JP2951512B2 - 液晶及び有機系エレクトロクロミック溶液の注入装置 - Google Patents

液晶及び有機系エレクトロクロミック溶液の注入装置

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JP2951512B2
JP2951512B2 JP23225893A JP23225893A JP2951512B2 JP 2951512 B2 JP2951512 B2 JP 2951512B2 JP 23225893 A JP23225893 A JP 23225893A JP 23225893 A JP23225893 A JP 23225893A JP 2951512 B2 JP2951512 B2 JP 2951512B2
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多久男 持塚
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Murakami Kaimeido Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
【従来の技術】一般に液晶又は有機系エレクトロクロミ
ック溶液(以後単に溶液と称す)注入は、以下の方法に
より行われる。即ち、セルを真空槽内に載置し、この真
空槽内を真空引してセル内を真空状態にする。その後、
セルに設けられている注入口を溶液皿の溶液に浸し、こ
の状態を保ちながら真空槽内の圧力を大気圧に戻す。こ
れによりセル内のみが真空状態となり、大気圧により溶
液がセル内に注入されるようになる。
【0002】注入口に溶液を浸す方法等に関しては、こ
れまで種々の提案がなされている。例えば、特開平4−
172324においては、液晶皿とサイホン形式で接続
された液晶槽を持ち上げ液晶面の高さを調整して、注入
口に液晶を浸す方法等が開示されている。また特開平4
−367824においては、液晶が入れられた容器を機
械的に持ち上げて注入口に液晶を浸し、或はジャバラに
より支持された容器の底を上昇させて注入口に液晶を浸
して注入する方法が開示されている。さらに特公平3−
63049、特公平4−63375及び特公平4−63
376においては、注入口に繊維性材等を当接させ、こ
の繊維性材の毛細管現象を利用して液晶を吸い上げ、注
入する方法が開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記文
献で開示されている方法では以下の問題点があった。
【0004】即ち、特開平4−172324及び特公平
3−63049においては、液晶の高さを調節するので
効果的な注入方法であるが、装置が大型化し、これに伴
い真空槽が大きくなる問題がある。
【0005】また、特公平4−463375及び特公平
4−63376では、注入不良が発生する問題がある。
【0006】そこで本発明は上記問題を解決して、装置
が大型化することなく、良好な注入が行える、液晶及び
有機系エレクトロクロミック溶液の注入装置を提供する
ことを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、液晶又は有機系エレクトロクロミック溶液(溶液)
が入れられた溶液皿を上下動させてセルの注入口に前記
溶液皿の前記溶液を浸す駆動装置を備えて、前記溶液を
前記セルに注入してなる注入装置において、前記溶液皿
が前記注入口より長く、かつ、前記セルの長さより短く
設定された長辺部と、前記セルの厚みより幅広な短辺部
とを備えた略矩形の平面形状を有すると共に、前記溶液
皿の縁の厚みが、縁端部に向かって徐々に肉薄に設定さ
れて、前記駆動装置により前記溶液皿が上昇して前記注
入口と当接した際に、前記溶液皿の縁が変形して、前記
注入口が前記溶液皿の底部まで到達して前記溶液を前記
セルに注入してなる、ことを特徴とする。
【0008】また前記溶液皿が、撥水性を有してなる。
【0009】さらに前記溶液皿が、フッ素樹脂で製作さ
れてなる。
【0010】
【作用】上記構成に基づき、溶液皿の形状を注入口より
少し大きめの略矩形の形状とし、かつ、溶液皿の縁を縁
端部に向かって徐々に肉薄とすることで、注入時にセル
が溶液皿に当接しても溶液皿が容易に変形可能にする。
これによりセルの注入口が溶液皿の底部まで到達できる
様にして溶液を略全て注入可能にすると共に、溶液が注
入口以外の部分に付着しない様にする。
【0011】また溶液皿の材料には、撥水性を有するフ
ッ素樹脂等を用いて、溶液皿に溶液を入れた際に、溶液
が山盛り状になる様にして小さい溶液皿に多くの溶液を
入れることができるようにすると共に、溶液皿に残留す
る溶液を少なくする。
【0012】
【実施例】本発明の実施例を図に沿って説明する。図1
は本発明に係る液晶及び有機系エレクトロクロミック溶
液(溶液)の注入装置10の外観を示す側面図である。
【0013】注入装置10は、真空槽11、真空槽11
内を真空引する際の排気口12、真空槽11の圧力を大
気圧にするためのリーク口14を有し、これらが支持筐
体18に設けれている。真空槽11の内部には、セル1
6を載置するセル支持体17が設けられ、その下方に溶
液Sが入れられた溶液皿15及びこの溶液皿15を上下
動させる駆動装置13がシャフト13aを介して設けら
れている。
【0014】図2はセル16に溶液Sを注入する際の状
況を示す部分正面図であり、図3は溶液皿15の詳細図
を示している。セル16は枠部16a、溶液が注入され
る注入領域16b及び溶液の注入口16cを有してい
る。
【0015】また3図(a) は溶液皿15の上視図を示
し、同図におけるI-I 矢視断面図及びII−II矢視断面図
を図3(b) 及び図3(c) にそれぞれ示している。これら
の図からわかる様に溶液皿15は、縁部20(縁)、側
部21(縁)及び支持部22を有すると共に、長辺部2
0aがセル16よりも短く、かつ、注入口16cより長
く設定され、短辺部20bはセルの厚みより幅広に設定
された略矩形の平面形状を有している。勿論、同時に複
数のセルに溶液を注入する際には短辺部20bの幅は図
1に示す様に適宜適合するものが用いられる。
【0016】また溶液皿15の肉厚は、縁端部23に向
かって徐々に肉薄になる様に構成されている。
【0017】上記構成に基づき、溶液Sの注入方法及び
注入装置の詳細な説明を図4に沿っておこなう。溶液S
が入れられた溶液皿15をセル16の注入口16cに対
向させ、排気口12から真空槽11を真空引きする。真
空槽11の真空度が所定の真空度に到達すると、駆動装
置13を起動させてシャフト13aを昇降させて溶液皿
15の溶液Sを注入口16cに浸らせる。その後、真空
槽11の圧力をリーク口14より徐々に大気圧に戻し、
注入領域16bに注入口16cを介して溶液Sを注入す
る。
【0018】なお、溶液の注入が進むに従い、溶液皿1
5の溶液Sの量が少なくなる。そこで注入状況と同期さ
せてシャフト13aを昇降させて、常に溶液皿15の溶
液Sが注入口16cに浸る様にする。この場合、溶液皿
15の溶液S面が縁端部23(図3参照)に達するとセ
ル16は溶液皿15と当接する様になる。
【0019】しかし溶液皿15は、縁端部23に向かい
徐々に肉薄になる様に構成されているので、セル16と
当接しても溶液皿15の縁部20及び側部21が容易に
変形するので、注入口16cを溶液皿15の略底部まで
近づけることが可能であり、これにより溶液皿15に入
れられた溶液Sの残量を少なくすることが可能になる。
【0020】なお、溶液皿15には溶液Sに対し撥水性
を示すフッ素樹脂等の材料(溶液を弾く材料又は濡れ性
の悪い材料)が用いられることが好ましい。なぜなら、
このような材料を用いることにより溶液Sが図2に示す
様に山盛り状になり、小さい溶液皿15に多くの溶液S
が入れられるばかりでなく、底に残る量も少なくなるた
めである。加えて、セル16と当接しても容易に弾性変
形する利点がある。
【0021】
【効果】以上説明した様に、注入口より長く、かつ、セ
ルの長さに比べ十分小さい長さの溶液皿を用いると共
に、この溶液皿の肉厚を縁端部に向かって徐々に肉薄に
することにより、セルに付着する溶液を略注入口の近傍
に限定することができ、かつ、セルと溶液皿とが当接し
た際には溶液皿が容易に変形するので溶液皿の底部にあ
る溶液までも注入することができ、無駄なく溶液を注入
することが可能になった。
【0022】
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例に適用される注入装置の側面図
である。
【図2】図1におけるセルと溶液皿との位置関係を示す
正面図である。
【図3】図1における溶液皿の図で、(a) は上視図、
(b) は(a) のI−I矢視断面図、(c) は(a) のII-II 矢
視断面図である。
【図4】本考案にかかる注入手順を説明する説明図であ
る。
【符号の説明】
10 注入装置 13 駆動装置 15 溶液皿 16 セル 16c 注入口 20 溶液皿の縁部(縁) 20a 長辺部 20b 短辺部 21 溶液皿の側部(縁) 23 溶液皿の縁端部 S 液晶又は有機系エレクトロクロミック溶液(溶液)

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液晶又は有機系エレクトロクロミック溶
    液(溶液)が入れられた溶液皿を上下動させてセルの注
    入口に前記溶液皿の前記溶液を浸す駆動装置を備えて、
    前記溶液を前記セルに注入してなる注入装置において、 前記溶液皿が前記注入口より長く、かつ、前記セルの長
    さより短く設定された長辺部と、前記セルの厚みより幅
    広な短辺部とを備えた略矩形の平面形状を有すると共
    に、 前記溶液皿の縁の厚みが、縁端部に向かって徐々に肉薄
    に設定されて、前記駆動装置により前記溶液皿が上昇し
    て前記注入口と当接した際に、前記溶液皿の縁が変形し
    て、前記注入口が前記溶液皿の底部まで到達し前記溶液
    を前記セルに注入してなる、 ことを特徴とする液晶及び有機系エレクトロクロミック
    溶液の注入装置。
  2. 【請求項2】 前記溶液皿が撥水性を有してなる、 請求項1記載の液晶及び有機系エレクトロクロミック溶
    液の注入装置。
  3. 【請求項3】 前記溶液皿がフッ素樹脂で製作されてな
    る、 請求項1又は2記載の液晶及び有機系エレクトロクロミ
    ック溶液の注入装置。
JP23225893A 1993-08-26 1993-08-26 液晶及び有機系エレクトロクロミック溶液の注入装置 Expired - Lifetime JP2951512B2 (ja)

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JPH0764102A JPH0764102A (ja) 1995-03-10
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