JPH07199201A - 液晶注入方法および液晶注入装置 - Google Patents

液晶注入方法および液晶注入装置

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JPH07199201A
JPH07199201A JP35370593A JP35370593A JPH07199201A JP H07199201 A JPH07199201 A JP H07199201A JP 35370593 A JP35370593 A JP 35370593A JP 35370593 A JP35370593 A JP 35370593A JP H07199201 A JPH07199201 A JP H07199201A
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JP
Japan
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liquid crystal
liquid crystals
cells
injection
port
Prior art date
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Pending
Application number
JP35370593A
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English (en)
Inventor
Yasuhiko Shigeta
泰彦 重田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kyocera Corp
Original Assignee
Kyocera Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 液晶源3に通じる液晶滲出口10に対する液
晶セル11の注入口18の位置決め手段と、その液晶源
3と滲出口10との間を開閉する開閉バルブ4とを備え
る。その液晶源3と滲出口10との間を開くことで、滲
出口10から液晶9を滲出させ、この滲出する液晶9を
液晶セル11の注入口18の周囲部に引き付けつつ液晶
セル11内に注入する。 【効果】 高価な液晶を無駄にすることなく、且つ、液
晶を劣化させることなく液晶セルに注入することができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、液晶セル内に液晶を注
入する方法と装置に関する。
【0002】
【従来の技術】液晶表示装置の主構成部材である液晶セ
ルは、図9に示すように、数μm〜数十μm程度の間隔
をおいて相対向する基板102、103の間が液晶充填
空間とされ、この液晶充填空間の周囲は注入口105を
除きシール材104によりシールされている。
【0003】従来、そのような液晶セル101内への液
晶の充填は、先ず、図9の(1)に示すように、減圧容
器106に液晶セル101と液晶107を貯留したボー
ト108とを収納し、その減圧容器106の内部を真空
引きすることで液晶セル101の内部と減圧容器106
の内部とを減圧する。次に、図9の(2)に示すよう
に、ボート108内の液晶107に液晶セル101を図
外昇降装置により注入口105を下向きとして浸し、減
圧容器106の内部を昇圧することで注入口105から
液晶107を注入する。これにより、図9の(3)に示
すように、液晶セル101内に液晶107を必要量だけ
満たす。また、ボート108内の液晶107に液晶セル
101を注入口105を下向きとして浸した後に減圧容
器106の内部を真空引きすることで液晶セル101の
内部と減圧容器106の内部とを減圧し、しかる後に減
圧容器106の内部を昇圧することで液晶セル101内
に液晶107を注入することも行なわれている(特開平
2‐208624号公報参照)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のようにボート1
08内の液晶107に液晶セル101を浸すと、高価な
液晶107が基板102、103の外面にまで大量に付
着して無駄になってしまう。また、基板102、103
の外面に付着した不純物が上記注入工程を繰り返すこと
でボート108内の液晶107に次第に蓄積され、液晶
表示装置の表示特性が劣化するおそれもある。
【0005】本発明は、上記課題を解決することのでき
る液晶注入方法および液晶注入装置を提供することを目
的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の液晶注入方法
は、液晶源に通じる滲出口から液晶を滲出させ、この滲
出する液晶を液晶セルの注入口の周囲部全周に引き付け
つつ液晶セル内に注入することを特徴とする。その液晶
セルの内外空間を減圧後に滲出口から滲出する液晶を注
入口の周囲部全周に引き付け、しかる後に、その液晶セ
ルの外部空間を昇圧するのが好ましい。
【0007】本発明の液晶注入装置は、液晶源と、この
液晶源に通じる液晶滲出口と、この滲出口に対する液晶
セルの注入口の位置決め手段と、その液晶源と滲出口と
の間を開閉する手段とを備え、その液晶源と滲出口との
間を開くことでその滲出口から液晶が滲出され、この滲
出する液晶が注入口の周囲部に引き付けられる距離に注
入口の滲出口に対する位置決めが行なわれることを特徴
とする。その液晶セルの内外空間を減圧可能な減圧容器
を備えるのが好ましい。
【0008】
【作用】本発明の液晶注入装置によれば本発明の液晶注
入方法を実施することができる。すなわち、液晶源と滲
出口との間を開くことで滲出口から液晶を滲出させ、こ
の滲出する液晶が液晶セルの注入口の周囲部に引き付け
られる距離に注入口の滲出口に対する位置決めを行なう
ことで、その滲出する液晶を液晶セルの注入口の周囲部
全周に引き付けつつ液晶セル内に注入することができ
る。これにより、液晶セル内への液晶の注入を、液晶セ
ルを液晶に浸すことなく行なうことができる。
【0009】その液晶セルの内外空間を減圧後に滲出口
から滲出する液晶を注入口の周囲部全周に引き付け、し
かる後に、その液晶セルの外部空間を昇圧することで、
液晶セルの内外の圧力差によって液晶を注入することが
できる。なお、一般に液晶セルは一対の基板の数μm〜
数十μm程度の対向間が液晶充填空間とされていること
から、液晶セルの内部を真空引きしておけば小型の液晶
セルの場合は毛管作用だけで必要量の液晶を注入するこ
とができる。また、液晶セルの注入口の反対側の端部に
ガス抜き口を形成しておけば、常圧下であっても液晶セ
ル内が液晶の注入時に昇圧することはなく、小型の液晶
セルの場合は毛管作用だけで必要量の液晶を注入するこ
とができる。
【0010】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。
【0011】図1、図2に示す液晶注入装置1は、減圧
容器2に収納される上方開口の液晶タンク(液晶源)3
を備え、その液晶タンク3の下部にニードル開閉バルブ
4を介し複数の液晶導管5の一端が接続されている。
【0012】その減圧容器2の内部は真空バルブ6を開
くと真空ポンプ7により真空引きされて減圧され、リー
クバルブ8を開くと外気が導入されて昇圧される。
【0013】各導管5は真直で互いに平行で軸心横向き
となるよう配置され、他端は閉鎖され、その上部に上向
きに開口する複数の液晶滲出口10が軸方向に一列に間
隔をおいて形成されている。その開閉バルブ4を開く
と、液晶タンク3に貯留される液晶9は導管5に流入し
て滲出口10から滲出する。
【0014】各滲出口10の上方で液晶セル11を保持
して昇降させる昇降機構12が設けられている。この昇
降機構12は、液晶セル11の保持部材13と、この保
持部材13を上下に案内する減圧容器2に取り付けられ
たガイドロッド14と、その保持部材13を上下動させ
る減圧容器2に取り付けられたエアシリンダ15とを有
する。
【0015】各液晶セル11は、図3に示すように、数
μm〜数十μm程度の間隔をおいて相対向する基板1
6、17の間が液晶充填空間とされ、この液晶充填空間
の周囲は注入口18を除きシール材19によりシールさ
れている。各液晶セル11は注入口18が下向き且つ滲
出口10の上方に位置するように昇降機構12により保
持される。なお、図2に示すように、相隣接する導管5
の一方に形成される滲出口6の位置と他方に形成される
滲出口6の位置とは導管5の軸方向に関しずれて配置さ
れ、一方の導管5の上方の液晶セル11と他方の導管の
上方の液晶セル11とは導管5の軸方向に関し部分的に
重合するものとされ、スペースの節約が図られている。
【0016】その昇降機構12により液晶セル11を昇
降させることで、液晶セル11の注入口18と導管5の
滲出口10との上下間距離が変化し、その上下間距離が
最小となる注入位置に注入口18は位置決め可能とされ
ている。その注入位置において、図4に示すように、滲
出口10から滲出する液晶9は注入口18の周囲部全周
に分子間引力、液晶セル11の内外の圧力差、滲出口1
0から液晶9を滲出させようとする力等によって引き付
けられる。
【0017】上記液晶注入装置1により液晶セル11に
液晶9を注入するには、まず、液晶タンク3に液晶9を
貯留し、昇降機構12により液晶セル11を保持し、リ
ークバルブ8を閉じ、真空バルブ6を開いて真空ポンプ
7により減圧容器2の内部を液晶セル11の内部と共に
減圧し、また、液晶タンク3に貯留された液晶9の脱泡
を行なう。次に、真空バルブ6を閉じ、真空ポンプ7を
停止させ、開閉バルブ4を開くことで、滲出口10から
液晶9を滲出させる。また、昇降機構12により液晶セ
ル11を下降させ、注入口18を滲出口10に対し注入
位置に位置決めする。これにより、その滲出口10から
滲出する液晶9は注入口18の周囲部全周に分子間引
力、液晶セル11の内外の圧力差、滲出口10から液晶
9を滲出させようとする力等によって引き付けられ、毛
管作用により液晶セル11内への注入が開始される。し
かる後にリークバルブ8を開くと、液晶セル11の外部
が昇圧するので、液晶セル11の内外の圧力差によって
必要量の液晶9を注入することができる。液晶セル11
への液晶9の注入が完了したならば、液晶セル11を減
圧容器2から取り出し、注入口18をシール部材により
閉鎖する。
【0018】上記構成によれば、液晶セル11内への液
晶9の注入を、液晶セル11を液晶9に浸すことなく行
なうことができ、高価な液晶9を無駄にすることはな
く、且つ、液晶9が劣化することもない。
【0019】なお、各滲出口10からの液晶9の滲出流
量が過剰になると注入中に液晶9がこぼれ落ち、少なく
なると注入口18の周囲部全周に液晶9を引き付けるこ
とができず気泡が液晶セル11に入りこんでしまう。そ
の滲出流量は、液晶タンク3内の液晶面3aの高さ寸
法、導管5の内径寸法、滲出口10の口径寸法が大きい
程に多くなるので、これらの寸法を液晶滲出流量が適当
な量になるように管理、設定する。この滲出流量の微調
節を行なう上では、各導管5の内径寸法と各滲出口10
の口径寸法を、液晶タンク3内の液晶面3aの高さが導
管5の位置と等しくても液晶9が毛管作用により上昇し
て滲出口10から滲出できる寸法とするのが好ましい。
また、注入口18の大きさに応じ導管径や滲出口径の異
なる導管5に交換できるように、導管5は開閉バルブ4
に着脱可能とするのが好ましい。
【0020】なお、本発明は上記実施例に限定されな
い。例えば、小型の液晶セルの場合は、液晶セルの内部
を真空引きしておけば毛管作用だけで必要量の液晶を注
入することができる。また、液晶セルを昇降させること
なく、一定位置に保持することで滲出口に対する注入口
の位置決めを行なってもよい。また、図5の第1変形例
に示すように、小型の液晶セル11′の場合は、注入口
18の反対側の端部にガス抜き口18′を形成しておけ
ば、常圧下であっても液晶セル11内が液晶9の注入時
に昇圧することはなく、毛管作用だけで必要量の液晶9
を注入することができる。また、図6の第2変形例に示
すように、液晶タンク3′を密閉構造とし、このタンク
3′内をバルブ30を介し加圧ガス供給源31に接続
し、そのバルブ30の開閉により液晶9に作用する圧力
を変化させることで、滲出口10からの液晶9の滲出流
量を調節可能としてもよい。また、図7の第3変形例に
示すように、導管5の一端だけでなく他端にも開閉バル
ブ34を介し液晶タンク33を接続し、導管5における
管路損失による各滲出口10からの液晶9の滲出流量の
不均一をなくすようにしてもよい。また、図8の第4変
形例に示すように、各滲出口10の間に開閉バルブ4
a、4b、4c、4d、4e、4fを設け、注入対象の
液晶セル11の数に応じて開閉バルブ4a、4b、4
c、4d、4e、4fを開閉するようにして注入対象液
晶セル11の数の変化に対応できるようにしてもよい。
なお、図5〜図8の各変形例において、上記実施例と同
様部分は同一符号で示す。
【0021】
【発明の効果】本発明によれば、高価な液晶を無駄にす
ることなく、且つ、液晶を劣化させることなく液晶セル
に注入することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の液晶注入装置の構成説明用側
面図
【図2】本発明の実施例の液晶注入装置の構成説明用部
分平面図
【図3】(1)は図1のIII‐III線断面図、
(2)は(1)の(2)‐(2)線断面図
【図4】(1)は本発明の実施例の液晶注入装置の液晶
注入時の部分断面図、(2)は(1)の(2)‐(2)
線断面図
【図5】本発明の第1変形例の液晶注入装置の部分断面
【図6】本発明の第2変形例の液晶注入装置の構成説明
用側面図
【図7】本発明の第3変形例の液晶注入装置の構成説明
用側面図
【図8】本発明の第4変形例の液晶注入装置の構成説明
用側面図
【図9】従来の液晶注入方法の説明図
【符号の説明】
2 減圧容器 3 液晶タンク 4 開閉バルブ 9 液晶 10 滲出口 11 液晶セル 12 昇降機構 18 注入口

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液晶源に通じる滲出口から液晶を滲出さ
    せ、この滲出する液晶を液晶セルの注入口の周囲部全周
    に引き付けつつ液晶セル内に注入することを特徴とする
    液晶注入方法。
  2. 【請求項2】 その液晶セルの内外空間を減圧後に滲出
    口から滲出する液晶を注入口の周囲部全周に引き付け、
    しかる後に、その液晶セルの外部空間を昇圧することを
    特徴とする請求項1に記載の液晶の注入方法。
  3. 【請求項3】 液晶源と、この液晶源に通じる液晶滲出
    口と、この滲出口に対する液晶セルの注入口の位置決め
    手段と、その液晶源と滲出口との間を開閉する手段とを
    備え、その液晶源と滲出口との間を開くことでその滲出
    口から液晶が滲出され、この滲出する液晶が注入口の周
    囲部に引き付けられる距離に注入口の滲出口に対する位
    置決めが行なわれることを特徴とする液晶注入装置。
  4. 【請求項4】 その液晶セルの内外空間を減圧可能な減
    圧容器を備えることを特徴とする請求項3に記載の液晶
    注入装置。
JP35370593A 1993-12-28 1993-12-28 液晶注入方法および液晶注入装置 Pending JPH07199201A (ja)

Priority Applications (1)

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JP35370593A JPH07199201A (ja) 1993-12-28 1993-12-28 液晶注入方法および液晶注入装置

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JP35370593A JPH07199201A (ja) 1993-12-28 1993-12-28 液晶注入方法および液晶注入装置

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JPH07199201A true JPH07199201A (ja) 1995-08-04

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ID=18432664

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JP35370593A Pending JPH07199201A (ja) 1993-12-28 1993-12-28 液晶注入方法および液晶注入装置

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JP (1) JPH07199201A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
TWI507797B (zh) * 2012-05-24 2015-11-11 Silicon Touch Tech Inc 液晶面板、液晶面板之液晶注入方式以及液晶注入裝置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
TWI507797B (zh) * 2012-05-24 2015-11-11 Silicon Touch Tech Inc 液晶面板、液晶面板之液晶注入方式以及液晶注入裝置

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