JP3074955B2 - 液晶注入装置 - Google Patents

液晶注入装置

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JP3074955B2
JP3074955B2 JP04225323A JP22532392A JP3074955B2 JP 3074955 B2 JP3074955 B2 JP 3074955B2 JP 04225323 A JP04225323 A JP 04225323A JP 22532392 A JP22532392 A JP 22532392A JP 3074955 B2 JP3074955 B2 JP 3074955B2
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竜大 田口
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Shimadzu Corp
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、液晶セル内に液晶を注
入する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】液晶は常圧下では不純物が混入して劣化
し易く、また、液晶セルは一般に数μm程度に相近接し
た一対のガラス板により主構成されるため液晶流入口の
間隔も数μm程度になる。そのため、液晶セル内に液晶
を注入する場合、例えば図7の(1)に示すように、真
空チャンバ101内に液晶セル102と液晶103が入
った容器104を入れ、そのチャンバ101内を真空状
態とし、次に図7の(2)に示すように液晶セル102
の液晶流入口105を液晶103内に浸け、次に図7の
(3)に示すようにチャンバ101内に不活性ガスを導
入し、そのガス圧によって液晶セル102内に液晶10
3を注入し、しかる後に図7の(4)に示すようにチャ
ンバ101内を常圧とすると共に液晶セル102の液晶
流入口105を接着剤等により閉塞する。
【0003】また、図8に示すように、真空チャンバ1
01内に液晶セル102と図外液晶供給源に接続される
液晶ディスペンサー107とを入れ、その液晶セル10
2を液晶流入口105が上向きとなるように配置し、そ
のチャンバ101内を真空状態としたならば液晶ディス
ペンサー107により液晶流入口105に液晶103を
滴下して液晶セル102に液晶103を注入することが
行われている。この場合、液晶103の一部は液晶セル
102に注入されることなく溢れ落ちるため、チャンバ
101内に液晶受け皿106が配置される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記図7に示した液晶
注入方法では、液晶セル102を液晶103に浸けるた
め、液晶セル102の外壁に付着した不純物により液晶
103が汚れて劣化してしまい、また、液晶103の注
入を繰り返すに従い液晶103の劣化が進行するため液
晶の品質を一定にできないという問題がある。
【0005】また、図8に示した液晶注入方法では、液
晶セル102に注入されなかった液晶103を受け皿1
06により回収する必要があるが、全量を回収すること
は困難なため高価な液晶103が無駄になるという問題
があり、また、回収される液晶103は液晶セル102
の外壁に付着した不純物により汚染されるという問題が
ある。
【0006】本発明は上記従来技術の問題を解決するこ
とのできる液晶注入装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の特徴とするとこ
ろは、液晶流入口を有する液晶セル内に液晶を注入する
装置であって、液晶供給源に接続される液晶流出口を有
する液晶注入ヘッドと、貫通孔を有すると共に内部が高
圧流体源に接続される弾性材製中空部材とを備え、その
液晶注入ヘッドの液晶流出口の周囲部に中空部材が液晶
漏れが生じないように接合され、その中空部材に液晶セ
ルの挿入用凹部が形成され、その凹部に挿入された液晶
セルの液晶流入口の周囲部に中空部材が高圧流体の供給
によって膨張することで液晶漏れが生じないように接合
可能とされ、この接合状態で液晶流出口と液晶流入口と
が前記貫通孔を介し接続される点にある。
【0008】
【作用】本発明の構成により液晶セルに液晶を注入する
には、まず中空部材の挿入用凹部に液晶セルを挿入し、
その中空部材に高圧流体を供給する。この高圧流体の供
給により中空部材は膨張し、液晶セルの液晶流入口の周
囲部に液晶漏れが生じないように接合する。そうする
と、中空部材は液晶注入ヘッドの液晶流出口の周囲部に
も液晶漏れが生じないように接合されていることから、
液晶流出口と液晶流入口とが中空部材の貫通孔を介し接
続される。これにより、液晶供給源から液晶を供給する
と、その液晶は液晶流出口から液晶流入口に到って液晶
セル内に注入される。この際、中空部材は液晶注入ヘッ
ドの流出口の周囲部と液晶セルの流入口の周囲部とに液
晶漏れが生じないように接合されているため、液晶供給
源から供給された液晶は殆どすべて液晶セルに注入され
る。また、液晶の殆どすべては液晶注入ヘッドの流出口
から液晶セルの流入口を介し直接液晶セル内に注入され
るため、液晶セルの外壁等に付着した不純物の液晶内へ
の混入を防止できる。
【0009】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。
【0010】図1〜図5に示す液晶注入装置1は液晶セ
ル2内に液晶を注入するもので、液晶注入ヘッド4と弾
性材製の中空部材5とを備えている。その液晶セル2は
数μm程度に相近接した一対のガラス板により主構成さ
れ、その外周に形成された液晶流入口3から液晶が注入
される。
【0011】その液晶注入ヘッド4は直方体形のブロッ
ク状で、このブロック状液晶注入ヘッド4の先端は一対
の対向壁15a、15bと両対向壁15a、15bを連
結する連結壁15cとから構成される二股部15とされ
ている。また、液晶注入ヘッド4の内部には液晶流路1
6が形成されている。その液晶流路16の一端は連結壁
15cの中央に開口する液晶流出口16aとされ、他端
はバルブ18、ポンプ6を介し液晶タンク等の液晶供給
源7に接続されている。
【0012】その中空部材5は無端状の内部孔9を有す
るゴムチューブにより構成されることで中央部が貫通孔
8とされ、また、前記液晶注入ヘッド4の二股部15の
内面に沿うように屈曲されている。すなわち、中空部材
5は図5の(2)に示すように、二股部15の一方の対
向壁15aの先端に沿う部分5aと、この部分5aの両
端から連結壁15cに向かう部分5b、5cと、この各
部分5b、5cから他方の対向壁15bに向かう部分5
d、5eと、この各部分5d、5eから他方の対向壁1
5bの先端に向かう部分5f、5gと、この各部分5
f、5gを連結する部分5hとを有する。この中空部材
5の各部分が二股部15に接合されている。この接合
は、接合間から液晶が洩れないように例えば接着剤を介
し接合される。これにより中空部材5は前記液晶流出口
16aの周囲部に液晶漏れが生じないように接合され
る。
【0013】また、図1に示すように、液晶注入ヘッド
4の内部には空気流路17が形成され、その空気流路1
7の一端は連結壁15cの開口を介し中空部材5の内部
孔9に連通し、他端はバルブ10を介し高圧空気源11
に接続されている。なお、中空部材5はゲージ圧で2〜
3kgf/cm2 程度の圧力空気が供給されることで膨
張するものとされ、ゲージ圧で1kgf/cm2 以下の
圧力空気が供給されても膨張しないものとされている。
【0014】その中空部材5は、二股部15の一方の対
向壁15aに沿う部分5a、5b、5cと他方の対向壁
15bに沿う部分5f、5g、5hとの間が、液晶セル
挿入用凹部13とされている。この液晶セル挿入用凹部
13の挿入隙間の寸法Dは液晶セル2の厚さtに対し、
中空部材5が膨張していない状態では大きく、中空部材
5が圧力空気の供給により膨張した状態では小さい。ま
た、中空部材5は、二股部15の連結壁15cに沿う部
分5d、5eが圧力空気の供給により先端に向かって膨
出する。これにより、その凹部13に挿入された液晶セ
ル2は膨張した中空部材5によって押し付けられ、中空
部材5は液晶流入口3の周囲部に液晶洩れが生じないよ
うに接合される。そうすると、中空部材5は液晶流出口
16aの周囲部にも液晶漏れが生じないように接合され
ていることから、液晶流出口16aと液晶流入口3とは
中空部材5の貫通孔8を介し接続される。
【0015】図6に示すように、液晶注入ヘッド4の先
端および中空部材5は真空チャンバ20の内部に挿入さ
れ、そのヘッド4の他端は真空チャンバ20の外部にお
いてエアシリンダ21に接続され、そのシリンダ21の
伸縮により上下動する。
【0016】上記構成により液晶セル2に液晶を注入す
るには、図6の(1)に示すように真空チャンバ20内
に液晶セル2を入れて固定し、真空チャンバ20内を脱
気して真空化する。この際、中空部材5はゲージ圧で1
kgf/cm2 以下の圧力空気が供給されても膨張しな
いものとされているので、真空チャンバ20内が真空化
していても膨張することはない。次に、図6の(2)に
示すようにシリンダ21を伸長して中空部材5を下降さ
せ、液晶セル挿入用凹部13に液晶セル2を挿入する。
次に、中空部材5を圧力空気の供給により膨張させるこ
とで、液晶注入ヘッド4の液晶流出口16aと液晶セル
2の液晶流入口3とを中空部材5の貫通孔8を介し接続
する。次に、図6の(3)に示すように液晶供給源7か
ら一定量の液晶30が供給され、この液晶30は液晶流
出口16aから液晶流入口3を介し液晶セル2内に注入
される。この際、中空部材5は液晶注入ヘッド4の液晶
流出口16aの周囲部と液晶セル2の液晶流入口3の周
囲部とに液晶漏れが生じないように接合されているた
め、液晶供給源7から供給された液晶30は殆どすべて
液晶セル2内に注入される。また、液晶30の殆どすべ
ては液晶流出口16aから液晶流入口3を介し直接液晶
セル2内に注入されるため、液晶セル2の外壁等に付着
した不純物の液晶30内への混入を防止できる。液晶3
0の注入が完了したならばバルブ10の切り換えにより
中空部材5から圧力空気を排出し、シリンダ21を収縮
して液晶セル挿入用凹部13から液晶セル2を抜き、液
晶セル2を真空チャンバ20から取り出すとともに液晶
流入口3を適宜手段により閉塞する。
【0017】なお、本発明は上記実施例に限定されな
い。例えば、上記実施例では中空部材5を膨張させるの
に高圧空気を用いたが、高圧油のような高圧液体を用い
てもよく、その高圧流体の流路を液晶注入ヘッドの外部
に設けてもよい。また、中空部材の材料はゴムチューブ
に限定されず、弾性材性の中空部材であればよい。ま
た、上記実施例では液晶セル挿入用凹部13に液晶セル
2を挿入する際、ヘッド4および中空部材5をエアシリ
ンダ21により下降させたが、液晶セル2を上昇させて
もよく、その昇降用アクチュエータとして油圧シリン
ダ、ステッピングモータ、減速機付モータ等を使用して
もよい。また、液晶セル挿入用凹部13に液晶セル2を
挿入した状態でチャンバ20内に入れ、チャンバ20の
真空引きを行なった後に中空部材5を膨張させるように
してもよい。
【0018】
【発明の効果】本発明の液晶注入装置によれば、常に一
定の高品質の液晶を不純物により汚染することなく且つ
無駄にすることなく液晶セルに注入できるので、生産性
の向上と液晶の劣化防止が図られ、また、液晶の品質が
安定して不良品が減少してコストが低減される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の液晶注入装置の要部の断面図
(図2のI‐I線断面図)
【図2】本発明の実施例の液晶注入装置の要部の正面図
【図3】本発明の実施例の液晶注入装置の要部の側面図
【図4】本発明の実施例の液晶注入装置の中空部材膨張
時の要部の側面図
【図5】(1)は実施例の液晶注入装置の要部の斜視
図、(2)は実施例の中空部材の斜視図
【図6】本発明の実施例の液晶注入装置の作用説明図
【図7】従来の液晶注入工程を示す図
【図8】従来の液晶注入装置を示す図
【符号の説明】
2 液晶セル 3 液晶流入口 4 液晶注入ヘッド 5 中空部材 7 液晶供給源 8 貫通孔 11 高圧空気源 13 液晶セル挿入用凹部 16a 液晶流出口

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液晶流入口を有する液晶セル内に液晶を
    注入する装置であって、液晶供給源に接続される液晶流
    出口を有する液晶注入ヘッドと、貫通孔を有すると共に
    内部が高圧流体源に接続される弾性材製中空部材とを備
    え、その液晶注入ヘッドの液晶流出口の周囲部に中空部
    材が液晶漏れが生じないように接合され、その中空部材
    に液晶セルの挿入用凹部が形成され、その凹部に挿入さ
    れた液晶セルの液晶流入口の周囲部に中空部材が高圧流
    体の供給によって膨張することで液晶漏れが生じないよ
    うに接合可能とされ、この接合状態で液晶流出口と液晶
    流入口とが前記貫通孔を介し接続されることを特徴とす
    る液晶注入装置。
JP04225323A 1992-07-30 1992-07-30 液晶注入装置 Expired - Lifetime JP3074955B2 (ja)

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