JPH06317805A - 液晶パネル本体及びその液晶注入方法 - Google Patents

液晶パネル本体及びその液晶注入方法

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JPH06317805A
JPH06317805A JP5127890A JP12789093A JPH06317805A JP H06317805 A JPH06317805 A JP H06317805A JP 5127890 A JP5127890 A JP 5127890A JP 12789093 A JP12789093 A JP 12789093A JP H06317805 A JPH06317805 A JP H06317805A
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JP
Japan
Prior art keywords
liquid crystal
crystal panel
panel body
injection port
injected
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP5127890A
Other languages
English (en)
Inventor
Masakazu Katsuno
正和 勝野
Shusuke Mimura
秀典 三村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Steel Corp
Original Assignee
Nippon Steel Corp
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Publication date
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Publication of JPH06317805A publication Critical patent/JPH06317805A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 短時間で液晶を注入することができ、しかも
使用できる液晶が限定されない液晶パネル本体への液晶
注入方法を提供する。 【構成】 液晶注入口13とエア抜き口14とを対角上
に設けた液晶パネル本体10の液晶注入口13を下方に
向けて液晶溜め20に浸すことにより液晶30の注入を
行う。上記の構成により、空気が液晶注入部15に残る
のを防止することができ、したがって大気圧下で液晶パ
ネル本体へ液晶を注入することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、液晶ディスプレイ作製
工程における液晶パネル本体への液晶注入方法に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】液晶パネル本体へ液晶を注入する際に、
液晶パネル本体内部に空気が残ると液晶パネルの欠陥の
原因となる。かかる問題を解決するため、従来は、図5
に示すように、液晶パネル本体50と液晶溜め60とを
真空チャンバー70に入れ、減圧(10-2〜10-3To
rr)下で液晶パネル本体50の一辺上に設けられた液
晶注入口51を下方に向けて液晶溜め60に浸すことに
より毛細管現象を利用して液晶80の注入を行ってい
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
液晶パネル本体への液晶注入方法では、真空チャンバー
内を十分に減圧した後に液晶の注入を行わなければなら
ないため、液晶の注入に時間がかかるという問題があ
る。また、液晶の種類によっては、液晶溜めが真空チャ
ンバー内で減圧下におかれることにより特性が変化して
使用できなくなるものがあるため、使用できる液晶が限
定されるという問題がある。
【0004】本発明は上記事情に基づいてなされたもの
であり、短時間で液晶を注入することができ、しかも使
用できる液晶が限定されない液晶パネル本体への液晶注
入方法を提供することを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに請求項1記載の発明の液晶パネル本体は、隙間に液
晶が注入される対向配置された二枚の基板を備える液晶
パネル本体において、前記二枚の基板の一の角部に形成
された液晶注入口と、前記角部に対向する他の角部に形
成されたエア抜き口と、前記液晶注入口と前記エア抜き
口を除く前記二枚の基板の端部をシールするシール材と
を設けたことを特徴とするものである。
【0006】請求項2記載の発明の液晶パネル本体への
液晶注入方法は、請求項1記載の液晶パネル本体を用
い、前記液晶注入口を下方に向けて液晶溜めに浸すこと
により液晶の注入を行うことを特徴とするものである。
【0007】請求項3記載の発明の液晶パネル本体への
液晶注入方法は、請求項1記載の液晶パネル本体を用
い、前記液晶注入口を下方に向けて液晶溜めに浸すこと
により液晶の注入を行なうとともに、上方に向けた前記
エア抜き口から空気を吸引することによりエア抜きを行
うことを特徴とするものである。
【0008】
【作用】請求項1記載の発明の液晶パネル本体は、液晶
注入口とエア抜き口とを対向する角部に設けたことによ
り、液晶注入口より液晶を注入する際にはエア抜き口か
ら空気が外に排出されるので、液晶パネル本体内部から
確実に空気を排除することができる。
【0009】請求項2記載の発明の液晶パネル本体への
液晶注入方法は、請求項1記載の液晶パネル本体を用
い、前記液晶注入口を下方に向けて液晶溜めに浸すこと
により液晶の注入を行うので、液晶パネル本体内部から
空気を確実に排除することができ、したがって大気圧下
で液晶パネル本体へ液晶を注入することができる。
【0010】請求項3記載の発明の液晶パネル本体への
液晶注入方法は、請求項1記載の液晶パネル本体を用
い、前記液晶注入口を下方に向けて液晶溜めに浸すこと
により液晶の注入を行なうとともに、上方に向けた前記
エア抜き口から空気を吸引することにより空気の排出を
行うので、より確実に液晶パネル本体内部から空気を排
除することができ、したがって大気圧下で液晶パネル本
体へ液晶を注入することができる。
【0011】
【実施例】本発明の第一実施例について図1乃至図3を
参照して説明する。図1は、本発明の第一実施例である
液晶パネル本体への液晶注入方法を説明するための図で
ある。図2は、図1に示す液晶パネル本体の概略図であ
る。図3は、図2に示す液晶パネル本体のA−A矢視方
向概略拡大断面図である。
【0012】液晶パネル本体10は、図3に示すよう
に、四辺形の透明基板163上に透明電極162が形成
され、さらにその上に配向膜161が形成された電極基
板A16と、電極基板A16と略同形状である透明基板
173上に透明電極172が形成され、さらにその上に
配向膜171が形成された電極基板B17と、二枚の基
板である電極基板A16と電極基板B17との間に配置
されたスペーサー18と、二枚の基板16,17の角部
に形成された液晶注入口13と、液晶注入口13が形成
された角部に対向する角部に形成されたエア抜き口14
と、液晶注入口13とエア抜き部14とを除き二枚の基
板16,17の端部をシールするシール材12とを含ん
で構成される。液晶は、二枚の基板16,17の隙間で
ある液晶注入部15に注入される。なお、単純マトリッ
クスディスプレイ用パネルの場合は二枚の基板16,1
7には前記のように透明基板上に透明電極、さらにその
上に配向膜が形成されるが、アクティブマトリックスデ
ィスプレイ用パネルの場合は、片方の基板において透明
基板上に薄膜トランジスタ(TFT)が透明電極と同平
面上に形成され、さらにその上に配向膜が形成される。
【0013】液晶パネル本体10への液晶注入方法は、
図1に示すように、液晶注入口13を下方に向けて液晶
溜め20に浸すことにより毛細管現象を利用して液晶3
0の注入を行う。液晶注入部15が液晶30で満たさ
れ、エア抜き口14まで液晶が達した後、液晶30の注
入を終了し、液晶注入口13及びエア抜き口14を紫外
線硬化材等(不図示)により封止する。
【0014】本発明の第一実施例によれば、液晶注入口
13とエア抜き口14とを対向する角部に設けた液晶パ
ネル本体10の液晶注入口13を下方に向けて液晶溜め
20に浸すことにより液晶30の注入を行うので、従来
のものに比べて液晶注入部15内の空気を確実に外部に
排出することができ、空気が液晶注入部15内に残るこ
とはない。したがって、本実施例によれば、大気圧下で
液晶パネル本体へ液晶を注入することができるので、使
用できる液晶が限定されず、また減圧下で液晶の注入を
行う場合に比べ短時間で液晶の注入を行うことができ
る。
【0015】次に、本発明の第二実施例について図4を
参照して説明する。図4は、本発明の第二実施例である
液晶パネル本体への液晶注入方法を説明するための図で
ある。尚、図4に示す第二実施例において、図1乃至図
3に示す第一実施例ものと同一の機能を有するものに
は、同一の符号を付すことによりその詳細な説明を省略
する。
【0016】第二実施例の液晶パネル本体への液晶注入
方法は、図4に示すように、液晶注入口13を下方に向
けて液晶溜め20に浸すことにより毛細管現象を利用し
て液晶30の注入を行うとともに、上方に向けたエア抜
き口14にパイプ41をつなぎ、吸引ポンプ40により
液晶30が減圧により影響を受けない程度(約10-1
orr程度)で液晶注入部15内の空気を排出する。液
晶注入部15が液晶30で満たされ、エア抜き口14ま
で液晶30が達した後、液晶30の注入及び吸引を終了
し、液晶注入口13及びエア抜き口14を紫外線硬化材
等(不図示)により封止する。
【0017】第二実施例によれば、上方に向けたエア抜
き口14にパイプ41をつなぎ、吸引ポンプ40により
液晶注入部15内の空気を排除するので、より確実に空
気が液晶注入部15に残るのを防止することができ、ま
た大気圧下で液晶パネル本体へ液晶を注入することがで
きる。その他の効果は第一実施例と同様である。
【0018】
【発明の効果】以上説明したように請求項1記載の発明
によれば、液晶注入口とエア抜き口とを対向する角部に
設けたことにより、液晶を注入する際に液晶パネル本体
内の空気を確実に外部に排除することができ、また大気
圧下で液晶パネル本体へ液晶を注入することができ、し
たがってどのような種類の液晶でも使用することができ
る液晶パネル本体を提供することができる。
【0019】請求項2記載の発明によれば、請求項1記
載の液晶パネル本体を用い、液晶注入口を下方に向けて
液晶溜めに浸すことにより液晶の注入を行うので、空気
が液晶パネル本体内部に残るのを防止することができ、
また大気圧下で液晶パネル本体へ液晶を注入することが
できるので、どのような種類の液晶でも使用することが
でき、更に減圧下で液晶の注入を行う場合に比べ短時間
で液晶の注入を行うことができる液晶パネルへの液晶注
入方法を提供することができる。
【0020】請求項3記載の発明によれば、請求項1記
載の液晶パネル本体を用い、液晶注入口を下方に向けて
液晶溜めに浸すことにより液晶の注入を行うとともに、
上方に向けたエア抜き口から空気を吸引することにより
エア抜きを行うので、上記発明の効果に加えて、より確
実に空気を液晶パネル本体内部から排除することができ
る液晶注入方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一実施例である液晶パネル本体への
液晶注入方法を説明するための図である。
【図2】図1に示す液晶パネル本体の概略図である。
【図3】図2に示す液晶パネル本体のA−A矢視方向概
略拡大断面図である。
【図4】本発明の第二実施例である液晶パネル本体への
液晶注入方法を説明するための図である。
【図5】従来の液晶パネル本体への液晶注入方法を説明
するための図である。
【符号の説明】
10 液晶パネル本体 12 シール材 13 液晶注入口 14 エア抜き口 15 液晶注入部 16 電極基板A 17 電極基板B 18 スペーサ 20 液晶溜め 30 液晶 40 吸引ポンプ 41 パイプ 161,171 配向膜 162,172 透明電極 163,173 透明基板

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 隙間に液晶が注入される対向配置された
    二枚の基板を備える液晶パネル本体において、前記二枚
    の基板の一の角部に形成された液晶注入口と、前記角部
    に対向する他の角部に形成されたエア抜き口と、前記液
    晶注入口と前記エア抜き口を除く前記二枚の基板の端部
    をシールするシール材とを設けたことを特徴とする液晶
    パネル本体。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の液晶パネル本体を用い、
    前記液晶注入口を下方に向けて液晶溜めに浸すことによ
    り液晶の注入を行うことを特徴とする液晶パネル本体へ
    の液晶注入方法。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の液晶パネル本体を用い、
    前記液晶注入口を下方に向けて液晶溜めに浸すことによ
    り液晶の注入を行なうとともに、上方に向けた前記エア
    抜き口から空気を吸引することによりエア抜きを行うこ
    とを特徴とする液晶パネル本体への液晶注入方法。
JP5127890A 1993-04-30 1993-04-30 液晶パネル本体及びその液晶注入方法 Withdrawn JPH06317805A (ja)

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