JP2610194B2 - スライドコア付き金型 - Google Patents

スライドコア付き金型

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JP2610194B2
JP2610194B2 JP13268290A JP13268290A JP2610194B2 JP 2610194 B2 JP2610194 B2 JP 2610194B2 JP 13268290 A JP13268290 A JP 13268290A JP 13268290 A JP13268290 A JP 13268290A JP 2610194 B2 JP2610194 B2 JP 2610194B2
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mold
core
ball screw
movable
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修一 分部
晴彦 中尾
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は、射出成形機に使用する金型であって、ス
ライドコアを備えたものに関する。
従来技術 例えば、第3図のようにアンダーカットとなる部分を
有する製品1の射出成形には、通常スライドコア2を備
えた金型3が用いられる。
この金型3は、アンギュラ・ピン4のようなスライド
コア駆動機構を備えて、製品の突き落とし前に固定側型
板5から可動側型板6を引き離すと共に、成形上でアン
ダーカットとなる部分を処理している前記のスライドコ
ア2を製品から引き離す構造となっている。
図の構造では可動側型板6が矢印A方向に移動される
とスライドコア2に対するアンギュラ・ピン4の位置が
相対的に変化し、カムに類似の作用でスライドコア2が
矢印Bのラジアル方向に移動される。
しかし、この構造のように金型の型開き、型締め動作
を利用したメカニカルな駆動構造ではスライドコア2の
ストロークや引き抜き力に限度があり、また、スライド
コア2の位置精度を高くできない。
スライドコア2の駆動機構にはその他に油圧あるいは
エア圧によるアクチュエータや通常のモーターを用いた
機構があるが、油圧あるいはエア圧アクチュエータで
は、ストロークの管理にリミットスイッチを用いてお
り、スライドコア2の押し込み時にこれの誤作動によっ
てコアが過剰に押し込まれ、金型が破損してしまうこと
があった。
また、通常のモーターを用いた機構ではモーターの回
転を直線運動に変換する必要から、モーターの他にラッ
ク・ピニオン機構、ボールスクリュー・ナット機構など
を付属させており、金型の構造が複雑になる上、バック
ラッシュによってスライドコアの位置精度が低下する結
果、製品の精度が劣化したり、大きな引き抜き力によっ
てギヤが急激に消耗、破損することがあった。
発明が解決しようとする課題 この発明は、構造が簡素でスライドコアのストローク
の監視、管理が容易なスライドコア付き金型の提供を課
題とする。
課題を解決するための手段 スライドコアを備えた金型に貫通型サーボモーターを
取付ける。該モーターの出力軸であるボールスリューに
スライドコアを連動連結する。
作 用 貫通型サーボモーターは射出成形機における制御装置
によって駆動され、スライドコアを移動する。
実施例 第1図は本発明による金型3であって、固定側型板5
と可動側型板6からなる。成形品1は、両端部に鍔を備
えた筒状で、アンダーカット部を有する形状である。
固定側型板5はロケートリング7とスプルーブッシュ
8を備え、可動側型板6を案内するガイド9を有する。
可動側型板6は取付け板10の前面にスペーサブロック
a,b,cを重ねて固定することにより構成され、スペーサ
ブロックcの前面にスライドコア2が、ガイド機構11を
介して、ラジアル方向へ移動可能に装着されている。ガ
イド機構11はスライドコア2側のガイド突起をスペーサ
ブロックc側に設けたガイド溝に嵌め込んだ構造となっ
ている。
なお、スライドコア2は複数個配置され、型締完了の
セット時には先端の円弧部が集合してコア本体12との間
で所定形状の鍔付き円筒のキャビティが形成されるよう
になっている。コア本体12は、スペーサブロックcによ
り可動側型板6の側に位置決めされ固定される。
各スライドコア2には貫通型サーボモーター13の出力
軸であるボールスクリュー14の一端がねじ込みにより直
接装着されている。
貫通型サーボモーター13は、第2図のようにステータ
側のケーシング15に軸支されたモーターシャフト16が、
軸方向に貫通孔を備えたパイプ状であると共に、その一
端部にボールスクリュナット17が固定されており、該シ
ャフト16にボールスクリュー14が嵌挿されて前記のボー
ルスクリュナット17に螺合された構造を備えたものであ
る。
したがって、ローターと結合したモーターシャフト16
が駆動されるとボールスクリュナット17も回転し、これ
によってボールスクリュー14がモーターシャフト16の軸
に沿って前後に移動する。すなわち、ボールスクリュー
14は貫通型サーボモーター13の出力軸である。
このサーボモーター13はステー18を介して可動側型板
6に固定される。
貫通型サーボモーター13は、金型3が射出成形機に取
付けられた後、射出成形機が備えたNC制御装置(NC)と
接続され、その制御下で作動する。なお、NC制御装置は
スライドコアに関するフアイルを備えて、装着されたス
ライドコア2に応じた制御を行なうと共に、そのデータ
をディスプレイに表示する。データはキーボードなどか
ら調整が可能である。
スペーサブロックaはエジェクタ板19を前後移動自在
に有し、これに設けられたエジェクタピン20とスプルー
ロックピン21はスペーサブロックb、コア本体12を摺動
自在に貫通し、エジェクタピン20の先端は、前記のキャ
ビティ位置に達し、スプルーロックピン21の先端は、コ
ア本体12先端部のスプルー孔と対向したランナー位置に
達している。
符号22はプッシュロッドで、取付け板10に前後移動可
能に装着され、先端がエジェクタ板19に結合されると共
にスプリング23で常時後方に移動するように付勢されて
いる。
第1図の型締め完了状態において、射出が行なわれ、
保圧および冷却が終了すると、NC制御装置によって可動
側型板6が後退されると同時に各貫通型サーボモーター
13が正転駆動され、スライドコア2が引き抜かれる。こ
れにより、アンダーカット部の引っ掛かりが解消された
成形品は、可動側型板6が所定量後退してプッシュロッ
ド22が作動したとき、エジェクタ板19、エジェクタピン
20を介してコア本体12から突き落とされる。
ついで、次加工のために型締が行われる。型締め過程
では、NC制御装置によって各貫通型サーボモーター13が
逆転駆動され、これによりスライドコア2が中心に向け
て移動される。スライドコア2は、コア本体12とあらか
じめ定めた肉厚となる間隔を残した位置で停止する。そ
して、可動側型板6が固定側型板5に向けて移動され、
型締めが完了する。
この場合に、スライドコア2は、貫通型サーボモータ
ー13の出力軸であるボールスクリュー14に直接に連結さ
れているから、変速機構や回転運動・直線運動変換機構
などを介することなく、該サーボモーター13によって直
接に駆動される。
以上は実施例である。
貫通型サーボモーター13のボールスクリュー14とスラ
イドコア2との結合は、両者の間にある程度の回動を許
容するピン結合であっても良い。
スライドコア2の構造や作動のタイミングはこれによ
って処理するアンダーカットの内容によって異なる。
発明の効果 貫通型サーボモーターの出力軸によって直接にスライ
ドコアを作動するので、スライドコアを駆動するための
金型構造が簡素になる。
バックラッシュなどのメカ的な悪影響を排除してスラ
イドコアを正確に駆動し、位置決めすることができる。
スライドコアの駆動にサーボモーターを用いるので、
射出成形機が備えたNC制御装置と組み合わせ、該コアの
位置決め(ストローク)や移動速度を正確に制御でき、
また、フィードバック制御によって送り量の異常を検出
するなどすることにより、アラームシステムを比較的簡
単に構築できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は一部を断面にて示す正面図、第2図は一部を透
視して示す正面図、第3図は従来例を断面にて示す正面
図である。 2……スライドコア、3……金型、13……貫通型サーボ
モーター、14……ボールスクリュー、16……モーターシ
ャフト。
フロントページの続き (72)発明者 藤岡 修 山梨県南都留郡忍野村忍草字古馬場3580 番地 ファナック株式会社商品開発研究 所内

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】スライドコアを備えた金型に、モーターシ
    ャフトの軸線方向に駆動されるボールスクリューを出力
    軸とした貫通型サーボモーターを固定し、該出力軸でス
    ライドコアを駆動することを特徴としたスライドコア付
    き金型。
JP13268290A 1990-05-24 1990-05-24 スライドコア付き金型 Expired - Lifetime JP2610194B2 (ja)

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JPH0428516A JPH0428516A (ja) 1992-01-31
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JP2649098B2 (ja) * 1990-06-16 1997-09-03 ファナック株式会社 コア駆動装置内蔵射出成形機
CN105014887B (zh) * 2015-07-21 2017-08-22 宁波双林模具有限公司 一种注塑模具的螺纹抽芯脱模装置
CN106378911B (zh) * 2016-12-10 2018-10-26 大连銮艺精密模塑制造有限公司 注塑模具塑件多方向倒扣脱模机构

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