JPH0449788B2 - - Google Patents

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JPH0449788B2
JPH0449788B2 JP58222506A JP22250683A JPH0449788B2 JP H0449788 B2 JPH0449788 B2 JP H0449788B2 JP 58222506 A JP58222506 A JP 58222506A JP 22250683 A JP22250683 A JP 22250683A JP H0449788 B2 JPH0449788 B2 JP H0449788B2
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single crystal
semiconductor thin
crystal semiconductor
film
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Sadakichi Hotsuta
Seiichi Nagata
Ikunori Kobayashi
Shigenobu Shirai
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、薄膜電界効果トランジスタ及びその
製造方法に係り、とりわけ水素化非晶質シリコン
(a−Si:H)等の非単結晶シリコン又はシリコ
ン化合物半導体膜などの族元素を主成分とする
半導体薄膜電界効果トランジスタ(以降TFTと
呼ぶ)及びその製造方法に関するものである。
従来例の構成とその問題点 600℃以下という比較的低温で、プラズマ堆積
法、スパツタ法あるいは熱CV−D法で作製され、
水素、フツ素等によつて原子結合対の不完全性が
補償された非晶質シリコンを代表とする族元素
を主成分とした非単結晶半導体薄膜は、弱いn型
又は真性の電子電導性を示し電子易動度が0.1〜
10cm2/V・secと比較的大きく且つ単結晶シリコ
ン等と比べ暗抵抗が大きいためp・n接合分離を
形成しなくてもTFTにした場合オン抵抗とオフ
抵抗の比(ON−OFF比)が大きくとれる。従つ
て、これらの半導体TFTは、液晶と組合せるこ
とによつて画像表示装置等を構成したり、受光素
子と組合せることによつてイメージセンサを構成
したりするスイツチングアレー等への応用が有望
である。以下a−SiH膜を用いたTFTについて
主に述べる。
第1図a,bに従来用いられている水素化非晶
質シリコン(a−Si:H)半導体を用いた逆スタ
ガー型TFTの典型的な構造断面図を示す。
従来用いられているTFTの構成を第1図a,
bを用い製造工程に従つて説明する。先ずガラス
等基板1上にCr等の金属を蒸着しゲート電極2
となるべき部分を残してエツチングする。次にプ
ラズマCVD法等により窒化シリコン膜3(以下
Si3N4)を0.1〜0.5μm、a−Si:H膜4を0.1〜
0.5μm、n+にドープしたa−Si:H膜5a,5b
を300Å〜1000Å程度連続堆積する。次にTFTと
して残すべき部分をレジストで被覆し、残余の部
分のn+a−Si:H、a−Si:H膜をエツチング除
去する。次にAl等の金属を蒸着し、ソース、ド
レイン電極6a,6bをパタニングする。更に、
Al電極6a,6bをマスクにして、両電極間に
存在するn+a−Si:Hの部分領域7をエツチング
することにより第1図aの構造のTFTが完成す
る。
第1図aの構造ではa−Si:H膜4のゲート絶
縁膜(Si3N4)に対して反対側に位置する領域7
の面は、自由表面であり、その電子状態は水や
NH3等のガス吸着や液晶パネルへ応用する場合、
配向膜等の塗布により非常に敏感に影響される。
したがつて、a−Si:HTFTを外光からの影
響を除外するために、第1図aの構造のTFTに
ポリミド、チツ化シリコン、酸化シリコン等の絶
縁膜8を介してMo等の光しやへい用金属9を
TFTのチヤンネル部(で示す○印部分)上に
設置する構造のTFT第1図bがある。この場合
も絶縁膜8の被着形成方法や光しやへい金属9の
電位の浮遊によつてa−Si:H膜の7で示される
面は敏感に変化する。
敏感に変化する様子を第1図a,bの()の
断面に於けるa−Si:HTFTのバンド構造図、
第2図a,b,cを用いて説明する。第2図a,
b,cに於いて、番号の指定は第1図と同様で、
2はゲート電極部、3はゲート絶縁層、4は半導
体層部分であつて、そのバンド構造を示し、EC
EV,EFはそれぞれ伝導帯端エネルギー、価電子
帯端エネルギー及びフエルミ準位エネルギーを示
す。又、Δ1,Δ2はデバイ長である。ゲート電極
2に電圧を印加しない初期の状態、第2図aでは
半導体層4の伝導帯端はフラツトであると仮定す
る。次に、ゲート電極2にゲート電圧VGを付加
すると、第2図bに示す様に半導体層4のゲート
絶縁層3との界面側で伝導帯端ECはデバイ長Δ1
の深さ程度の領域で下方にベンデイングしTFT
の半導体層4のゲート絶縁層3との界面近傍で、
チヤンネルが形成され、TFTがON状態になる。
自由空間10側からの電界がなければ、第2図
a,bに示す様に、半導体層4の自由空間10側
の伝導帯端ECは平坦である。しかるに自由空間
10側には通常パツシベーシヨン膜がなければ電
気陰性度が半導体層3と異なるガスの吸着が生
じ、表面に電荷Qが生じる。また、パツシベーシ
ヨンや光しやへい用の金属を設置するための絶縁
体を半導体層に付加した場合もその製造方法や膜
質及び光しやへい用金属の浮遊電位により、半導
体層との界面に電荷Qを生じさせる。この電荷Q
(正の場合)により半導体層4の自由空間10側
の伝導帯端ECはデバイ長Δ2の深さ程度の範囲で
下方にベンデイングし、ベンデイング量は半導体
層4と自由空間10の界面に於いてΔV程度であ
る。Δ2及びΔVは次の様に表される。
ΔV=2.44×1015・Q/√ ……(1) Δ2=2.55×103/√ ……(2) 但し、ρは半導体層4のフエルミ準位付近のギ
ヤツプ内準位素度(cm-3・eV-1)である。Qは
電荷量〔クーロン/cm2〕である。この結果、半導
体層4の自由空間10側にもバンドベンデイング
によるバツクチヤンネルが形成されTFTのドレ
イン電流に付加される。従つてn型エンハンスメ
ントTFT特性のOFF状態つまりゲート電極2に
ゲート電圧VGが印加されない状態に於いても、
正の電荷Qによつて生じる半導体層4の自由空間
10側のバツクチヤンネルにそつて電子によるド
レイン電流が流れ、TETのOFF電流は増加し、
その結果TFTのON−OFF比(ON電流とOFF電
流の比)が低下する。この様な現像によつて、従
来のn型エンハンスメントTETは製造方法、環
境によつて特性が大きく変化し、再現性信頼性に
欠けた。
発明の目的 本発明は、上下に述べた従来のTET(特にn型
エンハンスメントTFT)の欠点を改善し、TFT
のOFF特性を安定させることで、再現性信頼性
のすぐれたTFTを提供することを目的とする。
発明の構成 以下、本発明の構成をTFTの要部断面図であ
る第3図a,bを用いて説明する。
本発明の特徴は、少なくとも半導体層4のチヤ
ンネルとなる領域でゲート絶縁層3に接する面と
反対側に位置する面すなわち第1,2図の7の部
分に次の様な性質を有する第2のシリコンを主成
分とする非単結晶半導体11を設置する所にあ
る。その性質とは「伝導帯端ECから計つたフエ
ルミ準位エネルギーΔEF=(EC−Ef)がTFTのチ
ヤンネルの形成する第1の半導体層4より大き
い。」ということである。
本発明のTFTの、第3図a,bの()の断
面に於けるa−Si:H TFTのバンド構造図を
第4図及び第5図に示す。
第4図にノンドープa−Si:H層4とより真性
又は弱いp型に価電子制御されたa−Si:H層1
1のホモ接合を有する例を示す。即ちa−si:H
膜層4の自由空間10間の面に、伝導帯端EC
ら計つたフエルミ準位エネルギーΔEF2=EF−EC
がa−Si:H膜のフエルミ準位エネルギーΔEF1
(通常0.5〜0.8eV)より大きい(ΔEF2>ΔEF1)半
導体層11として例えばポロン等の族元素をド
ープし真性又は弱いp型に価電子制御されたa−
Si:H膜11を設置する。この様にすれば、自由
空間10側にガス吸着したり光しやへいのための
工程に於ける絶縁膜(第3図の8)の製造方法の
差や光しやへい金属9の浮遊電位により生じる電
荷Qが存在しても、電荷Qによる半導体層11の
自由空間10側表面に於ける伝導帯端ECの下方
へのベンデイング量ΔVをΔV<ΔEF2−ΔEF1の条
件内におさめることが出来、このバンドベンデイ
ングによる電子の電流成分はTFT本来のオフ電
流にほとんど寄与しないほど小さくすることが出
来る。つまり、本発明のTFTは、OFF電流が自
由空間10間の影響を受けず安定したON−OFF
非特性を示す。
第5図は、a−Si:H膜4とエネルギーギヤツ
プEg=EC−EVがa−Si:H膜(通常Eg=1.6〜
1.8)より大きい第2の半導体層11とのヘテロ
接合を有する場合である。例えば、半導体層11
として炭素、酸素又は窒素を添加物として含み、
絶縁層でない非晶質シリコン化合物半導体層
(SiCx:H膜 SiOx:H膜又はSiNx:H膜)を
用いる。この様にすればおのずからΔEF2>ΔEF1
の条件がみたされ前述したと同様にON−OFF比
特性の安定したa−Si:HTFTが得られる。又
SiCx:H、SiOx:H又はSiNx:Hにボロン等
族元素をドープすることにより、ΔEF2はさらに
大きく出来、ΔV<ΔEF2−ΔEF1の条件を現出させ
やすい。ということは、自由空間10側の影響を
さらに受けにくくし効果が大きい。
更にボロン等族を含むp型a−Si:H膜や、
SiCx:H、SiOx:H、SiNx:H膜等のフエルミ
準位エネルギーEF付近のギヤツプステート密度
ρ(cm-3eV-1)はa−Si:Hのρ(約1015〜1016cm
-3eV-1)より大きく、1017〜1019cm-3eV-1程度で
ある。従つて第4図、第5図に示す自由空間10
側の電荷Qの影響により電子伝導帯端ECのベン
デイングする膜厚方向の深さ(デバイ長)Δ2
びベンデイング量ΔVは(1)式、(2)式から明らかな
様にa−Si:H膜に比べて各々1/3〜1/100程度に
小さくなり、チヤンネルを形成するa−Si:H膜
4はほとんど自由空間10側からの影響を受けな
くなる。
実施例の説明 以下、本発明の実施例を製造方法も含めて詳細
に説明する。
〔第1実施例〕 第6図、第7図に第1実施例のTFTの製造工
程ならびに要部断面図を示す。
先ず、ガラス等基板1にクロムを蒸着しゲート
電極2となるべき部分を残してエツチングする
〔第6図a〕。次にプラズマCVDによりチツ化シ
リコン膜3を4000Å程度、a−Si:H膜4を4000
Å程度、n+ドープのa−si:H膜5を500Å程度
連続して堆積する。次にTFTとして残すべき部
分をフオトレジストで、残余の部分のn+a−Si:
H膜5a−Si:H膜4をエツチング除去する〔第
6図b〕。
次に、クロムとアルミニウムの多層金属を蒸着
し、ソース、ドレイン電極6a,6bとしてパタ
ニングし、ソース、ドレイン電極6a,6bをマ
スクに両電極間に存在するn+a−Si:H5をエツチ
ング除去することによりソース、ドレイン電極6
a,6bとa−Si:H膜とのオーミツク接触用の
n+a−Si:H膜領域5a、5bを形成する〔第6図
c〕。更に、70:30の流量比で混合したシランガ
スとメタンガスに0.1vol%程度のジボランを混ぜ
てプラズマCVD法によりp型のSiCx:H膜1
1′500Å〜1000Å程度を全面に堆積する〔第6図
d〕。
最後に、ポリイミドを1μ程度選択的に被着形
成して絶縁層8とし、その上にTFTのチヤンネ
ル部に外光の入射を防ぐ光しやへい板9をモリブ
デン金属等で形成した後、絶縁層8をマスクに
SiCx層11′を選択的に除去して第3図の半導体
層11を形成し、第6図eに示す本発明のTFT
を製造する。
この実施例に於けるp型SiCx:H層11の
ΔEF2は1.4eVであり第5図に於いてΔEF2−ΔEF1
は約0.7eVとなる。又フエルミ準位エネルギー付
近のギヤツプ準位密度ρは約1018cm-3eV-1であ
り、デバイ長Δ2260Åとなる。従つてSiCx:H
層11′を500Åも堆積させれば外部からの固定電
荷による電界しみ込み(デバイ長)は十分
SiCx:Hで吸収され、TFTのOFF特性を劣化さ
せない。更に電荷量NS(Q/e〔cm-2〕;e電子の
電荷クーロン)が1012〔cm-2〕という大きな量
(ゲート電圧20〜30V以上に相当)になつても
SiCx:Hの表面のバンドの下方ベンデイング量
ΔVは0.4eV程度で、ΔV=0.4eV<ΔEF2−ΔEF1
0.7eVの条件が満され、バンドベンデイングによ
る電子伝導によりTFTのOFF特性を劣化させな
い。
第7図に本発明のTFTのドレイン電流ID(A)−
ゲート電圧VG(V)特性を示す。従来、本発明の
SiCx:H層11を用いずに光しやへいしたTFT
〔第7図のB〕は、光しやへい工程を通す前の
TFTを乾燥雰囲気で測定したもの〔第7図のA〕
と比べVG=O付近でドレイン電流がもち上がり
OFF電流が増加した結果、ON−OFF比が105
ら103台に劣化している。
一方、本発明のTFT〔第7図C〕ではTFTの
ゲートしきい値電圧VTは多少ゲート電圧負の側
にシフトしているが、ON−OFF特性は5ケタ
(105)以上を維持している。
〔第2実施例〕 本発明による第2のTFT製造実施例を、第8
図a,bの要部工程断面図を用いて説明する。第
8図aは従来と同じ工程をへて製造されたTFT
であり、ソース、ドレイン電極形成まで完了して
いる。
次に、ソース、ドレイン電極をマスクにして
TFTのチヤンネル部にボロン又は炭素、チツ素、
酸素の内少なくとも1元素以上をイオン注入法に
より半導体層4の裏面に注入してドープされた領
域を形成しこのドープ領域を半導体層11として
本発明のTFT第9図bが完成する。
〔第3の実施例〕 第9図a〜eに本発明のTFTの第3の実施製
造方法を要部工程断面図により説明する。クロム
等の金属がゲート電極2として選択的に被着形成
された基板1に〔第9図a〕、ゲート絶縁膜とし
てチツ化シリコン膜3、a−Si:H膜4をそれぞ
れ厚さ0.1μm〜0.4μm程度プラズマCVD装置で堆
積する。引き続き、ボロンを10-510-4at%含む
SiC膜11′、4と同等のa−Si:H膜15、n+
ドープしたa−Si:H膜5をそれぞれ厚さ100Å、
1000Å、500Å程度連続して堆積する〔第9図
b〕。第1のa−Si:H膜4、SiC膜11′、第2
のa−Si:H膜15、n+ドープしたa−Si:H膜
5をフオトレジストをマスクにCF4ガス、O2ガス
の混合ガスを導入したプラズマエツチング装置に
よつて不要部分を除去してパターニングしSiC半
導体膜11を形成する〔第9図c〕。
アルミニウム等の金属をソース、ドレイン電極
6a,6bとして選択的に被着形成〔第9図d〕
した後、ソースドレイン電極6a,6bをマスク
にフツ酸と硝酸及び水の混合液でソース、ドレイ
ン電極間に存在する第2のa−Si:H膜15、n+
ドープしたa−Si:H膜5を選択的に除去するこ
とにより第9図eに示すTFTが完成する。5a,
5bはソース、ドレイン電極6a,6bとa−
Si:H膜4とのオーミツク接触改善に寄与し、ホ
ールブロツキング層15a,15bはホールブロ
ツキング性能を上げるためのものである。
この構造及び製法の上の第1の特徴は、本発明
の他の実施例と同様にa−Si:H膜4のゲート電
極2と反対に位置する面にボロンをドープした
SiCx:H(X=0〜0.7)膜11を設置することに
より、その後の工程や外部から影響を受け難くく
なり、OFF状態の安定したTFTが提供出来る。
本実施例の第2の特徴は、オーミツク層5、ブロ
ツキング層15を選択的に除去する工程に於い
て、ボロンをドープしたSiCx:H膜11′がエツ
チングストツパーになり不要にa−Si:H膜4を
除去するということがなくなり、a−Si:H膜4
の膜べりがなく、TFTの設計通りの膜厚におさ
まるということである。
以上では、半導体薄膜の一方の面にゲート絶縁
膜があり他方の面にソース、ドレイン電極を有す
るスタガー型TFTで、且つ第3,6,7,9,
10,11図に例示するように基板側にゲート電
極を先ず形成する構造の逆スタガー型TFTにつ
き本発明を詳細に説明した。本発明の基本とする
ところは第4,5図のバンドダイヤグラムに示さ
れる思想をTFTに具現化することであり、半導
体薄膜の一方の側にゲート絶縁膜及びソース、ド
レイン電極を有するコプレナー型にも適用される
のは当然である。
発明の効果 本発明は、チヤンネル部を形成するa−Si:H
膜のゲート電極と反対の側に位置する面にa−
Si:H膜より伝導帯端から計つたフエルミ準位エ
ネルギーΔEFが大きい半導体膜を設置することに
より、外部からのガス吸着並びにTFTのソー
ス・ドレイン形成後の工程による影響に対して安
定な特性(特にOFF状態特に)を有するTFTを
提供出来る。又、本発明はソース、ドレイン電極
のオーミツク層形成工程に於いて半導体層(a−
Si:H膜)の不要なオーバーエツチングがなく、
その膜厚が設計通りに実現出来るという効果も有
する。
【図面の簡単な説明】
第1図a,bは従来のTFTの要部構成断面図、
第2図a,b,cは従来のTFTのバンド構造図、
第3図a,bは本発明の実施例のTFTの要部構
成断面図、第4図、第5図は本発明のTFTのバ
ンド構造図、第6図a〜e、第8図a,b、第9
図a〜eは本発明のTFTの要部製造工程断面図、
第7図はTFTのドレイン電流−ゲート電圧特性
を示す図である。 1……基板、2……ゲート電極、3……ゲート
絶縁膜、4,15……a−Si:H膜、5,5a,
5b……n+ドープa−Si:H膜、6,6a,6b
……ソース、ドレイン電極、11……ボロン、炭
素、チツ素、酸素の内少なくとも1元素を含むa
−Si:H膜又はa−Si化合物半導体膜。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 シリコンを主成分とする第1の非単結晶半導
    体薄膜の一方の主面にゲート絶縁膜を介してゲー
    ト電極が形成され、前記第1の非単結晶半導体薄
    膜の他方の主面上に選択的にソース、ドレイン電
    極及び該ソース、ドレイン電極間にシリコンを主
    成分とする第2の非単結晶半導体薄膜が形成さ
    れ、伝導帯エネルギー端Ecから計つたフエルミ準
    位エネルギー(Ec−Ef)が前記第1の非単結晶半
    導体薄膜より前記第2の非単結晶半導体薄膜の方
    が大きいことを特徴とする薄膜電界効果型半導体
    装置。 2 シリコンを主成分とする第2の非単結晶半導
    体薄膜にボロン等の族元素を不純物としてドー
    プしたことを特徴とする特許請求の範囲第1項記
    載の薄膜電界効果型半導体装置。 3 第2の非単結晶半導体薄膜のエネルギーギヤ
    ツプEcが第1の非単結晶半導体薄膜のエネルギー
    ギヤツプに比べて大きいことを特徴とする特許請
    求の範囲第1項記載の薄膜電界効果型半導体装
    置。 4 基板上に、ゲート電極、ゲート絶縁膜を形成
    する工程と、前記ゲート絶縁膜上にシリコンを主
    成分とし薄膜電界効果型トランジスタのチヤンネ
    ルを形成する第1の非単結晶半導体薄膜及びn+
    ドープされた第2の非単結晶半導体薄膜を形成す
    る工程と、前記第2の非単結晶半導体薄膜上にソ
    ース、ドレイン電極を選択的に形成する工程と、
    前記ソース、ドレイン電極間の前記第2の非単結
    晶半導体薄膜を除去した後、前記ソース、ドレイ
    ン電極間の前記第1の非単結晶半導体薄膜表面に
    前記ソース、ドレイン電極をマスクにしてイオン
    注入法で不純物を注入することにより伝導帯エネ
    ルギー端Ecから計つたフエルミ準位エネルギー
    (Ec−Ef)が前記第1の非単結晶半導体薄膜より
    大きいシリコンを主成分とする第3の非単結晶半
    導体薄膜を形成する工程を含むことを特徴とする
    薄膜電界効果型半導体装置の製造方法。 5 第3の非単結晶半導体薄膜にボロン等の族
    元素を不純物としてイオン注入することを特徴と
    する特許請求の範囲第4項に記載の薄膜電界効果
    型半導体装置の製造方法。 6 選択的にゲート電極が被着形成された基板
    に、ゲート絶縁膜、シリコンを主成分とする第1
    の非単結晶半導体薄膜、伝導帯エネルギー端Ec
    ら計つたフエルミ準位エネルギー(Ec−Ef)が前
    記第1の非単結晶半導体薄膜より大きいシリコン
    を主成分とする第2の非単結晶半導体薄膜、第3
    の真性型の非単結晶半導体薄膜、及びn+ドープ
    された第4の非単結晶半導体薄膜を連続して堆積
    する工程、前記第1、第2、第3及び第4の非単
    結晶半導体薄膜をパターニイングする工程、ソー
    ス・ドレイン電極を選択的に被着形成した後、前
    記ソース・ドレイン電極をマスクにして前記ソー
    ス・ドレイン電極間に延在する前記第3、第4の
    非単結晶半導体薄膜を除去する工程を含む薄膜電
    界効果型半導体装置の製造方法。
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