JPH0888397A - 光電変換素子 - Google Patents

光電変換素子

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JPH0888397A
JPH0888397A JP6248736A JP24873694A JPH0888397A JP H0888397 A JPH0888397 A JP H0888397A JP 6248736 A JP6248736 A JP 6248736A JP 24873694 A JP24873694 A JP 24873694A JP H0888397 A JPH0888397 A JP H0888397A
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JP
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film
gate electrode
photoelectric conversion
conversion element
semiconductor layer
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JP6248736A
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Tomohiko Otani
智彦 大谷
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Casio Computer Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 分光特性が良好で、且つオン電流を大きくと
れる光電変換素子を提供する。 【構成】 下部ゲート電極13Aと上部ゲート電極22
との間に挟まれる半導体層を微結晶シリコン膜15とa
−Si膜16の2層でなる積層構造としたことにより、
受光面側のa−Si膜16が分光特性を良好にし、微結
晶シリコン膜15がオン電流を大きくとる作用を有す
る。このため、分光特性とオン電流とが良好に得られる
光電変換素子を実現する効果がある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、光電変換素子に関
し、さらに詳しくは、所謂ダブルゲート構造の薄膜トラ
ンジスタを用いた光電変換素子に係る。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の光電変換素子は、半導体
層として非晶質シリコン(アモルファスシリコン;以下
a−Siという)を用いて作成されたものや、単結晶シ
リコンを用いて作成されたものなどが知られている。図
5はa−Si膜を用いて作成された光電変換素子を示し
ている。この光電変換素子は、同図に示すようにガラス
等からなる絶縁性基板1の上に形成された例えばクロム
(Cr)でなる下部ゲート電極2と、その上に全面に形
成された下部ゲート絶縁膜3と、この下部ゲート絶縁膜
3の上にパターニングされた半導体層としてのa−Si
層4と、このa−Si層4上の両端側に、夫々、形成さ
れたソース・ドレイン電極6A,6Bと、上部ゲート絶
縁膜7と、この上部ゲート絶縁膜7の上に形成されたI
TO等でなる上部ゲート電極8と、から構成されてい
る。なお、10は例えばSiN等の絶縁膜でなるオーバ
ーコート絶縁膜である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
たように半導体層としてa−Si膜を用いた光電変換素
子では分光感度は良好であるものの、オン電流がとりに
くいという問題がある。また、半導体層として単結晶シ
リコンを用いたものは、オン電流がとり易いという利点
があるものの、分光特性が悪く、さらにガラス上に作成
できないという大きな問題を有していた。さらに、半導
体層として多結晶シリコンを用いようとした場合、いっ
たんプラズマ−CVD法で成膜した後、レーザ照射を行
う工程が必要となりプロセスが複雑となる問題があっ
た。さらにまた、半導体層として微結晶シリコン(μC
−Si)を用いた場合、光電変換素子の分光特性が劣る
という問題を有している。本発明が解決しようとする課
題は、分光特性に優れ、しかもオン電流が大きくとれる
光電変換素子を得るには、どのような手段を講じればよ
いかという点にある。
【0004】
【課題を解決するための手段】そこで、この発明は、半
導体層及びソース・ドレインを挟んでその両側にそれぞ
れゲート絶縁膜を介して該半導体層と対向するゲート電
極を持つ光電変換素子において、半導体層が、微結晶シ
リコン膜と非晶質シリコン膜との2層構造を有し、この
半導体層の受光面側に非晶質シリコン膜が形成され、半
導体層のチャネルが形成される側に微結晶シリコン膜が
形成されることを、その解決手段としている。また、受
光面側のゲート絶縁膜及びゲート電極は透明性を有する
ことを特徴としている。
【0005】
【作用】この発明においては、半導体層を2層構造とな
し、この半導体層の受光面側の層がa−Si膜、チャネ
ルを形成する側の層が微結晶シリコン膜としたため、受
光面側に存在するa−Si膜が分光特性を高める作用が
ある。また、チャネルを形成する層を微結晶シリコン膜
で構成することにより、光電変換素子を構成する薄膜ト
ランジスタのオン電流を大きくとることを可能にする作
用がある。さらに、これら微結晶シリコン膜とa−Si
膜とを同一の成膜装置内で成膜条件(ガス、温度、圧力
等の条件)を変えるだけで連続的に成膜できるため、簡
単なプロセスで製造できる利点がある。
【0006】
【実施例】以下、この発明に係る光電変換素子の詳細を
図面に示す実施例に基づいて説明する。図1は、本実施
例の断面図であり、同図中11は光電変換素子を示して
いる。この光電変換素子11は、ガラスなどの絶縁性基
板12の上に作成されている。まず、絶縁性基板12の
上に例えばクロム(Cr)膜でなる下部ゲート電極13
Aが形成されている。また、その上にはシリコン窒化膜
(SiN)でなる下部ゲート絶縁膜14が形成されてい
る。この下部ゲート絶縁膜14の上には、半導体層とし
て、微結晶シリコン膜15とイントリンシックのa−S
i膜16とが積層されてパターン形成されている。さら
に、a−Si膜16のゲート長方向の両わきには、ソー
ス・ドレインとしての例えばN型不純物がドープされた
ドープトa−Si膜17がそれぞれ積層されている。そ
して、このドープトa−Si膜17のそれぞれの上に
は、例えばクロム膜でなるソース・ドレイン電極膜18
が形成されている。ここまでの構成では、微結晶シリコ
ン膜15とa−Si膜16とでなる半導体層に下部ゲー
ト絶縁膜14を介して下部ゲート電極13Aが設けられ
た逆スタガー型の薄膜トランジスタが形成されている。
そして、ソース・ドレイン電極膜18が形成された構造
の上には、例えばシリコン窒化膜でなる上部ゲート絶縁
膜19が形成されている。さらに、この上部ゲート絶縁
膜19の上には、ITO膜20とCr膜21とを積層し
てパターン形成した上部ゲート電極22が形成されてい
る。この上部ゲート電極22に上部ゲート絶縁膜19を
介して半導体層が形成された構造は、コプラナー型の薄
膜トランジスタを構成する。そして、全体にシリコン窒
化膜でなるオーバーコート膜23が堆積されて、本実施
例の光電変換素子11が構成されている。
【0007】上記した構成の光電変換素子11を動作す
る場合を以下に説明する。即ち、まず下部ゲート電極1
3Aに正電圧、例えば+10Vを印加すると、この下部
ゲート電極13Aをゲート電極とするトランジスタにN
チャネルが形成される。ここで、ソース・ドレイン電極
間に正電圧、例えば、+5Vを印加すると、ソース電極
側から電子が供給され、電流が流れる。この状態で、上
部ゲート電極22に、下部ゲート電極13Aの電界によ
るチャネルを消滅させるレベルの負電圧、例えば、−2
0Vを印加すると、上部ゲート電極22からの電界が下
部ゲート電極13Aの電界がチャネル層に与える影響を
減じる方向に働き、この結果、空乏層が半導体層(a−
Si膜16及び微結晶シリコン膜15)の厚み方向に伸
び、Nチャネルをピンチオフする。このとき、上部ゲー
ト電極22側から照射光が照射されると、半導体層の上
部ゲート電極22側(a−Si膜16)に電子−正孔対
が誘起される。上部ゲート電極22に、−20Vが印加
されているため、誘起された正孔は、チャネル領域に蓄
積され、上部ゲート電極22の電界を打ち消す。このた
め、半導体層のチャネル領域にNチャネルが形成され、
電流が流れる。ソース・ドレイン電極間に流れる電流
(以下ドレイン電流IDSと称する)は、照射光Aの光量
に応じて変化する。
【0008】このように、光電変換素子は、上部ゲート
電極22からの電界が下部ゲート電極13Aからの電界
によるチャネル形成に対してそれを妨げる方向に働くよ
うに制御し、Nチャネルをピンチオフするものであるか
ら、光無照射時に流れるドレイン電流を極めて小さく、
例えば、10-14A程度にすることができる。その結
果、光電変換素子は、光照射時のドレイン電流IDSと光
無照射時のドレイン電流IDSとの差を充分大きくするこ
とができる。また、このときの下部ゲート電極13Aを
ゲート電極とするトランジスタの増幅率は、照射された
光量によって変化し、S/N比を大きくすることができ
る。さらに、光電変換素子11は、下部ゲート電極13
Aに、正電圧を印加していないときには、下部ゲート電
極13Aをゲート電極とするトランジスタにチャネルが
形成されず、光照射を行っても、ドレイン電流IDSが流
れず、非選択状態とすることができる。即ち、光電変換
素子11は、下部ゲート電極13Aに印加する電圧(下
部ゲート電圧VBG)を制御することにより、選択状態
と、非選択状態とを制御することができる。また、この
非選択状態において、上部ゲート電極22に0Vを印加
すると、半導体層と上部ゲート絶縁膜19との間のトラ
ップ準位から正孔を吐き出させてリセットすることがで
きる。
【0009】特に、本実施例では、図1に示すように光
照射による受光面側にa−Si膜16を成膜し、下部ゲ
ート電極13A側のチャネルが形成される半導体層を微
結晶シリコン膜15とした。このため、受光面側に存在
するa−Si膜16が分光特性を高める作用がある。ま
た、チャネルを形成する層を微結晶シリコン膜で構成す
ることにより、下部ゲート電極13Aをゲート電極とす
る薄膜トランジスタのオン電流を大きくとることが可能
になる。このように構成することにより、高性能の光電
変換素子を実現することが可能となる。
【0010】次に、本実施例の光電変換素子の製造方法
を説明する。まず、ガラスでなる絶縁性基板12の上
に、スパッタ法によりCr膜13を例えば膜厚が100
0Åになるように成膜する。次に、このCr膜13の上
にフォトリソグラフィー技術によりレジストマスク(図
示省略する)をパターニングし、その後ウェットエッチ
ングを行って、図2(A)に示すような下部ゲート電極
13Aを形成する。次いで、図2(B)に示すように絶
縁性基板12の上に下部ゲート電極13Aを形成した構
造の上にSiNでなる下部ゲート絶縁膜14、微結晶シ
リコン膜15、a−Si膜16、ドープトa−Si膜1
7の4層をプラズマCVD法にて連続的に堆積させる。
これらの膜の膜厚は、下部ゲート絶縁膜14が2000
Å、微結晶シリコン膜15が300Å、a−Si膜16
が500Å、ドープトa−Si膜17が250Åになる
ように設定した。本実施例では、これら4層の成膜が、
プラズマCVD装置のチャンバ内を移送することにより
真空を破ることなく連続的に行えるため、プロセスの能
率を大幅に向上することができる。特に、本実施例で微
結晶シリコン膜15とa−Si膜16とでなる半導体層
を連続的に形成できるため、両者の膜どうしの界面の膜
質を良好にすることができる。本実施例で形成した微結
晶シリコン膜15とa−Si膜16とのそれぞれの成膜
条件は以下の通りである。なお、下部ゲート絶縁膜14
やドープトa−Si膜17の成膜条件は通常用いられる
条件でよい。
【0011】(微結晶シリコン膜の成膜条件) ガス及びその流量比…シラン(SiH4)/水素(H2)
≦0.01 温度…400°C以下 圧力…0.1〜1.0Torr RF周波数…13.56MHz (a−Si膜の成膜条件) ガス及びその流量比…SiH4/H2=0.01〜0.5 温度…400°C以下 圧力…0.1〜1.0Torr RF周波数…13.56MHz 次に、連続的に成膜した4層の最上層であるドープトa
−Si膜17の上に、Cr膜でなるソース・ドレイン電
極膜18をスパッタ法にて、膜厚が500Åとなるよう
に成膜する。
【0012】その後、フォトリソグラフィー技術を用い
てソース・ドレインを残すためのレジストパターンを形
成する。このレジストパターンをマスクとして用いて、
ドライエッチングを行い、図2(C)に示すように、ソ
ース・ドレイン電極膜18とドープトa−Si膜17を
加工する。このとき、ドライエッチングによりa−Si
膜16にオーバーエッチをかけ、確実にソース・ドレイ
ン電極膜18とドープトa−Si膜17がソース側とド
レイン側とで分離するようにする。なお、このオーバー
エッチの量は、a−Si膜16の残膜が700〜100
0Å程度になるように、ナノスペックで膜厚をモニタす
る。
【0013】次に、またフォトリソグラフィー技術を用
いてレジストパターン(図示省略する)を形成後、図3
(A)に示すように、ドライエッチングにてチャネル半
導体層領域を残してa−Si膜16及び微結晶シリコン
膜15をエッチングする。その後、レジストパターンを
除去するために、O2アッシングを行う。次いで、ソー
ス−ドレイン間のa−Si膜表面をアンモニア(NH
3)で30秒間の表面処理を行った後、図3(B)に示
すように全面にSiN膜でなる上部ゲート絶縁膜19を
プラズマCVD法にて膜厚が例えば2000Åになるよ
うに堆積させる。
【0014】その後、図3(C)に示すように、上部ゲ
ート絶縁膜厚19の上にITO膜20をスパッタ法にて
堆積させた後、図4(A)に示すようにITO膜20の
上に、このITO膜20を補強するためのCr膜21を
スパッタ法にて例えば膜厚500Åになるように成膜す
る。次に、図4(B)に示すように、これらITO膜2
0及びCr膜21をパターニングして上部ゲート電極2
2に加工した後、SiN膜でなるオーバーコート膜23
をプラズマCVD法にて堆積させることにより、本実施
例の光電変換素子11が完成する。本実施例では、下部
ゲート絶縁膜14、微結晶シリコン膜15、a−Si膜
16、ドープトa−Si膜17がプラズマCVDの成膜
条件を変えるだけで連続的に成膜できるため、プロセス
を簡略化することができる。
【0015】以上、実施例について説明したが、本発明
はこれに限定されるものではなく、構成の要旨に付随す
る各種の設計変更が可能である。例えば、上記実施例で
は上部ゲート電極22側にa−Si膜16を成膜して、
このa−Si膜16が受光面側となるようにしたが、下
部ゲート電極13A側にa−Si膜を成膜して下方から
受光する構成としてもよい。また、上記実施例で用いた
ゲート材料や絶縁膜材料は適宜変更が可能である。
【0016】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、この発
明によれば、半導体層が2層構造であり、受光面側にa
−Si膜を配し、半導体層のチャネルが形成される側に
微結晶シリコン膜を配したことにより、分光特性が良好
で、オン電流を大きくとれる効果がある。また、a−S
i膜と微結晶シリコン膜とは連続的に形成できるため、
プロセスを簡略化する効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る光電変換素子の実施例を示す断面
図。
【図2】(A)〜(C)は本発明の実施例の工程を示す
断面図。
【図3】(A)〜(C)は本発明の実施例の工程を示す
断面図。
【図4】(A)及び(B)は本発明の実施例の工程を示
す断面図。
【図5】従来の光電変換素子の断面図。
【符号の説明】
12 絶縁性基板 13A 下部ゲート電極 14 下部ゲート絶縁膜 15 微結晶シリコン膜 16 a−Si膜 17 ドープトa−Si膜 18 ソース・ドレイン電極膜 19 上部ゲート絶縁膜 20 ITO膜 21 Cr膜 22 上部ゲート電極

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体層及びソース・ドレインを挟んで
    その両側にそれぞれゲート絶縁膜を介して該半導体層と
    対向するゲート電極を持つ光電変換素子において、 前記半導体層が、微結晶シリコン膜と非晶質シリコン膜
    との2層を有し、該半導体層の受光面側に非晶質シリコ
    ン膜が形成され、該半導体層のチャネルが形成される側
    に微結晶シリコン膜が形成されることを特徴とする光電
    変換素子。
  2. 【請求項2】 前記受光面側のゲート絶縁膜及びゲート
    電極は透明性を有することを特徴とする光電変換素子。
JP6248736A 1994-09-16 1994-09-16 光電変換素子 Pending JPH0888397A (ja)

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