JPH02239225A - 液晶セルに液晶を注入する方法および装置 - Google Patents

液晶セルに液晶を注入する方法および装置

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JPH02239225A
JPH02239225A JP6141089A JP6141089A JPH02239225A JP H02239225 A JPH02239225 A JP H02239225A JP 6141089 A JP6141089 A JP 6141089A JP 6141089 A JP6141089 A JP 6141089A JP H02239225 A JPH02239225 A JP H02239225A
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森 喜重
Minoru Tanaka
実 田中
Takaharu Shimizu
隆晴 清水
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、液晶表示素子を構成する液晶セルに液晶を注
入する方法および装置に関する。
(従来の技術) 近時、液晶表示素子は薄型、軽量で低消費電力であるこ
とから各方面でその需要が増大しており、これに伴って
信顛性の向上、コストの低減および製品の多様化等が強
《要求されている。このため、液晶表示素子の信鎖性や
製造コストに大きく影響するものとして、液晶セルに液
晶を注入する方法および装置には様々な工夫がなされて
いる。
従来のこの種の液晶セルに液晶を注入する方法および装
置としては、例えば第10、11図に示すような浸漬注
入方法を採用したものがある。第lO図において、1は
液晶セル、2は液晶3を収容した液晶容器であり、液晶
セル1および液晶容器2は図示しない真空槽内に配置さ
れている。そして、液晶セル1の雰囲気圧である真空槽
内の気圧が減圧されると、液晶セル1の注入孔1aを通
して液晶セル1内の空気が排出され、この液晶セル1が
図中仮想線で示すように液晶3に浸漬された後に真空槽
内の気圧が大気圧に増圧されると、液晶容器2内の液晶
3が液晶セル1内に注入される。第11図は、角部に注
入孔4aが形成され液晶セル4に液晶3を注入する場合
を示しており、この場合液晶セル4は注入孔4aの近傍
が液晶3に浸漬される。
また、特開昭61−275726号公報、特開昭60−
41017号公報および特開昭57−24914号公報
には、液晶を含漫する液晶吸上げ部材等を用いて液晶セ
ルに液晶を注入するものが記載されており、これらのも
のでは液晶吸上げ部材等を注入口に押し当てて液晶を注
入することにより液晶セルに付着する無駄な液晶の量を
少なくするとともに、洗浄の工数を削減するようにして
いる。
さらに、特開昭57−24915号公報および実開昭5
8−103021号公報には、毛細管を液晶の導入管と
して利用したものが記載されており、これらのものでも
液晶の無駄を少なくして生産性を向上させるようにして
いる。
(発明が解決しようとする課題) しかしなから、浸漬注入方法を採用した従来のものでは
、液晶セル1または液晶セル4を液晶容器2に収容され
た液晶3に直接浸漬するため、液晶3が液晶セルlまた
は液晶セル4に広く付着して無駄になるばかりか、液晶
3の付着した液晶セル1、4を洗浄する工数も多くなり
、製造コストが高くなっていた。
また、毛細管や液晶吸上げ部材等を用いた従来のものに
あっては、液晶毛細管や吸上げ部材等を注入口に対向し
て位置決めする必要から、多数の液晶セルに同時に液晶
を注入するのが困難であり、生産性を向上させて製造コ
ストを低減させるには改善を要する。具体的には、液晶
セルに端面部でなく平面部に開口する注入孔が形成され
る場合、例えば第12図に示す液晶セル5に注入孔5a
を通して液晶を注入しようとする場合、液晶吸上げ部材
等を平面部に開口した注入孔5aに押し付けることはで
きず、毛細管を用いても上記の困難が極めて顕著になる
のである。
以上のように、従来の液晶セルに液晶を注入する方法お
よび装置にあっては、生産性を向上させて製造コストを
低減させることができなかった。
(発関の目的》 そこで本発明は、液晶セルへの液晶の付着を減らすとと
もに、多数の液晶セルに同時にしかも容易に液晶を注入
できるようにして、液晶表示素子の生産性を向上させ、
製造コストを低減させることを目的としている。
(発明の構成) 本発明に係る液晶セルに液晶を注入する方法および装置
は、上記の目的を達成するために、(1)液晶セルの周
囲の雰囲気を大気圧から所定圧に減圧して液晶セル内部
の空気を注入孔を通して排出させる工程と、所定圧の雰
囲気中で液晶セルの注入孔近傍をセル挿入具に形成され
たスリットの上部に挿入する一方、該セル挿入具をスリ
ットの下部が液晶に浸るよう液晶に浸し、スリット内で
毛細管現象により吸い上げられる液晶に注入孔を浸す工
程と、液晶セルの周囲の雰囲気を所定圧から大気圧に戻
し、液晶に浸した注入孔を通して液晶セルに液晶を注入
する工程と、を含むことを特徴とするもの、 および (2)液晶セルに形成された注入孔を通して液晶セルに
液晶を注入する装置であって、前記液晶セルの注入孔近
傍をその上部に挿入可能なスリットが形成されたセル挿
入具と、内部に液晶を収容可能で該液晶がスリットの下
部を浸すようセル挿入具を液晶に浸すことができる液晶
容器と、液晶セルの周囲の雰囲気を大気圧から所定圧に
減圧して液晶セル内部の空気を注入孔を通して排出させ
ることができる減圧手段と、を備え、前記液晶容器に浸
したセル挿入具のスリソ]・内で毛細管現象により液晶
を吸い上げるとともに、前記減圧手段により内部の空気
を排出させた液晶セルの注入孔をスリットの上部で液晶
に浸すことを特徴とするものである。
以下、本発明の実施例を図面に基づいて具体的に説明す
る。
第1〜6図は本発明に係る液晶セルに液晶を注入する装
置の第1実施例を示す図である。
まず、この装置の構成を説明する。第1〜3図において
、11はツイストネマティック型(以下、TN型という
)の液晶表示素子を構成する液晶セルであり、液晶セル
l1は例えば一対の電極付のブラスチソクフィルム基板
12A,12Bを電極面(図示せず)が相対向するよう
所定間隙を隔て周辺部でシール剤13により貼り合わせ
たもので、その厚さが0.21mmである。また、液晶
セル11はプラスチックフィルム基板12Bに形成され
た注入孔11aを有し、液晶容器14に投入、収容され
た液晶Lを注入孔11aを通して内部に注入するように
なっている。
15は例えば耐食アルミニウム合金より成るセル挿入具
であり、セル挿入具l5には長手力向に直交し液晶セル
11の厚さより溝幅Wの大きい複数のスリット16が所
定ピッチで形成されている。このセル挿入具l5は液晶
Lがスリソ目6の下部を浸すよう液晶容器14に固定さ
れており、各スリット16の下部を浸す液晶Lが毛細管
現象によりスリッ目6の溝幅Wに応じた高さHだけ吸上
げられる。この溝幅Wと高さHの関係は、液晶Lにメル
ク社製のTN型液晶表示素子用ZLI系を用いて測定し
たところ、下表に示す値となった。
また、第4図に示すように、液晶セル11はセル保持具
17によりスリット16間のピッチと等間隔に複数が配
列、保持されており、セル保持具l7は各液晶セル11
の注入札11a近傍がセル挿入具l5のスリッ目6に対
向するよう位置決めされて図示しないボルト等により液
晶容器14に連結されている。
具体的には、セル保持具l7は、l18aにより液晶セ
ルl1をスリッ}16に所定間隙を保って挿入できるよ
う左右両側でガイドするセルガイド18L,18Rと、
セルガイド18L,18Rを両端部で連結する一対のフ
レーム19(一つのみ図示している)と、一対のブラケ
ット21を介し両端部でフレーム19に回転自在に支持
されたセル押えバー22と、フレームl9に形成された
ガイド#19aに両端部で嵌挿され、該溝19aに沿っ
て移動可能なストッパー23等から構成されており、セ
ルガイド18L,18Rにガイドされてストソバ−23
に支承された複数の液晶セル1lをストッパー23の移
動操作によって同時にスリットl6に挿入できるように
なっている。そして、この液晶セルl1のスリット16
への挿入を容易にするため、セル挿入具15にはスリッ
ト16の入口部に面取りCが施されている(第3図参照
)。
一方、液晶セル11、液晶容器14、セル挿入具15お
よびセル保持具17は図示しない真空装置の真空槽(減
圧手段)内に配置されており、この真空装置は真空槽内
の空気、すなわち、液晶セルl1の周囲の雰囲気を大気
圧から所定圧に減圧し、液晶セル11内部の空気を注入
孔11aを通して外部に排出させることができるように
なっている。ここでいう所定圧とは、液晶Lの組成変化
が起こらない範囲内で真空に近い圧力値である。また、
真空装置は所定圧に減圧した真空槽内に窒素ガス等を導
入することにより液晶セル11の雰囲気を前記所定圧か
ら大気圧に戻す(増圧する)ことができる。
なお、本実施例におけるスリットl6の溝幅Wは液晶セ
ル1lの厚さ0.21mmに対し0.3mm〜1 . 
On++aの範囲で実施可能であるが、上述したセル保
持具17の製作の容易性や液晶セルl1とスリット16
の隙間の精度等を比較考慮すると溝幅Wは0.6mm程
度が好ましい。また、第3図(a)におけるスリット1
6の左右幅Xはスリット16内で毛細管現象により吸上
げられる液晶Lが注入孔11aを完全に浸漬するように
設定すればよく、注入孔11aが直径11の丸穴の場合
に左右幅Xは211111以上で実施可能であるが、左
右幅X方向の位置決めを容易にして気泡の混入を確実に
防止するには6l!li程度が好ましい。さらに、液晶
セル11はセル面に開口する注入孔11aを有するが、
第6図(a)(b)に示す液晶セル26、27の如き態
様のものでもよい。
次に、以上の第1実施例の装置を用いた本発明の方法の
一実施例を説明する。
皇L上二程 まず、ス}−/バー23を第4図の位置S,に位置させ
たセル保持具17に複数の液晶セル11を順次装着し、
セル押えバー22により液晶セル11を押さえる。すな
わち、複数の液晶セル1lをセル保持具l7にセットす
る。一方、スリット16の下部を液晶Lに浸すよう液晶
容器l4に所定量の液晶Lを投入する。
肌スニ』酊L:程 次いで、前記真空装置により第5図に示す時間T0から
T,までの間真空槽内を減圧して液晶セル11の周囲の
雰囲気を大気圧P0から所定圧P,に減圧し、時間T,
からT2までの間これを保持して液晶セル11内部の空
気を注入孔11aを通して外部に排出く脱気)させる。
一方、液晶セル11の脱気後、好ましくは時刻T2の少
し前に、ストソパ−23を第4図の位置S!に移動操作
することにより複数の液晶セル11を同時に降下させて
各スリット16の上部に挿入させる。このとき、スリッ
ト16の下部を浸した液晶Lが毛細管現象によって上部
まで吸上げられているから、注入孔11aが液晶Lに浸
漬される. 往入二』酊L:程 次いで、時間T!からT3の間、前記真空装置により液
晶セル11の周囲の雰囲気を所定圧P,から大気圧P0
に戻し、液晶セル11の内部気圧と外部気圧の差圧によ
り、液晶Lに浸した注入孔11aを通して液晶セル11
に液晶Lを注入する。そして、液晶Lが液晶セル11に
完全に注入(充填)されるまでの時間、すなわち、時間
T,からT4まで大気圧P0を保持する。
封止二洗土工程 次いで、ストッパー23を位置S1に戻して複数の液晶
セル11をスリッ目6から同時に抜き出し、セル保持具
17を液晶容器14から切り離すか液晶セル11をセル
保持具17から取り出すかした後、注入孔11aを封止
剤により封止する。次いで、液晶セル11に付着した液
晶Lを洗浄等により除去するが、液晶Lはスリッ目6の
左右幅Xに対応して注入孔11aの近傍のみに付着して
いる極めて少量のものであるから、注入孔11a近傍の
みを簡単に洗浄する. このようにスリット16に吸上げられた液晶Lに液晶セ
ルl1の注入孔11a近傍のみを浸漬させるようにすれ
ば、注入孔11aがセル面上に開口する場合であっても
、多数の液晶セル11に容易に液晶Lを注入することが
でき、1回の注入時に液晶容器14に投入する液晶Lの
量も少量でよい。また、液晶Lの無駄を少なくするとと
もに簡単な洗浄で液晶Lを除去できる。したがって、ス
リツ目6のピッチとセル保持具17による液晶セル11
の配列のピッチを合致させるだけの簡単な構成で多数の
液晶セル11に同時にしかも容易に液晶Lを注入するこ
とができるばかりでなく、形態の異なる各種の液晶セル
に対応でき、生産性が大幅に向上する。さらに、セル保
持具17に装着した複数の液晶セル11を同時に簡単に
ハンドリングできる。
第7、8図は本発明に係る液晶セルに液晶を注入する装
置の第2実施例を示す図である。
第7、8図において、31はセル面に開口する注入孔3
1aを有する液晶セルであり、液晶セル3lは例えば一
対の電極付のガラス基板32A、32Bを第1実施例の
液晶セル11と略同様に貼り合わせたもので、その厚さ
が1,Ommである。33は例えば溝幅1.6mmの複
数のスリット34が形成されたセル挿入具であり、セル
挿入具33は液晶Lを収容する液晶容器35内に固定さ
れている.液晶容器35は図示しない支持手段によって
第1実施例におけるセル保持具17と略同様なセル保持
具(図示せず)と共に所定角度範囲(例えば90゜)の
回動可能に支持されており、該支持手段を作動させるこ
とにより液晶セル31、セル挿入具33および液晶容器
35を一体的に第7図(a)の状態から第7図(b)の
状態までの間で往復回動させることができる。すなわち
、液晶容器35は液晶Lを収容した状態で所定角度回動
可能である。そして、第7図(a)の状態で液晶Lの液
面H1より上方に位置するスリット34が第7図(b)
の状態までセル保持具により下降されてその下部を液晶
Lに浸され、液晶セル31を挿入したスリット34内の
隙間(例えば注入孔31a側で0.6mm以下)に毛細
管現象により液晶Lが吸上げられ、注入孔31aが液晶
Lに浸漬されるようになっている.なお、これらの液晶
セル31、セル挿入具33、液晶容器35、セル保持具
および支持手段等は、第1実施例と同様の真空槽内に配
置されている。
第2実施例の装置を用いた本発明の方法の一実施例を説
明すると、まず、複数の液晶セル31を前記セル保持具
にセットする一方、液晶容器35に所定量の液晶Lを投
入する。このとき液晶セル31等は第7図(a)の状態
にある。次いで、第1実施例と同様な方法により真空槽
内で液晶セル31の周囲の雰囲気を減圧、保持し、液晶
セル31の内部の空気を注入孔31aを通して排出させ
る一方、前記支持手段を作動させて液晶セル31、セル
挿入具33、液晶容器35およびセル保持具を第7図(
b)の状態まで一体的に回動させる。このとき、スリッ
ト34の下部が液晶容器35内の液晶Lの液面H!より
没入して液晶Lに浸され、これによりスリット34内で
液晶Lが液面H8よりわずかに上方に吸上げられる.次
いで、前記セル保持具により液晶セル31の注入孔31
a近傍をスリット34に所定深さだけ挿入させる。この
とき、液晶セル3lを挿入したスリット34の上部のせ
まい隙間に毛細管現象により液晶Lが吸上げられ、注入
孔31aが液晶Lに浸漬される.次いで、液晶セル31
の周囲の雰囲気を大気圧に戻し、液晶セル31の内部と
外部の差圧により液晶Lに浸漬した注入孔31aを通し
て液晶セル3lに液晶Lを注入する。
このように液晶セル31、セル挿入具33および液晶容
器35等を一体的に回動させて注入孔31a近傍を液晶
Lに浸漬させても、複数の液晶セル31に同時にしかも
容易に液晶Lを注入でき、第1実施例と同様の効果が得
られる。
第9図は本発明に係る液晶セルに液晶を注入する装置の
第3実施例を示す図である. 第9図において、41は注入孔41aを有する液晶セル
、42は液晶セル41を挿入可能な複数のスリット43
が形成されたセル挿入具、44はセル挿入具42の長手
方向一方側に液晶貯留部44aを有する液晶容器であり
、セル挿入具42は液晶容器44に固定されている。ま
た、液晶容器44は図示しないセル保持具と共にセル挿
入具42の長手方向と軸直交する回転軸の周りに回動で
きるようになっており、液晶容器44の回動により液晶
容器44内の液晶Lが液面H,またはH4となるよう移
動し、スリット43の下部を液面H4より液晶L中に浸
すことができる。
第3実施例の装置を用いた本発明の方法の一実施例を説
明すると、まず、予め液晶Lを所定量だけ液晶容器44
に投入し、セル挿入具42の長手方向を垂直方向にして
液晶Lの液面が液面H,となる状態(第9図の状態)に
した後液晶セル41、セル挿入具42および液晶容器4
4等を格納した真空槽内で液晶セル41の周囲の雰囲気
を大気圧から所定圧に減圧してこれを保持し、液晶セル
41内部の空気を脱気する。液晶セル41内が脱気され
ると、液晶Lの液面が液面H4となるよう液晶セル41
、セル挿入具42および液晶容器44等を回動させ、次
いで(また同時に)、セル保持具により複数の液晶セル
41の注入孔41a近傍を同時に各スリット43に挿入
させてスリット43の下部を液晶Lに浸す。このとき、
脱気された液晶セル41の注入孔41aが毛細管現象に
よりスリット43の上部に吸上げられた液晶Lに浸漬さ
れる。次いで、液晶セル4lの周囲の雰囲気を大気圧に
戻し、液晶セル41の内部と外部の差圧により液晶セル
41に液晶Lを注入する.このようにしても、第1、第
2実施例と同様の効果が得られる。
なお、第1〜第3実施例の装置においては、液晶セル1
1、31、41をセル保持具17等により液晶Lの液面
側に下降させてスリッ目6、34、43に挿入するよう
にしているが、液晶セルを定位置に保持するセル保持具
に向かって液晶容器およびセル挿入具を上昇させてもよ
く、この双方を上下動させて相対変位させてもよい。ま
た、液晶Lがスリット16、34、43に吸上げられた
後に、液晶セル11、31、41をスリット16、34
、43の上部に挿入するのでなく、この挿入作業の後に
毛細管現象による液晶Lの吸上げを促すこともできる.
さらに、液晶容器14、35、44の形状を、液晶Lの
注入時の液面が広く、かつ、そのときの底面積が小さく
なるようにすれば、液晶Lの脱気を良好に促すとともに
液晶注入中の液面の低下も少ないものとなって好ましい
(効果) 本発明によれば、液晶セルの周囲の雰囲気を減圧、保持
して液晶セル内部の空気を排出させ、該雰囲気中におい
て、セル挿入具のスリット内で毛細管現象により液面よ
り吸上げられた液晶に液晶セルの注入孔近傍のみを浸す
ようにしているので、液晶注入時に液晶セルに付着する
液晶の量を微少にできるとともに、液晶容器に投入され
た所定量の液晶を用いて多数の液晶セルに同時に、しか
も容易に液晶を注入することができる。この結果、液晶
表示素子の生産性を大幅に向上させて製造コストを低減
させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1〜6図は本発明の装置の第1実施例を示す図であり
、第1図(a)(b)はその要部構成図、第2図はその
液晶セルの要部平面断面図、第3図(a)はそのセル挿
入具および液晶容器の側面断面図、第3図(b)は第3
図(a)のB−B断面図、第4図(a)(b)はその液
晶セルを保持するセル保持具の構成図、第5図は第1実
施例の装置を用いた本発明の方法の一実施例を説明する
ためのタイムチャート、第6図(a)(b)はそれぞれ
その液晶セルの他の態様を示す要部平面断面図、第7、
8図は本発明の装置の第2実施例を示す図であり、第7
図(a)(b)はその要部構成図、第8図はその要部斜
視図、第9図は本発明の装置の第3実施例を示すその要
部斜視図である。 第lO〜12図は従来例を示す図であり、第10S11
図はそれぞれ従来の浸漬注入方法を実施する装置の概略
構成図、第12図は他の従来例の課題を説明するための
液晶セルの平面図である。 11、31、41・・・・・・液晶セル、11a− 3
ia,41a・・・・・・注入孔、14、35、44・
・・・・・液晶容器、15、33、42・・・・・・セ
ル挿入具、l6、34、43・・・・・・スリット、L
・・・・・・液晶. 第5図 時閘 第6図

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)液晶セルの周囲の雰囲気を大気圧から所定圧に減
    圧して液晶セル内部の空気を注入孔を通して排出させる
    工程と、所定圧の雰囲気中で液晶セルの注入孔近傍をセ
    ル挿入具に形成されたスリットの上部に挿入する一方、
    該セル挿入具をスリットの下部が液晶に浸るよう液晶に
    浸し、スリット内で毛細管現象により吸い上げられる液
    晶に注入孔を浸す工程と、液晶セルの周囲の雰囲気を所
    定圧から大気圧に戻し、液晶に浸した注入孔を通して液
    晶セルに液晶を注入する工程と、を含むことを特徴とす
    る液晶セルに液晶を注入する方法。
  2. (2)液晶セルに形成された注入孔を通して液晶セルに
    液晶を注入する装置であって、前記液晶セルの注入孔近
    傍をその上部に挿入可能なスリットが形成されたセル挿
    入具と、内部に液晶を収容可能で該液晶がスリットの下
    部を浸すようセル挿入具を液晶に浸すことができる液晶
    容器と、液晶セルの周囲の雰囲気を大気圧から所定圧に
    減圧して液晶セル内部の空気を注入孔を通して排出させ
    ることができる減圧手段と、を備え、前記液晶容器に浸
    したセル挿入具のスリット内で毛細管現象により液晶を
    吸い上げるとともに、前記減圧手段により内部の空気を
    排出させた液晶セルの注入孔をスリットの上部で液晶に
    浸すことを特徴とする液晶セルに液晶を注入する装置。
JP6141089A 1989-03-13 1989-03-13 液晶セルに液晶を注入する方法および装置 Granted JPH02239225A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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