液晶注入方法によると、第4図イの状態
で液晶cを脱泡する場合には、液溜め部a′に収納
された液晶の表面積が小さいので、脱泡が不完全
になることが多く、これを十分行なうには多大の
時間を要し、作業能率の低下をきたすことにな
る。この脱泡作業を効率良く行なうため、第4図
ハに示すように、液晶セルdをセツトする前に、
液晶パンbを水平位置に回転させ、液晶の表面積
を増大させて脱泡速度を早めるようにしている
が、工程が増えて作業が面倒になる不都合が生じ
る。
また、第4図ロに示すように、液晶セルdが下
降させられたときに、液晶セルdの注入口d′側の
端部が液晶パンbにぶつかつて欠損することがあ
つた。
一方、液晶注入後に、液晶セルdはタンクaか
ら取り出されるが、注入口d′側の端部には液晶c
が付着しており、この付着液晶分は無駄になつて
しまう。
この発明は、上記のような従来方法の問題点を
すべて解決する目的でなされたものである。
(問題点を解決するための手段) この問題の解決にあたつて、本発明は、液晶セ
ル内を真空にし、液晶セルの注入口を液晶パン内
の液晶に接触させて注入する方法において、前記
液晶パンの端部にはこの端部を下方とするように
前記液晶パンを垂直位置に回転させたときには液
晶に対してその深さに対し表面積が大きくなるよ
うな脱泡用の液溜め部を設けると共に、前記液晶
パンには繊維状材質からなる液晶吸上部材を設
け、タンク内に前記液晶セルと、垂直位置とされ
前記液溜め部に一回の注入量に対応する適量の液
晶が注入された前記液晶パンとを収納して前記タ
ンク内を真空にし、前記液晶セル内を真空化する
と共に前記液溜め部内の液晶及び繊維状材質から
なる液晶吸上部材を共に脱泡した後に、前記液晶
パンを水平位置に回転させて前記液晶吸上部材に
液晶を吸収させ、この液晶吸上部材に前記液晶セ
ルの注入口を接触させタンク内を復圧させて液晶
を注入するようにしたものである。
(実施例) 以下、この発明の実施例を図面に基づいて説明
すると、1はタンクであり、その内部に液晶パン
2が、従来と同様に水平位置及び垂直位置に回転
可能に設けられている。そして、液晶パン2の端
部には、この端部を下方とするように液晶パン2
を垂直位置に回転させたときには液晶に対してそ
の深さに対し表面積が大きくなるような脱泡用の
液溜め部2aが設けられ、かつ要所には支持具3
を介して液晶吸上部材4が設けられている。液晶
吸上部材4は、毛細管現象によつて液晶5を吸上
げられるように、吸湿性にすぐれた繊維状材質
(織布またはフアイバー束)でシート状に形成さ
れ、二ツ折りにして上部に山形部4aを形成し、
前記支持具3で挾持すると共に、サポート6を介
して前記液晶パン2に固定されている。7は液晶
セルであり、従来と同様に液晶パン2に対してセ
ツトできるようにしてあり、液晶パンが90゜回転
させられて水平位置になると、この液晶セルも
90゜回転すると共に下降し、注入口7aが前記液
晶吸上部材4の山形部4aに接触できるようにな
つている。なお、8はポンプである。
この発明方向の場合は、第1図イに示す状態、
即ち液晶パン2は垂直で、液晶5は液溜め部2a
に収納され、液晶セル7は横向き(水平)にセツ
トされた状態で、ポンプ8によりタンク1及び液
晶セル7の内部が真空にされ、同時に液晶5の脱
泡が行われる。つぎに、第1図ロに示すように、
液晶パン2を90゜回転させて水平位置に保持し、
下向き(垂直)となつた液晶セル7を下降させ
て、その注入口7aを、前記液晶吸上部材4の山
形部4aに接触させ、タンク1内に窒素ガス等を
入れて常圧に戻す。すると、液晶吸上部材を介し
て液晶5が液晶セル7内に注入する。このとき、
液晶パン2内の液晶5は、すべて液晶セル7に注
入され、残量がゼロであることが好ましい。
このようにして、液晶注入工程が終了した後
に、液晶パン2は再び90゜回転させられて垂直状
態に保持され、液晶セル7はタンク1から取り出
される。この後、液晶パン2の液溜め部2aに必
要量の液晶が補充され、次のサイクルが開始され
る。
(発明の効果) 以上説明したように、この発明によれば、液晶
注入の際、液晶セルが下降し、液晶吸上部材に接
触したときに、この液晶吸上部材の山形部4aが
クツシヨン作用をなすので、液晶セルの欠損を未
然に防止することができ、さらに液晶注入時に
は、注入口のみが液晶吸上部材の山形部4aに接
触するだけであるから、液晶の付着を極小に抑え
ることができ、液晶の無駄を省ける等のすぐれた
効果を奏する。
また、この発明の場合は、液晶パンに必要最低
量の液晶を一サイクル毎に補給するので、液晶の
成分蒸発による特性変化の心配がなく、液晶を汚
染する危険性もなく、高品質の液晶注入を保証す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図イ,ロは、いずれもこの発明方法に係る
液晶注入工程を示す説明図、第2図は、この発明
による液晶注入の原理を示す説明図、第3図は、
液晶吸上部材の取付状態の一例を示す斜視図、第
4図イ,ロ,ハは、いずれも従来方法に係る液晶
注入工程を示す説明図である。 1……タンク、2……液晶パン、2a……液溜
め部、3……支持具、4……液晶吸上部材、4a
……山形部、5……液晶、6……サポート、7…
…液晶セル、7a……注入口、8……ポンプ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 液晶セル内を真空にし、液晶セルの注入口を
    液晶パン内の液晶に接触させて注入する方法にお
    いて、前記液晶パンの端部にはこの端部を下方と
    するように前記液晶パンを垂直位置に回転させた
    ときには液晶に対してその深さに対し表面積が大
    きくなるような脱泡用の液溜め部を設けると共
    に、前記液晶パンには繊維状材質からなる液晶吸
    上部材を設け、タンク内に前記液晶セルと、垂直
    位置とされ前記液溜め部に一回の注入量に対応す
    る適量の液晶が注入された前記液晶パンとを収納
    して前記タンク内を真空にし、前記液晶セル内を
    真空化すると共に前記液溜め部内の液晶及び繊維
    状材質からなる液晶吸上部材を共に脱泡した後
    に、前記液晶パンを水平位置に回転させて前記液
    晶吸上部材に液晶を吸収させ、この液晶吸上部材
    に前記液晶セルの注入口を接触させタンク内を復
    圧させて液晶を注入することを特徴とする液晶セ
    ルへの液晶注入方法。
JP10283985A 1985-05-15 1985-05-15 液晶セルへの液晶注入方法 Granted JPS61275726A (ja)

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JP10283985A JPS61275726A (ja) 1985-05-15 1985-05-15 液晶セルへの液晶注入方法

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Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS61275726A JPS61275726A (ja) 1986-12-05
JPH0463375B2 true JPH0463375B2 (ja) 1992-10-09

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JP10283985A Granted JPS61275726A (ja) 1985-05-15 1985-05-15 液晶セルへの液晶注入方法

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JP (1) JPS61275726A (ja)

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS599629A (ja) * 1982-07-08 1984-01-19 Stanley Electric Co Ltd 液晶注入方法および装置
JPS6041017A (ja) * 1983-08-03 1985-03-04 Sharp Corp 液晶表示素子の製造方法

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS599629A (ja) * 1982-07-08 1984-01-19 Stanley Electric Co Ltd 液晶注入方法および装置
JPS6041017A (ja) * 1983-08-03 1985-03-04 Sharp Corp 液晶表示素子の製造方法

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Publication number Publication date
JPS61275726A (ja) 1986-12-05

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