JPH0235470Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0235470Y2 JPH0235470Y2 JP1984145744U JP14574484U JPH0235470Y2 JP H0235470 Y2 JPH0235470 Y2 JP H0235470Y2 JP 1984145744 U JP1984145744 U JP 1984145744U JP 14574484 U JP14574484 U JP 14574484U JP H0235470 Y2 JPH0235470 Y2 JP H0235470Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- threaded rod
- movable platen
- end housing
- movable
- molded product
- Prior art date
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- 230000007246 mechanism Effects 0.000 claims description 7
- 238000000034 method Methods 0.000 description 5
- 238000000465 moulding Methods 0.000 description 4
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 3
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 238000002347 injection Methods 0.000 description 2
- 239000007924 injection Substances 0.000 description 2
- 238000007796 conventional method Methods 0.000 description 1
- 238000001816 cooling Methods 0.000 description 1
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- 239000002184 metal Substances 0.000 description 1
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- 229920005989 resin Polymers 0.000 description 1
Landscapes
- Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
(イ) 産業上の利用分野
本考案は、射出成形機の成形品突出し装置に関
するものである。
するものである。
(ロ) 従来の技術
射出成形器の型締装置としては、作動方式に応
じて2種類のものがある。すなわち、第1の方式
のものは、可動盤の移動を利用する形式のもので
あり、例えば実開昭59−24311号公報に示される
ようなものである。すなわち、可動盤以外の固定
部に突出し用の棒を固定しておき、可動盤がこの
棒に近接する方向に移動することにより成形品の
突出しを行わせる。
じて2種類のものがある。すなわち、第1の方式
のものは、可動盤の移動を利用する形式のもので
あり、例えば実開昭59−24311号公報に示される
ようなものである。すなわち、可動盤以外の固定
部に突出し用の棒を固定しておき、可動盤がこの
棒に近接する方向に移動することにより成形品の
突出しを行わせる。
第2の方式のものは、突出し装置が突出し用の
棒を移動するための駆動部を有する形式のもので
あり、駆動源としては油圧シリンダ、サーボモー
タなどが用いられる。サーボモータを用いたもの
が特開昭61−10423号公報に示されている。これ
の場合、突出し用の棒はサーボモータ及びボール
ねじ機構により軸方向に駆動される。
棒を移動するための駆動部を有する形式のもので
あり、駆動源としては油圧シリンダ、サーボモー
タなどが用いられる。サーボモータを用いたもの
が特開昭61−10423号公報に示されている。これ
の場合、突出し用の棒はサーボモータ及びボール
ねじ機構により軸方向に駆動される。
(ハ) 考案が解決しようとする課題
本考案が解決しようとする課題は、第1の方式
の成形品突出し装置の問題点である。すなわち、
この第1の方式の場合、第2の方式のものと比較
して、突出し用の棒を駆動するための駆動源が不
要であるという利点があるものの、従来のものは
突出し開始位置の調整のために手動作業が必要で
あり、遠隔操作することができないという問題点
がある。突出し用棒は、例えばねじ及びナツトを
用いて可動盤以外の固定部に固定されるため位置
調整の際にはナツトなどを緩めて調整作業を行う
必要がある。このため、型締装置を電動化して遠
隔操作可能とした場合であつても、成形品突出し
装置については手動作業が必要となり、装置全体
の遠隔操作を行うことはできない。本考案はこの
ような課題を解決することを目的としている。
の成形品突出し装置の問題点である。すなわち、
この第1の方式の場合、第2の方式のものと比較
して、突出し用の棒を駆動するための駆動源が不
要であるという利点があるものの、従来のものは
突出し開始位置の調整のために手動作業が必要で
あり、遠隔操作することができないという問題点
がある。突出し用棒は、例えばねじ及びナツトを
用いて可動盤以外の固定部に固定されるため位置
調整の際にはナツトなどを緩めて調整作業を行う
必要がある。このため、型締装置を電動化して遠
隔操作可能とした場合であつても、成形品突出し
装置については手動作業が必要となり、装置全体
の遠隔操作を行うことはできない。本考案はこの
ような課題を解決することを目的としている。
なお、上記第2の方式のものの場合、駆動源と
してサーボモータを用いれば電動式での成形品突
出しが可能となるが、突出し用の棒を各成形サイ
クルごとに駆動する必要があるため、大型のサー
ボモータ及び駆動機構を必要とし、またエネルギ
ー消費量が増大するという問題点がある。
してサーボモータを用いれば電動式での成形品突
出しが可能となるが、突出し用の棒を各成形サイ
クルごとに駆動する必要があるため、大型のサー
ボモータ及び駆動機構を必要とし、またエネルギ
ー消費量が増大するという問題点がある。
(ニ) 問題点を解決するための手段
本考案は、突出し位置を規定するねじ棒の位置
を電動機によつて制御可能とすることにより、上
記目的を達成する。すなわち、本考案による射出
成形機の成形品突出し装置は、エンドハウジング
に対して軸方向には移動可能であるが回転はしな
いように設けられるねじ棒と、ねじ棒外周のおね
じとかみ合うナツトと、ナツトを回転駆動可能な
位置決め用電動機と、ねじ棒の先端が設定された
位置となるように位置決め用電動機を制御可能な
突出し位置制御装置と、可動盤がエンドハウジン
グ側へ移動したとき可動盤の穴を通過したねじ棒
の先端と接触するように設けられるエジエクタプ
レートと、エジエクタプレートに取り付けられた
エジエクタピンと、を有している。
を電動機によつて制御可能とすることにより、上
記目的を達成する。すなわち、本考案による射出
成形機の成形品突出し装置は、エンドハウジング
に対して軸方向には移動可能であるが回転はしな
いように設けられるねじ棒と、ねじ棒外周のおね
じとかみ合うナツトと、ナツトを回転駆動可能な
位置決め用電動機と、ねじ棒の先端が設定された
位置となるように位置決め用電動機を制御可能な
突出し位置制御装置と、可動盤がエンドハウジン
グ側へ移動したとき可動盤の穴を通過したねじ棒
の先端と接触するように設けられるエジエクタプ
レートと、エジエクタプレートに取り付けられた
エジエクタピンと、を有している。
(ホ) 作用
上記のような構成とすることにより、ねじ棒先
端の位置は、位置決め制御装置によつて位置決め
用電動機を作動させることにより所望どおり設定
しておくことができる。可動盤はあらかじめ設定
された型開速度で所定の型開位置まで移動する。
これによつてねじ棒の先端がエジエクタプレート
を押し、エジエクタピンが成形品を金型から離脱
させる。この際の突出しストロークはねじ棒先端
の停止位置と可動盤の型開位置との相対的位置関
係によつて決定され、また突出し速度は可動盤の
型開速度によつて決定される。従つて、突出しス
トローク及び突出し速度を所望どおりに遠隔操作
することが可能となり、操作性が大幅に向上す
る。
端の位置は、位置決め制御装置によつて位置決め
用電動機を作動させることにより所望どおり設定
しておくことができる。可動盤はあらかじめ設定
された型開速度で所定の型開位置まで移動する。
これによつてねじ棒の先端がエジエクタプレート
を押し、エジエクタピンが成形品を金型から離脱
させる。この際の突出しストロークはねじ棒先端
の停止位置と可動盤の型開位置との相対的位置関
係によつて決定され、また突出し速度は可動盤の
型開速度によつて決定される。従つて、突出しス
トローク及び突出し速度を所望どおりに遠隔操作
することが可能となり、操作性が大幅に向上す
る。
(ヘ) 実施例
以下、本考案の実施例を添付図面の第1〜4図
に基づいて説明する。
に基づいて説明する。
ベツド10上に固定盤12及びエンドハウジン
グ14がそれぞれボルト16及びボルト18によ
つて固定されている。固定盤12とエンドハウジ
ング14とは所定の間隔をおいて互いに対面する
ように平行に配置されている。固定盤12及びエ
ンドハウジング14に対して4本のタイバー20
が回転可能に支持されている。タイバー20は固
定盤12に対してベアリング22によつて回転可
能に支持され、またタイバー20に第1図中で左
方向に作用する垂力はスラストベアリング24に
よつて支持されるようにしてある。スラストベア
リング24は、固定盤12とタイバー20の端部
のねじにねじ込んだナツト26との間に配置され
ている。なお、ナツト26はロツクナツト28に
よつて緩み止めされている。タイバー20の他方
の端部は、エンドハウジング14に対してベアリ
ング30によつて回転可能に支持されている。ベ
アリング30は、金具32によつてエンドハウジ
ング14に対して保持されている。タイバー20
の外周にはボールねじ機構のおねじ34が形成さ
れている。各おねじ34にはボールねじ機構を構
成するめねじを有するナツト部材36がかみ合わ
せてある。4個のナツト部材36は可動盤38に
固着されている。可動盤38はタイバー20の通
過を許す穴38aを有しており、おねじ34が回
転することによりタイバー20の軸方向へ移動可
能としてある。この可動盤38に可動型40が取
り付けられ、一方固定盤12には固定型42が取
り付けられる。可動型40には、ガイド70によ
つて支持されて軸方向に移動可能なエジエクタプ
レート72が設けられており、このエジエクタプ
レート72にエジエクタピン74が取り付けられ
ている。可動盤38の中央部には貫通する穴76
が設けられている。エンドハウジング14の固定
盤12とは反対側の面の中央部に型締用電動機4
4が取り付けられている。型締用電動機44はパ
ルス発生器50を備えている。型締用電動機44
の回転力は駆動歯車52及びこれとかみ合う4個
の従動歯車54を介してタイバー20へ伝達され
るようにしてある。エンドハウジング14の型締
用電動機44が設けられた側の面とは反対側の面
の中央部にハウジング78が取り付けられてお
り、このハウジング78の内径部にベアリング8
0を介してナツト82が回転可能に支持されてい
る。ナツト82はねじ棒84の外周のおねじとか
み合つている。ねじ棒84はエンドハウジングに
すべりキー86によつて連結されている。すなわ
ち、ねじ棒84は軸方向には移動することができ
るが回転することはできないようにしてある。
グ14がそれぞれボルト16及びボルト18によ
つて固定されている。固定盤12とエンドハウジ
ング14とは所定の間隔をおいて互いに対面する
ように平行に配置されている。固定盤12及びエ
ンドハウジング14に対して4本のタイバー20
が回転可能に支持されている。タイバー20は固
定盤12に対してベアリング22によつて回転可
能に支持され、またタイバー20に第1図中で左
方向に作用する垂力はスラストベアリング24に
よつて支持されるようにしてある。スラストベア
リング24は、固定盤12とタイバー20の端部
のねじにねじ込んだナツト26との間に配置され
ている。なお、ナツト26はロツクナツト28に
よつて緩み止めされている。タイバー20の他方
の端部は、エンドハウジング14に対してベアリ
ング30によつて回転可能に支持されている。ベ
アリング30は、金具32によつてエンドハウジ
ング14に対して保持されている。タイバー20
の外周にはボールねじ機構のおねじ34が形成さ
れている。各おねじ34にはボールねじ機構を構
成するめねじを有するナツト部材36がかみ合わ
せてある。4個のナツト部材36は可動盤38に
固着されている。可動盤38はタイバー20の通
過を許す穴38aを有しており、おねじ34が回
転することによりタイバー20の軸方向へ移動可
能としてある。この可動盤38に可動型40が取
り付けられ、一方固定盤12には固定型42が取
り付けられる。可動型40には、ガイド70によ
つて支持されて軸方向に移動可能なエジエクタプ
レート72が設けられており、このエジエクタプ
レート72にエジエクタピン74が取り付けられ
ている。可動盤38の中央部には貫通する穴76
が設けられている。エンドハウジング14の固定
盤12とは反対側の面の中央部に型締用電動機4
4が取り付けられている。型締用電動機44はパ
ルス発生器50を備えている。型締用電動機44
の回転力は駆動歯車52及びこれとかみ合う4個
の従動歯車54を介してタイバー20へ伝達され
るようにしてある。エンドハウジング14の型締
用電動機44が設けられた側の面とは反対側の面
の中央部にハウジング78が取り付けられてお
り、このハウジング78の内径部にベアリング8
0を介してナツト82が回転可能に支持されてい
る。ナツト82はねじ棒84の外周のおねじとか
み合つている。ねじ棒84はエンドハウジングに
すべりキー86によつて連結されている。すなわ
ち、ねじ棒84は軸方向には移動することができ
るが回転することはできないようにしてある。
ナツト82には歯車88が固定されており、こ
の歯車88はエンドハウジング14に取り付けら
れた位置決め用電動機90によつて駆動される歯
車92とかみ合つている。位置決め用電動機90
はパルス発生器93及び電磁ブレーキ94を備え
ている。型締用電動機44は第3図に示す型締制
御装置100によつて制御される。型締制御装置
100は、型開速度設定器102、比較演算器1
04、型開位置設定器106、比較演算器108
及びドライバー110を有している。また、位置
決め用電動機90は第4図に示す突出し位置制御
装置112によつて制御される。突出し位置制御
装置112は、突出し位置設定器114、比較演
算器116及びドライバー118を有している。
の歯車88はエンドハウジング14に取り付けら
れた位置決め用電動機90によつて駆動される歯
車92とかみ合つている。位置決め用電動機90
はパルス発生器93及び電磁ブレーキ94を備え
ている。型締用電動機44は第3図に示す型締制
御装置100によつて制御される。型締制御装置
100は、型開速度設定器102、比較演算器1
04、型開位置設定器106、比較演算器108
及びドライバー110を有している。また、位置
決め用電動機90は第4図に示す突出し位置制御
装置112によつて制御される。突出し位置制御
装置112は、突出し位置設定器114、比較演
算器116及びドライバー118を有している。
次にこの実施例の作用について説明する。ま
ず、成形開始前に突出し位置設定器114にねじ
棒84の停止位置を設定する。比較演算器116
は、位置決め用電動機90のパルス発生器93か
らの信号と、突出し位置設定器114に設定され
た設定値とを比較し、ドライバー118に所定の
信号を出力する。ドライバー118からの信号に
より、位置決め用電動機90が作動し、歯車92
及び歯車88を介してナツト82を回転させ、こ
れによりねじ棒84を軸方向に移動させ、所定の
軸方向位置に電磁ブレーキ94によつて停止させ
る。また、型開速設定器102及び型開位置設定
器106にそれぞれ所定の型開速度及び型開位置
をあらかじめ設定しておく。この状態で成形が開
始される。すなわち、可動盤38が固定盤12方
向へ前進し型締が行なわれ、図示してない射出ノ
ズルから溶融樹脂が射出される。第1図には射出
完了後の状態を示してある。冷却後、型開きが行
なわれる。すなわち、型締用電動機44を作動さ
せて駆動歯車52を所定方向に回転させると、こ
れとかみ合う4個の従動歯車54が同期した状態
で回転する。このため、タイバー20のおねじ3
4とかみ合うナツト部材36の作用により、可動
盤38は第1図中で左方向へ移動する。このとき
の移動速度は、パルス発生器50、比較演算器1
04及びドライバー110の作用により、型開速
度設定器102に設定されている型開速度となる
ように制御される。可動盤38のエンドハウジン
グ14側への移動に伴ない、ねじ棒84の先端は
可動盤38の穴76を通過し、可動盤38が所定
位置まできたときにねじ棒84の先端は、第2図
に示すように、エジエクタプレート72と接触す
る。可動盤38が更に移動すると、エジエクタプ
レート72は第2図中で右方向へ移動し、エジエ
クタプレート72と一体のエジエクタピン74が
成形品を可動型40から突出す。突出しが終つた
時点で可動盤38が停止する。この停止位置は型
開位置設定器106に設定されている型開位置で
あり、パルス発生器50、比較演算器108及び
ドライバー110の作用により設定位置に停止さ
れる。エジエクタピン74の突出しストローク
は、可動盤38の型開位置とねじ棒84の設定位
置との相対位置関係によつて決定されることにな
る。また、突出し速度は可動盤38の型開速度に
よつて決定される。上記のようにして型開きが完
了し、成形品の突出しが終ると、次回の成形のた
めに可動盤38が再び固定盤12方向へ移動を開
始する。以下、上述の場合と同様のサイクルを繰
り返す。
ず、成形開始前に突出し位置設定器114にねじ
棒84の停止位置を設定する。比較演算器116
は、位置決め用電動機90のパルス発生器93か
らの信号と、突出し位置設定器114に設定され
た設定値とを比較し、ドライバー118に所定の
信号を出力する。ドライバー118からの信号に
より、位置決め用電動機90が作動し、歯車92
及び歯車88を介してナツト82を回転させ、こ
れによりねじ棒84を軸方向に移動させ、所定の
軸方向位置に電磁ブレーキ94によつて停止させ
る。また、型開速設定器102及び型開位置設定
器106にそれぞれ所定の型開速度及び型開位置
をあらかじめ設定しておく。この状態で成形が開
始される。すなわち、可動盤38が固定盤12方
向へ前進し型締が行なわれ、図示してない射出ノ
ズルから溶融樹脂が射出される。第1図には射出
完了後の状態を示してある。冷却後、型開きが行
なわれる。すなわち、型締用電動機44を作動さ
せて駆動歯車52を所定方向に回転させると、こ
れとかみ合う4個の従動歯車54が同期した状態
で回転する。このため、タイバー20のおねじ3
4とかみ合うナツト部材36の作用により、可動
盤38は第1図中で左方向へ移動する。このとき
の移動速度は、パルス発生器50、比較演算器1
04及びドライバー110の作用により、型開速
度設定器102に設定されている型開速度となる
ように制御される。可動盤38のエンドハウジン
グ14側への移動に伴ない、ねじ棒84の先端は
可動盤38の穴76を通過し、可動盤38が所定
位置まできたときにねじ棒84の先端は、第2図
に示すように、エジエクタプレート72と接触す
る。可動盤38が更に移動すると、エジエクタプ
レート72は第2図中で右方向へ移動し、エジエ
クタプレート72と一体のエジエクタピン74が
成形品を可動型40から突出す。突出しが終つた
時点で可動盤38が停止する。この停止位置は型
開位置設定器106に設定されている型開位置で
あり、パルス発生器50、比較演算器108及び
ドライバー110の作用により設定位置に停止さ
れる。エジエクタピン74の突出しストローク
は、可動盤38の型開位置とねじ棒84の設定位
置との相対位置関係によつて決定されることにな
る。また、突出し速度は可動盤38の型開速度に
よつて決定される。上記のようにして型開きが完
了し、成形品の突出しが終ると、次回の成形のた
めに可動盤38が再び固定盤12方向へ移動を開
始する。以下、上述の場合と同様のサイクルを繰
り返す。
この射出成形機の成形品突出し装置は、上述の
ように型締用電動機44を用いて型締動作を行な
い、また成形品の突出し開始位置の設定は位置決
め用電動機90を用いて行なわれ(突出しストロ
ーク及び突出し速度は型締用電動機44によつて
制御される)、油圧機器を用いていないので、シ
ール部材等の損耗、油漏れ等の不具合は発生せ
ず、すべての制御を遠隔操作によつて容易に所望
どおり制御することが可能である。
ように型締用電動機44を用いて型締動作を行な
い、また成形品の突出し開始位置の設定は位置決
め用電動機90を用いて行なわれ(突出しストロ
ーク及び突出し速度は型締用電動機44によつて
制御される)、油圧機器を用いていないので、シ
ール部材等の損耗、油漏れ等の不具合は発生せ
ず、すべての制御を遠隔操作によつて容易に所望
どおり制御することが可能である。
(ト) 考案の効果
以上説明してきたように、本考案によると、可
動盤の型開き動作を利用して成形品の突出しを行
わせる形式の成形品突出し装置の場合に、突出し
用の棒の軸方向位置を電動機によつて調整可能と
したので、成形品突出し装置の遠隔操作が可能と
なり、操作性が大幅に向上する。また、電動機は
突出し用の棒の位置の調整を行うだけの容量を有
するものであればよく、突出し棒自体を電動機に
よつて直接駆動して成形品の突出しを行う方式の
ものと比較して電動機及びこれの回転を直進運動
に変換する機構は小型のものですむ。
動盤の型開き動作を利用して成形品の突出しを行
わせる形式の成形品突出し装置の場合に、突出し
用の棒の軸方向位置を電動機によつて調整可能と
したので、成形品突出し装置の遠隔操作が可能と
なり、操作性が大幅に向上する。また、電動機は
突出し用の棒の位置の調整を行うだけの容量を有
するものであればよく、突出し棒自体を電動機に
よつて直接駆動して成形品の突出しを行う方式の
ものと比較して電動機及びこれの回転を直進運動
に変換する機構は小型のものですむ。
第1図は本考案による成形品突出し装置を有す
る射出成形機の型締状態を示す図、第2図は第1
図に示す射出成形機の型開状態を示す図、第3図
は型締用電動機を制御する型締制御装置のブロツ
ク図、第4図は位置決め用電動機を制御する突出
し位置制御装置のブロツク図である。 10……ベツド、12……固定盤、14……エ
ンドハウジング、20……タイバー、34……お
ねじ、36……ナツト部材、38……可動盤、4
0……可動型、42……固定型、44……型締用
電動機、50……パルス発生器、72……エジエ
クタプレート、74……エジエクタピン、82…
…ナツト、84……ねじ棒、90……位置決め用
電動機、93……パルス発生器、94……電磁ブ
レーキ、100……型締制御装置、112……突
出し位置制御装置。
る射出成形機の型締状態を示す図、第2図は第1
図に示す射出成形機の型開状態を示す図、第3図
は型締用電動機を制御する型締制御装置のブロツ
ク図、第4図は位置決め用電動機を制御する突出
し位置制御装置のブロツク図である。 10……ベツド、12……固定盤、14……エ
ンドハウジング、20……タイバー、34……お
ねじ、36……ナツト部材、38……可動盤、4
0……可動型、42……固定型、44……型締用
電動機、50……パルス発生器、72……エジエ
クタプレート、74……エジエクタピン、82…
…ナツト、84……ねじ棒、90……位置決め用
電動機、93……パルス発生器、94……電磁ブ
レーキ、100……型締制御装置、112……突
出し位置制御装置。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 互いに対面するように固定された固定盤とエン
ドハウジングとの間を移動可能な可動盤をボール
ねじ機構を介して駆動可能な型締用電動機と、型
開速度及び型開位置が設定値どおりとなるように
型締用電動機を制御可能な型締制御装置と、を有
する射出成形機の成形品突出し装置であつて、可
動盤の型開き方向への移動を利用して成形品を突
出す形式のものにおいて、 エンドハウジングに対して軸方向には移動可能
であるが回転はしないように設けられるねじ棒
と、ねじ棒外周のおねじとかみ合うナツトと、ナ
ツトを回転駆動可能な位置決め用電動機と、ねじ
棒の先端が設定された位置となるように位置決め
用電動機を制御可能な突出し位置制御装置と、可
動盤がエンドハウジング側へ移動したとき可動盤
の穴を通過したねじ棒の先端と接触するように設
けられるエジエクタプレートと、エジエクタプレ
ートに取り付けられたエジエクタピンと、を有す
ることを特徴とする射出成形機の成形品突出し装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1984145744U JPH0235470Y2 (ja) | 1984-09-28 | 1984-09-28 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1984145744U JPH0235470Y2 (ja) | 1984-09-28 | 1984-09-28 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6162012U JPS6162012U (ja) | 1986-04-26 |
JPH0235470Y2 true JPH0235470Y2 (ja) | 1990-09-26 |
Family
ID=30704001
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1984145744U Expired JPH0235470Y2 (ja) | 1984-09-28 | 1984-09-28 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0235470Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS63182121A (ja) * | 1987-01-24 | 1988-07-27 | Fanuc Ltd | エジエクタの制御方式 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5924311B2 (ja) * | 1973-07-05 | 1984-06-08 | ユニバ−サル オイル プロダクツ カンパニ− | 多数の内部的隆起部を有する熱転移管 |
JPS6110423A (ja) * | 1984-06-26 | 1986-01-17 | Fanuc Ltd | 射出成形機におけるエジェクタ−機構 |
Family Cites Families (1)
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---|---|---|---|---|
JPS5924311U (ja) * | 1982-08-09 | 1984-02-15 | 日精樹脂工業株式会社 | 成形品突出し機構を有する型締装置 |
-
1984
- 1984-09-28 JP JP1984145744U patent/JPH0235470Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5924311B2 (ja) * | 1973-07-05 | 1984-06-08 | ユニバ−サル オイル プロダクツ カンパニ− | 多数の内部的隆起部を有する熱転移管 |
JPS6110423A (ja) * | 1984-06-26 | 1986-01-17 | Fanuc Ltd | 射出成形機におけるエジェクタ−機構 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6162012U (ja) | 1986-04-26 |
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