JPH0447914A - コア駆動装置内蔵射出成形機 - Google Patents

コア駆動装置内蔵射出成形機

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JPH0447914A JP2156653A JP15665390A JPH0447914A JP H0447914 A JPH0447914 A JP H0447914A JP 2156653 A JP2156653 A JP 2156653A JP 15665390 A JP15665390 A JP 15665390A JP H0447914 A JPH0447914 A JP H0447914A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は可動コアを備えた金型を用いる射出成形機に
関する。
従来技術 射出成形において、アンダカット部分の成形やコア抜き
成形、ねじ抜き成形などでは、可動コアを備えた金型が
用いられる。
可動コアの駆動は、固定側金型に対する可動側金型の動
きを利用したアンギュラピンによる純機械的な手段の他
に油圧、空気圧を用いた流体アクチュエータやモータな
ど、射出成形機の外部から供給される駆動力を利用する
ものがある。
しかし、外部から供給される駆動力を利用するものでは
、金型側の機構とこれに駆動力を供給するための駆動装
置とを、油圧チューブや動カケープルなどの動力線ある
いは各種の制御線、信号線で接続しなければならず、こ
の接続が手間を要すると共に煩わしく、金型をセットす
る能率が悪い。
また、これらのいわば外部駆動装置は射出成形機が通常
備えている制御装置と一体ではないので、射出工程との
タイミングがずれてしまうことがある。
発明が解決しようとする課題 この発明は、可動コアを備えた金型のセットが能率よく
行なわれ、射出工程とのタイミングが良好に維持される
射出成形機の提供を課題とする。
課題を解決するための手段 可動コアを備えた金型を利用する射出成形機において； 型締ユニットの可動プラテンに金型のコア駆動用サーボ
モータを設ける。
該モータは射出成形機が備えたＮＣ制御装置により制御
されるものとする。
作用 サーボモータは射出ユニットに装着された金型の可動コ
アを射出成形機の制御装置からの指令で駆動する。
実施例 第１図において符号１は可動プラテンで射出成形機にお
ける型締ユニットの一部である。この射出成形機は全電
動型で少なくとも射出、計量、型締・型開きの各作動が
ＮＣ制御装置によって統一的に制御される構造となって
いる。
また、この射出成形機における型締ユニットは前方（射
出ユニット側）から固定プラテン、可動プラテン１、リ
アプラテンを備え、固定プラテンと可動プラテン１は型
締用サーボモータで駆動されるトグル機構２で結合され
、可動プラテン１と固定プラテンとの間には可動側金型
３と固定側金型４が装着される。
金型３，４はねじ抜き成形によって、内面にねじを備え
たキャップ形の製品を成形するためもので、型締状態で
２個所にキャビティ５が形成される。キャビティ５は固
定側金型４の空間内に可動側金型３からねじ形の可動コ
ア６が突出して配置されることにより形成される。
可動コア６はそれぞれ可動側金型３に設けた雌ねじ孔７
に螺合して、前後方向に配置され、後部に平歯ギア８を
備える。また、一方、可動側金型３の内部には中央部に
平歯の主ギア９を備えた受動軸１０が軸架され、前記の
平歯ギア８がそれぞれ主ギア９に噛合している。
受動軸１０の後端は凹凸カプリングの凹側端１１に形成
され、可動側金型３の後面側に露出している。
そして、可動プラテン１の後面には、エジェクタの位置
を外してコア駆動用のサーボモータ１２が固着され、そ
の出力軸１３が可動プラテン１を前後方向に貫通し、か
つ、前記受動軸１０の軸線に一致させて配置されている
。このサーボモータ１２は射出成形機が備えるＮＣ制御
装置１４に接続され、その制御下に置かれている。すな
わち、この射出成形機は可動コア駆動用のサーボモータ
を内蔵している。
前記出力軸１３の前端は凹凸カプリングの凸側端１５に
形成され、可動プラテン１の前面に露出している。
可動側金型３における符号工６．１７は位置センサーで
、前記の平歯ギア８の前面位置、後面位置を検知する。
したがって、可動側金型３を可動プラテン１の前面にボ
ルト１８などで取付けると、サーボモータ１２の出力軸
１３と可動側金型３内部の受動軸１０とが凹凸カプリン
グ（凹側端１１、凸側端１５）で結合される。ついで、
位置センサー１６゜１７などの信号をＮＣ制御装置１４
側に接続すれは可動コア６を備えた金型の取付けが完了
する。
ＮＣ制御装置１４は、射出成形工程の一部としてコア駆
動過程を組込んだプログラムを備え、ＮＣ制御装置のＣ
ＰＵはメモリにあらかじめ格納されている各種金型に対
応したコア駆動過程のファイル中から、現在装着されて
いる金型のデータを読み出し、該データに基づきプログ
ラムのタイミングに合わせてコア駆動用のサーボモータ
１２を駆動する。
ＮＣ制御装置１４はコア駆動の当初、可動コア６を緩速
度で前あるいは後に移動し、最初に位置センサー１６あ
るいは１７が作動した位置を認識して、以後その位置を
基準に作動を行なう。
ＮＣ制御装置１４による可動コア６関する作動は概路次
のように行われる。
型締完了後に、可動コア６を固定金型４側のキャビティ
内に突出させてその位置を維持する。射出過程、保圧過
程によってキャビティ５に樹脂を充填し成形する。製品
の冷却がある程度進んだところで、型開き過程とし、こ
の実施例の場合、まず可動プラテン１の後退によって固
定金型４から可動金型３を引き離し、ついで、可動コア
６を回転しながら後退させ、製品から離れた位置で停止
させる。エジェクタが作動して製品が可動側金型３から
分離される。
この場合に、可動コア６を駆動するサーボモータ１２は
射出成形機の他の駆動機構（サーボモータによる）と一
体的に統一された制御系の中で制御されるから、可動コ
ア６を駆動するタイミングがずれるなどの心配はない。
第２図は、第２の実施例で、前記した第１の実施例に対
し、可動側金型３の受動軸１０とサーボモータ１２の出
力軸１３が平行に配置される場合で両軸１０．１３は中
間軸１８を介し、ベルト１９で連動連結される。凹凸カ
プリングの一方（凹側端１１）は中間軸１８の後端に形
成される。
この実施例ではコア駆動用のサーボモータ１２を可動プ
ラテン１の上部など、構造的に各種の部品が入り組んで
複雑な可動プラテン１の後面を避けて配置することがで
き、コア駆動機構を設置することによるエジェクタ機構
への無用な干渉をさけることができる。
第３図は、外周面にアンダカットとなる凹凸を備えた容
器状の製品を成形する金型を装着した場合であり、可動
コア６は可動プラテン１側に固着された貫通型サーボモ
ータ１２の出力軸１３に軸継手２０により直接に接続さ
れ、コア抜き作動として、キャビティ５に対しラジアル
方向に抜き差し移動される。
可動コア６は可動側金型３にラジアル方向で摺動自在に
組み付けられている。
貫通型サーボモータ１２はサーボ機能を備えたモータの
モータ軸を中空に形成すると共にこの軸にボールスクリ
ューナツトを直列に固定し、これらモータ軸、ボールス
クリュナツトにボールスクリューを貫通および螺合して
出力軸５としたもので、ＮＣ制御装置１４の制御下にあ
り、また、該サーボモータ１２が駆動されると出力軸１
３は直接にモータ軸の軸線方向に直線移動する。
軸継手２０は出力軸１３側に装着されており、その軸方
向に移動でき、可動コア６側から突出した接続軸２１と
結合可能にされている。
このように、本発明は可動コア６の作動がコア抜き作動
である場合においても適用することができ、さらに第３
実施例では第１実施例で得られる効果の他に、サーボモ
ータ１２を貫通型とすることによって回転運動を直線運
動に変換する機構を金型側に必要としないので、機構が
簡単になり、さらに前記の変換機構によって発生してい
た作動タイミングや位置精度の劣化を軽減することがで
きる。
以上は、実施例である。
この発明は、可動コア６が固定側金型４に配置されてい
る場合にも適用できる。
ただし、可動プラテン１の移動タイミングおよびサーボ
モータ１２と可動コア６間の結合構造を考慮する必要が
ある。
コア駆動用サーボモータ１２の個数は必要に応じて複数
となる。
第１の実施例で使用している位置センサー１６゜１７は
必ずしも必要ではなく、可動コアの基準位置は、コア駆
動用サーボモータ１２ζ関するフィードバック値（例え
ば、トルク値）を利用して把握することもできる。
可動コア６を駆動するための金型内部の構造やＮＣ制御
装置１４による制御の態様は、実施例以外にも種々のも
のを採用できる。
発明の効果 可動コアを備えた金型のセットは、主として可動プラテ
ン側に装着されたサーボモータの出力軸と可動コアとの
接続だけであるから、簡単に素早く行なえる。
射出成形機自体がコア駆動用サーボモータを備えるので
、すなわち、コアを駆動するための装置を内蔵するので
、コア駆動用サーボモータを射出成形機が備えたＮＣ制
御装置で正確に制御して、金型の可動コアを正確なタイ
ミングで正確な位置に移動することができる。また、金
型交換時や同じ金型でも特性が異なる樹脂に変換した時
のタイミングやストロークあるいは抜き速度の変換を簡
単に行なえる。
【図面の簡単な説明】
第１図は第１実施例の断面による正面図、第２図は第２
実施例の断面による正面図、第３図は第３実施例の断面
による正面図である。 １・・・可動プラテン、３・・・可動側金型、４・・・
固定側金型、６・・・可動コア、１２・・・コア駆動用
サーボモータ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. ＮＣ制御装置で射出工程が制御される射出成形機であっ
    て、型締ユニットの可動プラテンに金型のコアを駆動す
    るためのサーボモータが設けられ、このサーボモータが
    前記ＮＣ制御装置の制御下に置かれていることを特徴と
    したコア駆動装置内蔵射出成形機。
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